よかタウンの評判は?福岡の建売と注文住宅の口コミ65件を独自調査【2026年】

Uncategorized

よかタウンは、福岡を中心に土地とセットで戸建てを供給している会社です。一方で、検索候補には「やばい」「寒い」といった言葉が並びます。数千万円の買い物ですから、こうした言葉を見て手が止まる方もいるでしょう。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加え、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行っています。よかタウンについては、公開されていた口コミ65件を調べました。価格・性能・保証・登記は、公式サイトと公的な記録で確認しています。

結論として、よかタウンは、福岡県内で土地込みの総額を抑えて戸建てを持ちたい方には検討する価値のある会社です。福岡県の低層住宅着工棟数で6年連続1位という公式発表があり、6県24か所の営業所で事業を続けています。ただし坪単価も断熱の数値も公表されていないため、性能を数字で比べたい方は、見積もりの段階で書面をもらう必要があります。

この記事でわかること

  • 口コミ65件を話題別に分けると、どこに集まったのか
  • 「やばい」「寒い」と検索されるのは、何が理由なのか
  • この会社は建売の会社なのか、注文住宅の会社なのか
  • 「炭の家」はいまも建てられるのか
  • 坪単価が公表されていない中で、総額をどう確かめるか
  • 断熱と耐震について、公表されている数値とされていない数値
  • 保証が最長20年になる条件と、点検の時期
  • 建てられる地域と、営業所のある場所
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

資料を先に集めておくメリット

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。

複数社を並べて見られる
1社だけで決めずに済む
数百万円の差に気づける
工務店もメーカーも見られる

カタログ請求なら、この4つを一度にまとめて用意できます。

目的で選ぶ3サービス

予算を抑えて探したい

LIFULL HOME'S

LIFULL HOME'S ローコスト住宅カタログ一括請求無料で住宅カタログを取り寄せる

地域の工務店も見たい

SUUMO

SUUMO 注文住宅の工務店資料請求無料で工務店・メーカーの資料を見る

相談しながら決めたい

HOME4U 家づくりのとびら

HOME4U 家づくりのとびら 無料家づくりプラン無料で家づくりプランを相談する

どれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。

この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年8月6日)

  1. よかタウンの口コミで多かったのは、打ち合わせと担当者の話題
    1. 良い評価は、要望の通り方と価格の納得感に集まった
    2. 気になる評価は、連絡と打ち合わせの進み方に集まった
    3. 同じ論点でも、条件によって結果が分かれた
  2. 「やばい」「寒い」と検索されるのはなぜか
  3. よかタウンはどんな会社か
    1. 公的な記録で確かめられること
  4. 価格はいくらか、坪単価は公表されていない
    1. 総額でそろえれば、坪単価がなくても比べられる
  5. 建売の会社なのか、注文住宅の会社なのか
    1. 現在の商品ラインナップ
    2. 「炭の家」はいまも建てられるのか
  6. 構造と耐震は、どこまで公表されているか
  7. 断熱と省エネの数値は確認できるか
  8. 住んでから気づいたこと、引き渡しの前に見ておきたいこと
    1. 施工と引き渡しについての投稿
    2. 間取りと物件選びについての投稿
  9. 保証と点検、そして有償の「家サポ」
    1. 点検の時期は、公式の資料どうしで書かれ方が違う
    2. 2025年10月に始まった「家サポ」
  10. よかタウンを選ぶ理由になりそうな点
  11. 契約前に注意しておきたい点
  12. よかタウンが向いている人、慎重に考えたい人
  13. 契約前に確認しておきたいこと
  14. よくある質問
    1. よかタウンの坪単価はいくらですか
    2. よかタウンは建売と注文住宅のどちらですか
    3. 「炭の家」はいまも建てられますか
    4. よかタウンの断熱性能はどのくらいですか
    5. よかタウンの耐震等級はいくつですか
    6. よかタウンの保証は何年ですか
    7. 「家サポ」とは何ですか
    8. よかタウンはどのエリアで建てられますか
  15. まとめ

よかタウンの口コミで多かったのは、打ち合わせと担当者の話題

よかタウンについて編集部が進めた調査の流れを、三つの段階に分けて描いた図。上部の見出しは、口コミ65件を7つの話題に分けて調べたという内容。第一の段階は、公開されていた口コミ・体験談を集めることで、65件と書かれている。第二の段階は、7つの話題に分けて話題ごとに件数を集計すること。第三の段階は、公式サイトと公的な記録に照らして価格・性能・保証・登記を確かめることを示している。
公開されていた投稿のうち、本文まで読み取れた65件をどう調べたかを三つの段階に分けています。

調べた口コミを7つの話題に分けたところ、いちばん多かったのは打ち合わせ・担当者・契約でした。営業担当者とのやりとり、打ち合わせの進み方、契約前後の連絡についての投稿です。次に多かったのが価格・費用で、その次が住宅性能・設備でした。

この65件には読み方の前提があります。数えたのは公開されていた投稿で、単位は「件」です。1人が複数の投稿を書くこともあるので、よかタウンで建てた方の人数とは違います。施主本人へのアンケートでもありません。集め方も、無作為に選んだわけではなく、公開されている投稿を全部集めたわけでもないので、世の中の割合や多数派を示す数字にはなりません。

集まった場所にも偏りがあります。

よかタウンをめぐる口コミ65件について、どこに書かれていたかと、どんな傾向だったかを二つの側から示した図。書かれていた場所は、住宅系の掲示板が60件、個人ブログが5件。投稿の傾向は、良い評価が27件、気になる評価が27件、どちらとも言い切れないものが11件。どちらの分け方でも合計は65件になる。割合は描かれていない。
65件がどこに書き込まれ、どんな調子だったのかを二つの側から数えました。書き込み先は2種類に偏っています。

書き込みが見つかったのは住宅系の掲示板と個人ブログの2種類だけで、掲示板のぶんは同じスレッドに集中していました。媒体の広がりが小さいという前提で読んでください。記事に出てくる価格や性能の数値は、口コミではなく公式サイトと公的な記録から取っています。

口コミそのものにも読み方の癖があります。投稿は個人の体験であり、強く満足した人と強く不満を持った人が書き込みやすい場です。書かれた時期によって会社の体制も商品も変わります。営業所が24か所あり、担当者も現場もそれぞれ違いますから、同じ会社でも体験は一律になりません。それでも、同じ趣旨の投稿がいくつも重なっている部分は、確かめる価値のある論点です。

傾向の内訳は、良い評価が27件、気になる評価が27件、どちらとも言い切れないものが11件でした。良い側と気になる側は、同じ件数です。話題別の内訳は次のとおりです。

話題 件数
打ち合わせ・担当者・契約 25件
価格・費用 13件
住宅性能・設備 11件
施工品質・引き渡し 6件
間取り・デザイン・物件選び 5件
保証・アフター・点検 3件
エリア・店舗とモデルハウス 2件
合計 65件
よかタウンにふれた口コミ65件を、話題別の件数として並べた横棒グラフ。打ち合わせ・担当者・契約が25件、価格・費用が13件、住宅性能・設備が11件、施工品質・引き渡しが6件、間取り・デザイン・物件選びが5件、保証・アフター・点検が3件、エリア・店舗とモデルハウスが2件。七本を足すと65件になる。いちばん長い打ち合わせ・担当者・契約の棒だけ色を変えてある。割合は描かれていない。
横棒の長さは、その話題にふれた投稿の件数です。いちばん長いのは打ち合わせ・担当者・契約の25件でした。

良い評価は、要望の通り方と価格の納得感に集まった

良い評価でまとまっていたのは、要望がどこまで通ったかという話でした。8社を比較したうえで契約し、提案の中身と家族への配慮を評価したという投稿がありました。約6か月かけて数十回の打ち合わせを重ね、納得して決めたという記録もあります。

価格については、土地と追加の仕様を含めても他社の見積もりより安かったという投稿がありました。追加の仕様を入れても当初の見積もりの範囲に収まった、という記録もあります。土地から探す人にとって、土地代を含めた総額で話が進む点は評価されていました。

性能の面でも、低価格帯なのに自由に設計できて気密と断熱に満足したという投稿がありました。追加の仕様で好みに近づけ、気密試験の結果にも納得したという記録もあります。「炭の家」に入居した方が、ペットのにおいについて実感があったと書いた投稿もありました。

現場についての投稿も残っています。上棟を見に行って大工の対応と施工の様子を評価した投稿、引き渡し後に何度か依頼した用件への対応が早かったという投稿がありました。

気になる評価は、連絡と打ち合わせの進み方に集まった

気になる評価で目立ったのは、連絡がどうなったかという話です。契約したあとに担当者からの連絡が減り、仕様を決める日程が心配になったという投稿がありました。郵送されるはずのプランが届かず、そのまま他社で契約したという記録もあります。

進め方についての投稿もありました。複数社を比較していると伝えたところ、契約を急かされたと感じたという投稿です。土地を慎重に選んでいる途中で同じように感じ、他社へ変えたという記録もありました。

これらは投稿者が自分の体験として書いたもので、会社側がどう対応したのかまでは投稿から分かりません。どちらに原因があったのかも、公開されている資料では判断できません。ただ、担当者の対応についての投稿が最も多い話題だったことは事実です。営業所と担当者の数が多い会社ですから、契約前に窓口と連絡方法を決めておく価値はあります。

価格についても気になる声がありました。広告に出ていた価格を見て問い合わせたところ、その予算では建たないと言われたという投稿です。土地の検討中に地盤改良などが乗って総額が上がり、依頼を見送ったという記録もありました。

同じ論点でも、条件によって結果が分かれた

断熱と気密の体感は、投稿によって逆の結果が出ていました。冬に完成した住宅を見学して室内の寒さが気になり、見送ったという投稿があります。その一方で、気密試験の結果に満足したという投稿、低価格帯でも気密と断熱に満足したという投稿もありました。

この差は、見学したのが完成した空き家なのか、暖房を使って暮らしている家なのかでも変わります。商品も建てた年も違います。よかタウンはUA値やC値を公表していないため、投稿だけでは自分の家がどちらになるのか判断できません。

価格が予算に収まるかどうかも分かれていました。土地と追加の仕様を含めて他社より安かったという投稿がある一方、その予算では建たないと言われた、予算の増額が必要だと案内された、という投稿もあります。土地の条件と選ぶ仕様で総額が動くため、同じ会社でも結果は変わります。

標準仕様の受け止め方も同じでした。標準の選択肢は限られているが相談して広げられた、という投稿がある一方、標準設備の選択肢と追加費用が心配だという投稿もあります。どこまでが標準で、どこから追加になるのかは、見積もりの段階で一覧にしてもらってください。

「やばい」「寒い」と検索されるのはなぜか

検索候補に言葉が出ることと、その言葉が事実であることは別です。検索候補は、その言葉で調べた人がいたという記録にすぎません。今回の調査でも、良い側と気になる側の件数は同じでした。

「寒い」のもとになりそうな投稿は、実際にあります。冬に完成した住宅を見学して室内の寒さが気になったという記録です。ただし同じ調査の中には、気密試験の結果に満足したという投稿も残っています。

この語がなくならない理由は、投稿の中身よりも、判断の材料が公表されていないことにあります。公式サイトで確認できた開口部の記載はペアガラスまでで、UA値、C値、断熱等性能等級、一次エネルギー消費量等級のいずれも、確認したページには記載がありませんでした。公表された数値がないので、他社と数字で見比べることができません。不安が残れば、その言葉で検索する人は出てきます。

「やばい」のほうは、指している中身が投稿ごとに違います。今回の調査で最も多かった気になる評価は、連絡が減った、プランが届かなかった、契約を急かされたと感じた、という担当者とのやりとりについてのものでした。見つかったのは、この範囲の記録です。

会社そのものについては、公的な記録で確かめられる範囲があります。法人番号公表サイトに由来する基本情報には、登記記録の閉鎖等の事由の記載はありませんでした。厚生年金保険の適用事業所としての被保険者数は380人で、全喪年月日の欄は空欄でした。事業は続いています。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

よかタウンはどんな会社か

よかタウンは、福岡市東区に本店を置く株式会社よかタウンが運営しています。法人番号は3290001020445、登記上の本店は福岡県福岡市東区松島6丁目6番33号です。設立は平成12年5月1日、代表取締役は野島幸司、資本金は資本準備金を含めて9,496万円と公式会社概要に書かれています。従業員数は2026年4月時点で382名です。

公式サイトの事業内容は「分譲住宅事業 総合不動産流通事業/建築事業」と書かれています。業務の中身としては、分譲住宅のほかに各種リフォーム、エクステリア、不動産の買取と売買、不動産コンサルタントと土地活用が挙げられています。土地の仕入れから設計、施工、販売、アフターサービスまで自社で取り組む責任一貫体制だという説明も、公式のリリースに載っています。

体制については、2025年8月の公式リリースに具体的な記載があります。フィリピンに100%子会社のCAD図面制作会社を設立し、2025年8月の時点で分譲住宅の建設に必要な工事用図面などの約9割、注文住宅の約1割をそこで作成している、という内容です。設計図面の制作までグループの中で行っていることになります。

営業所は24か所あります。所在地は福岡県、大分県、熊本県、佐賀県、宮崎県、岡山県の6県です。宮崎営業所は2026年5月28日に開設された宮崎県で初めての拠点で、福岡県外では7か所目にあたります。2026年5月には、よかタウン博多本社を同年8月をめどに設立し、一部の本社機能を移すと発表しました。ただし登記上の本店は松島のまま変えないと明記されています。

供給の実績も公式に出ています。公式のリリースは住宅産業研究所の調べとして、2019年度から2024年度まで6年連続で福岡県の低層住宅着工棟数が第1位だと記載しています。これは民間の調査会社による集計を会社が発表したもので、編集部が独立に確かめた数字ではありません。過去のリリースでは、2020年度の着工棟数が710棟、年間契約数が2020年度827件、2021年度969件と書かれていました。この710棟は福岡630棟、佐賀40棟、熊本40棟の合計で、熊本市内の分は含みません。契約数には土地が含まれます。

公的な記録で確かめられること

この会社はケイアイスター不動産の連結子会社です。親会社の開示によれば、2016年4月28日に株式を追加取得して議決権比率が50.1%となり、子会社になりました。2026年3月期の有価証券報告書でも、議決権所有割合50.1%の連結子会社として掲載されています。

親会社の開示には、よかタウン単体の数字も載っています。2026年3月期の売上高は49,813百万円、経常利益は3,713百万円、当期純利益は2,582百万円でした。純資産額は10,185百万円、総資産額は33,082百万円です。官報に掲載された第23期の決算公告でも、2022年3月31日時点の資産合計17,490百万円、株主資本4,616百万円を確認できました。

許認可の番号は会社概要に掲げられています。

よかタウンについて公式サイトと公的な記録で確認できた項目を、八行の表に並べた図。法人番号は3290001020445、本店は福岡県福岡市東区松島6丁目6番33号。建設業許可は国土交通大臣 許可(般-4)第28717号、宅地建物取引業は国土交通大臣(2)第009900号、建築士事務所は一級建築士事務所 福岡県知事登録 第1-61930号。構造と地盤は、Rimokuの商品ページの木造軸組工法と、第三者機関による地盤保証20年間。保証は標準が最長20年で、10年に10年を足す形。延長は10年点検時の有償メンテナンスが条件で、住宅かし保険に加入している。有償の会員制度「家サポ」では、適切なメンテナンス工事を受けることを条件に20年・30年へ延長できる。規模と会員制度は従業員382名、2026年4月時点で、家サポの年会費は24,000円。図の下には、坪単価とUA値・C値・耐震等級は公表されていないと注記されている。確認日は2026年8月31日。
登記と許認可、構造と地盤、保証、規模と会員制度を八行にまとめた図です。坪単価と断熱・耐震の数値は公表されていないので、見積もりの段階で尋ねる項目になります。

建設業は国土交通大臣 許可(般-4)第28717号、宅地建物取引業は国土交通大臣(2)第009900号、建築士事務所は一級建築士事務所 福岡県知事登録 第1-61930号です。宅地建物取引業の大臣免許は、2つ以上の都道府県に事務所を置いて事業を行う場合の免許にあたります。建設業許可の括弧の中の数字は許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。「般」は一般建設業許可を意味します。

なお、国土交通省と福岡県の検索システムでは個別の登録内容まで表示されなかったため、これらが現時点で有効かどうかは断定できません。番号そのものは公式サイトに掲げられています。

働き方に関する認定も公式に載っています。2021年のえるぼし3つ星認定、2023年のくるみん認定、そして「働きがいのある会社」認定を4年連続で取得したという発表です。所属団体は福岡、熊本、佐賀、大分、宮崎、岡山の各宅地建物取引業協会と書かれています。

価格はいくらか、坪単価は公表されていない

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。確認した公式ページには、共通の坪単価も、本体価格の表も、会社全体の価格帯もありませんでした。

公式に金額が出ているのは、販売中の個別物件です。2026年8月6日に物件検索へ表示されていた例では、北九州市小倉南区沼本町の物件が2,698万円、北九州市門司区大里戸ノ上の物件が4,398万円でした。これは特定の1棟ごとの価格であって、会社全体の目安ではありません。分譲住宅は土地と建物がセットですから、同じ会社の物件でも土地の条件で金額が大きく動きます。

坪単価は、延床面積の取り方や含まれる工事の範囲で変わります。比べる指標として当てにしにくい面があるので、公表していないこと自体が不誠実だとは言えません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。

口コミにも金額の話はありました。土地と追加の仕様を含めても他社の見積もりより安かったという投稿、追加の仕様を約100万円分入れて希望の家になったという投稿があります。その一方で、広告の価格を見て問い合わせたらその予算では建たないと言われたという投稿、3社を比較して予算の増額が必要だと案内されたという投稿もありました。金額は土地と仕様で動くため、投稿の数字を自分の見込みとして使うことはできません。

総額でそろえれば、坪単価がなくても比べられる

比べる方法はあります。建物の本体工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水の引き込み、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。この費目をすべて入れた総額でそろえれば、坪単価が出ていなくても他社と並べられます。

見積書に一式とだけ書かれている部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。分譲住宅を検討する場合は、販売価格に何が含まれていて、何が別途になるのかを物件ごとに確かめておきましょう。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

建売の会社なのか、注文住宅の会社なのか

両方を扱っていますが、いまの主力は分譲住宅です。公式会社概要の事業内容には「分譲住宅事業 総合不動産流通事業/建築事業」と書かれており、注文住宅の語はありません。親会社の2026年3月期の有価証券報告書でも、よかタウンの主要な事業の内容は分譲住宅事業とされています。2023年提出の報告書には、分譲住宅をメイン事業としていると書かれていました。

ただし注文住宅をやめたわけではありません。公式サイトには注文住宅のページが現在もあり、親会社のグループ会社紹介にも「注文住宅、分譲住宅の設計・施工・販売」と記載されています。公式の店舗一覧に載っている24か所は、いずれも分譲住宅の事業部の営業所です。

この二重の姿は、会社の歩みで説明がつきます。2000年に創業したあと、2009年に注文住宅を中心とした住宅事業へ参入しました。2015年5月に親会社と第一号のフランチャイズ契約を結び、2016年のグループ入りのあとに分譲住宅事業へ本格的に参入しています。もともと注文住宅から始まり、いまは分譲住宅が中心になった、という順序です。

検討する側にとって大事なのは、自分がどちらを買うのかで話がまったく変わる点です。分譲住宅は完成した建物と土地を選んで買うので、仕様の変更は限られます。注文住宅は仕様を決められる代わりに、打ち合わせの回数と期間がかかります。今回の口コミにも、分譲住宅を見学して注文住宅との仕様の差を確かめたという投稿がありました。最初の問い合わせのときに、どちらの窓口なのかを確かめておいてください。

現在の商品ラインナップ

分譲住宅の商品は公式サイトに並んでいます。二階建てはBloom、Adoble、For.M、Rimoku。平屋はBloom-HとColoris。三階建てはTREAです。

種類 商品名 公式の説明・発表時期
二階建て Bloom 花々が咲き誇る美しい庭園のように、という考え方を掲げた商品
二階建て Adoble 多様な社会の中で安心して住むことのできる場所、を掲げた商品
二階建て For.M 家族とのつながりをテーマにした商品。2025年3月にO seriesを発売し、従来のものはI seriesへ改称して販売を継続
二階建て Rimoku 2022年発売のmokuをリニューアルした商品。2026年6月25日に販売開始
平屋 Bloom-H 2025年10月から順次販売した平屋建ての商品
平屋 Coloris 日々の暮らしを静かにいろどる、おうち、を掲げた商品
三階建て TREA 同社初の3階建て住宅。2025年12月から順次販売

いちばん新しいRimokuについては、公式リリースに仕様の記載があります。リビングの一部の天井と1階のキッチンに天然木の突板を使い、床にも天然木の床材を採用したという内容です。樹種はオーク、ブラックウォルナット、レッドシダーと書かれています。工法は木造軸組工法と商品ページに記載がありました。

「炭の家」はいまも建てられるのか

「炭の家」は注文住宅の商品です。公式サイトの注文住宅のページに現在も掲載されており、2023年3月の公式リリースにも「『moku』、『炭の家』(注文住宅)等」と書かれています。掲載されていること自体は確かめられました。

ただし、いまの仕様は確認できませんでした。炭についての詳しい説明が載っていたのは2019年と2020年の公式ブログで、そのページ自身に過去の情報であり現状と異なる場合があるという注意書きが付いています。当時の説明は、天井裏や床下に炭を敷き詰めるというもので、掲げられていた効果は空気清浄、防音、防腐、脱臭、調湿、断熱の6つでした。これは公式が過去に掲げていた説明であり、効果そのものが第三者に確かめられたという意味ではありません。

炭をどれだけ使うのか、いま標準仕様なのかオプションなのか、分譲住宅にも付くのかは、確認した現行のページには書かれていませんでした。口コミには「炭の家」を購入した方の投稿があり、ペットのにおいについての実感や、モデルハウスで感じた空気について書かれていました。福岡で「炭の家」の建売を見学し、土地込みで約3,500万円を割安だと感じたという投稿もあります。

注文住宅で検討する場合は、炭が標準に含まれるのか、含まれるとしてどの部分に使うのか、費用はいくらかを見積もりの段階で確かめておきましょう。

構造と耐震は、どこまで公表されているか

公表されているのは、検査の体制までです。等級や計算方法の数値は、確認した公式ページにはありませんでした。

構造については、公式のメンテナンスガイドに「当社住宅は木造住宅です」と書かれています。Rimokuの商品ページには工法として木造軸組工法という記載がありました。ただしこれが全商品に共通する仕様なのかは、公式の記載からは断定できません。基礎の形式や配筋、コンクリートの仕様といった具体的な数値も、確認したページには載っていませんでした。

検査については、複数の記載があります。住宅かし保険にともなう専門の検査員が、建築の途中に基礎配筋検査や躯体検査などを行うと公式のアフターサービスのページに書かれています。加えて、行政の法定検査や瑕疵保険の検査とは別に、自社独自の検査体制を設けているという記載もあります。地盤については、Rimokuなどの商品説明に加えて、2025年10月のプレスリリースにも「当社ではこれまで、構造躯体保証、各種設備保証、第三者機関による地盤保証(20年間)」という記載があり、会社の制度として示されています。いっぽう木造軸組工法は、確認できた範囲ではRimokuの商品ページの記載です。

一方で、書かれていないことも多くあります。耐震等級をいくつ取得できるのか、全棟で構造計算を行っているのか、その計算が許容応力度計算なのか性能表示の計算なのか。制震装置が標準なのかオプションなのかも、現行の商品ページと品質のページには明示されていませんでした。独自の検査を行う機関の名称、検査の回数と時期、住宅性能表示制度を使っているかどうかも同じです。

耐震性能を重視する方は、自分のプランで耐震等級3を取得できるかどうかと、その場合の計算方法と費用を、契約前に書面で確認しておきましょう。地盤保証についても、保証する会社の名前と保証の上限額を保証書で確かめてください。

断熱と省エネの数値は確認できるか

断熱の数値は公表されていません。確認できたのは、公式のメンテナンスガイドにある「当社の住宅のサッシはペアガラス」という記載までです。サッシの材質、ガラスの構成、Low-Eかどうか、ガス層があるかどうかは、確認したページには書かれていませんでした。

UA値、C値、断熱等性能等級、一次エネルギー消費量等級、全棟での気密測定の有無、いま使っている断熱材の種類と厚み。いずれも、確認した現行の公式ページには記載がありませんでした。2020年の公式ブログには、当時の「炭の家」で現場発泡の硬質ウレタンフォームを採用したという記載がありますが、これも過去の情報であり、現行の商品に使われているかどうかは確かめられませんでした。

省エネの制度についても同じです。2024年の公式イベントの告知に、飯塚市の物件について太陽光発電を搭載したZEH仕様住宅の見学会という記載がありました。ただしこれは個別の物件についての告知で、全棟が標準でZEH仕様になるという意味ではありません。会社全体でのZEHの対応率、長期優良住宅の取得率、省エネ基準への適合を示す数値は見当たりませんでした。ZEHビルダーとしての登録区分と実績値も、公表資料からは確認できませんでした。

換気の方式の種別、熱交換換気が標準なのかオプションなのか、全館空調や床暖房を扱っているのかについても、現行のページに説明は見当たりませんでした。2020年のブログに当時の熱交換のしくみについての説明がありますが、現行の採用は確かめられていません。

口コミでは、この部分の体感が分かれていました。冬に完成した住宅を見学して寒さが気になったという投稿がある一方、気密試験の結果に満足したという投稿もあります。気密試験の話が出ているということは、少なくともその方の場合は測定が行われたことになります。建売に入居して、会話やトイレの音が屋外や室内に響くと感じたという投稿もありました。

断熱と気密を重視する方は、自分のプランのUA値の計算書と、気密測定を行うかどうか、行う場合の測定結果の渡し方を確認しておきましょう。断熱材の種類と厚み、サッシとガラスの仕様は、見積書の建具と断熱の項目で確かめられます。

住んでから気づいたこと、引き渡しの前に見ておきたいこと

仕上がりについての投稿は、価格との釣り合いに触れながら書かれているものが目立ちました。良い側と気になる側の両方があります。

施工と引き渡しについての投稿

良い側では、上棟のときに現場へ行き、大工の対応と施工の様子を見て安心したという投稿がありました。建てたあとに特段の問題はなく満足しているという投稿もあります。注文住宅で10年暮らした方は、設計の修正や施工のばらつきもあったが、価格との釣り合いで見れば満足していると書いていました。

気になる側では、引き渡しのときに外構を依頼していない部分の草や残材が残っていて気になったという投稿がありました。完成見学会で玄関まわりの壁紙の仕上げが気になったという投稿、新築の物件を見学して傷が多いと感じ、折り返しの連絡も遅かったという投稿もあります。

これらはいずれも、引き渡しの前に自分の目で見て伝えられる範囲の話です。分譲住宅は完成した建物を見てから買えるので、契約の前に室内をひととおり見せてもらってください。注文住宅の場合は、引き渡し前の確認をいつ行うのか、指摘した箇所をいつまでに直すのかを、日程として決めておきましょう。外構をどこまで含むのかも、契約の段階で図面と金額の両方で確かめておく項目です。

間取りと物件選びについての投稿

土地の条件を評価する投稿が目立ちました。職場や商店に近い土地の使いやすさを挙げた投稿、土地と予算を重視して相談したところ担当者が熱心に調整してくれたという投稿があります。完成した姿がはっきりしていれば比較的安く実現できた、という注文住宅の投稿もありました。

一方で、間取りと費用の釣り合いには納得しつつ、外観は自分の好みではなかったという投稿もあります。建売に入居して1年あまりの方は、外構は簡素だが価格と住み心地にはおおむね納得していると書いていました。分譲住宅は設計があらかじめ決まっているぶん、外観や外構の作り込みは抑えられます。ここは価格との引き換えになる部分です。

見学のときの投稿も残っています。完成見学会と構造見学会に行き、費用の説明と材料の説明を好意的に受け止めたという投稿、モデルハウスで「炭の家」の空気と担当者の対応を評価した投稿がありました。図面や写真では分かりにくいのは、部屋の広さと明るさ、それに音の伝わり方です。見学に行くときは、いま使っている家具が入るかどうかを実際に測らせてもらってください。

保証と点検、そして有償の「家サポ」

標準の保証は最長20年で、20年になるには条件があります。これとは別に、2025年10月に始まった有償の会員制度「家サポ」には20年・30年への延長保証という記載があります。まず標準の制度から見ていきます。公式のアフターサービスのページには、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分について最長20年、10年に10年を足す形と書かれています。そして延長の条件は、10年点検のときに有償のメンテナンスを行うことだと明記されています。何もしなければ10年です。

全ての住宅が住宅瑕疵担保履行法にもとづく住宅かし保険に加入していることも公式に書かれています。ただし引受先の保険法人の名前までは書かれていませんでした。入居後の窓口として、24時間365日対応の専用ダイヤルがあることも公式に記載されています。定期点検は株式会社バーンリペアへ委託していると、公式のメンテナンスガイドに書かれています。

点検の時期は、公式の資料どうしで書かれ方が違う

点検の時期については、公式の中で記載が一致していません。公式のメンテナンスガイドは、引き渡し後の半年、1年、2年のタイミングで定期点検を行うと書いています。一方、2025年10月の公式リリースは、従来の無償の定期点検を2年目、5年目のシロアリ被害、10年目と記載しています。現行の商品ページにも、2年目の定期点検と5年目のシロアリ被害点検という記載がありました。

どちらかが誤りだと決めつけることはできません。2025年10月に有償の会員制度が始まっているため、そのタイミングで無償点検の範囲が見直された可能性はあります。ただし公式に「改定した」とは書かれていないので、そう断定はできません。自分の契約でいつ点検があるのかは、契約書と保証書で確かめてください。

2025年10月に始まった「家サポ」

「家サポ」は、2025年10月1日から分譲住宅に展開されている有償の会員制度です。公式リリースによれば、年会費は税込24,000円、5年ごとの点検があり、適切なメンテナンスを行うことで20年と30年の延長保証が受けられると記載されています。

項目 公式に書かれている内容
保証 構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分について当初10年。条件を満たすと10年延長され、最長20年
延長の条件 10年点検のときに有償メンテナンスを行うこと
保険 すべての住宅が住宅瑕疵担保履行法にもとづく住宅かし保険に加入
定期点検 メンテナンスガイドは半年・1年・2年。2025年10月のリリースは2年目・5年目(シロアリ被害)・10年目
点検の実施 株式会社バーンリペアへ委託
入居後の窓口 24時間365日対応の専用ダイヤル
家サポ 2025年10月1日から分譲住宅に展開。年会費は税込24,000円、5年ごとの点検。適切なメンテナンス工事を受けることを条件に20年・30年の延長保証
シロアリ保証 5年目の点検の記載はあるが、保証年数の記載は確認できなかった

口コミでは、入居後の対応についての投稿が3件ありました。複数回の依頼に対して対応が早かったという投稿がある一方、購入から5か月の時点で折り返しの連絡と日程の調整が遅いと感じたという投稿もあります。県外から注文住宅を建てて家と対応には満足しつつ、入居後の対応に要望を書いた投稿もありました。

保証書を受け取るときは、対象になる部位と免責の範囲、10年を超えたあとに保証を延ばす条件と、そのときにかかる費用の目安を確かめておきましょう。「家サポ」に入る場合は、年会費のほかに点検やメンテナンスの実費がかかるのかどうかも聞いておいてください。

よかタウンを選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と口コミから、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

1つめは、供給の実績です。福岡県の低層住宅着工棟数について、公式が6年連続で第1位だと発表しています。2020年度の着工棟数は福岡・佐賀・熊本の合計で710棟でした。2026年5月には宮崎県へ新しい拠点を開いており、いまも出店が続いています。数を建てている会社は、分譲地の選択肢が多くなります。

2つめは、土地込みで総額の話ができる点です。事業内容には総合不動産流通事業が含まれ、土地の仕入れから設計、施工、販売、アフターまで自社で行う責任一貫体制だと公式に説明されています。口コミでも、土地と追加の仕様を含めて他社の見積もりより安かったという投稿、土地と予算を重視した相談に担当者が熱心に応じたという投稿がありました。土地から探す方には合いやすい形です。

3つめは、会社の規模を実数で確かめられる点です。親会社が上場企業のため、有価証券報告書によかタウン単体の売上高と純資産額が載ります。官報の決算公告も確認できます。長い付き合いになる買い物ですから、事業の規模を公的な資料で確かめられる意味は小さくありません。

4つめは、入居後の窓口が用意されている点です。24時間365日対応の専用ダイヤルがあり、定期点検は専門の会社へ委託されています。2025年10月からは有償の会員制度も始まりました。口コミにも、入居後の依頼への対応が早かったという投稿がありました。

契約前に注意しておきたい点

気をつけておきたい点も4つあります。どれにも、確かめる方法があります。

1つめは、性能の数値がほとんど公表されていないことです。坪単価、UA値、C値、断熱等性能等級、耐震等級のいずれも、確認した公式ページには記載がありませんでした。他社と数字で比べたい方は、自分のプランの計算書と仕様書を出してもらう必要があります。逆に言えば、書面が出てくれば比べられます。

2つめは、保証を20年にするには有償のメンテナンスが要ることです。10年点検のときに有償メンテナンスを行うことが延長の条件だと公式に明記されています。金額の目安を先に聞いておけば、10年目の出費を計画に入れられます。

3つめは、点検の時期が公式の資料どうしで違うことです。メンテナンスガイドと2025年10月のリリースで、書かれている時期が一致していません。自分の契約でいつ点検があるのかを、契約書と保証書の記載で確かめてください。

4つめは、担当者による差です。今回の調査で最も件数が多かった話題は打ち合わせ・担当者・契約で、良い評価と気になる評価の両方がありました。連絡が減った、プランが届かなかったという投稿がある一方、提案の中身を評価する投稿もあります。営業所が24か所ある会社ですから、担当者の違いが出やすい構造ではあります。ただし、それは一つひとつの不満を軽く見てよい理由にはなりません。連絡の方法と頻度、打ち合わせの記録を誰が残すのかを、最初の打ち合わせで決めておいてください。決めた内容を書面に残してもらうよう求めるのは、買う側の当然の権利です。

よかタウンが向いている人、慎重に考えたい人

向いているのは、福岡県内やその周辺で、土地込みの総額を抑えて戸建てを持ちたい方です。分譲地の選択肢が多く、土地から探す相談に慣れています。完成した建物を見て決めたい方、打ち合わせに何か月もかけたくない方にも合いやすいでしょう。「炭の家」のような考え方に関心があり、注文住宅で相談したい方も対象になります。

慎重に考えたいのは、性能を数値で比較して決めたい方です。UA値やC値、耐震等級が公式サイトに出ていないため、そのままでは他社と並べられません。書面を出してもらうまで判断を保留する前提で進めることになります。

仕様を細かく詰めたい方も、事前の確認が要ります。分譲住宅は完成した建物を選ぶ形なので、変更できる範囲は限られます。注文住宅の窓口があるかどうか、自分の希望するエリアで対応できるかを、最初に確かめておいてください。

契約前に確認しておきたいこと

書面で確かめておきたい項目は、次の10点です。

  • 自分が検討しているのが分譲住宅なのか注文住宅なのか。窓口となる営業所と担当者の連絡方法
  • 販売価格や本体価格に何が含まれ、何が別途になるのか。付帯工事、給排水の引き込み、地盤改良、外構、照明とカーテン、諸費用、火災保険、土地代を入れた総額
  • 見積書に一式と書かれた部分の内訳
  • 自分のプランのUA値の計算書。断熱材の種類と厚み、サッシとガラスの仕様。気密測定を行うかどうかと、結果の渡し方
  • 耐震等級を取得できるかどうか。取得する場合の構造計算の方法と費用。地盤保証を行う会社の名前と上限額
  • 誰がいつ何を検査するのか。検査の記録をもらえるかどうか
  • 保証書に書かれた対象部位と免責の範囲。10年を超えて保証を延ばす条件と、そのときの費用の目安
  • 定期点検の時期。契約書と保証書に書かれている実際の回数と間隔
  • 「家サポ」に入る場合の年会費以外の費用と、解約したときの保証の扱い
  • 注文住宅で「炭の家」を検討する場合、炭が標準に含まれるのか、どの部分に使い、費用はいくらか

よくある質問

よかタウンの坪単価はいくらですか

A. 公表されていません。確認した公式ページには、共通の坪単価も本体価格の表も、会社全体の価格帯もありませんでした。公式に金額が出ているのは販売中の個別物件で、2026年8月6日時点では北九州市内の物件が2,698万円と4,398万円で表示されていました。これは1棟ごとの価格で、目安ではありません。比べるときは、付帯工事や諸費用、土地代まで入れた総額でそろえてください。

よかタウンは建売と注文住宅のどちらですか

A. 両方を扱っていますが、主力は分譲住宅です。公式会社概要の事業内容は「分譲住宅事業 総合不動産流通事業/建築事業」で、親会社の2026年3月期の有価証券報告書でも主要な事業の内容は分譲住宅事業とされています。ただし公式サイトには注文住宅のページが現在もあります。もともと2009年に注文住宅で住宅事業へ参入し、2016年のグループ入りのあとに分譲住宅へ本格参入した経緯があります。

「炭の家」はいまも建てられますか

A. 注文住宅の商品として公式サイトに掲載されています。2023年3月の公式リリースにも注文住宅として名前が出ています。ただし、いまの仕様は確認できませんでした。炭についての詳しい説明があるのは2019年と2020年の公式ブログで、そのページ自身に過去の情報だという注意書きが付いています。標準なのかオプションなのか、炭をどれだけ使うのかは、見積もりの段階で確かめてください。

よかタウンの断熱性能はどのくらいですか

A. 数値は公表されていません。確認できたのは、公式のメンテナンスガイドにあるサッシがペアガラスという記載までです。UA値、C値、断熱等性能等級、一次エネルギー消費量等級、全棟での気密測定の有無、断熱材の種類と厚みは、確認した現行の公式ページには載っていませんでした。口コミでは、寒さが気になったという投稿と、気密試験の結果に満足したという投稿の両方がありました。自分のプランの計算書をもらって確かめてください。

よかタウンの耐震等級はいくつですか

A. 確認した公式ページには記載がありませんでした。耐震等級の取得、全棟での構造計算、その計算方法、制震装置が標準かオプションかのいずれも明示されていません。公表されているのは検査の体制までで、住宅かし保険にともなう専門の検査員が基礎配筋検査や躯体検査を行うこと、自社独自の検査体制があること、第三者機関による地盤保証20年間があることが公式に書かれています。等級が必要な方は、取得できるかどうかを書面で確認してください。

よかタウンの保証は何年ですか

A. 標準の保証は最長20年で、条件があります。これとは別に、有償の会員制度「家サポ」には20年・30年への延長保証という記載があります。公式には、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分について10年に10年を足して最長20年と書かれています。そのうえで、延長には10年点検のときの有償メンテナンスが条件だと明記されています。全ての住宅が住宅瑕疵担保履行法にもとづく住宅かし保険に加入していることも公式に記載があります。保証書で対象の部位と免責の範囲を確かめておきましょう。

「家サポ」とは何ですか

A. 2025年10月1日から分譲住宅に展開されている有償の会員制度です。公式リリースには、年会費が税込24,000円、5年ごとの点検があり、適切なメンテナンスを行うことで20年と30年の延長保証が受けられると書かれています。無償の定期点検については、公式のメンテナンスガイドと2025年10月のリリースで記載されている時期が違うため、自分の契約でどうなるのかは契約書と保証書で確かめてください。

よかタウンはどのエリアで建てられますか

A. 分譲住宅の営業所が6県に24か所あります。福岡県、大分県、熊本県、佐賀県、宮崎県、岡山県です。宮崎営業所は2026年5月28日に開設された宮崎県で初めての拠点で、福岡県外では7か所目にあたります。2026年8月6日時点の物件検索でも、福岡県の広い範囲に加えて熊本県、佐賀県、大分県、岡山県の市町村が対象になっていました。ただしこれはいずれも分譲住宅についての情報で、注文住宅の対応エリアは公開資料では確認できませんでした。希望のエリアを伝えて確認してください。

まとめ

公開されていた口コミ65件と、公式サイトおよび公的な記録から確かめられたのは、次の点です。

  • 口コミで最も多かった話題は打ち合わせ・担当者・契約で、良い評価と気になる評価は同じ件数だった
  • いまの主力は分譲住宅で、注文住宅のページも公式に残っている。「炭の家」は注文住宅の商品として掲載されている
  • 福岡県の低層住宅着工棟数で6年連続1位という公式発表があり、営業所は6県に24か所ある
  • 親会社の有価証券報告書に単体の売上高49,813百万円、純資産額10,185百万円が載っている
  • 標準の保証は最長20年で、20年にするには10年点検時の有償メンテナンスが条件になる。有償の会員制度「家サポ」には20年・30年への延長保証の記載がある
  • 入居後の窓口は24時間365日対応で、2025年10月から有償の会員制度が始まった

公開されている資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格。UA値、C値、断熱等性能等級と、断熱材の種類や厚み、サッシの材質とガラスの構成。耐震等級と構造計算の方法、制震装置の扱い。独自の検査を行う機関の名称と検査の回数。住宅かし保険の引受先。「炭の家」の現在の標準仕様。そして、点検の時期は公式の資料どうしで記載が違っていました。

公表されていない数値は、書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、UA値の計算書、耐震等級を取得できるかどうかの回答、保証書の免責の範囲と延長条件。この4つがそろえば、坪単価が出ていなくても他社と同じ条件で並べられます。福岡で土地から探している方にとって、この会社は候補に入れて確かめる価値のある一社です。