三陽工務店の評判・口コミは?断熱性能と坪単価、保証を公式情報で確認

三陽工務店の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

三陽工務店は、神奈川県相模原市に本社を置き、断熱性能に力を入れた注文住宅を手がける工務店です。口コミでは、冬の暖かさを評価する投稿が多くありました。その一方で、打ち合わせの内容が現場に伝わっていなかった、引き渡しが予定より遅れたという投稿もあり、家づくりの進み方が気になる方もいるでしょう。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとに独自の口コミ調査を行っています。価格や性能、保証の内容は、公式サイトと公的な資料で確認しました。

結論として、三陽工務店は、断熱性能を重視して神奈川県や東京都の一部で家を建てたい方にとって、候補に入れて比べる価値がある会社です。ただ、公式サイトに載っている坪51万円は算出の条件が分からず、C値や気密測定の扱いも公開資料では確認できませんでした。見積もりに含まれる範囲と工程の進め方は、契約前に書面で確かめておく必要があります。

この記事でわかること

  • 口コミで目立った話題と、評価が分かれていた点
  • 打ち合わせと施工で、気になる投稿が出ていた場面
  • 坪51万円という掲載価格と、口コミに出ていた金額
  • 断熱と気密、構造について公式に確認できたこと
  • 保証と点検の内容と、公開資料で確認できなかった条件
  • 契約前に書面でそろえておきたいこと
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年9月15日)

三陽工務店の評判は?口コミで多かったのは施工、打ち合わせ、住み心地の話題

三陽工務店の口コミを話題別に数えると、施工・仕上がりがもっとも多く、営業・打ち合わせ、住宅性能・住み心地と続きました。施工では現場への伝達漏れや工期の遅れを書いた投稿が目立ち、営業・打ち合わせでは、担当者の対応や返信の速さが話題になっていました。住み心地では、冬の暖かさや冷暖房の効きを評価する投稿が多く見られます。

公開投稿93件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A52件、SNS0件、個人ブログ40件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い37件、気になる26件、中立30件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

件数は、2026年8月の時点で公開されていた口コミや体験談93件をもとにしています。93件は人数ではなく投稿URLの件数です。同じ投稿者による複数の投稿も、それぞれ1件と数えています。

公開されていた投稿をもとにした集計で、施主本人へのアンケートではありません。無作為抽出でも全件調査でもないため、件数の多い少ないは評価の割合や多数派を示すものではありません。媒体の名前は出さず、掲示板や個人ブログといった種類で表しています。

投稿はどれも書いた人の体験や感想なので、三陽工務店で建てた家すべてに当てはまるわけではありません。投稿の出どころには偏りもあります。掲示板の52件のうち47件は1つのスレッドへの書き込みで、個人ブログの40件は、同じ施主が2020年に家を建てる過程を書いた記録です。このブログでは、入居後の住み心地を書いた投稿は確認できませんでした。集計した93件のうち77件は2021年以前の投稿なので、現在の仕様や価格とは違う点があるかもしれません。

話題ごとの件数と、投稿に出てきた主な内容は次のとおりです。

話題 件数 主な内容
施工・仕上がり 25件
良い5・気になる10・中立10
打ち合わせ内容の反映漏れ、工期の遅れ、床材の仕上げ、指摘した箇所の補修
営業・打ち合わせ 18件
良い4・気になる8・中立6
返信の速さ、要望の反映漏れ、担当者の交代、打ち合わせの進み方
住宅性能・住み心地 17件
良い11・気になる1・中立5
冬の暖かさ、冷暖房の効き、実施されていなかった気密測定
価格・費用 13件
良い4・気になる2・中立7
見積もりの坪単価、諸経費を含めた金額、準防火仕様の追加費用、途中でやめたときの返金
デザイン・商品 10件
良い6・気になる2・中立2
外壁材や屋根材の選び方、標準の洗面台からの変更、施主が用意した照明
設計・間取り 6件
良い5・気になる1・中立0
最初に提案された間取りの修正、照明やコンセントの位置、レールを付けるための下地、構造上難しかった収納
アフターサービス 4件
良い2・気になる2・中立0
引き渡し後の補修、2年点検の実施、補修したあとの仕上がり
公開投稿93件の話題別件数。住宅性能・住み心地17件、設計・間取り6件、デザイン・商品10件、営業・打ち合わせ18件、施工・仕上がり25件、価格・費用13件、アフターサービス4件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

住み心地と間取りの評価

住宅性能・住み心地と設計・間取りの話題では、良い評価の投稿が多くありました。冬でもほとんど寒さを感じない、夏の冷房の効きが良い、建て替え前の家より光熱費が下がったといった内容です。間取りでは、担当者から図面の詳しい説明を受けて窓や可動壁を直したという記録や、レールを付ける位置を前もって伝えて下地を入れておき、問題なく取り付けられたという投稿がありました。

希望どおりにならなかった点を書いた投稿もあります。キッチンの脇に収納を作りたかったものの、構造上難しいと分かって代わりの棚を頼んだという記録です。標準の洗面台が好みに合わず、造作の洗面台に変える見積もりを頼んだという記録もありました。

公式サイトでは、全部屋で無垢の床を標準にしていること、キッチン・浴室・洗面はメーカーごとに決められた定額の範囲で仕様を選べることが説明されています。標準から外れる設備や造作を考えている場合は、定額を超えた分の扱いと、構造上できるかどうかを、間取りを決める段階で確かめておきましょう。

打ち合わせと担当者の対応

営業・打ち合わせの話題では、気になる評価の投稿が良い評価より多く出ていました。基本設計料を払って進めたものの、返信が遅く要望の反映漏れもあったため、撤退を考えたという投稿があります。機能には満足しているが、打ち合わせが止まったり現場への伝達が漏れたりして疲れた、という投稿もありました。この話題には、契約を検討している段階の投稿も含まれます。

反対に、担当者が替わってから進み方が良くなったという投稿もあります。契約前に設計担当を変えてもらい、提案の速さと内容が改善したという記録や、着工前に交代した後任が要望をよく聞き、返信も速かったという記録です。

担当者との相性や返信の速さは、打ち合わせを始めてみないと分からない部分です。決めたことは毎回メールや議事録で残し、返信が滞ったときにどこへ相談すればよいかを、最初の段階で聞いておきましょう。

施工の仕上がりと工期

施工・仕上がりは、投稿がもっとも多かった話題です。目立ったのは、打ち合わせで決めた内容が施工に反映されない場面が重なり、完成後も直ったかどうかの確認に手間がかかったという投稿でした。2025年の投稿には、引き渡しが予定より4か月遅れたと書かれていました。

ただし、指摘した箇所を直してもらえたという投稿も複数あります。打ち合わせと違っていた部分を監督と職人がすぐに直したという投稿や、断熱材の厚みが足りなかった箇所を全面的に補修してもらったという記録です。工期は3か月延びたものの、外部の検査では施工を評価されたという投稿もありました。

工期については、契約前に工程表をもらい、遅れそうなときに誰からどのように連絡が来るのかを確かめておきましょう。着工後は現場を見に行く日を決めておき、図面と違う点に気づいたら、その場で監督に伝えることが大切です。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

三陽工務店の会社情報と契約する法人

三陽工務店の正式な商号は有限会社三陽工務店で、本社は神奈川県相模原市南区にあります。1963年に前身の荻沼工務店として創業し、設立は1968年です。公式サイトでは、設計事務所としての総合的な建築設計と、自社による施工を行っていると説明されています。

項目 内容
商号 有限会社三陽工務店
法人番号 7021002020804
本店所在地 神奈川県相模原市南区旭町11番8号
代表者 代表取締役社長 荻沼康之
創業・設立 1963年10月10日創業、1968年12月18日設立
資本金 5,000万円
建設業許可 神奈川県知事許可(特-7)第1231号 建築工事業
建築士事務所登録 神奈川県知事登録9950号
宅地建物取引業免許 神奈川県知事(2)第31110号

国税庁の法人番号公表サイトでも、法人番号と本店所在地は表と同じ内容で、登記記録が閉鎖されたという表示は見当たりませんでした。建設業許可は神奈川県の許可業者名簿でも商号や所在地が一致し、許可年月日は2026年2月12日です。許可番号の「特」は特定建設業の許可であることを示し、続く「7」は許可を受けた年度の数字です。更新を7回したという意味ではありません。

宅地建物取引業免許の番号は公式サイトの会社概要に載っているもので、現在の免許の個別の記録は公的な資料では確認できませんでした。公的な資料で確認できたのは、前の免許の記録です。会社概要には、ソーラースマートグリッドホーム®という屋号と、SANYOU ARCHITECTSという相模大野駅前の支店名も書かれています。

公開されている情報で確認できた契約先は、有限会社三陽工務店です。商品や地域によって別の会社と契約する仕組みは、確認した公開資料では見当たりませんでした。同じ商号や似た名前の会社はほかの地域にもあるため、契約書では会社の商号と許可・免許の番号を確かめておきましょう。

三陽工務店の坪単価と、見積もりで確かめたいこと

公式サイトには、AQUA LALA G2という商品について坪51万円と掲載されています。ただし、消費税や付帯工事、諸費用が含まれるのか、何坪の家を前提にした金額なのかは、確認した公開資料では分かりませんでした。坪51万円に延床面積を掛けても、建物の総額を出すことはできません。

公式の説明によると、AQUA LALA G2は、AQUA SMART G2の快適性能はそのままに、水回りの仕様や外壁、屋根材などを変えて費用を抑えた商品です。坪51万円は費用を抑えた商品の掲載価格であり、ほかの商品の坪単価や本体価格の幅は確認できませんでした。

口コミに書かれていた金額は、時期も条件もさまざまです。2019年の投稿には、諸経費を含めた最終的な金額が坪80万円ほどになったとあります。2021年には、見積もりが坪80万円を超え、他社と比べたうえで検討をやめたという投稿がありました。約36坪で約2,100万円の見積もりを受けた投稿や、約110㎡で約2,150万円だったという投稿もあります。

準防火の仕様にするための追加費用を、打ち合わせの内容とあわせて書いた投稿もありました。また、基本設計の段階で撤退したときに、30万円が速やかに返金されたという投稿があります。契約の前に設計料などがかかるのか、途中でやめた場合にどう扱われるのかは、打ち合わせを始める前に聞いておきたい点です。

他社と比べるときは、坪単価ではなく、同じ延床面積でそろえた総額の見積もりを並べると比べやすくなります。本体工事のほかに、付帯工事、地盤改良、外構、設計料、登記や住宅ローンの諸費用まで含まれているかを確かめ、一式と書かれた部分は内訳を出してもらいましょう。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

断熱と気密、構造について公式に確認できたこと

公式サイトでは、いちばん低いモデルでも断熱等級6、UA値0.46を標準でクリアすると説明されています。UA値は住まいから外へ逃げる熱の量の目安で、数字が小さいほど熱が逃げにくくなります。さらに上の水準として、HEAT20のG3レベルの注文住宅にも対応できると書かれています。

断熱の方法は、柱の間に断熱材を入れる充填断熱と、外側に断熱材を貼る外貼り断熱を組み合わせたW断熱です。窓はYKK APのAPW330を全棟で標準採用し、APW430をオプションで選べます。基礎は、断熱塗料を塗ったうえで断熱材を施工する基礎断熱で、こちらも全棟標準とされています。

G3について公式ページでは、6地域にあたる東京の水準をUA値0.26W/㎡Kと示していますが、これは基準の数値で、個別の家で計算した値ではありません。G3を全棟で標準にしているという記載は見当たらず、HEAT20の体感モデル住宅の一覧に載っているモデルハウスは外皮水準G2です。G3を考えている場合は、自分のプランのUA値と費用の差を確かめておきましょう。

構造の標準は、筋交いと耐震パネルを組み合わせたハイブリッド構造です。ただし、注文住宅の全棟で取得する耐震等級や、構造計算を全棟で行うのか、どの方法で計算するのかは、公開資料では確認できませんでした。耐震等級3を希望する場合は、自分のプランで取得できるかどうかと計算の方法を、あわせて確かめる必要があります。

気密については、C値の数値や、全棟で気密測定を行うかどうかも確認できませんでした。口コミには、高気密・高断熱を評価する投稿があります。その反面、予算に入れて立ち会いも頼んでいた気密測定が、内装工事のあとも実施されていなかったという2020年の投稿もありました。気密測定を希望する場合は、測る時期と結果の受け取り方を、契約書か打ち合わせの記録に残しておくと確実です。

省エネでは、ZEHの普及に取り組んでいると公式に書かれており、相模原市のSDGsパートナーのページでもZEHビルダー登録店として紹介されています。ただ、年度ごとのZEHの実績や、太陽光発電を標準で載せるかどうかは確認できませんでした。断熱等級6を満たしていても、それだけで家がZEHになるわけではありません。

公式に確認できた特徴の図。設計=公式説明では総合建築設計と自社施工を行う/標準断熱性能=最も低いモデルでも断熱等級6、UA値0.46を標準とする自社公表/断熱工法=充填断熱工法と外貼り断熱工法を組み合わせたW断熱を公表/窓仕様=YKK APW330を全棟標準採用し、APW430をオプションとしている/基礎断熱=全棟標準で基礎に断熱塗料と断熱材を施工する自社公表/構造=標準仕様は筋交いと耐震パネルのハイブリッド構造。耐震等級の全棟標準値は未確認/ZEHへの取組=ZEH住宅普及への取組を実施すると公表。全棟ZEH取得を意味しない。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

保証と点検、引き渡し後の対応

公式サイトのよくある質問には、保証の種類と期間がまとめて載っています。主な内容は次のとおりです。

保証・点検 公式サイトに書かれている内容
構造・雨漏り 構造耐力上主要な部分の瑕疵や雨漏りに最長20年
住宅瑕疵担保責任保険 全棟で最長20年保証
独自の短期保証 全棟で2〜5年。契約内容によって変わる
防蟻保証 全棟5年。任意で10年
地盤保証 地盤改良工事をした場合は10年。していない場合は加入が任意
住宅完成保証 加入は任意。1997年に加盟し、毎年登録を更新
定期点検 引き渡し時と2年目の計2回。自社のスタッフが実施
不具合があったとき 電話で連絡すると、随時点検や補修に対応

気をつけたいのは、最長20年という表示の中身です。最初の保証期間が何年で、20年まで延ばすにはどんな点検や補修が必要か、その費用や免責の範囲は、公開資料では確認できませんでした。定期点検も、公式に書かれているのは引き渡し時と2年目の2回で、その後の点検の予定は確認できませんでした。

口コミでは、引き渡し後の対応を書いた投稿が4件あり、良い評価と気になる評価が2件ずつに分かれています。築約10年で大きな不満はなく、補修には建てたときの職人が来てくれたという投稿があります。反対に、2年点検は施主が自分から確認したあとで実施され、不具合の補修も改めて頼む必要があったという投稿もありました。

点検の予定と保証の条件は、契約前に書面で確かめておきたい項目です。保証書と保証約款を見せてもらい、延長の条件、有償になる点検や補修、免責の範囲を確認しておきましょう。地盤改良工事をしない場合の地盤保証と完成保証は加入が任意なので、入るかどうかと、そのときの費用もあわせて聞いておくと安心です。

三陽工務店のメリット

公式サイトの内容と口コミを合わせてみると、三陽工務店の良い点は主に3つあります。

1つめは、断熱の標準仕様が数値と部材まで公開されていることです。断熱等級とUA値に加えて、W断熱、窓の製品名、基礎断熱まで書かれているので、他社と同じ項目で比べられます。住み心地の口コミでも、冬の暖かさや冷暖房の効きを評価する投稿が多くありました。

2つめは、保証の種類と期間が一覧で示されていることです。構造と雨漏り、防蟻、地盤、完成保証まで、何に何年の保証があるのかを契約前に確認できます。会社は1963年の創業から続いており、建設業許可や建築士事務所登録の番号も公式サイトに掲げられています。

3つめは、要望や指摘に応じてもらえたという投稿があることです。施主が用意した照明は、品番と寸法を事前に伝えれば受け入れてもらえたという投稿や、断熱材の厚み不足を全面的に補修してもらえたという記録がありました。

三陽工務店と契約する前に知っておきたい注意点

注意したいのは、打ち合わせの内容が現場に伝わらなかった、工期が延びたという投稿が、2019年から2025年まで時期をまたいで見られることです。これらの投稿から会社全体の傾向までは判断できませんが、施主の側から確認を続ける必要があったと振り返る投稿もありました。決めたことは書面に残し、工程表で進み具合を確かめながら進めることが大切です。

数字の面では、坪51万円の算出条件、C値と気密測定、注文住宅全棟の耐震等級を、公開資料では確認できませんでした。公表する範囲は会社によって違うので、足りない数字は見積もりや打ち合わせの段階で、書面で出してもらうのが確実です。宅地建物取引業免許のように、公式サイトに番号が載っていても公的な記録では確認できなかった項目は、契約書でも番号を確かめておきましょう。

三陽工務店が向いている方、慎重に確かめたい方

向いているのは、断熱性能を数値で確かめながら、地域の工務店に設計から施工まで任せたい方です。標準の断熱等級やW断熱、窓の仕様が公開されているので、比べる項目をそろえやすく、HEAT20のG3レベルを相談したい方にも検討しやすい会社です。建てる場所が、神奈川県と東京都の施工エリアに入っていることが前提になります。

慎重に確かめてから決めたほうがよいのは、打ち合わせを会社に任せきりにしたい方や、引っ越しの時期が決まっていて工期に余裕がない方です。投稿には工期が数か月延びた例もあるため、仮住まいの期限がある場合は、遅れたときの対応を契約前に話し合っておきましょう。

契約前に書面でそろえておきたいこと

公開資料で確認できなかった数字と、口コミで気になる投稿が出ていた点は、次の書面や回答でそろえておくと、他社と比べやすくなります。

  • 総額の見積書。坪51万円との条件の違い、付帯工事と諸費用の範囲、一式と書かれた部分の内訳
  • 自分のプランのUA値と断熱等級、気密測定を行うかどうかと測る時期
  • 耐震等級を取得できるかどうかと、構造計算の方法
  • 保証書と保証約款。最長20年に延ばす条件と費用、免責の範囲
  • 2年目より後の点検の予定と、有償になる点検や補修
  • 工程表と、遅れたときの連絡方法。打ち合わせで決めたことの残し方
  • 設計料など契約前にかかる費用と、途中でやめたときの扱い
  • 契約書に書かれた会社の商号と、許可・免許の番号
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

三陽工務店についてよくある質問

三陽工務店の坪単価はいくらですか

A. 公式サイトでは、AQUA LALA G2という商品が坪51万円と掲載されています。ただし、消費税や付帯工事、諸費用が含まれるのか、何坪を前提にした金額なのかは確認できませんでした。口コミには、諸経費を含めて坪80万円ほどになったという2019年の投稿や、見積もりが坪80万円を超えたという2021年の投稿もあります。時期や仕様で金額は変わるため、同じ延床面積で総額の見積もりを取って比べてください。

冬の暖かさや気密はどうですか

A. 暖かさを評価する投稿は多く、入居後の冬はほとんど寒さを感じない、冬の光熱費が大きく下がったといった内容がありました。公式サイトでは、いちばん低いモデルでも断熱等級6、UA値0.46を標準としています。ただし、C値や全棟で気密測定を行うかどうかは公開資料では確認できず、気密測定が実施されていなかったという投稿もあります。自分のプランのUA値と、気密測定の予定を契約前に確かめてください。

打ち合わせや工期で気をつけることはありますか

A. 打ち合わせで決めた内容が施工に反映されなかった、引き渡しが予定より4か月遅れたという投稿がありました。一方で、担当者が替わって提案が早くなった、打ち合わせと違っていた部分を監督と職人がすぐに直したという投稿もあります。決めたことは毎回メールや議事録で残し、契約前に工程表と、遅れたときの連絡方法を確認しておくと安心です。着工後は現場を見る日を決め、図面と違う点はその場で伝えてください。

保証と点検はどうなっていますか

A. 公式サイトによると、構造耐力上主要な部分の瑕疵や雨漏りは最長20年の保証です。防蟻保証は全棟5年で任意10年、地盤保証は地盤改良工事をした場合に10年とされています。定期点検は引き渡し時と2年目の計2回です。20年まで延ばす条件や費用、免責の範囲、2年目より後の点検の予定は公開資料では確認できなかったため、契約前に保証書と約款で確かめてください。

建築を頼めるエリアはどこですか

A. 公式の会社概要では、神奈川県の横浜市、川崎市、相模原市、厚木市、海老名市、座間市、綾瀬市、伊勢原市、秦野市、大和市、平塚市、藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、愛川町、清川村、寒川町、大磯町が施工エリアです。東京都では、町田市、八王子市、日野市、多摩市、稲城市が対象です。このうち相模原市と八王子市は、建築できるかを個別に確認するとされています。土地の住所を伝えて、早めに問い合わせてください。

まとめ

公式の情報と口コミから確かめられたのは、次の5点です。

  • 口コミ93件の内訳は、良い評価37件、気になる評価26件、中立30件で、話題別では施工・仕上がりがいちばん多くなりました
  • 住み心地と間取りは評価する投稿が多い一方、打ち合わせの伝達漏れや工期の遅れを書いた投稿もありました
  • 公式サイトでは、いちばん低いモデルでも断熱等級6、UA値0.46を標準とし、W断熱を採用しています。窓のAPW330と基礎断熱は全棟標準です
  • 価格はAQUA LALA G2の坪51万円が掲載されていますが、算出の条件は確認できませんでした
  • 保証は構造と雨漏りが最長20年、防蟻が全棟5年で、定期点検は引き渡し時と2年目の2回です

公開されている資料だけでは分からなかったこともあります。坪単価の算出条件とほかの商品の価格、C値と気密測定の扱い、注文住宅全棟の耐震等級と構造計算の方法、ZEHの実績、20年まで保証を延ばす条件、2年目より後の点検の予定です。

分からなかった数字や条件は、見積もりと打ち合わせの中で書面にしてもらいましょう。総額の見積書、自分のプランの性能値、保証書と約款、工程表がそろった段階で、ほかの会社と同じ項目で比べてから契約を決めるのが確実です。


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