リブワークの評判は「最悪」「後悔」?口コミ144件を独自調査【2026年】

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雑貨店で見た照明や棚の雰囲気を、そのまま家にできる。無印良品の家も同じ会社で建てられる。そう知って会社名を検索した方も多いはずです。ところが検索候補に「最悪」や「後悔」が並んでいて、指が止まります。何千万円もかけて、これから何十年も返していく買い物ですから、この二つの言葉が引っかかります。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行いました。そのうえで、価格や保証、性能の数字は公式情報と照らし合わせています。

結論を先にお伝えすると、リブワークは、検索候補に不安な言葉が出てきますが、比較の候補に入れて検討する価値のある住宅会社といえるでしょう。上場している会社なので、経営の数字も公開されていて、2025年6月期の自己資本比率は40.9%です。今回は、宅建士の視点から、価格の見方と商品ごとに変わる保証の中身を詳しく見ていきます。

この記事でわかること

  • 「最悪」という語で検索する人が気にしているのは、どんな中身なのか
  • 「後悔」を避けたいなら、契約の前に何を聞いておけばいいのか
  • 坪単価が公式に出ていないのはなぜで、代わりに何が公表されているのか
  • UA値0.37という数字は、自分が建てる家にも当てはまるのか
  • 構造保証の初期20年と最長60年を分けているものは何なのか
  • 同じ読みの別会社と、この会社をどう見分ければいいのか
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年7月28日)

熊本県山鹿市に本店を置くリブワークについて、編集部がふんだ手順を3つの段階で描いた図。第1段階は、2026年7月に公開されていた口コミ・体験談144件を一件ずつ読むこと。第2段階では、間取り・デザイン・物件選び、住宅性能・設備、打ち合わせ・担当者・契約、施工品質・引き渡し、価格・費用、保証・アフター・点検、エリア・店舗とモデルハウスという7つの話題へ振り分けた。第3段階は、公式サイトの記載と、証券取引所へ届け出た決算の資料、法人番号からたどれる公的な記録に照らして確かめること。図の中に「施主本人へのアンケートではありません」と明記されている。同じ読みの別会社の話と、建売・分譲・住宅情報サイトの話を対象から外したことも図中に注記されている。
編集部が2026年7月に読んだ144件を、話題ごとに仕分けるまでの流れです。書き手がその家の施主なのか、書かれた出来事が本当にあったのかまでは確かめられません。
  1. 144件の投稿を一件ずつ開き、7つの話題に振り分けた
    1. 選んだ商品と暮らしの形について、決めた理由まで書かれていた(言及31件)
    2. 断熱の効き方は、季節によって違う書かれ方をしていた(言及26件)
    3. 要望が図面に届くまでの進め方に、評価と注文の両方が寄せられた(言及26件)
    4. 現場の進み方と引き渡し時の仕上がりに、具体的な記述があった(言及20件)
    5. 見積書の中身と、標準から外れたときの差額に言葉が集まった(言及18件)
    6. 点検に来たという記録と、連絡がなかったという記録が並んだ(言及12件)
    7. 展示場と店舗で受けた応対が、そのまま会社の印象になっていた(言及11件)
  2. 「最悪」「後悔」と検索される不安は、公開情報でどこまで確かめられるのか
    1. 同じ読みの別会社が、全国にいくつもある
    2. 2018年3月まで、別の商号だった
    3. 注文住宅のほかにも、手がけている事業が多い
  3. 坪単価は公式に出ていない。公表されているのは本体工事価格のほう
  4. 商品が14以上ある会社。同じ社名でも工法と保証が変わる
  5. UA値0.37という数字に付いている条件
    1. C値と断熱等性能等級は、公開情報では確認できなかった
    2. ZEHの実績は年度ごとに公表されている
  6. 地震への備え。公式の表記は「耐震等級3相当」
  7. 構造保証は初期20年、最長60年。延ばすには条件がある
    1. 20年と60年を分けているもの
    2. 点検に来る時期は決まっている
    3. 商品によって保証の中身が変わる
  8. 建ててもらえる地域。九州の5県と、千葉・神奈川
  9. 上場している会社の、いまの数字
  10. 許可と免許の番号のカッコが指しているもの
  11. 144件と公式資料を突き合わせて見えた、この会社の得意なところ
  12. 合いそうな人と、引っかかりそうな人
  13. 公表されていなかった項目は、質問で埋まる
    1. お金の空欄
    2. 性能の空欄
    3. 約束の空欄
    4. 答えがすぐ返ってこないときの進め方
  14. よくある質問
    1. リブワークの坪単価はいくらですか。
    2. 「最悪」と検索されるのはなぜですか。
    3. 「後悔」と検索されるのは何が理由ですか。
    4. 断熱と気密の数字は、どこまで公表されていますか。
    5. 保証はどのくらいの長さですか。
    6. 建てに来てもらえる地域はどこまでですか。
    7. 無印良品の家はリブワークで建てられるのですか。
    8. エスケーホームとは別の会社ですか。
  15. まとめ

144件の投稿を一件ずつ開き、7つの話題に振り分けた

対象にしたのは、2026年7月にインターネットで読める状態だった投稿です。リブワークで家を建てた、あるいは商談まで進んで見送った、と本文に書かれている口コミや体験談を、編集部が一件ずつ開いて最後まで読みました。書き手が本人かどうか、契約がどこまで進んだのかは、投稿の文面からは確かめられません。144件は、そうして中身までたどれた投稿の数であり、内容を確認した数です。単位は投稿の本数なので、施主の人数ではありません。書いた人が同じでも、投稿が二つあれば二件と数えます。

この数え方には、はっきりした限界があります。施主本人へのアンケートではなく、無作為抽出でも全件収集でもない調査です。ですから割合や多数派を示せる調べ方ではありません。特定の口コミサイト名やアカウント名は記事に出さず、載せるのは媒体の種類だけにとどめました。会社そのものの数字は投稿を当てにせず、公式サイトの記載と、国が運営する法人情報の公表サイトにある登記の記録、それに証券取引所へ届け出た決算の資料から取りました。

口コミを読むときに、先に知っておきたい注意点があります。編集部が目を通した範囲には、良い評判と気になる評判の両面が入っています。片側だけを抜き出してはいません。それから母数の話。手がけた棟数が多ければ、投稿の総数も増えるはずです。この会社は1974年に山鹿市の工務店として始まり、いまは九州と関東に22の拠点を構えています。注文住宅のほかに建売と分譲、住宅の情報サイトの運営も、同じ会社名で行われています。件数の多さを、そのまま良し悪しの順位として読むことはできません。ただしそれは、一件ごとの不満の重さを軽くする理由にはなりません。何千万円かを払った買い物について書き残された内容です。打ち合わせでの一言が、鍵を受け取ったあとまで引っかかる人もいます。

もうひとつ、書き手のかたよりがあります。住まいに不満がなければ、わざわざ投稿する機会は多くありません。満足しているときほど、書き残さないまま日が過ぎていきます。どこに書くかは年代でも住む地域でも変わるため、投稿者の層に偏りがあり、この144件から世間の平均を読み取ることはできません。それから、書き手ひとりあたりの分量にも差があります。読んだ中には、着工の前から入居のあとまで自分の家づくりを書き続けた記録があり、個人のブログでは1つのアカウントから30件を数えました。本数で数える以上、この30件は30人分の声ではありません。論点ごとの件数を見るときは、そこを割り引いて読んでください。年代の差も出ます。この会社は2018年3月まで別の商号でしたから、古い体験と新しい体験が違う社名のもとに残っています。

そしてもうひとつ。どこに書かれていたかで、傾向がはっきり変わりました。読んだ144件を媒体の種類ごとに分けると、こうなります。

どこに書かれていたか 前向き 気がかり どちらとも 読んだ本数
住宅系の掲示板とQ&Aサイト 16件 19件 15件 50件
口コミサイトと店舗のクチコミ欄 31件 6件 7件 44件
個人のブログ 11件 9件 10件 30件
写真を共有するSNS 12件 1件 7件 20件
合計 70件 35件 39件 144件
リブワークについての口コミ144件を、載っていた場所の種類と、書き手の受け止め方で分けた図。掲載先の内訳は、住宅系の掲示板と質問サイトが50件、口コミサイトと店舗のクチコミ欄が44件、個人のブログが30件、写真を共有するSNSが20件。受け止め方は、前向きなものが70件、気がかりを書いたものが35件、どちらとも言えないものが39件。どちらの内訳も合計144件。無作為抽出ではありません。
144件がどこに書かれていて、どんな傾向だったのかを並べた図です。無作為に選んだ集まりではないので、ここでの多い少ないを世の中の割合として読まないでください。媒体の名前は出さず、種類だけを記しました。

口コミサイトと店舗のクチコミ欄では前向きが31件に達し、住宅系の掲示板とQ&Aサイトでは気がかりが19件で最も多くなりました。これは会社の良し悪しではなく、場の性質の差です。店舗のクチコミは引き渡しの前後という区切りのいい時期に書かれやすく、掲示板は検討中の人が疑問を投稿する場所です。写真を共有するSNSに並ぶのは、気に入った部屋のほうでしょう。ですから前向きの合計が大きいことを満足度の高さとは読めませんし、気がかりの合計が小さいことを心配のなさとも読めません。どちらの数字も、世の中の割合ではないという点では変わりません。

読み終えたあと、144件は7つの話題に分かれました。間取り・デザイン・物件選びが31件で最も多く、住宅性能・設備の26件が続きます。

話題 ふれていた投稿 書き込みで語られた内容
間取り・デザイン・物件選び 31件 どのテイストの商品を選んだか、平屋か二階建てか、規格プランをどこまで変えられたか、収納と動線の決め方
住宅性能・設備 26件 夏の暑さと冬の底冷えの感じ方、UA値の説明をどう受け取ったか、太陽光と省エネ仕様の実際、冷暖房の効き
打ち合わせ・担当者・契約 26件 設計と営業の役割の分かれ方、要望が図面に届くまで、返事が来るまでの間、契約前に交わした書面
施工品質・引き渡し 20件 現場の進み方と職人の様子、上棟から引き渡しまでの段取り、施主検査で出た指摘とその直り方
価格・費用 18件 選んだ商品ごとの本体価格の受け止め、標準から外れて積み上がった分、土地を含めた資金の組み立て、値引きのやりとり
保証・アフター・点検 12件 半年や二年の点検で来た人の応対、入居後に伝えた不具合の扱われ方、保証を延ばす条件と費用の説明
エリア・店舗とモデルハウス 11件 展示場や商業施設内の店舗で受けた応対、住んでいる県に拠点があるか、見学会や相談会の雰囲気
リブワークに関する言及144件を、7つの話題ごとに数えた横棒グラフ。内訳は間取り・デザイン・物件選びが31件、住宅性能・設備が26件、打ち合わせ・担当者・契約が26件、施工品質・引き渡しが20件、価格・費用が18件、保証・アフター・点検が12件、エリア・店舗とモデルハウスが11件。総数144件。割合は描かれていない。
棒の長さは、その話題にふれた投稿の本数です。いちばん長いのは間取り・デザイン・物件選びの31件で、7本を足すと144件になります。数えたのは言及の回数であり、良し悪しの順位ではありません。

選んだ商品と暮らしの形について、決めた理由まで書かれていた(言及31件)

間取りと見た目の話がいちばん多く、31件ありました。気に入ったと書いたものが19件、引っかかりが3件、態度を決めていないものが9件です。

気に入ったと書いた投稿には、何を選んだのかまで具体的に残っていました。37坪の二階建てに入居した人は、温熱の感じ方から洗面まわり、照明の計画までをまとめて評価しています。玄関から直結する家族用の収納をつくり、動線が便利だと書いた人。配線を隠せる造作の棚、引き戸式のキッチン収納、和室の角に据えた三角形の神棚。趣味のものを置く一角を居間につくった記録もあります。コンパクトな総二階に吹き抜けを入れて開放感を得たという投稿、モデルハウスで見たブラックチェリーの無垢床をそのまま選んだという投稿もありました。土地探しから一年半かけて平屋を完成させた人、図面をVRで確かめて想像に近い家になったと書いた人もいます。

引っかかりの側は3件と少なめでした。こちらも投稿のままで、裏を取ってはいません。初めのうちは平面図だけで、できあがりの空間を思い描きにくかったという投稿。旧商号の時代に完成見学会をいくつも回った人は、部屋の広さと価格の釣り合いに疑問を感じたと書いています。階段下につくった洗面まわりで、隠せる収納が足りず後から補ったという記録もありました。

態度を決めていない9件には、暮らし始めてからの調整が並びます。窓を優先した結果、収納は小さくなったが間取り自体は気に入っているという投稿。食卓を大きく取ってソファを置かない暮らしを選んだ人。玄関と居間を仕切らない動線は使いやすいが、冬は冷えを感じるという記録もありました。選んだ結果について、よかった点と気になる点の両方が書かれています。

図面の段階では、収納もコンセントも線と記号にすぎません。家具を入れ、暮らしが始まり、家族の年齢が変わったあとで、はじめて過不足が見えてきます。この会社は他社ブランドと組んだ商品から自社の企画まで、性格の違う家を14以上そろえています。選んだ商品によって、どこまで変えられるかが最初から違う。それを施主の側が知らないまま進むと、あとで「思っていたのと違う」が生まれます。標準の範囲でどこまで動かせるのかを先に示すのは、会社側の仕事です。

不動産の実務でよく使う手ですが、いまの住まいで不便を感じている場所を、紙に書き出すところから始めてください。収納は広さではなく、しまいたい物を挙げて伝える。標準の範囲でどこまで変えられて、超えたらいくら増えるのかは、決める前に数字で示してもらう。この3つをやっておくだけで、図面と実際の暮らしのずれはかなり減らせます。

断熱の効き方は、季節によって違う書かれ方をしていた(言及26件)

家の性能と設備には26件が集まりました。評価する声が13件。引っかかりを書いたものが3件で、どちらとも読めるものが10件でした。

評価する側の投稿には、室温や光熱費といった具体的な数字が添えられていました。暖房を25度に設定して過ごし、前の月の光熱費は1万円に届かなかったという投稿。深夜に暖房を止めても、朝まで無暖房で過ごせたという記録。新聞紙を原料にした断熱材と制震装置の組み合わせを選び、担当者の説明にも納得したという声もありました。四寸の柱と耐力の金物、制震装置をまとめて評価した人。地震のあとに表面のひびだけで済み、柱は無事だったと書いた人もいます。屋根の仕様を途中で金属に変え、入居してから納得したという記録も残っていました。

引っかかりは3件あり、いずれも夏か冬の室内環境についてでした。以下も本人が書いたままで、こちらで測り直したものではありません。入居して最初の夏に冷房の効きが鈍く、断熱材の選び方に疑問を持ったという投稿。大きな窓と吹き抜けを優先したところ、冬に暖まりにくさを感じたという記録。希望どおりの家にはなったものの、耐震等級の表記が見当たらず、地震保険の扱いを心配したという書き込みもありました。

どちらとも読めるものが10件と多いのも、この話題の特徴でした。断熱と電気代には満足しながら、気密と隙間風だけは納得できていないという記録。前の住まいより暖かいけれど冬は空調が要る、という等身大の書き方。複層ガラスで快適になった一方、寒さと結露は残ったという投稿もあります。太陽光は条件が合わず載せず、オール電化を選んだという記録もありました。

夏と冬で評価が分かれるのには、理由があります。断熱は熱の逃げにくさ、気密は隙間の少なさで、そもそも測る対象が違います。公式に出ているUA値0.37は2017年2月時点の数字で、特定のプランを基準にしたもの。気密のC値は公開されていません。冬の暖かさに満足した人と、夏の効きに不満を持った人が同時に存在しても、数値の上では矛盾しません。窓の大きさや吹き抜けの有無でも体感は変わります。とはいえ、比べる材料が公表されていないことは、施主の側の落ち度ではありません。

取引の実務から見て勧めたいのは、契約の前に自分の間取りで計算したUA値を受け取ることです。気密は建ててから測ってはじめて出る数字なので、全棟で測定するのか、結果を書面でもらえるのかを先に決めておいてください。大きな窓や吹き抜けを入れるなら、その分の熱の出入りを織り込んだ計算にしてもらう。等級を取るかどうかも、仕様欄に書き入れてもらえば後から確かめられます。

要望が図面に届くまでの進め方に、評価と注文の両方が寄せられた(言及26件)

打ち合わせと担当者をめぐる投稿は26件です。進め方を評価する側が16件、引っかかりを書いたものが8件、判断を保留しているものが2件でした。

引っかかりの8件から挙げます。いずれも未検証で、会社側の説明と突き合わせてはいません。契約のあとの設計打ち合わせで、要望が伝わらないまま工程だけが進み、追加の費用が積み上がったという投稿がありました。建築の途中から引き渡しのあとまで、返事が来るまでの時間を長く感じたという記録。設計士とは離れた場所からの打ち合わせだけで、現場の監督とは施主検査の日に初めて会ったという書き込みも出ています。要望を聞く前にモニター制度の説明として200万円という金額を示され、納得できなかった人。展示場を一度見ただけで自宅への訪問が続き、不安になったという記録もありました。仮の扱いだという契約書を出され、署名を見送った人もいます。規格の仕様そのものには満足しながら、細部の説明と次に何を決めるのかの案内が足りないと感じた投稿。土地の購入で急な判断が要ったとき、もう少し早く動いてほしかったという声もありました。

いっぽう、評価する側は16件と、この話題では最も多くなりました。疑問が出るたびに、その場で確かめられたという声。何度も打ち合わせを重ねて、造作の形が思いどおりになったという記録。土地探しの段階で担当者が現地まで足を運んだことを高く評価した人もいます。設計士が外観の案とVRを用意し、5案目の配置変更にもすぐ応じたという投稿。窓の位置を優先して間取りを大きく組み替えたときも、設計側が受け止めたという記録がありました。質問への返事が早かった、書類まで手が回っていた、子ども連れの打ち合わせに配慮があった。そうした具体的な書き方が、店舗のクチコミ欄に多く並んでいます。

注文住宅は決めることが多く、その大半は口頭のやりとりで固まっていきます。担当者によって進め方に差が出るのは、そのためです。ただし、投稿のとおりに要望が図面へ届かなかったのだとすれば、担当者との相性だけで片づく話ではありません。変更をどう記録して共有するかという、仕組みの側の論点になります。1件の投稿から全社の運用を判断することはできませんが、確かめておく価値はあります。訪問の頻度や契約書を出す順序も、営業の裁量ではなく運用として決められる部分です。前の段落で触れたとおり、評価する声が多い媒体と引っかかりが多い媒体は分かれています。数の多さだけで進め方の良し悪しを決めることはできません。

宅地建物取引士としての結論を1つ。決まったことは、その日のうちに文字で残る形にしてください。図面には版数を付けて差分を示してもらい、追加費用は発生する前に金額を出してもらう。施主の側でも要点を書いて送り、相違がないかの返信をもらっておけば、あとで食い違う余地が小さくなります。

現場の進み方と引き渡し時の仕上がりに、具体的な記述があった(言及20件)

工事と引き渡しに関する記述は20件ありました。満足を書いたものが12件、引っかかりが6件、どちらとも決めかねる書き方が2件です。

引っかかりの6件を先に挙げます。工期や是正の記録は確かめていないので、投稿の言い分として読んでください。引き渡しの日に無垢の床へささくれが複数あり、これは直してもらえる範囲なのかと人に尋ねた投稿がありました。工事の最中に、現場の片づけや職人の振る舞いが気になったという記録。建築士と顔を合わせないまま進み、引き渡しが遅れたうえ、説明の食い違いもあったという書き込みも出ています。工程が後ろにずれ、いま住んでいる部屋の退去日と重なるのではと不安になったという投稿。施主検査で色の違いを見つけて指摘した人、階段まわりを塗り直してもらったものの仕上げの一部が気になったという人もいました。

満足を書いた12件のほうも、場面がはっきりしています。旧商号の時代に建てた人は、工期の進み方と大工の仕事、担当者の対応をまとめて評価し、途中の間取り変更にも応じてもらえたと残していました。上棟が短い日数で進み、現場の働きぶりに感謝したという記録。気になった箇所を伝えたら直してもらえた、毎週の打ち合わせがあって引き渡しまで早かった、現場の担当者にも相談しやすかった。そうした投稿が、店舗のクチコミ欄を中心に並んでいます。

この話題では、同じ人が両方を書いている例もありました。色の違いを指摘したあと、直し方の説明を受けて安心できたという記録がその一つです。仕上がりへの不満と、対応への納得は、別々に書き分けられています。

注文住宅は、完成品を運んできて据える家ではありません。材料を持ち込み、その場で組み上げていく家です。入る職人も、現場を回る監督も、一軒ごとに顔ぶれが変わります。同じ会社に頼んでも仕上がりの印象がそろいにくいのは、この作り方に由来する部分があります。ただし、それで一件ごとの不具合が説明できるわけではありません。検査と是正の仕組みがどう回っているかは、会社に直接確かめる項目です。

契約の実務に照らすと、押さえどころは日程の組み方にあります。施主検査の日は、引き渡しの日と分けて取ってください。指摘した箇所をいつまでに直すのか、その期限を書面に残す。工期が動いたときにいつ知らせてもらえるのか、引き渡し日と増える費用をどう扱うのか。そこは契約書に書き入れておく。隠れてしまう部分の写真をもらう約束と、現場を見に行ける日を工程表へ入れてもらう約束も、契約の前なら普通の相談として通ります。

見積書の中身と、標準から外れたときの差額に言葉が集まった(言及18件)

費用の話は18件ありました。金額に納得したと書いたものが3件、引っかかりを書いたものが7件。良し悪しを示さず金額だけを記した投稿が8件あり、これがいちばん多くなりました。

ここから挙げるのは投稿された内容そのもので、編集部が裏を取ったものではありません。引っかかりの側には、金額の内訳まで書かれていました。屋根の材料を耐久性の高い鋼板へ変えたところ、差額が44万円になり、その額に納得できなかったという投稿。予算の枠に収めるため外の水栓をあきらめ、各部屋の広さも削ったという記録。旧商号の時代に、23坪で2,000万円を超える見積を示され、頼んだはずの要望が図面に入っていなかったという書き込みもあります。展示場でコラボ商品を見学し、提示された金額に迷ったまま帰った人。会社を決めたあと、借りられる枠と自分たちの希望額をうまく共有できなかったという記録もありました。階段の形を変えたときに費用の連絡が遅れたと感じた人、紹介された先のカーテンで見積を絞ったものの遮光が足りなかったという人もいます。

納得したと書いたものは3件でした。福岡で建てた人は本体価格が2,500万円から3,000万円未満の範囲に収まり、提案の中身もあわせて評価しています。相見積もりを取ったうえで旧商号の会社を選び、予算の内側で希望が形になったという投稿。モニター制度を使って予算に収めたという記録もありました。

評価を示さなかった8件には、金額だけが淡々と並びます。土地を含めて3,600万円という提示を受け、他社と並べて考えていると書いた人。約30坪を本体2,000万円ほどで建て、値引きの経緯まで書いた人。価格は手ごろに感じたが担当者の評価は家族で割れた、という投稿もあります。旧商号の時代に建てた人が坪単価を約70万円と書いた投稿もありました。ただしこれは一人の書き手の記憶であり、会社が公表した数字ではありません。時期も商品も違えば、同じ坪単価にはなりません。

評価が分かれる理由の一つは、商品構成にあります。公式に並ぶ商品は14以上。他社ブランドと組んだものから自社の企画まで、性格の違う家が同じ社名の下にあります。選ぶ商品で本体価格の出発点が変わり、標準に入る仕様も変わる。「この会社はいくら」という言い方が、そもそも成り立ちにくい構造です。ただ、商品構成が複雑であることは、見積の内訳が読み取りにくくてよい理由にはなりません。

宅地建物取引士として言えば、比べるべきは坪単価ではなく総額の組み立て方です。本体工事価格、付帯工事費、諸費用の3つに分けた見積書を同じ様式でもらってください。標準から外れる項目には、単価と数量を書いてもらう。差額の理由を数字で説明できるかどうかは、契約の前に見分けられます。

点検に来たという記録と、連絡がなかったという記録が並んだ(言及12件)

引き渡しのあとを書いた投稿は12件でした。続いていると書いた記録が2件、来なかったと書いたものが5件、どちらつかずの書き方が5件です。この話題は、前向きな記録より引っかかりのほうが多くなりました。

以下は投稿された記述そのままで、契約上の点検時期や補修の記録と突き合わせたものではありません。1か月点検で頼んだ手直しが、1年点検を過ぎても済んでいないという投稿がありました。建てて1年以上たつのに定期の連絡がなく、こちらから言うべきなのか迷ったという書き込み。旧商号の時代に建てて10年、一度も点検の訪問がないという記録も残っています。4年目の人からは、1年点検が行われず、2年点検で伝えた補修も手つかずだという投稿。引き渡しから半年で外まわりの色の変わり方が気になり、手入れの案内がほしいと書いた人もいました。

続いていると書いた記録は2件です。モニター制度で建てた人は、入居後の状態と定期の検査の両方を評価していました。旧商号の時代に建て、見学会での要望に応じてもらい、入居後の補修にも来てもらえたという投稿もあります。

どちらつかずの5件には、判断を保留したまま書かれたものが並びます。家そのものには満足しているのに、入居後の応対だけが引っかかると書いた人。設備と騒音については対応が済んだが、仕上がりの一部は納得できていないという記録。窓口が外部にあって365日受け付けていると商談で聞き、実際の運用がどうなっているのかを尋ねた投稿もありました。半年点検で床下まで見てもらい、そのとき壁紙の手直しを頼んだという記録も残っています。

この会社は構造の保証を初期20年、最長60年と公式に出しています。年数の長さと、呼んだときに来てもらえる早さは、別の話です。定期点検は半年、2年、10年、20年と決まっていて、2年から10年までは間が空きます。どちらから連絡を入れる決まりなのかまでは、この会社の公開資料に書かれていませんでした。ただ、長い保証を前に出す以上、点検が実際に行われたかどうかを説明する責任は会社の側にあります。旧商号の時代に建てた人の記録も混じるため、当時の運用がいまも同じだとは言い切れず、逆に変わったとも言えません。

監修者の判断はこうです。押さえるべきは年数ではなく運用のほうです。次の点検の時期、来てくれる担当、そこでかかる費用。保証を延ばすための有償点検についても、時期と金額を書いた書面でもらってください。不具合を伝えたあと何日で一次対応が来るのかも、あわせて聞いておくと入居後の見通しが立ちます。

展示場と店舗で受けた応対が、そのまま会社の印象になっていた(言及11件)

拠点や見学の場については11件。好印象を書いたものが5件、引っかかりが3件、どちらとも言い切っていないものが3件でした。

商業施設の中にある店舗やコラボ商品の展示場について、内装とキッチンの仕上がりを評価する投稿がありました。展示場で商談し、6社を比べた末に候補を2社まで絞ったという記録。見学会の内容に好印象を持ち、実際の住み心地を人に尋ねた人もいます。実物大の展示で細部まで確かめられて分かりやすかった、という声もありました。福岡で複数の会社を回った人が、最初の一社としてこの会社を選んだという記録も残っています。

引っかかりの側は、いずれも裏の取れていない記述です。見学の前に住所の記入を求められ、その手順に納得できなかったという投稿が出ています。打ち合わせで待ち時間が長く、窓の費用も気になったという記録。展示された平屋にはオプションが多く、標準の仕様がどこまでなのかをつかみにくかったという声もありました。

どちらとも言い切っていない投稿もあります。実家の建て替えを頼んだ人は、予算内の提案は評価しつつ、対応してもらえる範囲を心配していました。関東のコラボ住宅を見た人は、内装は良いと書きながら、清掃の状態が気になったと残しています。旧商号の時代の完成見学会を何度も訪ねた人は、構造の説明は良かったとしながら、公開の進め方には不安を書いていました。

拠点は九州の5県に集まり、営業と施工の地域は千葉県と神奈川県を含む7県です。モデルハウスなどの拠点は22か所ありました。展示場は建てる家そのものではなく、仕様を上げた見本であることが多い。だから展示場で見た印象と、自分の予算で建つ家との間には差が出ます。標準がどこまでなのかをつかみにくい、という声はここから生まれます。とはいえ、見学の入口で不安を感じさせない段取りを組むのは、迎える側の役目です。

宅建士の立場で1つだけ挙げます。見学へ行く前に、その展示場のどこまでが標準で、どこからが追加なのかを聞いてください。仕様表をもらい、標準の範囲に印を付けてもらう。関東で検討する人は、打ち合わせの場所と、引き渡し後に点検へ来る担当がどこから来るのかも確かめておくほうが安心です。

「最悪」「後悔」と検索される不安は、公開情報でどこまで確かめられるのか

前の章で7つに分けた144件のうち、気がかりをつづったものは35件でした。いっぽう検索候補に出てくる強い2語は、記録で確かめられる部分と、確かめようのない部分に分かれます。どこまでが公開情報でたどれるのか。

はじめに、検索候補というものの正体をはっきりさせておきます。あれは同じ語を打った人がいたという痕跡で、会社への採点が集まったものではありません。打った人の事情も、打った時期も、そこからは読めません。「最悪」や「後悔」が候補に並ぶことと、その会社で建てた人が実際にどう感じたかは、別々の話として扱う必要があります。

そのうえで、この会社の情報が別の話題と混ざりやすい事情を3つ挙げます。どれも公的な記録や公式サイトでたどれる内容です。

同じ読みの別会社が、全国にいくつもある

この記事が対象にしているのは、熊本県山鹿市に本社を置き、法人番号7330001010363で登記されている会社の注文住宅です。公的な法人の索引で調べると、同じ読みや似た表記の別会社が全国に8つ見つかりました。三重県、東京都、兵庫県、神奈川県、大分県、鹿児島県、石川県に登記されている会社です。いずれも法人番号が違う、まったくの別法人でした。業種も建設や不動産にかぎりません。

この記事では、その会社名を挙げません。関係のない会社の名前を並べること自体が、新しい誤解を生むからです。ただ、読者の側で気をつけられることはあります。検索して出てきた投稿が、本当に熊本県山鹿市に本社を置く会社の話なのかどうか。そこを確かめる習慣をつけておけば、必要以上に不安を抱えずに済みます。

とくに紛らわしいのが大分県です。この会社は大分県内に4つのモデルハウスを構えていて、同じ県に似た表記の別会社も登記されています。大分県での評判を調べるときは、商品名や店舗名まで一致しているかを見てください。

2018年3月まで、別の商号だった

いまの社名になったのは2018年4月1日です。それ以前は株式会社エスケーホームという商号で、2004年11月から使われていました。さらにさかのぼると、1974年3月に熊本県山鹿市で創業した瀬口工務店が出発点になります。1997年8月に有限会社として法人化し、2000年6月に株式会社へ組織を変えました。

大事なのは、これが同じ法人の名前の変更だという点です。別の会社へ事業を引き継いだわけではありません。公式の社名変更の告知と、有価証券報告書に載っている沿革の両方で確認できました。所在地も電話番号も変わっていないと公式に書かれています。

だから旧商号の時代に建てた人の体験も、同じ会社の話として読んで差し支えありません。この記事でも、旧商号時代の投稿を同じ会社の記録として数えています。いっぽうで、社名が変わったこと自体は検索結果を分かりにくくします。古い体験談と新しい体験談が別々の社名で残っているため、片方だけを読んでも、いまの会社の姿はつかめません。年代を見てから読むほうが正確です。

注文住宅のほかにも、手がけている事業が多い

公式サイトとIR資料で確かめると、この会社の事業は注文住宅だけではありませんでした。建売住宅と分譲地の販売、不動産の取り扱い。3Dプリンターで建てる住宅。土地や平屋や注文住宅を探すための情報サイトの運営。動画チャンネルとWEBメディア。書店の事業まであります。

事業が広いこと自体は、会社の選択です。ただ検索する側からすると、注文住宅とは関係のない話題が同じ社名で並ぶことになります。情報サイトを使っただけの人の感想も、建売を買った人の感想も、検索結果では同じ会社の評判として目に入る。それぞれ前提がまったく違う話です。

この記事で数えたのは、戸建の注文住宅を建てた人と、建てようとして商談まで進んだ人の投稿だけです。建売や分譲、情報サイトや動画の感想は、内容を確かめたうえで対象から外しました。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

坪単価は公式に出ていない。公表されているのは本体工事価格のほう

坪単価を示す記載は、公式サイトに見当たりません。代わりに公式の電子カタログには、掲載されている8つの商品について本体工事価格が載っていて、延床面積20坪の場合で1,560万円からとなっています。

本体工事価格は、建物そのものを建てるための費用です。ここに土地の代金は入りません。地盤の補強、水道やガスの引き込み、外まわりの工事。照明とカーテンの費用、登記の費用、住宅ローンを組むときの手数料も、それぞれ別の枠です。家づくりにかかるお金は、本体工事価格に付帯工事費と諸費用を足した合計です。実務上の目安として、本体工事価格の2割前後が付帯工事費と諸費用にあたると言われます。断定できる数字ではないので、見積書の内訳で確かめてください。

坪単価という言い方にも幅があります。本体工事価格だけを延床面積で割る場合と、付帯工事費まで含めて割る場合とでは、同じ家でも数字が変わりました。他社と比べるときは、どこまで含んだ坪単価なのかをそろえないと、比べたことになりません。

延床面積20坪という条件も見落とせません。20坪はおよそ66平方メートルで、2人から3人で暮らす広さです。家族4人で30坪台を考えているなら、同じ商品でも金額は上がります。1,560万円は下限であって、自分の家の金額ではない。ここを取り違えると、あとで見積書を見たときの落差が大きくなります。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

商品が14以上ある会社。同じ社名でも工法と保証が変わる

公式の商品ページには、現行商品として14の名前が並んでいます。他社ブランドと組んだ商品が5つ、自社オリジナルが9つという内訳です。

区分 商品名
他社ブランドとの共同開発 niko and … EDIT HOUSE/ink/Afternoon Tea HOUSE/BELLE MAISON DAYS house/再春館製薬所の家
自社オリジナル LIVELY VILLA Noki、NEOTELLA、Lib Earth House、Nordi、Finole、陽和、Archt、Laiton、Z・E・N
電子カタログ・価格ページで確認 palette、無印良品の家、GLASSA

商品一覧のページとカタログとで、掲載されている商品がそろっていません。

ここが読者にとっていちばん引っかかるところです。工法が商品によって違います。公式の電子カタログに載っている8商品は木造軸組工法、いわゆる柱と梁で支える在来の造り方でした。いっぽう無印良品の家はSE構法という別の造り方で建てられます。柱と梁を金物で強くつないで、大きな開口や広い空間をとりやすくする工法のことです。

保証の中身も商品ごとに違います。無印良品の家は、地盤保証20年、法令による瑕疵保証10年、SE性能保証10年という別立ての組み合わせです。ひとくくりに「リブワークの家」として評判を読むと、話がかみ合いません。

誰かが書いた住み心地の話も、価格の話も、どの商品のことなのかで前提が変わります。口コミを読むときは、その人がどの商品で建てたのかを先に探すほうが早いです。展示場で説明を聞くときも、同じ理由で商品名を確かめておくと話が進みました。

UA値0.37という数字に付いている条件

断熱の性能は、多くの人が気にする項目です。公式サイトにはUA値0.37という数字が出ています。UA値は、家の中の熱がどれだけ外へ逃げやすいかを表します。数字が小さいほど、熱は外へ逃げにくい家です。

ただ、この0.37には条件が付いていました。公式の記載は2017年2月時点のもので、復興プランIという特定のプランを基準にした数字です。プランによって変動すること、一部の商品は対象から外れることも、あわせて書かれています。0.37は「この会社の家ならどれでも0.37」という意味ではありません。自分が建てようとしている商品と間取りで、いくつになるのか。そこは個別に出してもらう必要があります。

商品ごとの断熱の中身は、公式に出ているものもありました。inkの場合、床に発泡ウレタン100mm、壁にセルロースファイバー105mm、天井に300mmという仕様です。セルロースファイバーは新聞紙などを原料にした断熱材で、吹き込んで隙間を埋めるように施工します。

C値と断熱等性能等級は、公開情報では確認できなかった

気密を表すC値は、開いた公式ページのどこにも書かれていませんでした。C値は家にどれくらい隙間があるかを示す数字で、実際に建てた家で測らないと出ません。断熱等性能等級も、一次エネルギー消費量等級も、公式には載っていませんでした。

これは「性能が低い」という意味ではありません。公表していないというだけのことです。ただ、読者の側からすると比べる材料が1つ減ります。気密を重く見るなら、全棟で測っているのか、測った数値をもらえるのかを、契約の前に聞いておいてください。等級についても、取得しているかどうかを商品ごとに確かめておくほうが安心です。

ZEHの実績は年度ごとに公表されている

ZEHビルダーとしての登録はされていて、実績の率が年度別に公式サイトへ出ています。2020年度が2%、2021年度が24%、2022年度が47%、2023年度が64%、2024年度が68%。そして2025年度は45%でした。2030年度の目標は75%と書かれています。

ZEHは、断熱と省エネの設備と太陽光発電を組み合わせて、使うエネルギーと作るエネルギーの差をおおむねゼロにする家のことです。数字を並べると、2020年度から2024年度までは伸び続け、2025年度で下がりました。下がった理由を説明する記載は、公開情報では確認できていません。理由は推測せず、確認できた事実だけを書いておきます。気になるなら、直接たずねるのがいちばん早い方法です。

地震への備え。公式の表記は「耐震等級3相当」

公式サイトの地震保証のページには、対象となる住宅の条件として「耐震等級3相当の新築住宅」と書かれています。耐震等級3は、国が定める住宅性能表示制度の3段階のうち、いちばん上にあたります。等級1が想定する地震の力の1.5倍を受けても倒壊しない、という水準です。

気をつけたいのは「相当」という言葉づかいです。公式に書かれているのはこの表記であって、住宅性能評価の認定を全棟で取っているという記載ではありません。設計上その水準を満たしていることと、第三者の評価書が発行されていることは別の話になります。地震保険の割引や、将来の売却で評価書が要るかどうかを考えるなら、認定を取るかどうかを打ち合わせの早い段階で決めておいてください。

制震についても記載がありました。inkの商品ページには、αダンパーExⅡという制震装置と、それによって建物の変形量を抑えるという説明が載っています。基礎は鉄筋コンクリートのベタ基礎です。制震装置は、揺れそのものを受け止めて建物の変形を小さくするための部材で、耐震等級とは別の考え方にあたります。

構造保証は初期20年、最長60年。延ばすには条件がある

引き渡しから何年か経って、雨漏りや傾きが見つかったとき。誰がどこまで直してくれるのかは、契約の前に読んでおきたいところです。

公式の記載では、構造の保証は初期が20年、最長で60年。ただし延長には有償の点検などの条件が付くと書かれています。20年はそのまま付いてくる年数で、60年はこちらが条件を満たし続けた場合の上限、という読み方になります。

20年と60年を分けているもの

公式に書かれているのは「延長には有償点検等の条件あり」という内容までです。有償の点検を何年ごとに受けるのか、そこで指摘された補修工事をこちらの負担で行う必要があるのか。この会社の場合、その細部までは公開情報で確認できませんでした。

長期保証の仕組み自体は、住宅業界で広く使われています。一定の時期に有償の点検を受け、必要な補修を自分の負担で済ませることを条件に、保証が次の期間へ延びていく形が一般的です。実務上の目安として、そう理解しておくと大きくは外れません。ただ、これは業界の慣行にもとづく説明にすぎず、この会社の条件そのものではありません。保証書と延長条件の書面をもらって、次の点検がいつで、そのときいくらかかるのかを確かめてください。

点検に来る時期は決まっている

点検の時期は公式に出ています。半年、2年、10年、20年。それ以降は保証の延長に応じて10年ごとです。

2年から10年まで、定期の点検が空くことになります。この間に気になることが出たら、こちらから連絡して来てもらう形。定期点検の回数と、呼んだときに来てもらえる早さは別の話です。困ったときの連絡先と、その窓口が引き渡し後もどこにあるのかを、あらかじめ聞いておくほうが安心できます。

商品によって保証の中身が変わる

地震保証は10年、設備の保証も10年、断熱材の無結露保証は30年と公式に書かれています。住宅瑕疵担保責任保険は、日本住宅保証検査機構の「JIOわが家の保険」でした。この保険は、引き渡しから10年の間に構造や雨漏りの不具合が見つかったとき、直すためのお金が保険から出る仕組みです。新築住宅を引き渡す会社には、保険に入るか保証金を法務局へ預けるかのどちらかで資力を確保することが、法律で義務づけられています。この会社が使っているのは保険のほうでした。

いっぽう無印良品の家は、地盤保証20年、法令による瑕疵保証10年、SE性能保証10年という別の組み合わせでした。商品を選ぶときは、間取りや見た目だけでなく、この保証の並びも一緒に見比べておいてください。

建ててもらえる地域。九州の5県と、千葉・神奈川

公式のイベント検索で選べる営業・施工の地域は、熊本県、福岡県、大分県、佐賀県、鹿児島県、千葉県、神奈川県の7県です。本社は熊本県山鹿市にあります。

モデルハウスなどの拠点は、現行の公式ページで22か所を確認できました。

拠点
熊本 城山半田、合志野々島、明徳町、鬼木、玉名山田、合志合生、阿蘇西原、イオンモール熊本、TKU御代志、KAB住まいるパーク 10
福岡 新宮、太宰府高雄、筑後長浜、上山門、hit大野城 5
佐賀 みやき簑原、佐賀店 2
大分 雄城台、別府扇山、里、パークプレイス大分 4
鹿児島 鹿児島店 1

会社の拠点としては、本社のほかにサクラマチオフィスとLib Work Labが掲載されています。拠点の動きも公式とIR資料で追えました。2016年5月に下通店が閉鎖されています。2026年5月2日には、鹿児島県で初めての店舗として鹿児島店が開きました。この2件以外の営業エリアの変更や拠点の統廃合については、公開情報では確認できません。

地図で見ると、九州の5県に拠点が固まっていて、千葉県と神奈川県が離れて位置します。関東で検討している人は、打ち合わせの場所がどこになるのか、現場の監督がどこから来るのか、引き渡し後の点検は誰が担当するのかを、最初の面談で聞いておいてください。九州で建てる人にとっても、山鹿市の本社から現場までの距離は確かめておいて損がありません。

上場している会社の、いまの数字

長い保証が付く買い物ですから、相手の会社そのものも見ておきたい。そう考える人は多いはずです。この会社は上場しているので、決算の数字を誰でも読めます。

2025年6月期の連結決算では、売上高が16,004,726千円、営業利益が833,260千円、経常利益が854,881千円。親会社株主に帰属する当期純利益は494,687千円、純資産は4,714,566千円で、自己資本比率は40.9%と公表されています。決算書は千円を単位にして書かれているので、桁の多さに驚かないでください。自己資本比率は、資金全体のうち返済のいらない部分がどれだけあるかを表します。

2026年6月期の第3四半期決算短信には、継続企業の前提に関する注記がありません。この注記は、事業の継続に重要な疑いが生じたときに載せる決まりになっています。書かれていないという事実だけを記録しました。

働く人の数も、公的な記録から確かめられます。法人番号でたどれる厚生年金の適用事業所の記録では、被保険者が343人でした。適用の終了を示す全喪年月日の欄は、空のままです。公式の会社概要では従業員355名と書かれています。2025年6月現在の数字です。

上場の経緯もたどれました。2015年8月に福岡証券取引所のQ-Boardへ上場し、2019年6月に東京証券取引所マザーズへ、2022年4月にグロース市場へ移っています。証券コードは1431。設立は1997年8月1日、資本金は13億2150万円と公式に記載されています。いずれも公表された時点での事実であって、これから先を保証するものではありません。

許可と免許の番号のカッコが指しているもの

建設業の許可番号にも、宅地建物取引業の免許番号にも、途中にカッコで囲んだ数字が入ります。ここの読み方を知っておくと、会社の見え方が少し変わりました。

この会社の建設業許可は、熊本県知事許可(特-4)第4867号。有効期間は2022年9月10日から2027年9月9日までです。「特」は特定建設業の許可であることを表します。下請に出す金額が大きい工事を請け負うときに必要になる区分のことです。続く数字は、その許可を受けた年度を指しています。有効期間の始まりが2022年ですから、数字と年度が合っていました。

宅地建物取引業の免許は、国土交通大臣(2)第9787号。有効期間は2025年9月16日から2030年9月15日までです。こちらのカッコの中は、免許が何度目かを表します。最初の免許が(1)で、5年ごとの更新のたびに1つ増えます。(2)なら一度更新したという意味で、数字が大きいほど免許を持っている期間が長いという読み方になりました。

ただし、この会社の場合は数字だけで年数を測れません。国土交通大臣の免許は、2つ以上の都道府県に事務所を置く会社が受けるものです。1つの県の中だけで営業していた期間は知事の免許にあたり、そちらの回数はこの番号に出てきません。創業は1974年3月ですから、番号の数字より会社の歴史のほうがずっと長いことになります。

一級建築士事務所の登録もあります。熊本県知事登録第3743号で、有効期間は2023年5月10日から2028年5月9日まで。設計を自社で手がけられる体制があることの裏づけになります。なお建設業許可の許可業種、宅建業免許の専任取引士の人数と最初の免許年月日については、公開されている一次情報で確認できませんでした。

リブワークについて、公式サイトと公的な記録で確認できた内容を10行の表にまとめた図。本店は熊本県山鹿市で法人番号7330001010363。創業は1974年3月、設立は1997年8月1日。2018年4月1日に現在の社名へ変わり、旧社名はエスケーホーム。東京証券取引所グロースと福岡証券取引所に上場している。価格は本体工事価格1,560万円から。断熱はUA値0.37。耐震は公式の表記が耐震等級3相当。保証は構造保証が初期20年で最長60年。点検は半年、2年、10年、20年。営業は7県で、拠点は22か所。図の下に、UA値0.37が2017年2月時点の公表値でプランにより変動し一部商品は対象外であること、本体工事価格が延床面積20坪で公式電子カタログ掲載8商品の場合であること、保証の延長には有償点検等の条件があること、坪単価とC値、断熱等性能等級は公表されていなかったこと、2026年7月28日に公式サイトと決算資料、法人の公的記録で確認したことが注記されている。
左に確かめた項目、右にその中身を置いた一覧です。ここに並べたのは、出典と確認日をたどれた公式・公的な記載だけ。坪単価や気密の数値のように、公表が見つからなかった項目は載せていません。

144件と公式資料を突き合わせて見えた、この会社の得意なところ

読んだ144件と、公式サイトやIR資料で確かめられた事実を並べると、この会社が得意にしている部分がはっきりしてきます。

ひとつは商品の幅です。他社ブランドと組んだ家から、木の質感を前に出した家、ホテルのような内装の家まで、公式に14の商品が並びます。好みの方向が決まっている人ほど、当てはまる商品を見つけやすい。無印良品の家のように、工法そのものが違う選択肢まで同じ会社の中にあります。

もうひとつは、会社の情報が外から確かめやすいことです。上場しているので、売上高も利益も純資産も自己資本比率も公表されています。厚生年金の適用事業所としての被保険者数も、法人番号から誰でもたどれる。長い保証を任せる相手を選ぶうえで、情報を確かめやすいことは大きな利点です。非上場の会社では、ここまで揃わないことのほうが多いからです。

省エネへの取り組みが数字で残っているのも、この会社の特徴でした。ZEHの実績率を年度別に公開し、2030年度の目標まで書いています。目標を出すということは、達成できなかった年も数字として残るということです。実際、2025年度は前年より下がった数字がそのまま載っていました。都合のいい年だけを見せる書き方ではありません。

地元との距離の近さも挙げられます。1974年に熊本県山鹿市で創業してから、本社を同じ市内に置き続けています。九州5県に拠点が集まっていて、モデルハウスも22か所。建てる前も建てたあとも、会社が近くにある状態を保ちやすい配置です。

合いそうな人と、引っかかりそうな人

ここまでの材料を、自分に引き寄せて考えてみてください。同じ会社でも、人によって向き不向きが分かれます。

合いそうなのは、まず好きな世界観がはっきりしている人です。雑貨店やインテリアブランドの雰囲気が好きで、その延長で家を建てたいなら、コラボ商品は選びやすい入口になります。次に、会社の中身を数字で確かめてから決めたい人。上場会社なので、決算も従業員数も公開された資料で追えます。そして九州の5県で建てる人。拠点が近いぶん、打ち合わせの移動は短くて済みます。ただしモデルハウスが点検の拠点を兼ねているとはかぎらないので、担当する拠点は個別に確かめてください。

引っかかりそうなのは、まず気密の数値を重く見る人です。C値が公式に出ていないため、契約前に個別で確かめる手間がかかります。断熱等性能等級も同じです。次に、坪単価をものさしにして何社も横並びで比べたい人。公式に坪単価が出ていないので、見積もりを取るまで比較表が埋まりません。

関東で検討している人も、確かめることが増えます。千葉県と神奈川県は営業・施工の地域に入っていますが、本社と大半の拠点は九州です。打ち合わせや点検の体制がどうなるのかは、最初に聞いておいたほうが安心できます。商品を絞り込めていない人にとっては、14以上ある選択肢がかえって迷いのもとになるかもしれません。その場合は、予算と工法から先に絞るほうが早く進みます。

公表されていなかった項目は、質問で埋まる

公式サイトとIR資料を調べても、出てこなかった項目があります。わかったのは公開されていないという事実までで、個別に答えてもらえるかどうかは確かめていません。だからこそ、契約の前に聞いておく必要があります。

お金の空欄

坪単価の公式な記載はありません。公表されているのは、延床面積20坪の場合の本体工事価格1,560万円からという数字だけです。自分の希望する広さと商品での本体工事価格、それに付帯工事費と諸費用まで足した総額。この2つを同じ紙の上に並べて出してもらってください。

累計の施工棟数も、開けた公式・公的な資料では確認できませんでした。実績の厚みを知りたいなら、自分が建てる地域での年間の棟数を聞くほうが実感に近づきます。

性能の空欄

気密を表すC値。断熱等性能等級。そして一次エネルギー消費量等級。この3つは公式に見当たりませんでした。気密測定を全棟で行っているのか、行っているなら数値を書面でもらえるのか。等級については、自分の建てる商品が何等級になるかを聞いてください。ここも書面で残しておくと、あとから確かめられます。

UA値についても、公式の0.37は2017年2月時点で復興プランIを基準にした数字です。自分の間取りで計算した値を出してもらってください。

約束の空欄

構造保証は初期20年、最長60年と公式にあります。ただし延長の条件は「有償点検等」としか書かれていません。何年目にどんな点検があるのか、費用はいくらで、補修が必要になった場合はどう扱われるのか、そこを保証書と延長条件の書面で確かめてください。契約の前に見せてもらう形になります。

点検は半年、2年、10年、20年と決まっています。2年から10年の間に何かあったときの連絡先と、来てもらえるまでの目安も聞いておくと安心です。

答えがすぐ返ってこないときの進め方

聞いたのに答えが返ってこない。あるいは口頭では言ってもらえるのに、紙にはならない。家づくりでいちばん不安になる場面です。答えが出てこない理由が、こちらの頼み方にあるとはかぎりません。まずは未確認の項目として書き留め、担当者だけでなく正式な問い合わせ窓口にも同じ内容を出してください。

確かめたいこと もらう形 返ってこないときの頼み方
お金 本体工事価格と付帯工事費と諸費用を分けた総額の見積書 項目の分け方をそろえた形で作り直してもらう。他社と同じ粒度にすると比べられる
断熱と気密 自分の間取りでのUA値の計算書。気密測定の実施と数値 測定を行うかどうかと、結果を書面でもらえるかを先に決めておく
等級 断熱等性能等級と耐震等級の取得予定を書いたもの 「相当」なのか認定を取るのかを、契約書の仕様欄に書き入れてもらう
保証 保証書の現物と、延長条件が書かれたページ 次の有償点検の時期と概算の費用を、日付と金額で示してもらう
打ち合わせ 決まったことを残した記録 こちらで要点を書いて送り、間違いがないかの返信をもらう
工事の確認 施主が現場を見られる機会と、隠れる部分の写真 見学できる日を工程表に入れてもらう。第三者に検査を頼む場合は可否と費用を確認する

ここまで頼んでも書面が出てこない項目があったら、そこは空欄のまま署名しないでください。重要な条件が埋まらないうちは、契約の判断そのものを保留してかまいません。担当者との相性が原因だと感じるなら、担当を替えてもらえるかを聞くのも普通の相談にあたります。

よくある質問

リブワークの坪単価はいくらですか。

A. 坪単価そのものは公式に出ていません。公式の電子カタログにあるのは、掲載8商品の本体工事価格で、延床面積20坪の場合で1,560万円からという数字が出ています。本体工事価格に付帯工事費と諸費用を足したものが総額になるので、坪単価で比べたいなら、どこまで含めた金額なのかをそろえてから比較してください。

「最悪」と検索されるのはなぜですか。

A. 検索候補に出るのは、同じ語を入力した人がいたという記録です。会社の評価が集計されて表示されるものではありません。読んだ144件のうち、気がかりをつづったものが35件、前向きな声が70件、判断を保留しているように読めるものが39件でした。この144件は無作為抽出ではないので、数の大小を世間の割合と見ることはできません。

「後悔」と検索されるのは何が理由ですか。

A. 理由を名指しできる資料には行き当たりませんでした。ただ、この会社の情報は別の話題と混ざりやすい作りになっています。同じ読みの別会社が全国に複数あること、2018年3月まで別の商号だったこと、注文住宅のほかに建売や分譲、住宅情報サイトの運営まで手がけていることです。別々の話題が同じ検索結果に並ぶと、内容を確かめないまま強い言葉だけが目に残ります。

断熱と気密の数字は、どこまで公表されていますか。

A. 公式に出ているのはUA値0.37という数字です。2017年2月時点で復興プランIを基準にしたもので、プランによって変動し、一部の商品は対象から外れると書かれています。気密のC値と断熱等性能等級は、開いた公式ページのどこにも書かれていませんでした。数字を重く見るなら、自分の商品と間取りでの計算値を個別に出してもらってください。

保証はどのくらいの長さですか。

A. 構造の保証は初期20年で、最長60年まで延ばせると公式に書かれています。延長には有償の点検などの条件が付きます。ほかに地震保証10年、設備保証10年、断熱材の無結露保証30年。住宅瑕疵担保責任保険は日本住宅保証検査機構のものです。無印良品の家は、地盤保証20年、法令による瑕疵保証10年、SE性能保証10年という別の組み合わせになります。

建てに来てもらえる地域はどこまでですか。

A. 公式のイベント検索で選べる営業・施工の地域は、熊本県、福岡県、大分県、佐賀県、鹿児島県、千葉県、神奈川県の7県です。モデルハウスなどの拠点は公式ページで22か所を確認できました。九州以外は千葉県と神奈川県だけなので、関東で検討する場合は打ち合わせと点検の体制を先に確かめてください。

無印良品の家はリブワークで建てられるのですか。

A. 公式の電子カタログと価格ページに無印良品の家が掲載されています。工法はSE構法で、公式の電子カタログに載っている他の8商品の木造軸組工法とは造り方が違います。保証の組み合わせも別立てです。同じ会社でも商品によって前提が変わるので、商品名を決めてから条件を聞くほうが話が早く進みます。

エスケーホームとは別の会社ですか。

A. 同じ会社です。1974年に瀬口工務店として創業し、2004年11月に株式会社エスケーホーム、2018年4月1日に株式会社Lib Workへ商号を変えました。公式の社名変更の告知と有価証券報告書の沿革で、同じ法人が名前を変えたことを確認しています。所在地も電話番号も変わっていません。エスケーホーム時代に建てた人の体験も、同じ会社の話として読んで差し支えありません。

まとめ

検索候補に並んでいた二語を、いまは違う角度から見られるはずです。強い語が候補に出ることと、その会社の中身がどうであるかは、切り離して考えられます。

  • 読んだ144件の内わけは、前向き70件、気がかり35件、どちらとも決めかねるもの39件。無作為に選んだ144件ではないので、割合としては読めません
  • 坪単価は公式に出ていない。公表されているのは延床20坪での本体工事価格1,560万円からという数字
  • UA値0.37には2017年2月時点・復興プランI基準という条件が付く。C値と断熱等性能等級は公式に見当たらない
  • 構造保証は初期20年、最長60年。延長には有償点検などの条件が付く
  • 営業・施工の地域は九州5県と千葉県・神奈川県の7県。モデルハウスなどの拠点は22か所
  • 2025年6月期の連結決算と厚生年金の適用事業所情報は公開されていて、継続企業の前提に関する注記もない

次にやることは3つです。まず、建てたい広さと商品名を決めて、本体工事価格と総額を同じ紙で出してもらうこと。次に、C値と断熱等性能等級を自分の商品で確かめること。最後に、保証書と延長条件の書面をもらって、次の点検の時期と費用を読んでおくことです。

公表されていない項目は、聞けば埋まります。空欄を残したまま契約書へ進まないでください。気になったことは、遠慮せずに口に出してかまいません。