安成工務店の評判・口コミは?打ち合わせと引き渡し後の対応、UA値0.46以下の自社基準

安成工務店の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

安成工務店は、山口県下関市に本社を置き、山口県と福岡県を中心に自然素材の家を建てている会社です。構造材は大分県産の杉が標準で、断熱材は新聞紙を再利用したセルロースファイバーだと公式サイトに書かれています。ただ、公開されている投稿には、契約後の図面の説明や変更の相談に納得できなかった、不具合を伝えたあとの連絡が止まったという内容も残っていました。建物そのものには良い声が多いのに、担当者とのやり取りには気になる声が残っています。この差をどう受け止めればいいのか、迷っている方もいると思います。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社ごとの独自の口コミ調査を行っています。記事に書いた価格や性能、保証、許認可の数字は、公式サイトと公的な資料でひとつずつ確かめました。

結論として、山口県や福岡県で木と自然素材の家を建てたい方には、候補に入れて検討する価値のある会社です。断熱も気密も自社の基準値が数字で公表され、気密は物件ごとに施工中に実測すると書かれています。ただし坪単価は、公開されている資料では確認できませんでした。公式に出ていたのは、いくつかの工事費を合わせた4,000万〜4,500万円という価格帯です。打ち合わせと引き渡し後の対応には気になる投稿が集まっているので、誰が窓口になるのかを早めに確かめておきたいところです。

この記事でわかること

  • 公開されていた投稿47件で多かった話題と、その中身
  • 4,000万〜4,500万円という価格帯に、何が含まれて何が含まれないのか
  • UA値0.46以下、C値0.5以下という数字をどう読むか
  • 構造と防水の「初期30年・最長永年」という保証をどう読むか
  • 打ち合わせと引き渡し後の対応について、投稿に何が書かれていたか
  • 契約前に書面でそろえておきたい項目
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月21日

安成工務店の口コミで多かったのは、営業と打ち合わせの話題

公開されていた投稿47件を8つの話題に分けたところ、いちばん多かったのは営業・打ち合わせで14件でした。次が住宅性能・住み心地と価格・費用でそれぞれ8件、アフターサービスが7件でした。家そのものより、担当者とのやり取りと引き渡し後の対応に関心が集まっていました。

47件は人数ではなく、投稿の件数です。同じ方が何度か書き込んでいる可能性もあります。施主本人へのアンケートではなく、公開されている投稿を編集部が1件ずつ読んで、話題と傾向に分けました。無作為抽出でも全件調査でもないため、割合や多数派は示せません。媒体名と投稿者名は出さず、口コミサイト、掲示板・Q&Aサイト、個人ブログという総称で書きます。

性能や保証、許認可の数字は、投稿ではなく公式サイトと公的な資料から取りました。本文を読めて、この会社への投稿だと判断できたのは47件にとどまります。投稿ごとのURLで場所を示せるものと、スレッドのページ単位でしか示せないものが混じっていて、同じ投稿が二重に入らないように重ねて確かめました。SNSと動画のコメントでは、本人の体験だと確かめられるものを見つけられていません。

公開投稿47件の内訳。媒体別は口コミサイト35件、掲示板Q&A6件、SNS0件、個人ブログ6件、動画コメント0件。傾向別は良い15件、気になる26件、中立6件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
公開投稿47件の話題別件数。住宅性能・住み心地8件、設計・間取り0件、デザイン・商品4件、営業・打ち合わせ14件、施工・仕上がり5件、価格・費用8件、アフターサービス7件、その他1件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。

投稿した方の立場は、施主と入居者が24件、契約や打ち合わせの段階が14件、見学した方が8件、その他が1件でした。件数は会社の採点ではありません。

話題 言及 投稿に出ていた内容
営業・打ち合わせ 14件 契約後の図面説明と変更への対応、折り返しの連絡
住宅性能・住み心地 8件 入居後の住み心地、木の香りと床、2階の暑さ
価格・費用 8件 費用の目安、概算見積もり、契約後の設備価格の変動
アフターサービス 7件 不具合を伝えたあとの対応、定期の訪問、急ぎの相談への動き
施工・仕上がり 5件 年数を経た柱や梁の状態、工期と職人の丁寧さ
デザイン・商品 4件 無垢床の手入れと補修、素材と設計力の比較
その他 1件 隣接する工事現場での応対
設計・間取り 0件 今回の調査では確認できなかった

傾向は、良い15件、気になる26件、中立6件でした。気になる26件は、営業・打ち合わせが10件、アフターサービスが7件、価格・費用が5件、住宅性能・住み心地が2件、施工・仕上がりとその他が1件ずつです。良い15件は、住宅性能・住み心地が5件、営業・打ち合わせと施工・仕上がりが4件ずつ、デザイン・商品が2件でした。

口コミは、満足した人より困った人のほうが書き残しやすい場所です。投稿の年は2009年から2026年まで幅があり、そのときの担当者や現場が今も同じとは限りません。匿名なので、書いた方が本当にその家の施主かどうかを確かめる手段もありません。それでも、同じ話題が何度も出てくるなら、契約の前に確かめる項目として拾う価値はあります。ただ、そう前置きしても、書かれた一件ごとの重さが軽くなるわけではありません。

営業と打ち合わせに関する投稿

14件のうち、良い評価が4件、気になる評価が10件でした。良い側では、契約後の打ち合わせで強引に勧められることがなく落ち着いて相談できた、要望をよく反映してもらえた、支店どうしの連携と接客が良かったという投稿が残っていました。

気になる側で目立つのは、契約したあとのやり取りです。家そのものは高く評価しながら、図面の説明と変更への対応に納得できなかったという投稿がありました。折り返しの連絡が来ないまま説明にも納得できず、契約を見送ったという投稿もあります。施主が立ち会った設備の打ち合わせで、外部の業者への応対が気になったという記録も残っていました。

打ち合わせの進み方は、支店と担当者で変わります。誰が窓口になるのか、変更したいときはどこへ伝えるのかを、契約の前に聞いておきましょう。

アフターサービスに関する投稿

7件はすべて気になる評価でした。良い評価が付いていないのは、この話題と価格・費用の2つです。不具合を伝えたあとの対応が遅かったという投稿、山口県内で建てたあとに相談の連絡が途絶えたという投稿、年に2回の訪問はあるものの急ぎの相談が進まず他社へ頼んだという投稿がありました。

ただし、この7件がアフターサービスのすべてだとは言えません。住宅性能の話題には、築5年で住み心地に満足していて、細かなアフターの対応も良かったという投稿が残っています。同じ会社でも、時期と担当者で結果が違っていたことが読み取れます。

住宅性能と住み心地に関する投稿

8件のうち、良い評価が5件、気になる評価が2件、どちらとも言えないものが1件です。築5年でも築10年でも住み心地に満足しているという投稿がありました。入居して半年の方が、木の香りと床、断熱性に満足していると書いています。同じ大工に頼んで2棟目を建てているという投稿もありました。

いっぽうで、体感は場所によって割れています。断熱に満足しているという同じ投稿の中に、2階は暑いという一文がありました。梅雨どきは快適だけれど吹き抜けのせいで暑さと寒さを感じるという投稿、見学した家の施主から冬の寒さを聞いて性能の説明に疑問を持ったという記録もあります。ガスの補助暖房の運転費を入居後に確かめた投稿も残っていました。

施工と仕上がりに関する投稿

5件のうち4件が良い評価でした。築6年たっても柱や梁、塗り壁の狂いが少なく、職人の腕を高く評価するという投稿があります。建築中の方が、工期は長いけれど担当者と職人が丁寧だと書いた投稿、何社かの見学会を回って巾木や造作の施工を評価した記録もありました。

気になる評価は1件です。完成した家をいくつか見て仕上がりを確かめ、説明の対応にも納得できずに検討をやめたという内容でした。見学したときの印象は人によって割れます。気になった仕上げは、その場で担当者に質問してみてください。

価格と費用に関する投稿

8件のうち、気になる評価が5件、どちらとも言えないものが3件で、良い評価は付いていません。担当者に尋ねても土地と建物の費用の目安が得られなかった、という投稿がありました。費用を質問したところ説明が曖昧で平均3,500万〜4,500万円という回答だった、契約したあとに設備の価格が上がったという投稿も残っています。

どちらとも言えない3件のうち1件は、概算で約4,500万円と出て断念したものの、接客と完成見学会の印象は良かったという内容でした。残りは、総工費は大手と同じくらいだと受け止めたという投稿と、面積と設備を見直して最初の見積もりを予算内に収めたという投稿です。

件数の少なかった話題

デザイン・商品は4件で、良い評価が2件、どちらとも言えないものが2件です。素材の教室で無垢の床の手入れと傷を直す方法を実際に見たという投稿、素材と設計力を他社と比べてこの会社を選んだという投稿がありました。北九州の展示場で梁に集成材が使われているのを確認したという投稿も残っています。

設計・間取りの話題は0件で、間取りの決め方そのものを書いた投稿は見つかっていません。その他の1件は、隣で工事をしていたときの現場の応対が気になったという内容でした。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

安成工務店と契約する相手はどこか

住宅のページを運営し、注文住宅の設計と施工を掲げているのは株式会社安成工務店です。公式の会社概要と国税庁の法人番号公表サイトで、商号と登記上の本店が一致しました。国土交通省九州地方整備局の名簿にも、同じ法人番号と所在地、建設業許可の番号00-017091が載っています。

項目 内容
商号 株式会社安成工務店
法人番号 9250001006467
登記上の本店 山口県下関市綾羅木新町3丁目7番1号
本社 山口県下関市綾羅木新町3丁目7-1
代表者 代表取締役会長 安成信次/代表取締役社長 中村圭
創立 1951年1月10日。建設請負業「安成組」として創業
事業内容 総合建設業と木材加工業
建設業許可 国土交通大臣 特-3第17091号
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(4)第8057号
一級建築士事務所登録 山口県知事登録 M-第449号/福岡県知事登録 第1-12703号

建設業許可の「特-3」の3は、許可を受けた年度を表す数字で、更新した回数ではありません。宅地建物取引業免許の括弧の中の4は、免許を受けた回数です。国税庁の法人番号公表サイトに登記記録の閉鎖を示す表示はなく、2026年3月1日付でグループの1社を吸収合併した記録が残っています。

同じグループには住宅やリフォームを扱う別の会社があり、「安成」を含む商号の建設会社は他の県にもあります。見積書と請負契約書の会社名が株式会社安成工務店であること、法人番号が9250001006467であることを確かめておきましょう。

4,000万〜4,500万円という価格帯に何が入っているのか

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。坪単価は、公開されている資料では確認できませんでした。公式のよくある質問に出ていたのは、施工実績でいちばん多い価格帯として概ね4,000万〜4,500万円という数字です。

この価格帯に含まれるとされているのは、建物の本体に加えて、屋外の給排水、照明、ロールスクリーン、OMソーラー関係の工事費などです。何が入っているのかまで書かれているので、他社の見積書と突き合わせる手がかりになります。

確認できなかったのは、この金額の前提です。税込みなのか税別なのか、どのくらいの延床面積を想定しているのか、土地代と諸費用をどう扱うのか。建物の本体だけの価格帯も確認できませんでした。前提が分からないままでは、他社の数字と並べても同じ土俵になりません。

坪単価は、面積の取り方や含める工事の範囲で動く数字です。比べる指標として当てにしにくいので、公開資料で見つからないこと自体を責めるつもりはありません。とはいえ、検討する側は何かの形で比べる必要があります。

そこで、坪単価ではなく総額でそろえるのが確実です。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。ここまで並べれば他社と比べられます。照明とロールスクリーンが含まれるとされているので、他社の見積書で別項目になっていないかを見ると差がはっきりします。

見積書に「一式」とある項目は、内訳を出してもらって構いません。契約後に設備の価格が上がったという投稿もあったので、見積もりの有効期限と値上がりしたときの扱いも聞いておきましょう。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

UA値0.46以下、C値0.5以下という数字は何を指すのか

性能は、自社の基準値が数字で公表されています。断熱はUA値0.46W/㎡・K以下、気密はC値0.5cm²/㎡以下。断熱等性能等級は物件ごとに個別計算をして等級6、耐震は全棟で許容応力度計算による等級3と書かれています。長期優良住宅も標準の項目として掲げられています。

公式に確認できた特徴の図。耐震等級=全棟で許容応力度計算による耐震等級3を標準表示/構造計算=全棟で許容応力度計算を実施する基準/断熱等級=個別計算を実施し、断熱等性能等級6を基準表示/気密測定=物件ごとに施工中のC値を実測/長期優良住宅=公式の高性能住宅基準・標準仕様項目として長期優良住宅を掲示/標準構造材=大分県産津江杉を標準仕様として使用/屋根の工法=通気垂木工法を採用。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。
項目 公式サイトの表示
耐震 全棟で許容応力度計算による耐震等級3
断熱等性能等級 物件ごとに個別計算して等級6
UA値 0.46W/㎡・K以下
C値 0.5cm²/㎡以下。物件ごとに施工中に実測。間取りや形状などの設計条件によっては上回る場合があるという注記付き
構造材 大分県産津江杉が標準。柱は4寸
断熱材 新聞紙を再利用したセルロースファイバー
壁と屋根 K2パネル、通気垂木工法
内装 珪藻土の壁、国産無垢材の床
省エネ設備 OMソーラー、OMクワトロソーラー、OMX、パッシブエアコン、OM AIR
ZEH比率 新築で2025年45%。2030年に75%とする目標

気密は、物件ごとに施工中に実測すると書かれています。カタログの数字ではなく、自分の家で測った数字が出てくるということです。ただし、実際に測った家ごとの値と全棟の平均は確認できませんでした。0.46以下、0.5以下は自社が掲げている基準値で、完成した家の実測値ではありません。C値には、間取りや形状などの設計条件によってはこの数値を上回る場合があるという注記も付いています。

投稿には、断熱に満足しているという声と、2階が暑い、吹き抜けで暑さ寒さを感じるという声の両方がありました。数値が基準を満たしていても、吹き抜けや窓の大きさ、暖房の位置で体感は変わります。自分のプランで計算したUA値の計算書と、気密測定の時期と結果の知らせ方を、契約の前に確かめておきましょう。

標準で使う木と素材

標準で使う素材が具体的に示されているのは、この会社の分かりやすい特徴です。表に並べた津江杉や珪藻土は、いずれも標準の仕様として公式サイトに書かれています。事業内容にも木材加工業が入っていて、プレカットセンターは山口県の認定リサイクル施設等として県のページに載っています。

木の使い方については、公的な記録も残っています。山口県とは2022年6月23日に建築物木材利用促進協定を結びました。ウッドデザイン賞2022の奨励賞、経済産業省の地域未来牽引企業への2020年の選定、2022年度の地球温暖化対策優良事業所としての県知事表彰もあります。

いっぽうで、北九州の展示場で梁に集成材が使われているのを確認した、という投稿もありました。公式に確認できたのは津江杉を標準の構造材とすること、柱が4寸であること、屋根が通気垂木工法であることまでで、部位ごとにどの材料を使うのかは確認できませんでした。構造全体の工法をどう呼ぶのかも、公開されている資料では確認できませんでした。気になる場合は仕様書で確かめてください。

無垢の床と珪藻土の壁は、傷や汚れが付く前提の素材です。手入れの方法と、どこまで直せるのかを契約の前に聞いておきましょう。

保証と点検、困ったときの窓口

保証は項目ごとに期間が示されています。

項目 公式サイトの表示
構造・防水 初期30年、最長永年
地盤 20年、限度額5,000万円
壁内結露 20年、限度額500万円
シロアリ 初期5年、最長35年。延長には5年ごとの点検が必要
シロアリ(旧着工分) 2025年12月までに着工した物件は最長15年
住宅設備 メーカー保証を引き渡しから10年まで延長
完成保証 1棟500万円、または請負金額の30%のいずれか低い額が上限
定期点検 引き渡し後3か月・6か月・1年・2年の計4回。長期優良住宅は30年まで継続
住宅設備の修理受付 24時間365日のコールセンターが依頼を受け付け、メーカー指定の修理会社を手配
駆けつけサービス 引き渡しから10年間。住まいと自宅駐車場の車について、決められたトラブルへの応急対応

気をつけたいのは「最長永年」という書き方です。自動でずっと続くという意味ではありません。どのくらいの周期で何をすれば延びるのか、費用はいくらかかるのかは確認できませんでした。シロアリ保証も、延長に5年ごとの点検が必要と書かれていますが、その費用は確認できませんでした。

点検は2年までに4回あり、長期優良住宅なら30年まで続くとされています。ただし2年から30年までの間、どの年に点検があるのかは確認できませんでした。家を売ったあとに保証を引き継げるのかどうかも、公開されている資料からは読み取れませんでした。

アフターサービスに気になる評価が集まっていたのは、この窓口の話とつながります。書面の期間と、実際に連絡したときの動き方は別のものです。保証書と保証約款、点検の計画書を契約の前に見せてもらいましょう。

安成工務店を選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と投稿から、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。性能の基準値が数字で出ていること、標準の素材が具体的なこと、保証の期間と限度額が項目ごとに示されていること、建物と職人の仕事を評価する投稿が残っていることです。

耐震等級3は全棟で許容応力度計算によるものと書かれ、気密は物件ごとに実測するとされています。基準を数字で出している会社は、その数字で比べられます。

投稿の側では、施工・仕上がりが5件のうち4件、住宅性能・住み心地が8件のうち5件で良い評価でした。築6年、築10年という長さで書かれた投稿があるのは、判断の材料になります。

契約前に知っておきたい注意点

価格の前提を確認できなかった

公式に確認できたのは、施工実績でいちばん多い価格帯という4,000万〜4,500万円です。含まれる工事は書かれているので比べる材料になりますが、税や面積、土地と諸費用の扱いは確認できませんでした。自分の土地の住所と希望の広さを伝えて、総額でそろえてもらってください。

打ち合わせの進み方に気になる投稿が集まっている

営業・打ち合わせの14件のうち、10件が気になる評価でした。中身は契約後の図面の説明、変更への対応、折り返しの連絡です。いっぽうで、落ち着いて相談できた、要望をよく反映してもらえたという投稿も4件あります。担当者によって差が出ている、と読むのが自然です。変更に応じられる期限と費用は、契約の前に文書で確認しておきましょう。

引き渡しのあとの窓口を先に決めておきたい

アフターサービスの話題に付いた7件は、いずれも気になる評価でした。連絡したあとの動きが遅い、連絡が途絶えた、という内容です。公式に確認できたのは、住宅設備の修理を受け付ける24時間365日のコールセンターと、住まいと自宅駐車場の車について決められたトラブルに10年間対応する駆けつけサービスです。どちらも対象が決まっていて、それ以外の不具合や相談をどこへ入れるのかは確認できませんでした。匿名の投稿だけで会社全体は決めつけられませんが、引き渡しのときに担当者の連絡先と点検の予定表、緊急時の番号を紙でもらっておくと安心です。

安成工務店が向いている人と、慎重に進めたい人

向いていそうなのは、次のような方です。

  • 山口県や福岡県で、木と自然素材を使った家を建てたい方
  • 断熱や気密を数字で比べたい方。基準値が公表され、気密は実測すると書かれています
  • 4,000万〜4,500万円という価格帯を、無理のない予算だと受け止められる方
  • 完成見学会や素材の教室に足を運んで、実物を見てから決めたい方

慎重に進めたいのは、次のような方です。

  • 総額をできるだけ抑えたい方。公式の価格帯は、いくつかの工事を合わせた数字です
  • 打ち合わせの回数を少なくしたい方。変更への対応に気になる投稿が集まっています
  • 引き渡し後の連絡経路を先に決めておきたい方。設備の修理と駆けつけ以外の相談先は確認できませんでした
  • 山口県と福岡県から離れた場所で建てたい方。市町村の単位での可否は確認できませんでした

契約前に確認しておきたいこと

契約の前に書面でそろえておきたい項目は、次のとおりです。

  • 総額でそろえた見積書。本体工事から外構、諸費用、火災保険、土地代まで入れたもの
  • 見積書で「一式」とある項目の内訳と、見積もりの有効期限
  • 検討しているプランのUA値の計算書。断熱材の厚さ、サッシとガラスの仕様
  • 気密測定の時期と、結果を知らせてもらう方法
  • 耐震等級3の評価書を取得できるかどうかと、取得する場合の費用
  • 保証書と保証約款。最長永年まで延ばす条件と費用、2年より後の点検の時期
  • 打ち合わせの回数、変更できる期限と費用。引き渡し後の連絡先
  • 契約書に書かれた会社名と法人番号
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

安成工務店のよくある質問

安成工務店の評判は良いですか?

A. 良い内容と気になる内容の両方がありました。公開されていた投稿47件の傾向は、良い15件、気になる26件、中立6件です。良い側は建物の住み心地と職人の仕事、気になる側は打ち合わせと引き渡し後の対応に集まっています。47件は人数ではなく投稿の件数で、無作為抽出でも全件調査でもありません。割合として読まず、確かめる項目を決める手がかりに使ってください。

安成工務店の坪単価はいくらですか?

A. 公開されている資料では確認できませんでした。公式のよくある質問に出ていたのは、施工実績でいちばん多い価格帯として概ね4,000万〜4,500万円という数字です。この価格帯には建物本体のほか、屋外の給排水、照明、ロールスクリーン、OMソーラー関係の工事費などが含まれるとされています。税込みか税別か、延床面積、土地代と諸費用の扱いは確認できませんでした。総額でそろえた見積書で比べてください。

安成工務店の断熱性能はどのくらいですか?

A. 自社の基準値が公表されています。断熱はUA値0.46W/㎡・K以下、気密はC値0.5cm²/㎡以下で、断熱等性能等級は個別計算による等級6と書かれています。気密は物件ごとに施工中に実測するとされています。ただし、実際に測った家ごとの数値と全棟の平均は確認できませんでした。C値には、間取りや形状などの設計条件によっては0.5を上回る場合があるという注記も付いています。自分のプランでの計算書と測定の結果をもらってください。

安成工務店の保証と点検はどうなっていますか?

A. 構造と防水が初期30年で最長永年、地盤が20年で限度額5,000万円、壁の中の結露が20年で限度額500万円と表示されています。シロアリは初期5年で最長35年、延長には5年ごとの点検が必要です。住宅設備はメーカー保証を10年まで延長。点検は引き渡し後2年までに4回で、長期優良住宅は30年まで続きます。永年まで延ばす条件と費用は確認できませんでした。

安成工務店はどのエリアで建てられますか?

A. 山口県と福岡県が中心です。公式の支店ページでは、山陽小野田市から防府市、北は長門市と萩市、山口県内では周南市から東の地域、福岡県では北九州市を中心に筑豊と宗像、大分県中津市、福岡市を中心に宗像と筑豊・筑後、佐賀県の一部が担当地域として示されています。市町村の単位で建てられるかどうかまでは確認できなかったので、土地の住所を伝えたうえで確かめてください。

まとめ

今回の調査で確かめられたのは、次の5点です。

  • 住宅のページを運営しているのは株式会社安成工務店。法人番号と本店所在地、建設業許可の番号が公的な記録と一致した
  • 投稿47件の傾向は良い15件、気になる26件、中立6件。営業・打ち合わせが14件で最も多く、アフターサービスの7件はすべて気になる評価だった
  • 性能はUA値0.46以下、C値0.5以下、断熱等性能等級6、全棟で許容応力度計算による耐震等級3が公表されている
  • 標準の構造材は大分県産の津江杉で柱は4寸。内装は珪藻土と国産の無垢材
  • 保証は構造と防水が初期30年で最長永年、シロアリが初期5年で最長35年

確かめられなかった項目もあります。価格では、坪単価と建物本体だけの価格帯、公式の価格帯が税込みか税別か、想定する延床面積。性能では、実際に測った家ごとの値と全棟の平均。保証では、最長永年まで延ばす周期と費用、2年より後の点検の時期です。

これらは書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、自分のプランのUA値の計算書と気密測定の予定、保証書と保証約款、点検の計画書。この4つをそろえてから、ほかの会社の見積もりと並べてみてください。

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