静岡県で注文住宅を検討中の方、数あるハウスメーカーや工務店の中から本当に信頼できる会社を選ぶのは簡単ではありませんよね。
「TENアーキテクツの坪単価は本当に妥当なのか」「設計に時間がかかると聞くが工事監理やアフターはきちんと続くのか」「展示場がない会社で完成像をどう確かめるべきか」。家を建てる前にこの3つを納得できないまま契約してしまうと、引渡し後にじわじわ後悔が募ることになりかねません。
インターネット上には情報があふれていますが、本当に知りたいのは「リアルな評価」ではないでしょうか。
静岡県で建築家住宅を語る上で外せないTENアーキテクツは、標準仕様を設けないフルオーダー設計と50ページ規模の詳細見積で知られる地域工務店兼一級建築士事務所です。だからこそ「自由度は魅力的だけれど、本当に予算内に収まるのか」「設計監理まで一気通貫で任せて損はないのか」という期待と不安が、検討者には同居しているはずです。
そんな不安と期待を抱くあなたに、本記事ではFP宅建士不動産会社社長の視点から株式会社TENアーキテクツを読み解きます。口コミの実態、坪単価の根拠、商品ラインナップ、保証とアフター、メリットとデメリット、向いている人と向いていない人までお届けします。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。
こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
そこで便利なのが、条件に合った住宅メーカーの資料をまとめて請求できる「一括カタログ請求サイト」です。中でもおすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサービスです。
これらの3サイトはいずれも大手企業が運営しているため、審査基準が厳しく、悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避けられるのが大きなメリットです。
さらに、カタログ請求をしたからといってしつこい営業がなく、気軽に利用できるため、非常に使い勝手の良いサービスです。
どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
低予算で家を建てたい方は・・・LIFULL HOME’S
工務店を中心に比較したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
この記事の監修者
井口 梓美いぐち あずみ
宅地建物取引士|ファイナンシャルプランナー|株式会社AZWAY 代表取締役
大手保険代理店にて資産運用とライフプランニングに従事した後、大手不動産ポータルサイト運営会社でのコンサルティング経験を経て株式会社AZWAYを創業。自社で宅建業免許(東京都知事 第104708号)を取得し、新築一戸建ての仲介から不動産売却、相続相談、空き家活用、リフォームまで住まいに関わる幅広い領域に対応している。保険・不動産・ITの3業界での実務経験をもとに、住宅の購入・売却・資産活用に必要な情報を中立的な立場から発信。全日本不動産協会会員。
- 評判悪いは嘘!TENアーキテクツ47人の良い評判と悪い口コミ
- FP宅建士不動産会社社長が教える失敗しない!TENアーキテクツで家を建てる方法
- TENアーキテクツはデメリット?ネットの評判を読み解く
- 失敗しないTENアーキテクツで家を建てる5つのポイント
- TENアーキテクツの実際の坪単価をFP宅建士不動産会社社長が解説!
- TENアーキテクツの商品ラインナップ
- TENアーキテクツで家を建てるメリットとデメリット
- TENアーキテクツのよくある質問にFP宅建士不動産会社社長がお答え!
- まとめ
評判悪いは嘘!TENアーキテクツ47人の良い評判と悪い口コミ
TENアーキテクツで実際に家を建てた人の評判は気になりますよね。Googleマップや住宅ポータル、公式のお客様の声を中心に、ネット上では設計力やデザインを称賛する声から、設計期間や価格についての率直な感想まで、幅広い意見が並びます。
ここでTENアーキテクツの口コミを調査・整理した内容をまとめます。なお、人数は公式お客様の声や複数の住宅ポータルに掲載された施主の声を私自身が47件分読み込み、傾向として集約した上で記載しています。
良い評判
まずは良い口コミから紹介します。

3社で図面を比較していましたが、TENさんが初回に出してくれたプランが家族の希望にぴたりとはまりました。中庭を中心に光と風が抜ける設計で、設計士の提案力に正直驚きました。要望の変更にも丁寧に向き合ってくれて、図面と現場の差がないところに、設計施工一体の強さを感じました。


予算内に収まるか不安でしたが、最初の打合せでお金をかける場所とかけない場所をはっきり整理してくれたのが大きかったです。リビングと水回りの素材は妥協せず、廊下や納戸はあえて抑える形で、こだわりと予算の両立ができました。50ページの見積で内訳が見えるのも納得感につながりました。


引渡し後も暮らしの変化に合わせて相談できる関係が続いています。子どもの成長に合わせて家具配置を見直したいと連絡したら、すぐに設計士が訪問してくれて、無理に追加工事を勧めるのではなく、今の暮らしに合う使い方を一緒に考えてくれました。建てた後も伴走してくれる安心感があります。
口コミ全体を読み込んでみて感じるのは、TENアーキテクツの強みが「初回プランの当てる力」と「価格の見える化」「設計後の伴走」という3点に集約されているということです。標準仕様がなく、敷地・暮らし・予算からゼロベースで設計する会社にもかかわらず、初回提案の納得度が高いという声が多いのは、設計士のヒアリング設計が機能している証拠だと言える内容です。
特に変形地・狭小地・スキップフロアといった、規格住宅では対応しにくい敷地条件に対する評価が目立つ点は、私が現場で見てきた感覚とも一致します。建売や規格商品では諦めるしかないような土地に資産価値を見出せる設計力は、建築家住宅ならではの価値です。
50ページの詳細見積に対する評価も無視できません。施主が金額の理由を理解した上で取捨選択できる仕組みは、契約後の追加・変更トラブルを抑える効果があり、私が宅建業の現場で見てきた住宅トラブルの大半が「思っていた仕様と違う」というすれ違いから生じている点を考えると、見積の透明性は数字以上に重要な意味を持ちます。
悪い評判
次に、悪い口コミを紹介します。

良い会社だとは思ったのですが、設計から引渡しまで1年以上かかると言われ、子どもの就学に間に合わず別の会社にお願いすることになりました。打合せの密度が高いぶん、スケジュールに余裕がない人だと厳しい面はあると感じました。もう少し早く相談を始めておけばよかったです。
設計期間の長さに関する声は、TENアーキテクツの構造的な特性から避けて通れないテーマです。公式FAQでも「1棟ずつ住み主のことを考えて設計するため時間がかかる」と明記されており、設計相談から見積完成まで6ヶ月以上、着工から引渡しまで6ヶ月以上、合計で12〜16ヶ月という目安が公開されています。
私の経験から言うと、これは弱点ではなく、設計品質を確保するための必要時間です。建築家住宅で最も後悔につながりやすいのは、ヒアリング不足のまま着工が始まり、完成してから「ここをこうしておけばよかった」と気づくケース。逆に言えば、入居希望時期が明確に決まっている人ほど、相談を1年前倒しで始めるくらいの逆算スケジュールが必要になります。賃貸契約や転勤、子の就学タイミングを軸に動く家づくりとは相性が悪い面があるため、初回相談で必ず希望入居日を共有しましょう。

展示場がないことへの戸惑いも理解できます。大手ハウスメーカーの常設モデルハウスに慣れた人ほど、「実物を見ずに数千万円の契約を進める」ことに抵抗を感じやすく、家族会議が長引く原因にもなります。
ただ、ここはTENアーキテクツに限らず、建築家住宅・設計事務所系の工務店に共通する特徴です。代わりに完成見学会、OB宅見学、施工事例写真、3DパースやVRウォークスルーで完成像を補う方法があるので、初回相談時に「直近で見学可能な物件はあるか」「OB宅紹介は可能か」「3Dシミュレーションの提供範囲はどこまでか」を必ず確認しておきましょう。展示場の有無で判断するのではなく、設計力と過去事例の蓄積で判断する目線が、建築家住宅を選ぶときの基本姿勢になります。

最初に提示された総額が想定より上で、坪単価80〜120万円という公式の数字を見て他社のローコスト住宅と比較してしまうと、どうしても割高に感じてしまいました。仕様や設計料込みなので単純比較ではないと頭ではわかっていても、最初の印象で離脱してしまう人もいるだろうと感じました。
価格についての違和感は、坪単価の見せ方の問題でもあります。TENアーキテクツの公式FAQの坪単価80〜120万円は施工面積ベースで、設計料・施工費・諸経費を含んだ総合建築費の目安です。一方でローコスト住宅の坪単価表示は本体価格のみで、設計料・諸経費・付帯工事を別計上することが多く、比較条件がそもそも揃っていません。同条件で外構・地盤改良・設計料・申請費・空調まで含めて再計算すると、坪単価差は印象ほど開かないこともあります。価格の妥当性は、坪単価だけでなく総額・仕様・設計料・施工監理の中身を揃えて判断するのが鉄則です。
これらの口コミはあくまでも一例であり、すべての方が同じような経験をするとは限りません。実際に静岡県内のスタジオへ足を運び、設計士と直接話し、自分に合ったハウスメーカーや工務店を選ぶことが最も大切です。
参考:Googleマップ
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME'Sの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
FP宅建士不動産会社社長が教える失敗しない!TENアーキテクツで家を建てる方法
TENアーキテクツで家づくりを検討している方へ、FP宅建士不動産会社社長の視点から失敗しない進め方を解説します。
TENアーキテクツは、標準仕様を設けないフルオーダー設計と、約50ページにわたる詳細見積、1棟あたり40枚以上の図面、設計施工一体の工事監理を柱とする、静岡県発の地域工務店兼一級建築士事務所です。2004年に個人事業として創業し、2014年に法人化、本社スタジオを静岡市清水区蒲原、サブ拠点として静岡市駿河区高松の静岡スタジオを構えています。
そのため「設計の自由度」「価格の透明性」「設計監理の一貫性」に強みがある一方、「設計期間の長さ」「展示場の不在」「坪単価80〜120万円という価格帯」という3つの固有テーマがあり、契約内容や費用の透明性、スケジュール感をしっかり確認することが重要です。まずは全体像と評価を押さえましょう。
FP宅建士不動産会社社長の筆者によるTENアーキテクツの全体評価はこちら。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総合評価 | Aランク |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| コストパフォーマンス | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
TENアーキテクツの最大の強みは、なんといっても間取りの自由度4.7というSランクの数字に集約されています。標準仕様を設けず、すべての案件で素材・性能・動線・収納をゼロベースで設計する方針は、規格商品のラインナップから選ぶ大手ハウスメーカーとは設計思想がまったく異なるアプローチです。
耐震性と断熱性・気密性が4.2のB+評価なのは、性能が劣っているからではなく、全棟標準の耐震等級や標準UA値・C値が公式に開示されていないためです。公式トップにはC値0.2以下、床下エアコン・天井エアコンを採用した省エネ実例が掲載されており、要望に応じてHEAT20水準や長期優良住宅、ZEH・BELS基準まで設計対応できる体制はあります。逆に言えば、標準性能で選ぶ会社ではなく、「自分の希望性能を等級と数値で指定して設計してもらう会社」と理解する必要があります。
コストパフォーマンス4.3のA評価は、絶対価格の安さではなく、価格の納得感に対する評価です。50ページの詳細見積、40枚以上の図面、設計施工一貫による中間マージン圧縮、オーダー家具や造作の工場直接発注によるコスト調整など、価格の中身を施主が理解できる仕組みが整っています。アフターサービスと会社の信頼度はそれぞれ4.2のB+で、JIO瑕疵担保10年、地盤10年、防水10年、シロアリ5年、1・2・5・10年の第三者住宅診断士による定期検査がベース。ただし24時間365日の専用窓口や、瑕疵保険の延長条件・費用などの詳細は公開情報が限定的で、契約前に書面で確認しておく価値があります。
そんなTENアーキテクツでの家づくりを成功させるためには、まずその特徴をしっかりと理解することが重要です。TENアーキテクツの特徴を5つにまとめました。
標準仕様なしのフルオーダー設計で唯一無二の住まいをつくる
TENアーキテクツの根本的な特徴は、標準仕様を一切設けていない点にあります。一般的なハウスメーカーが「Aプラン・Bプラン・Cプラン」のように商品シリーズを起点に設計を進めるのに対し、TENアーキテクツは敷地条件・暮らし方・予算からゼロベースで設計を組み立てる方針です。
つまり、間取り、構造、素材、収納、窓の位置、断熱仕様、設備グレードまで、すべてが「あなたの家のために設計された」一品ものになります。木造軸組、2×4、2×6、重量鉄骨、RC造まで対応可能な技術裾野の広さも、設計の幅を支える基盤となっています。
私の現場感覚として、これは諸刃の剣でもあります。自由度の高さは満足度に直結する一方で、施主側にも要望を言語化する力、優先順位を決める力、暮らしを構想する力が求められます。「お任せで素敵な家を建ててほしい」というスタンスではなく、「こんな暮らしがしたい」という素材を施主自身が用意することが、フルオーダー設計を成功させる前提条件になります。
約50ページの詳細見積で価格の中身を見える化
TENアーキテクツの見積書は、一般的なハウスメーカーの本体価格・付帯工事・諸経費の3区分ではなく、約50ページにわたって項目別・数量別・単価別に明細化された構成が特徴です。
公式サイトでも「必要なものと割高なものを洗い出しながら、施主と一緒に金額を整えていく」と説明されており、坪単価の総額だけで会社を選ぶのではなく、内訳を理解した上で予算配分を決められる仕組みになっています。
宅建業の現場で住宅トラブルの相談を多く受けてきた立場から見ると、契約後の追加変更トラブルの多くは「最初の見積に何が含まれていたか分からなかった」というブラックボックス問題に起因します。50ページ見積は冗長に見えますが、契約後の追加費用リスクを抑える保険として機能する側面があり、施主にとってはむしろ歓迎すべき情報量です。
1棟あたり40枚以上の図面で施工品質を担保
TENアーキテクツは1棟あたり平均40枚以上の図面を作成すると公式に明記しています。一般的な住宅では平面図・立面図・配置図・電気図など20枚前後にとどまることも多い中、40枚以上という枚数は、詳細な納まり図・展開図・家具図・建具図・設備図まで踏み込んで描く設計姿勢の表れです。
図面が多いということは、施工現場での解釈ブレが減り、職人が「ここどうするんだっけ」と現場で判断する場面が減るということです。結果として、追加工事の発生確率が下がり、完成後の品質ムラも抑えられます。
設計図と現場の差を埋める作業は、家づくりで最もコストが膨らみやすい工程です。TENアーキテクツのように図面密度を上げて事前に答えを出しておく設計スタイルは、見えないところで施主の予算を守る働きをしています。
設計施工一貫体制で工事監理まで責任を持つ
TENアーキテクツは一級建築士事務所登録と建設業許可を併せ持ち、設計から施工、工事監理、完成検査までを自社で一貫対応します。建主から直接依頼を受け、図面作成・施工業者選定・現場監理・第三者検査までトータルで関与する姿勢が公式FAQに明記されています。
設計事務所のなかには、設計だけを請け負い、施工は別の工務店に発注する「分業型」もあります。それぞれにメリットはありますが、分業型は責任分界点が複雑になりやすく、施工品質トラブルが発生したときに「設計と施工のどちらの責任か」で揉めるケースを私も何度か見てきました。
TENアーキテクツのような設計施工一貫型は、責任の所在が一本化されるため、施主にとってはトラブル発生時の交渉相手が明確になるという安心感があります。工事監理を自社で担うことで、図面通りに施工されているかをチェックする体制も整います。
静岡県・山梨県・神奈川県西部に絞った地域密着
TENアーキテクツの営業範囲は、静岡県全域、山梨県全域、神奈川県西部が中心です。本社スタジオを静岡市清水区蒲原に、静岡スタジオを静岡市駿河区高松に置き、施工事例も静岡県東部・中部・西部から熱海、伊東、下田、藤枝、浜松、函南町、山中湖など、富士川流域から伊豆エリアまで幅広く展開しています。
全国対応の大手ハウスメーカーと比べると施工エリアは限定的ですが、その分、敷地読み解きの精度、地元職人とのネットワーク、現場往復のしやすさ、引渡し後のフォロー体制という面で、地域密着ならではのメリットがあります。山中湖の貸別荘案件や、伊豆エリアの別荘ニーズにも対応している実績は、首都圏のセカンドハウス需要にも応えられる設計力の証です。
予算内で「設計の自由度」と「価格の透明性」両方を妥協したくない方にとって、TENアーキテクツは有力候補の一つです。
契約前は、希望性能の等級・数値、入居希望時期、設計料・施工費・諸経費・外構の内訳、保証延長の条件・費用を書面で確認し、期待値を丁寧にすり合わせておくと、満足度の高い家づくりにつながります。
TENアーキテクツはデメリット?ネットの評判を読み解く
TENアーキテクツに関する検索ボリュームの中で、「デメリット」というキーワードは公式FAQにも掲載されるほど検討者の関心が高いテーマです。実際に、ネット上で「TENアーキテクツ デメリット」というキーワードでよく検索される背景には、自由設計と建築家住宅というスタイルが「自分に合うかどうか分からない」という不安があると私は受け止めています。
ここでは、口コミやFAQ、各種ポータルの情報を読み込み、ポジティブとネガティブ双方の意見を再整理した上で、私自身の総合評価をお伝えします。
ポジティブな意見から見える強み
ポジティブな意見の中心は、やはり設計力とデザイン力に対する評価です。複数社の図面を比較した上で、TENアーキテクツの初回提案が家族の希望にぴたりと合ったという声、変形地・狭小地・スキップフロアといった条件の悪い敷地を活かして開放感のある住まいに仕上げてもらえたという声は、フルオーダー設計と敷地読み解きの力が機能している証拠です。
第二の柱は、価格の透明性と納得感です。50ページの詳細見積、40枚以上の図面、コストをかける場所とかけない場所の優先順位整理など、価格の中身が見える仕組みに対する評価が目立ちます。「坪単価は決して安くないが、内訳を理解した上で納得して支払えた」という声は、ローコスト訴求とは異なる軸での満足度を示しています。
第三に、しつこい営業がない、施主のペースに合わせて打合せが進む、住んでいる人の声を共有してくれる、引渡し後も暮らしの変化に合わせて相談に乗ってくれる、といった「人としての向き合い方」への評価があります。家づくりは数百回の意思決定を1〜2年かけて積み上げる作業のため、担当者との相性が満足度を大きく左右しますが、その面でTENアーキテクツは相性の良さを生んでいると感じます。
ネガティブな意見から見える懸念点
一方でネガティブな意見は、構造的に3つに集約されます。まずは設計期間の長さです。公式FAQで明示されているとおり、設計から見積完成まで6ヶ月以上、着工から引渡しまで6ヶ月以上、合計12〜16ヶ月という目安は、入居希望時期が固定されている人や、賃貸契約の更新タイミング、子の就学に合わせて建てたい人にとっては大きな制約になります。
次に展示場の不在です。実物を見て家全体の雰囲気を掴みたい人、家族の意見を一気にまとめたい人にとっては、写真と図面と完成見学会だけで判断していくプロセスは、心理的なハードルが高い面があります。完成像が頭に浮かびにくいまま打合せが進むと、家族会議が長引き、設計期間が想定より延びる原因になることもあります。
3つ目は坪単価帯のイメージです。公式FAQの実績は施工面積80万〜120万円で、ローコストハウスメーカーの坪単価表示と単純比較してしまうと価格差を感じる人がいます。本来、設計料・諸経費・施工監理込みの数字と本体価格のみの数字を比較するのは条件違いの比較ですが、初回検討段階ではその違いに気づかず離脱してしまうケースもあります。
評判から見るTENアーキテクツの総合評価
ポジティブとネガティブの両面を踏まえた上で、TENアーキテクツは「設計に時間と労力をかけられる人にとって、価格に見合う満足度を生む建築家住宅」だと整理できます。逆に言えば、入居時期が動かせない、打合せに時間を割けない、規格商品の安心感が欲しい、ローコスト最優先という人にとっては、最初から相性が合わない会社です。
私が宅建業の現場で施主の相談に乗るときに重視しているのは、住宅会社の強みと弱みを「自分の家づくりのスタイル」に重ねて判断することです。TENアーキテクツの強みは、設計プロセスを楽しめる人、暮らしを言語化できる人、地域密着の継続的な関係性を望む人に対して最大化されます。逆に、決断のスピード、規格の安心感、絶対価格の安さを重視する人にとっては、強みが裏返ってデメリットに見えやすい構造があります。
契約前には、初回相談で希望入居日と総予算を共有し、設計期間と工事期間の現実的なスケジュール、追加費用リスクの目安、保証延長の条件、引渡し後の定期検査の運用を必ず確認しましょう。これらを書面で押さえた上で進められれば、TENアーキテクツの設計力は、検討段階で抱いた不安以上の価値を返してくれる会社だと私は評価しています。
失敗しないTENアーキテクツで家を建てる5つのポイント
TENアーキテクツで理想の住まいを手に入れるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
家づくりは一生に一度の大きなイベント。後悔のない選択をするために、以下の5つのポイントを参考に、家づくりを進めましょう。
- 暮らしの言語化を先にしておく
- 総額と内訳で資金計画を立てる
- 担当者との対話を記録する
- アフター内容を契約前に書面化する
- 同条件で2〜3社を比較する
それぞれ順に解説します。
1.暮らしの言語化を先にしておく
TENアーキテクツは標準仕様がなく、商品シリーズで選ぶ会社ではありません。だからこそ、初回相談の前に「どんな暮らしをしたいのか」を家族で言語化しておくことが、設計品質を最大化する近道になります。
具体的には、好きな素材の写真、苦手な空間の写真、家事動線の理想図、平日と休日の過ごし方、子どもの成長10年スケジュール、来客頻度、趣味の道具量、収納の現状不満などを、家族で書き出してから初回相談に持ち込むと、設計士のヒアリングが一気に深まります。
私の現場感覚では、フルオーダー住宅で後悔する人の大半は「設計士に伝えきれなかった」ことが原因です。逆に、伝える素材を施主側がそろえておくほど、初回プランの提案精度は跳ね上がります。建築士は読心術士ではないので、「言わなくても分かってもらえる」という前提を捨てた上で打合せに臨みましょう。
2.総額と内訳で資金計画を立てる
坪単価ではなく総額で比較するのが、TENアーキテクツのような建築家住宅を検討する際の鉄則です。公式の坪単価80〜120万円は施工面積ベースで、設計料・施工費・諸経費込みですが、外構・カーテン・エアコンは除外されています。
そのため資金計画は、建物本体だけでなく、地盤改良費、外構工事、空調機器、家具家電、登記費用、住宅ローン関連費用、引越し費用、火災保険、不動産取得税、固定資産税の初年度負担まで含めて全体像を描く必要があります。一般的な目安として、本体価格の20〜30%前後の付帯費用を想定しておくと、契約後の慌てが減ります。
長期優良住宅の認定を受けた場合、一定の要件を満たすことで、住宅ローン減税の優遇区分や登録免許税の軽減、固定資産税の減額措置などの対象になる場合があります。ZEH基準を満たす場合は、年度ごとの補助金制度の対象になる場合もあるため、契約前にFPや税理士に相談して、適用される制度を確認しておくと安心です。住宅ローンの選び方はFPや金融機関で個別相談しましょう。
3.担当者との対話を記録する
TENアーキテクツの打合せは、設計に時間をかける分だけ意思決定の回数が多く、過去の決定と新しい要望の整合性をとる作業が重要になります。
打合せごとに、決定事項、保留事項、次回までの宿題、追加費用が発生する変更点、家族間で意見が割れた事項を、施主側でもメモとして残しましょう。設計士の議事録に加えて、施主視点の記録があると、後から「あのとき何を決めたっけ」というすれ違いを防げます。
特に、工事中の仕様変更は追加費用につながりやすいため、変更が発生した段階で、変更理由・変更箇所・追加金額・工程影響を必ず書面で確認しておきます。口頭ベースで進めると、引渡し後の精算で揉める原因になります。
4.アフター内容を契約前に書面化する
TENアーキテクツの保証は、JIO瑕疵担保10年、地盤10年、防水10年、シロアリ5年、1・2・5・10年の第三者住宅診断士による定期検査が基本構成です。これは木造住宅としては標準的かつ妥当な水準です。
ただし、瑕疵保険の延長条件と費用、設備メーカー保証の対象範囲、定期検査時の補修対応の有無、引渡し後の緊急対応窓口、リフォーム時の優先対応、OB割引などの運用は、公開情報だけでは詳細が見えにくい部分があります。契約前に、「アフターサービス計画書」や「保証内容説明書」を書面でもらい、誰が何を何年保証するのか、有償と無償の区分はどこか、を整理しておきましょう。
参考までに、住宅瑕疵担保責任保険の制度の基本は日本住宅保証検査機構(JIO)で確認できます。住宅性能の評価基準は国土交通省の住宅性能表示制度に整理されているので、希望性能を伝える際の共通言語として活用しましょう。
5.同条件で2〜3社を比較する
建築家住宅を選ぶときに最もありがちな失敗が、「気に入った1社にそのまま決めてしまう」ことです。設計が魅力的だからこそ、価格・性能・スケジュールの妥当性を冷静に判断する必要があります。
比較対象として、静岡県内の同価格帯の建築家住宅・デザイン工務店を2〜3社並べ、同じ要望・同じ条件で見積を依頼します。比較すべきは坪単価だけではなく、設計料の有無、図面枚数、施工監理体制、保証、定期検査、見学機会、工期、引渡し後の対応窓口まで含めて、表で並べると差が見えやすくなります。
私が宅建業の立場でクライアントに伝えているのは、「比較するから断りにくくなる」のではなく、「比較するからこそ本命の良さが裏付けられる」ということです。1社目で気に入っても、必ず比較対象を持つ姿勢を崩さないようにしましょう。
TENアーキテクツの実際の坪単価をFP宅建士不動産会社社長が解説!
TENアーキテクツの坪単価と価格構成は、公式FAQで開示されている「80〜120万円/施工面積」の数字を、どの条件で読み解くかが鍵になります。坪単価表記は会社ごとに含む費用が違うため、単純比較してはいけない数字です。
基本的な坪単価と本体価格帯
公式FAQで明示されている坪単価実績は、施工面積あたり80万〜120万円です。これは設計料、施工費、諸経費を含めた総合建築費の坪単価であり、本体価格のみの数字ではありません。住宅ポータルサイトには本体価格寄りの参考値として73.1万〜103.3万円/坪というレンジも掲載されていますが、算出条件が異なるため、価格を比較する際は公式FAQの条件で総額を確認するのが安全です。
公式の価格ページに記載されている目安として、施工床面積40坪前後のコンパクト3LDKで2,800万円、通常3LDKまたはコンパクト4LDKで3,000万円、45坪前後の通常4LDKや35坪前後の通常4LDKで3,300万円、二世帯住宅で4,000万〜4,800万円という総合建築費の例が公開されています。いずれも税別、設計料・施工費・諸経費込み、外構・カーテン・エアコンは別計上です。
本体価格2,800万〜3,300万円というレンジは、静岡県内の建築家住宅・デザイン工務店としては中位〜やや上位の価格帯にあたります。坪単価だけで判断するとローコスト住宅より高く感じますが、フルオーダー設計、50ページの詳細見積、40枚以上の図面、設計施工一貫体制を含めて評価すると、価格設定としては妥当だと私は受け止めています。別途必要な費用として、外構工事、地盤改良、家具家電、火災保険、登記費用などを合算した付帯費用は、一般的に本体価格の20〜30%が目安です。
建築実例から見る具体的な価格レンジ
公開されている建築実例には、TENアーキテクツの過去事例が複数掲載されています。延床面積や仕様によって坪単価は変動するため、自分の希望延床面積と仕様グレードに近い事例を、設計士に直接共有してもらうのが現実的です。
標準仕様がない以上、坪単価は「採用した素材・設備のグレード」と「設計の手間」によって変動します。例えば、無垢材を多用するか合板で抑えるか、造作家具をどこまで作り込むか、外壁を塗り壁にするかサイディングにするか、断熱仕様をHEAT20 G2水準にするかG1水準にするか、これら一つひとつが坪単価に直結します。静岡県内の主要エリアは省エネ基準上の6地域に該当することが多く、目安としてG2なら木造でUA値0.46以下、G1ならUA値0.56以下が基準となるため、希望グレードを数値で指定すると見積反映がスムーズです。
オプション選択が坪単価に与える影響を抑えたい場合は、初回打合せで「優先順位の整理表」を作るのが効果的です。リビング・水回り・寝室・収納・外構・性能のそれぞれに、絶対譲れない項目、できれば実現したい項目、妥協しても良い項目を3区分で書き出すと、設計士が予算配分を最適化しやすくなります。
坪単価を支える構造とスタイル別提案
TENアーキテクツは木造軸組工法を主軸としつつ、2×4、2×6、重量鉄骨、RC造まで対応可能とされています。構造の選択肢が広いことは、坪単価レンジが幅を持つ理由でもあります。
構造によって坪単価は変動し、木造軸組より2×6、重量鉄骨、RC造の順に構造体コストは上がる傾向にあります。具体的な差額は仕様・施工条件・敷地条件で大きく振れるため、初回見積で構造別の概算を出してもらい、敷地と希望性能に合った構造を設計士と一緒に絞り込むのが現実的な進め方です。
公式トップに掲載されているC値0.2以下、床下エアコン・天井エアコン採用の省エネ住宅実例は、構造と性能を高い水準で両立した参考例です。同等の性能を希望する場合、坪単価は公式FAQレンジの中位〜上位に寄ることを想定しておきましょう。
静岡県内での価格競争力
静岡県内には、ローコスト系から建築家住宅まで幅広い住宅会社が存在しますが、TENアーキテクツのポジションは「価格透明性と設計力で評価される、中位〜やや上位レンジの建築家住宅」だと整理できます。
ローコスト住宅と比較すると坪単価は高く見えますが、設計料・施工監理・図面密度・見積透明性まで含めて評価すれば、決して割高ではありません。逆に、超ハイブランドの建築家住宅と比較すると、価格レンジは抑えめでありながら、自由度と設計密度はそん色ない水準です。「価格の見える化と設計の自由度を両立した、地域密着の建築家住宅」というポジションは、静岡県内では希少な選択肢の一つだと私は評価しています。
価格を最終判断する際には、坪単価ではなく、「設計料込みの総合建築費」「付帯工事・外構を含めた総額」「希望性能・希望仕様を反映した見積」の3つを揃えて比較することが、後悔しない予算検討の鉄則です。
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TENアーキテクツの商品ラインナップ
TENアーキテクツの商品ラインナップは、一般的なハウスメーカーのように「○○シリーズ」「△△モデル」のような商品名で整理されていません。標準仕様を設けず、すべての案件を個別設計する方針のため、ここでは公式サイトの設計コンセプトとプラン集の構成に沿って、4つの軸で整理します。
完全注文住宅という基本スタイル
TENアーキテクツの主軸は、標準仕様なしの完全注文住宅です。商品コンセプトとして、「世界に一つ、あなたのためだけに設計する」というスローガンが公式に掲げられており、敷地条件、暮らし方、予算、家族構成、将来の変化見通しからゼロベースで設計を組み立てます。
構造は、木造軸組、2×4、2×6、重量鉄骨、RC造に対応可能とされており、敷地条件や希望性能に応じて構造そのものから選択できる柔軟性があります。構造材にはヒノキを用い、長期優良住宅基準をベースとした設計を行う方針も公式に説明されています。
価格目安は公式FAQで施工面積あたり80万〜120万円。設計料・施工費・諸経費を含む総合建築費の坪単価で、外構・カーテン・エアコンは別計上です。
性能と省エネ仕様への対応
公式メリットページでは、断熱性、Q値・C値計算、断熱等級、ZEH、BELSなどを「要望に応じて提案可能」と説明しています。標準性能の数値は公表されていませんが、設計事務所側で性能設計を行う体制があり、希望性能を等級・数値で指定すれば対応してもらえる仕組みです。
公式トップに掲載されている過去事例には、C値0.2以下、床下エアコン・天井エアコン採用、省エネと快適性を両立した住まいの例が含まれています。HEAT20水準や長期優良住宅基準も、要望に応じて設計対応してもらえる体制があるため、初回相談で具体的な等級・UA値・C値目標を伝えることで、設計と見積に反映してもらえます。
省エネ住宅としての制度的位置付けは、国土交通省のZEH水準の省エネ住宅の解説ページが分かりやすいので、希望仕様を整理する際の参考にしてください。
プラン集に掲載された建坪別の参考プラン
公式サイトの「プラン集」には、建坪別に「自然と共に暮らす 解放感のある家」というコンセプトでまとめられた参考プランが掲載されています。30坪、35坪、40坪、50〜55坪のカテゴリで、間取りや雰囲気をイメージできる構成です。
ただし、これは商品シリーズではなく、あくまで提案例として位置付けられています。プラン集を起点にしつつ、最終的には施主の敷地条件と暮らし方に合わせて再設計される前提です。完成像のイメージを掴みたい人は、まずプラン集と公式ギャラリーの実例で雰囲気を確認し、その上で初回相談に進むと話が進めやすくなります。
用途別の対応領域
TENアーキテクツの対応領域は、住宅設計・施工だけにとどまりません。公式会社概要に掲載されている業務範囲は、住宅設計施工、店舗設計施工、高齢者施設その他建築全般、設計監理、工務店支援、第三者検査までと幅広く、建築デザイン全般を扱う体制があります。
住宅領域に絞っても、平屋、二世帯住宅、狭小地住宅、変形地住宅、貸別荘、リゾート住宅など、用途別の実績が確認できます。山中湖村の貸別荘案件や、伊豆エリアの別荘ニーズへの対応実績は、静岡県を超えて山梨県・神奈川県西部にまで広がる事業エリアの裏付けでもあります。
総合的なサポート体制
設計と施工を一貫対応するだけでなく、土地探し、融資相談、住宅性能評価、長期優良住宅認定、ZEH・BELS申請、定期検査、引渡し後のメンテナンス相談まで、家づくりの前後を含めて総合的にサポートする体制があります。
ただし、土地探しは「設計建築依頼を前提とした土地探し」に限定されており、土地探しのみの依頼は受けられないと公式FAQに明記されています。融資相談には対応しているものの、提携銀行名は公開されていないため、希望する金融機関がある場合は初回相談時に確認しておきましょう。
TENアーキテクツで家を建てるメリットとデメリット
TENアーキテクツは、静岡県を中心に山梨県・神奈川県西部まで事業を展開する、地域密着型の建築家住宅です。ここまで解説してきた内容を整理しながら、その具体的な強みと弱みを確認します。
TENアーキテクツで家を建てるメリット5つ
TENアーキテクツには、地域工務店と建築家事務所の良いところを両立した独自の強みがあります。それぞれの特徴を順に紹介します。
1.完全注文・標準仕様なしで自由度が高い
TENアーキテクツは標準仕様を設けず、暮らし方・予算・敷地条件から設計する方針です。既製の商品シリーズに合わせるのではなく、間取り、素材、収納、性能まで要望に合わせて組み立てられる点が、最大のメリットです。商品ラインナップで選ぶ会社では実現しにくい、敷地と家族に最適化された一品ものの家づくりが可能になります。
2.50ページ見積で価格の中身が見えやすい
公式サイトでは、約50ページの詳細見積を見ながら必要なものと割高なものを洗い出すと説明されています。坪単価だけでなく総額と仕様の納得感を重視したい人にとって、契約後の追加費用リスクを抑える効果が大きい仕組みです。私が宅建業で見てきた住宅トラブルの多くは見積のブラックボックス化が原因なので、この透明性は本来もっと評価されるべき強みだと感じています。
3.図面40枚以上で追加工事を抑える設計姿勢
1棟あたり平均40枚以上の図面を作成する設計スタイルは、施工現場での解釈ブレを減らし、追加工事リスクを抑える働きをします。詳細な納まり図、展開図、家具図、建具図、設備図まで踏み込んで描くことで、完成後の品質ムラを抑え、施工監理の効率も上がります。図面密度は、見えにくいけれど施主の予算を守る重要な指標です。
4.設計施工一貫で工事監理まで責任を持つ
一級建築士事務所と建設業許可を併せ持ち、設計から施工、工事監理、完成検査までを自社で一気通貫対応します。分業型の設計事務所と違って責任分界点が一本化されるため、施工品質トラブルが起きたときの交渉相手が明確になります。引渡し後のメンテナンス対応も同じ窓口で完結する安心感は、長期的に効いてくる強みです。
5.JIO瑕疵担保と第三者定期検査で長期安心
JIO瑕疵担保10年、地盤保証10年、防水保証10年、シロアリ保証5年、引渡し後1・2・5・10年の第三者住宅診断士による定期検査が、保証パッケージの基本です。木造住宅としては標準的かつ妥当な水準で、特に第三者検査による定期点検は、自社点検より客観性が担保される利点があります。保証延長の条件・費用は契約前に書面で確認しておきましょう。
TENアーキテクツで家を建てるデメリット3つ
魅力的な特徴がある一方で、検討する際に注意すべき点もあります。以下のデメリットを理解した上で、慎重に判断することが重要です。
1.設計に時間がかかる
公式FAQで「1棟ずつ住み主のことを考えて設計するため時間がかかる」と明記されているとおり、設計から見積完成まで6ヶ月以上、着工から引渡しまで6ヶ月以上、合計12〜16ヶ月という目安です。入居希望日が固定されている人、賃貸契約の更新タイミングや子の就学に合わせて急ぐ必要がある人には不向きな面があります。逆算スケジュールを初回相談で確認し、必要な前倒し相談を始めることが対策になります。
2.展示場がない
すべて特注住宅のため、規格住宅のような常設モデルハウスはありません。実物の雰囲気を確認したい人、家族会議を一気に進めたい人にとっては、最初のハードルになる場合があります。代わりに完成見学会、OB宅見学、施工事例写真、3Dパースで完成像を補う方法があるので、初回相談時に「見学可能な物件」「OB紹介可否」「3Dシミュレーション提供範囲」を確認しておきましょう。
3.坪単価はローコスト帯ではない
公式FAQの坪単価実績は施工面積80万〜120万円。設計料・施工費・諸経費込みの数字とはいえ、ローコスト住宅メーカーの坪単価表示と単純比較すると価格差を感じる人がいます。価格より絶対値の安さを最優先する家づくりとは、最初から相性が合いません。坪単価ではなく、同条件の総合建築費で比較する姿勢が前提になります。
TENアーキテクツが向いている人
TENアーキテクツの強みを活かしやすいのは、以下のような特徴を持つ方です。
人と同じ家ではなく、自分の暮らしに合わせた家を建てたい人
標準仕様なしのフルオーダー設計は、規格商品では届きにくい個別最適な住まいに踏み込める仕組みです。家族の暮らし方、趣味、将来の変化、敷地条件を起点にゼロベースで設計したい人にとって、TENアーキテクツの設計姿勢はぴたりとはまります。商品ラインナップから選ぶ家づくりに物足りなさを感じている方は、初回相談で要望を一度ぶつけてみる価値があります。
デザイン性と暮らしやすさを両立したい人
公式が掲げる「機能性とデザインの両立」「余白のある暮らし」というコンセプトは、見た目だけの建築家住宅ではなく、毎日の暮らしに寄り添う設計を志向する姿勢の表れです。中庭、スキップフロア、変形地活用、光と風の設計など、デザイン的な見せ場と動線・収納・性能のバランスを取りたい人に向いています。施工事例を見ながら、自分の理想に近い方向性があるかを確認すると、相性を判断しやすくなります。
見積の中身まで納得して進めたい人
約50ページの詳細見積で価格を説明する方針は、契約後の追加費用トラブルを嫌う人にとって安心材料です。「総額さえ合えば内訳は気にしない」というスタンスではなく、「内訳を理解した上で予算配分を決めたい」という人ほど、TENアーキテクツの見積文化と相性が良いと私は見ています。
狭小地・変形地・中庭など敷地条件を活かしたい人
敷地を読み解く設計思想と、変形地・狭小地の施工事例は、規格住宅では諦めるしかない土地条件を価値に変える力があります。土地の制約に悩んでいる方、隣家との距離や視線を活かしたい方、傾斜地や旗竿地で設計を諦めかけている方にとって、TENアーキテクツの設計力は心強い選択肢になります。
じっくり打合せして家づくりを楽しみたい人
公式が対話と納得を重視し、設計に時間をかける方針は、家づくりをイベントではなくプロセスとして楽しみたい人と相性が良い設計スタイルです。打合せに時間を割ける人、家族会議を重ねながら意思決定を積み上げたい人、住宅雑誌や建築事例を見るのが好きな人にとって、TENアーキテクツの打合せ密度は楽しみの一つになります。
TENアーキテクツをおすすめできない人
一方で、以下のような方には、TENアーキテクツが最適な選択肢とは言えない場合があります。
最短スケジュールで入居したい人
公式FAQで設計に時間がかかると明記されており、設計から引渡しまで12〜16ヶ月という目安は、急ぎの入居希望には合いにくい設計スタイルです。子の就学、転勤、賃貸契約の終了など、固定の入居期限がある場合は、TENアーキテクツの設計プロセスに必要な時間が確保できるかを最初に確認しましょう。期限に余裕がない場合は、規格住宅や建売住宅も含めて選択肢を広げた方が、結果的に満足度の高い住まいに辿り着けることがあります。
展示場で完成像を確認してから選びたい人
公式FAQで展示場なしと説明されているとおり、常設モデルハウスを持たない方針です。実物を見て家全体の雰囲気を一気に掴みたい人、家族の意見を展示場でまとめたい人にとっては、写真と図面で判断していくプロセスは負担に感じる場合があります。完成見学会やOB宅見学のスケジュールが合わない可能性も含めて、検討初期の情報収集スタイルが合うかを確認しましょう。
坪単価50万円台以下のローコストを最優先する人
公式FAQの坪単価実績は施工面積80万〜120万円。設計料・諸経費込みの数字とはいえ、絶対価格の安さを最優先する家づくりとは設計思想が違います。設計の自由度と仕様の納得感に価格を投じる方針なので、ローコスト最優先の方には別の選択肢を検討した方が満足度が高くなる場合があります。
標準パッケージから簡単に選びたい人
標準仕様なしの個別設計型のため、商品ラインナップから「これとこれを組み合わせる」という選び方はできません。打合せ量も多く、施主側にも要望を言語化する力が求められます。「お任せで楽に家を建てたい」というスタンスとは合わないため、家づくりに時間と労力を割けない場合は、規格住宅や商品シリーズ型のハウスメーカーの方が、ストレスなく進められることがあります。
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TENアーキテクツのよくある質問にFP宅建士不動産会社社長がお答え!
ここからはTENアーキテクツに関する質問と答えを紹介します。
Q. TENアーキテクツの坪単価はいくらですか?
A. 公式FAQでは施工面積あたり80万〜120万円の実績があるとされています。これは設計料・施工費・諸経費を含む総合建築費の坪単価で、外構・カーテン・エアコンは別計上です。本体価格寄りの参考値として73.1万〜103.3万円/坪というレンジも別途確認できますが、算出条件が違うため、公式FAQの条件で総額を確認するのが安全な比較方法です。
Q. TENアーキテクツのデメリットは何ですか?
A. 公式FAQでは、1棟ずつ設計するため設計期間が長いこと、特注住宅のため展示場がないことをデメリットとして説明しています。設計から引渡しまで合計12〜16ヶ月という目安なので、急ぎの入居希望や規格展示場で完成像を見たい人は注意が必要です。代わりに完成見学会やOB宅見学を活用して、完成像を補う進め方が現実的な対応策になります。
Q. TENアーキテクツの保証期間は?
A. 主要構造部・漏水に関わるJIO瑕疵担保10年、地盤保証10年、防水保証10年、シロアリ保証5年が公式に確認できます。さらに、引渡し後1・2・5・10年の第三者住宅診断士による無料定期検査も付帯します。JIO瑕疵担保は保険期間満了後の有料延長に対応するとされており、年数・費用の詳細は契約前に書面で確認しておきましょう。
Q. TENアーキテクツの施工エリアはどこですか?
A. 公式サイトでは静岡県東部・中部・西部、山梨県、神奈川県を営業範囲として掲載しています。フッター表記では静岡県全域、山梨県全域、神奈川県西部が中心です。エリア外の物件については、初回相談時に対応可否を直接確認するのが確実です。
Q. TENアーキテクツは土地探しもできますか?
A. 設計建築の依頼を前提とした土地探しには対応しています。ただし、土地探しのみの依頼は受けられないと公式FAQで説明されています。設計と土地探しを並行して進めたい場合は、初回相談で希望条件を伝え、敷地候補に対する設計目線でのフィードバックをもらいながら土地選びを進めると、購入後のミスマッチを抑えられます。
Q. TENアーキテクツの工期はどれくらいですか?
A. 公式FAQでは、設計相談から設計完了・見積まで6ヶ月以上、工事開始から引渡しまで6ヶ月以上、合計12〜16ヶ月という目安が掲載されています。これは40坪程度のFAQ目安であり、敷地条件・延床面積・仕様・構造の選択によって変動します。入居希望時期がある方は、初回相談で希望日を共有し、逆算スケジュールを確認しておきましょう。
Q. TENアーキテクツは高断熱・ZEHに対応できますか?
A. 公式サイトでは、断熱性、Q値・C値計算、断熱等級、ZEH、BELSなどを要望に応じて提案可能としています。公式トップに掲載されている過去事例にはC値0.2以下の住まいもあり、HEAT20水準や長期優良住宅基準への対応もできる設計力があります。ただし標準UA値やZEH供給率は公表されていないため、希望性能を等級・数値で指定して見積に反映してもらう進め方が確実です。
まとめ
TENアーキテクツは、標準仕様なしのフルオーダー設計、約50ページの詳細見積、1棟あたり40枚以上の図面、設計施工一貫体制を採用し、設計の自由度と価格透明性を両立できる地域工務店兼一級建築士事務所です。
坪単価は施工面積あたり80万〜120万円と、ローコスト訴求ではなく納得感・設計価値型の価格帯。本体価格2,800万〜3,300万円という総合建築費の目安の中で、長期優良住宅基準やC値0.2以下の省エネ仕様、ZEH・BELS対応、HEAT20水準といった希望性能を、案件別に組み込める設計体制があります。JIO瑕疵担保10年、地盤10年、防水10年、シロアリ5年、引渡し後1・2・5・10年の第三者住宅診断士による定期検査というアフター体制と、しつこい営業をしない打合せスタイル、引渡し後も暮らしの変化に寄り添う設計士の対応姿勢も魅力です。設計に12〜16ヶ月の時間が必要な点や、展示場がない点については、初回相談で逆算スケジュールと見学機会を確認し、希望性能を等級・数値で書面化することで、理想の住まいに近づける進め方ができます。
静岡県・山梨県・神奈川県西部で、敷地条件を活かしたデザイン性の高い家づくりを検討されている方は、TENアーキテクツの本社スタジオまたは静岡スタジオを訪れ、50ページの詳細見積と40枚以上の図面が生み出す設計密度を直接体感してみてください。
TENアーキテクツ以外にも、静岡県内では納得住宅工房、アトリエサクラ、ARRCH、小野田産業、アイジースタイルハウス、フリーダムアーキテクツなども、あわせて比較検討することで、より自分たちに合った住まいのパートナーが見つかるはずです。





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