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家を決める際に、通勤・通学の時間は非常に気になるポイントです。
通勤・通学をしている人の中には「他の人の通勤・通学時間はどのくらいだろう」と思っている人もいるかもしれません。
今回不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する、株式会社AZWAY(本社:東京都豊島区、代表取締役:井口梓美)は、10代から60代以上までの男女500人を対象に「家と通勤時間」についてアンケートを実施しました。
もくじ
調査概要
調査対象:10代から60代以上までの男女
調査期間:2023年4月6日〜9日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性 255人/男性 245人)
回答者の年齢:10代1%、20代14.6%、30代29%、40代32.8%、50代16.6%、60代以上6%
調査結果サマリー
・「賃貸」と「持ち家」では通勤時間に大差なし
・理想の通勤時間は「30分未満」が1位
・10万円以上支払いが安くなっても「片道2時間以上の通勤・通学はNGな人が3割超え」
「賃貸」と「持ち家」では通勤時間に大差なし
10代から60代以上までの男女500人に「通勤・通学にかかる時間」について聞いたところ、1位が「30分未満(210人)」、2位が「10分未満(87人)」、3位が「45分未満(78人)」という結果になりました。
通勤・通学の方法は「電車」「車」「徒歩」など人によって異なりますが、大半の人が1時間以内の通勤・通学時間であることがわかります。
またこの結果は「賃貸」と「持ち家」、どちらの住居形態でも同様の順位になっており、住居形態によって通勤時間に差がないこともわかりました。
理想の通勤時間は「30分未満」が1位
続いて「理想の通勤時間」について聞いたところ、1位が「30分未満(288人)」、2位が「10分未満(166人)」、3位が「45分未満(24人)」という結果になりました。
結果を見ると、10分未満よりも30分未満の方が多くなっており、単純に通勤・通学時間が短ければ短いほど良いというわけではないことがわかります。
「通勤・通学中の過ごし方」を聞いたところ、通勤・通学時間を利用してSNSや動画、読書や音楽、資格の勉強などをしている人も多く、30分が何かをするのにちょうど良い時間だと考えられていることがわかります。
<通勤・通学中の過ごし方>
スマートフォン
・スマホゲームをしたり動画を見たり家族と電話をしたり副業をしたりしています。(30代女性)
・スマホでニュースのチェック、ポイ活、ゲーム、スーパーのチラシチェック(40代女性)
・スマホでニュースや情報サイトをみたり、SNSのチェック時々読書。(50代女性)
ラジオ
・車通勤なので、ラジオを聴きながら運転している。15分程度。(40代女性)
・ラジオ英会話を聞きながら歩くとちょうどいいので録音したものを聞いています。(40代女性)
・ラジオを聴いたり好きな歌手やグループの音楽を聴くこと。(40代男性)
その他
・だいたい本を読んでいます。仕事で読まなきゃいけない資料があるのでそのうちの1、2冊を常にもっています。(40代男性)
・一日の業務内容を頭の中で考えながら、優先事項などをあらかじめ決めるようにしています。(20代女性)
・資格試験(危険物処理や統計検定等)の参考書を見て勉強。(30代女性)
電車やバスで通勤・通学している人は、スマートフォンでSNSや動画をみたり、音楽を聴いたり、読書をしていることがわかりました。
また通勤・通学時間にスマートフォンを活用してポイ活や副業をしている人もおり、スマートフォンの普及で通勤時間を自分の好きなことに有効活用できるようになったことがわかります。
一方、車やバイク・徒歩で通勤している人はスマートフォンを見ることが難しいため、音楽やラジオ、YouTubeなど耳で聴いて楽しめるものを取り入れていることがわかりました。YouTubeやサブスクなどを活用し、自分の好きなジャンルを楽しんでいる人が多くいるようです。
10万円以上支払いが安くなっても「片道2時間以上の通勤・通学はNGな人が3割超え」
最後に、「片道2時間の通勤・通学時間がかかる家と徒歩10分の同じ家がある場合、毎月の支払いがいくら安ければ2時間の家を選ぶか」について聞いたところ、1位は「10万円以上安くても厳しい(161人)」、2位は「50,000円(100人)」、3位は「30,000円(77人)」という結果になりました。
このことから、多くの人が「2時間の通勤」に対し後ろ向きな意見を持っていることがわかります。実際2番目の質問である「理想の通勤時間」では、「45分以内」以降を選んだ人は極端に少なく、「1時間以上でも構わない」を選んだ人は500人中わずか2人でした。
また「通勤・通学時の楽しみや不満」について聞いてみると、実際に2時間近くかかっている人からは「長時間通勤による疲労がひどい」などの意見が挙がっており、長時間通勤は大変なことがわかります。
<通勤・通学時の楽しみ>
・1人になれる数少ない自由時間なので特に不満はありません。家でできないスマホを使ったことを基本的にしていて楽しいです。(30代女性)
・スマホの機能と便利なアプリが増えたので、やることがたくさんあります。数年前とは比べ物にならないほど快適に通勤できています。(40代男性)
・自分の好きな音楽を聴いて電車に乗るのが通勤の楽しみです。(20代女性)
通勤・通学時の楽しみとしては「自由時間なので好きなことができる」「スマホのおかげで快適になった」「自分の好きな音楽を聴く」などの意見が挙げられていました。通勤・通学時間を家族からも仕事からも離れて過ごせる「自分だけの時間」として捉えている人も多く、スマートフォンの普及でより快適に過ごせるようになっていることがわかります。
<通勤・通学時の不満>
・座れなくて体が痛くなるので、会社についた時点でヘロヘロになっている。(20代男性)
・コロナ禍を、経験しても混雑が一向に解消されないこと。(50代男性)
・電車の中で話し声がうるさい人がいる時は、嫌な気持ちになります。(30代男性)
通勤・通学時の不満については、電車の場合「ラッシュの混雑さ」や「座れないこと」、「迷惑な人がいること」「遅延」などが挙げられています。一方車の場合には、「渋滞がストレス」や「同じ道で飽きる」などの意見が挙がっており、それぞれストレスがかかっていることがわかりました。
まとめ
「賃貸」の人と「持ち家」の人とでは、通勤時間にあまり大きな差がないことがわかりました。「賃貸」の場合、より近いところに住むこともできそうですが、実際には「持ち家」の人とあまり変わらないことがわかります。
また理想の通勤時間は「30分未満」が1位になっており、通勤・通学時間は短ければ短いほど良いというわけでもないということがわかりました。実際、通勤・通学時間を「自分だけの自由時間」と考えている人もおり、ある程度の時間を求めていることがわかります。
一方で、10万円以上毎月の支払いが安くなっても片道2時間以上の通勤・通学はNGな人が3割を超えており、あまりにも長い通勤時間は避けたい人が多いこともわかりました。自由な時間は必要なものの、通勤・通学時間があまりにも長い場合には疲れてしまうという意見も出ています。