カクニシビルダーの評判・口コミは?アフター対応で割れた声と坪単価の目安65万〜95万円

カクニシビルダーの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

カクニシビルダーは、栃木県鹿沼市に本社を置き、県内全域で注文住宅を手がけている会社です。口コミには、打ち合わせでよく話を聞いてもらえたという声や、不具合にすぐ動いてもらえたという声がありました。その一方で、修理を頼んだあとに連絡が来なかった、引き渡し前の仕上がりが気になった、という投稿もあります。同じアフターサービスの話題で評価が割れているため、どこを見て判断すればよいのか分かりにくいところです。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとに記事を作っています。住宅会社ごとに公開されている投稿を対象とした独自の口コミ調査もあわせて行い、価格や性能、保証の条件は公式サイトと公的な資料で確認しました。

結論として、カクニシビルダーは、坪単価の目安と30坪の総額例を公式サイトに出し、耐震等級3と全棟の気密測定を掲げている会社です。栃木県内で建てる方が早い段階で予算の見当をつけられる点は、検討する理由になります。ただし引き渡しのあとの対応は投稿によって評価が分かれていました。点検の予定と保証の条件、修理を頼むときの窓口は、契約の前に書面で確かめておきたいところです。

この記事でわかること

  • 口コミで多かった話題と、評価が分かれていた点
  • アフターサービスと施工の仕上がりについて、投稿に書かれていたこと
  • 公式に出ている坪単価の目安と、30坪の総額例の中身
  • 耐震等級3と断熱等級5について、公式が示している内容と条件
  • 最長60年という保証の条件と、無料の定期点検が続く期間
  • 契約の前に書面でそろえておきたいこと
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まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年9月16日)

カクニシビルダーの口コミで多かったのは、アフターサービスと施工の話題

公開されていた投稿を話題ごとに分けると、いちばん多かったのはアフターサービスの12件で、次が施工・仕上がりの11件でした。評価の向きは全体で良い18件、気になる13件、中立7件です。ただしアフターサービスは良い5件と気になる5件で並び、引き渡しのあとの対応をどう受け取ったかは投稿によって分かれていました。

今回調べたのは、2026年8月の時点でインターネット上に公開されていた、カクニシビルダーに関する口コミや体験談38件です。38件は人数ではなく投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではありません。無作為抽出でも全件収集でもないため、この数字から評価の割合や多数派を読み取ることはできません。媒体名は出さず、口コミサイト、掲示板やQ&Aサイトという種類だけで示します。

公開投稿38件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A37件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い18件、気になる13件、中立7件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

気をつけたいのは、出どころと時期のかたよりです。38件のうち37件は掲示板やQ&Aサイトへの書き込みで、そのうち35件は同じ1つのスレッドに集まっていました。残る1件は口コミサイトの投稿です。

時期は2021年以前が35件、2022年以降が2件、年を特定できなかったものが1件でした。書き手の立場は、施主や入居者が26件、契約前の検討や打ち合わせが6件、見学だけの感想が1件、分からないものが5件です。10年以上前の書き込みが大半なので、当時の担当者や仕様が今も同じとは限りません。

話題ごとの件数と主な内容は次のとおりです。

話題 件数 投稿に書かれていた主な内容
アフターサービス 12件
良い5・気になる5・中立2
不具合への素早い対応や24時間受付への評価、修理を頼んだあとに訪問や連絡がなかったという不満、震災のあとに点検の連絡が途絶えたという記録
施工・仕上がり 11件
良い4・気になる5・中立2
現場の清潔さと監督の対応、一人の大工が通して担当したこと、床鳴りと臭い、引き渡し時のサッシの埃やテープ跡、清掃の担当者を尋ねる質問
住宅性能・住み心地 7件
良い3・気になる1・中立3
蓄熱暖房だけで暖かく過ごせたこと、震災時に被害がなかったこと、室内の音が響くという不満、構造材や床下エアコンについての質問
営業・打ち合わせ 5件
良い5・気になる0・中立0
親身に話を聞く姿勢、住宅ローンと間取りの説明の丁寧さ、要望を細部まで聞き取る進め方
設計・間取り 3件
良い1・気になる2・中立0
自由設計の修正提案と定期点検への評価、契約前の提案に決め手を欠いたという声、提案力や法規面への不安
デザイン・商品 0件 主題にした投稿は確認できなかった
価格・費用 0件 主題にした投稿は確認できなかった
その他 0件 主題にした投稿は確認できなかった
公開投稿38件の話題別件数。住宅性能・住み心地7件、設計・間取り3件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ5件、施工・仕上がり11件、価格・費用0件、アフターサービス12件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

アフターサービスの12件は、良い評価と気になる評価が同じ数

アフターサービスの12件は、良い評価が5件、気になる評価が5件、中立が2件でした。同じ話題で、受けた印象がここまで分かれています。

良い評価では、不具合を伝えたあとに素早く動いてもらえたという投稿や、担当者がそれぞれ親切で、入居後の小さな相談にもすぐ応じてくれたという投稿がありました。施主向けの案内で24時間の受付と修理履歴の管理を知り、そこを評価した記録もあります。

気になる評価は、頼んだあとの反応についてのものが中心でした。不具合を連絡したのに訪問も返答もなかった、修理を依頼したあとに連絡が来なかった、という書き込みが複数あります。2011年の震災のあとに、建てた家に被害が出たのに連絡も現地の確認もなかった、という投稿もありました。

ただし、これらは投稿に書かれていた内容で、裏づけとなる資料までは確認できていません。同じ2011年には、震災のときに住まいに被害はなかったという投稿も残っています。中立の2件は、当初は丁寧だったが震災のあとに点検の連絡が途絶えたという記録と、24時間対応の受付範囲を尋ねた質問でした。

公式サイトでは、引き渡し後6か月、1年、2年、5年、10年に専門スタッフの無料点検を行うとしています。夜間や休日のトラブルには、すまいるサポート24という窓口で24時間365日の応急対応を案内しています。

施工の仕上がりは11件、気になる評価が5件

施工・仕上がりの11件は、良い評価が4件、気になる評価が5件、中立が2件でした。良い評価は工事中の現場について、気になる評価は引き渡しの前後についてのものが目立ちます。

良い評価には、引き渡し前の現場が清潔で、細かな要望にも現場監督が応じてくれたという投稿がありました。一人の大工が通して担当し、仕上がりと夏の過ごしやすさを評価した記録もあります。

気になる評価では、新築のときから床鳴りと臭いがあり、修理をしてもあまり改善しなかったという投稿がありました。引き渡しのときにサッシに埃が残っていた、窓のテープの跡が残っていた、という指摘や、引き渡し前の清掃と入居後の相談への対応を挙げた投稿もあります。

中立の2件は、購入を検討している人が大工の技量とアフターの実情を尋ねたもの、引き渡し前の清掃を専門の業者と大工のどちらが担当するのかを尋ねたものでした。

公式サイトでは、検査機関による基礎配筋検査と構造検査を行い、社内では約220項目の品質チェックリストを工程ごとに確認していると説明されています。

引き渡しの前には立ち会いの機会をもらい、建具の動き、清掃の状態、床の音をその場で確かめてください。

営業と打ち合わせの5件は、すべて良い評価

営業・打ち合わせの5件は、5件とも良い評価でした。気になる評価と中立は0件です。

検討段階の相談で親身に話を聞いてもらえたという投稿や、住宅ローンや間取りの説明が丁寧で現場の管理も好印象だったという投稿がありました。要望を細部まで聞き取ってもらい、完成後も不具合がなかったという投稿もあります。

ただし、ここで挙げた投稿はいずれも2008年から2009年の書き込みです。件数も5件と少ないので、今の担当者の応対をこれで判断することはできません。打ち合わせの進め方や、要望を図面へ反映する手順は、実際に面談して確かめるほうが確実です。

住み心地と設計、そのほかの投稿

住宅性能・住み心地は7件で、良い3件、気になる1件、中立3件でした。良い評価には、吹抜けとリビング階段のある家で蓄熱暖房だけで暖かく過ごせたという投稿がありました。建築中の変更に柔軟に応じてもらい、震災のときも住まいに被害がなかったという投稿、築2年で大きな不具合がないという投稿もあります。

気になる評価は1件で、足音など室内の音が響き、住み心地に強い不満があるという内容でした。中立の3件はいずれも質問です。構造の柱の寸法、集成材の仕様とアフターの対応、床下エアコンの冬の暖房効果と電気代を、それぞれ尋ねています。音の響き方や暖房の効き方は間取りと設備で変わるので、打ち合わせでは具体的な部屋を挙げて相談してください。

設計・間取りは3件で、良い1件、気になる2件でした。良い評価は、複数の会社を比べたうえで契約し、自由設計の修正提案と定期点検を評価したものです。気になる評価は、契約前の提案に決め手がなく間取りとデザインを考え直したという投稿と、自由設計の提案力や法規の面に不安を覚えたという投稿でした。

デザイン・商品、価格・費用、その他を主題にした投稿は、今回の38件では確認できませんでした。実際にいくらかかったのかを投稿から確かめることはできないので、価格は公式に出ている数字と自分の見積書で見るしかありません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

運営会社の株式会社カクニシビルダーと、掲げている許可・登録

公式サイトの会社概要によると、株式会社カクニシビルダーの創業は明治30年、設立は昭和32年9月6日です。工事請負契約や売買契約の相手方も、この会社だと公式に記載されています。

国税庁の法人番号公表サイトによると、法人番号は2060001010288、登記上の本店は栃木県鹿沼市上野町281番地4です。2026年8月18日に確認した時点で、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。

建設業の許可は一般建設業許可 栃木県知事(般-7)第3274号、宅地建物取引業者免許は栃木県知事登録(14)第809号で、どちらも公式サイトの会社概要に掲載されています。

項目 内容
商号 株式会社カクニシビルダー
法人番号 2060001010288
本社・登記上の本店 〒322-0021 栃木県鹿沼市上野町281番地4
代表者 代表取締役 大西 毅
創業・設立 創業 明治30年/設立 昭和32年9月6日
建設業許可 一般建設業許可 栃木県知事(般-7)第3274号
宅地建物取引業免許 栃木県知事登録(14)第809号
建築士事務所登録 一級建築士事務所 栃木県知事登録 A第3688号
施工エリア 栃木県内全域と隣接地域

建設業許可と宅地建物取引業免許の番号は、公式サイトの会社概要に出ている表記をそのまま載せています。括弧の中の数字が何を指すのかは、今回集めた資料からは分かりませんでした。

沿革には、平成14年にISO9001の認証を取得したと書かれています。ただし2026年8月の時点で認証が続いているのか、認証番号や適用範囲がどうなっているのかは、公開資料では確認できませんでした。現在の受賞歴についても、具体的な名前は確認できていません。

構造は耐震等級3、制震ダンパーを全棟に標準搭載

構造について、公式サイトは耐震等級3としています。工法は木造軸組とパネル工法を組み合わせた独自のパワフルステージ工法で、制震ダンパーのMIRAIEを全棟に標準搭載すると書かれています。

基礎はベタ基礎が標準です。立上がり幅150mm、ベース厚160mm、ベース筋の配筋ピッチ200mmという数字が、耐久性能のページに出ています。

SE構法の登録工務店でもあり、希望すればSE構法を提案できるという記載もあります。SE構法を採用した棟では全棟で許容応力度計算を行い、構造性能はNCNが引き渡しから10年、最長20年まで保証すると書かれています。ただしこれは、SE構法を選んだ場合に限った話です。

標準のパワフルステージ工法を含めた全棟で許容応力度計算を行うのかどうかは、公開資料では確認できませんでした。耐震等級3についても、全棟で第三者の住宅性能評価書を取得するとは書かれていません。住宅性能表示制度は、要望があれば評価を受けられる任意の対応と説明されています。

耐震等級を書面で残したい場合は、評価書を取得できるかと費用を、見積もりの段階で聞いておきましょう。

断熱は等級5が標準、気密は全棟で測って2025年の平均はC値0.669

断熱の標準仕様は等級5で、ZEH基準をクリアするとされています。要望に応じて、G1・G2グレードに対応する仕様も用意していると公式のよくある質問に書かれています。

断熱材は、一部のグレードを除いて壁と床にフェノールフォームを使い、屋根と天井には厚さ155mmの高性能グラスウールが標準です。換気は第一種の澄家と第三種から選びます。

気密は全棟で測定していて、2025年の全棟平均はC値0.669、公式が最高値として挙げているのはC値0.33です。ただし契約の上で保証される数値や上限値までは、公開資料では確認できませんでした。全棟の平均と、自分の家で約束される性能は別ものです。

UA値については、プレミアムエコ仕様で0.34W/㎡Kという数字が断熱のページに出ています。これは2022年6月時点の、その仕様に限った値です。現行の標準仕様のUA値は確認できませんでした。0.34という数字を、全商品に共通する標準値として受け取らないほうが安全です。

新築戸建住宅のZEH実績も公表されています。

年度 新築戸建住宅のZEH実績
2021年度 0%
2022年度 36%
2023年度 40%
2024年度 28%
2025年度 35%
2030年度(目標) 91%

標準仕様でZEH基準をクリアするとしている一方で、ZEH実績の割合は年によって上下しています。よくある質問では、この「ZEH基準」を断熱等級5とあわせて示していて、年度ごとの実績の割合とは表している内容が違います。太陽光発電や蓄電池、長期優良住宅は、いずれも要望に応じた対応と書かれています。

公式に確認できた特徴の図。設計自由度=注文住宅は間取り、寸法、デザイン、仕様まで自由設計に対応。平屋・2階建ての企画住宅も用意/耐震等級=カクニシビルダーの家は耐震等級3とする/制震仕様=制震ダンパーMIRAIEを全棟標準搭載/基礎仕様=ベタ基礎を標準とし、立上がり幅150mm、ベース厚160mm、配筋ピッチ200mm/断熱等級=標準仕様は断熱等級5(ZEH基準)。要望に応じG1・G2グレード対応仕様を用意/壁=一部グレードを除き、壁・床にフェノールフォームを使用/屋根=厚さ155mmの高性能グラスウールを標準仕様とする。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

自分の家の性能を数字で知りたい場合は、契約するプランのUA値の計算書と気密測定の結果を、先に求めておいてください。

価格は坪単価65万〜95万円と、30坪の総額例が公開されている

価格の目安は公式サイトに出ています。よくある質問のページにある記載は、おおよそ65万円から95万円の坪単価です。幅はありますが、検討を始める段階で予算の当たりをつける材料になります。

総額の例も1つ公開されています。30坪の規格住宅の例として、建物が約2,300万円、付帯工事等が約500万円、諸経費が約200万円で、総額約3,000万円という内訳です。

ただし、付帯工事等と諸経費に何が含まれるのかは、この記載だけでは分かりません。地盤改良、外構、照明やカーテン、登記や住宅ローンの費用、火災保険、そして土地代が入っているかどうかは、見積書で費目ごとに確かめてください。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事ですから、一式とまとめられている部分の内訳は、遠慮なく求めて構いません。

商品ごとの現在の価格表は、公開資料では確認できませんでした。古い商品ページには坪単価の数字が残っていますが、2021年4月時点の価格です。今の見積もりには使えないので、金額は日付のついた書面でもらってください。

今回の38件には、価格や費用を主題にした投稿がありませんでした。実際の総額は口コミからたどれないので、比べるときは総額でそろえた見積書を使ってください。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証は構造と雨水が20年、条件を満たせば最長60年

保証は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分を、引き渡しから20年間としています。10年目までは新築住宅の瑕疵保険、11年目以降は独自の延長保証という組み立てです。地盤も、第三者機関による調査と施工を前提に20年間としています。

そのうえで、最長60年の長期保証があるとしています。ただし20年目以降は、定期的な検査と、指定された有料のメンテナンス工事を行うことが条件です。60年という数字だけが独り歩きしないよう、条件のほうから先に読んでください。

区分 公式に書かれている内容
構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分 引き渡しから20年間。10年目までは新築住宅の瑕疵保険、11年目以降は独自の延長保証で、両者は一部内容が異なる
長期保証 最長60年。20年目以降は定期的な検査と、指定の有料メンテナンス工事が条件
地盤 第三者機関による地盤調査・施工を前提に20年間
定期点検 引き渡し後6か月、1年、2年、5年、10年に無料。11年目以降は連絡に応じて随時
緊急時の対応 すまいるサポート24で24時間365日の応急対応

20年目以降の検査をどの間隔で行うのか、指定のメンテナンス工事に何が含まれていくらかかるのか、免責はどこまでか。この部分は公開資料では確認できませんでした。

11年目以降の定期点検についても、決まった時期は確認できませんでした。無料の定期点検として公開されているのは10年目までです。口コミでも引き渡し後の対応は評価が分かれていた部分なので、書面で残しておく意味があります。

建てられる地域と、商品ラインナップの見方

施工エリアは栃木県内全域です。公式のページには、栃木県を中心としたエリアと隣接地域で設計・建築工事を行うと書かれています。

掲載されている市は、宇都宮市、足利市、栃木市、佐野市、鹿沼市、日光市、小山市、真岡市、大田原市、矢板市、那須塩原市、さくら市、那須烏山市、下野市です。町は、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、壬生町、野木町、塩谷町、高根沢町、那須町、那珂川町が挙がっています。

隣接地域として具体的にどの市町村まで対応するのか、距離の条件や追加の費用がかかるのかは、公開資料では確認できませんでした。県境の近くで検討している場合は、敷地の住所を伝えて最初に聞いてください。

公式サイトに並んでいる商品は、ライフスタイルハウス、コンコート、建築家と建てる家、カクニシプレミアムSTYLEです。ほかに、デザイナーズ平屋住宅、二世帯住宅、3階建て住宅、グリーン&ハウス、パウスハウスも掲載されています。プレミアムのシリーズには、カスタマイズフリー、プレミアムフリー、ZEHの要素を加えたプレミアムPLUS ONEという区分があります。

注文住宅は、間取りや寸法だけでなくデザインや仕様まで自由に決められるとしており、平屋と2階建ての企画住宅も用意されています。

なお、商品のなかにはグループの別の会社と共同で展開しているものがあります。そうした商品について、地域や窓口によって契約の相手方がどちらの会社になるのかは、公開資料では確認できませんでした。見積書と工事請負契約書で、契約する相手が株式会社カクニシビルダーかどうかを必ず確かめてください。

カクニシビルダーが向いている人と、慎重に確かめたい人

公式の情報と投稿の傾向から見ると、次のような方に合いやすい会社です。

  • 栃木県内で建てる予定があり、地元で長く営業してきた会社から選びたい方
  • 早い段階で総額の見当をつけたい方。坪単価の目安と総額例が公開されている
  • 耐震等級3と制震ダンパーの標準搭載を、はじめから条件にしたい方
  • 間取りや仕様を自分で決めたい方。企画住宅も選べる

次の点を重く見る方は、契約の前に時間をかけて確かめてください。

  • 引き渡しのあとの対応を最優先にしたい方。投稿では良い評価と気になる評価が同じ数だった
  • 断熱の数値で他社と比べたい方。現行の標準仕様のUA値は公開資料では確認できなかった
  • 耐震等級を第三者の評価書として残したい方。全棟で取得するとは書かれていない
  • 栃木県の外で建てたい方。隣接地域の具体的な範囲は公開資料では確認できなかった

契約前に確認しておきたいこと

次の5つは、口頭の説明ではなく書面でそろえておくと、比べるときに迷いが減ります。

  • 総額でそろえた見積書と、付帯工事等・諸経費の費目ごとの内訳
  • 契約するプランのUA値の計算書と、断熱材とサッシの仕様
  • 気密測定を行う時期と、測定結果をもらえるかどうか
  • 保証書と約款の現物。20年目以降の検査時期、指定工事の内容と費用、免責の範囲
  • 修理を頼むときの窓口と連絡方法、11年目以降の点検の扱い
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

カクニシビルダーについてよくある質問

カクニシビルダーの評判は良いですか?

A. 話題によって分かれています。営業・打ち合わせの5件はすべて良い評価でしたが、アフターサービスの12件は良い5件と気になる5件で並びました。施工・仕上がりの11件も、気になる評価が5件あります。今回の38件は投稿URLの件数で、うち35件は2021年以前の書き込みです。今の応対は、見学や打ち合わせの場でご自身で確かめてください。

カクニシビルダーの坪単価はいくらですか?

A. 公式サイトのよくある質問に、おおよそ65万円から95万円の坪単価という記載があります。30坪の規格住宅の例として、建物約2,300万円、付帯工事等約500万円、諸経費約200万円で総額約3,000万円という内訳も出ています。商品ごとの現在の価格表は確認できませんでした。比べるときは、総額でそろえた見積書をもらってください。

耐震性能と断熱性能はどのくらいですか?

A. 公式サイトでは耐震等級3とし、制震ダンパーを全棟に標準搭載するとしています。断熱は標準仕様が等級5で、気密は全棟で測定し、2025年の全棟平均はC値0.669と公表されています。UA値0.34W/㎡Kはプレミアムエコ仕様の2022年6月時点の値で、現行の標準仕様のUA値は確認できませんでした。数値で比べたい場合は、自分のプランの計算書を求めてください。

保証と点検はどうなっていますか?

A. 構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分が引き渡しから20年、地盤も20年です。定期点検は6か月、1年、2年、5年、10年に無料で、11年目以降は連絡に応じて随時対応とされています。最長60年の長期保証もありますが、20年目以降は定期的な検査と指定の有料メンテナンス工事が条件です。費用と免責の範囲は約款で確かめてください。

どの地域で建てられますか?

A. 栃木県内全域です。公式の施工エリアのページには、栃木県を中心としたエリアと隣接地域で設計・建築工事を行うと書かれていて、宇都宮市や足利市など県内の市町が挙げられています。隣接地域として具体的にどこまで対応するのか、距離の条件や追加の費用があるのかは確認できませんでした。敷地の住所を伝えて聞いてみてください。

まとめ

確かめられたのは、次の点です。

  • 公開されていた口コミ38件のうち、いちばん多い話題はアフターサービスの12件で、良い5件と気になる5件に分かれていた
  • 営業・打ち合わせの5件はすべて良い評価、施工・仕上がりの11件は気になる評価が5件だった
  • 坪単価はおおよそ65万円から95万円、30坪の規格住宅の総額例は約3,000万円と公表されている
  • 耐震等級3と制震ダンパーの全棟標準搭載、断熱等級5、全棟の気密測定で2025年の平均はC値0.669
  • 構造と雨水の保証は20年、地盤も20年、無料の定期点検は10年目まで。最長60年は条件つき
  • 法人番号と本店は公的な記録と一致し、建設業許可は栃木県の名簿でも確認できた

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。性能では、現行の標準仕様のUA値、契約上のC値の保証値、標準工法での構造計算の方法、耐震等級3の評価書を全棟で取得するかどうかです。費用と保証では、商品ごとの現在の価格表、最長60年保証の検査間隔と指定工事の費用、11年目以降の点検時期が分かりませんでした。対応する隣接地域の具体的な範囲、ISO9001が今も有効かどうか、ZEHビルダーの現在の登録内容も同じです。

公表されていない数値も、書面での提示を求めることはできます。契約するプランのUA値の計算書、気密測定の予定と結果の渡し方、保証書と約款の現物、総額でそろえた見積書。この4つを同じ形で集めれば、ほかの会社と横に並べて比べられます。

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