家族・暮らし
家事のモヤモヤどう解消してる?共働き妻300人の1位は「完璧を求めない」
共働き世帯の妻300人に、家事で感じるモヤモヤと、解消のためにやったことを聞きました。解消法の1位は「完璧を求めるのをやめた」48.7%。一方で、分担への不満が残っている人も少なくありませんでした。
注目データ
48.7%
解消法1位は「完璧を求めるのをやめた」
共働きなのに、家事の負担がどちらか一方に偏っていないでしょうか。仕事と家事の両立が当たり前になった今、日々の小さなモヤモヤをどう手放すかは、多くの家庭に共通するテーマです。
調査の結果、モヤモヤ解消のためにやったことの1位は「完璧を求めるのをやめた」48.7%。2位「夫に期待するのをやめた」46.0%、3位「自分でやったほうが早いと割り切った」42.3%と、上位3つはいずれも自分の受け止め方を変える方法で、「夫と話し合って分担を見直した」は19.7%で4位にとどまりました。
調査概要
| 調査名 | 日々の家事のモヤモヤと解消法に関するアンケート |
|---|---|
| 調査対象 | 共働き世帯の20〜60代の女性(妻) |
| 調査期間 | 2026年6月〜7月 |
| 調査方法 | インターネットによる任意回答 |
| 有効回答数 | 300人(20代47人・30代135人・40代86人・50代29人・60代3人) |
割合は小数第1位を四捨五入して表示しているため、合計が100.0%にならない場合があります。
複数回答の設問は、合計が100%になりません。
回答者数が30人未満の区分は参考値として扱います。
回答者の属性
年代
- 20代:47人
- 30代:135人
- 40代:86人
- 50代:29人
- 60代:3人
調査結果の要点
- 一番モヤモヤする家事の1位は「料理・献立決め」29.7%、2位は「名もなき家事」20.7%
- 家事分担が「妻が7割以上」の家庭は78.3%。分担に不満がある人は48.7%
- 解消法の1位は「完璧を求めるのをやめた」48.7%。上位3つのいずれかを実践している人は81.0%
- 「夫に期待するのをやめた」人でも、66.7%は今も分担に不満を抱えている
一番モヤモヤする家事は「料理・献立決め」29.7%
家事の中で一番モヤモヤする(不満やストレスを感じる)ものを聞きました(n=300・単一回答)。
1位は毎日終わりのない「料理・献立決め」。2位には、日用品の補充や予定の段取りなど、家族に見えづらい「名もなき家事」が入りました。
この2つで全体の半数を超えており、作業そのものより、考える・管理する負担がモヤモヤにつながっていることが分かります。
家事分担は「妻が7割以上」が78.3%。約半数が分担に不満
家事の分担割合を聞いたところ(n=300・単一回答)、次のような結果になりました。
共働きであっても、妻が家事の7割以上を担う家庭が78.3%(235人)と大多数を占めました。
分担への満足度は「まあまあ満足」42.7%(128人)が最多だったものの、「やや不満がある」36.3%(109人)と「かなり不満がある」12.3%(37人)を合わせた48.7%(146人)が不満を抱えています。
モヤモヤの原因1位は「家事に気づかない・見えていない」40.3%
家事の分担でモヤモヤする原因を聞きました(n=300・複数回答)。
1位は「家事に気づかない・見えていない」。やる・やらない以前に、そもそも家事の存在が見えていないことへの不満が最多でした。
「頼まないとやってくれない」も3人に1人が選んでおり、指示待ちの姿勢がモヤモヤにつながっています。
解消法1位は「完璧を求めるのをやめた」48.7%
この調査の中心である、モヤモヤ解消のためにやったことを聞きました(n=300・複数回答)。
1位は「完璧を求めるのをやめた」で、ほぼ2人に1人。上位3つはいずれも自分の意識や行動を変える方法で、いずれか1つ以上を実践している人は81.0%(243人)にのぼりました。
一方、夫婦で向き合う「話し合って分担を見直した」は19.7%、「担当のリスト化・見える化」は4.3%、「家事代行」は1人だけ。モヤモヤの解消が、夫との交渉ではなく妻側の受け止め方の変更で図られている実態が分かります。
「夫に期待するのをやめた」人の66.7%は今も分担に不満
諦めればモヤモヤは消えるのでしょうか。解消法別に、分担への不満率(「やや不満」+「かなり不満」の合計割合)を見てみました。
全体の不満率48.7%に対し、「夫に期待するのをやめた」人の不満率は66.7%と大きく上回りました。期待を手放しても、不満そのものは解消されていないことが分かります。一方、定期的に話し合っている人の不満率は25.0%(参考値)と低めでした。
分担割合別でも差があり、「自分が9割以上」の人の不満率は68.9%(n=119)に対し、「自分が6割、夫が4割程度」では12.5%(n=32)、「ほぼ半々」では11.1%(n=27・参考値)。夫の分担が4割に届くと、不満率は1割前後まで下がります。
なお、家事の分担について夫と「定期的に話し合っている」人は全体の9.3%(28人)。「不満が溜まったときだけ話す」41.0%(123人)、「ほとんど話さない」29.7%(89人)が大半で、「話し合うと喧嘩になるので避けている」も13.3%(40人)いました。
「導入してよかった」時短家電1位は食洗機29.3%
時短家電で導入してよかったものを聞きました(n=300・複数回答)。
一方、「時短家電は導入していない(あるけど活用していない)」は39.0%(117人)と約4割。「導入したが期待ほどではなかった」は2.7%(8人)にとどまり、導入した人の満足度は高いと言えます。モヤモヤの上位に挙がった「料理」「名もなき家事」「食器洗い」のうち、食器洗いと料理は食洗機や自動調理器で負担を減らせる領域です。
1日あたりの平均家事時間は、「1〜2時間」が43.7%(131人)で最多、「2〜3時間」29.7%(89人)、「3時間以上」も14.0%(42人)でした。
回答者の声
自由記述では、モヤモヤが減った具体的な工夫が数多く寄せられました。原文の趣旨を保ち、一部を要約しています。
皿洗いは夫の担当なのに「後でやる」と後回しにされてイライラしていました。そのまま伝えると喧嘩になるため、やったら子どもがお手伝いしたときくらいの勢いで褒めるようにしたところ、気分よく以前より早めに洗ってくれるようになりました
30代・褒めたら早く洗ってくれるように
在庫管理や買い物リストを、冷蔵庫の扉のホワイトボードに書いてもらう仕組みにしました。書いてくれるまで時間はかかりましたが、協力してくれるようになりストレスが減りました
40代・冷蔵庫にホワイトボードを設置して見える化
外出が苦手な自分に代わり子どもの送迎やゴミ出しは夫、料理が得意な自分は料理と掃除を担当しています。苦手分野を相手に任せることで、家事分担の量的な差はあまり気にならなくなりました
40代・得意なことをお互いが担当
話し合いで気持ちを伝えたところ、夫から「あなたのやり方があるから手を出してはいけないと思っていた」と言われました。こだわりはないからやってもらえると嬉しいと伝えると、気づいたときに家事をしてくれるようになり、お互いに「ありがとう」を言い合える関係になりつつあります
30代・気持ちを正直に伝えたら少しずつ変わった
以前は夫の掃除のやり方にイライラしていましたが、物理的に手が回らないため基準を下げて一部を任せることにしました。物足りなさはあるものの、家事が回らないよりはましだと割り切っています
30代・完璧を求めず基準を下げた
まとめ
今回の調査では、共働き妻のモヤモヤ解消法は「完璧を求めない」「夫に期待しない」「自分でやる」が上位を占め、8割超が実践していました。
しかし解消法別に見ると、期待を手放した人の66.7%が今も分担に不満を抱えており、受け止め方を変えるだけでは不満が残ることも分かりました。一方で、夫の分担が4割に届いた家庭や、定期的に話し合っている家庭では不満率が大きく下がっています。
モヤモヤの原因1位が「家事に気づかない・見えていない」だったことを踏まえると、名もなき家事も含めた家事の全体量を見える化し、得意・不得意で分担を組み直すことが、遠回りに見えて確実な方法と言えそうです。自由記述にあったホワイトボードでの見える化や、褒めるという工夫も、今日から試せるヒントになります。
調査データの利用について
この調査結果を引用する際は、出典として「幸せおうち体験談」とこのページのURLを記載してください。数値の一部だけを取り出して、調査の趣旨と異なる意味で使うことはご遠慮ください。