「菊池建設は檜の家で評判が良さそうだけど、坪単価が高いのでは」「“やばい”という検索候補が出てきて、本当に大丈夫なのか気になる」。そう思ってこの記事にたどり着いた方も多いはずです。
静岡で生まれ、神奈川・東京・千葉・埼玉でも本格木造の注文住宅を手がけてきた菊池建設。いざ検索すると「高い」「やばい」といった言葉が並び、不安になりますよね。ただ、その言葉の中身を一つずつ確かめると、価格の理由を知れば納得できるものや、事前の準備で避けられる注意点がほとんどだというのが、数多くの住宅会社を見てきた不動産のプロとしての見方です。
この記事では、FP・宅建士で不動産会社を営む監修者の視点から、菊池建設が「高い」「やばい」と言われる理由を忖度なく検証したうえで、坪単価・住宅性能・商品ラインナップ・評判まで掘り下げて解説します。
- なぜ「高い」「やばい」と検索されるのか
- 坪単価は?価格に見合う中身はあるのか
- 耐震・断熱など住宅性能の実力は?
- 檜の家や数寄屋など商品ラインナップの特徴
- 本当の評判・口コミは?
読み終えるころには、菊池建設が自分たちの家づくりに合う会社かどうかを、落ち着いて判断できるようになります。それでは、一つずつ確かめていきましょう。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。
こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
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どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
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ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
この記事の監修者
井口 梓美いぐち あずみ
宅地建物取引士|ファイナンシャルプランナー|株式会社AZWAY 代表取締役
大手保険代理店にて資産運用とライフプランニングに従事した後、大手不動産ポータルサイト運営会社でのコンサルティング経験を経て株式会社AZWAYを創業。自社で宅建業免許(東京都知事 第104708号)を取得し、新築一戸建ての仲介から不動産売却、相続相談、空き家活用、リフォームまで住まいに関わる幅広い領域に対応している。保険・不動産・ITの3業界での実務経験をもとに、住宅の購入・売却・資産活用に必要な情報を中立的な立場から発信。全日本不動産協会会員。
菊池建設は「高い」「やばい」と言われる理由をFP宅建士・不動産会社社長が検証
菊池建設を検索すると、関連キーワードに「高い」「やばい」「後悔」といった言葉が並びます。これだけを見ると身構えてしまいますが、まず前提として知っておいてほしいことがあります。
それは、菊池建設が量産型の大手ハウスメーカーではなく、宮大工の流れをくむ職人技と国産檜にこだわってきた会社だということです。社寺建築で培った技術を住宅に注ぎ込み、構造材から内装材まで選び抜いた檜を使い、一棟ごとに手をかけて仕上げます。そのぶん住まいの中身は価格以上に濃くなり、ローコスト住宅と並べると坪単価は高めに見えます。「高い」と検索されやすいのは、この中身の濃さの裏返しです。
もう一つの背景が、和風建築という専門性の高さと、地域に根ざした会社ゆえの情報の少なさです。全国チェーンほど口コミの数が多くないため、価格や工期への一部の声、アフターへの不満、過去の経営体制の変化、同名の別会社の話題などが、「やばい」「後悔」といった強い言葉として実態以上に独り歩きしやすくなります。
ただ、結論を先にお伝えすると、菊池建設は1955年の創業から70年にわたり本格木造住宅を手がけ、今は東証スタンダードに上場する木材・建築資材大手のナイスグループの一員として安定した基盤を持つ、安心して候補に入れられる住宅会社です。そのうえで、なぜ「高い」「やばい」と言われるのか、理由を一つずつ検証していきましょう。検索される理由は、大きく次の6つに整理できます。
- 国産檜と職人施工で坪単価が「高い」と感じる
- オプションや特注の造作で予算をオーバーしやすい
- 丁寧な施工ゆえに工期が長くなりやすい
- 珪藻土など自然素材のメンテナンスが必要になる
- 引き渡し後のアフターや連絡が物足りないと感じることがある
- 「倒産」「やばい」という噂が出てくる
理由1. 国産檜と職人施工で坪単価が「高い」と感じる
もっとも多いのが、価格への「高い」という声です。「品質は良いと聞いていたが、予算内に収めるのが難しかった」「こだわった結果、坪単価が想定を超えた」という口コミがあり、タイトルの「高い」もここから来ています。
菊池建設の坪単価は、プランや素材のグレードで大きく変わります。檜を多用する本格仕様で中心はおおむね70万〜85万円、最上級の現代数寄屋では100万円前後になることもあります。ローコストを売りにする会社と比べれば、確かに高めです。ただし、その価格には、見える部分まで使う国産檜、宮大工譲りの木組み、全棟の構造計算による耐震等級3への対応といった中身が含まれます。集成材や輸入材を主とする住宅とは、そもそも原価の構造が違います。
FP・宅建士の立場から見ると、この「高さ」は素材と手間の裏返しです。無垢の檜は時を重ねるほど飴色に深まり、シロアリや腐朽にも強く、長く住み継ぐほど価値が出ます。価格を抑えたいなら、規格寄りの商品や標準仕様を起点に検討し、こだわる部分だけ足していけば調整できます。価格の中身を理解して選べば、納得感のある投資になります。
理由2. オプションや特注の造作で予算をオーバーしやすい
「坪単価で考えていたのに、こだわって造作建具や素材を足したら総額が膨らんだ」という声もあります。欄間や障子といった特注の造作、檜の使用範囲を広げるほど、費用は積み上がっていきます。
これは菊池建設に限らず、自由設計の注文住宅に共通して起こることです。細部まで理想を反映できるからこそ、選ぶほど金額は動きます。裏を返せば、世界に一つの住まいを作り込めるということでもあります。
対策はシンプルで、契約前にオプションを含めた総額で見積もりを確認しておくことに尽きます。坪単価や本体価格だけで判断せず、付帯工事費・諸費用・希望する造作をすべて含めた金額が予算に収まるかを見ます。標準仕様でどこまで満足できるかを起点にすれば、コストはコントロールしやすくなります。
理由3. 丁寧な施工ゆえに工期が長くなりやすい
「設計から完成までかなり時間がかかった」「当初の予定より延びて、引っ越し準備が大変だった」という声もあります。早く家を建てたい人には気になるところです。
菊池建設は、檜の調達や十分な乾燥、手刻みの加工といった工程を踏むため、一般的なハウスメーカーより工期が長めになりがちです。契約から完成まで8〜10ヶ月程度かかるケースもあり、仕様を細かく詰めるほど時間は必要になります。これは品質を作り込んでいることの裏返しでもあります。
対策としては、スケジュールに余裕を持って計画を立てることが基本です。仮住まいの期間や住宅ローンの実行時期を見越し、地鎮祭・上棟・引き渡しといった節目を早めに共有しておくと、後の段取りが楽になります。急ぎすぎず、工程表を一緒に確認しながら進めれば、過度に心配する必要はありません。
理由4. 珪藻土など自然素材のメンテナンスが必要になる
「珪藻土の壁に、住み始めて最初の夏にカビが出た」という口コミもあります。自然素材ならではの戸惑いとして語られやすいポイントです。
珪藻土や漆喰は調湿性に優れた自然素材ですが、換気や湿度管理を欠くと表面にカビが出ることがあります。これは素材の特性によるもので、施工そのものの不良というより、住まい方やケアの理解が追いつかなかったケースが大半です。木材も日差しや湿度で色合いが変化します。
採用する前に、どの部位にどの素材を使うのか、手入れの方法・頻度・費用まで具体的に確認しておくと安心です。換気や除湿の習慣をつくれば、自然素材の心地よさを長く楽しめます。湿気の多い場所だけ仕上げを変えるといった選び方もできるので、特性を理解して選べば、満足度の高い住まいにつながります。
理由5. 引き渡し後のアフターや連絡が物足りないと感じることがある
「契約前は対応が早かったのに、その後は連絡が遅く感じた」「こちらから聞かないと情報が出てこない場面があった」という声もあります。点検の案内が少ないと感じた人もいるようです。
職人の施工に重きを置く社風から、提案や連絡が受け身に見える場面があるようです。担当者によって差が出ることもあり、初めての家づくりでは心細く感じる方もいます。
対策としては、引き渡し後の定期点検のスケジュール、緊急時の連絡窓口、保証の範囲を、契約前に書面で確認しておくことです。聞きたいことはリスト化して打ち合わせに臨むと、必要な情報を引き出しやすくなります。ナイスグループ入り後は体制の整備も進んでおり、確認しながら進めれば安心して任せられます。
理由6. 「倒産」「やばい」という噂が出てくる
「菊池建設 倒産」という検索候補を見て、不安になった方もいるかもしれません。ここは事実関係をあいまいにせず、正確に整理しておきましょう。
静岡で生まれた菊池建設は、2016年に経営の立て直しのため民事再生法を申請した時期があります。ただし、その年のうちに、東証スタンダードに上場する木材・建築資材大手のナイスがスポンサーとなって再建を引き受け、100%子会社として事業を継続しました。本社を横浜へ移し、グループが持つ資材調達・プレカット・物流の基盤を生かせる体制になっています。清算して消えた会社ではなく、上場グループの一員として立て直し、基盤を強めた会社です。
もう一つの背景が、同じ社名の別会社との混同です。たとえば山形県の別法人が2024年に経営破綻していますが、檜の家を手がける菊池建設とは資本も事業も別です。住宅メーカーとしての菊池建設に、施工不良などの重大なトラブルの報道は確認されていません。FP・宅建士の立場で見れば、経営基盤はむしろ以前より安定しており、噂と実態は大きく離れています。何十年も付き合う住まいにとって、上場グループの後ろ盾はむしろ安心材料です。
【プロの総評】ネットの評判に振り回されず、総合的に判断を
ここまで、菊池建設が「高い」「やばい」と言われる6つの理由を検証してきました。あらためて整理すると、その内訳は次のように分けられます。
- 事前の準備・対策で避けられるもの……総額の確認、オプションの取捨選択、工期の段取り、自然素材のメンテナンス、アフター体制の事前確認
- 会社の特性として理解しておくもの……和風・木造を軸としたデザイン、対応エリアが静岡・関東圏中心であること、中〜高級の価格帯であること
- 根拠の薄い思い込み……「倒産しそう」というイメージ。実態はナイスグループ傘下で安定している
こうして中身を一つずつ開けてみると、家づくりそのものを揺るがすような致命的な問題は見当たりません。むしろ目を向けたいのは、宮大工の技術を受け継ぐ職人施工、全棟構造計算による耐震等級3への対応、見える部分まで国産檜を使う家づくりという実態です。価格の「高さ」の正体は、この中身の濃さでした。
FP・宅建士の立場から総合的に評価すると、菊池建設は、本物の木の家を確かな技術で建て、長く住み継げる価値を価格に見合う形で提供している、信頼できる住宅会社です。ネット上の断片的な評判だけで判断するのではなく、この後で解説する坪単価・住宅性能・実際の評判までを総合的に見たうえで、自分たちの希望に合うかどうかを見極めていきましょう。
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菊池建設の良い評判と悪い口コミ

菊池建設で実際に家を建てた人の評判は気になりますよね。ここでは、ネット上の口コミや評判を幅広く調査し、良い評判・悪い評判の両方をまとめました。参考にしてみてください。
良い評判
それではまず、良い口コミから紹介します。

建築現場に立ち会った際、職人さんたちの真剣な眼差しと丁寧な仕事に心を打たれました。一つ一つの工程に妥協がなくまさに匠の技。細部までこだわり抜かれた高品質な家を建てていただき、心から感謝しています。


冬でもエアコンに頼りすぎず、家全体がほんわか暖かいのには驚きました。高性能な断熱材と断熱等級4のおかげですね。床暖房と杉の無垢材の床の組み合わせは、寒い日も素足で過ごせるほどの快適さです。


家に帰ると、ふわりと広がる檜の良い香り。まるで森の中にいるようで、一日の疲れがスーッと消えていきます。深呼吸するたびに心が安らぎ、家族みんなでリラックスできる最高の空間になりました。
檜や畳が香る空間の心地よさ、職人の確かな仕事ぶり、そして耐震等級3や高い断熱性能による安心感を評価する声が多く見られました。担当者が急かさず寄り添ってくれたという満足の声も目立ちます。国産木材の活用については木材利用推進についての情報サイトでも紹介されています。耐震等級の基準は国土交通省の住宅性能表示制度の概要が、長く安心して住むための備えはフラット35Sの金利優遇制度が参考になります。
悪い評判
それでは次に、悪い口コミも見てみましょう。これらは前章で検証した「高い」「やばい」と言われる理由と重なる部分が多く、いずれも事前の準備や対策で十分に備えられるものです。

自然素材の珪藻土の壁に魅力を感じて選びましたが、住み始めて最初の夏にカビが発生。自然素材は手入れが必要とは聞いていましたが、こんなに早く、しかも広範囲に広がってしまい、ショックで対処に困っています。
珪藻土の壁は調湿性に優れる自然素材ですが、季節の変わり目には換気や湿度管理が必要になります。採用前にメンテナンスの方法や頻度、費用の目安まで確認し、定期的なアフターケア相談の機会を活用しておくと、自然素材の良さを安心して楽しめます。

丁寧な対応を心がける菊池建設ですが、施主からの質問が情報提供のきっかけになることもあるようです。疑問点は事前にまとめ、次回までに確認したいことをリスト化して打ち合わせに臨むと、双方にとってスムーズになります。気になる点は遠慮なく担当者に伝えておきましょう。

家づくりへのこだわりが強かったためか、設計から完成までかなりの時間がかかりました。当初の予定より大幅に遅れてしまい、引っ越し準備や各種手続きの変更が大変で、正直なところ少し疲れを感じてしまいました。
こだわりの家づくりでは、仕様の微調整や特注部材の手配で当初の予定より時間がかかることがあります。品質を作り込む姿勢の裏返しでもあるため、計画段階で余裕のあるスケジュールを組み、重要な節目を明確にしておくと安心です。定期的に現場を確認しておけば、引っ越し準備の計画も立てやすくなります。
これらの口コミはあくまでも一例であり、すべての方が同じような経験をするとは限りません。実際にモデルハウスへ足を運び、自分に合った住宅会社かどうかを自分の目で確かめることが最も大切です。
和風の住まいに興味がある方は、篠原工務店の評判や口コミも参考になります。
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FP宅建士・不動産会社社長が解説する菊池建設の住宅性能と設計力
菊池建設は、1955年に静岡で創業した本格木造の住宅会社です。宮大工の技を受け継ぐ職人施工と国産檜へのこだわりを軸に、社寺建築から数寄屋・茶室まで手がけてきました。価格の高さばかりが注目されがちですが、その土台には、全棟の構造計算による確かな構造と、選び抜いた素材を扱う設計力があります。
そんな菊池建設を、不動産のプロの視点から総合的に評価したスコアがこちらです。
| 項目 | 詳細 |
| 総合評価 | 92点 |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| コストパフォーマンス | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
確かな素材と職人技、長い歴史に裏打ちされた信頼を兼ね備え、総合92点と評価できる住宅会社です。前章で見たネガティブな評判の多くが「価格の理由を知れば納得できること」や「対策できる注意点」だったことを踏まえると、この評価にも納得していただけるはずです。対応エリアは静岡・神奈川・東京・千葉・埼玉が中心で、職人の目が届く範囲で家づくりに集中しています。
関東エリアで国産材にこだわる工務店としては、高橋建設もあわせて比較すると、菊池建設の立ち位置がより見えてきます。菊池建設の家づくりの強みは、大きく分けて次の5点に集約されます。

1. 選び抜かれた国産檜による「総檜造り」
菊池建設の家づくりの神髄は、木曽檜をはじめとする国産の銘木をふんだんに使う「総檜造り」です。専属の宮大工をはじめとする熟練の職人が、一本ごとの木の癖を見抜き、伝統の木組みで寸分の狂いなく組み上げていきます。
檜は強度が高く、シロアリや腐朽にも強い木材です。含まれるフィトンチッドには気持ちを落ち着かせる働きがあるとされ、住まい全体に心地よい香りが広がります。無垢の檜は時を重ねるほど美しい飴色へと深まり、長く住み継ぐほどに味わいと資産価値が育っていきます。
2. 日本の美意識を体現する「現代数寄屋」
伝統的な数寄屋建築の様式美を、現代の暮らしに合わせて昇華させた「現代数寄屋」も、菊池建設ならではの世界です。社寺建築で培われた継手・仕口の木組み、欄間や格子といった職人の手仕事、縁側や坪庭、床の間や書院造りの要素を、今の住まいに自然に取り入れます。
決まったプランをあてはめるのではなく、完全自由設計で施主の美意識やライフスタイルを丁寧にくみ取り、設計士と職人が一体となって一邸ずつ形にします。光と影が織りなす陰影の美しさは、日々の暮らしに静かな豊かさをもたらします。
3. 伝統と先進を融合させた「高い耐震性」
伝統的な木造軸組工法に、現代の構造解析や金物を組み合わせることで、高い耐震性能を確保しています。柔軟性のある木組みは地震の揺れをしなやかに受け流し、建物の倒壊を防ぎます。過去の大地震で宮大工の技術による社寺建築が倒壊を免れてきた知恵が、住宅にも生かされています。
全棟で構造計算を実施し、国の定める最高等級である耐震等級3にも対応します。建物を面で支えるベタ基礎と組み合わせることで、伝統的な美しさと現代に求められる安全性を両立しています。
4. 長く住み継ぐためのアフターと保証
菊池建設は「つくったものには責任を持ち続ける」という理念のもと、引き渡し後の点検・メンテナンス体制を整えています。引き渡し後は6ヶ月・1年・2年・5年・10年といった節目で定期点検を行い、住宅品質確保促進法(品確法)に基づく10年保証を基本としています。
家を建てた職人がメンテナンスやリフォームにも対応するため、住まいの状態を理解したうえでのサポートが受けられます。保証は年数だけでなく、点検の頻度や延長の条件、その都度かかる費用まで含めて事前に確認しておくと安心です。前章で触れたアフターへの声も、契約前に体制を書面で確かめておけば、不安は小さくできます。
5. 70年の歴史とナイスグループの安定した基盤
菊池建設は1955年の創業以来、70年にわたり本格木造住宅と社寺建築に向き合ってきました。社寺建築を数多く手がけ、創業者は日本の木造建築文化を次世代へ継ぐために建築の専門学校を創設するなど、職人技術の継承にも力を注いできました。
2016年にはナイス株式会社の100%子会社となり、東証スタンダードに上場する木材・建築資材大手のナイスグループの一員となりました。グループの資材調達・プレカット・物流を活用できる体制は、価格と品質の安定、そして長く付き合う住まいの安心感につながっています。
なお、断熱材やサッシの仕様、断熱等級の対応状況は改定されることがあります。最新の標準仕様は、契約前に公式で確認することをおすすめします。
ネットの評判から見える菊池建設の実態をプロが分析

ここまで見てきたように、菊池建設には幅広い口コミがあります。ここでは、それらをまとめて分析しながら、実際のところ菊池建設はどうなのかを読み解きます。前章の検証とは角度を変え、評判そのものの傾向に目を向けます。
肯定的な評判から見える強み
菊池建設で最も高く評価されているのは、素材へのこだわりです。国産檜を主要構造材に使う点は多くの施主から好評で、香りや肌触り、経年変化の風合いだけでなく、シロアリや腐朽への強さが長期的な安心につながっています。
社寺建築や数寄屋で磨かれた伝統工法と職人技術も、大きな強みです。構造の確かさと細部の仕上がりは特に評価が高く、純和風から和モダンまで幅広く応えられるデザイン力も魅力に挙げられています。住宅性能の面でも、耐震等級3への対応や、高性能グラスウール・Low-E複層ガラスなどによる断熱性能が支持されています。
否定的な評判から見える注意点
一方で、工期の長さを指摘する声があります。丁寧な施工の裏返しではありますが、引っ越し計画への影響を見込んでおく必要があります。珪藻土などの自然素材のメンテナンスについても、湿度管理など適切なケアが欠かせず、事前の説明が物足りなかったと感じた施主もいるようです。
コミュニケーションの面では、担当者の対応は親切ながら、聞かないと情報が出にくいという声や、アフターの連絡のしづらさを挙げる声も一部にあります。これらは家を建てる前に体制を確認し、こちらから積極的に質問することで、多くは解消できます。
プロの視点による総合評価
菊池建設は、日本建築の伝統と現代の住宅性能を高いレベルで融合させた、数少ない住宅会社だと評価できます。坪単価は決して安くありませんが、使われる素材の品質と職人の技術力を踏まえれば、その価格に見合う本質的な価値があります。
特に評価できるのは構造体の信頼性です。宮大工の木組みの技術と現代の耐震工学を組み合わせることで、見た目の美しさだけでなく、構造計算上も高い安全性を実現しています。断熱性能の高さは、住み心地の良さと光熱費の抑制につながり、長い目で見たコストでも優位に働きます。
留意したいのは、自然素材を多用する住まいならではのメンテナンスです。湿度管理や経年変化への対応には、住まい手の理解と協力が欠かせません。この点は、入居前後の説明やサポートを丁寧に受けることでカバーできます。工期やアフターの改善余地は、職人気質の良さの裏返しでもあり、事前の確認とこまめなやり取りで補えます。
総じて、菊池建設は本物志向の木の家を、百年単位の視点で建てる住宅会社です。中古市場でも比較的高い評価を保ちやすく、資産価値の面でも堅実です。本物の木造住宅を追求するメーカーとしては、フォレストコーポレーションの注文住宅も比較候補に加えると、違いが見えてきます。
失敗しない菊池建設で家を建てる5つのポイント

菊池建設で理想の住まいを手に入れるには、いくつかの重要なポイントを押さえておきたいところです。前章までで見た「高い」「やばい」と言われる理由を踏まえれば、注意すべき点は自然と見えてきます。ここでは、満足度の高い家づくりにつながる5つのポイントを解説します。
- 自然素材選びは具体的に確認する
- デザインの方向性を明確に伝える
- 性能仕様書を詳細に確認する
- 工期計画を具体的に立てる
- アフターサービス体制を事前に確認する
1. 自然素材選びは具体的に確認する
菊池建設では国産檜や珪藻土などの自然素材を多用します。契約前に、どの部位にどの素材が使われるのか、その特性や経年変化について詳しく説明を受けておきましょう。
特に珪藻土などの調湿素材は湿度管理が前提になるため、メンテナンスの方法・頻度・費用感まで確認しておくと安心です。築年数の経った実例を見学できれば、経年変化の様子を具体的に把握できます。
2. デザインの方向性を明確に伝える
和風や和モダンを得意とする菊池建設ですが、どこまで対応できるかは事前の打ち合わせが肝心です。理想の住まいのイメージ写真や参考にしたい間取りを具体的に示し、実現できるかを率直に相談しましょう。
完全な洋風住宅を希望する場合は、早い段階で対応の可否を確認しておく必要があります。設計士とこまめにやり取りし、デザインの方向性にズレが生じないようにしておきたいところです。
3. 性能仕様書を詳細に確認する
耐震等級3や断熱性能を標準としていますが、具体的にどの工法や素材を使うのかは、性能仕様書で確認しておきましょう。気になる性能については、何を基準に評価しているのか、どのような検査や保証があるのかを質問しておくと納得して進められます。
標準仕様と有料オプションの区別を明確にしておくと、予算管理がしやすくなります。後から「これは別料金だった」と慌てないためにも、書面で線引きを確かめておきましょう。
4. 工期計画を具体的に立てる
丁寧な施工を行う菊池建設では、工期が長めになる傾向があります。契約前に具体的な工程表を出してもらい、各工程の期間や、天候・資材調達による遅延リスクの程度を確認しておきましょう。
地鎮祭・上棟・引き渡しといった重要な節目は、余裕を持ったスケジュールで設定しておくと安心です。引っ越しや住宅ローンの実行時期にも影響するため、慎重に計画を立てておきましょう。
5. アフターサービス体制を事前に確認する
アフターサービスについては、どのようなスケジュールで点検が行われるのか、緊急時の連絡体制はどうなっているのか、保証の内容と期間はどうかを、書面で確認しておきましょう。
自然素材を多用した住まいでは定期的なメンテナンスが前提になるため、サポート体制の充実度は重要な判断材料です。担当者の異動や退職があった場合の引き継ぎ体制も確認しておくと、より安心できます。自然素材を生かした家づくりでは、井坪工務店の評判や坪単価もあわせてチェックしてみましょう。
菊池建設の実際の坪単価を宅建士社長が解説
菊池建設を検討するうえで、やはり気になるのは坪単価です。宅建士として客観的な視点から、価格帯と商品ごとの特性を整理して解説します。
基本価格帯

菊池建設には固定の「標準坪単価」はありません。プラン・仕様・素材のグレードによって価格が変わるためです。情報源によって幅はありますが、複数の情報を突き合わせると、坪単価はおおむね50万〜90万円台で推移し、檜を多く使う本格仕様では中心が70万〜85万円ほどになります。規格寄りの商品を選べば、これより抑えることもできます。
この価格帯は、一般的なハウスメーカーと比べて安くはありません。ただ、自然素材を厳選し、職人が丁寧に施工する家づくりを考えれば、納得できる水準です。構造材に使う国産檜は一般的な集成材の1.5〜2倍ほどの価格とされ、この素材選びが坪単価に大きく影響しています。
最新の商品ラインナップと価格特性
菊池建設は主に3タイプの商品を展開しており、それぞれ価格帯が異なります。以下は目安として捉えてください。
「現代数寄屋」- 伝統美と技を継承した最高峰モデル
菊池建設の最高級ラインで、坪単価は80万円台〜100万円ほどになることもあります。赤身率の高い最上級の檜(節のない「無節」グレード)を使うほど、また伝統的な継手・仕口の木組みや特注の造作建具を増やすほど、価格は上がります。茶室の要素を取り入れた落ち着いた佇まいと、緻密な職人技によるディテールが持ち味です。
「檜造り檜の家」- 檜の魅力を最大限に引き出す王道モデル
菊池建設の代名詞で、坪単価は70万円〜80万円台が中心です。構造材だけでなく床・壁・天井にどこまで檜を採用するか、断熱仕様に何を選ぶか、吹き抜けなど空間構成の複雑さによって価格が動きます。経年で深まる檜の色艶と、シロアリに強い檜を生かした長寿命設計が魅力で、長期的な資産価値を重視する人に選ばれています。
「先進和風那由他」- 現代的機能と和の美意識を融合したバランスモデル
坪単価は65万円台〜75万円台とやや抑えめの設定です。ベースプランの設備や内装材のグレード、省エネ設備の水準、自然素材の使用範囲によって変わります。「ダブル断熱」工法でUA値0.56以下(断熱等級5相当・HEAT20のG1水準)を確保し、高効率設備でランニングコストの低減を図った、和モダンの住まいです。
価格に含まれるもの・含まれないもの
見積もりを正確に理解するには、含まれる項目と別途になる項目を分けて把握しておくことが欠かせません。
基本的に含まれるもの
- 建物本体工事(基礎・構造・屋根・外壁・内装・設備工事)
- 標準の断熱仕様(高性能グラスウールまたはウッドファイバー)
- 耐震等級3相当の構造設計
- 基本的な給排水・電気設備
別途費用となることが多いもの
- 外構工事:一般的に建物価格の8〜12%程度が目安
- 地盤改良工事:地盤調査の結果に応じて50万〜200万円程度
- 特注建具・照明器具:デザイン性の高いものは追加費用
- 太陽光発電システム:容量により200万〜300万円程度
- エアコンなどの家電:別途購入が必要
菊池建設の住まいはローコスト住宅ではありませんが、長い目で見れば、メンテナンス費用の抑制や高い耐久性による資産価値の維持など、トータルコストでの利点が見込めます。検討の際は、モデルハウス見学とあわせて複数の実例を確認し、具体的な見積もりを取得することをおすすめします。高品質な木造住宅を比較したい方は、【総合評価93点】カクニシビルダーは高い?後悔する?FP宅建士不動産会社社長が本音レビューもあわせて参考になります。
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菊池建設の商品ラインナップ
宅建士の視点から、菊池建設の商品ラインナップの特徴と魅力を整理します。菊池建設は自然素材を生かした高品質な住宅で知られ、現在は3つの主要商品を展開しています。
「檜造り檜の家」- 国産檜の豊かな香りに包まれる暮らし
菊池建設の代名詞ともいえる「檜造り檜の家」は、その名の通り国産檜をふんだんに使った住宅です。構造材から内装材まで檜にこだわり、自然な香りと調湿効果を体感できます。
- 柱・梁などの主要構造材に国産檜を100%使用
- 天井高は標準で2.7m(一般的な住宅の2.4mより高い)を確保
- 壁材に珪藻土や檜の板材を使い、呼吸する住まいを実現
- シロアリや腐朽菌に強い檜の特性を生かした長寿命設計
- 断熱性能は次世代省エネルギー基準をクリア(断熱等級4相当)
- 1階・2階ともに檜の床材を標準採用
新築時は淡い黄色味を帯びた檜も、5年、10年と経るにつれて飴色へ変化し、深みのある味わいを生みます。耐用年数は一般的な木造住宅の約2倍ともいわれ、100年住宅としての価値を見込めます。
「現代数寄屋」- 日本の伝統美を現代に蘇らせる
「現代数寄屋」は、茶室や数寄屋建築の要素を現代の住まいに取り入れた最高級ラインです。伝統的な和の空間美と現代の機能性を融合させた住まいを実現します。
- 木組みの伝統技術を駆使した継手・仕口による丈夫な構造
- 欄間や格子など、職人の手仕事による繊細な造作
- 縁側や坪庭など、日本家屋の良さを取り入れた空間構成
- 床の間や書院造りの要素を現代的にアレンジ
- 標準で耐震等級3を確保した堅牢な構造
- 掘りごたつや地炉など、和の生活スタイルを取り入れた提案も可能
「現代数寄屋」は、様式を模倣するのではなく、その根底にある陰影の美意識や、わび・さびの思想を大切にしています。四季の移ろいを感じる住空間が、日々の暮らしに静かな贅沢をもたらします。
「先進和風那由他」- 次世代に継承する和モダンの住まい
「先進和風那由他」は、和の美意識と現代の先進技術を融合させた新しいコンセプトの住宅です。伝統的な要素を残しつつ、現代のライフスタイルに合わせた機能性を重視しています。
- 「ダブル断熱」工法による高い断熱性能(UA値0.56W/㎡K以下)
- 全館空調システムの採用で家中どこでも快適な温度環境を実現
- 床下エアコンによる輻射冷暖房システムを標準装備
- 換気回数0.5回/hの第一種熱交換換気システムを採用
- 全室南向き配置を基本とした明るく開放的な間取り設計
- 和モダンテイストの外観と内装デザイン
「那由他(なゆた)」は、仏教でとても大きな数を表す言葉で、「無限の可能性」を意味します。環境性能と居住性を高い次元で両立させ、未来に向けて価値が続く住まいを目指した商品です。
各商品共通の強み
菊池建設の3つの商品ラインには、いくつかの共通点があります。
- 自然素材へのこだわり:国産檜を中心とした厳選素材の使用
- 高い耐震性能:耐震等級3相当の構造設計を標準採用
- 断熱性能:断熱等級4以上の性能を確保
- 職人による丁寧な施工:熟練の大工による手刻み加工と現場施工
- 長寿命設計:メンテナンス性を考慮した設計と構造
価格帯はやや高めですが、その分、素材の品質と職人技術による確かな家づくりが期待できます。木の香りや温もりを大切にし、長く住み継げる本物の住まいを求める人に選ばれています。
菊池建設で家を建てるメリットとデメリット
ここまで多角的に菊池建設の特徴を見てきました。これらを踏まえて、メリットとデメリットを整理します。あわせて、どのような人に向いているのかも分析します。
菊池建設で家を建てるメリット4つ
菊池建設には、他のハウスメーカーと一線を画す独自の強みがあります。主なメリットを項目別に整理します。
1. 国産檜の贅沢な使用
最大の持ち味は、「檜造り檜の家」に代表される国産檜の贅沢な使用です。構造材から内装材まで厳選した檜を使うことで、住まい全体に心地よい香りが広がります。檜のフィトンチッドには、気持ちを落ち着かせる働きがあるとされています。
檜は耐久性にも優れ、適切な環境では100年以上の寿命が期待でき、シロアリへの抵抗力も高い木材です。多くのメーカーが集成材や輸入材を使うなか、「檜造り檜の家」の構造材に国産檜を100%使う徹底ぶりは、住む人の健康と住宅の長寿命化に直結しています。
2. 伝統工法と現代技術の融合
創業者が宮大工の家に育ち、社寺建築で腕を磨いた背景から、神社仏閣建築で培われた伝統技術を住宅に応用しています。「現代数寄屋」では継手・仕口などの木組みを駆使し、釘や金物に頼りきらない堅牢な構造を実現します。
木と木を複雑に組み合わせる伝統工法は、地震の揺れを吸収・分散させる効果があり、現代の耐震設計と組み合わせることで優れた耐震性につながります。社内に技術継承の仕組みを設け、熟練職人から若手へ技を受け継ぐ姿勢も評価されています。
3. 高い基本性能
住宅性能にも妥協がありません。耐震等級3を標準とし、「先進和風那由他」では断熱性能UA値0.56W/㎡K以下、C値0.5以下の高気密・高断熱を実現しています。
注目したいのは「ダブル断熱」と呼ばれる工法です。外壁と内壁の両方に断熱材を配することで、一般的な充填断熱より高い断熱効果を発揮し、夏の暑さや冬の寒さを抑えて室内の温度を安定させます。高い基本性能は、住み心地だけでなく、長期的な光熱費の抑制にもつながります。
4. 長く住み継ぐためのアフター
引き渡し後は6ヶ月・1年・2年・5年・10年の定期点検を実施し、品確法に基づく10年保証を基本としています。家を建てた職人がメンテナンスにも対応するため、住まいを理解したうえでのサポートが受けられます。
季節ごとの手入れ方法や木材のメンテナンス時期のアドバイスなど、住まいと年月を重ねるためのサポートも用意されています。保証や点検の条件は会社ごとに違うため、年数だけでなく中身まで確認しておくと安心です。
菊池建設で家を建てるデメリット4つ
素材と技術にこだわる住宅ゆえに、知っておきたい注意点もあります。いずれも事前の準備や確認で備えられるものです。
1. 高めの価格帯
自然素材と職人技術を重視するため、価格は一般的なハウスメーカーより高めです。坪単価は中心が70万〜85万円ほどで、「現代数寄屋」では細部の造作や特殊建具により100万円前後になることもあります。主因は国産檜の素材コストと、手刻みによる職人の手間です。対策として、標準仕様を起点に考え、契約前にオプションを含めた総額で見積もりを確認しておきましょう。
2. 長めの工期
檜の調達や乾燥、手刻みの工程を踏むため、工期は一般的なメーカーより長めで、契約から完成まで8〜10ヶ月程度かかることもあります。仮住まいの家賃やローンの実行時期にも影響します。対策として、工程表を早めに共有し、余裕を持ったスケジュールを組んでおくと、引っ越し計画が立てやすくなります。
3. 自然素材のメンテナンス
珪藻土や漆喰などの自然素材は、調湿性に優れる反面、換気や湿度管理を欠くとカビが出ることがあります。檜の床も経年で色合いが変わり、定期的な手入れが望ましいとされます。対策として、採用前に手入れの方法・頻度・費用を確認し、日常の換気や除湿を習慣にすれば、自然素材の良さを長く楽しめます。
4. 対応エリアが静岡・関東圏に限定
菊池建設の対応エリアは、静岡・神奈川・東京・千葉・埼玉が中心です。これは職人の目が届く範囲で品質を保つための方針ですが、エリア外では検討できません。対策として、自分の建設地が対応範囲かを早めに確認し、エリア内でも事務所からの距離によるアフターの体制を聞いておくと安心です。
菊池建設が向いている人
これらの特徴を踏まえると、菊池建設は次のような人に向いています。
1. 和のデザイン美を追求したい人
「現代数寄屋」のような茶室の要素を取り入れた和の空間美に魅力を感じる人は、菊池建設の家づくりに共感できます。床の間や欄間、障子といった伝統的な要素を現代の住まいに取り入れたい人には、他では得がたい満足感があります。
2. 木の経年変化を楽しみたい人
新築時だけでなく、10年、20年と深まる木の風合いを楽しみたい人にも向いています。「檜造り檜の家」では、檜が飴色へ変化していく様子を住まいの歴史として味わえます。世代を超えて受け継ぐ資産としての住まいを求める人に適しています。
3. 基本性能に妥協したくない人
耐震性・断熱性・耐久性を高い水準で確保したい人にとって、菊池建設の住まいは安心感があります。「先進和風那由他」は高い断熱性能と全館空調により、一年を通して快適な温熱環境を保ち、長期的には光熱費や健康面でのメリットも見込めます。
4. 長期的な資産価値を重視する人
住宅を長期的な資産と考える人にも適しています。菊池建設の住まいは一般的な木造住宅より耐用年数が長く、適切なメンテナンスを行えば長く価値を保ちやすい住宅です。中古市場でも素材と技術が評価されやすく、資産価値の維持で優位に働きます。和の住まいにこだわりたい人には、小嶋工務店の家づくりと評判も参考になります。
菊池建設をおすすめできない人
一方で、次のような優先順位を持つ人は、他のメーカーもあわせて検討した方がよいかもしれません。
1. コストを最優先する人
予算を最優先し、特に坪50万円以下のローコスト住宅を希望する人には向きません。菊池建設は初期投資が大きく、シンプルな間取りでも一定の品質基準があるため、大幅な価格削減は難しい住宅会社です。
2. 洋風デザインを志向する人
完全な洋風スタイルを求める人にも合わないかもしれません。菊池建設が得意とするのは和風・和モダンで、純洋風住宅には対応していません。プロヴァンス風やアメリカンスタイルなどを希望する場合は、別のメーカーが向いています。
3. 工期に制約がある人
引っ越しや入居のスケジュールがタイトな人は注意が必要です。丁寧な施工と素材調達により、工期は長めになります。木材の乾燥状態や天候で工程が前後することもあるため、厳格な期限を求める人には不向きです。
4. メンテナンスフリーを求める人
自然素材のメンテナンスや経年変化を煩わしく感じる人にもおすすめしにくい住宅です。漆喰や珪藻土の壁、木材の手入れが前提になるため、手間をかけず常に新築同様を保ちたいという希望には応えにくい面があります。関東エリアの本格木造住宅では、【総合評価93点】高勝の家は高い?後悔する?FP宅建士不動産会社社長が本音レビューもあわせて検討すると、比較の軸が定まります。
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菊池建設のよくある質問にFP宅建士社長がお答え
ここからは菊池建設に関するよくある質問を紹介していきましょう。
Q1. 菊池建設は「高い」と言われますが、価格に見合いますか?
A. 坪単価は檜を多用する本格仕様で中心が70万〜85万円ほどで、ローコスト住宅と比べれば高めです。ただしその価格には、見える部分まで使う国産檜、宮大工譲りの木組み、全棟構造計算による耐震等級3への対応が含まれます。集成材や輸入材を主とする住宅とは原価が異なり、長く住み継ぐほど価値が深まる無垢の檜を考えれば、価格に見合う中身があります。予算が気になる場合は、規格寄りの商品や標準仕様を起点に検討すれば調整できます。
Q2. 菊池建設は「やばい」「倒産」といった噂がありますが本当ですか?
A. 静岡発祥の菊池建設は、2016年に経営の立て直しのため民事再生法を申請した時期があります。ただし同年のうちに、東証スタンダードに上場する木材・建築資材大手のナイスがスポンサーとなって再建を引き受け、現在は100%子会社として事業を続けています。清算・廃業した会社ではありません。「倒産」という検索が残るのは、この再建の話や、山形県の同名別会社が2024年に経営破綻した情報などが混同されているためです。檜の家を手がける菊池建設に施工不良などの重大なトラブルの報道は確認されておらず、上場グループの傘下でむしろ基盤は安定しています。
Q3. 菊池建設の保証やアフターサービスはどうなっていますか?
A. 引き渡し後は6ヶ月・1年・2年・5年・10年といった節目で定期点検を行い、住宅品質確保促進法(品確法)に基づく10年保証を基本としています。家を建てた職人がメンテナンスにも対応するため、住まいを理解したうえでのサポートが受けられます。保証や延長の条件は改定されることもあるため、点検の頻度や費用まで含めて、契約前に書面で確認しておくと安心です。
Q4. 菊池建設の対応エリアはどこまでですか?
A. 静岡・神奈川・東京・千葉・埼玉を中心に対応しています。職人の目が届く範囲で品質を保つ方針のため、全国対応ではありません。支店や展示場の所在によって対応範囲は営業所単位で異なるため、自分の建設地が対象かどうかは個別に確認することをおすすめします。
Q5. モデルハウスや展示場はありますか?
A. 各シリーズのモデルハウスを静岡・関東圏に設けています。事前予約制のため、公式サイトからの予約がおすすめです。実際の空間の雰囲気や檜の香り、職人の仕上げを体感できる機会になります。資産価値を重視した家づくりでは、マツシタホームもあわせて検討してみてください。
まとめ
菊池建設は、宮大工の技を受け継ぐ職人施工と国産檜へのこだわりで、長く住み継げる本物の木の家を建ててきた住宅会社です。全棟構造計算による耐震等級3への対応、檜の総檜造り、現代数寄屋の美意識、和モダンの「先進和風那由他」まで、和の住まいを高い品質で実現しています。一方で、価格は高めで工期も長く、自然素材のメンテナンスや対応エリアの限定など、知っておきたい注意点もあります。
この記事の冒頭で見たように、菊池建設は「高い」「やばい」といった言葉で検索されることがあります。しかし一つずつ検証してみると、その中身は「事前の準備・対策で避けられる注意点」「会社の特性として理解しておくこと」「根拠の薄い思い込み」に分けられ、家づくりそのものを揺るがすような致命的な問題は見当たりませんでした。「高い」の正体は厳選した国産檜と職人施工の価値であり、「倒産」の噂もナイスグループ傘下で安定しているのが実態です。
家づくりを成功させるには、ネット上の断片的な評判に振り回されず、メリット・デメリットと自分自身の希望をしっかり理解したうえで会社を選ぶことが何より重要です。FP・宅建士の立場から総合的に見て、本物の木の家に価値を見いだせる人にとって、菊池建設は自信を持っておすすめできる選択肢の一つです。より詳しく知りたい方は、公式サイトや資料請求、モデルハウス見学を活用して情報を集め、疑問や不安は担当者に直接相談して解消し、納得のいく家づくりを実現してください。





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