タクミホームの評判は?八戸の注文住宅で標準の制震ダンパーと建売価格を確認

タクミホーム株式会社の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

タクミホームは、青森県八戸市に本社を置き、注文住宅と建売住宅に加えて、不動産の仲介や管理まで手がけている会社です。公開されている投稿には、入居してから室内が暖かく結露も出ないという内容がある一方で、内見で見た壁紙やコーキングの仕上がりが気になったという内容もありました。暖かいという記録と、仕上がりが気になるという記録が並ぶと、どこを見て決めればいいのか迷います。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、公開投稿12件を対象にした独自の口コミ調査を行いました。価格、断熱と耐震の仕様、許認可、法人の状態は、公式サイトと国税庁や青森県の公開資料で照合しています。

八戸市の周辺に土地があり、建売と注文住宅を見比べながら決めたい人であれば、候補に入れてよい会社です。建設業許可も宅地建物取引業免許も現在の商号で確認でき、国税庁のデータにも登記記録の閉鎖などの記載はありませんでした。ただし注文住宅の坪単価とUA値、保証の年数は、どれも公開資料では確認できませんでした。見積書と保証書で数字をそろえてから判断してください。

この記事でわかること

  • 公開投稿12件で評価された点と、気になるとされた点
  • 12件の中身が、注文住宅よりも建売の購入と検討に寄っていること
  • 坪単価が公開資料で確認できないなかで、価格を比べる方法
  • 断熱と制震について、公式に部材名まで書かれている標準仕様
  • 宅地建物取引業免許の番号が、公式サイトのなかで2種類載っていること
  • 向いている人と、契約前に書面でそろえるもの
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月21日

  1. タクミホームの評判・口コミを公開投稿12件から確かめる
    1. 営業と打ち合わせに関する投稿
    2. 住まいの暖かさに関する投稿
    3. 内見で見た仕上がりに関する投稿
    4. 価格と住み替えに関する投稿
    5. 間取りと入居後の対応に関する投稿
  2. 公開投稿12件の内訳をどう読むか
  3. タクミホームで契約する相手はどこか
  4. 注文住宅を建ててもらえる地域は、どこまで確認できるか
  5. 建売の価格は分かるが、注文住宅の坪単価は確認できなかった
  6. 断熱と換気、暖房のエネルギーは仕様で示されている
  7. 耐震は制震ダンパーが標準。等級と構造計算は確認できなかった
  8. アフターサービスは方針だけで、年数と点検時期は分からない
  9. 「年間100戸以上」と「青森県第1位」は自己申告として読む
  10. タクミホームを検討するメリット
  11. 契約前に知っておきたい注意点
    1. 注文住宅の価格情報を公開資料で確認できない
    2. 断熱と耐震の数値が確認できない
    3. 保証とアフターサービスの条件を確認できなかった
  12. タクミホームが向いている人
  13. 契約前に確認しておきたいこと
  14. タクミホームのよくある質問
    1. タクミホームの評判は良いですか?
    2. タクミホームの坪単価はいくらですか?
    3. タクミホームの家は暖かいですか?
    4. タクミホームの保証は何年ですか?
    5. タクミホームはどの地域で建てられますか?
  15. まとめ

タクミホームの評判・口コミを公開投稿12件から確かめる

話題別でいちばん多かったのは営業・打ち合わせの4件で、住宅性能・住み心地、施工・仕上がり、価格・費用が2件ずつ続きます。傾向は良い5件、気になる4件、どちらとも言えない3件で、良い側と気になる側の件数はほぼ並んでいます。

12件は人数ではなく、投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではなく、公開されている投稿を編集部が1件ずつ読んで分けました。無作為抽出でも全件調査でもないので、割合や多数派を示すことはできません。媒体名と投稿者名は書かず、口コミサイト、掲示板・Q&Aサイトという総称で扱います。価格や仕様の数値は投稿ではなく、公式サイトと公的資料から取りました。

口コミには、書かれ方の偏りもあります。強く困ったことほど文章に残りやすく、満足して暮らしている人にはわざわざ書き込む理由がありません。件数の多い少ないは、会社の良し悪しをそのまま映した数字ではないということです。とはいえ偏りがあるからといって、一件ごとの困りごとが軽くなるわけでもありません。

公開投稿12件の内訳。媒体別は口コミサイト2件、掲示板Q&A10件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い5件、気になる4件、中立3件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
公開投稿12件の話題別件数。住宅性能・住み心地2件、設計・間取り1件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ4件、施工・仕上がり2件、価格・費用2件、アフターサービス1件、その他0件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。

気になるとした4件は、営業・打ち合わせ、設計・間取り、施工・仕上がり、価格・費用に1件ずつ散らばっています。

話題 件数 良い 気になる 中立
営業・打ち合わせ 4件 2件 1件 1件
住宅性能・住み心地 2件 2件 0件 0件
施工・仕上がり 2件 0件 1件 1件
価格・費用 2件 1件 1件 0件
設計・間取り 1件 0件 1件 0件
アフターサービス 1件 0件 0件 1件
デザイン・商品 0件 0件 0件 0件
その他 0件 0件 0件 0件

営業と打ち合わせに関する投稿

件数がいちばん多いのが営業と打ち合わせで、中身は間取りの相談よりも、物件を探す段階や引き渡しまでの段取りについての記録でした。良い側には、離れた場所からの部屋探しでも要望を丁寧に聞き取り、条件に合う物件を出してもらえたという投稿があります。住宅ローンの融資から引き渡し、新宅祭の段取りまで営業担当に任せられたという記録もありました。

気になる側は、交渉を進めていた物件について、品質への不安から検討をやめたという投稿です。どちらとも言えない側には、建売を買ったときに社長本人からの説明や面会はなかったという記録が残っていました。いずれも1件ずつの体験で、担当者や物件によって受け取り方は変わります。誰が説明に立つのかが気になるなら、最初の面談で聞いておきましょう。

住まいの暖かさに関する投稿

住宅性能・住み心地の2件は、どちらも良い評価でした。建売に入居して暖かさと使い勝手、支払いの条件に満足したという投稿と、入居後の室内が暖かく結露も出ていないという投稿です。

ただし2件とも2017年から2018年にかけての投稿で、いま販売されている住宅と同じ仕様とは限りません。暖かいという体感は、前に住んでいた家との比較でも変わります。断熱の数値は投稿ではなく、公式の仕様と自分のプランの計算書で確かめてください。

内見で見た仕上がりに関する投稿

施工・仕上がりの2件は、どちらも内見したときの記録です。壁紙やシール、建具の金物など複数の箇所の仕上げが気になったという投稿と、外壁はきれいに納まっている一方でコーキングが気になったという投稿がありました。

2件とも見学時点で目に入った範囲の話で、引き渡しまでに手直しされたかは分かりません。完成した建売を見るときは、気づいた箇所をどこまで引き渡し前に直してもらえるのか、担当者に確認しておきましょう。

価格と住み替えに関する投稿

価格・費用の2件は、良いが1件、気になるが1件です。良い側は、前に住んでいた家を下取りに出し、支払いの時期も調整してもらえたので、引越しが一回で済んだという記録です。

気になる側は、価格を優先して選んだ結果、外観が周りと似たものになったこと、将来の交通の便まで見ていなかったことを後悔したという投稿でした。どちらもこの会社で家を買った人の記録で、価格をどこまで優先するかという選び方の話でもあります。土地の条件は分譲地ごとに違うので、通勤や買い物の道のりも確かめてください。

間取りと入居後の対応に関する投稿

残る2件は、設計・間取りとアフターサービスが1件ずつです。設計・間取りは、建売を検討したものの、直線階段が急に感じられて購入を見送ったという投稿でした。

アフターサービスの1件は、家賃と住まいの環境には満足しているが、害虫への対応が進まないという内容です。これは賃貸物件についての投稿で、注文住宅の保証やアフターサービスの話ではありません。この会社は不動産の管理も行っているため、投稿にはこうした内容も混ざります。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

公開投稿12件の内訳をどう読むか

12件は、会社を判断する材料としては少ない数です。投稿ごとのURLと本文の両方を確認できたのが、この12件でした。数が少ないこと自体は、評判の良し悪しを表すものではありません。

媒体の内訳は、掲示板・Q&Aサイトが10件、口コミサイトが2件です。SNS、個人ブログ、動画のコメントは0件でした。会社名や所在地、公式ドメインを組み合わせて探しましたが、ログインなしで本文を読めて投稿ごとのURLが残っているものは見つかりませんでした。

書いた人の立場は、施主・入居者が8件、契約や打ち合わせを検討している人が2件、見学した人が2件です。ただし施主・入居者の8件には、建売を買った人と賃貸に住んでいる人が含まれます。注文住宅を一から建てた過程をたどれる記録は、この12件のなかでは限られています。

数に入れなかった候補は37件でした。第三者による転載やまとめ記事、公式サイトへの掲載、広告の施工例、社員による職場の口コミ、同じ社名の別法人に関する投稿などです。投稿ではない企業データベースや公式アカウントのページ、本文が見当たらなかったものも、この37件に含まれます。タクミホームという社名の会社は各地にあるため、所在地と公式ドメイン、法人番号が一致するものだけを数えています。

投稿の時期は2017年から2026年まで広がっています。古い投稿はその当時の仕様や担当者についての記録で、いまと同じとは限りません。

タクミホームで契約する相手はどこか

公式サイトで住宅の設計・施工・販売を掲げているのは、タクミホーム株式会社です。国税庁の法人番号公表サイトの2026年7月31日時点のデータでは、本店が青森県八戸市城下3丁目1番5号で、登記記録の閉鎖などの記載はありませんでした。

項目 公開資料で確認できた内容
商号 タクミホーム株式会社
法人番号 3420001006091
登記上の本店 青森県八戸市城下3丁目1番5号
本社 〒031-0072 青森県八戸市城下3丁目1-5
代表者 代表取締役 木村昌義
設立 1985年2月27日
創業 1968年6月(前身の株式会社大東企画)
現商号への変更 1995年7月
建設業許可 青森県知事許可 第300592号
宅地建物取引業 国土交通大臣(6)第006020号(会社案内とフッターは(5)第6020号)
二級建築士事務所 青森県知事登録 第2857号
事業内容 住宅の設計・施工・販売、不動産の売買および仲介・管理

建設業許可は青森県知事のものです。青森県の建設業ポータルで2026年6月30日現在の情報を見ると、タクミホーム(株)として、代表者名、住所、郵便番号、電話番号が公式の会社案内と一致していました。土木一式工事、建築一式工事、解体工事は、いずれも特定建設業として掲載されています。

宅地建物取引業の免許は、公式サイトのなかで表記が食い違っています。物件ページの賃貸部門の表示は国土交通大臣(6)第006020号、同じサイトの共通フッターは国土交通大臣免許(5)第6020号です。6020という番号は共通していて法人の同定とも合いますが、いまの回次がどちらなのかは公開資料では確認できませんでした。契約のときに、免許証と店頭の標識で最新の回次を見せてもらってください。

二級建築士事務所の登録は会社案内に載っていますが、現在の登録期と有効かどうかは確認できませんでした。設計の契約に進む段階で、登録の標識か証明書を見せてもらいましょう。

会社案内には、関連会社としてタクミ建設株式会社、株式会社木村屋商店、株式会社木村屋観光が並んでいます。公式サイトでは、このうちタクミ建設株式会社が木造住宅の施工管理や大工の仕事を担うことも書かれていました。商品や地域によって請負契約の名義がどちらの会社になるのかは確認できていません。見積書と請負契約書で、売主と施工者を確かめてください。

注文住宅を建ててもらえる地域は、どこまで確認できるか

公式サイトで分かるのは、公開されている物件が青森、岩手、宮城の3つに区分されていることです。事業所も、八戸市のほかに宮城県多賀城市と岩手県大槌町の3か所にあります。ここから、3県に営業の拠点があることまでは確認できます。

いっぽうで、注文住宅をどの市町村まで請け負うのか、距離による制限や区域外の費用があるのかは、確認した公開資料では分かりませんでした。物件の掲載がある県を、そのまま注文住宅の施工エリアとみなすことはできません。土地の場所が決まっているなら、住所を伝えて対応できるかを先に聞いておきましょう。

建売の価格は分かるが、注文住宅の坪単価は確認できなかった

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。注文住宅の坪単価も、建物の本体価格も、総額の価格帯も、確認した公開資料では見つかりませんでした。金額が示されているのは、公式サイトに載っている建売の個別物件です。

物件 掲載価格 掲載の更新日
ソーラータウン根城ヒルズNo.3 2,584万円 2026年7月5日
ソーラータウン根城ヒルズNo.2 2,730万円 2026年4月29日

これは特定の1棟ずつの価格であって、注文住宅の目安ではありません。土地の広さも建物の大きさも物件ごとに違うので、この2件から全体の価格帯を計算することはできません。

もうひとつ、No.3の物件には太陽光システムが載っていて、物件の価格とは別に月々定額の支払いが発生すると書かれています。その金額、支払う期間、設備が誰のものになるのか、途中でやめるときや撤去するときの条件は、公開資料では確認できませんでした。毎月の支払いが増える話なので、住宅ローンの返済額と合わせて総額で見ておく必要があります。

坪単価は、延床面積の取り方や含まれる工事の範囲によって変わります。比べる指標として当てにしにくいので、公表していないこと自体が不誠実だとは言えません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。

代わりになるのは、総額でそろえた見積書です。本体工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。この費目を並べてもらえば、坪単価がなくても他社と同じ条件で比べられます。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事ですから、一式と書かれた部分の内訳は遠慮なく求めてください。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

断熱と換気、暖房のエネルギーは仕様で示されている

断熱については、数値ではなく部材で説明されています。公式サイトには、シージングボードとグラスウールを使って外側と内側の両方で断熱すること、床にも100mmのスタイロフォームを使うことが書かれています。新築の物件ページには、壁の内部に100mmのグラスウールを入れるとあり、窓はYKKの高断熱窓APWです。

公式に確認できた特徴の図。構造=新築物件ページの構造欄は、構造用集成材と接合金具を用いるクレテック工法を掲載/耐震=注文住宅ページは住友ゴムの制震ダンパー「ミライエ」と「クラソル」を標準採用と記載/耐震/耐力壁=公式ページはダイケンのシージングボードを耐力壁としても採用すると記載/基礎/基礎パッキン=公式ページは城東テクノの基礎パッキンと基礎下の全周換気を掲載/断熱/内外断熱=公式ページはシージングボードとグラスウールによる外側・内側双方の断熱を採用と記載/断熱/床断熱材=公式ページは床断熱に100mmのスタイロフォームを採用と記載/断熱/壁内断熱材=新築物件ページは内部に100mmのグラスウールを使用すると記載。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

換気は、トイレとキッチンに換気扇を付け、各部屋に給気口を設ける方式です。暖房と給湯のエネルギーは、IHが電気、給湯器がガス、FFストーブが灯油と分けられていて、公式サイトは1つのエネルギー源に頼らないための組み合わせだと説明しています。

ここまでは部材と方式の話で、性能の数値は別です。UA値もC値も公開資料には見当たらず、気密測定を全棟で行うのか一部で行うのかも確認できませんでした。断熱等性能等級、BELSや一次エネルギー消費量等級についても、公開資料では見つかりません。ZEHの登録事業者かどうかも分かりませんでした。太陽光が載った物件があることだけでZEH対応とは判断できません。

数値で比べたいときは、自分のプランのUA値の計算書と、引き渡し前の気密測定の実測値をもらえるかを、見積もりの段階で聞いてください。

耐震は制震ダンパーが標準。等級と構造計算は確認できなかった

構造については、新築の物件ページに、構造用集成材と接合金具を使うクレテック工法だと書かれています。注文住宅のページには、住友ゴムの制震ダンパー「ミライエ」と「クラソル」を標準で採用するとあり、ダイケンのシージングボードは断熱材でありながら耐力壁にもなると説明されています。基礎には城東テクノの基礎パッキンを使い、基礎の下を全周で換気する方式です。

制震ダンパーについて、公式ページには90年間メンテナンスをしなくてよく、耐震特性は変わらないという説明があります。これは装置そのものの性能についての説明で、住宅の保証が90年あるという意味ではありません。

いっぽうで、耐震等級と構造計算については確認できませんでした。等級3に対応できるのか、どの計算方法で確かめているのか、全棟で行うのかも公開資料には出ていません。制震ダンパーを標準にしていることと、耐震等級を取ることは別の項目です。等級が必要なら、設計の段階で対応の可否と追加の費用を聞いておきましょう。

アフターサービスは方針だけで、年数と点検時期は分からない

公式サイトには、住んでからのサポートまで一貫して対応するという方針が書かれています。ただし保証の年数、対象になる部位、免責の範囲、延長の条件は記載がありません。定期点検を何年目に何回行うのか、受付の時間、対応できる地域、無償と有償の境目も、確認した公開資料では分かりませんでした。

公開投稿のなかでアフターサービスに分類したのは1件だけで、それも賃貸物件についての内容です。注文住宅を建てたあとの対応を判断する材料としては足りません。

保証は契約書類を見ればはっきりします。保証書と約款、点検の年次表を契約前に出してもらい、対象になる部位と免責の範囲、保証を延ばすときの工事の内容と費用まで確認しておきましょう。

「年間100戸以上」と「青森県第1位」は自己申告として読む

注文住宅のページには、年間100戸以上の住宅を建てているという記載があります。会社自身の説明であって、第三者が集計した数字ではありません。同じページには、2023年のAPW330の絶対窓数で青森県第1位という記載もあります。

この第1位については、表彰の名称、認定した主体、集計の母数、証明になる資料のいずれも確認できませんでした。高断熱窓を使っていること自体は公式サイトで確認できますが、この記載を公的な認定や第三者の表彰として扱うことはできません。

従業員数も、資料によって数字が違います。公式の会社案内は46名、経済産業省のGビズインフォの職場情報は21名、適用事業所の情報は23名です。基準日も数え方も違う数字なので、日付のない会社案内の数字を、そのまま現在の人数として受け取ることはできません。

タクミホームを検討するメリット

公式の情報と公開投稿から、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

  • 商号、法人番号、本店所在地、建設業許可、代表者名を、国税庁と青森県の資料で確認できる
  • 断熱材と窓、制震ダンパー、基礎パッキンが、メーカー名や厚さまで公式サイトに書かれている
  • 注文住宅と建売、土地探しと住宅ローンの手続きまで、同じ窓口で相談できる
  • 建売は個別の価格が公開されていて、完成した実物を見てから判断できる

契約前に知っておきたい注意点

注文住宅の価格情報を公開資料で確認できない

坪単価も本体価格も総額の価格帯も確認できなかったため、予算の上限から候補を絞る使い方はできません。公式で分かるのは建売の個別価格だけで、注文住宅の目安には転用できません。

断熱と耐震の数値が確認できない

部材と方式は公式に書かれていますが、UA値、C値、断熱等性能等級、耐震等級はどれも確認できませんでした。構造計算の方法と、それを全棟で行うのかも分かりません。

保証とアフターサービスの条件を確認できなかった

一貫して対応するという方針は示されていますが、年数、対象部位、免責、点検の時期は記載がありません。書面で確認しないまま進めると、入居後に条件が分からないままになります。

タクミホームが向いている人

向いているのは、八戸市の周辺や、多賀城市と大槌町の事業所の近くに土地があり、建売と注文住宅の両方を見比べたい人です。分譲地の完成物件を実際に歩いて確かめてから、注文で建てるかどうかを決められます。土地探しから住宅ローンの手続きまでまとめて相談したい人にも向いています。

逆に、公開されている価格帯や断熱の数値で候補を絞り込みたい人には向きません。坪単価もUA値も公開資料では確認できないので、比較は問い合わせと見積もりから始まります。等級の取得や気密測定を条件にしているなら、対応できるかどうかを最初に聞いておきましょう。

契約前に確認しておきたいこと

公開資料で確認できなかった項目は、書面でもらえば比べられます。次の6つを契約の前にそろえてください。

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 請負契約書と重要事項説明書の会社名。売主と施工者がどの法人になるのか
  • 宅地建物取引業免許の最新の回次。免許証と店頭の標識で確認する
  • 本体工事から土地代までを並べた総額の見積書と、「一式」と書かれた部分の内訳
  • 自分のプランのUA値の計算書。気密測定を行うかどうかと、実測値の受け取り方
  • 耐震等級を取るのか設計上の対応にとどまるのか。構造計算の方法と追加の費用
  • 保証書と約款、対象部位と免責、定期点検の年次表。延長するときの工事と費用

太陽光システムが載った物件を選ぶ場合は、月額、支払う期間、設備の所有権、途中でやめるときの条件も同じ書面でそろえてください。どこまで書面で出せるかは、会社に聞いてみないと分かりません。口頭の説明だけで先に進めず、出せる書類と出せない書類を分けて確かめておきましょう。

タクミホームのよくある質問

タクミホームの評判は良いですか?

A. 良い内容と気になる内容の両方があります。公開投稿12件の傾向は、良い5件、気になる4件、どちらとも言えない3件でした。良い側は、入居後の暖かさ、部屋探しから引き渡しまでの段取り、住み替えのときの支払い調整です。気になる側は、内見で見た仕上げ、直線階段の急さ、価格を優先した結果への後悔でした。12件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為抽出でも全件調査でもありません。件数だけで決めず、見学と見積もりで確かめてください。

タクミホームの坪単価はいくらですか?

A. 公開資料では確認できませんでした。注文住宅の本体価格も、総額の価格帯も見当たりません。金額が分かるのは公式サイトに載っている建売の個別物件で、八戸市の分譲地の物件が2,584万円と2,730万円でした。これは1棟ずつの価格で、注文住宅の目安ではありません。比べるときは、本体工事から付帯工事、外構、諸費用、土地代までを並べた総額の見積書でそろえてください。

タクミホームの家は暖かいですか?

A. 暖かいという投稿はありますが、数値では確認できませんでした。入居後に室内が暖かいという記録が2件あり、そのうち1件は結露も出ていないと書いています。どちらも2017年から2018年の投稿です。公式サイトには、外側のシージングボードと内側のグラスウール、床の100mmのスタイロフォーム、YKKの高断熱窓APWという部材が書かれています。ただしUA値、C値、断熱等性能等級は、公開資料では確認できませんでした。自分のプランの計算書を出してもらえるか聞いてください。

タクミホームの保証は何年ですか?

A. 公開資料では確認できませんでした。公式サイトには住んでからのサポートまで一貫して対応すると書かれていますが、年数、対象の部位、免責の範囲、延長の条件はいずれも記載がありません。定期点検の時期と回数、受付の時間、対応できる地域も分かりませんでした。制震ダンパーについての90年間メンテナンス不要という説明は装置の性能の話で、住宅の保証年数ではありません。保証書と約款を契約前に見せてもらってください。

タクミホームはどの地域で建てられますか?

A. 公式サイトで分かるのは、公開されている物件が青森、岩手、宮城の3つに区分されていることと、事業所が八戸市、宮城県多賀城市、岩手県大槌町の3か所にあることです。注文住宅をどの市町村まで請け負うのか、距離による制限や区域外の費用があるのかは確認できませんでした。物件の掲載がある県を、そのまま施工エリアとみなすことはできません。土地の住所を伝えて、対応できるかを先に確認してください。

まとめ

公開資料と12件の投稿から確かめられたのは、次の点です。

  • 住宅の設計・施工・販売を掲げているのはタクミホーム株式会社。法人番号と本店所在地が国税庁のデータと一致し、登記記録の閉鎖などの記載はなかった
  • 建設業許可は青森県知事のもので、2026年6月30日現在の県の情報と代表者名や住所、電話番号が一致した
  • 投稿の傾向は良い5件、気になる4件、どちらとも言えない3件。話題は営業・打ち合わせの4件がいちばん多く、中身は建売の購入と検討に寄っていた
  • 公式に金額が出ているのは建売の個別物件で、2,584万円と2,730万円。注文住宅の坪単価と本体価格は公開資料で確認できなかった
  • 断熱はシージングボードとグラスウールの併用、床は100mmのスタイロフォーム、窓はYKKのAPW。制震ダンパーのミライエとクラソルが標準

確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格、総額の価格帯。UA値とC値、気密測定の実施範囲、断熱等性能等級、耐震等級と構造計算の方法。保証の年数と対象部位、免責、点検の時期。注文住宅の対応市町村と区域外の費用、宅地建物取引業免許の最新の回次、太陽光システムの月額と契約条件、商品や地域ごとの請負契約の名義も分かりませんでした。

これらは書面で受け取れば比べられます。総額でそろえた見積書、自分のプランのUA値の計算書、耐震等級の取り方を書いた回答、保証書と約款と点検の年次表。この4つがそろえば、他社と同じ条件で並べられます。確かめるところを確かめたうえで、納得して契約してください。

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