ひだまりほーむは、岐阜市の株式会社鷲見製材が手がける木の家のブランドです。使う木材は国産材100%で、そのうち80%は岐阜県産材だと公式サイトに書かれています。ただ、公開されている投稿には、設計の提案を受ける前にまとまった支払いが必要で迷ったという声や、打ち合わせの期間が希望の時期に合わなかったという書き込みが並びます。木の質感は気に入ったけれど、進め方と費用が気がかりという方もいるでしょう。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社ごとの独自の口コミ調査を行っています。木材の産地や断熱の数値、保証の年数と点検の時期は、公式サイトと公的な資料で確かめました。
県産材を使った木の家に魅力を感じ、打ち合わせに時間をかけられる方なら、ひだまりほーむは候補に入れてよい会社です。断熱のページに載っているUA値は0.46W/㎡・K、耐震は全棟で等級3、構造躯体の瑕疵保証は20年です。いっぽう坪単価と本体価格、11年目以降に保証を続ける条件は、公開資料では確認できませんでした。総額の見積書と保証書は、契約の前にそろえて確かめてください。
この記事でわかること
- 投稿を話題ごとに分けた結果と、気になる評価が集まっていた場所
- 住み心地の投稿に書かれていたことと、公式に示された断熱の数値
- 契約までの進め方と支払いの順番について残っていた記録
- 坪単価と本体価格を確認できなかったことと、代わりに比べる方法
- 保証の年数と点検の時期、書面で確かめておきたい条件
- 岐阜県と愛知県のどこまでが施工エリアか、契約の相手をどう確かめるか

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年9月16日)
ひだまりほーむの口コミで多かったのは、打ち合わせと価格の話題
投稿を話題ごとに分けると、いちばん多かったのは営業・打ち合わせと価格・費用で、どちらも10件でした。次が住宅性能・住み心地の8件です。評価の傾向は良い12件、気になる25件、中立10件。気になる25件の内訳は、営業・打ち合わせが8件、価格・費用が7件、設計・間取りが4件です。残りは施工・仕上がりが3件、住宅性能・住み心地が2件、アフターサービスが1件で、デザイン・商品は0件でした。住んでからの不具合より、契約までの進め方と支払いの順番についての書き込みが中心でした。
気になる評価が25件あるといっても、これが世の中の評価の割合というわけではありません。良い評価は12件、中立は10件あります。施主や入居者の投稿では、夏の涼しさ、冬の床の暖かさ、現場の清潔さを挙げる内容が目立ちました。公的な資料でも、事業が続いていることと、建設業の許可を確認できました。一級建築士事務所の登録番号は、公式サイトの会社概要に載っています。
今回調べたのは、2026年8月の時点でインターネット上に公開されていた、ひだまりほーむに関する口コミや体験談47件です。47件は人数ではなく投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではありません。無作為に選んだわけでも、公開されているものをすべて集めたわけでもないので、この数字から評価の割合や多数派を読み取ることはできません。媒体名や投稿者名は出さず、口コミサイト、掲示板やQ&Aサイト、個人ブログといった種類だけで示します。

読むときに気をつけたいのは、出どころの偏りです。47件のうち40件は掲示板やQ&Aサイトへの書き込みで、しかも同じ1つのスレッドに集まっていました。個人ブログの6件は、どれも同じ施主が書いた1つのブログの記事で、良い評価12件のうち5件はこのブログからです。このブログには、紹介制度を利用すると特典がある場合があるという案内も載っています。口コミサイトからの投稿は1件です。読める範囲が限られるぶん、特定の書き手の見方が強く出やすくなります。
時期にも偏りがあります。2021年以前が36件、2022年以降が10件、年を特定できなかったものが1件でした。古いものは2008年の書き込みで、当時の担当者や仕様が今も同じとは限りません。書き手の立場は、契約前の検討や打ち合わせが26件、施主や入居者が16件、見学だけの感想が5件です。
| 話題 | 件数 | 投稿に書かれていた主な内容 |
|---|---|---|
| 営業・打ち合わせ | 10件 良い1・気になる8・中立1 |
イベントの多さ、要望と提案のずれ、期間の長さ |
| 価格・費用 | 10件 良い0・気になる7・中立3 |
図面を作る前の支払い条件への戸惑い |
| 住宅性能・住み心地 | 8件 良い5・気になる2・中立1 |
夏の涼しさ、冬の床の暖かさ、吹抜けのある家の寒さ |
| 設計・間取り | 6件 良い1・気になる4・中立1 |
聞き取りを反映した家事動線、予算を超えた提案への戸惑い |
| デザイン・商品 | 6件 良い3・気になる0・中立3 |
自然素材の質と仕上がり、無垢の床の手入れの質問 |
| 施工・仕上がり | 4件 良い1・気になる3・中立0 |
現場の清潔さと職人の技術、引き渡し時の未完了箇所 |
| アフターサービス | 3件 良い1・気になる1・中立1 |
入居後の手入れ講座、変更費用への注意、点検の費用の質問 |
| その他 | 0件 | この話題を主題にした投稿は確認できませんでした |

住み心地の8件は、良い評価5件に対して気になる評価2件
住宅性能と住み心地の投稿では、夏の過ごしやすさを挙げる内容が目立ちました。入居から7か月の家で、夏が涼しく木の質感も気に入っていて、不具合も出ていないという投稿があります。入居10年の家では、冷房を入れる時間が短く、冬も床が暖かいという投稿がありました。
いっぽう、寒さを指摘する記録もあります。吹抜けのある家に住んでいる方が、冬はとても寒いと書いた投稿が2023年にありました。展示場の暑さと入居宅の案内から、断熱性能に不安を感じたという2014年の投稿もあります。吹抜けは上下がひと続きになるぶん暖めた空気が上へ回りやすく、暖房の計画しだいで感じ方が変わります。投稿1件から会社全体の性能は判断できません。
公式サイトの断熱のページには、UA値0.46W/㎡・KとHEAT20 G2という水準が載っています。ただし、この数値が全商品と全棟に当てはまるのかまでは、公開資料では確認できませんでした。吹抜けや大きな窓を希望するなら、そのプランで計算したUA値と暖房の計画を、見積もりの段階で見せてもらってください。
営業・打ち合わせの10件は、8件が気になる評価だった
営業と打ち合わせは、気になる評価がいちばん多かった話題です。理念の説明やイベントが多く、要望と提案のずれや進行の遅さが気になったという投稿、打ち合わせ期間の長さが希望の時期に合わずに辞退したという投稿が、2011年に並んでいます。書かれていたのは、進め方やテンポのことだけではありません。資料を何度か請求したのに届かなかった、断ったあとも連絡が続いた、要望に否定的な言葉が返ってきたという投稿もあります。担当者の建築の知識に不安を覚えたという2009年の記録も残っています。
予算を伝えたあとに担当者の反応が変わったように感じて検討をやめた、という投稿もありました。初回の面談での質問の仕方に違和感があったという中立の投稿も残っています。どれも書き手ひとりの受け取り方で、担当者によって印象は変わります。
良い評価も1件ありました。資料請求から引き渡しまで約11か月をかけた流れを、申込金から工事の立ち会いまで順に記録した個人ブログです。初回の面談で、契約から引き渡しまでの標準的な期間と打ち合わせの回数を聞いておきましょう。
価格・費用の10件は、支払いの順番への戸惑いが中心
価格の話題では、10件のうち7件が気になる評価でした。多くは金額そのものより、支払う順番についての戸惑いです。図面を作る前にまとまった金額を払う条件が気がかりだという投稿や、申込金を伴う提案の前に判断するのは難しいと感じたという投稿が、2019年にありました。
中立の3件は、内容がそれぞれ違います。1件は、プランを作る前に申し込みが必要なのか、坪単価はどのくらいなのかを尋ねた質問でした。もう1件は展示場を見学した人の投稿で、木の香りや子ども連れへの対応には好印象を持ちながら、価格と展示場の暑さが気になったという内容です。残る1件は、実際に建てた施主が総額と坪あたりの金額を書き残した記録でした。
契約までの進め方と費用の条件は、投稿からしか分かりませんでした。申込金の金額、支払う時期、契約に至らなかったときに返ってくるのか。この3つを会社に直接聞いて、文書でもらってください。
設計・デザイン・施工・アフターの投稿に書かれていたこと
設計・間取りは6件で、うち4件が気になる評価でした。時間をかけて生活の聞き取りをしてもらったのに提案に反映されていないと感じた、という2009年の投稿があります。契約後の提案が予算を超えていたという2021年の投稿もありました。いっぽう、聞き取りを反映した間取りで入居後の家事動線に満足しているという2019年の投稿もあります。
デザイン・商品は6件で、良い評価が3件、中立が3件です。素材や仕上げが希望どおりで満足したという投稿や、展示場で木の質感と子ども連れへの対応を評価した投稿があります。中立の3件のうち2件は、水回りの無垢の床の手入れや、こぼした液体の染み込みを施主に尋ねる質問です。残る1件は、完成見学会で自然素材と担当者の知識を評価しながら、最終的には辞退したという見学者の投稿でした。見学のときに実際の床を見せてもらうと、手入れの手間がつかめます。
施工・仕上がりは4件です。価格に見合った仕事だと感じ、現場が清潔で職人の技術も高いと書いた施主の投稿がある一方、引き渡しのときに終わっていない箇所があり、デッキの下に残材が残っていたという投稿もありました。現場の状態は棟ごとに差が出るので、建築中の現場を見せてもらえるか聞いてみてください。
アフターサービスは3件と少ないものの、入居3年目に手入れの講座へ参加し、建具や無垢の床、換気扇の手入れを自分で実践したという投稿がありました。いっぽう、契約の内訳や変更にかかる費用、入居後の修繕の対応に注意するよう促す投稿も2015年にあります。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
運営会社は昭和3年創業の株式会社鷲見製材
公式の会社概要には、木造注文住宅事業と新築の注文住宅が、株式会社鷲見製材の事業として載っています。創業は昭和3年、設立は昭和57年12月。社名に製材とあるのは、製材業と建築業として創業した会社だからです。
国税庁の法人番号公表サイトによると、法人番号は8200001020275、登記上の本店は岐阜県岐阜市東鶉3丁目59番地です。閲覧した時点で、登記記録の閉鎖を示す記載はありませんでした。公式サイトが載せている本社の所在地も同じです。
許認可は、特定建設業の岐阜県知事許可(特-5)第103800号と、一級建築士事務所の岐阜県知事登録第12449号です。括弧の中の数字は許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。岐阜県の名簿でも、商号と所在地、許可番号が公式サイトの記載と一致していました。公式サイトには、JHQA2024という住宅品質の表彰で、建物部門の最優秀賞と会社部門の優秀賞を受けたとも書かれています。
木材は国産材100%、そのうち80%が岐阜県産材
この会社のいちばん分かりやすい特徴は木材です。公式サイトの環境方針のページには、使う木材は国産材100%で、そのうち80%は岐阜県産材だと書かれています。柱と土台、床には東濃桧を、梁と天井、造作の家具には長良杉を使うと示されています。
商品は5つのスタイルから選ぶ形です。HIDAMARI_StyleとHIRAYA_Styleがフルオーダー、HAKOYA_Styleがセミオーダー、FOREST_Styleがセミオーダープラスで、残る1つは店舗・施設建築です。セミオーダーの2つでは、9パターンの基本の箱が用意されていると書かれています。どこまで自由に決められるかが商品で変わるので、希望する間取りが基本の形で収まるかは早めに聞いておきましょう。
断熱はセルロースファイバー、公式の掲載値はUA値0.46
断熱の仕様は公式サイトに出ています。セルロースファイバーを吹き込むデコスドライ工法で、窓はアルミ樹脂複合サッシとLOW-Eガラス。断熱の水準はHEAT20 G2、掲載されているUA値は0.46W/㎡・Kです。認定低炭素住宅を標準仕様にするとも書かれています。
注意したいのは、この0.46という数値がどの範囲の数字なのかです。全商品と全棟に共通する保証値なのか、モデルプランの計算値なのかを決められる記載は、公開資料では確認できませんでした。断熱等性能等級の番号も確認できていません。HEAT20の水準と住宅性能表示制度の等級は別の基準なので、等級の数字には読み替えられません。
気密のC値と、全棟で気密測定を行うかどうかも、公開資料では確認できませんでした。個別の住宅の測定結果が公式ブログに出てくることはありますが、1棟の数字であって全商品の標準の性能ではありません。省エネの取り組みは、年度ごとの目標と実績が公開されています。
| 年度 | ZEHの目標 | 実績 |
|---|---|---|
| 2020年度 | 10% | 13% |
| 2021年度 | 15% | 17% |
| 2022年度 | 20% | 36% |
| 2023年度 | 30% | 43% |
| 2024年度 | 40% | 32% |
| 2025年度 | 50% | 公開資料では確認できませんでした |
2022年度と2023年度は目標を上回りましたが、2024年度は目標40%に対して実績32%でした。ZEHの水準にしたい場合は、希望するプランで届くのかどうかを設計の担当者に確かめてください。
耐震は全棟で等級3、施工中の検査は合計30回
耐震について、公式サイトは全棟で耐震等級3を実現すると書いています。基礎はベタ基礎、柱の直下率と壁の直下率はどちらも60%以上を基準にすると示されています。直下率は、上の階の柱や壁が下の階の柱や壁とそろっている割合のことです。一棟ごとに構造の計画を行い、構造計画書は約400ページになるとも書かれています。
ただし、耐震等級3をどの計算の方法で確かめているのかは、公開資料では確認できませんでした。許容応力度計算なのか、品確法の性能表示計算なのかで、確かめ方の細かさは変わります。計算の方法と、第三者の評価書を出してもらえるかどうかは、契約の前に聞いておきましょう。
検査の体制は数字で示されています。施工中の検査は、施主が5回、社内が16回、第三者が7回、行政が2回で、合計30回。引き渡しのときには100ページ以上の検査記録を渡すと書かれています。検査の記録が残っていれば、あとから不具合が出たときに、どこをいつ確認したのかをたどれます。

坪単価も本体価格も、公開資料では確認できなかった
価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。会社自身が設定した坪単価も、商品ごとの本体価格も、価格帯も、公開資料では確認できませんでした。公式サイトのコラムに坪単価の話は出てきますが、外部のサイトや口コミから引いた数字で、会社が示した価格ではありません。
坪単価は、延床面積の取り方や、どこまでの工事を含めるかで数字が変わります。同じ家でも計算の条件しだいで別の金額になるので、価格を示していないこと自体を問題だとは言えません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。
投稿に住宅の総額が出ていたのは1件です。30.31坪のFOREST_Styleで総額が約3,219万円、坪あたりに直すと約106万円だったという個人ブログの記録でした。1棟の実例であって、注文住宅の目安ではありません。含まれている工事の範囲も土地の条件も分かりません。
代わりに、総額でそろえて比べてください。総額に入れるのは、本体の工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代です。見積書に一式と書かれた部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは、会社側の仕事です。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
保証は20年の表示、点検は1か月から10年ごとまで
保証の年数は公式サイトに出ています。構造躯体の瑕疵保証、地盤保証、内部結露保証がそれぞれ20年、住宅設備の保証が10年、シロアリの保証が最長15年です。構造躯体の保証は、1年目から10年目までと11年目から20年目までで、引き受ける会社が分かれています。
| 保証の区分 | 期間 | 公式サイトに書かれていること |
|---|---|---|
| 構造躯体の瑕疵保証 | 20年 | 1年目から10年目はハウスジーメン、11年目から20年目は日本リビング保証 |
| 地盤保証 | 20年 | ハウスジーメン |
| 内部結露保証 | 20年 | デコス |
| 住宅設備保証 | 10年 | ハウスジーメン |
| シロアリ保証 | 最長15年 | 5年ごとに有料の専門点検 |
20年という数字だけで、無条件の保証だと考えないでください。11年目以降の保証を続けるために必要な検査、有償の補修や更新料の有無、免責と上限額。これらの条件は、公開資料では確認できませんでした。保証書と約款を見せてもらって確かめてください。
点検の仕組みは会員の区分ごとに分かれていて、新築と大型のリノベーションに当たる区分では、1か月点検と3か月点検があります。その後は毎年1回、約90項目の定期点検を行い、10年目と以後10年ごとに徹底した点検を行うと書かれています。住んでからの関わりが続く仕組みは用意されています。
建てられる地域と、契約する相手を確かめる理由
施工エリアは公式の会社概要に載っています。岐阜県は岐阜市や大垣市など28市町、愛知県は名古屋市や一宮市など23市町が標準の施工エリアです。これに加えて、多治見市や関ケ原町など岐阜県の4か所と、瀬戸市や刈谷市など愛知県の7か所が相談のエリアとして挙げられています。
契約の相手も確かめておきたいところです。公式の会社概要は、新築の注文住宅と、リノベーションや不動産の仲介とを、別の法人の事業として分けて書いています。商品や施工地ごとに契約書の相手がどう変わるのかまでは、公開資料では確認できませんでした。新築、外構、改修、仲介で、契約書に書かれた商号と法人番号が同じかどうかを1枚ずつ確かめてください。
会社概要には宅地建物取引業の免許番号も載っています。ただし公的な名簿では免許人の商号を照合できず、株式会社鷲見製材の免許かどうかは公開資料では確認できませんでした。
名前が似た会社にも気をつけてください。同じ読みの事業者や施設は島根県や埼玉県にもあり、岐阜県内にも似た商号の別法人が登記されています。この記事が対象にしているのは、法人番号8200001020275、登記上の本店が岐阜市東鶉、公式サイトが hidamari-home.jp の会社です。検索で出てきた口コミが別の会社のものだった、ということは起こります。
ひだまりほーむが向いている人と、慎重に確かめたい人
向いているのは、県産材を使った木の家に価値を感じて、打ち合わせに時間をかけられる方です。木材の産地の割合、検査の回数、保証の年数と、公式サイトで数字が示されている項目が多いので、他社と並べて比べやすい会社でもあります。
慎重に確かめたいのは、入居の時期が決まっている方と、総額の上限を先に決めている方です。時期と予算に制約があるなら、初回の面談で標準的な工程と支払いのタイミングを書面でもらってから進めてください。
数字で性能を比べたい方も、確かめる手間がかかります。UA値が当てはまる範囲、C値、断熱等性能等級、構造計算の方法は、いずれも公開資料では確認できませんでした。サイトを見ただけでは比べられないということです。
契約前に確認しておきたいこと
打ち合わせに入る前に、次の5つを書面でそろえておくと、他社と同じ条件で並べられます。
- 外構と諸費用まで含んだ総額の見積書。一式とある部分は内訳まで
- 契約するプランで計算したUA値と、気密測定の有無、報告書の交付
- 耐震等級3を確かめた計算の方法と、構造の計画書
- 保証書と約款。11年目以降に保証を続ける条件、免責と上限額、費用
- 契約書に書かれた会社の商号と法人番号。新築、外構、仲介でそれぞれ
申込金についても、金額と支払う時期、契約に至らなかったときの扱いを、先に文書で確かめておいてください。

ひだまりほーむについてよくある質問
ひだまりほーむの評判は良いですか?
A. 話題によって分かれています。今回の47件では、住宅性能・住み心地の8件のうち5件が良い評価で、デザイン・商品の6件も良い評価が3件でした。いっぽう営業・打ち合わせは10件のうち8件、価格・費用は10件のうち7件が気になる評価です。その多くは、住んでからの不具合ではなく、契約までの進め方と支払いの順番についての書き込みでした。47件は人数ではなく投稿URLの件数で、36件は2021年以前の書き込みです。今の応対は見学の場で確かめてください。
ひだまりほーむの坪単価はいくらですか?
A. 公開資料では確認できませんでした。会社自身が設定した坪単価も、商品ごとの本体価格も、価格帯も見当たりません。投稿には、30.31坪のFOREST_Styleで総額が約3,219万円、坪あたり約106万円だったという個人ブログの記録が1件あります。1棟の実例で、含まれている工事の範囲も分かりません。外構と諸費用まで含めた総額の見積書をもらって比べてください。
断熱性能や気密性能はどのくらいですか?
A. 公式サイトに数値が出ているのはUA値です。セルロースファイバーを吹き込むデコスドライ工法で、窓はアルミ樹脂複合サッシとLOW-Eガラスです。断熱のページには、UA値0.46W/㎡・KとHEAT20 G2という水準が載っています。ただし、この数値が全商品と全棟に当てはまるのかは公開資料では確認できませんでした。気密のC値と、全棟で気密測定を行うかどうかも確認できていません。契約するプランの計算書と、測定の条件を書面で確かめてください。
保証と点検はどうなっていますか?
A. 年数は公式サイトに出ています。構造躯体の瑕疵保証と地盤保証、内部結露保証がそれぞれ20年、住宅設備の保証が10年、シロアリの保証が最長15年です。点検は1か月と3か月から始まり、その後は毎年1回、約90項目の定期点検、10年目と以後10年ごとに徹底した点検を行うと書かれています。ただし11年目以降に保証を続ける条件と、免責や上限額は公開資料では確認できませんでした。保証書と約款で確かめてください。
岐阜県以外でも建てられますか?
A. 愛知県も施工エリアに入っています。公式の会社概要では、岐阜県は28市町、愛知県は23市町が標準の施工エリアで、そのほかに相談のエリアが挙げられています。エリアの境目にあたる場合は、対応できるかどうかを最初の問い合わせで確かめてください。新築の本体工事と、外構や仲介とで契約する法人が変わる可能性もあるので、契約書ごとに商号と法人番号を見ておくと安心です。
まとめ
確かめられたのは、次の5点です。
- 公開されていた投稿47件のうち、気になる評価25件は営業・打ち合わせと価格・費用に集まっていた
- 住宅性能・住み心地の8件は良い評価が5件で、夏の涼しさと冬の床の暖かさを挙げる投稿があった
- 木材は国産材100%、そのうち80%が岐阜県産材だと公式サイトに書かれている
- 断熱はUA値0.46W/㎡・KとHEAT20 G2、耐震は全棟で等級3、施工中の検査は合計30回と示されている
- 構造躯体と地盤と内部結露の保証がそれぞれ20年、住宅設備が10年と書かれている
公開資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格。UA値が当てはまる範囲、C値、断熱等性能等級。耐震等級3を確かめた計算の方法。11年目以降に保証を続ける条件と免責の範囲。商品や施工地によって契約書の相手が変わるのかどうかです。
ここに挙げた項目は、書面でもらえば他社と並べられます。総額でそろえた見積書、契約するプランのUA値の計算書、保証書と約款、そして契約の相手の商号と法人番号が書かれた契約書。この4点があれば、同じ条件で比べられます。


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