木の家イムラは、奈良市に本社を置き、吉野杉と珪藻土で完全自由設計の家を建てている会社です。公開されている投稿には、杉の床が冬でも冷たくない、木の香りが気持ちいいという声が並びます。一方で、夏は二階が暑い、木が縮んで隙間ができたという記録もあります。自然素材の家で分かりにくいのは、住んでからどう変わっていくのかという点です。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、公開されている投稿47件を対象に独自の口コミ調査を行いました。価格、性能、保証、許認可、法人の状態は、公式サイトと国税庁、国土交通省、奈良県の資料で照合しています。
奈良県か大阪府で木を多く使った家を建てたいなら、木の家イムラは候補に入れてよい会社です。国税庁の記録に登記の閉鎖を示す表示はなく、建設業許可も宅地建物取引業免許も確認できました。全棟で耐震等級3と許容応力度計算、長期優良住宅を採用すると公式に掲げています。断熱性能は、5地域・6地域で間取りに応じて断熱等級6〜7に対応する仕様を提案するとしています。ただし坪単価も保証の年数も、確認した公開資料では見つかりませんでした。金額と保証の中身は、見積書と保証書を受け取ってから判断してください。
この記事でわかること
- 吉野杉の床と珪藻土の壁について、住んだ人が書いたこと
- 夏の二階の暑さや冬の結露は、どんな条件で書かれているのか
- 契約する相手はどの法人で、関連会社とどう区別するのか
- 耐震等級3や断熱等性能等級6が、どこまでの範囲の話なのか
- 坪単価が公開されていないとき、何をそろえて比べるのか
- 保証と点検で確認できたことと、できなかったこと

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月22日
木の家イムラの評判・口コミを公開投稿から確認
話題別でいちばん多いのは住宅性能・住み心地の14件で、デザイン・商品の12件が続きます。傾向は良い23件、気になる8件、どちらとも言えない16件でした。
47件は人数ではなく投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではありません。公開されている投稿を編集部が1件ずつ読み、話題と傾向に分けました。無作為に選んだわけでも、全部を集めたわけでもないので、割合や多数派を示すことはできません。媒体名と投稿者名は出さず、口コミサイト、掲示板・Q&Aサイトといった総称にしています。この記事で公式の情報として示す価格と性能の数値は、投稿ではなく公式サイトと公的資料から取りました。投稿に出てくる金額は、書いた人の個別の話として区別しています。
投稿の集まり方には偏りがあります。うまくいかなかったことは書き残されやすく、満足して暮らしている人には書き込む理由がありません。件数の多い少ないは、会社の良し悪しよりも、書く動機があったかどうかを表します。かといって、偏りを持ち出して一件の不満を軽く扱うこともできません。自分の家の建具に隙間が出れば、全体の傾向は関係なくなります。

| 話題 | 投稿に書かれていた主な内容 |
|---|---|
| 住宅性能・住み心地 | 杉の床の足ざわり、風の通り方、夏の暑さ、冬の結露 |
| デザイン・商品 | 杉の床の見た目と経年変化、珪藻土の壁、要望をかなえた内装 |
| 価格・費用 | 値引きに頼らない価格の出し方、契約後の増額 |
| アフターサービス | 保証期間中の無償補修、木の収縮で出た隙間への対応 |
| 営業・打ち合わせ | 資料と見学の手配、建築中の質問への対応 |
| 施工・仕上がり | 専属大工の仕事、リフォーム後に残った不満 |
| 設計・間取り | 間取りの修正への対応、敷地の測量と配置の検討 |

住み心地と住宅性能に関する投稿
14件のうち8件が良い内容で、気になる内容は1件、どちらとも言えない内容が5件でした。いちばん件数が多く、良い評価も集まっています。
風の通る間取りのおかげで夏を過ごしやすく、冬の乾燥も気にならなくなったという投稿があります。室内の空気感と提案、入居後の対応をまとめて評価した投稿もありました。見学会に自宅を使う依頼を断っても押しつけられず、住み心地にも満足しているという記録もあります。
気になる内容は1件で、夏は二階が暑くなるので日中は一階で過ごしている、という掲示板の投稿でした。どちらとも言えない内容には、床の快適さは認めたうえで、氷点下の朝にサッシまわりの結露を感じたという投稿もありました。
公式サイトでは、5地域・6地域で間取りに応じて断熱等級6〜7に対応する仕様を提案し、モデルプランのUA値を0.45以下としています。断熱材はセルロースファイバー、窓はYKK APW330の樹脂サッシです。ただし全棟や各プランの個別のUA値、C値、完成時に気密測定を行うかどうかは、確認した公開資料では分かりませんでした。
二階の暑さや窓の結露は、間取りと窓の大きさ、冷暖房の計画でも変わります。自分のプランのUA値の計算書と、気密測定を行うかどうかは、見積もりの段階で聞いておきましょう。
吉野杉の床と珪藻土の壁に関する投稿
デザイン・商品の12件は、良い6件、気になる1件、どちらとも言えない5件でした。木の質感を評価する内容が中心で、気になる点は杉の柔らかさに集まっています。
節の少ない杉の床は冬でも冷たくならず、裸足で過ごせるという投稿があります。西海岸風にしたいという要望を、設計と内装の担当者が形にしてくれたという記録もありました。入居中の家を見学したことが決め手になり、杉が色を変えていく様子に魅力を感じたという人もいます。
一方で、仕上がりは良いと認めたうえで、杉の床の柔らかさと営業の対応から他社を選んだという投稿もありました。モデルハウスで無垢材の雰囲気は気に入ったものの、価格は高いと感じたという記録もあります。
公式サイトでは、室内の木部のほとんどに吉野杉を使い、内壁には珪藻土を標準仕様として使うと説明しています。「吉野杉の床」は2017年にキッズデザイン賞を受けています。
柔らかさを書いた投稿も、仕上がりそのものは評価していました。硬い床とやわらかい床のどちらがよいかは、好みによって変わります。モデルハウスや完成見学会では素足で歩いて、家具を置く場所の感触まで確かめておきましょう。
価格と費用に関する投稿
6件は良い2件、気になる1件、どちらとも言えない3件でした。金額そのものより、価格の出し方と契約後の増額に関心が向いています。
大幅な値引きをうたうのではなく、最初から適正な金額を提示してきたと受け止めた投稿があります。入居して4年から5年たっても床がさらりとしていて、坪単価に納得しているという投稿もありました。反対に、完成見学会で木の使い方と接客は良いと感じたものの、他社との価格差から見送ったという記録もあります。
契約したあとに設備を変えるなどして、着工の合意までに費用が約200万円増えたという投稿もありました。掲示板には、30坪から35坪で建物2,500万円台という提示は妥当か、契約時と最終価格はどれくらい違ったか、と尋ねる投稿もありました。いずれも質問であって、会社が公表した価格ではありません。
ここで挙げた金額は、いずれも投稿に書かれていた個別の話です。契約後の増額を避けたいなら、どこまでが契約金額に入っているのかを、契約前に書面で確かめておきましょう。
アフターサービスに関する投稿
5件は良い3件、気になる2件でした。無償で直してもらえたという記録がある一方、直りきらなかったという記録もあります。
保証の期間内に建具の調整と隙間の補修をしてもらい、費用はかからなかったという投稿があります。入居して2年、不満はほとんどなく、特にアフターの対応が良いと書いた投稿もありました。
気になる内容は2件です。不具合への対応が早い部分もあったが、直りきらずに諦めた箇所があるという投稿と、木が縮んで各所に隙間が出たものの補修されなかったという投稿でした。隙間の補修については、保証の期間内に無償で直ったという記録と、木が縮んで出た隙間が直らなかったという記録の両方があります。
公式サイトでは、専任のスタッフが決まったスケジュールで定期点検を行い、電話は24時間365日受け付けると説明しています。アフターサービスとリフォームを同じ窓口で扱うワンストップのサポートも掲げています。ただし点検をいつ行うのか、構造や防水の保証が何年なのかは、確認した公開資料では分かりませんでした。
営業と施工、設計に関する投稿
営業・打ち合わせが4件、施工・仕上がりが4件、設計・間取りが2件でした。担当者によって印象が分かれ、仕上がりについても良い記録と気になる記録の両方があります。
疑問に対して資料がすぐ出てきて、見学の手配も早かったという投稿があります。建築中の細かな要望や質問にも誠実に応じてもらえた、という記録もありました。反対に、遠方から訪ねたときの営業の上席の応対に不信感を持ち、他社に決めたという投稿もあります。
施工では、社内の連携と専属の大工の仕事を評価した投稿がありました。一方で、リフォームのあとに納得できない箇所が残ったという投稿や、珪藻土の壁がペットの爪で下地まで出たという記録もあります。
設計では、木の香りを気に入り、何度も間取りを直してもらったという投稿がありました。建築予定地で測量を受け、日当たりと風の通り方から配置を検討した過程を残したブログもあります。
掲示板には、滋賀県で施工できるかを尋ねた投稿もありました。公式サイトが施工エリアとして挙げているのは、大阪府下全域と奈良県下全域です。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
投稿の出どころと時期には偏りがある
出どころは口コミサイトに寄っています。47件のうち29件が口コミサイト、14件が掲示板・Q&Aサイトで、SNSは1件、個人ブログは3件でした。動画のコメントは0件です。公式動画は見つかりましたが、コメント本文と個別のURLを確認できず、件数に入れていません。
書いた人の立場は、施主・入居者が28件、契約や打ち合わせの段階の人が12件、見学した人が7件でした。取り上げた投稿の公開日は2010年から2026年までにわたります。10年以上前の投稿は当時の仕様と担当者の話なので、今と同じとは限りません。
件数そのものも多くありません。個別のURLと本文の両方を確認できた公開投稿は47件でした。数を増やすために、本文を読めない検索結果や帰属の分からない投稿を混ぜてはいません。
「イムラ」という同じ商号の会社は、大阪府、北海道、愛知県、新潟県、東京都にもあります。三重県には、株式会社の位置が違う似た商号の会社もあります。法人番号も本店も別なので、それらの会社の投稿は集計に入れていません。これに社員による職場の評価、まとめ記事からの転載、本文を確認できないものを加えて、収集の段階で35件を外しました。同じ投稿を指す重複も24件あります。
木の家イムラで契約する相手と会社の状態
公式サイトで運営会社として確認できたのは、株式会社イムラです。木の家イムラはブランドの名称にあたります。国税庁の法人番号公表サイトでも、法人番号9150001010306、本店は奈良市三条大路の住所で確認でき、閲覧した時点で登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。
会社の始まりは1926年4月の材木商で、法人としては1986年10月に井村木材株式会社として設立されています。
許認可は3つ確認できました。公式の会社概要にある建設業許可(特-4)第22349号は、国土交通省の検索システムでも許可番号第022349号として、同じ商号と所在地で表示されます。宅地建物取引業免許も国土交通大臣の免許、一級建築設計事務所は奈良県知事の登録です。
括弧の中の数字は制度によって意味が違います。建設業許可の(特-4)の「特」は特定建設業を示し、数字は許可を受けた年度で、更新の回数ではありません。宅地建物取引業免許の(4)のほうは、免許を受けた回数です。
もう一点、確かめたいのが契約書に載る会社名です。公式の会社概要には、関連会社として別の法人の名前が挙がっています。請負契約や保証の相手がどちらになるのかは、契約書と重要事項説明書で確かめてください。すべての商品と地域で請負人が株式会社イムラになるのかまでは、公開資料では確認できませんでした。
| 項目 | 公式・公的資料で確認できた内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社イムラ。ブランド名は木の家イムラ |
| 法人番号 | 9150001010306 |
| 本店 | 奈良県奈良市三条大路3丁目2番7-1号 |
| 創業・設立 | 創業1926年4月。1986年10月に井村木材株式会社として法人を設立 |
| 代表者 | 代表取締役社長 井村真輝 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 施工エリア | 大阪府下全域、奈良県下全域 |
| 許認可 | 建設業は国土交通大臣許可(特-4)第22349号。宅地建物取引業は国土交通大臣(4)第7937号。一級建築設計事務所は奈良県知事登録 第2022(へ)1601号 |
| 受賞・認証 | 2015年・2016年・2017年にグッドデザイン賞。2017年にキッズデザイン賞。2016年にはばたく中小企業300社へ選出。奈良県SDGs認証企業(アドバンス) |
木の家イムラの坪単価と価格の見方
坪単価は、確認した公開資料では分かりませんでした。本体価格も総額の目安も、同じ資料の中には出てきません。
金額に近い情報として出ているのは、規格提案の商品であるSMART ORDERです。高い品質の仕様を保ちながら費用を抑える商品だと説明され、モデルプランの延床面積は89.01平方メートル、坪に直すと26.92坪と書かれています。ただし、今回確認したSMART ORDERの公式ページで確かめられたのは面積の表示までで、価格の数字は見つかりませんでした。平屋のHIRAYAも、確認できたのは15坪から25坪という面積の案内です。
坪単価が見つからないこと自体を、不誠実だと決めつける必要はありません。延床面積の数え方や、どの工事まで含めるかで坪単価は動きます。とはいえ、検討する側には他社と並べるための数字が要ります。
そろえるべきものは総額の見積書です。本体工事のほかに、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代が入ります。木を多く使う家では、造作の棚や建具をどこまで頼むかでも金額が動くので、その範囲も見積書に入れてもらってください。ここまでそろえば、坪単価がなくても比べられます。
見積書に「一式」と書かれた項目は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。仕様を変えたときの精算の仕方も、先に聞いておきましょう。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
断熱と耐震で公式に確認できたこと
構造と省エネの中身は、この会社がはっきり出している部分です。全棟で耐震等級3を標準とし、全棟で許容応力度計算を行うと公式サイトに書かれています。制震装置のMIRAIEと長期優良住宅も全棟標準です。構造は木造軸組み構造で、柱は奈良県産の檜の4寸角です。
断熱では、断熱等性能等級6の温熱環境を標準とし、全棟ZEH仕様、HEAT20のG2グレード以上と掲げています。地域区分5と6では、間取りに応じて等級6から7を提案するとも書かれています。
数値として出ているのはUA値0.45以下ですが、これはモデルプランの表示で、全棟が同じ値になるという意味ではありません。C値も、完成した家で気密測定を行うのかも、確認した公開資料では分かりませんでした。全棟ZEH仕様というのは仕様の方針で、完成した住宅のZEH実績の割合とは別の話です。

| 項目 | 公式サイトで確認できた内容 |
|---|---|
| 構造 | 木造軸組み構造。柱は奈良県産檜の4寸角 |
| 耐震 | 全棟で耐震等級3を標準。全棟で許容応力度計算を実施 |
| 制震 | 制震装置MIRAIEを全棟で標準採用 |
| 認定住宅 | 全棟で長期優良住宅を標準 |
| 断熱の等級 | 5地域・6地域で、間取りに応じて断熱等級6〜7に対応する仕様を提案 |
| UA値 | モデルプランで0.45以下。全棟や各プランの値は確認できなかった |
| 断熱材・窓 | セルロースファイバー、YKK APW330の樹脂サッシ。結露計算を実施と説明 |
| 気密 | 高断熱・高気密を標準仕様と掲示。C値と気密測定の実施は確認できなかった |
| 省エネ | 全棟ZEH仕様、HEAT20 G2グレード以上と掲示。2025年度のZEH普及実績は、新築戸建住宅50%、既存戸建住宅の改修0%と公表 |
保証と点検で確認できたことと、できなかったこと
保証は、公開資料から分かることが少ない部分でした。構造や防水の保証が何年なのか、延長できるのか、住宅設備の保証がどこまでかは、確認した範囲では見つかりませんでした。定期点検を行うことは書かれていますが、6か月なのか1年なのかという時期までは載っていません。
保証の年数を確認できないことは、保証が無いという意味ではありません。公開されている範囲では確認できなかった、ということです。新築住宅には、住宅の品質確保の促進等に関する法律で、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について10年間の瑕疵担保責任が定められています。この10年はどの会社で建てても付きます。
契約前に、保証書と保証約款の現物を見せてもらいましょう。無垢材の割れや隙間をどう扱うのかは、その書き方しだいで結果が変わります。
吉野杉と珪藻土の家という商品と、施工エリア
木の家イムラの家は、吉野杉と珪藻土を使った完全自由設計です。商品は自由設計のほかに3つ載っています。規格提案のSMART ORDER、自然素材で建てる平屋のHIRAYA、吉野杉を多く使う「木の邸宅」です。
吉野杉を使う取り組みは、外からの評価も受けています。2015年から2017年にかけて、グッドデザイン賞とキッズデザイン賞を受けました。
施工エリアは、公式の会社概要で大阪府下全域と奈良県下全域とされています。この2府県から外れる土地は、対応できるかどうかを先に確かめてください。
木の家イムラのメリットと注意点
メリット
公式資料と投稿の両方から見えた強みは4つあります。
- 耐震等級3と許容応力度計算、長期優良住宅は全棟を対象に掲げている。断熱性能は、5地域・6地域で間取りに応じて断熱等級6〜7に対応する仕様を提案している。等級と計算の方式が具体的なので、契約前に書面で確かめやすい
- 吉野杉と珪藻土という素材が決まっていて、仕上がりの想像がつきやすい。杉の床は冬でも冷たくないという投稿が複数あった
- 調べた47件の内訳は良い23件、気になる8件、どちらとも言えない16件で、住み心地とアフターの対応に良い内容が集まった。無作為に選んだ投稿ではないので、世の中の評価の割合は表さない
- 吉野杉を使う取り組みで、グッドデザイン賞やキッズデザイン賞を受け、はばたく中小企業300社にも選ばれている
注意点
契約の前に確かめておきたい点も4つあります。
- 坪単価も本体価格も総額の目安も、確認した公開資料では見つからなかった。SMART ORDERで確認できたのも面積の表示までだった
- 今回確認した公式サイトの公開資料では、構造と防水の保証年数、住宅設備の保証内容、点検の具体的な時期は確認できなかった。木の収縮で出た隙間が補修されなかったという投稿もあり、保証書で対象を確かめておきたい
- UA値0.45以下はモデルプランの数字で、今回確認した公式サイトの公開資料では、全棟が同じ値かどうか、C値、気密測定の実施は確認できなかった
- 公式の会社概要に載る関連会社は別の法人。契約書に載る会社名は自分で確かめる
木の家イムラが向いている人
次のような人には、検討する価値があります。
- 奈良県か大阪府に建てる土地があり、木を多く使った家にしたい人
- 耐震等級3と許容応力度計算を標準で押さえておきたい人
- 床や壁の素材を実際に触って選びたい人。入居宅の見学が決め手になったという投稿もあった
反対に、次のような人は他社とも並べたほうが選びやすくなります。
- 坪単価の目安を先に知って、金額から候補を絞りたい人
- C値や気密測定の結果、保証の年数を条件にして決めたい人
- 傷の付きにくい床材を優先したい人
- 奈良県と大阪府から離れた場所で建てたい人
契約前に確認しておきたいこと

- 契約書と重要事項説明書の会社名と法人番号。関連会社が相手になっていないか
- 土地代まで含めた総額の見積書と、「一式」と書かれた項目の内訳
- 自分のプランのUA値の計算書、断熱材と窓の仕様、気密測定を行うかどうか
- 耐震等級3の評価書と許容応力度計算の書類。長期優良住宅の認定の有無
- 保証書と保証約款。構造と防水の年数、住宅設備の対象、免責の範囲
- 定期点検の年次表と連絡先。無垢材の割れや隙間の扱いと、仕様を変えたときの精算の仕方
どれも契約の前に書面で求めてよい内容です。出せない項目があれば、その理由も聞いておきましょう。
木の家イムラのよくある質問
木の家イムラの評判は良いですか?
A. 集まった投稿では、良い内容が多くを占めました。公開投稿47件の内訳は、良い23件、気になる8件、どちらとも言えない16件です。杉の床の足ざわりや室内の空気感、アフターの対応に良い内容が集まりました。気になる内容は、夏の二階の暑さ、木の収縮で出た隙間、直りきらなかった補修、リフォーム後の仕上がり、杉床の柔らかさ、無垢柱の割れ、営業の応対、他社との価格差に分かれていました。47件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為抽出でも全件調査でもありません。世の中の評価の割合を示すものではないので、気になる点はご自身で直接確かめてください。
木の家イムラの坪単価はいくらですか?
A. 確認した公開資料では分かりませんでした。坪単価も本体価格も総額の目安も見つかっていません。規格提案のSMART ORDERは、モデルプランの延床面積が89.01平方メートル、26.92坪と書かれていますが、価格の数字は確認できませんでした。平屋のHIRAYAも、確認できたのは15坪から25坪という面積の案内です。比べるときは、土地代まで入れた総額の見積書を同じ条件でそろえてください。
吉野杉の床は傷が付きやすいですか?
A. 柔らかさを気にする投稿はありました。仕上がりそのものは評価しながら、杉の床の柔らかさを理由に他社を選んだという投稿があります。一方で、節の少ない杉の床は冬でも冷たくならず裸足で過ごせる、入居して4年から5年たっても足ざわりが良いという投稿もありました。感じ方は暮らし方で変わります。モデルハウスや完成見学会で、素足で歩いて確かめておくと判断しやすくなります。
夏は二階が暑い、冬に結露するという口コミは本当ですか?
A. どちらも投稿としては実在します。夏は二階が暑いので日中は一階で過ごしているという投稿と、氷点下の朝にサッシまわりの結露を感じたという投稿がありました。公式サイトは断熱等性能等級6を標準とし、モデルプランのUA値0.45以下、断熱材はセルロースファイバー、窓はYKK APW330と説明しています。UA値が全棟で同じかどうかは確認できていないので、自分のプランの計算書で確かめてください。
木の家イムラはどのエリアで建てられますか?
A. 公式の会社概要では、大阪府下全域と奈良県下全域です。本社は奈良市三条大路にあります。掲示板には滋賀県で建てられるかを尋ねた投稿もありましたが、公式に案内されているのはこの2府県でした。この2府県から離れた土地を考えている場合は、建てたい場所を伝えて、対応できるかどうかを最初の問い合わせで確かめてください。契約の相手が関連会社になるのかどうかも、あわせて聞いておくと後で迷いません。
まとめ
公開資料と47件の投稿から確かめられたのは、次の点です。
- 公式サイトで運営会社として確認できたのは株式会社イムラ。国税庁の記録に登記の閉鎖を示す表示はなく、建設業許可と宅地建物取引業免許も確認できた
- 耐震等級3と許容応力度計算、長期優良住宅は全棟を対象に掲げている。断熱性能は、5地域・6地域で間取りに応じて断熱等級6〜7に対応する仕様を提案しており、UA値0.45以下はモデルプランの表示
- 投稿の内訳は良い23件、気になる8件、どちらとも言えない16件。住み心地とアフターの対応に良い内容が集まり、気になる内容は夏の二階の暑さ、木の収縮で出た隙間、直りきらなかった補修、リフォーム後の仕上がり、杉床の柔らかさ、無垢柱の割れ、営業の応対、他社との価格差に分かれた
- 施工エリアは大阪府下全域と奈良県下全域。関連会社は別の法人なので、契約書の会社名は自分で確かめる
確かめられなかった項目もあります。坪単価、本体価格、総額の目安は、今回確認した公式サイトの公開ページでは確かめられませんでした。C値、気密測定の実施、全棟や各プランのUA値は、今回確認した公式性能ページでは確かめられませんでした。構造と防水の保証年数、住宅設備の保証範囲、点検の時期は、今回確認した公式サイトの公開ページでは確かめられませんでした。ZEHについては、2025年度の普及実績を新築戸建住宅50%、既存戸建住宅の改修0%と公式サイトで公表しています。
確認できなかった数字も、書面でもらえれば比べられます。土地代まで含めた総額の見積書、自分のプランのUA値の計算書、耐震等級3の評価書と許容応力度計算の書類、保証書と点検の年次表。この4つがそろえば、他社と同じ条件で並べられます。書面がそろってから、木の家イムラの家が自分の暮らしに合うかを考えても遅くはありません。


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