丸商建設の評判・口コミは?公開投稿で見る価格とアフターサービスの良い声・気になる声

丸商建設の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

丸商建設は、宮崎県日南市に本社を置き、宮崎県と鹿児島県で注文住宅を建てている会社です。坪単価50万円台からという「SUTEKI1000」の表示が目を引きます。ただし公開されている投稿には、標準仕様では足りずに追加費用がかさんだ、見積書の内訳が分かりにくかった、という内容も残っていました。安さの中身と、引き渡しのあとの対応が気になるところだと思います。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社ごとの独自の口コミ調査を行っています。価格や性能、保証、許認可の記載は、公式サイトと公的な資料に当たって確かめました。

結論として、宮崎県や鹿児島県で費用を抑えて建てたい方には、候補に入れて検討する価値のある会社です。ただし、坪単価50万円台からという表示に算定の条件は示されていません。耐震等級についても、公式の表記は「相当」です。総額と性能は、見積書と仕様書で確かめる必要があります。

この記事でわかること

  • 公開されていた投稿で多かった話題と、その中身
  • 坪単価50万円台からという表示に、何が含まれて何が含まれないのか
  • 耐震等級3「相当」と、正式な等級3では何が違うのか
  • 断熱の数値がどこまで公開されているのか
  • 初期20年から最大60年へ延ばす保証の条件
  • 契約前に書面で確かめておきたい項目
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

資料を先に集めておくメリット

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工務店もメーカーも見られる

カタログ請求なら、この4つを一度にまとめて用意できます。

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どれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。

この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月21日

丸商建設の口コミで多かったのは、価格とアフターサービスの話題

公開されていた投稿40件を8つの話題に分けたところ、いちばん多かったのは価格・費用とアフターサービスで、それぞれ9件でした。次が営業・打ち合わせ、施工・仕上がりと続きます。お金の決め方と、引き渡したあとの対応に関心が集まっていました。

40件は人数ではなく、投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではなく、公開されている投稿を編集部が1件ずつ読んで、話題と傾向に分けました。無作為抽出でも全件調査でもないため、割合や多数派は示せません。媒体名と投稿者名は載せず、口コミサイト、掲示板・Q&Aサイトという総称で書きます。

性能や保証、許認可の数値は、公式サイトと公的な資料から取りました。投稿に出てくる金額や体感は、その1件の体験です。本文まで確認できた投稿は40件にとどまり、SNSと個人ブログでは本人の体験だと確かめられる投稿を見つけられていません。

公開投稿40件の内訳。媒体別は口コミサイト32件、掲示板Q&A8件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い13件、気になる14件、中立13件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
公開投稿40件の話題別件数。住宅性能・住み心地3件、設計・間取り2件、デザイン・商品4件、営業・打ち合わせ7件、施工・仕上がり5件、価格・費用9件、アフターサービス9件、その他1件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。

投稿した方の立場は、施主と入居者が24件、検討している段階が14件、見学した方が1件、その他が1件です。話題ごとの内訳は次のとおりで、件数は会社の採点ではありません。

話題 言及 投稿に出ていた内容
価格・費用 9件 他社との価格差、平屋の見積額、契約時の見積内訳、外構費の扱い、値引きの相談
アフターサービス 9件 点検と補修の進み方、雨漏りを伝えたあとの動き、設備の故障時の連絡先
営業・打ち合わせ 7件 予算とローンの相談、設計担当との打ち合わせ、見学時の説明、契約手続き
施工・仕上がり 5件 木部と内装の仕上がり、壁紙と塗装、基礎まわりの施工、隙間の補修
デザイン・商品 4件 モデル住宅の設備と内装、ガス併用の可否、標準仕様と設備費
住宅性能・住み心地 3件 入居後の劣化や漏水の有無、モデル住宅の断熱の体感、構造への質問
設計・間取り 2件 要望ごとの仕様の強弱、日当たりを考えた敷地の配置と間取り案
その他 1件 建てたあとの総合的な感想

気になるとした14件のうち、施工・仕上がりとアフターサービスが4件ずつ、営業・打ち合わせと価格・費用が3件ずつです。住宅性能、設計・間取り、デザイン・商品には、気になるとした投稿がありませんでした。掲示板・Q&Aサイトからの8件には、仕様やアフター対応を尋ねる質問が目立ちます。

アフターサービスに関する投稿

この話題は、良い4件、気になる4件、どちらとも言えない1件で、評価がはっきり分かれていました。良い側では、モデル住宅や建売を買ったあとも不具合が少なく、点検の対応が早かったという投稿があります。建てているときより、住み始めてからの対応のほうを高く評価しているという記録も残っていました。

気になる側では、入居後の雨漏りを伝えたものの、補修に取りかかるまで時間がかかったという投稿がありました。点検のあとの連絡と補修が長く進まなかったという投稿、トイレが壊れたときに対応できる担当者が限られていたという投稿もあります。

点検があるかどうかより、不具合を伝えたあとどれくらいで動いてもらえたかで受け取り方が変わっています。連絡してから訪問までの目安と、窓口になる人を契約前に聞いておきましょう。

価格と費用に関する投稿

良い3件、気になる3件、どちらとも言えない3件で、きれいに分かれました。良い側では、何社か見積もりを取って比べたところ価格差が大きく、決めてよかったという投稿があります。性能を追い込むより返済の負担を抑えたいと考えて選び、価格と工事の早さに満足したという投稿もありました。

気になる側では、契約したときの見積もりの内訳が分かりにくく、これから追加費用が増えそうだという投稿がありました。値引きを相談したものの応じてもらえなかったという投稿、所有している土地に平屋を建てる見積額を示され、妥当か迷っているという投稿もあります。

他社と総額で並べて比べた方は納得したと書き、内訳が見えないまま進んだ方は不安を書いています。比べるときは条件をそろえてください。

営業と打ち合わせに関する投稿

良い2件、気になる3件、どちらとも言えない2件でした。良い側では、営業と設計の担当者の対応が良く、入居したあとも満足しているという投稿があります。予算やローンの相談に親身に応じてもらえたという投稿もありました。

気になる側では、標準仕様で足りない部分の追加費用と、施主を外して話が進む場面に不満を書いた投稿がありました。見学に行ったときの案内と仕様の説明が少なかったという投稿、自分の側の契約書に収入印紙が貼られておらず不安を感じたという投稿もあります。

投稿からは、店舗や担当した人による差なのか、時期による差なのかまでは分かりません。打ち合わせの内容はメールか議事録で残してもらい、追加費用が出るたびに理由を確かめておきましょう。

施工と仕上がりに関する投稿

気になる4件とどちらとも言えない1件が確認でき、良い評価の投稿は見つかりませんでした。工期を優先しているように感じた進み方と、木部や内装の仕上がりを心配する投稿があります。建売住宅で壁紙や塗装、設備の位置が気になったという投稿、都城の現場で基礎の継ぎ目やコンクリートの加工を心配する投稿もありました。担当者の対応は評価しつつ、隙間から虫が入って補修してもらったという投稿もあります。

5件はいずれも投稿した方が見て感じたことで、施工の基準に照らした判定ではありません。気になる箇所は引き渡し前の確認で伝えられます。工事の途中で現場を見せてもらえるかを、契約前に確かめておきましょう。

件数の少なかった話題

デザイン・商品の4件は、すべて良いとも気になるとも取れる内容でした。モデル住宅の設備と内装に満足しつつ、一部の施工の粗さも書いた投稿があります。ガスの設備を入れられるかを質問して、対応できると説明を受けたという投稿もありました。公式サイトでは、SUTEKI1000の標準仕様がIHとエコキュートによるオール電化とされています。ガスを使いたい場合は追加になるのか、費用がいくらかを、間取りを決める前に聞いておきましょう。

住宅性能・住み心地の3件は、劣化や漏水がなく快適に暮らしているという投稿のほかは、構造や設備の弱点と断熱の体感を尋ねる質問でした。設計・間取りの2件はどちらも良い評価で、要望ごとに仕様の強弱を付けられた、日当たりを考えた敷地の配置と間取りの案を出してもらった、という内容です。件数が少ないので、どちらも傾向を語れる量ではありません。

公式サイトでは、SUTEKI1000をベースのプランに必要なものを足していく足し算設計と説明しています。どこまで変更できるのか、変更すると価格がどう動くのかを、打ち合わせで確かめてください。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

丸商建設と契約する相手はどこか

住宅の各ページを運営し、注文住宅の設計・施工を事業として掲げているのは株式会社丸商建設です。公式の会社概要と国税庁の法人番号公表サイトでは、商号と登記上の本店が一致しました。代表者と建設業許可の番号は、公式の会社概要と宮崎県の建設業者名簿で一致しています。ただし契約の約款や商品ごとの契約先の一覧は公開されていないため、注文住宅の契約相手が同じ法人かどうかは、契約書の当事者名で確かめてください。

項目 内容
商号 株式会社丸商建設
法人番号 3350001009507
登記上の本店 宮崎県日南市星倉2丁目9番地13
代表者 代表取締役 榎木田 大資
創業と法人化 1974年4月24日に個人事業として設立、1989年4月1日に株式会社へ
事業内容 注文住宅の設計・施工、分譲住宅の販売、リフォーム、不動産売買
営業エリア 宮崎県・鹿児島県内全域
建設業許可 国土交通大臣許可(般-4)第28651号
宅地建物取引業免許 国土交通大臣(1)第10216号
公的な認定 2023年3月30日付の事業継続力強化計画認定

公式の会社概要で「設立」とされている昭和49年4月24日は、沿革では個人事業を始めた日にあたります。株式会社になったのは1989年4月1日で、会社の歩みを見るときはこの2つを分けて読むと分かりやすくなります。

建設業許可の括弧の中にある4は、許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。宅地建物取引業免許の括弧の中の1は、免許を受けた回数です。存続の状況は、国税庁が2026年7月31日に更新した全件データで確かめました。登記記録の閉鎖などの表示はありません。

宮崎県内には、読みの近い商号の建設会社や名前の似た団体があります。契約書に書かれた会社名と、法人番号が3350001009507であることを確かめておきましょう。太陽光など住宅以外のサービスでは別の会社名が出てくるので、そちらも当事者を確認してください。

坪単価50万円台からという表示をどう読むか

価格の情報は限られています。公開されているのはSUTEKI1000の坪単価50万円台からという表示で、注文住宅の本体価格や総額の目安は、公開されている資料では確認できませんでした。

坪単価に含まれるとされているのは、雨水排水の接続工事、電気配線工事、屋外の給排水工事、共通仮設工事、カーテン、照明です。何が入っているのかまで書かれているので、他社の見積書と突き合わせる手がかりになります。一部の地域では価格帯が異なる場合があるという注記も付いています。

確認できなかったのは、算定の条件です。延床面積で計算するのか施工床面積なのか、消費税を含むのか、最低の施工面積があるのか、地盤改良や申請の費用、オプションをどう扱うのか。この条件が分からないままでは、他社の坪単価と並べても同じ土俵になりません。

坪単価は、面積の取り方や含める工事の範囲で変わる数字です。同じ坪単価でも、含まれる工事が違えば支払う総額は別のものになります。検討する側に要るのは、条件をそろえて比べられる材料です。

そこで、坪単価ではなく総額でそろえるのが確実です。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。ここまで並べれば、坪単価がなくても他社と比べられます。照明とカーテンが価格に含まれるとされているので、他社の見積書でそこが別項目になっていないかを見ると、差がはっきりします。

見積書で「一式」とある項目は、内訳を出してもらって構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の役割ですから、遠慮せずに求めてください。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

断熱と耐震の数値は、商品と物件で書かれ方が違う

性能の数値は、商品ごと、物件ごとに書かれ方が違います。全商品と全棟に共通する数値は、公開されている資料では確認できませんでした。

SUTEKI1000の標準仕様として公式サイトに並んでいるのは、メーターモジュール、オール4寸柱、高性能断熱材とLow-E複層ガラスです。設備はIHとエコキュートによるオール電化で、制振ダンパーMAMORYと耐力壁のタイガーEXハイパーも挙げられています。上位のSUTEKI1000プラスでは、HEAT20のG2レベルを上回るとし、GX志向型住宅を標準採用と表示しています。

公式に確認できた特徴の図。商品設計=SUTEKI1000はベースプランに必要項目を追加する設計方式/標準仕様=高性能断熱材とLow-E複層ガラス/SUTEKI1000プラス=HEAT20 G2レベルを上回るGX志向型住宅を標準採用と表示/構造=大和町北道路2階建モデルは木造軸組工法/ZEH普及率実績=2025年度の新築ZEH普及率70%/ZEH普及目標=2030年度の新築ZEH普及率目標90%/アフターサービス窓口=公式アプリ「おうちマネージャー」で設備トラブルの連絡先等を提供。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。
項目 公式サイトの表示 公開資料での確認
断熱 SUTEKI1000プラスはHEAT20のG2レベルを上回ると表示。分譲の個別モデルでUA値0.55 全棟共通の標準UA値と、住宅性能表示制度の断熱等性能等級は確認できず
気密 記載を確認できず C値と完成時の気密測定は確認できず
耐震 SUTEKI1000プラスは耐震等級3相当 正式な等級3の取得、第三者の評価、全棟への適用は確認できず
構造計算 記載を確認できず 許容応力度計算などの方式と実施範囲は確認できず
工法 分譲の個別モデルで木造軸組工法 全商品に共通するという公式の方針は確認できず
省エネ 2025年度の新築でZEH普及率70%、2030年度の目標90%。BELSに対応する旨の記載 ZEHビルダーの登録番号とBELSの取得率は確認できず

数値として出ているのは、分譲の個別モデルです。隼人町小田北の2階建てモデルでUA値0.55、大和町北道路の2階建てモデルで木造軸組工法という記載がありました。どちらもその1棟の内容で、自分が建てる家の数値は、間取りと窓の大きさで変わります。

耐震等級3相当という書き方は、住宅性能評価書で等級3を取得したという意味とは違います。設計上は同じ水準を目指しているという表示で、第三者の評価書が発行されるとは限りません。地震保険の割引を受けたい場合は、評価書を取得できるか、費用がいくらかかるかを打ち合わせで確かめてください。

保証と点検、アフターサービスの窓口

保証は、対象ごとに期間が分けて表示されています。最大60年という数字には、10年目の点検とメンテナンスを続けることが関わると書かれています。ただし、そのために必要な工事や費用は、公開されている資料では確認できませんでした。

項目 公式サイトの表示
建物の初期保証 引き渡しから20年(構造や防水などが対象)
保証の延長 10年目の点検のあとも継続して延長でき、最大60年。メンテナンスを続けることが関わると記載
住宅設備の保証 給湯器、キッチン、浴室などの主要設備を10年
地盤保証 20年。内容は保証を行う会社によって異なる
シロアリ保証 JOTOのキソパッキング工法で、無料で10年、最大累計1,000万円
無料点検 引き渡しから半年後と1年半後
連絡の窓口 公式アプリ「おうちマネージャー」で設備トラブルの連絡先を確認

確認できなかったのは、60年まで延ばすときに必要な有償の工事とその費用、判定の基準、1回あたりの延長期間です。1年半より後の点検の時期と、有償か無償かの区分も分かりませんでした。地盤保証については、内容が保証を行う会社によって異なると公式ページに書かれています。引き受ける会社の名前と限度額、免責の条件までは分かりませんでした。

保証の期間の長さと、不具合を伝えたあとに動く速さは別の話です。保証書とアフターサービスの基準書を契約前に見せてもらい、延長のときに何をすることになるのかまで確かめておきましょう。

太陽光発電は定額のサービスとして案内されている

太陽光は、定額のサービスとして2つ案内されています。1つはソーラーフロンティアの「エネすく」で、10年の契約が満了すると設備が自分のものになると表示されています。もう1つは大阪ガスの「スマイルーフ」で、月額3,300円を払う形です。15年後にはパネルを無料でもらえると書かれています。

住宅の価格に含まれているのか、全棟に標準で載せているのかは、公開されている資料では確認できませんでした。どちらも住宅の請負契約とは別の会社のサービスです。月額がいつまでかかるのか、途中でやめられるのか、屋根の修理が必要になったときはどうなるのかを、契約書の当事者名とあわせて確かめてください。

丸商建設を検討する4つのメリット

公式の情報と投稿から、選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

1つめは、価格の目安と含まれる工事が公開されていることです。坪単価の表示に加えて、屋外の給排水や電気配線、カーテン、照明が含まれると書かれています。投稿でも、他社と比べて価格差が大きかった、仕様と価格の釣り合いが取れていたという内容がありました。

2つめは、要望に強弱を付けられる設計の進め方です。公式サイトでは、必要なものを足していく足し算設計と説明されています。投稿にも、自由度が高かったという内容がありました。

3つめは、初期の保証期間です。建物は引き渡しから20年、住宅設備は10年、地盤は20年、シロアリは無料で10年と表示されています。

4つめは、標準仕様に構造と省エネの項目が並んでいることです。太い柱と高性能断熱材、制振ダンパー、耐力壁が挙げられ、ZEHは2025年度の新築で70%という実績が公表されています。設備では、フラット対面キッチンと約180cm×180cmの1.2坪タイプの浴室が標準です。数値ではなく仕様の名前で示されているので、比べるときは同じ項目で並べると分かりやすくなります。

契約前に知っておきたい注意点

坪単価の算定条件が示されていない

坪単価の表示はありますが、算定の条件と総額の価格帯は確認できませんでした。数字だけをほかの会社と並べると、含まれる範囲が違うまま比べることになります。土地代と諸費用まで入れた総額の見積書で比べてください。

性能の数値が商品と物件ごとにしか出ていない

UA値0.55は分譲の1棟の数値で、HEAT20のG2レベルを上回るという表示はSUTEKI1000プラスのものです。全棟に共通する標準の数値、C値と気密測定、構造計算の方式は確認できませんでした。自分のプランでの計算書と、評価書を取得できるかどうかの回答を、契約前にもらいましょう。

引き渡しのあとの対応に、良い投稿と気になる投稿の両方がある

点検の対応が早かったという投稿と、補修が長く進まなかったという投稿が同じ数だけあります。投稿からは会社側がそのあとどう対応したかまでは分かりません。連絡してから訪問までの目安と窓口になる担当者、定期点検の予定表を、契約前に確かめておきましょう。

丸商建設が向いている人と、慎重に進めたい人

向いているのは、宮崎県や鹿児島県で予算の上限を決めて建てたい方です。標準仕様をベースに、必要なところだけ足していく進め方が合う方、オール電化の住まいを考えている方、引き渡しのあとの保証期間を重く見る方にも合います。

慎重に進めたいのは、断熱や気密の数値でほかの会社と比べたい方です。全商品に共通する数値が確認できないため、自分のプランでの計算を依頼するところから始めることになります。耐震等級3の評価書を取りたい方も、取得できるかと費用の確認が先です。ガスを使いたい方は、標準がオール電化なので、追加できるかと費用を早い段階で聞いてください。

契約前に確認しておきたいこと

書面でもらっておきたい項目です。この順で聞くと、答えが出ないところがはっきりします。

  • 総額でそろえた見積書。本体工事から外構、諸費用、火災保険、土地代まで入れたもの
  • 見積書で「一式」と書かれた項目の内訳
  • 検討しているプランのUA値の計算書。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様
  • 気密測定を行うかどうか。行う場合の時期と費用
  • 耐震等級3の評価書を取得できるかどうか、取得する場合の費用と期間
  • 保証書とアフターサービスの基準書。20年を超えて延ばすときの工事と費用、判定の基準
  • 1年半をすぎたあとの点検の時期と、有償か無償かの区分
  • 地盤保証を引き受ける会社の名前、限度額、免責の条件
  • 建てたい場所によって価格帯が変わるかどうか
  • 契約書に書かれた相手の会社名と法人番号。太陽光などの付帯サービスは、どの会社と契約するのか
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

丸商建設のよくある質問

丸商建設の評判は良いですか?

A. 良い内容と気になる内容の両方がありました。公開されていた投稿40件の傾向は、良い13件、気になる14件、どちらとも言えない13件です。良い側は価格の納得感と入居後の点検の早さ、気になる側は施工の仕上がりと補修が進むまでの時間に集まっています。40件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為抽出でも全件調査でもありません。割合として読まず、確かめる項目を決める手がかりとして使ってください。

丸商建設の坪単価はいくらですか?

A. 公式サイトにはSUTEKI1000で坪単価50万円台からと表示されています。雨水排水の接続、電気配線、屋外の給排水、共通仮設、カーテン、照明が価格に含まれるとされ、一部の地域では価格帯が異なる場合があるという注記も付いています。ただし、延床面積で計算するのか、消費税を含むのか、地盤改良やオプションをどう扱うのかは確認できませんでした。土地代と諸費用まで入れた見積書で比べてください。

丸商建設の断熱性能はどのくらいですか?

A. 商品と物件によって書かれ方が違います。SUTEKI1000プラスはHEAT20のG2レベルを上回るとされ、GX志向型住宅を標準採用と表示されています。分譲の個別モデルでは、隼人町小田北の2階建てでUA値0.55という数値が出ていました。ただし全商品に共通する標準のUA値、C値と気密測定、断熱等性能等級は確認できませんでした。検討しているプランでの計算書を出してもらうのが確実です。

丸商建設の保証と点検はどうなっていますか?

A. 建物の初期保証は引き渡しから20年で、10年目の点検のあともメンテナンスを続けることで延長でき、最大60年と表示されています。住宅設備は10年、地盤は20年、シロアリは無料で10年、最大累計1,000万円です。無料点検は引き渡しから半年後と1年半後にあります。ただし、60年まで延ばすときに必要な工事と費用、1年半より後の点検の時期は確認できませんでした。保証書とアフターサービスの基準書を、契約前にもらってください。

丸商建設はどのエリアで建てられますか?

A. 公式の会社概要では、営業エリアを宮崎県と鹿児島県の全域としています。本社は宮崎県日南市星倉2丁目9-13です。ただしSUTEKI1000の価格には、一部の地域によって価格帯が異なる場合があるという注記が付いています。建てたい場所によって金額が変わることがあるので、土地の住所を伝えたうえで見積もりを取ってください。

まとめ

今回の調査で確かめられたのは、次の5点です。

  • 住宅のページを運営しているのは株式会社丸商建設。法人番号と本店所在地は国税庁の公表データと一致し、登記記録の閉鎖などの表示はなかった
  • 投稿の傾向は良い13件、気になる14件、どちらとも言えない13件。話題は価格・費用とアフターサービスが9件ずつで最も多かった
  • 坪単価は50万円台からと表示され、屋外の給排水や電気配線、カーテン、照明が含まれるとされている
  • 断熱の数値はSUTEKI1000プラスのHEAT20 G2レベル超えという表示と、分譲1棟のUA値0.55。耐震は等級3相当という表記
  • 建物の初期保証は20年で、10年目の点検のあともメンテナンスを続けることで最大60年まで延長できると表示されている

確かめられなかった項目もあります。価格では、注文住宅の本体価格と総額の価格帯、坪単価の算定条件です。性能では、全棟に共通するUA値、C値と気密測定、断熱等性能等級、耐震等級3の正式な取得、構造計算の方式が分かりませんでした。保証では、60年まで延ばすときに必要な工事と費用、1年半より後の点検の予定、地盤保証を引き受ける会社と免責の範囲です。契約の約款や商品ごとの契約先の一覧も公開されていませんでした。

これらは書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、検討しているプランのUA値の計算書、耐震等級の評価書を取得できるかどうかの回答、保証書とアフターサービスの基準書。この4つを手元にそろえてから、ほかの会社の見積もりと並べてみてください。

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