「アーネストワンって価格は手頃そうだけど、安すぎて逆に大丈夫なの?」「高いという声も後悔という声も見かけるけど、実際のところどうなんだろう?」
そう思って検索すると、「高い」「後悔」といったワードが目に入り、足踏みしている方も多いはずです。
たしかに、ネット上にはアーネストワンに関する厳しい口コミもあります。ただ、その多くは「ローコスト住宅ならではの仕組みを知らずに起きた、事前に避けられる注意点」や、「事実とは違う思い込み」だというのが、数多くの住宅会社を見てきた住宅のプロとしての見立てです。
この記事では、一級建築士と宅建士の視点で、アーネストワンが「高い」「後悔」と言われる理由を一つずつ忖度なしに検証したうえで、坪単価・住宅性能・保証・評判まで、プロの目線で掘り下げて解説します。
- なぜ「高い」「後悔」と検索されるのか
- 坪単価は?総額はどこまで膨らむのか
- 耐震や断熱などの住宅性能は?
- 商品ラインナップや保証の中身
- 本当の評判・口コミは?
など、気になるポイントを整理しました。読み終えるころには、アーネストワンがあなたに合った住宅会社かどうか、自信を持って判断できるはずです。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。
こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
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これらの3サイトはいずれも大手企業が運営しているため、審査基準が厳しく、悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避けられるのが大きなメリットです。
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どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
低予算で家を建てたい方は・・・LIFULL HOME’S
工務店を中心に比較したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
この記事の監修者
井口 梓美いぐち あずみ
宅地建物取引士|ファイナンシャルプランナー|株式会社AZWAY 代表取締役
大手保険代理店にて資産運用とライフプランニングに従事した後、大手不動産ポータルサイト運営会社でのコンサルティング経験を経て株式会社AZWAYを創業。自社で宅建業免許(東京都知事 第104708号)を取得し、新築一戸建ての仲介から不動産売却、相続相談、空き家活用、リフォームまで住まいに関わる幅広い領域に対応している。保険・不動産・ITの3業界での実務経験をもとに、住宅の購入・売却・資産活用に必要な情報を中立的な立場から発信。全日本不動産協会会員。
アーネストワンが「高い」「後悔」と言われる理由を一級建築士&宅建士が検証
アーネストワンを検索すると、関連ワードに「高い」「後悔」といった言葉が並びます。手頃な価格が売りのはずなのに「高い」と出てくることに、戸惑った方もいるかもしれません。まず前提として、知っておいていただきたいことがあります。
それは、供給棟数の多い会社ほど、ネット上ではネガティブな声が目立ちやすいということです。アーネストワンは年間1万棟以上を供給し、親会社の飯田グループホールディングスはグループ全体で年間4万棟を超える戸建を世に送り出す国内最大級の住宅グループです。建てる家が多ければ、住んでいる人の母数も大きくなり、一定の割合で不満の声が出ます。満足した人は黙って暮らし、不満を持った人ほど声を上げる。この偏りによって、実態以上にネガティブな印象が広がりやすいわけです。
加えてアーネストワンは、分譲住宅と規格住宅を大量に手がけるパワービルダー型のローコストメーカーです。一邸ずつ時間をかける注文住宅とは進め方が違うため、その仕組みを知らないまま大手の注文住宅と同じ目線で比べると、「思っていたのと違う」と感じやすい面もあります。
ただ、結論から先にお伝えすると、アーネストワンは、耐震等級3と独自の制震装置を標準にしながら、手の届く価格を実現した、安心して候補に入れられる住宅会社です。そのうえで、なぜ「高い」「後悔」というワードで検索されるのか、理由を一つずつ正面から確認します。検索される背景は、大きく次の6つに整理できます。
- 坪単価は安いのに、総額で見ると「高い」と感じる
- 標準仕様の内装がシンプルで物足りない
- 施工の仕上がりにばらつきがあると言われる
- アフターサービスの対応や保証期間が不安
- 規格化されていてデザインの自由度が低い
- 「ローコスト=品質が心配」という思い込み
理由1. 坪単価は安いのに、総額で見ると「高い」と感じる
アーネストワンで最も多い「高い」という検索は、坪単価そのものではなく、最終的な総額に対する戸惑いから生まれています。「坪単価は安いと聞いていたのに、見積もりを出したら思ったより膨らんだ」という声です。
カラクリは、標準仕様の絞り込みにあります。アーネストワンは坪単価40万〜60万円台(平均およそ52万円・2025年時点)という低さを、標準設備を必要最小限にすることで成り立たせています。そのため、網戸・カーテンレール・テレビアンテナ・食器棚・物干しといった、暮らしに欠かせない設備の一部がオプション扱いです。ここを足すと数十万円、こだわると100万円規模の追加になることもあります。近年は資材や人件費の高騰で、オプション費用自体も上がっています。
坪単価はあくまで建物本体だけの数字で、実際の支払いには付帯工事費や諸費用、オプションが乗ります。これは建売やローコスト住宅に共通する仕組みで、アーネストワンだけが割高なわけではありません。一級建築士・宅建士の立場から見ても、打ち手はシンプルです。契約前に、必要なオプションをすべて含めた「総額」で見積もりを取ること。標準に入る設備と入らない設備を一覧で確認すれば、後からの上振れは防げます。総額で見ても大手の注文住宅より抑えやすいのが、アーネストワンの持ち味です。
理由2. 標準仕様の内装がシンプルで物足りない
「壁紙や床材がシンプルすぎて安っぽく見える」という声もあります。来客時にもう少し高級感が欲しかった、という後悔につながりやすい部分です。
これは、コストを抑えるために内装材のグレードを標準的なものに設定しているためです。裏を返せば、安全性や断熱といった見えない基本性能にお金をかけ、内装の華やかさは割り切るという、メリハリの効いた設計の結果でもあります。
対策としては、契約前に壁紙や床材のグレードアップがオプションで可能かを確認しておくこと。入居後でも、アクセントクロスを一面だけ貼り替えたり、照明や家具で雰囲気を作ったりすれば、低コストで自分らしさは出せます。モデルハウスだけでなく実際の分譲物件をいくつか見て、標準の質感を自分の目で確かめておけば、引き渡し後のギャップは防げます。
理由3. 施工の仕上がりにばらつきがあると言われる
「担当した職人によって仕上がりに差がある」「手抜きでは」という口コミも見かけます。短い工期で多くの家を建てる体制では、多数の協力業者が施工に関わるため、仕上がりに個体差が出ることがあるのは事実です。
ここで分けて考えたいのは、構造の安全性と、内装の仕上げは別物だということです。指摘の多くはクロスの継ぎ目や建具の調整など、目に見える仕上げ部分が中心です。一方、耐震や基礎といった構造の品質は、住宅性能表示制度で第三者機関の評価を受け、複数の分野・項目で最高等級を取得しています。「手抜きで建物が危ない」という話とは性質が異なります。
そのうえで、仕上げの安心度はひと手間で大きく変わります。可能なら建築中に現場へ足を運び、進み具合や仕上がりを見ておくこと。気になる箇所は写真に残して担当者へ早めに伝えること。引き渡し前に第三者のホームインスペクション(住宅診断)を入れる方法もあります。要所を押さえれば、満足度の高い一邸に仕上げられます。
理由4. アフターサービスの対応や保証期間が不安
「不具合を連絡しても返答が遅い」「保証が10年で短いのでは」という声もあります。引き渡し後のことだけに、気になる方が多いところです。
まず保証期間ですが、躯体と防水の初期保証10年は、住宅品質確保促進法(品確法)がすべての新築に義務づけた期間どおりで、特別に短いわけではありません。アーネストワンの場合、有償メンテナンスを受けることで最長30年まで延長でき、防蟻保証も延長できます。さらに、申し込めばキッチンや給湯器などの住宅設備を最長10年間、回数の制限なく無償修理する延長保証も用意されています。引き渡し後はグループ会社による点検があり、年中無休のコールセンターも設けられています。新築住宅の保証の仕組みは、国土交通省の住宅瑕疵担保履行法の解説もあわせて確認しておくと安心です。
対応スピードへの指摘は確かにありますが、これは備えで補えます。契約前に、保証の対象範囲・延長の条件と費用・不具合発生時の連絡フローを書面で確認し、担当者の連絡先を複数おさえておくこと。仕組みを理解して期待値を合わせておけば、過度に不安を感じる必要はありません。
理由5. 規格化されていてデザインの自由度が低い
「どの家も似た見た目になりやすい」「個性的な外観にはしづらい」という声もあります。設計を規格化して効率を高めているための制約です。
裏を返せば、規格化こそが低価格と品質の安定を支えています。設計・施工の型が決まっているからこそ、ばらつきを抑えながらコストを下げられるわけです。しかも規格注文住宅のクレイドルパレットには300種類以上のプランが用意され、敷地の形や家族構成に合わせて選べるうえ、アレンジにも対応します。
外観や内装の個性は、外構の植栽や照明、室内の家具やカーテンでも十分に演出できます。プロの視点では、構造や性能で堅実な土台を確保したうえで、見た目は後から足し算していくほうが、費用対効果よく理想に近づけます。
理由6. 「ローコスト=品質が心配」という思い込み
「安いから手抜きでは」「ローコストは地震に弱そう」「いつか倒産しないか」という漠然とした不安から、「やばい」「後悔」と検索する人もいます。
しかし、数字を見れば印象は変わります。アーネストワンは耐震等級3を標準とし、高層ビルにも使われる粘弾性素材の制震装置「SAFE365」を標準で搭載しています。震度6強の揺れを抑える性能が実験で確かめられており、断熱も断熱等級5を標準とするなど、価格からは想像しにくい基本性能を備えています。
経営面も、親会社の飯田グループホールディングスは東証プライム上場で、2025年3月期の売上高は約1兆4,600億円。グループの戸建分譲は年間3万8千棟を超える国内最大級の規模です。倒産を心配するような状況とは無縁で、むしろ安定した供給体制こそ、長く住む家を任せる安心材料になります。
【プロの総評】ネットの評判に振り回されず、総額と中身で判断を
ここまで、アーネストワンが「高い」「後悔」と言われる6つの理由を検証してきました。あらためて整理すると、その中身は次のように分けられます。
- 事前の準備・確認で避けられるもの……総額(オプション込み)の把握、内装グレードの確認、施工途中のチェック、アフター体制の確認
- ローコスト・規格というビジネスモデルの特性として理解しておくもの……標準仕様のシンプルさ、初期保証10年、デザインの規格化
- 根拠の薄い思い込み……「ローコストだから手抜き・品質が不安」「いつか倒産する」というイメージ
こうして一つずつ開けてみると、「高い」の正体は総額の見落とし、「後悔」の正体は仕組みへの理解不足が中心で、家づくりそのものを揺るがすような致命的な問題は見当たりません。むしろ、耐震等級3と制震装置を標準にし、断熱等級5まで確保した住宅を手の届く価格で建てられるのは、ローコスト住宅の中でも際立った強みです。
一級建築士・宅建士の立場から総合的に評価すると、アーネストワンは「限られた予算で、安全と省エネという住宅の本質は妥協したくない」という賢い選び方に応えてくれる住宅会社です。ローコストの特性を理解し、総額と中身を事前に押さえれば、価格以上の満足にたどり着けます。ネット上の断片的な悪評ではなく、この後で見る坪単価・性能・評判の実態まで含めて、落ち着いて見極めていきましょう。
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アーネストワンの良い評判と悪い口コミ

アーネストワンで実際に家を建てた人の評判は気になりますよね。ここでは、ネット上の口コミや評判を幅広く調べ、良い評判と悪い評判の両方をまとめました。住宅会社選びの判断材料にしてみてください。
良い評判
まずは、良い口コミからご紹介します。

クレイドルパレットの広い玄関のおかげで、毎日のベビーカーの出し入れがストレスゼロになりました。雨の日でも子どもを乗せたままスムーズに出入りできて感激です。生活動線がよく考えられた間取りなので、子育て世帯の私たちには本当に住みやすい家です。


仕事の都合で急いでいたのですが、アーネストワンさんは最短90日での引き渡しを目指してくれると聞き、非常に助かりました。迅速な建築体制のおかげで、コストを抑えられた上に、計画通りに新生活を始めることができて良かったです。効率の良さが抜群です。


300種類もの規格プランから選べる上に、アレンジも可能という自由度の高さに感動しました。毎日が充実しています!
価格を抑えながら耐震性や断熱性を実感できた満足感、300種類の規格プランから理想の間取りを選べた自由度、そして親身な担当者の対応や最短90日という早さ。低価格と基本性能を両立できたという声が、子育て世代を中心に多く見られました。一級建築士・宅建士の視点で見ても、価格の割に基本性能が高いという評価には十分な裏づけがあります。
悪い評判
次に、気になる口コミも見てみましょう。これらは前章で検証した「高い」「後悔」と重なる部分が多く、いずれも事前の準備や対策で十分に避けられるものです。

引き渡し後、窓周りに不具合が出たので連絡しましたが、対応が遅くて困っています。見に来てもらってからしばらく何の音沙汰もありません。会社を信用して購入しましたが、売ったら終わりという印象が拭えず、この先何かあったときにちゃんと対応してもらえるか不安です。
引き渡し後の対応スピードは、ローコストメーカーで課題になりやすい部分です。ただ、保証そのものは躯体・防水の10年に加え、有償で最長30年まで延長でき、住宅設備の延長保証も用意されています。
契約前に保証範囲と連絡フローを書面で確認し、不具合は写真や動画で記録して連絡履歴を残しておけば、対応はスムーズになります。引き渡し時に点検箇所をチェックリストにしておくと、入居後のトラブルも最小限に抑えられます。

標準仕様の内装は、コストを抑えるために控えめなグレードに設定されています。購入前に、壁紙や床材のグレードアップがオプションで可能かを確認しておきましょう。
入居後でも、アクセントクロスの貼り替えや照明・家具の工夫で、低コストに雰囲気は変えられます。実際の分譲物件を複数見学して、標準の質感を事前に確かめておくのがおすすめです。

ローコストだと覚悟はしていましたが、冬場の寒さには本当に驚きました。朝は暖房をつけてもなかなか暖まらず、室内が10度を下回る日もあります。断熱等級が高いと聞いていたので期待しすぎたのかもしれません。
断熱等級の数字だけでなく、窓の仕様や施工の丁寧さも室温を左右します。購入前に断熱材の種類や厚み、窓ガラスの仕様を具体的に確認しておきましょう。
すでに入居している場合も、窓に断熱シートを貼る、遮熱性の高いカーテンに替えるといった対策である程度は改善できます。可能なら冬の時期に内覧して、体感を確かめておくと安心です。
これらの口コミはあくまで一例であり、すべての方が同じ経験をするとは限りません。実際に分譲物件やモデルハウスへ足を運び、自分に合った住宅会社かどうかを自分の目で確かめることが、何より確実です。
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一級建築士&宅建士が解説するアーネストワンの住宅性能と設計力
アーネストワンは、飯田グループホールディングスの中核として、年間1万棟以上の家づくりを手がけてきました。「手の届く価格で新築一戸建てを」というコンセプトが先に立ちますが、その中身は、耐震等級3を標準とし、制震装置や断熱等級5まで備えるなど、価格からは想像しにくいほど基本性能に投資した住宅です。
一級建築士・宅建士の視点で各項目を評価すると、総合評価は次のとおりです。
| 項目 | 詳細 |
| 総合評価 | 85点 |
| コストパフォーマンス | |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
手の届く価格を保ちながら、耐震や省エネといった住宅の土台で高い水準を確保している点で、コストパフォーマンスに優れた住宅会社です。前章で見たネガティブな評判の多くが「総額の見落とし」や「仕組みへの誤解」だったことを踏まえると、この評価にも納得していただけるはずです。

アーネストワンで家を建てる強みは、大きく次の3点に整理できます。
1. 標準で確保する高い耐震・制震性能
アーネストワンの最大の強みは、低価格でありながら住宅の土台となる耐震性能に妥協していないことです。全棟で建築基準法の1.5倍の強度にあたる耐震等級3(最高等級)相当を標準で取得しています。
さらに、独自開発の制震装置「SAFE365」を標準で搭載しています。高層ビルの揺れ対策にも使われる粘弾性素材を用いたもので、震度6強クラスの揺れに対する比較実験では、他社製の試験体が測定限界の25cmを超えて揺れたのに対し、SAFE365を備えた試験体は揺れ幅6.8cmにとどまりました。揺れそのものを抑えることで、繰り返しの地震でも本来の耐震性能を保ちやすくなります。耐震と制震の二段構えは、ローコスト住宅では際立った備えです。
基礎には建物の荷重を面で支えるベタ基礎を採用し、一般的な木造で使われる13mmより太い16mmの鉄筋を用いるなど、見えない部分にも手をかけています。これらの構造品質は、住宅性能表示制度のもとで第三者機関の評価を受け、複数の分野・項目で最高等級を取得しています。耐震等級3の住宅は地震保険の割引対象にもなり、長く住むうえでの安心とコスト面の両方でメリットがあります。
2. 価格からは想像しにくい断熱・省エネ性能
断熱性能も見逃せない強みです。アーネストワンは断熱等性能等級5を標準とし、一次エネルギー消費量等級は最高の6を確保しています。これは長期優良住宅の基準を満たす水準で、夏は涼しく冬は暖かい室内環境につながります。
窓には高性能ハイブリッド窓(樹脂とアルミの複合サッシにペアガラス)を採用し、断熱の弱点になりやすい開口部を強化しています。施工面でも、断熱マイスターと呼ばれる担当者が施工品質を管理し、図面どおりの性能が現場で出るよう目を配っています。断熱性能が高い家は、冷暖房の効きがよく、毎月の光熱費を抑えられるため、初期費用だけでなくランニングコストの面でも効いてきます。
※断熱材やサッシの仕様、断熱等級の対応状況は、商品や時期によって改定されることがあります。最新の標準仕様は、契約前に公式で確認しておくと確実です。
3. 低価格を支える規格設計とスケールメリット
これだけの性能を手の届く価格で実現できる背景には、明確な仕組みがあります。第一に、年間4万棟以上を供給する飯田グループのスケールメリットです。建材や設備を大量に一括で仕入れることで、調達コストを大きく下げています。
第二に、設計と施工の規格化です。規格注文住宅のクレイドルパレットには300種類以上のプランがあり、設計の効率を保ちながら選択肢も確保しています。工場でのプレカット加工により現場作業を短縮し、着工から引き渡しまで最短約90日という「SPEED BUILD」体制も整えています。
第三に、標準仕様のメリハリです。構造・耐震・断熱といった土台には十分に投資する一方、内装材や一部設備は割り切ることで、全体のコストを抑えています。引き渡し後も、躯体・防水の10年保証(有償で最長30年まで延長可)や、住宅設備を最長10年無償修理する延長保証など、長く住むための仕組みが用意されています。
アーネストワンの評判は本当に悪い?寒い?プロが実態を検証
前章で個別の口コミを見てきました。ここでは、それらをまとめて分析しながら、ネット上の評判と実態がどれだけ一致するのかを検証します。
ポジティブな評判から見える強み
アーネストワンを高く評価する声は、「価格」「安全性能」「プランの豊富さ」の3点に集約されます。
価格面では、坪単価がおよそ52万円と、坪単価70万円以上が多い大手ハウスメーカーと比べて手の届きやすい水準です。飯田グループのスケールメリットを活かした大量仕入れと、工場でのプレカット加工による効率化が、この価格を支えています。限られた予算でマイホームを持ちたい子育て世帯にとって、現実的な選択肢になっています。
安全性能の評価も高めです。耐震等級3を標準とし、制震装置SAFE365を標準搭載することで、地震への備えは手厚く整っています。断熱等級5、一次エネルギー消費量等級6という省エネ性能も確保しており、この価格帯で住宅性能表示制度の高い等級を満たしている点は、プロの視点でも評価できます。基本性能を妥協していない姿勢が、満足の声につながっています。
規格注文住宅のクレイドルパレットでは300種類のプランから選べ、家族構成や土地の形に合わせた柔軟な対応ができます。「間取りの希望を叶えてくれた」という声が多く、担当者についても「親切で回答が早い」という評価が目立ちました。
ネガティブな評判から見える課題
一方で、いくつかの課題も指摘されています。これらは主に、低価格を実現するためのビジネスモデルに由来するものです。
施工品質については、仕上がりにばらつきがあるという声があります。短工期で多くの家を建てる体制では協力業者への依存度が高く、職人によって仕上げに差が出ることがあります。ただし、これは建物の構造的な安全性ではなく、内装の仕上げなど目に見える部分での指摘が中心です。建築中の現場確認や、引き渡し前の住宅診断で十分に補えます。
「寒い」という口コミについても触れておきましょう。断熱等級5を標準とする家でも、窓の仕様や施工の丁寧さ、建物の向きによって体感は変わります。購入前に断熱材の厚みや窓ガラスの仕様を確認し、可能なら冬に内覧して体感を確かめておけば、入居後のギャップは避けられます。すでに住んでいる場合も、断熱シートや遮熱カーテンである程度は改善できます。
アフターサービスは、対応スピードに改善の余地があるという声があります。標準保証10年は品確法に基づく内容ですが、大手の長期保証と比べると短く感じる方もいます。有償での延長保証や住宅設備の延長保証も用意されているため、長期の安心を求める方は契約前に確認しておきましょう。標準設備がシンプルで、網戸やカーテンレールがオプション扱いになりやすい点も、事前に把握しておきたいところです。
宅建士による総合評価
アーネストワンを一言で表すなら、「手の届く価格でありながら、住宅の本質である安全性能では妥協しない」という方針を持つ住宅会社です。
押さえておきたいのは、低価格が建物の構造品質を犠牲にして実現されたものではないことです。コスト削減は、スケールメリットを活かした資材調達、標準設備のグレード設定、デザインの規格化、工期の短縮で行われています。一方、耐震性や断熱性といった性能の核となる部分には、しっかり投資がなされています。
耐震等級3と制震装置を標準とする姿勢は、ローコスト住宅の中でも際立っています。「限られた予算の中でも、安心・安全という住宅の本質的価値は大切にしたい」と考える方にとって、アーネストワンは賢い選択肢になります。ローコストの特性を正しく理解し、購入前の確認を丁寧に行えば、価格以上の満足度にたどり着けます。同じ飯田グループの東栄住宅の評判も気になる方は、東栄住宅の口コミ・評判についての記事もあわせてご覧ください。
失敗しないアーネストワンで家を建てる5つのポイント

アーネストワンは低価格でありながら、耐震等級3や制震装置を標準とする安全性の高い住宅です。その強みを活かすには、コスト構造を理解し、事前の準備と確認をしておくことが欠かせません。ここでは、一級建築士・宅建士の立場から、家づくりで押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
- 標準仕様とオプション費用を確認し、総予算を正確に把握する
- 建設中の現場を確認し、施工状況を自分の目でチェックする
- 保証内容とアフターサービス体制を契約前に確認する
- 営業担当者との相性を見極め、信頼関係を築く
- 住宅に求める優先順位を明確にし、価格と性能のバランスを理解する
1. 標準仕様とオプション費用を確認し、総予算を正確に把握する
アーネストワンの魅力的な価格は、標準設備を必要最小限に絞ることで成り立っています。網戸やカーテンレール、テレビアンテナ、照明器具などがオプション扱いになっていることもあります。
契約前に、標準仕様に含まれる設備と含まれない設備を一つずつ確認し、必要なオプションをリストにしましょう。そのうえでオプション費用を含めた総額を出し、予算に収まるかを見ておけば、契約後の予算オーバーは防げます。設備のグレードアップを考える場合も、先に見積もりを取って総コストを把握しておくと安心です。
2. 建設中の現場を確認し、施工状況を自分の目でチェックする
短工期で効率的に建てる体制では、担当する職人によって仕上がりに差が出ることがあります。完成後に気づくより、建設途中で確認するほうが修正もスムーズです。
可能な範囲で工事中の現場に足を運び、基礎工事や構造部分、内装の仕上げなどの進み具合を見ておきましょう。気になる点は写真に残して担当者へ伝えれば、早めの対応につながります。現場を見ておくことは、施工への意識を高めてもらう意味でも効果があります。
3. 保証内容とアフターサービス体制を契約前に確認する
アーネストワンの標準保証は躯体・防水で10年、有償メンテナンスによって最長30年まで延長できます。引き渡し後の対応スピードについては声があるため、事前に体制を理解しておきましょう。
契約前に、保証の対象範囲、延長保証の条件と費用、不具合発生時の連絡先と対応フロー、定期点検の有無を確認しておきます。担当者の連絡先を複数おさえておくと、いざというときの連絡がスムーズです。住宅設備の延長保証も用意されているので、必要に応じて申し込みを検討しましょう。
4. 営業担当者との相性を見極め、信頼関係を築く
家づくりは数か月にわたる長期のプロジェクトです。担当者とのやり取りの質が、満足度に大きく影響します。アーネストワンでは「親切で対応が早い」という評価がある一方、担当者によって対応に差があるという声も聞かれます。
初期の段階で、対応力やレスポンスの速さ、質問への丁寧さを確かめましょう。相性が合わないと感じたら、担当者の変更を申し出るのも選択肢です。信頼できる担当者と密に連絡を取り、疑問点を解消してから契約を進めれば、後悔のない家づくりにつながります。
5. 住宅に求める優先順位を明確にし、価格と性能のバランスを理解する
アーネストワンは、コストを抑えながら耐震性や断熱性といった基本性能を確保することに重点を置いています。そのため、内装のデザインや設備のグレードはシンプルです。
家づくりで何を最も重視するのか、優先順位をはっきりさせましょう。「安全性と価格のバランス」を取りたいのか、「デザイン性や高級感」を求めるのかで、選ぶべき住宅会社は変わります。アーネストワンの特性を理解したうえで、自分たちの価値観に合うかを見極めることが、納得の家づくりにつながります。
アーネストワンの実際の坪単価を宅建士社長が解説

アーネストワンで家を建てる際、最も気になるのはやはり坪単価ですよね。アーネストワンの坪単価は、40万円から60万円が目安で、平均ではおよそ52万円です(2025年時点)。
この価格帯は、平均坪単価70万円以上が多い大手ハウスメーカーと比べると、明らかにローコスト住宅に分類されます。ただ単に安いのではなく、耐震等級3や制震装置の標準搭載、断熱等級5という基本性能をしっかり確保している点が持ち味です。
坪単価から見る価格競争力
坪単価およそ52万円という数字は、住宅業界の中でどの位置づけなのでしょうか。大手の多くが坪単価70万〜100万円以上で展開するなか、アーネストワンは3割から5割ほど抑えた設定です。
この差は、年収400万〜600万円台の子育て世帯にとって、マイホームの現実性を大きく高めます。たとえば同じ予算2,000万円でも、坪単価70万円なら約28坪ですが、坪単価52万円なら約38坪を確保できます。10坪の差は、子ども部屋を一つ増やしたり、ゆとりあるリビングにしたりする余裕につながります。ローコスト住宅の代表格であるタマホームとも坪単価を比べてみると、自分に合った選択肢が見えてきます。
坪数別にみた建築総額の目安
坪単価だけでは実際の支払総額はつかめません。ここでは平均的な坪単価52万円を基準に、付帯工事費や諸経費(本体価格の25〜30%程度)を含めた総額の目安を見てみましょう。
- 30坪:建物本体は約1,560万円、総額は約2,000万〜2,100万円
- 35坪:建物本体は約1,820万円、総額は約2,350万〜2,450万円
- 40坪:建物本体は約2,080万円、総額は約2,700万〜2,800万円
ファミリー世帯に人気の40坪で、総額2,700万〜2,800万円が目安です。ただし、これは標準仕様での概算です。網戸やカーテンレール、照明器具などがオプション扱いになっている場合もあるため、実際の総額は選ぶオプションによって変わります。宅建士の立場からは、坪単価ではなく、オプションまで含めた総額で資金計画を立てることをおすすめします。契約前に標準仕様の内容を確認し、必要なオプションを加えた正確な見積もりを取っておきましょう。
低価格を実現する3つの仕組み
アーネストワンがこの価格帯を実現できる背景には、明確な企業努力とビジネスモデルの工夫があります。
1. 飯田グループのスケールメリット
第一に、年間4万棟以上を供給する国内最大級の住宅グループ、飯田グループホールディングスのスケールメリットです。建材や設備を大量一括で仕入れることで価格交渉力が高まり、仕入れコストを大きく抑えています。窓ガラスや断熱材、キッチン設備など、個別なら高額になる資材も、グループ全体での発注で安く調達できます。飯田グループの中核である飯田産業も、同じスケールメリットを活かした価格設定で知られています。
2. 規格による工程の効率化
第二に、設計と施工の規格化です。アーネストワンは、マンション建設で培った大量供給のノウハウを戸建に応用しています。300種類の規格プランを用意することで、設計にかかる時間とコストを抑えつつ、選択肢も確保しています。工場でのプレカット加工により現場作業を短くし、着工から引き渡しまで最短約90日という工期を実現しています。
3. 標準仕様の最適化
第三に、標準仕様のメリハリです。構造・耐震・断熱といった安全と基本性能には十分に投資する一方、内装材や設備は必要最小限のグレードに抑えてバランスを取っています。「本当に大切な部分にお金をかける」という合理的な考え方です。ただし、網戸やカーテンレールなど暮らしに必要な一部設備がオプション扱いのこともあるため、事前の確認は欠かせません。
アーネストワンの坪単価は、安全性と快適性という住宅の本質を保ちながら、効率化と規模の経済で実現された価格です。限られた予算で広さと性能を両立したい方にとって、有力な選択肢になります。
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アーネストワンの商品ラインナップ
アーネストワンは、飯田グループホールディングス傘下の住宅会社として、分譲戸建住宅と規格注文住宅を中心に展開しています。徹底したコスト管理のもとで、安全性能と省エネ性能という住宅の基本価値を確保した商品をそろえているのが持ち味です。ここでは、主なラインナップを紹介します。
規格注文住宅:クレイドルパレット
アーネストワンの規格注文住宅が「クレイドルパレット」です。最大の特徴は、これまでのノウハウから厳選した300種類以上の規格プランが用意されている点です。規格住宅というと選択肢が限られる印象がありますが、敷地の形状や家族構成、ライフスタイルに合わせて最適なプランを選べます。要望に応じた自由設計にも対応しており、規格住宅の効率と注文住宅の自由度を両立させた商品です。
高い耐震性と制震性能
性能面では、耐震等級3を標準で取得しています。これは建築基準法で定められた最低基準の1.5倍にあたる耐震性能です。さらに、独自開発の制震装置「SAFE365」を標準搭載し、揺れに耐えるだけでなく、揺れそのものを抑えて建物へのダメージを減らします。
SAFE365は高層ビルの制震にも使われる粘弾性素材を活用したもので、震度6強の揺れを最大約67%低減できることが実証されています。比較実験では、SAFE365を載せた試験体の揺れ幅が6.8cmにとどまったのに対し、他社製を載せた試験体は測定限界の25cmを超えました。木造住宅は中規模の揺れを繰り返し受けると耐震性能が弱まる傾向がありますが、制震装置によって本来の性能を保ちやすくなります。基礎には一般的な13mmより太い16mmの鉄筋を使い、建築基準法を上回る強度を持たせています。
省エネ性能と住宅性能表示
省エネ性能は、断熱等性能等級5(長期優良住宅の基準を満たす水準)と、一次エネルギー消費量等級6(最高等級)を確保しています。これらは2022年4月以降に建築確認を行う戸建を対象とした基準で、環境性能と住み心地を両立させています。住宅性能表示制度では、耐震や劣化対策、維持管理対策など複数の分野・項目で最高等級を取得しており、第三者機関の客観的な評価を受けている点も安心材料です。
分譲戸建住宅:クレイドルガーデン
分譲戸建住宅の主力ブランドが「クレイドルガーデン」です。アーネストワンは建売住宅を主力としており、手の届きやすい価格で新築一戸建てを届けることをコンセプトにしています。近年のクレイドルガーデンでは「耐震プラス制震の家、QUIE(クワイエ)」として、建築基準法で定められた壁量の1.5倍を配置し、制震装置SAFE365を搭載するなど、高い耐震性と制震性能を標準で備えています。揺れに耐える耐震と、揺れを抑える制震の二段構えで住まいを守る、明確なコンセプトの商品です。
離れシリーズ:RIZUMU(リズム)
特定のニーズに応えるユニークな商品が「離れシリーズ」です。商品名のRIZUMUは「離れに住む」という言葉から作られた造語で、楽しい空間と生活リズムを作ってほしいという願いが込められています。
- RIZUMU-W:クレイドルパレットの離れシリーズで、木造ならではの温もりのある空間が持ち味です。条件によっては建築確認申請が不要で、基本プランからのセレクトによりコストと工期を大きく抑えています。
- RIZUMU-S:クレイドルキャビンの離れシリーズで、10㎡以下の10ftコンテナを使用します。価格は198万円(税込・施工費込)で、コンテナ本体やデスク、窓、扉、基礎、施工費などが含まれます。テレワークや趣味の部屋、子どもの勉強部屋、来客用スペースなど、多様な使い方に対応できます。
標準設備とアフターサービス
アーネストワンの住宅では、LIXIL、TOTO、三菱、Housetecなど人気メーカーの設備が標準採用されています。窓にはリクシル製の樹脂複合ペアガラスサッシや高性能ハイブリッド窓が使われ、断熱性能の確保に役立っています。
ただし、低価格を実現するため標準仕様は必要最小限に抑えられています。網戸やカーテンレールが標準に含まれず、オプションでの追加になることもあるため、契約前に標準仕様の内容と、必要なオプションを含めた総額を確認しておきましょう。一級建築士・宅建士の視点では、この標準とオプションの線引きを早めに把握しておくことが、満足度を大きく左右します。
保証は、躯体と防水の長期保証が10年で、有償メンテナンスにより最長30年まで延長できます。防蟻保証は5年で、こちらも延長できます。引き渡し後はグループ子会社のエイワンプラスによる点検が行われ、住宅設備については最長10年間、回数の制限なく無償修理を受けられる延長保証も用意されています(購入時に別途申し込みが必要)。年中無休(年末年始を除く)のコールセンターも設けられ、平日・休日を問わない対応を目指しています。
アーネストワンで家を建てるメリットとデメリット

ここまで、さまざまな角度でアーネストワンの特徴を見てきました。これらを踏まえて、メリットとデメリットとして整理してみましょう。あわせて、どのような方に向いているのか、慎重に検討したい方はどのようなタイプかも明らかにします。
アーネストワンで家を建てるメリット4つ
アーネストワンの魅力は、手の届きやすい価格と、住宅の核となる安全性能の高さにあります。低価格だからといって基本性能を犠牲にしていない点が、多くの施主に支持される理由です。プロの目線でも、ここは正当に評価できる強みです。
1. 手の届きやすい価格設定
平均坪単価はおよそ52万円で、目安は40万〜60万円です。建築総額は延床面積やオプションによって変わりますが、おおむね1,200万〜2,500万円が一般的です。坪単価70万円以上が多い大手と比べると、明らかに低い水準です。飯田グループ全体のスケールメリットを活かした大量仕入れと、マンション事業で培ったコスト管理が、この価格を支えています。住宅費用を抑えられる分、土地取得費や将来の教育資金に予算を回せるのも、家計にとって心強い利点です。
2. 最高水準の安全性能を標準装備
低価格でも安全性能には妥協していません。地震に対する強さを示す最高等級の耐震等級3を標準で取得し、建築基準法の1.5倍の耐震性能を確保しています。さらに、独自開発の制震装置SAFE365を標準搭載し、震度6強の揺れを最大約67%低減できることが実証されています。耐震と制震の二段構えで、繰り返しの地震にも強い住まいです。基礎には太径16mmの鉄筋とベタ基礎を採用し、建物全体の安定性を高めています。
3. 省エネ性能も高い水準
断熱等性能等級5(長期優良住宅の基準を満たす水準)と、一次エネルギー消費量等級の最高等級6を確保しています。高性能ハイブリッド窓の採用や、断熱マイスターによる施工品質の管理によって実現されています。高い断熱性能は、夏は涼しく冬は暖かい室内環境をもたらすだけでなく、冷暖房費の削減という長期的なメリットにもつながります。
4. 豊富なプランと迅速な対応
規格注文住宅クレイドルパレットでは、300種類以上のプランから、敷地や家族構成に合わせて選べます。規格住宅でありながらアレンジにも対応し、間取りへの満足度も高めです。さらに、最短約90日で引き渡しを目指す「SPEED BUILD」体制により、転勤や子どもの入学など入居時期が限られている方にも応えられます。
アーネストワンで家を建てるデメリット3つ
ローコストで大量に供給するビジネスモデルには、構造的な課題もあります。これらを理解したうえで検討することが、後悔のない家づくりにつながります。なお、いずれも前半で検証した「高い」「後悔」と重なりますが、事前の準備で十分に備えられるものです。
1. 施工の仕上がりにばらつきが見られる
短工期で多くの家を建てる体制では、協力業者や職人によって仕上がりに差が出ることがあります。口コミでも「入居してすぐ修繕が必要になった」「壁紙の施工が気になった」という声が一部で見られました。これは構造的な安全性ではなく、内装の仕上げなど目に見える部分が中心です。可能であれば建設中に現場を訪れ、仕上がりを自分の目で確認することで、早めに気づいて対応を求められます。
2. アフターサービスに改善の余地
不具合を報告してから対応までに時間がかかる、連絡が返ってこないといった声があり、アフターサービスは他の項目より評価が分かれます。標準保証は10年で、有償メンテナンスにより最長30年まで延長できますが、30年から60年の長期保証をうたう大手と比べると短く感じる方もいます。契約前に、保証の対象範囲、延長の条件と費用、不具合発生時の連絡フローを確認しておきましょう。同じ飯田グループのアイディホームの評判が気になる方は、アイディホームの口コミ・評判をまとめた記事も参考になります。
3. 標準仕様はシンプルで最低限
低価格を維持するため、標準仕様はシンプルです。そのため「内装が安っぽく見える」と感じる方もいます。網戸やカーテンレールといった生活に必要な設備が標準に含まれず、オプション扱いになっていることもあります。たとえば網戸を全室に付けると、十数万円規模の追加になるケースもあります。設計の規格化により外観や内装の統一性が高く、個性的なデザインを求める方には物足りなく映ることもあります。契約前に、標準に含まれる設備と含まれない設備を一つずつ確認し、必要なオプションを加えた総額を把握しておくことが欠かせません。
アーネストワンが向いている方
次のような優先順位や価値観をお持ちの方にとって、アーネストワンは有力な選択肢になります。
予算を最優先する方
平均坪単価およそ52万円という価格に魅力を感じ、住宅費用を抑えて土地取得費や将来の貯蓄に回したい方に向いています。限られた予算でマイホームを実現したいという明確な目標がある方にとって、アーネストワンの価格競争力は大きな武器です。同じくローコスト住宅で人気のアイダ設計が気になる方は、【総合評価95点】やばい?最悪?アイダ設計を一級建築士と宅建士が本音レビューもおすすめです。
安全性能を重視する方
価格は抑えたいけれど、耐震等級3や制震装置SAFE365といった地震への備えは妥協したくない、という方に向いています。住宅の本質的な価値である安全性にしっかり投資されているため、安心して長く暮らせる家を求める方に適しています。
入居を急いでいる方
最短約90日という短い工期で引き渡しを受けられるため、転勤や子どもの入学など、入居時期が限られている方に向いています。スピーディな家づくりを重視する方にとって、効率的な施工体制は心強い味方です。
実用性を重視する方
300種類以上のプランから選べる間取りや、収納の充実といった実用的な設計を評価できる方に向いています。豪華な設備や高いデザイン性よりも、日々の暮らしやすさを優先する方にとって、合理的な選択になります。
アーネストワンをおすすめできない方
一方で、次のような期待や要望をお持ちの方は、他の住宅会社もあわせて慎重に検討することをおすすめします。
細部の仕上がりや高級感を求める方
予算に余裕があり、内装材や設備のグレードにこだわりたい方、細部まで完璧な仕上がりを求める方には向きません。標準仕様がシンプルなため、質感の物足りなさを許容しにくい方は、満足しづらい場合があります。
手厚いアフターサービスを重視する方
不具合発生時の迅速な対応や、長期の無償保証を最優先する方には向いていません。アフターサービスの評価が分かれる傾向があるため、この点を重視する方は十分な検討が必要です。
個性的なデザインにこだわる方
完全自由設計で唯一無二の外観や内装を実現したい方、デザイン性を最優先する方には向きません。規格化により外観や内装の統一性が高いため、強い個性を求める方には物足りなく感じられることがあります。コストパフォーマンスに優れた住宅会社を探している方には、【総合評価97点】危ない?アキュラホームを一級建築士と宅建士が本音レビューもおすすめです。
すべてを任せたい方
新築に対して細部まで完璧を求める方や、建設中の確認といった主体的な関わりを負担に感じる方には向いていません。ローコスト住宅の特性を理解し、ある程度の割り切りができる方のほうが、満足度の高い家づくりを実現できます。アーネストワンは明確な強みと課題を持つ住宅会社です。自分たちの優先順位や価値観と照らし合わせ、メリットがニーズに合うか、デメリットを許容できるかを冷静に判断することが、後悔のない選択につながります。
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まとめ
アーネストワンは、平均坪単価およそ52万円という手の届きやすい価格でありながら、耐震等級3と独自の制震装置SAFE365を標準とし、断熱等級5まで確保した、安全性能と省エネ性能に妥協のない住宅会社です。300種類以上のプランから選べる柔軟さと、最短約90日という迅速さも強みです。
この記事の冒頭で見たように、アーネストワンは「高い」「後悔」というワードで検索されることがあります。しかし一つずつ検証してみると、「高い」の正体はオプションを含めた総額の見落とし、「後悔」の正体は施工のばらつきやアフターへの不安など、ローコスト住宅の仕組みへの理解不足が中心でした。いずれも事前の準備・確認で避けられる注意点や、ビジネスモデル上の特性として理解しておくべきことであり、家づくりそのものを揺るがす致命的な問題は見当たりません。
家づくりを成功させるには、ネット上の断片的な評判に振り回されるのではなく、メリット・デメリット、そして自分たちのライフスタイルや希望をしっかり理解したうえで会社選びを行うことが欠かせません。一級建築士・宅建士の立場から総合的に見て、ローコストの特性を理解し、総額と中身を事前に押さえられる方にとって、アーネストワンは自信を持っておすすめできる選択肢の一つです。ローコストながら高い住宅性能を持つレオハウスも比較されることが多いので、あわせて検討するとアーネストワンの立ち位置がより明確になります。
複数の住宅会社を比較しながら、ご家族の優先順位に合った最適なパートナーを見つけ、理想のマイホームを実現してください。この記事が、アーネストワンで家を建てるか迷っている方の参考になれば幸いです。
アーネストワンのよくある質問に宅建士社長がお答え
ここからは、アーネストワンに関するよくある質問にお答えします。
Q1. アーネストワンが「高い」「後悔」と言われるのはなぜですか?
A. 年間1万棟以上を供給し、親会社の飯田グループは年間4万棟超を手がける国内最大級の規模のため、施主の母数が大きく、ネット上にネガティブな声が集まりやすい傾向があります。「高い」と言われるのは坪単価そのものではなく、網戸やカーテンレールなど一部の設備がオプション扱いで、付帯工事費や諸費用を含めた総額が想定より膨らみやすいためです。「後悔」の多くは、施工のばらつきやアフターの対応スピード、標準内装のシンプルさなど、ローコスト住宅の仕組みへの理解不足から来ています。いずれも契約前に総額と標準仕様を確認すれば避けられる注意点で、耐震等級3と制震装置を標準とする実態を見れば、家づくりを揺るがす致命的な問題ではありません。
Q2. 工期はどのくらいかかりますか?
A. アーネストワンは効率的な施工体制により、着工から引き渡しまで最短約90日を目指す「SPEED BUILD」体制をとっています。工場でのプレカット加工や、規格化による現場作業の効率化によって実現されています。転勤や子どもの入学など、入居時期が限られている方にとって、この迅速な対応は大きなメリットになります。
Q3. 他の飯田グループのハウスメーカーとの違いは何ですか?
A. アーネストワンは飯田グループホールディングス傘下の住宅会社ですが、グループ内でも特に年間1万棟以上という供給規模を持ち、制震装置SAFE365を標準搭載するなど、安全性能への投資に特徴があります。同じグループの一建設、飯田産業、東栄住宅などと比べると、耐震等級3と制震性能を両立させている点が際立っています。価格帯もグループ内で手の届きやすい水準で、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。同じ飯田グループの一建設も、ローコスト住宅で高い供給実績を持つので、比較検討の参考にしてみてください。
Q4. 保証期間はどのくらいですか?
A. 躯体と防水の初期保証は10年で、これは住宅品質確保促進法(品確法)に基づく内容です。有償メンテナンスを受けることで最長30年まで延長でき、防蟻保証は5年で延長も可能です。さらに、申し込めばキッチンや給湯器などの住宅設備を最長10年間、回数の制限なく無償修理する延長保証も用意されています。大手の長期保証と数字だけを比べると短く見えますが、延長の条件や費用まで含めて見比べることをおすすめします。なお、保証の具体的な条件は改定されることもあるため、契約前に最新の内容を公式で確認しておくと安心です。
Q5. リフォームや追加工事は可能ですか?
A. 入居後のリフォームや追加工事は可能です。グループ子会社のエイワンプラスがメンテナンスやリフォームに対応しています。標準仕様がシンプルなため、入居後に内装のグレードアップや設備の追加を検討する方も多くいます。契約前に将来的なリフォームの可能性も考えて、予算配分を検討しておくとよいでしょう。





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