福井県で注文住宅を検討中の方、数あるハウスメーカーの中から本当に信頼できる会社を選ぶのは簡単ではありませんよね。
「クリ英ター永和の坪単価は本当に高いのか?」「北陸の雪国でも冬を快適に過ごせる性能はあるのか?」「20年保証と聞いたけれど延長条件はどうなっているのか?」といった疑問を抱える方は多いでしょう。
インターネット上には情報があふれていますが、本当に知りたいのは「リアルな評価」ではないでしょうか。
福井県鯖江市に本社を構えるクリ英ター永和株式会社は、永和グループの一員として製材から施工までを自社グループ内で完結させる注文住宅会社です。一方で、Rasieが坪88万円から、DANNEが太陽光・蓄電池込みの高性能プランということもあり、「我が家の予算に合うのだろうか」と不安を感じる方も少なくありません。
そんな不安と期待を抱くあなたに、本記事では、FP宅建士不動産会社社長の視点からクリ英ター永和を分析。商品別の坪単価や価格に含まれる範囲、北陸の積雪に対応する構造仕様、断熱・気密の実態、20年保証の延長条件、向いている人と向いていない人の見極め方まで解説します。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。
こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
そこで便利なのが、条件に合った住宅メーカーの資料をまとめて請求できる「一括カタログ請求サイト」です。中でもおすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサービスです。
これらの3サイトはいずれも大手企業が運営しているため、審査基準が厳しく、悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避けられるのが大きなメリットです。
さらに、カタログ請求をしたからといってしつこい営業がなく、気軽に利用できるため、非常に使い勝手の良いサービスです。
どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
低予算で家を建てたい方は・・・LIFULL HOME’S
工務店を中心に比較したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
この記事の監修者
井口 梓美いぐち あずみ
宅地建物取引士|ファイナンシャルプランナー|株式会社AZWAY 代表取締役
大手保険代理店にて資産運用とライフプランニングに従事した後、大手不動産ポータルサイト運営会社でのコンサルティング経験を経て株式会社AZWAYを創業。自社で宅建業免許(東京都知事 第104708号)を取得し、新築一戸建ての仲介から不動産売却、相続相談、空き家活用、リフォームまで住まいに関わる幅広い領域に対応している。保険・不動産・ITの3業界での実務経験をもとに、住宅の購入・売却・資産活用に必要な情報を中立的な立場から発信。全日本不動産協会会員。
クリ英ター永和47人の良い評判と悪い口コミ
クリ英ター永和で実際に家を建てた人の評判は気になりますよね?公式オーナーインタビューや福井エリアの口コミでも複数の声が見られます。
ここではクリ英ター永和の口コミを調査し、まとめてみましたので、家づくりの判断材料としてご活用ください。
良い評判
まず良い口コミから紹介します。

福井市内で平屋を建てました。大雪の日でも玄関を一歩入った瞬間から家中が暖かく、冬場でも素足で過ごせるほどです。北陸の冬の冷え込みは厳しいと覚悟していましたが、リビングから廊下まで温度差をほとんど感じません。北陸で家を建てるならこの暖かさは本当に大事だと実感しました。


依頼先を決めるとき、技術力、デザイン性、コストパフォーマンスの総合力で複数社を比較しました。クリ英ター永和さんは、性能数値も自由設計のセンスも明快な価格表示も揃っていて、総合点で選びました。引渡し後の暮らしも快適で、選んでよかったと家族で話しています。


木の質感が好きで、ヒノキの大黒柱とアウトリビングのある家を希望しました。完成した住まいは外と内の境界が曖昧な開放感があり、季節の風を感じながら暮らせます。木の温かみがしっかり感じられる住まいに仕上がりました。
クリ英ター永和の北陸多雪対応仕様と、ヒノキを活かした意匠提案の組み合わせは、福井県を中心に支持を集めている強みだと現場で感じます。私の経験では、地域に根ざした工務店で「冬の暖かさ」と「木の質感」を両立させているケースは決して多くなく、北陸の気候に最適化された設計力は同社の独自性だと判断します。
なお、同じ福井県内で多雪対応や木造の家づくりに定評がある工務店としては、永和住宅やタキナミが挙げられます。富山県に本社を置く石友ホームも、北陸圏で比較される選択肢の一つです。北陸エリアで複数社を比較することで、より納得のいく選択ができるでしょう。
悪い評判
続いて気になる声を紹介します。

自由設計商品で打合せを進めていましたが、追加したい設備を入れていくうちに見積りが当初予算を大きく超えてしまいました。標準仕様で含まれる範囲と、オプションで別途費用が発生する項目の線引きが、最初の段階ではあまり明確に伝わってこなかったのが反省点です。
商品ごとに価格構造が大きく違うのがクリ英ター永和の特徴です。Rasieは坪88万円からの自由設計、DANNEは太陽光や蓄電池を含む高性能プラン、IROHA.IEは定額制、mysは規格型と、価格帯と仕様の幅が広く設定されています。
私が現場で感じるのは、最初の打合せの段階で「自分はどの商品をベースに進めるのか」を担当者と明確にすり合わせていない場合、後半でオプション追加が積み重なり予算オーバーにつながりやすいということです。資料請求や初回打合せの段階で、各商品の標準仕様、オプション項目、価格に含まれない別途費用を一覧化してもらうと、こうしたミスマッチは大きく減らせます。

規格型のmysは公式ページで耐力壁、窓の種類や大きさ、設備位置の変更不可項目が明記されています。これは規格住宅としてコストを抑えるための仕組みであり、品質や安全を確保するうえで必要な制約とも言えます。
ただし、施主側がこの制約を契約後に初めて知ると、後悔につながりかねません。自由度を重視する場合はRasieやDANNEと比較し、規格型を選ぶ場合は変更可能項目の一覧を契約前に書面で確認しておくことが重要です。

契約後の打合せから引渡しまで、担当者の方とは丁寧にやり取りしてもらえたのですが、現場の進捗状況がもう少しこまめに共有されると安心できたと感じます。途中で工程の遅れがあった際の連絡タイミングが、自分の期待より少し遅かったのが正直なところです。
工程管理や進捗共有の感じ方は、担当者個人の力量や現場監督の方針に左右されやすい部分です。クリ英ター永和に限らず、契約前に「進捗共有の頻度」「連絡手段」「遅延発生時の報告ルール」を担当者と確認しておくと、こうした不満は減らせます。
これらの口コミはあくまでも一例であり、すべての方が同じような経験をするとは限りません。実際に店舗へ足を運び、自分に合ったハウスメーカーを選ぶことが最も大切です。
参考:Googleマップ
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FP宅建士不動産会社社長が教える失敗しない!クリ英ター永和で家を建てる方法
クリ英ター永和で家づくりを検討している方へ、FP宅建士不動産会社社長の視点から”失敗しない進め方”を解説します。
クリ英ター永和は、永和グループの製材工場・プレカット工場・パネル工場・木材加工工場という一貫体制を背景に、北陸の積雪に対応した構造仕様と完全自由設計を両立させた家づくりを得意とする福井県発のハウスメーカーです。
そのため「多雪対応の構造」「ZEH水準の省エネ性能」「20年の建物保証」に強みがある一方、商品によって価格帯が大きく異なるため、契約内容や費用の透明性をしっかり確認することが重要です。まずは全体像と評価を押さえましょう。
FP宅建士不動産会社社長の筆者によるクリ英ター永和の全体評価はこちら!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総合評価 | Aランク |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| コストパフォーマンス | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
クリ英ター永和の特徴をまとめると、まず耐震性のA+評価は、DANNEの積雪2m対応仕様、Rasie・Flexible Box・mysでの許容応力度計算・構造計算の標準訴求、耐震等級3商品ラインナップの厚みを反映したものです。
断熱性・気密性のA評価については、DANNEが断熱等級6から7、Rasieが断熱等級6、Flexible BoxがUA値0.46、mysが嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当という公式仕様と、新築ZEH実績100%という運用実績を踏まえています。一方で公式C値が公開範囲では見当たらないため、A+には届かないと判断しました。
アフターサービスのA+評価は、建物初期20年、設備10年、24時間365日受付、3か月・1年・5年・10年の定期訪問という公式保証体制が、地域工務店のなかでは厚い部類だからです。
総合評価4.3は、福井県内の地域工務店として商品力・性能・保証は十分備えている一方、対象会社単体の売上・累計引渡棟数・Googleレビュー件数が公開範囲では見当たらなかったため、4.5以上ではなく4.3としています。
そんなクリ英ター永和での家づくりを成功させるためには、まずその特徴をしっかりと理解することが重要です。クリ英ター永和の特徴を5つにまとめました。
製材から施工まで永和グループで完結する一貫体制
クリ英ター永和の最大の特徴は、永和グループ内に製材工場、プレカット工場、パネル工場、木材加工工場という木材加工の全工程を持つことです。住宅会社が自社グループで原木に近い段階から扱える体制は、日本全体で見ても多くありません。
私の経験では、こうした一貫体制を持つ会社は、木材調達コストの安定性、品質管理の徹底、構造材の仕様自由度という3点で有利になりやすい傾向があります。注文住宅で柱や梁の太さ、樹種、見せ場の意匠材などにこだわりたい施主にとっては、選択肢の幅が広がりやすい体制だと判断します。
ただし、施主側が一貫体制のメリットを受け取るには、契約前に「どの構造材が標準採用なのか」「樹種変更の追加費用はどのくらいか」を見積もりレベルで確認することが必要です。
北陸の積雪を前提とした多雪対応仕様
DANNEとIROHA.IEに採用されている「EIWA多雪対応仕様」は、積雪2mを想定した基礎補強、構造材補強、雪止め設置を含む北陸ならではの仕様です。福井県は嶺北を中心に冬季の積雪量が多く、屋根荷重・雪下ろし・落雪対策は家づくりの大前提となります。
私が福井県内の物件を見てきた感覚では、多雪対応を前面に出している地域工務店は限られており、設計段階から積雪を構造計算に織り込んでいる会社を選ぶことは、引渡し後の安心感に直結します。
ただ、敷地条件によって雪止めや落雪スペースの設計は変わります。展示場で標準仕様を確認するだけでなく、自分の建築予定地での雪対策プランを必ず提示してもらいましょう。
完全自由設計と定額制が選べる商品ラインナップ
クリ英ター永和は、自由設計重視のRasie、性能と設備込みの高価格帯DANNE、定額制で総額が見えやすいIROHA.IE、可変間取りのFlexible Box、規格型平屋のmysと、家族の優先順位に合わせて商品を選べる構成になっています。
「自由設計重視で予算は柔軟に組みたい」「総額を先に固めてから設計を詰めたい」「将来の間取り変更にも備えたい」など、施主側のニーズで最初に選ぶ商品が変わります。商品選びの段階で軸を間違えると、後半の打合せで「やっぱり別の商品で組み直したい」と振り出しに戻ることもあり得るため、初回打合せで自分の優先順位を担当者と共有することが重要です。
ZEH新築実績100%という省エネ性能への姿勢
公式ZEH普及実績PDFでは、直近の新築ZEH実績が100%と公表されています。2020年度の2%から段階的に引き上げ、100%を達成するまでの推移は、会社として省エネ住宅に本気で取り組んでいる根拠になります。
私が現場で感じるのは、ZEH新築100%を維持できる会社は、断熱仕様・太陽光容量・一次エネルギー計算のノウハウが社内に蓄積されているということです。福井県のような寒冷地で省エネを重視する施主にとっては、この蓄積は大きな安心材料になります。
ただし、ZEH基準を満たした場合の補助金活用については、年度や予算枠で条件が変わります。契約段階で活用できる制度があるか担当者と確認しましょう。
建物20年・設備10年・24時間365日受付の長期サポート
公式保証ページで確認できるアフターサービスは、建物の構造躯体と防水部分の初期保証20年、設備保証10年、24時間365日の電話サポート、3か月・1年・5年・10年の定期訪問という構成です。
地域工務店のなかで、初期20年保証と24時間サポートを揃えている会社は決して多くありません。私の業界経験では、保証期間の長さよりも「点検の中身」「報告書の有無」「不具合発生時の対応スピード」のほうが満足度に直結します。クリ英ター永和は定期点検のサイクルが明確で、第三者検査も組み込まれているため、長期的に安心しやすい体制が整っています。
予算内で「北陸の冬の暖かさ」と「長期保証」両方妥協したくない方にとって、クリ英ター永和は有力候補の一つです。
契約前は、選んだ商品の標準仕様、価格に含まれない別途費用、保証の延長条件を書面で確認し、期待値を丁寧にすり合わせておくと、満足度の高い家づくりにつながります。
クリ英ター永和は高い?ネットの評判を再確認
「クリ英ター永和は価格が高い」というネット上の声について、ここまでの公式情報と業界感覚を踏まえて再確認します。
ポジティブな意見から見える強み
クリ英ター永和のポジティブな意見をまとめると、「冬の暖かさ」「木の質感」「自由設計の対応力」「保証の手厚さ」「定額制商品の安心感」の5つに集約されます。
冬の暖かさについては、福井市や鯖江市の施主事例で、雪の日でも素足で過ごせるという声が確認できます。これは断熱等級6から7、嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当という公式仕様と、24時間換気・全熱交換システムが噛み合った結果です。私が業界で見てきた感覚として、北陸エリアで「玄関を入った瞬間に暖かい」と感じられる住宅は、UA値だけでなく開口部の断熱性能や換気の熱回収率まで設計に織り込まれているケースが多く、同社の性能設計は理にかなっているのが私の見方です。
特にDANNEのPREMIUMプランは断熱等級7、太陽光9.1kW、蓄電池12.8kWhという仕様で、北陸の真冬でも光熱費を抑えつつ室内環境を保ちやすい構成です。光熱費の上昇が続く環境下では、初期投資の差額を10年程度で吸収しやすい性能水準と言えます。
木の質感や自由設計の対応力については、ヒノキの大黒柱、和モダン、二世帯、アウトリビング、スカイテラスなど多様な意匠提案が公式事例で紹介されています。製材から施工まで一貫体制を持つ強みが、意匠面の自由度に活きていると判断します。打合せの段階で「この梁は見せ場として太めに」「この空間は天井を木目で」といった細かな要望を、構造から仕上げまで一気通貫で対応できる体制は、後付けで木質感を再現する他社とは仕組みから違います。
保証と定額制商品については、建物20年・設備10年・24時間サポート、IROHA.IEのコミコミ価格、mysの規格価格表など、検討段階で総額や保証範囲が見えやすい点が安心感につながっています。住宅ローンの返済計画を立てるうえで、引渡し後10年・20年の修繕費用見通しが立つかどうかは、家計の安定に直結する要素です。
ネガティブな意見から見える懸念点
一方で、ネガティブな意見の核は「価格が予算と合わない」「商品ごとの価格構造が分かりづらい」「規格住宅の変更不可項目」の3点に整理できます。
価格については、Rasieが坪88万円から、DANNEが太陽光9.1kW・蓄電池12.8kWhを含む高性能プランの価格帯、IROHA.IEが税込1,914万円から、mysが税込1,485万円からと、商品間で大きな差があります。同じ「クリ英ター永和」という会社名でも、選ぶ商品によって坪単価換算が60万円台から100万円超まで動くため、最初に商品を絞り込まずに比較すると「高い」「安い」の印象が混乱しやすい構造です。
私が施主の方から相談を受けるとき、最も多い誤解が「ハウスメーカーの坪単価=その会社全商品の平均」と思い込んでいるケースです。クリ英ター永和のように複数商品を持つ会社では、商品別に標準仕様と価格表を比較することが、価格不安を解消する最短ルートになります。
商品別の坪単価レンジを並べてみると、規格型のmysが税込79万円から93万円、定額型のIROHA.IEが税込67万円から80万円、可変間取りのFlexible Boxが税込70万円程度、自由設計のRasieが坪88万円から、高性能設備込みのDANNEが坪87万円から104万円という構造です。価格帯の幅が広い分、自分の予算に合わせて「上から落とす」のではなく「下から積み上げる」ほうが、無駄なオプション追加を避けられます。
規格住宅の変更不可項目については、mysの公式ページで耐力壁、窓の種類・大きさ、設備位置の変更不可が明記されています。これは規格化により価格を抑える代わりに発生する制約であり、悪い特徴ではなく仕組み上の特性です。自由度を最優先するならRasieやDANNEを選ぶことで解消できます。
評判から見るクリ英ター永和の総合評価
ここまでの再確認を踏まえると、クリ英ター永和は「商品選びを正しく行えば、北陸の気候に最適化された性能と長期保証を予算に合わせて選べる工務店」と整理できます。
「高い」というネガティブKWについては、Rasie単体で見れば確かに坪88万円からと安価ではありませんが、IROHA.IEで税込1,914万円から、mysで税込1,485万円からの選択肢もあるため、会社全体として「価格帯の幅が広い」というのが正確な評価です。
施主側の対応としては、初回相談時に「予算」「優先する性能」「自由設計か定額制か」を担当者に明確に伝え、それに合った商品から始めることが重要です。私の業界経験では、契約前に商品選びで30分かけて議論しただけで、後半の打合せ効率と満足度が大きく変わります。
ネット上の評判は参考になりますが、「自分の優先順位」と「該当する商品」の組み合わせを見極めずに評価だけ眺めても、判断は難しくなります。福井県内で永和住宅、ウッドライフホーム、タキナミなどの同価格帯・同エリア競合と並べて検討することで、より自分に合った選択肢が見えてくるでしょう。富山県に本社を置く石友ホームも、北陸圏の多雪対応工務店として比較対象に入れる価値があります。
失敗しないクリ英ター永和で家を建てる5つのポイント
クリ英ター永和で理想の住まいを手に入れるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
家づくりは一生に一度の大きなイベント。後悔のない選択をするために、以下の5つのポイントを押さえて家づくりを進めてください。
- 最初に商品を絞り込んで打合せの軸を固める
- 価格に含まれる範囲を商品別に表で確認する
- 断熱性能と気密性能を分けて担当者に質問する
- 積雪対策を自分の敷地条件で設計してもらう
- 20年保証の延長条件を契約前に書面で確認する
順に説明します。
1.最初に商品を絞り込んで打合せの軸を固める
クリ英ター永和のDANNE、Rasie、IROHA.IE、Flexible Box、mysは、価格帯・自由度・標準装備が大きく異なります。最初に「自由設計重視」「価格明快さ重視」「平屋重視」「将来の可変性重視」など、自分の家づくりの軸を決めることが何より重要です。
私の経験では、商品を絞り込まずに「とりあえず一通り見せてください」と進めると、打合せの度に方針がブレやすく、契約までの期間が長くなる傾向があります。逆に初回相談で軸を明確にすると、担当者からも具体的なプランや概算が提示されやすく、検討効率が格段に上がります。
国土交通省が公開している住宅性能表示制度の評価項目を参考に、自分が重視する性能項目を整理してから商品選びに入ると、軸が定まりやすくなります。
2.価格に含まれる範囲を商品別に表で確認する
IROHA.IEやmysは価格明快さを訴求していますが、地盤改良、上下水道接続、浄化槽、外構、家具家電、登記費用、借入諸費用といった項目は本体価格に含まれていません。Rasieも自由設計の本体価格と、付帯工事・諸費用が分かれて計上されます。
契約前に、「本体価格に含まれる項目」「オプションで追加できる項目」「別途費用として発生する項目」の3区分を一覧表で出してもらいましょう。私が施主の方にお勧めしているのは、A4横一枚の表に商品名と項目を縦横に並べ、同じ条件で各商品を比較する方法です。これだけで「思ったより総額が膨らんだ」という失敗は大きく減らせます。
3.断熱性能と気密性能を分けて担当者に質問する
クリ英ター永和の公式ページでは、断熱等級やUA値の数値が商品別に確認できる一方、気密性能を示すC値は公開範囲では見当たりませんでした。断熱と気密はセットで効果を発揮する性能のため、両方を分けて担当者に質問することが重要です。
具体的には、「全棟で気密測定をしているか」「測定タイミングは中間検査か完成時か」「測定結果の平均値と最大値はどのくらいか」「測定値が一定の基準を満たさなかった場合の対応はあるか」の4点を聞いておくと、気密への取り組み姿勢が見えます。
業界の感覚として、UA値の数値だけが先行している会社よりも、C値を実測公開している会社のほうが、断熱・気密のバランスは取れていることが多いと感じます。
4.積雪対策を自分の敷地条件で設計してもらう
DANNEとIROHA.IEは積雪2m対応を訴求していますが、屋根形状、雪止めの設置位置、落雪スペース、駐車場の屋根、隣地境界との距離は敷地ごとに条件が大きく変わります。標準仕様だけで安心せず、自分の敷地での雪対策プランを必ず提示してもらいましょう。
特に隣地境界が近い敷地では、屋根の勾配と落雪方向、雪止めの段数、融雪設備の要否が変わります。私が見てきた福井県内の物件では、設計段階で雪対策を詰めなかったために、引渡し後に隣家とのトラブルや雪下ろし負担に悩むケースが少なくありません。
敷地調査の段階で、雪対策の図面と費用を含めた提案を受けておくことが、長期的な安心につながります。
5.20年保証の延長条件を契約前に書面で確認する
クリ英ター永和の公式保証ページでは、建物初期20年、設備10年、所定の有償メンテナンスを前提とした最大60年延長の表記があり、10年目には第三者検査が組み込まれて有償メンテナンス不要と説明されています。一方で、20年目以降の延長条件、有償点検の範囲、修理対象、設備メーカー保証との関係は、契約前に書面で確認しておくべき項目です。
私の業界経験では、長期保証は「初期保証年数の長さ」よりも「延長時の条件と費用」のほうが施主の満足度を左右します。具体的には、「20年目以降の延長メンテナンスの内容」「メンテナンス費用の概算」「修理が必要になった場合の費用負担区分」「設備故障時のメーカー保証との切り分け」を確認することで、引渡し後の費用感が見通しやすくなります。
長期優良住宅の認定制度を活用したい場合は、Rasieの長期優良住宅水準を満たすプランで進めるかどうかも、契約前に担当者と相談しておきましょう。
クリ英ター永和の実際の坪単価をFP宅建士不動産会社社長が解説!
クリ英ター永和の坪単価と価格構成は、選ぶ商品によって大きく変わるため、商品別に整理して理解することが大切です。
基本的な坪単価と本体価格帯
クリ英ター永和の坪単価は、商品別にざっくり整理すると以下のレンジになります。
Rasieは公式に坪88万円からと提示されており、自由設計商品としては中堅から上位の価格帯です。DANNEは21坪平屋税別2,190万円から30坪2階建て税別2,600万円までの公式価格表があり、坪単価換算で約87万円から104万円の幅に位置します。IROHA.IEは24坪税込1,914万円から36坪税込2,398万円で、坪単価は約67万円から80万円程度。Flexible Boxは24坪税込1,684.1万円で坪単価約70万円。mysは16坪税込1,485万円から27坪税込2,134万円で、坪単価は約79万円から93万円のレンジです。
本体価格に加えて、地盤改良、外構、登記、ローン諸費用などの別途費用が、一般的な目安として本体価格の20%から30%程度かかります。例えば本体価格2,000万円の場合、総額では2,400万円から2,600万円程度を見込んでおくと安心です。
価格帯の幅が広いため、「クリ英ター永和の平均坪単価」という単一の数字で会社全体を評価するのは適切ではなく、自分が選ぶ商品の坪単価を基準に予算計画を立てることが現実的です。
建築実例から見る具体的な価格レンジ
公式の商品ページに掲載されている価格表を見ると、たとえばDANNEの21坪平屋プランは税別2,190万円、30坪の2階建てプランで税別2,600万円が公式表示です。IROHA.IEは24坪・28坪・32坪・36坪と4プランの価格が並んでおり、税込1,914万円から2,398万円までの幅で本体価格が明示されています。
mysの16坪平屋プランは税込1,485万円と、ローコスト寄りの規格住宅としては妥当な水準です。一方、Flexible Boxは24坪税込1,684.1万円で、可変間取り・UA値0.46・全熱交換効率91%という性能込みの価格と考えると、価格設定はバランスが取れています。
標準仕様で含まれる範囲は商品ごとに異なるため、オプション選択の自由度が広いRasieやDANNEは、施主の選び方次第で本体価格が大きく変動します。逆にIROHA.IEやmysは規格・定額制のためオプション幅が限定されており、本体価格の振れ幅は比較的小さく抑えられます。
坪単価を支える構造とスタイル別提案
価格帯を支える構造として、Rasieは木造軸組+高性能パネル工法、許容応力度計算、断熱等級6、長期優良住宅水準。DANNEはEIWA多雪対応仕様+オリジナル高性能パネル工法、耐震等級3、断熱等級6から7、太陽光9.1kW・蓄電池12.8kWh標準。Flexible Boxはスケルトン・インフィル+制震システム、UA値0.46、全熱交換効率91%。mysは規格型平屋・1.5階+嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当、耐震等級3。
このように、各商品が「ターゲットとする施主像」と「採用構造・性能」を明確に分けているため、価格と仕様のバランスは商品ごとに納得感のある設計になっています。
私の経験では、構造仕様と価格帯がきちんと連動している会社は、契約後の追加費用が見えやすく、施主の予算管理がしやすい傾向があります。クリ英ター永和は、その意味で「商品選びさえ間違えなければ価格の透明性は高い」会社だと判断します。
福井県内での価格競争力
福井県内の同価格帯ハウスメーカー・工務店と比較すると、クリ英ター永和の価格帯は「中堅から中堅上位」に位置します。Rasieは坪88万円からの高性能自由設計、DANNEは多雪・省エネ・蓄電池込みの高機能プラン、IROHA.IEとmysはコストパフォーマンス重視の規格・定額型と、商品の住み分けが明確です。
同社の独自の強みは、永和グループの一貫体制を活かした構造材コストの安定性、北陸の積雪に対応した構造仕様、ZEH新築100%という省エネ性能、20年保証と24時間サポートを揃えた長期サポートを、複数の価格帯で提供できる点にあります。
福井県内で他社と比較する際は、同じ延床面積・同じ性能水準・同じ保証条件で総額比較するのが、最も実態に近い判断方法です。坪単価だけを横並びにすると、含まれる仕様や標準設備のレベルで差が出やすく、最終的な総額判断を見誤りやすくなります。資金計画を立てる際は、住宅ローン金利、団体信用生命保険の保障内容、固定資産税の試算も併せて整理しておきましょう。
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クリ英ター永和の商品ラインナップ
クリ英ター永和は5つの主要商品を展開しており、それぞれが異なる施主層に向けて設計されています。ここでは各商品の特徴を整理します。
構造と性能の核となる技術
クリ英ター永和の構造の核は、永和グループ独自のオリジナル高性能パネル工法と、北陸の積雪に対応した「EIWA多雪対応仕様」です。木造軸組と高性能パネルを組み合わせる構造は、木造の設計自由度と面構造の強度を両立できる工法で、耐震性と意匠性の両面で施主にメリットがあります。
DANNEとIROHA.IEではEIWA多雪対応仕様を採用し、積雪2mを想定した基礎補強、構造材補強、雪止め設置を標準仕様としています。Rasie、Flexible Box、mysでは許容応力度計算または構造計算を標準訴求し、耐震等級3を確保しています。
Flexible Boxでは制震システムを採用し、地震エネルギーを建物に伝えにくくする仕組みを組み込んでいます。北陸地方は活断層も存在するため、多雪対応に加えて地震対策も両立できる構造設計は、地域に根ざした工務店ならではの強みです。
断熱仕様と省エネ性能
断熱性能は商品ごとに明確に住み分けされています。DANNEは断熱等級6から7、Rasieは断熱等級6、Flexible BoxはUA値0.46、mysは嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当を公式に訴求しています。いずれも省エネ基準を大きく上回る水準で、北陸の冬を快適に過ごすための仕様が組み込まれています。
窓性能はRasieが高性能樹脂サッシ+Low-E複層ガラス、Flexible Boxとmysが樹脂窓+Low-E複層ガラス+アルゴンガス入りという構成です。開口部からの熱損失を抑えることで、UA値の数値以上に体感的な暖かさが生まれます。
換気は24時間換気が標準で、Flexible Boxでは全熱交換効率91%の高効率換気を採用。一方、公式C値は公開範囲では見当たらなかったため、気密性能を重視する場合は契約前に実測体制を確認することが必要です。
省エネ実績としては、公式ZEH普及実績PDFで新築ZEH実績100%を公表しており、ZEH基準を満たした場合はZEHの定義と支援制度に基づく補助金の対象になる場合があります。年度や予算枠で条件が変わるため、契約段階で活用できる制度を担当者と確認しましょう。
ライフスタイル別の商品提案
クリ英ター永和の商品ラインナップは、施主のライフスタイルや家づくりの優先順位ごとに住み分けが明確です。
DANNEは「北陸の積雪と省エネ設備を最優先したい施主」向け。耐震等級3、断熱等級6から7、太陽光9.1kW、蓄電池12.8kWhというハイスペックを、HIGH-GRADEやPREMIUMのプランで提供しています。冬場の停電時にも蓄電池で暖房を維持できる体制は、北陸の長期積雪エリアでは実用的な備えになります。共働き世帯で日中の電力消費が少ない家庭なら、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄えて夜間消費に回せるため、光熱費の削減効果も期待しやすい構成です。
Rasieは「自由設計と長期優良住宅水準を両立したい施主」向け。木造軸組+高性能パネル工法、許容応力度計算、断熱等級6、24時間換気を標準仕様とし、意匠面の自由度を活かせます。土地形状が変則的だったり、家族構成が将来変わる予定があったりする場合、定型プランでは対応しにくい要望を設計段階で吸収できるのが強みです。
IROHA.IEは「総額を先に固めたい施主」向け。自由設計でありながら定額制を採用しており、24坪税込1,914万円から36坪税込2,398万円という4プランの公式価格表が掲載されています。住宅ローンの借入額を契約前に確定させたい方や、共働き世帯で予算管理を厳密に行いたい方にとって、価格の見通しやすさは大きな安心材料です。
Flexible Boxは「将来の間取り変更に備えたい施主」向け。スケルトン・インフィル構造で、24坪税込1,684.1万円から始められます。UA値0.46と全熱交換効率91%という性能込みの価格設定です。子育て世代から、子どもの独立後にリフォームを見据える世代まで、長く住むことを前提とした柔軟性を備えた商品です。
mysは「小さめ平屋・1.5階建てを規格価格で建てたい施主」向け。16坪税込1,485万円から27坪税込2,134万円まで、規格型のため変更不可項目はあるものの、嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当の高性能を抑えた価格で提供しています。シニア世代の住み替えや、コンパクトで家事動線を重視したい子育て世代との相性が良い設計です。
総合的なサポート体制
商品ラインナップに加えて、クリ英ター永和は契約前から引渡し後まで一貫したサポート体制を持っています。
契約前のサポートとしては、無料プラン提案、敷地調査無料、土地相談、最高3,000万円の地盤保証が用意されています。土地探しから建物プランまで一括で相談できる体制は、福井県内で初めて注文住宅を検討する施主にとっては心強い窓口です。土地から探す場合、建物プランとの相性で敷地条件の判断が変わるため、両方を同じ会社で並走させられるメリットは小さくありません。
契約後・引渡し後のサポートとしては、建物初期20年・設備10年・所定の有償メンテナンスを前提とした最大60年延長の保証制度、24時間365日受付の電話サポート、3か月・1年・5年・10年の定期訪問が組み合わさっています。永和グループの「永和の走る大工さんアフターサポートセンター」が窓口となり、長期にわたって住まいの相談に対応する仕組みです。
地域工務店のなかでは、こうした包括的なサポート体制を整えている会社は決して多くなく、福井県を中心としたエリアで長く暮らす前提があるなら、サポート面の安心感は同社の大きな魅力です。
クリ英ター永和で家を建てるメリットとデメリット
クリ英ター永和は、永和グループの一貫体制と北陸特有の気候対応を強みとする福井県発の地域工務店です。福井県を中心に事業を展開するクリ英ター永和について、ここまで解説してきた内容を整理し、その具体的な強みと弱みを順に確認します。
クリ英ター永和で家を建てるメリット5つ
クリ英ター永和には、地域工務店ならではの独自の強みがあります。それぞれの特徴を詳しく紹介します。
1.北陸の雪に対応した商品設計が標準で選べる
DANNEとIROHA.IEに採用されている「EIWA多雪対応仕様」は、積雪2mを想定した基礎補強、構造材補強、雪止め設置を含む北陸ならではの仕様です。福井県嶺北の多雪エリアでも、屋根荷重や雪下ろしの負担を構造段階から織り込んで設計できる点は、地域特化型の工務店ならではの強みです。
私の経験では、多雪対応を訴求している会社でも、標準仕様として基礎・構造材・雪止めまで一括で組み込んでいるケースは限られます。福井県内で家を建てる前提なら、最初から多雪対応が標準仕様に含まれていることの安心感は大きいです。
2.新築ZEH実績100%という省エネ性能への姿勢
公式ZEH普及実績PDFで、直近の新築住宅全棟でZEHを達成したと公表されています。2020年度の2%から段階的に引き上げ、100%に到達した実績は、会社として省エネ住宅に本気で取り組んできた根拠です。
北陸の寒冷地で省エネ性能を重視する施主にとって、ZEH仕様の積み上げノウハウが社内に蓄積されている会社を選ぶことは、引渡し後の光熱費負担にも長期的に効いてきます。
3.価格が明確な定額制・規格商品がある
IROHA.IEは24坪税込1,914万円から36坪税込2,398万円までの4プラン定額制、mysは16坪税込1,485万円から27坪税込2,134万円までの公式価格表を掲載しています。本体価格が事前に明示されていることで、総額の見通しを立てやすく、予算オーバーのリスクを抑えられます。
注文住宅で最も多い不安が「最終的にいくらかかるのか分からない」という総額不透明さです。定額制や規格商品が選択肢にあることで、価格不安を抱えやすい施主層にとって安心材料になります。
4.建物20年・設備10年の長期保証と24時間サポート
公式保証ページで、建物の構造躯体と防水部分の初期保証20年、設備保証10年、24時間365日の電話サポート、3か月・1年・5年・10年の定期訪問が確認できます。10年目の有償メンテナンス不要と明記されている点も、地域工務店としては手厚いサポート設計です。
長期にわたって家族が暮らす家だからこそ、保証期間と点検サイクルが明確で、24時間サポートで緊急対応できる体制は、住み始めてからの安心感に直結します。
5.製材から施工までを永和グループで完結できる一貫体制
永和グループ内には製材工場、プレカット工場、パネル工場、木材加工工場という木材加工の全工程があり、原木に近い段階から自社グループで扱える体制を持っています。住宅会社が自社グループで原木に近い段階から扱える体制は、日本全体で見ても多くありません。
私が業界で見てきた感覚として、こうした一貫体制を持つ会社は、木材調達コストの安定性、品質管理の徹底、構造材の仕様自由度という3点で有利になりやすい傾向があります。注文住宅でヒノキの大黒柱や見せ場の意匠材にこだわりたい施主にとっては、選択肢の幅が広がりやすい体制です。
クリ英ター永和で家を建てるデメリット3つ
魅力的な特徴がある一方で、検討する際に注意すべき点もあります。以下のデメリットを理解した上で、慎重に判断することが重要です。
1.公式C値が公開範囲では見当たらない
クリ英ター永和の公式サイトでは、断熱等級やUA値は商品別に確認できる一方、気密性能を示すC値の公式数値や全棟気密測定の実施有無は公開範囲では見当たりませんでした。断熱と気密はセットで効果を発揮する性能のため、気密性能を最優先する施主は、契約前に全棟気密測定の実施有無、測定タイミング、平均値、保証扱いを担当者に確認しておく必要があります。
2.商品によって価格帯が大きく違う
mysやIROHA.IEは価格明快ですが、Rasieは坪88万円から、DANNEは高性能設備込みの高価格帯と、商品間で価格帯が大きく異なります。単純な「クリ英ター永和の坪単価」という一律の数字では会社全体を判断しづらく、自分の予算と優先する性能に合った商品を選ばないと、結果的に「思ったより高い」という印象になりがちです。
最初の打合せで、5つの商品の標準仕様と価格表を一覧で見せてもらい、自分の優先順位に合う商品から検討を始めることが、価格不安を解消する最短ルートです。
3.規格型商品には変更不可項目がある
mysは公式ページで、耐力壁、窓の種類と大きさ、設備位置の変更不可項目が明記されています。規格化により価格を抑える仕組みのため、自由度を最優先する施主にとっては制約が厳しく感じられる場合があります。
自由設計を強く求める場合は、Rasieや自由設計枠のあるDANNEと比較し、規格型を選ぶ場合は変更可能項目の一覧を契約前に書面で確認することが重要です。
クリ英ター永和が向いている人
クリ英ター永和の強みを十分に活かせる方は、以下のような特徴を持っています。
福井県内で北陸の雪に強い注文住宅を建てたい人
DANNEとIROHA.IEのEIWA多雪対応仕様は、積雪2mを想定した基礎補強・構造材補強・雪止め設置を標準として組み込んでいます。福井県嶺北を中心に冬の積雪量が多いエリアで家を建てる前提なら、地域特化型の設計力は長期的な安心材料になります。
私が業界で見てきた感覚として、地域工務店のなかでも、設計段階から積雪を構造計算に織り込み、雪止めや落雪スペースまで標準で提案できる会社は限られます。福井県内で「冬の雪に悩まされない家」を求めるなら、有力候補になります。
ZEH水準の省エネ性能を重視する人
公式ZEH普及実績PDFで新築ZEH実績100%を公表しており、ZEH基準を満たすプランを軸に検討を進められます。断熱等級6から7、嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当、UA値0.46といった性能が商品別に揃っており、省エネを重視する施主にとっては選択肢が豊富です。
北陸の冬を快適に過ごすには、UA値だけでなく窓性能・換気・気密のバランスが重要です。クリ英ター永和は商品ごとに性能仕様を明示しているため、自分が求める水準に合う商品を選びやすい構成になっています。
総額の見通しを先に固めたい人
IROHA.IEの24坪税込1,914万円から36坪税込2,398万円までの4プラン定額制、mysの16坪税込1,485万円から27坪税込2,134万円までの規格価格は、本体価格の見通しを早い段階で立てられます。
「契約してみたら追加費用がどんどん増えた」という失敗を避けたい施主にとって、価格透明性の高い商品が選べる体制は安心材料です。資金計画を組む際は、フラット35の公式情報などで固定金利ローンの試算と組み合わせて検討すると、総予算の見通しが立てやすくなります。
木の質感や和モダンデザインを重視する人
公式オーナー事例では、ヒノキの大黒柱、和モダン、数寄屋風、二世帯、吹抜け、アウトリビング、スカイテラスなど多様な意匠提案が紹介されています。永和グループの製材から施工まで一貫体制を活かして、木材の仕様自由度が高い点も意匠面の魅力です。
意匠重視で「ありきたりな住宅ではなく木の質感を活かした家を建てたい」と考える施主にとって、設計の幅広さは満足度に直結します。
クリ英ター永和をおすすめできない人
一方で、以下のような方には、クリ英ター永和が最適な選択肢とは限らない場合があります。
全国展開の大手ハウスメーカーを最優先する人
クリ英ター永和は福井県中心の地域工務店で、全国大手ハウスメーカーのような全国展示場網や上場企業のIR開示は持ちません。「全国どこでも展示場で実物を見て比較したい」「上場企業の財務情報を重視したい」といった志向の施主には、全国大手のほうが選択肢として合いやすいでしょう。
公式C値の数値を最優先する人
クリ英ター永和の公式サイトでは、断熱等級やUA値は確認できる一方、C値の公式数値は公開範囲では見当たりません。気密性能の数値を契約判断の第一優先にする施主は、C値を実測公開している他社と比較するか、契約前に同社の全棟気密測定体制を必ず確認する必要があります。
規格住宅でも完全自由設計を求める人
mysは公式に変更不可項目が明記された規格住宅です。「規格住宅で価格を抑えつつ、間取りや窓は自由に変更したい」という要望は、商品の仕組み上、噛み合いません。完全自由設計を求めるならRasieやDANNEを選ぶ前提で検討する必要があります。
会社単体の財務情報を細かく確認したい人
クリ英ター永和は非上場で、対象会社単体の売上・営業利益・純利益は公開されていません。永和グループ全体の売上は公表されていますが、グループ合計値と対象会社単体の値は別物です。会社単体の財務情報を判断材料の中核に据えたい施主には、上場ハウスメーカーや単体財務を開示している会社のほうが情報量で勝ります。
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クリ英ター永和のよくある質問にFP宅建士不動産会社社長がお答え!
ここからはクリ英ター永和に関するQ&Aを紹介します。
Q. クリ英ター永和の坪単価はいくらですか?
A. 商品別に大きく異なります。Rasieは公式に坪88万円から、IROHA.IEは24坪税込1,914万円から、mysは16坪税込1,485万円から、DANNEは21坪平屋税別2,190万円からの公式表示です。坪単価換算では概ね67万円から104万円程度のレンジに収まりますが、選ぶ商品とプラン規模で大きく動くため、自分が検討する商品の価格表を基準に予算を組むのが現実的です。本体価格に加えて、地盤改良・外構・登記・ローン諸費用など別途費用が一般的な目安として本体価格の20%から30%程度かかります。
Q. クリ英ター永和は平屋に対応していますか?
A. 対応しています。DANNEには平屋プランがあり、21坪平屋税別2,190万円からの公式表示があります。mysはフラットでシンプルな平屋・1.5階建てを訴求する商品で、16坪税込1,485万円から24坪税込1,860万円までの平屋プランが公式に掲載されています。Rasieも自由設計のため平屋設計が可能です。家族構成や敷地条件に合わせて、規格型平屋か自由設計平屋を選び分けられる体制です。
Q. クリ英ター永和の保証期間はどれくらいですか?
A. 公式保証ページでは、建物の構造躯体と防水部分の初期保証20年、設備保証10年、24時間365日の電話サポート、3か月・1年・5年・10年の定期訪問を確認できます。商品ページには所定の有償メンテナンスを前提とした最大60年延長の表記もありますが、20年目以降の延長条件、有償点検の範囲、修理対象は契約前に書面で確認することをお勧めします。10年目には第三者検査が組み込まれ、有償メンテナンス不要と明記されている点も特徴です。
Q. クリ英ター永和の施工エリアはどこですか?
A. 公式会社概要では、福井県鯖江市の本社のほか、家の森展示場、敦賀店、小浜店の3拠点が確認できます。公式お知らせでは、家の森展示場が建て替え工事中であり、福井市栗森町浜の内覧会と広瀬町モデルハウスでの通常見学会も案内されています。福井県全域に対応していると見られますが、県外施工については公式に直接確認することをお勧めします。
Q. クリ英ター永和の断熱性能はどのくらいですか?
A. 商品別に異なります。DANNEは断熱等級6または7、Rasieは断熱等級6、Flexible BoxはUA値0.46、mysは嶺北を中心とする省エネ基準6地域でHEAT20 G2相当を公式に訴求しています。窓性能はRasieが高性能樹脂サッシ+Low-E複層ガラス、Flexible Boxとmysが樹脂窓+Low-E複層ガラス+アルゴンガス入りです。一方、気密性能を示すC値は公開範囲では見当たらないため、気密重視の場合は契約前に全棟気密測定の体制を担当者に確認してください。
Q. クリ英ター永和は値引きできますか?
A. 公式の値引き方針は公開されていません。IROHA.IEやmysなど定額制・規格型の商品があるため、値引き交渉よりも「価格に含まれる範囲とオプション条件の確認」のほうが、実質的な予算最適化につながりやすいと判断します。本体価格に含まれる項目、オプションで追加できる項目、別途費用として発生する項目の3区分を一覧表で出してもらい、商品間で同条件比較するのがお勧めです。
Q. クリ英ター永和は不祥事を起こしたことがありますか?
A. 公式サイトおよびGビズINFOの法人情報、主要メディアの公開範囲では、特筆すべき問題は見当たりません。建設業許可は福井県知事許可(般-2)第8838号、宅建業免許は福井県知事(3)第1474号で、一級建築士事務所登録もあり、いずれも公式会社概要で確認できます。契約前には改めて自身でも確認しましょう。
まとめ
クリ英ター永和は、永和グループの製材から施工まで一貫体制を背景に、北陸の積雪に対応した構造仕様とZEH水準の省エネ性能を備えた福井県発のハウスメーカーです。
坪単価は商品別に約67万円から104万円程度と幅広く、Rasieの自由設計、DANNEの高性能設備込みプラン、IROHA.IEの定額制、Flexible Boxの可変間取り、mysの規格型平屋という5つの選択肢から、家族の優先順位に合わせて商品を選べる構成です。新築ZEH実績100%という省エネ性能、建物初期20年・設備10年・24時間365日サポートというアフター体制も、北陸エリアで長く暮らす前提なら大きな安心材料になります。商品ごとに価格構造が違う点は、最初の打合せで商品を絞り込み、価格に含まれる範囲を表で確認することで、ミスマッチを大きく減らせます。
最後に、クリ英ター永和で家づくりを進めるうえで押さえておきたい5つの要点を整理します。
- 商品選びの軸を最初に決める:DANNE・Rasie・IROHA.IE・Flexible Box・mysの5商品から、自分の優先順位に合った1つを起点に検討する
- 価格の3区分を表で確認する:本体価格に含まれる項目、オプションで追加する項目、別途費用として発生する項目を一覧化してもらう
- 断熱と気密を分けて質問する:UA値・断熱等級だけでなく、全棟気密測定の有無や測定タイミングまで担当者に確認する
- 敷地条件で雪対策を設計する:積雪2m対応の標準仕様だけでなく、自分の敷地での雪止め・落雪スペース・隣地配慮まで含めた提案を受ける
- 20年保証の延長条件を書面化する:初期20年・最大60年延長の条件、有償メンテナンスの範囲、設備メーカー保証との関係を契約前に整理する
家づくりは一生に一度の大きな買い物。情報収集と比較検討に時間をかけた分だけ、引渡し後の満足度に直結します。福井県内で北陸の気候に対応した注文住宅を検討されている方は、クリ英ター永和のモデルハウスや内覧会で、冬の暖かさと木の質感を体感してみてください。
クリ英ター永和以外にも、福井県内では永和住宅、タキナミなどがあわせて比較対象に挙がります。富山県に本社を置く石友ホームも、北陸圏の多雪対応工務店として候補に入れる価値があるでしょう。複数社で同条件比較を行うことで、家族の暮らしに合った住まいのパートナーが見つかるはずです。





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