昭栄建設(伊勢市)の評判は?UA値0.46と全棟気密測定、口コミを確認

昭栄建設の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

昭栄建設は、三重県伊勢市に本社を置き、伊勢志摩とその周辺で注文住宅を建てている会社です。建築家が設計するR+houseの加盟店として、R+house伊勢を運営しています。UA値0.46、全棟での気密測定、耐震等級3の全棟取得といった数字が公式サイトに出ています。ただ、評判を口コミで確かめようとすると材料がほとんどありません。公開されていた投稿は7件、しかも6件は建てた方の体験ではなく、経験者に情報を求める質問でした。台風のときに雨戸やシャッターを付けられるのか、という内容が並んでいます。

幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社ごとの独自の口コミ調査をもとに運営しているサイトです。記事に出てくる価格、性能、保証、許認可の数字は、公式サイトと国や県の公開資料で1件ずつ照らし合わせました。

結論として、伊勢志摩とその周辺で高断熱の家を検討している方には、候補に入れて比べる価値のある会社です。三つの規格商品は坪数やプランごとの販売価格が税込みで公開され、断熱と気密の数字も公式に出ています。ただし、統一的な坪単価は確認できませんでした。掲載価格の費用区分は一部しか分からず、気密の基準は公式サイトの三か所で書き方が分かれています。その数字が自分の家に当てはまるのかを、見積もりの段階で確かめる必要があります。

この記事でわかること

  • 公開されていた投稿7件の中身と、なぜこの件数にとどまったのか
  • 三つの規格商品で公開されている、坪数やプランごとの税込み価格
  • 坪単価が確認できない中で、何をそろえれば他社と比べられるのか
  • UA値0.46とC値0.2を、どこまで自分の家に当てはめられるのか
  • 気密の基準が公式サイトの中で分かれている点と、その確かめ方
  • 保証と点検の期間、そして60年という表示の読み方
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月22日

昭栄建設の口コミは、建てた人の体験より経験者への質問が多かった

公開されている投稿を探したところ、個別のURLと本文まで確認できたのは7件でした。内訳は口コミサイトが1件、掲示板やQ&Aサイトが6件です。採用としたのは1件だけで、残る6件は参考として数えました。その6件はいずれも建てた方の報告ではなく、経験者へ情報を求める質問です。

公開投稿7件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A6件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い1件、気になる3件、中立3件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
公開投稿7件の話題別件数。住宅性能・住み心地2件、設計・間取り2件、デザイン・商品1件、営業・打ち合わせ1件、施工・仕上がり0件、価格・費用1件、アフターサービス0件、その他0件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。

投稿した方の立場が分かったのは2件だけで、施主・入居者が1件、契約や打ち合わせの段階の方が1件、残る5件は分かりませんでした。時期は6件が2019年、1件が2023年です。

話題 言及 投稿に出ていた内容
住宅性能・住み心地 2件 台風のときの備え
設計・間取り 2件 雨戸やシャッターの可否、道路側の窓
デザイン・商品 1件 候補に入れた段階の情報集め
営業・打ち合わせ 1件 初回相談、価格の変更と工期への対応
価格・費用 1件 坪単価と引き渡し後の対応

傾向は、良い1件、気になる3件、中立3件でした。気になる3件は住宅性能・住み心地が2件と設計・間取りが1件で、どれも台風のときに雨戸やシャッターを付けられるかという同じ心配です。良い1件は営業・打ち合わせの投稿でした。

7件というのは人数ではなく、投稿URLの件数です。無作為抽出でも全件調査でもありませんし、施主本人へのアンケートでもありません。ですから割合として読んだり、多い少ないの根拠にしたりはできません。媒体の名前は出さず、口コミサイト、掲示板やQ&Aサイトという総称で扱っています。

口コミが集まる場所には、満足した方の声より困った方の声が残りやすい傾向があります。どの投稿も匿名なので、書いた方が本当にその家の施主かどうかを確かめる手段はありません。6件は2019年に書かれたもので、当時の担当者や現場の体制が今も同じとは限らない点も残ります。ただ、こうした前置きは、書かれた内容を割り引く理由にはなりません。

件数が伸びなかった理由もあります。点数だけが表示されていて本文と個別のURLをたどれないもの、会社の公式発信や広告、社員による職場の評価、同じ商号の別の会社に関する投稿は数に入れていません。動画のコメントは個別のURLを取得できませんでした。建てた方が住み心地を書いた公開記事も、探した範囲では見つかりません。存在しないという意味ではなく、見つけられなかったということです。

住宅性能と住み心地に出ていたのは、台風のときの備え

気になる2件は、どちらも窓まわりの質問でした。雨戸やシャッターを後から追加できるのか、窓の性能だけで台風のときに足りるのかを尋ねた投稿と、台風対策としてオプションで対応してもらえるのかを尋ねた投稿です。答えを書いた投稿は見当たりません。

公式サイトで確認できるのは、fLioの窓がAPW330とLow-E複層ガラス、断熱がウレタン吹付断熱でHEAT20 G2、換気が第一種換気という表示までです。雨戸やシャッターを標準で付けるのか、追加できるのかは確認できませんでした。窓まわりは建ててからでは変えにくい部分なので、見積もりの段階で土地の条件を伝え、窓の仕様と、雨戸やシャッターを付ける場合の費用を確認しておきましょう。

設計と間取りは、施工例を見た人からの質問だった

2件のうち1件は、道路側に窓が少ない施工例を見て、中庭や庭側にどう開口を取っているのかを尋ねた投稿です。もう1件は、自由設計で雨戸やシャッターを希望できるのかを尋ねた投稿でした。

ここは商品によって答えが変わります。R+houseは建築家が設計に入りますが、frameは全プランにビルトインガレージが付いた30以上のプラン、GLUSはコンパクトハウスとして40以上のプランから選ぶ形です。気に入った施工例を見つけたら、それがどの商品なのかを最初に聞いてください。同じ会社の実例でも、自分が選ぶ商品では同じようにできないことがあります。

営業と打ち合わせでは、価格変更と工期の遅れへの対応が評価されていた

採用とした1件が、この話題です。初回の相談で不安が和らいだこと、価格や工期が変わったときにも真摯に対応してもらえたことを評価する内容でした。2023年の投稿で、立場は施主・入居者です。

ただし1件です。この投稿だけで会社全体の対応を評価することはできません。読み取れるのは、価格の変更と工期の延びが実際に起きうるということです。金額が変わるときにどう知らせてもらえるのか、工期が延びたときの取り決めを書面でどう残すのかを、打ち合わせの段階で聞いておきましょう。

価格とデザインは、経験者に実情を尋ねる投稿だった

価格・費用の1件は、建てた経験のある方に向けて、坪単価と打ち合わせの進み方、引き渡し後の対応の実情を尋ねた投稿です。デザイン・商品の1件は、戸建てを検討していてR+house伊勢を候補に入れ、建てた方からの情報を募った投稿でした。どちらも質問なので評価としては数えられませんが、まず尋ねられていたのが坪単価と引き渡し後の対応だという点は読み取れます。

施工・仕上がり、アフターサービス、その他は0件でした。0件は、そこに不満が無かったという意味ではありません。公開された投稿を見つけられなかった、というだけです。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

契約する相手はどこか。同じ商号の会社が各地にある

公式サイトとR+house伊勢を運営しているのは株式会社昭栄建設です。法人番号5190001007707で、国税庁の法人番号公表サイト、三重県の建設業許可業者名簿、公式サイトの会社概要の3つで、商号と所在地、許可番号が一致しました。

項目 確認できた内容
商号 株式会社昭栄建設
法人番号 5190001007707
登記上の本店 三重県伊勢市小木町493番地
本社 〒516-0007 三重県伊勢市小木町493番地 昭栄ビル1F
代表者 代表取締役 中野 悟
創業と設立 1977年4月に中野塗装として個人創業。1987年10月に有限会社昭栄建設として法人登録。2007年9月に株式会社昭栄建設へ商号変更(設立は昭和62年10月)
資本金 500万円
事業内容 注文住宅、リフォーム工事、店舗建築
構造・工法 木造軸組工法、鉄骨造、RC造
建設業許可 三重県知事許可(般)第14014号
一級建築士事務所 三重県知事登録(第1)第1629号
宅地建物取引業 三重県知事(1)第3668号

建設業許可は、三重県が公表している令和8年7月末現在の名簿でも確認できました。(株)昭栄建設、伊勢市小木町493、許可番号014014として載っています。番号の前に付く(般)は、一般建設業の許可であることを示す表記です。国税庁の公表情報に、登記記録の閉鎖等の年月日は表示されていませんでした。

気をつけたいのは、昭栄建設という商号やよく似た商号の会社が各地にあることです。この記事で扱っているのは伊勢市小木町の株式会社昭栄建設です。検索で出てきた価格や実績が別の会社のものである可能性があるので、所在地と法人番号まで合わせて見てください。

なお、fLio、frame、GLUS、リフォームで最後に契約する相手がどこになるのかは、商品ごとの契約書のひな形も例外の有無も確認できませんでした。工事請負契約書に書かれた商号と法人番号を、自分の目で確かめてください。

価格はどこまで公開されているのか

価格の公開度は、この会社の分かりやすい特徴です。三つの規格商品は、坪数やプランごとの販売価格が税込みで公式サイトに出ています。いっぽうでR+houseの金額と、会社として統一的な坪単価は確認できませんでした。

商品とプラン 公開されている価格(税込)
fLio 25坪 2,396万円
fLio 30坪 2,591万円
fLio 35坪 2,828万円
fLio 40坪 3,042万円
fLio 45坪 3,272万円
frame E1-01(22.92坪) 2,197万円
frame E3-01(28.55坪) 2,217万円
frame W5-02(36.32坪) 2,482万円
GLUS ER1-01(1LDK・10.01坪) 1,475万円
GLUS EA1-01(3LDK・23.67坪) 2,337万円
GLUS WK2-02(3LDK・24.54坪) 2,393万円
R+house 記載を確認できなかった

fLioは分かりやすい定額制として案内されていて、平屋にする場合は坪当たり96,500円(税込)の割増が示されています。

この金額を坪数で割れば坪当たりの数字は出せますが、それを公式の坪単価として扱うことはできません。別途かかる費用の表示は一部にあるものの、本体工事と付帯工事、諸費用の区分の全体と、価格の改定日や有効期限は、公開資料では確認できなかったからです。土地の取得費や地盤改良、外構、申請の費用まで入った総額と読むこともできません。

坪単価は、延床面積の取り方や含める工事の範囲によって値が変わります。そのため、坪単価だけで会社を並べても同じ条件の比較にはなりません。とはいえ、検討する側は何かの数字で並べる必要があります。

坪単価の代わりになるのは、費目をそろえた総額です。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。ここまでそろえれば、坪単価がなくても他社と比べられます。見積書に一式とだけ書かれた項目があれば、内訳を出してほしいと伝えて構いません。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

UA値0.46とC値0.2は何を指す数字か

断熱と気密の数字が公式に出ている点は、比べるときの手がかりになります。ただし公開されているのは会社の方針と過去の実績値であって、自分が建てる家の値ではありません。

公式に確認できた特徴の図。構造=木造軸組工法、鉄骨造、RC造/断熱性能方針=公式コンセプトページでUA値0.46W/㎡・Kを約束と表示/気密実績=2012~2022年の平均C値は0.2㎠/㎡/全棟気密測定=全棟で気密測定を実施し、自社基準C値0.5㎠/㎡以下の確認後に工事を進めると表示/耐震等級=全棟で耐震等級3を取得すると表示/構造計算=全住宅で許容応力度計算による構造計算を実施すると表示/耐力構造=すべての建物で面によって支える構造を採用すると表示。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。
項目 公式サイトの表示
断熱(UA値) 0.46W/㎡・Kをお約束すると表示
気密(C値) 2012年から2022年の平均で0.2㎠/㎡
気密測定 全棟で実施し、自社基準のC値0.5㎠/㎡以下を確認してから工事を進める
耐震 全棟で耐震等級3を取得
構造計算 全住宅で許容応力度計算による構造計算を実施
構造の考え方 すべての建物で面によって支える構造を採用
省エネの目標 2026年以降もZEH比率50%以上を目標

全棟で気密を測り、基準を下回ったことを確かめてから先へ進むという書き方は、実測を前提にしている点で分かりやすい表示です。気密は施工の精度で変わるので、実際に測った値が出てくるかどうかは確認しておきたいところです。

いっぽうで、UA値0.46は会社の方針として示された数字です。商品ごとのUA値、2023年以降の平均C値、断熱等性能等級の番号は確認できませんでした。fLioにあるHEAT20 G2は民間の団体が定めた水準で、法律にもとづく断熱等性能等級とは別の指標です。等級の番号が必要なら書面で確かめてください。

気密の基準は、公式サイトの三か所で書き方が分かれている

気密については、公開されている資料の中で表示が揃っていません。fLioのページの説明文にはC値1.0以下、同じページの標準仕様欄には0.5以下、全社のコンセプトページには自社基準0.5以下と書かれています。どれが自分の契約に適用されるのかは決められませんでした。

これは表示の食い違いであって、性能が低いという話ではありません。ただ、契約する側から見れば、どの値が基準になるかで確かめる中身が変わります。見積書と仕様書で、適用される基準の値と、それを超えたときにどうするのかを確認しておきましょう。

耐震等級3と構造計算は、証明の出し方まで確認する

耐震については、全棟で耐震等級3を取得し、全住宅で許容応力度計算による構造計算を行うと公式サイトに書かれています。耐震等級3は、住宅性能表示制度の耐震等級でいちばん上の区分です。

ただし、取得したことを示す書面の種類、評価する機関の名称、その費用を誰が負担するのかは、公開資料では確認できませんでした。全棟取得という方針と、第三者が発行する評価書を受け取れるかどうかは別の話です。

打ち合わせの段階で、耐震等級3をどの書面で示してもらえるのか、取得費用は見積もりに含まれているのかを聞いてください。構造計算書を受け取れるかも合わせて確認しましょう。

保証と点検、引き渡しのあとの窓口

保証は、その期間が何に対するものかを分けて読む必要があります。

項目 公式サイトの表示
構造・防水の瑕疵保証 引き渡し後10年間
定期点検と報告 第三者機関が60年間にわたって実施
シロアリ保証 保証期間5年、保証限度額500万円
住宅設備 対象の設備機器を10年間、期間中は何度でも無料で修理・交換
相談窓口 24時間365日のサポートデスク
加盟の表示 住宅あんしん保証、JIO、住宅保証機構、ジャパンホームシールド

まず読み分けたいのが60年という数字です。これは第三者機関が定期点検と報告を行う期間で、構造の保証が60年続くという意味ではありません。10年を超えたあとに保証を延ばせるのか、必須の点検や有償の補修があるのか、点検制度の対象商品や回数、費用も確認できませんでした。

住宅設備の10年保証も、対象機器の一覧、故障の原因による免責、修理の上限額は確認できていません。シロアリ保証は再処理で延長できるという表示がありますが、その費用と回数の上限は分かりませんでした。定期点検の日程、地盤保証の期間と限度額、適用の条件も、同じく公開資料では確認できていません。

どれも書面を見れば分かることです。契約の前に保証書と約款、点検の予定表を見せてもらい、10年を過ぎたあとに何にいくらかかるのかを聞いておきましょう。

建てられるエリアと、これからの方針

会社概要に書かれている施工エリアは、三重県の中南勢地域です。伊勢市、鳥羽市、志摩市、大紀町、玉城町、南伊勢町に加えて、津市、松阪市、多気町、明和町、大台町の一部が挙げられています。

ただし、R+houseの公式ネットワークに掲載されているエリアはこれより広く、会社概要の記載と一致していません。商品や敷地の条件、現場までの距離で変わる可能性があるので、対象の市町に入っていても、建てたい土地の住所を先に伝えて確かめてください。

省エネについては、2026年以降もZEH比率50%以上を目標にすると公式に掲げています。これは目標の数字で、年度ごとの実績や、全棟をZEHにするのかどうかは確認できませんでした。太陽光発電や蓄電池を標準で載せるのかも分かりません。ZEHにするための設備と追加費用は、商品と計画ごとに聞いてください。県の公開ページには、みえ省エネ住宅推進協力事業者として掲載されています。

昭栄建設を選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と公開されていた投稿から、選ぶ理由になりそうな点は5つあります。

  • 断熱と気密の数字が公式に出ている。UA値0.46、2012年から2022年の平均でC値0.2、全棟で測って自社基準の0.5以下を確かめてから工事を進めるという表示
  • 三つの規格商品で坪数やプランごとの販売価格が税込みで公開されていて、予算の見通しをつけやすい
  • 全棟で耐震等級3を取得し、全住宅で許容応力度計算を行うという表示がある
  • R+houseのデザインコンテストで、2014年に第2回大賞、2019年に第7回大賞、2020年に第8回審査委員特別賞を受けている
  • 建設業許可、一級建築士事務所登録、宅地建物取引業免許がそろい、建設業許可は県の名簿でも確認できた

公式サイトには、ハウス・オブ・ザ・高断熱窓2020の増販率部門で三重(南勢)エリア第1位という記載もあります。ただし販売の伸びを対象にした部門なので、住宅の性能を比べた順位ではありません。

契約前に知っておきたい注意点

いっぽうで、公開資料の範囲では分からなかったことも並びます。

  • 統一的な坪単価は確認できなかった。掲載価格を坪数で割った数字を公式の坪単価として扱うことはできない
  • 別途かかる費用の表示は一部にあるが、費用区分の全体と価格の改定日、有効期限は確認できなかった。土地代まで含んだ総額とは読めない
  • 気密の基準が、公式サイトの三か所で1.0以下と0.5以下に分かれている
  • 60年は点検と報告の期間で、10年を超えたあとの構造と雨水侵入の保証条件は確認できなかった
  • 会社概要の施工エリアと、R+houseの公式ネットワークに載っているエリアが一致しない

どれも確かめられなかったという意味であって、条件が存在しないという意味ではありません。担当者に聞けば済む項目です。

昭栄建設が向いている人と、慎重に進めたい人

向いているのは、次のような方です。

  • 伊勢市や鳥羽市、志摩市とその周辺に土地があり、地元の会社に頼みたい方
  • 断熱と気密の数字を先に見て、他社と並べて比べたい方
  • 規格の商品から選び、費用の見通しを早い段階でつけたい方
  • 建築家と一緒に間取りを考える進め方に関心がある方

慎重に進めたいのは、次のような方です。

  • 公開されている口コミの数を判断材料にしたい方。7件では材料になりません
  • 坪単価で複数社を並べて、契約前に順位をつけたい方
  • 中南勢地域から離れた場所に建てる予定の方
  • ZEHや長期優良住宅の認定を前提に、資金計画を先に固めたい方

契約前に確認しておきたいこと

ここまで確認できなかった項目は、書面でもらえば比べられます。打ち合わせの前に、次の5つを持っていってください。

  • 土地代と諸費用まで入れた総額の見積書。一式と書かれた項目は内訳も
  • 自分のプランのUA値の計算書と、気密測定で適用される基準の値。基準を超えたときの扱い
  • 耐震等級3を示す書面の種類、評価する機関、その費用を誰が負担するのか
  • 保証書と保証の約款、点検の予定表。10年を超えたあとに保証を延ばす条件と費用
  • 工事請負契約書に書かれた商号と法人番号
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

この5つがそろえば、他社の見積もりと同じ条件で並べられます。台風のときの備えが気になる方は、窓まわりの仕様と雨戸やシャッターの費用も1行足しておいてください。

昭栄建設のよくある質問

昭栄建設の評判は良いですか?

A. 判断できるだけの公開投稿がありませんでした。個別のURLと本文まで確認できたのは7件で、傾向は良い1件、気になる3件、中立3件です。良い1件は、初回の相談と、価格や工期が変わったときの対応を評価した内容です。気になる3件は、台風のときに雨戸やシャッターを付けられるかという質問です。7件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為抽出でも全件調査でもありません。割合として読まず、確かめる項目を決める手がかりに使ってください。

昭栄建設の坪単価はいくらですか?

A. 統一的な坪単価は確認できませんでした。公式に出ているのは規格商品の販売価格です。fLioは25坪2,396万円から45坪3,272万円まで、frameは22.92坪で2,197万円、GLUSは10.01坪で1,475万円などが税込みで示されています。ただし、別途かかる費用の表示は一部にとどまり、費用区分の全体や有効期限は分かりませんでした。土地代まで含んだ総額とは読めません。総額でそろえた見積書で比べてください。

昭栄建設の断熱性能と気密はどのくらいですか?

A. 公式サイトにはUA値0.46W/㎡・Kをお約束すると書かれています。気密は2012年から2022年の平均でC値0.2㎠/㎡、全棟で測って自社基準の0.5㎠/㎡以下を確かめてから工事を進めるという表示です。ただしfLioのページには1.0以下という記載もあり、基準の表示が揃っていません。断熱等性能等級の番号と、商品ごとのUA値も確認できませんでした。自分のプランの計算書をもらってください。

昭栄建設の保証と点検はどうなっていますか?

A. 構造と防水の瑕疵保証は引き渡し後10年間です。定期点検と報告は第三者機関が60年間にわたって行うと書かれています。シロアリ保証は5年で限度額500万円、対象の住宅設備は10年間何度でも無料で修理と交換、相談は24時間365日のサポートデスクという表示です。ただし60年は点検の期間であって、構造の保証が60年続くという意味ではありません。10年を超えたあとの条件は保証書で確かめてください。

昭栄建設はどのエリアで建てられますか?

A. 会社概要では三重県の中南勢地域です。伊勢市、鳥羽市、志摩市、大紀町、玉城町、南伊勢町に加えて、津市、松阪市、多気町、明和町、大台町の一部が挙げられています。ただしR+houseの公式ネットワークに掲載されているエリアはこれより広く、両者は一致していません。商品や敷地の条件、現場までの距離で変わる可能性があるので、建てたい土地の住所を伝えて確かめてください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • サイトとR+house伊勢を運営しているのは株式会社昭栄建設、法人番号5190001007707。建設業許可は三重県の名簿でも確認できた
  • 断熱はUA値0.46、気密は2012年から2022年の平均で0.2。全棟で測り、自社基準0.5以下を確かめてから進めるという表示
  • 規格商品は坪数やプランごとの販売価格が税込みで公開されている。R+houseの金額と統一的な坪単価は確認できなかった
  • 構造と防水の瑕疵保証は10年。点検と報告の60年は、保証の期間とは別のもの
  • 公開されていた投稿は7件。うち6件は建てた方の体験ではなく、経験者に尋ねる質問だった

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。価格では、掲載価格に含まれる費用区分の全体と有効期限。性能では、商品ごとのUA値と2023年以降の平均C値、断熱等性能等級の番号、耐震等級3を示す書面と評価機関。保証では、10年を超えたあとの保証条件、地盤保証の期間と限度額、定期点検の時期。それから雨戸やシャッターの扱いです。

公表されていない数値は、書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、自分のプランのUA値の計算書と適用される気密の基準、保証書と点検の予定表、契約書に書かれた商号と法人番号。この4つがそろえば同じ条件で他社と並べられます。数字が公式に出ている会社だからこそ、それが自分の家の数字になるのかを確かめておいてください。

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