家族・暮らし
結婚の決め手1位は?既婚者300人の答えはときめきより「安心感」
既婚者300人に、結婚を決めた最大の決め手を聞きました。1位は「一緒にいて安心できた」24.3%。決め手としては1.3%だった「お金」が、結婚前の不安では1位になっています。
注目データ
24.3%
決め手1位は「一緒にいて安心できた」
恋愛と結婚は別と言われますが、実際に結婚した人たちは、何が最後のひと押しになったのでしょうか。
調査の結果、結婚を決めた最大の決め手の1位は「一緒にいて安心できた」24.3%。2位の「自然体でいられた」15.7%と合わせると、4割が安心してそのままの自分でいられることを決め手に挙げました。
一方、「金銭感覚が合うと感じた」を決め手にした人はわずか1.3%。ところが結婚前の不安、話し合ってよかったこと、過去の自分への助言では、いずれも「お金」が1位という結果になりました。
調査概要
| 調査名 | 結婚を決めた決め手に関するアンケート |
|---|---|
| 調査対象 | 20〜50代の既婚者 |
| 調査期間 | 2026年6月16日〜6月17日 |
| 調査方法 | インターネット調査(任意回答) |
| 回答者数 | 300人 |
割合は小数第1位で四捨五入しているため、内訳の合計と一致しない場合があります。
複数回答の設問は、合計が100%になりません。
回答者数が30人未満の区分の数値は参考値として扱います。
回答者の属性
年代
- 20代:45人(15.0%)
- 30代:142人(47.3%)
- 40代:78人(26.0%)
- 50代:35人(11.7%)
性別
- 女性:249人(83.0%)
- 男性:51人(17.0%)
結婚年数
- 1年未満:18人(6.0%)
- 1〜3年未満:51人(17.0%)
- 3〜5年未満:46人(15.3%)
- 5〜10年未満:75人(25.0%)
- 10〜20年未満:75人(25.0%)
- 20年以上:35人(11.7%)
調査結果の要点
- 結婚の決め手1位は「一緒にいて安心できた」24.3%、2位は「自然体でいられた」15.7%
- 「結婚してよかった」は76.3%。ただし決め手が「タイミング」だと48.9%と半数割れ
- 結婚前の不安1位は「お金・家計管理のこと」51.7%
結婚を決めた最大の決め手は?
現在の配偶者と結婚を決めた最大の決め手を聞いたところ(n=300・単一回答)、最も多かったのは「一緒にいて安心できた」で24.3%でした。次いで「自然体でいられた」15.7%、「年齢や交際期間など、結婚のタイミングが合った」15.0%となりました。
1位の「一緒にいて安心できた」と2位の「自然体でいられた」を合わせると40.0%(120人)となりました。ときめきや条件よりも、無理をせずにいられる相手かどうかが、結婚の最後のひと押しになっています。
一方で、「金銭感覚が合うと感じた」1.3%、「家族や子どもに対する考え方が合った」1.3%、「親や周囲からの後押しがあった」0.3%と、条件面を最大の決め手に挙げた人はごく少数にとどまりました。
男女別に見ると、男性は「一緒にいて安心できた」が35.3%(n=51)となり、女性の22.1%(n=249)を13.2ポイント上回りました。女性では「年齢や交際期間など、結婚のタイミングが合った」が16.5%で2位に入っています。
なお、「その他」を選んだ人の自由記述では、妊娠をきっかけとした、いわゆる授かり婚に関する回答が目立ちました。
結婚を決めるうえで重視したことは?
結婚を決めるうえで重視したことを聞いたところ(n=300・複数回答・最大3つまで)、最も多かったのは「一緒にいて安心できること」で53.0%でした。次いで「価値観が合うこと」50.3%、「性格が合うこと」38.3%となりました。
「安心」「価値観」「性格」といった内面に関する項目が上位を占め、「見た目や好み」は8.0%にとどまりました。決め手のランキングと同様に、外見や条件よりも、日々をともに過ごすうえでの相性が重視されています。
なお、最大の決め手としては1.3%だった「金銭感覚が合うこと」も、重視したこととしては23.7%が選択しています。決め手として一番に挙げるほどではないものの、判断材料の一つとしては意識されていたことが分かります。
今振り返って、結婚をどう感じている?
結婚について、今振り返って最も近い気持ちを聞いたところ(n=300・単一回答)、「大変なこともあるが、結婚してよかった」が50.3%で最多となりました。
「本当に結婚してよかった」と「大変なこともあるが、結婚してよかった」を合わせると76.3%(229人)となり、4人に3人以上が肯定的に受け止めていることが分かりました。
ただし、最も多かったのは「大変なこともあるが」という留保のついた回答です。順風満帆な結婚生活というより、困難も含めて納得している層が中心になっています。
一方で、「結婚前にもっと話し合えばよかった」「結婚を急ぎすぎたと感じる」がそれぞれ7.7%となりました。合わせて15.4%(46人)が、結婚を決めるまでの過程に何らかの心残りを抱えていることになります。
結婚の決め手によって、その後の満足度に違いはある?
結婚を決めた最大の決め手ごとに、「結婚してよかった」(「本当に結婚してよかった」と「大変なこともあるが、結婚してよかった」の合計)と回答した割合を見たところ、決め手によって大きな差が見られました。
相手そのものへの評価を決め手にした人では、いずれも9割前後が「結婚してよかった」と回答しました。これに対し、「年齢や交際期間など、結婚のタイミングが合った」を最大の決め手にした人では48.9%と半数を下回り、最上位との差は43.6ポイントに達しています。
同じ「決め手があった」結婚でも、それが相手への評価に基づくものか、年齢や交際期間といった外側の事情によるものかによって、その後の受け止め方に差が出やすいことが分かります。
なお、年代別に見た「結婚してよかった」の割合は、20代86.7%(n=45)、30代76.8%(n=142)、40代67.9%(n=78)、50代80.0%(n=35)となりました。
結婚前に不安だったことは?
結婚前に不安だったことを聞いたところ(n=300・複数回答)、最も多かったのは「お金・家計管理のこと」で51.7%となり、2位以下を大きく引き離しました。
決め手として「金銭感覚が合うと感じた」を挙げた人は1.3%にとどまっていましたが、結婚前の不安としては半数を超える人が「お金・家計管理のこと」を選びました。相手を選ぶ理由と、生活を成り立たせるうえでの不安は、別のものとして意識されていることが分かります。
年代別に見ると、「お金・家計管理のこと」を挙げた割合は20代で80.0%(n=45)と最も高く、30代53.5%(n=142)、40代44.9%(n=78)、50代22.9%(n=35)と、年代が上がるにつれて低くなりました。結婚のタイミングにおける経済環境の違いが影響している可能性があります。
なお、「特に不安はなかった」も17.3%おり、不安の感じ方には個人差があることも分かりました。
結婚前に話し合っておいてよかったことは?
結婚を決める前に配偶者と話し合っておいてよかったことを聞いたところ(n=300・複数回答)、最も多かったのは「お金・家計管理のこと」で36.0%でした。次いで「子どもを持つかどうか」32.3%、「特に話し合っていなかった」28.3%となりました。
結婚前の不安に続き、ここでも「お金・家計管理のこと」が1位となりました。事前に話し合ったことが後になって役立ったと感じるテーマとしても、お金が最上位に挙がっています。
注目されるのは、「特に話し合っていなかった」が28.3%と3番目に多かった点です。3.5人に1人程度が、具体的なテーマを話し合わないまま結婚に至っていることになります。
この層と、何らかのテーマを話し合った層とで「結婚してよかった」の割合を比べると、「特に話し合っていなかった」と回答した人(n=85)は64.7%、それ以外の人(n=215)は80.9%となり、16.2ポイントの差が見られました。決め手そのものだけでなく、事前に話し合えたかどうかも、その後の受け止め方に関係している可能性があります。
結婚を決めた当時の自分に伝えたいことは?
結婚を決めた当時の自分に伝えるとしたら最も近いものを聞いたところ(n=300・単一回答)、最も多かったのは「お金の話は早めにしておいた方がよい」で17.7%でした。
結婚前の不安、話し合っておいてよかったことに続き、当時の自分への助言でも「お金」に関する項目が1位となりました。決め手としては1.3%しか選ばれなかったお金が、振り返りの場面では繰り返し上位に挙がっています。
2位の「完璧に不安がなくならなくても、話し合える相手なら大丈夫」16.3%と、4位の「不安があるなら、結婚前に言葉にして話し合った方がよい」13.7%を合わせると30.0%となり、話し合いの重要性に言及した回答が全体の3割を占めました。
一方で、「当時の判断でよかったと思う」も13.3%あり、特に修正すべき点はないと感じている層も一定数見られました。
回答者の声
自由記述では、決め手として挙がった内容と、確認しておけばよかったことが数多く寄せられました。安心感を軸に決めたという声が目立つ一方で、お金の価値観については「もっと話しておけばよかった」という反省がくり返し語られています。原文の趣旨を保ち、一部を要約しています。
この人となら安心して家族になれると感じました。穏やかで優しい第一印象に加え、家族や周囲の人を大切にして慕われている姿を見て確信しました。一方でお金の使い方は自分と正反対のため、ストレスにならないよう話し合うことが大切だと思っています
40代女性・決め手は安心感
精神的に安定していて支えてくれると思ったことが決め手でした。つわりの時に全部の家事をこなしてくれ、出産後も先回りして家事育児をこなし、1人の時間もくれる夫に結婚してよかったと実感しています。ただ、財布事情はもっと話しておくべきでした
20代女性・決め手は価値観
人生は良い時ばかりではないからこそ、大変な時に協力し合えるか、不安定な時に支えて間違いを正してくれるかが大事だと思います。優しさに加えて強さを感じられたことが安心につながりました
50代女性・決め手は安心感
急いで結婚したせいで、金銭感覚と怒ったときの態度を知りませんでした。外食ひとつとっても金銭感覚が大きく違い、結婚前には見えなかった怒ったときの態度も結婚後すぐに判明しました。相手のことをもっと知る時間が必要だったと感じています
40代男性・急ぎすぎたと感じる
好きという気持ちと交際期間の長さだけで決めてしまいました。子どもが生まれると育児観や金銭感覚の違いに直面し、価値観や生活感を事前に確かめておくべきだったと思います
30代女性・決め手はタイミング
これらの回答から、結婚生活の受け止め方を分けるのは、決め手そのものの確かさに加えて、お金の価値観を早めにすり合わせられるかどうかにあることが分かります。
まとめ
今回の調査では、結婚の決め手1位は「一緒にいて安心できた」24.3%で、安心・自然体に関する項目が全体の4割を占めました。決め手別の満足度では、相手そのものを理由に決めた人が9割前後「結婚してよかった」と答えた一方、タイミングで決めた人は48.9%と半数以下にとどまっています。
同時に、決め手としては1.3%しか選ばれなかった「お金」が、結婚前の不安、話し合ってよかったこと、当時の自分への助言のすべてで1位になりました。結婚前に何かを話し合った人の「結婚してよかった」の割合は80.9%と、話し合わなかった人を16.2ポイント上回っています。
決めるときの安心感だけでなく、決めたあとにお金の価値観をすり合わせられるかどうかが、その後の受け止め方に関わっていると言えそうです。
調査データの利用について
この調査結果を引用する際は、出典として「幸せおうち体験談」とこのページのURLを記載してください。数値の一部だけを取り出して、調査の趣旨と異なる意味で使うことはご遠慮ください。