「おしゃれな家に住みたいけど、予算が…」そんなお悩みの方にピッタリなのが、イビケンです。
木材を多用したログハウス風デザインが特徴のイビケン。
BinOとLOOPERという2つのブランドで全国展開し、加盟店による品質のムラを防ぐ第三者監査システムまで完備。しかし、規格住宅ゆえの制約や加盟店システムの落とし穴も…。
この記事では、宅建士の立場から家族の未来を左右する住宅選び、後悔しないために知っておくべきメリット・デメリットを、不動産のプロが本音で解説します。ぜひ、最後までお読みください。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。
こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
そこで便利なのが、条件に合った住宅メーカーの資料をまとめて請求できる「一括カタログ請求サイト」です。中でもおすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサービスです。
これらの3サイトはいずれも大手企業が運営しているため、審査基準が厳しく、悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避けられるのが大きなメリットです。
さらに、カタログ請求をしたからといってしつこい営業がなく、気軽に利用できるため、非常に使い勝手の良いサービスです。
どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
低予算で家を建てたい方は・・・LIFULL HOME’S
工務店を中心に比較したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
やばいは嘘!イビケン124人の良い評判と悪い口コミ
イビケンで実際に家を建てた人の評判は気になりますよね?ネット上でも様々な意見が見られます。
ここではイビケンの口コミを調査し、まとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
良い評判
それではまずは、良い口コミから見ていきましょう。

スキップフロアのある家を選んで大正解でした!リビングから続く多層空間のおかげで、同じ空間にいてもそれぞれの時間を楽しめるのはとても良いです。子供たちは段差を遊び場に、私は吹き抜けの下でゆったり読書。家全体が秘密基地みたいで、家族みんな毎日ワクワクしています。


規格住宅と聞くとデザインに妥協が必要かと思っていましたが、イビケンの家は全く違いました!どれも個性的でおしゃれなプランばかりで、選ぶのが楽しかったです。価格帯はローコスト寄りなのに、このデザイン性と品質は本当に魅力的。価格以上の価値を感じています


私たちは夫婦揃ってアウトドアが大好き。イビケンの「遊び」を取り入れたコンセプトに惹かれて決めました。ウッドデッキで友人を招いてバーベキューをしたり、ガレージにキャンプ道具を並べたりと、家にいながらアウトドア気分を満喫できます。
イビケンの注文住宅は、「遊び」を取り入れたデザインやスキップフロアなどの空間提案が特徴で、家族の暮らしを豊かにし、毎日を楽しくしてくれるという声が多く聞かれます。
また、デザイン性だけでなく、耐震性や断熱性といった住宅性能もしっかりしており、安心して快適に暮らせている様子がうかがえます。
悪い評判
それでは次に、悪い口コミについて見てみましょう。

スキップフロアと吹き抜けのある間取りはとても気に入っていますが、標準仕様の断熱だと冬は底冷えするし、夏は屋根裏の熱がこもりやすいです。開放感と引き換えに、広々空間を快適に保つには断熱性能をケチってはいけなかったと痛感しています。
スキップフロアや吹き抜けなどの立体的な間取りは、イビケンの大きな魅力の一つですが、この口コミが示すとおり断熱性能との兼ね合いが重要なポイントです。
規格住宅でも断熱材のグレードアップは多くの場合オプション対応可能なため、契約前に必ず断熱仕様の詳細を確認し、特に吹き抜け部分の断熱強化について相談することをおすすめします。初期費用は上がりますが、光熱費の削減効果を考慮すれば長期的にはメリットが大きく、快適性も格段に向上します。


無垢材の床に憧れて採用しましたが、年に一度のワックス掛けが正直とても大変です。ウッドデッキも定期的な塗装が億劫で、手入れにもっと時間や労力がかからない素材を選べばよかったと後悔しています。
天然素材の魅力と維持管理の手間は表裏一体の関係にあり、この口コミは素材選びの重要性を示しています。無垢材やウッドデッキを検討する際は、見た目の美しさだけでなく、家族のライフスタイルや時間的余裕を現実的に考慮することが大切です。
小さなお子様がいる家庭や共働き世帯では、メンテナンスフリーに近い複合フローリングや人工木デッキなども選択肢として検討し、長期的な住み心地を優先した素材選びを心がけることをお勧めします。
これらの口コミはあくまでも一例であり、すべての方が同じような経験をするとは限りません。実際に店舗へ足を運び、自分に合ったハウスメーカーを選ぶことが最も大切です。
参考:Googleマップ
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FP宅建士不動産会社社長が教える失敗しない!イビケンで家を建てる方法
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項目
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詳細
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総合評価
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A+ランク
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耐震性
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断熱性・気密性
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間取りの自由度
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コストパフォーマンス
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アフターサービス
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会社の信頼度
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岐阜の木で建てる上質な家づくりに定評のあるイビケン。イビデングループの信頼と実績で、西濃エリアの家づくりを支えるハウスメーカーです。
1. 岐阜の森を活かす「地産地消の家づくり」
2. 安心を支える「高い耐震・耐久性能」
3. 暮らしに寄り添う「自由設計と提案力」
4. 建てた後も安心の「地域密着サポート」
5. イビデングループとしての「圧倒的な信頼感」
イビケンはやばい?ネットの評判を徹底検証!
上記でも挙げたように、イビケンには、様々な口コミがあります。ここでは、それらをまとめて分析しながら、では実際イビケンの実態はどうなのかを検証していきます。
ポジティブな評判のポイント
累計4,000棟を超える施工実績を持つイビケンに対する肯定的な評価として、まずデザイン性の高さが挙げられます。BinOのスキップフロア構造や木材を多用したログハウス風デザインは、「友人からの評判も上々」といった声に代表される通り、個性的な住空間を求める層から高く評価されています。
コストパフォーマンスの良さも特筆すべき点です。1,200万円台から1,500万円台という価格帯で、標準仕様で長期優良住宅認定対応の高性能住宅を実現している点は、若い世代にとって大きな魅力となっているようです。
また、品質管理システムについても評価が高く、加盟店による品質のムラを防ぐ第三者監査システムや全棟住宅完成保証といった仕組みが安心感を提供しています。
ネガティブな評判のポイント
一方で、いくつかの課題も指摘されています。最も多い不満はメンテナンスの負担です。無垢材の床やウッドデッキなど自然素材の美しさと引き換えに、「年に一度のワックス掛けが大変」「定期的な塗装が億劫」といった維持管理の手間が問題となっています。
断熱性能への懸念も重要なポイントです。開放的なスキップフロアや吹き抜け構造において、「標準仕様の断熱だと冬は底冷えする」「夏は屋根裏の熱がこもりやすい」といった快適性の課題が報告されています。
また、規格住宅ゆえの制約に対する不満も見受けられます。「もう少し間取りやデザインに自由度があれば」「こだわりたい部分が変更できない」といった声は、完全自由設計を期待する層には物足りなさを感じさせています。
プロとしての総合評価
これらを総合すると、イビケンは明確なターゲット層に対して高い価値を提供するハウスメーカーと評価できます。デザイン性と価格のバランスに優れ、規格住宅の効率性を活かした家づくりを得意としています。
ただし、成功の鍵は事前の理解と準備にあるでしょう。自然素材のメンテナンス負担、断熱性能のグレードアップの必要性、規格住宅の制約など、デメリットも含めて正しく理解した上で選択することが重要です。
特に加盟店システムを採用しているため、実際に施工を担当する地域ビルダーの選定が品質に大きく影響します。契約前には必ず加盟店の実績や評判を詳しく調査し、複数の候補を比較検討することをお勧めします。
イビケンは「遊びつくす家」というコンセプトに共感し、デザイン性を重視する若い世代には非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ただし、長期的な住み心地や維持費用も含めて総合的に判断することが、後悔のない家づくりにつながります。
失敗しないイビケンで家を建てる5つのポイント
イビケンで理想の住まいを手に入れるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
家づくりは一生に一度の大きなイベント。後悔のない選択をするために、以下の5つのポイントを参考に、家づくりを進めていきましょう。
- 加盟店選定を最重要課題と位置づける
- 断熱性能のカスタマイズを事前計画に組み込む
- 総保有コストを見据えた素材選択を実行する
- 規格住宅の制約を活用した効率的検討を進める
- 将来変化への対応力を重視した構造選択を行う
それぞれ見ていきましょう。
1. 加盟店選定を最重要課題と位置づける
全国の加盟店システムを採用するイビケンでは、実際の施工を担当する地域ビルダーの選定が成功の鍵となります。
複数の加盟店を比較検討し、過去の施工実績、アフターサービスの体制、担当者の知識レベルを慎重に見極めましょう。地域での評判調査や、可能であれば過去の施主からの聞き取りも有効な手法です。
2. 断熱性能のカスタマイズを事前計画に組み込む
標準仕様で長期優良住宅認定対応とはいえ、スキップフロアや吹き抜けなどの開放的な構造では、地域の気候条件によっては断熱強化が必要になる場合があります。
契約前に居住予定地の気候特性を分析し、快適性を確保するための断熱グレードアップ費用を予算に組み込む計画を立てておきましょう。
3. 総保有コストを見据えた素材選択を実行する
木材を多用したデザインが魅力的である一方、無垢材やウッドデッキなどの自然素材は定期的なメンテナンスが必要です。
初期費用だけでなく、10年、20年スパンでのメンテナンス費用を試算し、家族のライフスタイルや時間的余裕と照らし合わせた素材選択を慎重に行うことが重要です。
4. 規格住宅の制約を活用した効率的検討を進める
規格住宅の制約は一見デメリットに見えますが、選択肢が限定されることで検討時間を短縮できるメリットもあります。BinO、LOOPERの特徴を事前に整理し、家族の価値観や将来計画と最もマッチするブランドを絞り込む効率的なアプローチを取りましょう。
5. 将来変化への対応力を重視した構造選択を行う
スキップフロアなどの特徴的な構造は魅力的ですが、長期的な住み心地を考慮した判断が必要です。家族構成の変化、身体機能の変化、ライフスタイルの変化に対する適応性を評価し、必要に応じて将来的なリフォーム可能性も含めて検討する前向きな姿勢により、長期間満足できる住まいを実現できます。
これらの方アプローチにより、イビケンの持つ魅力を最大限に活かしながら、潜在的なリスクを最小化した家づくりが可能になります。
イビケンの実際の坪単価を宅建士社長が解説!
注文住宅を建てる時に最も気になるのが、「いくらで建てられるのか」と言うことですよね。ここではイビケンのコストについて、詳しく解説していきます。
累計10,000棟以上の実績を持つイビケンの住宅は、現在以下の2つのカテゴリーに分かれています。
- Bino
- LOOPER
2021年10月1日にイビケンが展開していた4つのブランド(BinO、FREEQ、BEAHAUS、AzitO)が全て「BinO」に統合されており、現在は統一ブランドとして展開されています。
BinO
坪単価60万円台が予算目安とされるBinOシリーズでは、平屋×スキップフロアプラン「CAMP」が本体価格1,519万円~、縦に広がる家「R」が本体価格1,274万円~、オーソドックスなデザインの家「ALLen」が本体価格1,535万円~で展開されています。
具体的な坪単価を分析すると、下記のようになります。
- CAMP(1,519万円~): 想定延床面積30坪で坪単価約50.6万円
- R(1,274万円~): 想定延床面積25坪で坪単価約51.0万円
- ALLen(1,535万円~): 想定延床面積30坪で坪単価約51.2万円
ただし、これらは本体価格のみの計算です。
実際の建築では外構工事(50万円~150万円)、地盤改良工事(0円~100万円)、諸費用(建築費の5~10%)などが必要となるため、総額ベースでは坪単価60万円~70万円が現実的な目安となります。
LOOPER
コンパクトで高性能、太陽光を備えたエシカルハウスとして位置づけられる環境配慮型住宅です。
気候変動や自然災害から暮らしを守ることをコンセプトとしており、標準で太陽光発電システムを搭載するため、BinOシリーズよりも初期費用は高めになると予想されます。具体的な価格については、加盟店への直接問い合わせが必要です。
価格に影響するもの
イビケンの価格競争力の源泉は、規格住宅なので資材や設備を大量製造、一括仕入れが可能なため、価格を抑えることができている点にあります。しかし、実際の費用には以下の要素が影響します。
標準仕様とオプション費用
標準仕様で長期優良住宅対応を実現していますが、イビケンの特徴であるスキップフロアを利用した多層構造では、開放的な空間ゆえに冷暖房効率を考慮した断熱性能のアップグレードが推奨される場合があります。断熱材のグレードアップは20万円~80万円程度の追加費用が発生します。
自然素材による価格への影響
自然素材にこだわった高性能住宅を特徴とするイビケンでは、無垢材フローリングやウッドデッキなどの採用により初期費用が上昇する傾向があります。しかし、これらの素材は定期的なメンテナンス費用(年間5万円~15万円)も考慮する必要があります。
地域による価格差
全国100箇所以上の加盟店展開を行っているフランチャイズシステムにより、地域や加盟店によって最終価格に10~20%の差が生じる場合があります。都市部では人件費や土地代の影響で高めに、地方では比較的抑えられる傾向があります。
競合他社との価格比較
同じ規格住宅系ハウスメーカーと比較すると、イビケンの坪単価は中位に位置します。
- ローコスト系(タマホーム等):坪単価40万円~50万円台
- イビケン(BinO):坪単価50万円~60万円台
- 中堅系(一条工務店等):坪単価60万円~80万円台
35坪の家を建てるのに必要な費用目安
35坪程度の一般的な住宅を建てる場合の総額目安としては、2,000万円代後半となります。
- 建物本体価格: 1,750万円~2,100万円
- 付帯工事費: 350万円~500万円
- 諸費用: 200万円~300万円
- 総額: 2,300万円~2,900万円
この価格帯で長期優良住宅対応の高性能住宅と個性的なデザインを両立できる点が、イビケンの大きな魅力といえるでしょう。ただし、最終的な総額は選択する仕様や地域の加盟店によって大きく変動するため、複数の加盟店から詳細な見積もりを取得して比較検討することが不可欠です。
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イビケンの商品ラインナップ
イビケンでは、現在BinoとLOOPERという規格住宅ブランドを取り扱っています。それらについて詳しく見ていきましょう。
現在の主力ブランド:BinO
「自遊に、くらす。」をコンセプトとする規格住宅として展開されるBinOは、Basic(安心安全な構造)、INFILL(間取りや素材の自由度)、OPTION(オリジナリティ)の3つのコンセプトを軸に構成されています。
現在のBinOシリーズは、20種類を超えるラインナップと200パターンを超えるプランから選択可能で、主要な商品は以下の通りです。
平屋シリーズ
- COVACO: BinOで最もシンプルな平屋。家の原点を見つめ直して本当の豊かさを追求し、人と自然がフラットにつながり、心地よく暮らせる設計が特徴です。本体価格1,276万円~1,716万円(税込)で展開されています。
- COVACO FUNC: COVACOの間取りにアウトドアストッカーをプラスした商品で、趣味のスペースとしても大活躍します。
- MONICA: カフェラウンジのようなリラックス感と暮らしやすさが両立し、家族が思い思いに過ごしながらぬくもりも感じられる心地いい平屋として設計されています。
スキップフロアシリーズ
- CAMP: 平屋のようなスキップフロアの家。リビングやウッドデッキを介して内外がボーダーレスにつながる家族みんなのベースキャンプをコンセプトとし、本体価格1,776万円~2,015万円(税込)で提供されています。
- WAVE: ナチュラルモダンのスキップフロアハウスとして人気の商品で、開放的な空間設計が特徴です。
- ALLen: オーソドックスなデザインの家で本体価格1,535万円~と、スキップフロアシリーズの中でも取り組みやすい価格帯に設定されています。
- Earth Park: 屋上があるスキップフロアの家として、より立体的な空間活用を提案する商品です。
2階建てシリーズ
- LOAFER: 平屋の問題点を解消した上で、平屋のように暮らせるロフトハウスとして、限られた敷地でも豊かな住空間を実現します。
- BOOOTS: 姶良市での施工事例もあり、2階建てながらコンパクトな設計が特徴の商品です。
LOOPER(エシカルハウス)
コンパクトで高性能、太陽光を備えたエシカルハウス。
気候変動や自然災害から暮らしを守り、家族と地球の未来を守るブランドとして位置づけられるLOOPERは、環境配慮型住宅の新しいカテゴリーです。標準で太陽光発電システムを搭載し、持続可能な暮らしを提案しています。
商品の特徴と性能
全ての商品は標準仕様で長期優良住宅対応を実現し、耐震等級3、断熱等性能等級4、劣化対策等級3の基準をクリアしています。
また、無垢材たっぷりの自然派住宅で、スキップフロア構造とシンプルで機能的な平屋、2階建ての3タイプから選択でき、自然エネルギーを上手に取り入れる設計により、エコロジー&エコノミーな暮らしを実現しています。
カスタマイズ性と自由度
専用のパネルを使い、間取りを変更できるお部屋があり、ライフスタイルが変わるごとに部屋の区切りを変えられる柔軟性も大きな特徴です。
さらに、DIYやガーデン、書斎、ガレージ、シアター、薪ストーブなど、個性あふれるオプションが豊富に用意されており、家族のライフスタイルに合わせたオリジナリティの高い住まいを実現できます。
イビケンで家を建てるメリットとデメリット
イビケン株式会社が展開するBinOとLOOPERの住宅ブランドは、独特な魅力を持つ一方で、注意すべき点も存在します。これまで解説してきた情報を整理しながら、メリットとデメリットという形でイビケンの魅力を見ていきましょう。
イビケンで家を建てるメリット4つ
イビケンの住宅ブランドが多くの人に選ばれる理由は、他社にはない独自の魅力にあります。
1.圧倒的な個性とデザイン性
20種類を超えるラインナップと200パターンを超えるプランから選択できるBinOシリーズは、規格住宅でありながら注文住宅に匹敵する個性を実現します。特にCOVACOは本体価格1,276万円~1,716万円で本格的な平屋住宅を、CAMPは本体価格1,776万円~2,015万円でスキップフロアの魅力的な住空間を提供しています。
このデザイン性の高さは、単なる見た目の美しさだけではありません。スキップフロア構造により、限られた床面積でも縦方向の空間を効率的に活用し、実際の坪数以上の広がりを感じられる設計となっています。
また、自然素材を多用したインテリアは、住むほどに味わいが深まる経年変化を楽しめ、家族の成長とともに愛着が増していく住まいを実現します。規格住宅でありながら、まるでオーダーメイドのような満足感を得られる点は、他社では実現困難な大きな魅力といえます。
2.確実な住宅性能と安心感
標準仕様で長期優良住宅認定対応、耐震等級3、断熱等性能等級4、劣化対策等級3の基準をクリアしている点は大きな安心材料です。さらに全棟住宅完成保証により、万が一加盟店に問題が生じても住宅の完成が保証される仕組みは、他社では得られない安心感を提供します。
この住宅性能の安定性は、規格化による恩恵でもあります。工場での部材加工精度が高く、現場での施工ばらつきを最小限に抑える専用標準施工手引書の存在により、どの加盟店で建てても一定レベル以上の品質が確保されます。
また、第三者機関による現場監査システムにより、施工中の品質チェックも徹底されており、竣工後に発覚する施工不良のリスクを大幅に軽減しています。
長期優良住宅認定により、住宅ローン控除の優遇措置や固定資産税の軽減措置も受けられ、経済的なメリットも享受できます。
3.全国対応可能な柔軟性
全国100箇所以上の加盟店展開により、転勤族や特定の土地にこだわりを持つ方でも、全国どこでもイビケンブランドの住宅を建てることが可能です。地域密着型の工務店では実現できない、全国規模でのサービス提供は大きなメリットといえます。
この全国展開のメリットは、単純な利便性だけではありません。資材の大量一括調達により、地方の小規模工務店では入手困難な高品質な建材を安定供給できる体制が整っています。
また、施工ノウハウの共有システムにより、北海道から沖縄まで、地域特性に応じた最適な施工方法が確立されており、どの地域で建てても気候風土に適した住宅を実現できます。転勤の多いサラリーマンにとっては、住み慣れたブランドの住宅を各地で選択できる安心感は計り知れない価値があります。
4.環境配慮型住宅への先進的取り組み
LOOPERはコンパクトで高性能、太陽光を備えたエシカルハウスとして、持続可能な住宅の新しい形を提案しています。気候変動対策への関心が高まる現代において、環境配慮と快適性を両立させた住まいを標準で提供している点は評価すべき特徴です。
このエシカルハウスの概念は、単なる省エネルギー住宅を超えた包括的な環境配慮を実現しています。太陽光発電システムの標準搭載により、エネルギーの自給自足を目指し、災害時のレジリエンス向上にも寄与します。
また、コンパクトな設計により建築時のCO2排出量を削減し、生涯にわたる環境負荷を最小限に抑える設計思想が貫かれています。将来的なカーボンニュートラル社会への対応を見据えた先進的な取り組みは、長期的な資産価値向上にも寄与する可能性があります。
イビケンで家を建てるデメリット4つ
一方で、イビケンの住宅ブランドには注意すべき課題も存在します。
1.価格面での競争力の課題
坪単価60万円台という価格帯は、同じ規格住宅カテゴリーの他社と比較すると割高感があります。例えばCOVACOの16坪タイプでも1,276万円からとなり、坪単価約80万円と、ローコスト住宅を求める層には手が届きにくい価格設定となっています。
この価格の高さは、デザイン性や自然素材へのこだわりの代償ともいえますが、初期投資を抑えたい若い世代には大きな負担となります。特に、本体価格に加えて外構工事、地盤改良、諸費用などを含めた総額では、当初想定していた予算を大幅に上回るケースが多発しています。
また、自然素材を多用するオプションを追加するとさらに価格が跳ね上がり、最終的には大手ハウスメーカーと変わらない価格帯に達することもあります。規格住宅のメリットであるコストパフォーマンスが薄れてしまう点は、大きなデメリットといえます。
2.標準仕様の限界
スキップフロアや吹き抜けなどの開放的な構造は魅力的ですが、標準仕様の断熱性能では冷暖房効率に課題が生じる場合があります。特に寒冷地や猛暑地域では、断熱材のグレードアップが必要となり、当初予算を上回る可能性が高くなります。
この断熱性能の課題は、デザイン性を優先した設計思想から生じる構造的な問題でもあります。スキップフロアの多層構造では熱の対流が複雑になり、従来の断熱計算では対応しきれない温度ムラが発生することがあります。
また、大きな吹き抜け空間では暖房効率が著しく低下し、冬期の光熱費が想定を大幅に上回るケースも報告されています。快適性を求めて全館空調システムを導入すると、初期費用とランニングコストの両面で大きな負担となり、規格住宅としてのコストメリットが大幅に損なわれる結果となります。
3.フランチャイズシステム特有のリスク
保証やアフターサービスを行うのはイビケンではなく、加盟の工務店であるため、加盟店の選択が住宅の品質や満足度を大きく左右します。優良な加盟店とそうでない加盟店の差が激しく、情報収集不足により施工不良に遭遇するリスクが存在します。
このフランチャイズシステムの課題は、ブランド統一の難しさに起因します。加盟店の規模や技術力、経営状況は千差万別であり、同じ商品名でも仕上がりの品質に大きな差が生じることがあります。特に、地方の小規模加盟店では、最新の施工技術や品質管理ノウハウが十分に浸透していない場合があり、都市部の優良加盟店との格差が顕著に現れることがあります。
また、加盟店の倒産や撤退により、アフターサービスが受けられなくなるリスクもあり、長期的な安心感に不安が残る場合があります。イビケン本体の監査体制はあるものの、日常的な現場管理は各加盟店に委ねられているため、当たり外れのリスクを完全に排除することは困難な状況です。
4.維持管理コストの負担
無垢材たっぷりの自然派住宅というコンセプトは魅力的ですが、無垢フローリングやウッドデッキの定期的なメンテナンスには年間10万円~20万円程度の費用がかかる場合があります。特にウッドデッキは10年程度での全面交換が必要となることが多く、長期的な維持費用を考慮する必要があります。
この維持管理コストの問題は、自然素材の美しさと表裏一体の関係にあります。無垢フローリングは年1回のワックス掛けが必要で、専門業者に依頼すると1回あたり3万円~5万円の費用がかかります。ウッドデッキについては、年2回の塗装メンテナンスが推奨され、10年後の全面交換時には50万円~100万円の費用が発生することもあります。
また、木製サッシや羽目板外壁なども定期的な塗装が必要で、建物全体のメンテナンスサイクルを考慮すると、30年間で数百万円の維持費用が必要となる計算になります。この費用負担は、住宅ローンとは別に準備する必要があり、家計への長期的な影響を慎重に検討する必要があります。
イビケンが向いている人
イビケンの住宅ブランドが最適なのは、以下のような価値観を持つ方々です。
デザイン重視で個性を求める方
DIYやガーデン、書斎、ガレージ、シアター、薪ストーブなど、個性あふれるオプションに魅力を感じ、専用のパネルを使い、間取りを変更できるお部屋などの柔軟性を活用したい方には最適です。特にスキップフロア構造による立体的な空間活用に価値を見出せる方には強くおすすめできます。
こうした方々は、住宅を単なる居住空間ではなく、自己表現の場として捉えている傾向があります。Instagram映えするような洗練されたインテリア空間を求め、友人を招いて自宅を自慢したいという願望を持つ方には、イビケンの提供する空間は大きな満足感をもたらすでしょう。
また、在宅ワークが中心のライフスタイルを送る方にとって、書斎や作業スペースとしてのスキップフロア活用は、仕事の効率性と快適性を両立させる理想的な環境となります。子育て世代であれば、見守りながら家事ができるオープンな間取りや、子どもの遊び場としても活用できる多目的スペースの存在は、日常生活の質を大幅に向上させる要素となるでしょう。
ライフスタイル提案に共感する方
「自遊に、くらす。」をコンセプトとする住まいづくりに共感し、家そのものを人生の舞台として楽しみたい方に適しています。特に年収300万円から購入可能という価格帯で、デザイン性の高い住宅を実現したい若い世代には魅力的な選択肢となります。
このコンセプトに共感する方は、物質的な豊かさよりも精神的な充実感を重視する価値観を持っています。キャンプやアウトドア活動を趣味とし、自宅でもそうした自然との触れ合いを大切にしたい方や、都市部に住みながらもスローライフを実践したい方には、イビケンの提案する暮らし方は理想的なものとなります。
また、SNSを通じて自分のライフスタイルを発信することに積極的な方にとって、フォトジェニックな住空間は重要な要素となり、イビケンのデザイン性の高い住宅は強力なツールとなります。共働き夫婦で時間に余裕がない中でも、住環境の質にはこだわりたいという方にも、規格住宅でありながら個性的な空間を実現できるイビケンは魅力的な選択肢となるでしょう。
全国転勤の可能性がある方
全国100箇所以上の加盟店という広いネットワークを活用し、転勤先でも同じブランドの住宅に住み続けたい方や、将来的な住み替えを考慮している方には大きなメリットとなります。
転勤族にとって、住環境の一貫性は精神的な安定に大きく寄与します。子どもの教育環境の変化に加えて住環境まで大きく変わることの負担を軽減し、家族の適応ストレスを最小限に抑えることができます。また、将来的なUターンやIターンを検討している方にとって、地方での住宅選択肢としてイビケンブランドが利用できることは、人生設計の柔軟性を高める重要な要素となります。
さらに、住宅の売却を考える際にも、全国的に認知度のあるブランドであることは、資産価値の維持や買い手の確保に有利に働く可能性があります。
イビケンをおすすめできない人
一方で、以下のような要望を持つ方には、イビケンの住宅は適さない可能性が高いといえます。
徹底的なコスト重視の方
坪単価60万円台という価格帯では、より安価な住宅を求める方には選択肢となりません。特に建売住宅や他のローコスト規格住宅(坪単価40万円台)と比較検討している方には、コストパフォーマンスの面で見劣りを感じる可能性があります。
このような方々は、住宅に対する投資を最小限に抑え、他の人生目標(子どもの教育費、老後資金、趣味への投資など)により多くの資金を振り向けたいと考えています。住宅ローンの返済負担を軽減し、家計の可処分所得を最大化することを優先する合理的な判断をする方には、イビケンの価格設定は過剰なスペックと感じられる可能性があります。
また、将来的な住み替えを前提とし、住宅を一時的な居住空間として捉えている方にとって、デザイン性や自然素材へのこだわりは不要なコストでしかありません。新婚夫婦で将来的な家族構成の変化が予想される場合や、定年後の住み替えを前提とした中間的な住宅を求める場合には、より安価で実用的な選択肢を検討することが賢明でしょう。
完全自由設計を求める方
200パターンを超えるプランという豊富な選択肢はありますが、あくまで規格住宅の範疇です。間取りから設備まで全てを自由に決めたい方や、特殊な要望(バリアフリー対応、特殊な構造など)を持つ方には制約が多すぎる可能性があります。
建築に対する強いこだわりを持つ方や、特殊なライフスタイルに対応した住宅を求める方には、イビケンの規格住宅では満足できない可能性が高くなります。例えば、車椅子利用者がいる家庭でのバリアフリー対応、音楽家による防音室の設置、ペット多頭飼いのための特殊設備、二世帯住宅での複雑な動線計画など、個別性の高い要求には規格住宅では対応しきれません。
また、建築そのものを趣味として捉え、設計段階から深く関与したい方や、地域の特殊な気候条件(豪雪地帯、台風常襲地帯など)に特化した性能を求める方には、より専門性の高い建築家や工務店との協働が必要となります。住宅を芸術作品として捉え、唯一無二の空間創造を目指す方には、規格住宅という枠組み自体が制約となってしまうでしょう。
高性能住宅を最優先する方
断熱等性能等級4という基本性能は確保されていますが、UA値0.4以下のような超高断熱住宅や、C値1.0以下の高気密住宅を求める方には物足りない仕様となります。省エネルギー性能を最重視する方は、より高性能に特化したハウスメーカーを検討すべきでしょう。
このような方々は、住宅性能による光熱費削減や快適性向上を最重要視し、初期投資が高額になっても長期的なメリットを追求する考え方を持っています。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅のような先進的な環境性能を求める方や、アレルギー対策として化学物質を完全に排除した住宅を求める方には、イビケンの標準仕様では不十分です。
また、寒冷地において真冬でも室温20度以上を無暖房で維持したい方や、夏期のエアコン稼働を最小限に抑えたい方には、より高度な断熱・気密技術が必要となります。住宅性能にコストをかけることで、30年、40年という長期にわたる快適性と経済性を追求したい方には、性能特化型のハウスメーカーがより適した選択肢となるでしょう。
メンテナンスフリーを重視する方
自然素材を多用するデザインは魅力的ですが、定期的なメンテナンスが必要となります。共働き世帯や高齢者世帯など、メンテナンスに時間や労力をかけられない方には、維持管理の負担が重くなる可能性があります。
現代の忙しいライフスタイルにおいて、住宅のメンテナンスに時間を割くことが困難な方は増加傾向にあります。特に、子育てと仕事の両立で時間的余裕のない共働き世帯や、体力的な制約のある高齢者世帯にとって、無垢材の手入れやウッドデッキの塗装などは大きな負担となります。また、転勤族で頻繁に住み替える可能性のある方や、賃貸併用住宅として活用を考えている方にとって、入居者に維持管理の負担を求めることは現実的ではありません。住宅に求める価値が「手間いらずの快適性」である方には、メンテナンスフリーの新建材を使用した住宅や、管理会社によるメンテナンスサービスが充実したマンションなどが、より適した選択肢となるでしょう
。住宅は生活の基盤であり、維持管理に煩わされることなく日常生活を送りたいという現実的な要求に対しては、イビケンの自然素材重視の方針は必ずしも最適解とはならない場合があります。
イビケンの住宅ブランドは、独特の個性とライフスタイル提案に強みを持つ一方で、価格やメンテナンス、性能面では一定の制約があります。これらの特徴を十分に理解した上で、ご自身の価値観や将来計画と照らし合わせて判断することが、満足度の高い住宅選択につながるでしょう。
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イビケンのよくある質問に宅建士社長がお答え!
ここからはイビケンに関するQ&Aを紹介していきましょう。
Q. イビケンはどんな会社ですか?
Aイビケン株式会社は岐阜県大垣市に本社を置く企業で、メラミン化粧板などの建装材事業と住宅事業の両方を展開しています。1960年から続く建材メーカーとしての実績を活かし、現在はBinOやLOOPERといった規格住宅ブランドも手がけています。
Q. 全館空調システムは導入できますか?
はい、オプションとして全館空調システムの導入が可能です。特にスキップフロアや吹き抜けのあるプランでは、快適性向上のために全館空調の検討をおすすめする場合があります。詳細は各地域の加盟店にお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたか?
イビケンの注文住宅は、BinOとLOOPERという独創的なブランドを通じて、規格住宅でありながら注文住宅に匹敵する個性とデザイン性を実現しています。坪単価60万円台という価格帯で、COVACOやCAMPなどの魅力的な商品を提供し、スキップフロア構造による立体的な空間活用と自然素材の温もりを両立させています。
長期優良住宅認定対応、耐震等級3という確かな性能と、全国100箇所以上の加盟店ネットワークによる安心感も大きな魅力です。メンテナンスコストや加盟店選択の重要性といった注意点はありますが、「自遊に、くらす。」というコンセプトに共感し、住まいを人生の舞台として楽しみたい方には理想的な選択肢となるでしょう。実現可能な価格設定で、夢のマイホームへの第一歩を踏み出せる魅力的なブランドです。





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