タマホーム500万円の家の間取りがヤバい!?税込550万円の家の真相をプロが解説

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販売終了:タマホーム500万円の家の間取りは存在しない

結論から先にお伝えすると現在、タマホームの「大安心の家5シリーズ」は販売終了しているため、500万円の家の間取りは存在しません。

大安心の家5シリーズとは、500万円台から新築一戸建てが建てられるというタマホームで行われたキャンペーンです。

注文住宅とは異なり、規格住宅としてあらかじめ決まったプランから間取りを選ぶことで安さを実現しています。

ただし、500万円は厳しくてもタマホームは大手ハウスメーカーの中でも地域工務店と変わらない価格でローコスト住宅を建てることが可能です。

今回は、タマホームの500万円の家の真相、そしてタマホームで1番家を安く建てる方法を解説していきます。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。

それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。

家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。

「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでしまった)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。



はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。

もっと安くてもっと条件良く高品質の住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては1,000万円以上の大きな損をしてしまうことになるのです。

マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい

「情報収集しすぎ」と家族や友人に言われるくらいで丁度良いのです。

とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いでしょう。

そんな背景もあり、昨今では、条件にあった住宅メーカーにまとめて資料請求を依頼できる「一括カタログサイト」が増えていますが、中でもおすすめなのが大手が運営する下記の3サイトです。

①SUUMO

不動産最大手ポータルサイトSUUMOが運営。独自のネットワークを活かし全国の地域に特化した工務店の資料を取り寄せることが出来る。坪単価も安く高品質な工務店が多いのが特徴。

②HOME4U家づくりのとびら

信頼の「NTTデータグループ」が運営。全国で厳選されたハウスメーカーを中心にカタログ請求できる。自分たちだけの家づくりプランも完全無料で作ってくれるのは非常に大きなメリット。1度は必ず利用したい。

③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業「LIFULL」が運営。SUUMOと2強の大手不動産ポータルサイトだけあり、厳しい審査を通過した住宅メーカーのみが加盟。特にローコスト住宅に強く、ローコスト住宅も検討したい方におすすめ。

この3サイトはどれも、日本を代表する大手企業が運営しているため審査が非常に厳しく悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避ける事ができます。

また、カタログを取り寄せたからといって無理な営業もなく気軽に利用でき非常にメリットが大きいサービスです。

3サイトの中でどれか1つ使うなら、

MEMO
工務店をメインに探したい方は・・・SUUMO

ハウスメーカーにこだわりたい方は・・・家づくりのとびら

ローコスト住宅をメインで考えている方は・・・LIFULL HOME’S
を使っておけば間違いないでしょう。

また、より慎重に絶対に失敗したくない方は絶対に工務店、絶対にハウスメーカーと決めつけずに1社でも多くの会社から資料を取り寄せてしまいうのがおすすめです。

「ハウスメーカーで考えていたけど、工務店の方が理想な家づくりが出来るし高品質だった」

「工務店で考えていたけど、意外と安く建てられる思いもよらないハウスメーカーと出会えた」

このような事は非常に多くあります。

また、なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。

後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。

MEMO
SUUMO・・・工務店のカタログ中心
家づくりのとびら・・・ハウスメーカーのカタログ中心
LIFULL HOME’S・・・ローコスト住宅のカタログ中心

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それでは解説をしていきます。

タマホーム500万円の家の間取りの真相は【大安心の家5シリーズ】

タマホーム500万円の気になる家の間取りは、平屋か2階建ての1LDK〜3LDKとコンパクトな仕様になっていました。

また、「大安心の家5シリーズ」の500万円という金額はあくまでも本体価格であり、付帯工事費や諸費用をあわせると900万円ほどかかっていたようです。

900万円でも十分安いですが、「500万円で家を建てられる」と期待している方にとっては、親切なキャンペーンではありませんでした。

今はタマホームで500万円台で家を建てるのは不可能なのか

大安心の家5シリーズは販売終了していますが、「シフクノいえ」であれば低価格で家を建てられます。

大安心の家5シリーズ同様に、規格住宅です。

ここでは、シフクノいえの間取りや特徴を紹介するとともに、他の商品についても解説します。

タマホームで安い家を建てるなら【シフクノいえ】間取りや特徴を解説

シフクノいえは、期間限定・棟数限定で20代を中心に訴求している商品です。

最新商品は「シフクノいえ25」であり、販売価格は900万円台〜(税込)となります。

シフクノいえ25は、2023年1月~3月末までの期間中に新規で契約した方限定ですが、これまでもシフクノいえシリーズは販売期間・棟数限定で販売されており、近いうちに次のシリーズが販売されると予想されます。

シフクノいえの間取りは、シフクノいえ25をもとに紹介します。

※出典:シフクノいえ25

単身者から夫婦2人暮らしに向いているコンパクトな間取りから、家族4人暮らしにも向いている4LDKまでの間取りが用意されています。

シフクノいえ25ではさまざまなライフスタイルに応えられるように、102プランも間取りが用意されており、生活しやすい動線が組まれているのが特徴です。

タマホームの平屋は安くても間取りの選択肢が多い

タマホームでは、安く建てられる「シフクノいえ」の平屋から、坪単価50〜70万円のビルトインガレージ付き平屋「GALLERIART」(以下、ガレリアート)まで、幅広い価格帯の商品が揃っています。

シフクノいえでは平屋や2階建てなども建てられますが、ガレリアートは「平屋タイプ」の自由設計が特徴です。

そのため、顧客のライフスタイルなどをヒアリングし、それに見合った間取りを提供してくれます。

以下は、タマホームの平屋「ガレリアート」の外観と間取りです。

※出典:タマホーム公式サイト

上記の間取りは2LDKになっており、屋根付き駐車場まで備わっています。

ウッドデッキはBBQやホームパーティを楽しんだり、ガーデニングやDIYコーナーにしたりすることが可能です。

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間取りの選択肢が少なくてもOKならタマホーム木麗の家

間取りの選択肢は少ないですが、「木麗の家」も低価格で家を建てられるタマホームの商品です。

木麗の家の坪単価は35〜45万円程度であり、ローコストハウスメーカーで有名なタマホーム商品の中でも特に安くなっています。

また、自由設計のためこだわりを反映することができ、使用される建材や接着剤はすべて健康素材を採用しているため、シックスハウス症候群から家族を守ることが可能です。

以下は、タマホームの「木麗の家」の間取りと外観の例です。

※出典:タマホーム

木麗の家は自由設計のため、希望条件を反映させることが可能です。

タマホームの他の商品ならこのような間取りが出来る

タマホームの他商品の中で安さを追求する場合は、「木望の家」もおすすめです。

2世帯住宅や店舗併用の住まいといったさまざまな使い方に対応でき、空間の有効活用ができる3階建て住宅になっています。

坪単価は30万円台~になっていますが、自由設計の注文住宅のため価格に差が開きます。

以下は、タマホームの「木望の家」の間取りと外観の例です。

※出典:タマホーム

2世帯住宅の場合、ライフスタイルにあわせて「共有型」か「完全分離」か、寝室のみを分離する「融合型」を選択できます。

また、1階部分にビルトインガレージを設置することもでき、プランの自由度が高いのが特徴です。

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他のメーカーなら500万円台で間取りも自由に家を建てられる?

タマホーム以外のローコストハウスメーカーであれば、500万円台で間取りも自由に家を建てられるのでしょうか。ここでは、他のメーカーの商品を紹介します。

過去にはアイダ設計555万円の家という商品もあった

アイダ設計の555万円の家は、2011年頃からアイダ設計が販売していた商品で2023年現在はありません。

555万円の家は本体工事費のみの価格であるため、付帯工事費と諸費用をあわせると800~900万円になります。

つまり、タマホームの「大安心の家5シリーズ」と同様に、実際には555万円で家を建てられません。

また、間取りは1LDKが多く、単身者や夫婦2人暮らし向けでした。

規格住宅であったため個性を反映した家を建てたい方には不向きですが、そのぶん低価格で提供されていた住宅です。

小さい平屋なら500万円で建つのか?どんな間取り?

「超ローコスト住宅であれば500万円台で平屋を建てられる」と謳っているハウスメーカーもありますが、実際には本体価格が500万円台であり、付帯工事費や諸費用を含めていないケースがほとんどです。

そもそも500万円台の新築住宅を提供しているハウスメーカーや工務店は極めて少ないため、インターネット上で探したとしても全国対応していないと考えられます。

また、500万円台で建てる場合の間取りは1LDKが主流であり、自由な家づくりは期待できないでしょう。

プレハブ住宅なら500万円で建てられる?

プレハブ住宅とは、工場で作った部品を組み立ててつくる住宅のことです。

結論からお伝えすると、本体価格のみ500万円台で建てることは可能ですが、付帯工事費や諸費用を追加すると500万円台では建てられません。

通常の住宅であれば部品の加工から現場で行いますが、プレハブ住宅では工場で製造するため、品質が安定し、コストを抑えられるのが特徴です。

しかし、工場であらかじめつくられた素材・形状の部品を組み立てるため、デザインや設計を自由にカスタマイズできません。

3Dプリンタなら500万円の家は可能か?

近年、技術の発達によって3Dプリンタによる住宅建築が可能な時代となってきました。

セレンディクスが発売する「フジツボモデル」は1LDKの平屋住宅が500万円で販売されるとあってニュースにもなり、今後も注目度が上がっていく技術です。

この3Dプリンタ住宅は24時間程度で作ることが可能なので工期が短いこともメリット。

まだまだ販売している会社は限られており一般的ではないですが、今後人手不足問題に悩む建設業界の光となって需要が増えるのではないかと言われています。

今すぐに3Dプリンタ住宅で500万円の家を建てるのは難しそうですが、さらに普及していけば将来的には誰でも建てることが可能になるのではないでしょうか?

日本一安い新築はいくらで建てられる?

ワンルームのロッジ風住宅であれば300万円程度で建てられる住宅もあります。

必要最低限の水回りが付いているシンプルな設計なので、離れやワークスペースなどでの活用が期待される建物です。

また、さらに安く建てたいという場合は「セルフビルド」という方法もあります。

ログハウスのキットを購入して自分で組み立てていけば、100万円以下で建築自体は可能です。

実際にはその他に水道の引き込み工事などの諸費用が掛かってきます。

そもそも土地ありでも新築で500万円の家は現実的に厳しい

土地をすでに所有していたとしても、新築で500万円の家を建てることは現実的に厳しいです。

なぜなら、500万円台の新築を提供するハウスメーカーや工務店は少ないですし、インターネット上で見つかったとしても全国対応していないケースが多いからです。

また、500万円台で建てられるとしても付帯工事費や諸費用を含めると800~900万円かかるというケースもあります。

仮に500万円で家を建てられたとしても、外装や内装、設備のグレードなどは低いため、入居後のメンテナンス費用がかかるでしょう。

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少ない予算でも出来る限り間取りを自由に決める方法

少ない予算で家を建てる場合は、自由設計ができる注文住宅ではなく、あらかじめ決まった間取りや仕様から選ぶ規格住宅が多いです。

自由に自分で決めたい場合は、ローコストハウスメーカーの商品のうち、自由設計の注文住宅を選ぶといいでしょう。

タマホームであれば木麗の家や木望の家が、比較的コストを抑えて自由に間取りを決められる注文住宅です。

安いけど500万円台は難しい!諸費用も考慮してハウスメーカーを選ぼう

500万円台から新築一戸建てが建てられるタマホームの「大安心の家5シリーズ」は、実際には付帯工事費や諸費用をあわせると800〜900万円かかっていることが分かりました。

また、アイダ設計の555万円の家という商品も同様の仕組みでした。

以上のことから、500万円で家を建てることは難しいといえます。

また、500万円台で建てられる家は、単身者や夫婦2人暮らし向けの1LDKが主流であり、ファミリー層が購入するには間取りが足りません。

現在タマホームで安いとされる商品は「シフクノいえ」シリーズです。

本体価格以外にかかっている諸費用も考慮しながら、自分にあったハウスメーカーを選びましょう。

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監修者
株式会社了
代表取締役_中西諒太

アパレル販売員をしながら独学で宅建士を取得。
賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務を経て独立、株式会社了を設立。
現在は、不動産賃貸業・不動産関連Webメディア運営・監修を手掛けている。
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