AITOHUS(アイトフース)の評判・口コミは?UA値0.4・価格の条件

AITOHUSの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

AITOHUS(アイトフース)は、広島市の会社で、断熱性能を高めた家と北欧のデザインを組み合わせた注文住宅を手がけています。口コミには、エアコン1台の空調で快適に過ごせるという声がある一方、見学で坪100万円ほどと聞いて予算に迷ったという投稿や、提案の選択肢が狭く感じたという投稿もあります。性能と価格のどちらを重く見ればよいのか、迷う方もいるでしょう。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社ごとの独自の口コミ調査を行っています。断熱の数値や価格の出し方、保証と点検の条件は、公式サイトと公的な資料にあたって確かめました。

結論として、AITOHUSは、家の中の温度差を小さくしたい方には検討する価値のある会社です。公式サイトはUA値0.4W/㎡K程度を標準とし、年間15棟という制約を自ら課すと説明しています。ただし坪単価と本体価格、保証の年数や免責の範囲は、公開資料では確認できませんでした。総額の見積書と保証書は、契約の前にそろえて確かめてください。

この記事でわかること

  • 公開されていた投稿34件を話題ごとに分けた結果と、評価が分かれていた点
  • 断熱と住み心地について、投稿に書かれていたことと公式に示された数値
  • 投稿に出ていた金額と、坪単価が公開資料で確認できない理由
  • 耐震等級3や断熱等級7が標準仕様ではないという公式の説明
  • 保証会社の登録と点検の時期について、確認できたこととできなかったこと
  • 宮崎・鹿児島で検討するときに確かめたい契約の相手
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年9月16日)

AITOHUSの口コミで多かったのは、住宅性能と価格の話題

公開されていた投稿を話題ごとに分けると、いちばん多かったのは住宅性能・住み心地の13件で、次が価格・費用の11件でした。評価の傾向は良い3件、気になる13件、中立18件です。気になる13件の多くは不具合の報告ではなく、高気密の家に欠点はないか、設備が壊れたとき対応してもらえるのかという質問でした。

今回調べたのは、2026年8月の時点でインターネット上に公開されていた、AITOHUSに関する口コミや体験談34件です。34件は人数ではなく投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではありません。無作為に選んだわけでも、公開されているものを全部集めたわけでもないので、この数字から評価の割合や多数派は読み取れません。媒体名は出さず、掲示板やQ&Aサイト、個人ブログといった種類だけで示します。

公開投稿34件の内訳。媒体別は口コミサイト0件、掲示板Q&A33件、SNS0件、個人ブログ1件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い3件、気になる13件、中立18件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

気をつけたいのは、出どころと時期の偏りです。34件のうち33件は掲示板やQ&Aサイトへの書き込みで、そのうち32件は同じ1つのスレッドに集まっていました。残る1件は個人ブログです。

時期は2021年以前が29件、2022年以降が5件です。古いものは2014年の個人ブログで、当時の担当者や仕様が今も同じとは限りません。書き手の立場は、契約前の検討や打ち合わせが26件、施主や入居者が3件、見学だけの感想が5件でした。

話題 件数 投稿に書かれていた主な内容
住宅性能・住み心地 13件
良い2・気になる4・中立7
エアコン1台で快適、冬も暖かく結露がない、冬のタイル床には補助暖房、高気密や換気方式への質問
価格・費用 11件
良い1・気になる5・中立5
見学で聞いた坪単価と予算の迷い、案内された建築費の水準、完成した家への満足
営業・打ち合わせ 5件
良い0・気になる2・中立3
選択肢が狭いという不満、総額が合わなかった経緯、応じてもらえた設備の範囲、契約前の要望確認のすすめ
施工・仕上がり 3件
良い0・気になる0・中立3
外構の担当業者や提案体制への質問
アフターサービス 2件
良い0・気になる2・中立0
白い塗り壁の再塗装や、海外製設備の故障時の対応への質問
設計・間取り 0件 この話題を主題にした投稿は確認できなかった
デザイン・商品 0件 この話題を主題にした投稿は確認できなかった
その他 0件 この話題を主題にした投稿は確認できなかった
公開投稿34件の話題別件数。住宅性能・住み心地13件、設計・間取り0件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ5件、施工・仕上がり3件、価格・費用11件、アフターサービス2件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

住み心地の13件は、良い評価2件と、質問の形をした気がかり4件

住宅性能と住み心地の投稿のうち、良い評価の2件は、どちらも家の暖かさや空調の快適さにふれた内容でした。2021年1月の施主の投稿には、冬も暖かく結露がなく、食洗機やサウナにも満足していると書かれています。2021年4月の見学者の投稿は、夏のモデルハウスと見学会で、来場者が多くてもエアコン1台の空調で快適だったという内容です。

中立の7件には、条件で体感が変わることを示す記録があります。エアコン1台での空調は快適だけれど、冬のタイル床には補助の暖房が必要だった、という2020年の投稿です。床の仕上げや暖房の位置で、同じ家でも感じ方は変わります。

気になる4件は、住んでからの不具合を訴える内容ではありませんでした。高気密の家は体に影響がないのか、どんな欠点があるのか、第三種換気だと外気温の影響を受けないのか、と居住者に尋ねる質問でした。

公式サイトは、パッシブデザインと空調設備を組み合わせ、年間を通してエアコン1台で運用する家だと説明しています。体感は間取りや暖房の位置でも変わるので、見学のときに床の仕上げと暖房の計画を聞いておきましょう。

価格の11件には、見学で聞いた坪単価と、案内された建築費の記録がある

価格・費用は、気になる評価が5件といちばん多い話題です。そのうち2019年3月の投稿2件が、モデルハウスの見学で坪100万円ほどと聞いたと書いています。予算面で迷ったという内容と、建てた人の総額を知りたいという質問で、木製の三層サッシや外構を含めた価格を他社と比べる投稿もありました。

中立の5件には別の金額が出てきます。2020年4月の投稿2件が、平均的な建築費として約3000万円から3500万円と案内されたと書いており、うち1件は外構を含まない金額だと断っています。国産の設備に変えれば費用を抑えられるか、という質問もありました。

良い評価の1件は、土地代とは別に約4000万円をかけて完成した家に満足しているという2020年の投稿です。

どの金額も、投稿した人が聞いた話か、その人が支払った額です。会社が公表した価格ではなく、建物の広さや仕様、外構や諸費用がどこまで含まれるのかも分かりません。書き込みも2019年から2020年に集まっています。

営業と打ち合わせの5件には、提案の選択肢にふれた記録がある

営業・打ち合わせの5件は、気になる2件、中立3件でした。

気になる2件のうち1件は、提案の選択肢が狭く、契約を強く促されたと感じたという2020年の投稿です。もう1件は2014年の個人ブログで、モデルハウスを一度見学しただけの感想であること、営業への不満は表現を和らげて書き直したことを、書き手自身が断っています。どちらも一人の体験で、会社全体の応対を示すものではありません。

中立の3件は、判断の分かれ目が読み取れる内容です。国産の設備には対応してもらえたが、別ブランドの提案には慎重だったという記録が1件ありました。残る2件は、提案の世界観は魅力的だが選択肢と総額が合わず候補から外したという投稿と、他社を選んだ検討者が契約前の要望確認をすすめている投稿です。

設備や建材をどこまで選べるかは、会社によって幅があります。初回のプランを受け取る場で、変更できる範囲と費用の動き方を設計の担当者に聞いておきましょう。

施工・アフターの投稿に書かれていたこと

施工・仕上がりは3件と少なめで、いずれも施工例の外構を担当した業者名や、庭まで一体で提案する体制についての質問でした。

アフターサービスの2件は、気になる評価に分類していますが、中身は質問です。白い塗り壁は一般の住宅より再塗装が増えるのか、海外製の設備が故障したとき早く対応してもらえるのか、という内容でした。実際に対応を受けた経験を報告する投稿は確認できませんでした。

塗り壁も海外製の設備も、公式サイトに記載のある仕様です。手入れの頻度と費用、部品の取り寄せ先は、打ち合わせの段階で確かめておきましょう。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

運営会社のアイトフース株式会社と、掲げている許可・登録

公式サイトの会社概要によると、会社名はアイトフース株式会社、設立は1995年4月、資本金は2,000万円です。事業内容には、パッシブデザインの注文住宅の設計・施工のほかに、サウナの設計・施工と北欧家具の販売が挙げられています。

国税庁の法人番号公表サイトによると、法人番号は4240001010227で、登記上の本店は広島県広島市佐伯区石内東1丁目5番3号です。2026年7月21日に広島市南区皆実町4丁目11番19号から現在の住所へ移っています。2026年7月31日の最終更新時点で、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。

会社概要に「事務所」として載っている広島市安佐南区大塚西6丁目6-1は、登記上の本店とは別の住所です。登記上の本店は、公式のモデルハウスの所在地と一致します。

建設業の許可は、公式サイトの会社概要に広島県知事(般-2)第27616号、一般・建築一式として掲げられています。括弧の中の数字は許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。その後の更新年月と現在の有効期限は、公開資料では確認できませんでした。

項目 内容
商号 アイトフース株式会社
法人番号 4240001010227
登記上の本店 広島県広島市佐伯区石内東1丁目5番3号
公式会社概要の事務所 〒731-3167 広島市安佐南区大塚西6丁目6-1
代表者 代表取締役 西江 啓二
設立 1995年4月
資本金 2,000万円
建設業許可 広島県知事(般-2)第27616号(一般・建築一式)
建築士事務所登録 一級建築士事務所 広島県知事登録 20(1)第4106号
保証会社登録 ジャパンホームシールド/住宅保証機構/ハウスプラス住宅保証
主な施工エリア 広島・岡山・山口・宮崎・鹿児島(その他は相談)

断熱は付加断熱と木製トリプルサッシ、標準はUA値0.4程度

公式サイトが数値で示している性能は、UA値です。品質のページに、UA値0.4W/㎡K程度という高水準の断熱性能が標準だと書かれています。設計思想のページには、付加断熱と木製トリプルサッシを採用した住宅に、パッシブデザインと空調設備を組み合わせるとあります。

窓は木製トリプルサッシが標準で、公式の仕様ページには断熱性能値としてUw値0.78〜1.2という記載があります。ただし同じページに単位の記載がなく、どの条件で測った数値かは読み取れません。構造は、公式ブログに2×6(ツーバイシックス)工法を採用すると書かれています。

仕上げにも決め事があります。室内の壁と天井はビニルクロスを使わず、天然原料100%の塗り壁材を採用すると仕様ページにあります。キッチンは自社で設計・施工するフルオーダーメイドが標準です。品質のページには、年間15棟という制約を自ら課すとも書かれています。

公式に確認できた特徴の図。温熱=付加断熱、木製トリプルサッシ、パッシブデザインと空調設備を組み合わせ、年間を通したエアコン1台運用を掲げる/構造=公式ブログでは2×6(ツーバイシックス)工法を採用すると記載/標準窓仕様=木製トリプルサッシを標準採用。公式掲載のUw値は0.78~1.2で、同ページに単位の記載はない/耐震=長期優良住宅、耐震等級3、断熱等級7、全館空調は、標準仕様ではなく、要望に応じて柔軟に対応可能で実績があるとの記載。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

いっぽうで、確認できなかった項目もあります。現在の標準C値、全棟で気密測定を行うかどうか、測定の時期は分かりませんでした。2017年の記事にあるC値への言及は、今の標準値とは考えず採用していません。構造も、工法名は確認できましたが、許容応力度計算なのか壁量計算なのか、全棟で構造計算を行うのかは分かりませんでした。

耐震等級3や断熱等級7は標準ではなく、要望に応じた対応

ここは読み違えやすい部分です。公式サイトの品質ページには、長期優良住宅、耐震等級3、断熱等級7、全館空調について、標準仕様ではなく、要望に応じて柔軟に対応でき実績もある、と書かれています。等級が最初から付いてくるわけではありません。

等級の取得を考えている場合は、要望として先に伝える必要があります。取得にかかる追加費用と、住宅性能評価書を実際に取るかどうかも、そのときに確かめる項目です。全棟に共通する等級があるという記載は確認できませんでした。

省エネの補助金を考えている方は、もうひとつ確認する点があります。個別のZEHの施工例は公式ブログにありましたが、この会社自身の現在のZEHビルダー登録や、普及の目標、年度ごとの実績は確認できませんでした。提携先の登録はこの会社のものではないので、対象の年度と地域で登録があるかを個別に聞く必要があります。

口コミにも、この点にふれた記録があります。住みやすさとデザインは好印象だが耐震の説明には不安が残った、という2022年の投稿と、構造方式を尋ねる2019年の質問です。工法の名前だけでは計算の方法は分かりません。検討するプランの構造計算書を出してもらえるか、営業の担当者に聞いておきましょう。

価格は、坪単価も本体価格も公開資料では確認できない

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。確認した公式・公的な公開資料には、坪単価も、標準の本体価格も、最低価格や中心の価格帯も載っていませんでした。

公式に確認できたのは、金額が決まっていく手順のほうです。契約の流れのページには、建築地の候補が決まったあとの初回プランで、建築費と外構費、諸費用を含む概算費用を無料で提案すると書かれています。そのあと詳細の仕様が固まった段階で最終の請負金額が確定し、請負契約を結ぶ流れです。着工から引き渡しまでは、最短で7カ月程度と示されています。

坪単価は、延床面積の数え方や、どこまでの工事を含めるかで金額が変わります。会社ごとに前提が違うため、数字だけを並べても比べたことにはなりません。とはいえ、検討する側は何かの数字で他社と並べる必要があります。

比べるには、次の費目をそろえた金額で見るのが確実です。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の役割ですから、一式とある部分の内訳は遠慮なく求めてください。

費目 見積書で確かめる中身
本体工事 延床面積と標準に含まれる設備・建材の範囲
付帯工事 屋外の給排水、電気の引き込み、仮設工事
地盤改良 調査前は概算になるため、その前提
外構工事 庭や駐車場を含むのか、別の業者か
照明・カーテン・家具 提案に含まれる家具や家電が金額に入るか
諸費用 登記、ローンの手数料、火災保険、税金
土地代 土地から探す場合の予算配分と費用

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証会社3社への登録は確認できたが、年数と免責は書面で

保証について公式に確認できたのは、登録先の会社名までです。会社概要に、ジャパンホームシールド、住宅保証機構、ハウスプラス住宅保証の3社が挙げられています。ただし、構造や防水、地盤、設備といった区分ごとの保証年数、免責の範囲、延長や有償メンテナンスの条件は確認できませんでした。

登録があることと、実際に何年どこまで保証されるかは別の話です。年数と範囲は保証書と約款に書かれています。引き渡しのときではなく、契約の前に見せてもらってください。

点検については、公式サイトの中でも書き方がそろっていません。品質のページは入居後半年および1〜2年にスタッフが訪問すると書き、2026年の公式記事は入居後半年から1年ほどと書いています。2023年の記事には建築後1年目の点検という表現がありました。統一された必須の点検スケジュールは、確認できなかったことになります。

引き渡しのあとの困りごとには、担当の現場監督が都度対応すると品質ページに記載があります。この訪問サービスと、法律や保証の上で必要な定期点検は、別のものとして考えたほうがよいでしょう。どの時期に、どこまで無償で見てもらえるのかを契約の書面で確かめておきましょう。

建てられる地域と、宮崎・鹿児島で確かめたい契約の相手

公式サイトの会社概要によると、主な施工エリアは広島・岡山・山口・宮崎・鹿児島で、そのほかの地域は相談という書き方です。その他の施工実績として、島根・鳥取・福岡・徳島・大阪・東京も挙げられています。

宮崎と鹿児島が加わった経緯は、公式のお知らせから分かります。2024年に宮崎県内の住宅会社とパートナーシップを結び、これにより宮崎・鹿児島の一部エリアでも建築が可能になったという内容です。提携先はアイトフースとは別の法人で、本社は宮崎県都城市にあります。

都城市にある提携先のモデルハウスは、アイトフースが設計したと公式サイトに書かれています。ただし、施工を担当するのがどちらか、住まい手と請負契約を結ぶのがどちらの会社かまでは書かれていません。この地域で検討する場合は、見積書と請負契約書、保証書に記載される会社名と許可番号を契約の前に確かめてください。

もうひとつ、名前が似ていて紛らわしい先があります。サウナのブランドAITOSAUNA(アイトサウナ)とAITOLIV+は、別会社ではありません。そのブランドサイトの会社概要にも、会社名としてアイトフース株式会社と記載されています。口コミにサウナの話が出てくるのは、同じ会社が両方を手がけているためです。

AITOHUSが向いている人と、慎重に確かめたい人

向き不向きは、家づくりで何を優先するかで決まります。次のような方には、検討する価値があります。

  • 家の中の温度差を小さくしたい方。UA値0.4W/㎡K程度を標準とすると公式に示しているので、同じ数値を公開している会社とは条件をそろえて比べられます
  • 木製のサッシや塗り壁など、使う素材を自分で選びたい方
  • 家具まで含めて相談したい方。会社概要の事業内容に、北欧家具の販売が挙げられています
  • 打ち合わせに時間をかけたい方。年間15棟という棟数の制約を公式に掲げています

いっぽうで、次のような方は、先に確かめておきたいことがあります。

  • 予算の上限が決まっていて、早く総額の目安を知りたい方。概算が出るのは建築地の候補が決まったあとです
  • 耐震等級3や断熱等級7の取得が前提の方。公式の説明では標準仕様ではなく、要望に応じた対応です
  • 宮崎・鹿児島で検討している方。請負契約の相手になる会社を書面で確かめる必要があります
  • 引き渡しの時期が決まっている方。公式の最短は着工から7カ月程度で、設計の期間は別に必要です

契約前に確認しておきたいこと

公表されていない項目は、書面でもらえば比べられます。見学や初回プランの場で、次の5つをお願いしておいてください。

  • 外構と諸費用まで含めた総額の見積書。一式とある部分は内訳まで出してもらう
  • 検討するプランのUA値の計算書。気密測定を行うか、行う場合の時期と結果の渡し方
  • 耐震等級や断熱等級を取る場合の追加費用と、住宅性能評価書の有無。構造計算書を出してもらえるか
  • 保証書と約款。区分ごとの年数、免責の範囲、延長するときの条件と費用
  • 点検の計画書。訪問の時期と無償の範囲。契約する会社名と建設業許可の番号
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

AITOHUSについてよくある質問

AITOHUSの評判は良いですか?

A. 良い評価も気になる評価もあり、投稿だけでは判断しきれません。今回の34件は、良い評価が3件、気になる評価が13件、中立が18件でした。ただし気になる13件の多くは不具合の報告ではなく、高気密の家の欠点や設備の故障時の対応を尋ねる質問でした。良い評価の3件には、エアコン1台の空調で快適だった、冬も暖かく結露がない、完成した家に満足しているという内容が書かれていました。34件は人数ではなく投稿URLの件数で、29件は2021年以前の書き込みです。今の応対は見学の場で確かめてください。

AITOHUSの坪単価はいくらですか?

A. 公開資料では確認できませんでした。公式サイトには坪単価も本体価格も載っておらず、建築費と外構費、諸費用を含む概算は、建築地の候補が決まったあとの初回プランで提示すると書かれています。投稿には、見学で坪100万円ほどと聞いたという2019年の記録や、平均的な建築費を約3000万円から3500万円と案内されたという2020年の記録があります。いずれも投稿した人が聞いた話で、含まれる工事の範囲も分かりません。

断熱性能や気密性能はどのくらいですか?

A. 公式に数値が出ているのはUA値です。付加断熱と木製トリプルサッシを採用し、UA値0.4W/㎡K程度が標準だと品質のページに書かれています。窓のUw値は0.78〜1.2という記載がありますが、同じページに単位の記載はありません。いっぽう、現在の標準C値と、全棟で気密測定を行うかどうかは確認できませんでした。契約するプランの計算書と、測定を行う条件を書面で確かめてください。

保証と点検はどうなっていますか?

A. 保証会社への登録は確認できましたが、年数と免責の範囲は確認できませんでした。会社概要には、ジャパンホームシールド、住宅保証機構、ハウスプラス住宅保証の3社が登録先として挙がっています。点検は、品質のページが入居後半年および1〜2年、2026年の公式記事が入居後半年から1年ほどと書いており、表現がそろっていません。保証書と約款で、期間と範囲を確かめてください。

宮崎や鹿児島でも建てられますか?

A. 公式には建築できると書かれています。2024年に宮崎県内の住宅会社とのパートナーシップを公表し、宮崎・鹿児島の一部エリアでも建築が可能になったという記載があります。都城市にある提携先のモデルハウスは、アイトフースが設計したと公式に説明されています。ただし、案件ごとにどちらの会社が住まい手と請負契約を結ぶのかは確認できませんでした。会社名と許可番号を契約の前に確かめてください。

まとめ

今回の調査で確かめられたのは、次の5点です。

  • 投稿34件のうち、いちばん多い話題は住宅性能・住み心地の13件、次が価格・費用の11件だった
  • 評価の傾向は良い3件、気になる13件、中立18件で、気になる13件の多くは不具合の報告ではなく質問だった
  • 公式が数値で示す性能はUA値0.4W/㎡K程度。窓は木製トリプルサッシ、構造は2×6工法、壁と天井は塗り壁材
  • 耐震等級3、断熱等級7、長期優良住宅は標準仕様ではなく、要望に応じた対応という説明だった
  • 建設業許可は広島県知事(般-2)第27616号で、公式サイトの会社概要に掲載されていた

公開資料から確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格。現在の標準C値と、全棟での気密測定の有無。構造計算の方法と全棟実施の有無。保証の区分ごとの年数、免責、延長の条件。統一された点検の時期。そして宮崎・鹿児島で請負契約の相手になる会社です。

これらは、書面でもらえば比べられます。総額の見積書、検討するプランのUA値の計算書と気密測定の条件、保証書と約款、契約する会社名と許可番号が書かれた契約書。この4つがそろえば、同じ条件で他社と並べて判断できます。

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