【現在の日本の株価は高いと思うか】回答者500人アンケート調査

2024/10/31
【現在の日本の株価は高いと思うか】回答者500人アンケート調査

コロナ禍で下がったものの、現在は上昇を続けている日本の株価。

「株価は今後どうなっていくのだろう」

「他の人は現状についてどう思っているのだろう」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、10代から60代以上までの500人を対象に「現在の日本の株価が高いと思うか」についてアンケートを実施しました。

日経平均株価が3万円台を回復するなど、好調な動きを見せる日本の株式市場。

しかし、過去のバブル期と比較すると、まだまだ低い水準であるという意見も。あなたは現在の株価をどう思いますか?

調査概要

調査対象:10代から60代以上までの人

調査期間:2024年7月25日〜9月21日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性 238人/男性 262人)

回答者の年齢:10代1.4%、20代17%、30代33%、40代29.2%、50代13.2%、60代以上6.2%

 

調査結果サマリー

・投資をしている人は半数以上、20代から増加

・現在の日本の株価が高いと思っている人は半数以上

・最近の株価上昇で多少の悪い影響を感じた人は約1割

投資をしている人は半数以上、20代から増加

10代から60代以上までの回答者500人に「株式投資をしているか」について聞いたところ、「はい」と答えた人は56.8%、「いいえ」と答えた人は43.2%という結果になりました。NISAやiDeCoなど気軽に投資を始められるサービスが普及し、株式投資も身近なものになりましたが、半数以上の人が何らかの形で株式投資をしていることがわかります。

また、株式投資をしている人の割合を年代別に見てみると、10代は他の世代と比べて少ないものの、20代になると一気に投資人口が増えていることがわかりました。20代になると社会人として新たな人生のステージが始まる人も多く、従業員持株制度のように投資が身近になることがうかがえます。

現在の日本の株価が高いと思っている人は半数以上

続いて、「現在の日本の株価についてどう思うか」について聞いたところ、「高すぎる」「やや高いと思う」と答えた人が合わせて55.4%、「適正だと思う」が28.2%、「やや安いと思う」「安すぎると思う」と答えた人が合わせて16.4%という結果になりました。全体の半数以上の人が現在の株価について高いと思っており、安いと思っている人は少ないことがわかります。

また、「1年後の日本の株価がどのように変化していると思うか」と聞いたところ「1〜10%上昇する」と答えた人が31.1%、「1〜10%下落する」と答えた人が同じく31.1%と上昇と下落が同じ割合だけおり、どちらとも言えない状況にあることがわかります。「あまり変わらない」と答えた人も25.1%となっており、今後の予測は難しいと言えるでしょう。

最近の株価上昇で多少の悪い影響を感じた人は約1割

最後に、「最近の株価上昇が生活に与えた影響」について聞いたところ、「とても良い影響があった」「良い影響があった」と答えた人は合わせて25.4%、「変わらない」は62.2%、「やや悪い影響があった」「悪い影響があった」は合わせて12.4%という結果になりました。6割以上の人の生活に影響はなかったものの、1割以上の人の人生に悪い影響があったことがわかりました。

実際、「ここ数日の出来事で言えば、やはり今までの株価上昇は異常なんだと認識しました。株高に伴う経済的な余裕は確保しない政府の対応に皆さんはヤキモキしています。新NISAの影響もありちょっとしたお祭り状態でしたが、ここにきての暴落。損した方は多いと感じます。(30代男性)」や「実際の企業活動と株価の関連がわかりにくい動きになってきていると思うので、株が上がっても生活にはよい変化はないですし、賃金なども上がるどころか下がっていて、株主だけの利益を重視しているように思ってしまいます。(40代女性)」などの声が上がっており、今後の経済状況に注目が集まっています。

まとめ

調査の結果、投資をしている人が半数以上いることがわかりました。また、20代から投資をしている人の割合が増加しており、社会人として新たな人生のステージを歩み始める人の多い20代から投資を始める人が多いと考えられます。

また、現在の日本の株価が高いと思っている人は半数以上いることがわかりました。「1年後の株価がどうなっていると思うか」という質問に対しては、回答が綺麗に分かれており、どのような状態にも転びかねない状況だということがわかります。

最後に、最近の株価上昇における影響について聞いたところ、多少なりとも悪い影響を感じている人が約1割いるという結果に。もともと株式投資に参加していない人からも物価の上昇や経済政策への不満などの声が多く上がっており、今後何らかの対策がとられることが求められています。