【大学受験の勉強はいつから始めたか】回答者704人アンケート調査

2024/12/02
【大学受験の勉強はいつから始めたか】回答者704人アンケート調査

大学受験を考えている方、またその家族の方の中には

「どのくらいの時期から受験勉強を始めるのが一般的なんだろう」「経験者の声が知りたい」と

思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、10代から60代以上までの704人を対象に「大学受験の勉強はいつから始めたか」についてアンケートを実施しました。

調査概要

調査対象:10代から60代以上までの704人

調査期間:2024年10月31日〜11月6日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:704人(女性 340人/男性 364人)

回答者の年齢:10代0.8%、20代21.3%、30代34.2%、40代28.1%、50代11.8%、60代以上3.7%

 

調査結果サマリー

 

・大学受験の勉強を始めた時期は高校3年の春が最多

・7割弱の人が第一志望校に合格、合格者は中学からスタートしている人の割合が多い

・偏差値の高い学校にいきたい場合には、早期着手が鍵

 

大学受験の勉強を始めた時期は高校3年の春が最多

10代から60代以上までの回答者704人に「大学受験の勉強を始めた時期」について聞いたところ、「高校3年生の春頃」が99人で1位、続いて「高校2年生の後半頃」が94人で2位、「高校2年生の前半頃」が70人で3位という結果になりました。

多くの人が高校2年生あたりから受験勉強をスタートさせており、高校3年生の春にピークを迎えていることがわかります。一方、高校3年生からでは遅いと言う声もあり、「できるだけ早めに志望学部を決定し、必須科目を絞り込んでおくことで効率よく勉強しましょう。途中での進路変更は時間の無駄なので、慎重に決めることが大事です。第一志望含め3校ぐらい受験して入試勘をつけておくことも大事だと思います(60代女性)」や「早いうちに、自分が学びたい分野を具体的にイメージすること。そうすれば、学部や学科を思い浮かべることができるので、志望校や学部が決まり、学習意欲が上がります。結果的に偏差値が高い学校に行くかどうかより、自分の適性や目的に合った学びができる喜びの方が大事だと思います(40代男性)」などの声が上がっています。

7割弱の人が第一志望校に合格、合格者は中学からスタートしている人の割合が多い

続いて、「第一志望の大学に合格したか」について聞いたところ、「はい」と答えた人が477人で67.8%、「いいえ」と答えた人が227人で32.2%という結果になりました。7割弱の人が、第一志望校に合格していることがわかります。

また、第一志望に合格した人、不合格だった人がどの時期から勉強を始めていたのか分析したところ、不合格の人は「高校2年生の後半」から「高校3年生の春頃」にかけて始めた人が突発的に多くなっている結果に。

一方、合格した人では、不合格だった人と比べて「中学2年生の前半頃」から受験勉強を始めた人が増えており、不合格の人と同様「高校3年生の春頃」が一番多いものの、他の時期と比べて緩やかな違いしかないことがわかります。不合格だった人と比べて、早期に勉強を始めている人の割合が多いと言えるでしょう。

偏差値の高い学校にいきたい場合には、早期着手が鍵

最後に、進学大学の偏差値別に「受験勉強を始めた時期」について分析したところ、偏差値30台の人では中学1年から勉強していた人はおらず、また他と比べて高校3年生の秋以降始めた人も多いことがわかりました。

一方、偏差値66以上の学校に進学した人は、中学1年生から勉強している人もおり、他と比べて高校1年生から勉強している人も多いことがわかります。実際に偏差値66以上の学校に進学した人からは、「大学入試はレベルが上がれば上がるほど量も深さもかなりのものがありますので、とにかく「早期着手」が鍵です。地方の高校だと進度が遅いので、上の大学を狙うのであれば自分もしくは塾とか家庭教師などで先行して進めておくべきだと思います(50代男性)」や「高3になってからでは遅い。特に国公立に行きたければ。ライバルは同じ高校生だけでなく、浪人生もいる。なので、なかなか偏差値が上がらない。そのため、高校入学直後からコツコツ勉強しておいたほうがいい(40代男性)」などの声が上がっています。

まとめ

調査の結果、大学受験の勉強を始めた時期は高校3年の春が最多であることがわかりました。ただ、高校2年生の前半・後半を選んだ人も多く、高校2年生からスタートしている人が多いことがわかります。

また、アンケートの回答者704人中、7割弱の人が第一志望校に合格したと回答。合格者は、不合格者と比べて中学からスタートしている人の割合が多いことがわかりました。

最後に、偏差値別に受験勉強の開始時期を見たところ、早期に始めている人の割合が多いことがわかります。偏差値の高い学校を志望する場合には、受験勉強の早期着手が合格への近道と言えるかもしれません。