テラジマアーキテクツの評判は?口コミ96件と坪単価の目安、最長30年保証の条件

テラジマアーキテクツの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

テラジマアーキテクツは、東京の自由が丘に本社を置き、設計から施工、引き渡し後のメンテナンスまでを一つの会社で受ける住宅会社です。木造住宅では耐震構法SE構法を標準にし、耐震等級3と長期優良住宅の取得を標準仕様に掲げています。公開されている投稿には、大きな窓や吹抜けのある家の住み心地を評価した記録がある一方で、打ち合わせでの行き違いや、契約したあとに費用が増えたという記録もありました。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、公開されている口コミや体験談を編集部が1件ずつ読む独自の口コミ調査を続けています。今回は、価格の示し方、構造と断熱の仕様、保証の期間と条件、法人の登録内容を、公式サイトと公的な資料に当たって確かめました。

東京23区の西側か神奈川県の一部で、限られた敷地に設計を作り込んだ家を建てたいなら、テラジマアーキテクツは候補に入ります。SE構法で一棟ごとに構造計算を行うこと、耐震等級3が標準であること、躯体と防水を10年保証し、条件を満たせば最長30年まで延ばせることは公式に確認できました。ただし価格について公開されていたのは、坪160万円ほどからという目安だけです。本体価格も総額の目安も確認できませんでした。UA値とC値も同じです。金額と断熱の性能は、自分のプランの見積書と計算書で確かめてください。

この記事でわかること

  • 公開投稿96件のうち、営業・打ち合わせと価格に何が書かれていたか
  • 公式にある坪160万円ほどからという目安が、何を基準にした数字なのか
  • SE構法と耐震等級3、外張り断熱について、公式に確かめられるのはどこまでか
  • 躯体と防水の10年保証を最長30年まで延ばす条件は何か
  • 対応地域の外で建てる場合、契約する相手と保証の主体をどこで確かめるか
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月23日

  1. テラジマアーキテクツの評判・口コミを公開投稿96件から確認
    1. 営業・打ち合わせの22件は、担当者ごとに記録が分かれる
    2. 価格・費用の20件は、増えた費用と収まった費用の両方がある
    3. 設計・間取りの17件に出てくる、案のやり直し
    4. 住宅性能・住み心地は、大きな窓と断熱の話が中心
    5. 施工・仕上がりとアフターサービスに書かれていたこと
    6. デザインについて書かれた6件
  2. 公開されている記録が96件にとどまった理由
  3. テラジマアーキテクツの坪単価と、価格を比べるときの手順
  4. SE構法と外張り断熱、耐震等級3はどこまで公表されているか
  5. 10年保証を最長30年まで延ばす条件と、無料点検の時期
  6. 対応地域は東京と神奈川のどこまでか、1年に受ける棟数
  7. 契約する相手と、会社の記録で確かめられること
  8. テラジマアーキテクツのメリットと、気をつけたい点
  9. テラジマアーキテクツが向いている人
  10. 契約前に確認しておきたいこと
  11. テラジマアーキテクツのよくある質問
    1. テラジマアーキテクツの坪単価はいくらですか?
    2. 口コミで気になるという投稿が多いのはどの話題ですか?
    3. 断熱や耐震の性能は公表されていますか?
    4. 保証は何年ですか。延長する条件はありますか?
    5. 東京都と神奈川県以外でも建てられますか?
    6. 木造のSE構法以外の構造も選べますか?
  12. まとめ

テラジマアーキテクツの評判・口コミを公開投稿96件から確認

2026年8月に調べた範囲で、この会社について書かれたものだと確認できた公開投稿は96件でした。いちばん多い話題は営業・打ち合わせの22件で、次が価格・費用の20件、設計・間取りの17件です。住み心地よりも、打ち合わせの進み方と金額について書かれた記録のほうが多く残っていました。

96件は人数ではなく投稿URLの件数です。同じ内容が別のURLでも読めたものは1件にまとめましたが、一人の方が複数の場所へ書き込んでいた場合に、同じ人の記録として見分けられていない可能性は残ります。施主本人へのアンケートではありません。無作為に選んだわけでも、公開されている投稿をすべて集めきったわけでもないので、良い投稿と気になる投稿の数を並べても、世の中の割合や多数派を読み取ることはできません。媒体名と投稿者名は書かず、口コミサイト、掲示板やQ&Aサイト、個人ブログという種類だけを示します。

公開投稿96件の内訳。媒体別は口コミサイト29件、掲示板Q&A30件、SNS0件、個人ブログ37件、動画コメント0件。傾向別は良い43件、気になる23件、中立30件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

媒体別では、個人ブログが37件、掲示板やQ&Aサイトが30件、口コミサイトが29件でした。SNSと動画コメントは0件です。書いた方の立場では、住んでいる方が48件、検討中または打ち合わせ中の方が44件、見学しただけの方が3件、近隣の方が1件でした。中立の30件は検討中の方の質問が多くを占めます。

公開投稿96件の話題別件数。住宅性能・住み心地15件、設計・間取り17件、デザイン・商品6件、営業・打ち合わせ22件、施工・仕上がり10件、価格・費用20件、アフターサービス6件、その他0件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。
話題 件数 良い 気になる 中立
住宅性能・住み心地 15 8 2 5
設計・間取り 17 7 4 6
デザイン・商品 6 6 0 0
営業・打ち合わせ 22 12 5 5
施工・仕上がり 10 5 4 1
価格・費用 20 2 7 11
アフターサービス 6 3 1 2
その他 0 0 0 0
合計 96 43 23 30

件数は良いが43件で、気になるの23件を上回りました。ただ、これは96件の内訳であって、会社の仕事に点数が付いた結果ではありません。満足して暮らしている方はその暮らしぶりを書き残す機会が少なく、反対に金額の行き違いや工事の遅れは書き込みになりやすい話題です。確認できた投稿は2009年のものから2026年のものまで幅があり、その間に会社の体制も変わりました。いずれも匿名で、内容が正しいかどうかを編集部が確かめることはできません。

営業・打ち合わせの22件は、担当者ごとに記録が分かれる

22件の内訳は、良いが12件、気になるが5件、中立が5件です。良い側で目立つのは、見学会のあとに押し売りや頻繁な電話がなく、落ち着いて検討できたという記録です。契約後のプラン相談で多くの要望に応じてもらえたという投稿もありました。

気になる側は担当者との行き違いに集まります。約束したことが忘れられていた、説明があいまいで信頼を持てず依頼をやめた、という投稿がありました。初回の打ち合わせで設計担当の態度に軽く扱われたと感じた記録もあります。書かれているのは会社全体ではなく、その方に付いた担当者についてです。最初の面談で誰が設計を担当するのかを確かめておきましょう。

価格・費用の20件は、増えた費用と収まった費用の両方がある

20件のうち、良いが2件、気になるが7件、中立が11件です。良い側の2件には、契約前の段階では費用が発生しなかったこと、高い設備を追加しても最終の支払額が最初の見積りに収まったことが書かれています。

気になる側では、契約時に想定していた額より最終の費用が増え、初期見積りの書き方に納得できなかったという投稿があります。仕様を調整して予算との差を縮める再見積りをしてもらった記録もありました。中立の11件は高いかどうかの判断が中心で、設計と対応と品質は評価しながら建築費は高めだとする投稿、自由度は認めつつ仕様の増額と打ち合わせの負担を挙げた投稿がありました。

設計・間取りの17件に出てくる、案のやり直し

17件は、良いが7件、気になるが4件、中立が6件です。良い側には、32坪の敷地に壁の少ない明るいLDKの案をもらって契約に進んだという投稿があります。こだわりを聞きながら改善案を一緒に考えてくれた、要望を超える設計と施工の精度に満足した、という記録もありました。

気になる側は、案のやり直しについての記録です。有料のラフプランを何度か修正し、2階建ての案から3階建ての案へ組み直したという投稿がありました。初回の案は要望の反映が足りずヒアリングからやり直しになった記録、修正案でも駐車スペースと屋根、水回りを調整し直した記録もあります。中立には、初回の案は良かったがその後のやり取りが薄く依頼を見送ったという投稿がありました。

住宅性能・住み心地は、大きな窓と断熱の話が中心

15件は、良いが8件、気になるが2件、中立が5件です。窓の大きい住宅でも夏と冬の両方で快適に過ごせている、断熱性が高いという投稿がありました。大開口と吹抜けを実現しながら断熱にも満足した記録、狭小地の二世帯で開放感と耐震性を評価した記録もあります。

気になる側は2件でした。営業の対応は好印象だったが断熱の性能値についての説明が足りないと感じたという投稿、施工例の大きな窓と吹抜けを見て夏と冬の快適さを心配したという記録です。中立では、完成後に気密測定の結果を受け取り、性能の数値は設計が決まってから出ると説明されたという記録がありました。

施工・仕上がりとアフターサービスに書かれていたこと

施工・仕上がりは10件で、良いが5件、気になるが4件、中立が1件です。良い側には、現場が整理されていて職人の仕事が丁寧だった、施主検査で調整項目を確かめたところ手直しはほとんどなかったという記録があります。気になる側は工程に関する記録で、引き渡しが遅れたこと、近隣への対応で工程が2カ月ほど遅れたことが書かれていました。

アフターサービスは6件で、良いが3件、気になるが1件、中立が2件です。配線の漏れや雨樋など複数の不具合に無償で早く動いてもらえた、5年点検で軽い指摘だけだった、という記録がありました。気になるに分けた1件は空調の故障で、業者の手配を受け、天井を壊さずに交換する方法まで一緒に検討したと書かれています。

デザインについて書かれた6件

デザイン・商品は6件で、6件とも良いに分類しました。完成見学会で吹抜けと中庭、広い台所の意匠に魅力を感じたという記録、すでに建てた方の家で標準の仕上げや造作の設備を見て個別の対応力を評価した記録があります。気になるが0件なのは、意匠に不満がないという意味ではありません。好みが分かれる話題はもともと書き込みになりにくいので、0件から意匠の評価を読み取ることはできません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

公開されている記録が96件にとどまった理由

個別のURLと本文の両方を確認できたのは96件でした。SNSと動画コメントは0件です。本文と投稿者、対象の会社への結び付き、投稿ごとのURLを、ログインなしで同時に確認できるものが見つかりませんでした。個人ブログの37件には、同じ方が家づくりの過程を何回かに分けて書いた記事が含まれます。1件ずつ別のURLとして数えているので、件数がそのまま人数にはなりません。

テラジマアーキテクツの坪単価と、価格を比べるときの手順

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が限られる部分です。公式のよくある質問には、注文住宅の目安として坪160万円ほどからと書かれ、土地の条件、プラン、仕様によって変わるとしています。本体価格と総額の価格帯は確認できませんでした。

この数字がどの面積で割ったものなのかも見ておきたいところです。2021年7月16日に公式サイトへ載った価格の説明では、坪単価を延床面積ではなく施工床面積で計算するとしています。基準は150平方メートルで、これを下回ると割増になると書かれています。施工床面積は、延床面積に入らない部分まで工事の対象として数えることがある面積です。同じ建物でも大きくなりやすいので、延床面積を基準にした他社の坪単価とそのまま並べられません。坪単価に含まれる費目の一覧と消費税の扱いも確認できませんでした。

注文住宅の価格は土地の条件やプラン、仕様で変わるので、幅を持たせた形でしか出せないこと自体は不誠実ではありません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。坪単価を追いかける代わりに、総額でそろえた見積書を出してもらいましょう。そろえる費目は、本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、設計料、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代です。一式とだけ書かれた部分の内訳を説明するのは会社側の仕事ですから、遠慮なく求めてください。

リノベーションには別の目安が出ています。大規模な全面改修で1平方メートルあたり25万円から30万円ほど、総額2,000万円からというのが公式の説明です。申し込みのときに20万円の設計料がかかり、工事請負契約を結んだあとは工事費に充てられます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

SE構法と外張り断熱、耐震等級3はどこまで公表されているか

構造と性能は、価格に比べると公式の記載がそろっています。木造住宅は耐震構法SE構法を標準採用し、一棟ごとに構造計算を行うと説明されています。耐震は住宅性能表示制度の耐震等級3が標準です。用途や規模によっては、鉄筋コンクリート造や鉄骨造を採る場合もあります。

公式に確認できた特徴の図。通常の設計=東京都:世田谷、目黒、渋谷、新宿、港、品川、大田、文京、豊島、千代田、中央、江東、杉並、中野、練馬、板橋、台東、北/構造の選択条件=用途、規模、要望によりRC造または鉄骨造を採用する場合がある/構造計算=SE構法住宅は一棟ごとに構造計算を実施する/耐震等級=住宅性能表示制度の耐震等級3を標準とする/断熱工法=外張り断熱工法を標準採用。ただし防火地域内の新築等、条件により適用できない場合がある/換気仕様=24時間換気システムを採用し、99%以上の除去性能をうたう花粉フィルターを標準装備する/長期優良住宅=長期優良住宅の取得を標準仕様とする。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。通常の対応地域は東京都19区10市と神奈川県6市で、図の「通常の設計」欄には東京都の区名を一部だけ載せています。全部の地域はこのあとの本文にあります。

断熱は外張り断熱工法が標準です。ただし公式サイト自身が、防火地域内の新築など条件によっては適用できない場合があると断っています。都心部では防火の規制がかかる敷地も珍しくないので、自分の土地で標準どおりに施工できるかを早めに聞いておきましょう。換気は24時間換気システムで、99パーセント以上の除去性能をうたう花粉フィルターが標準装備です。

一方で、全棟に共通するUA値は確認できませんでした。公式の施工例に0.34という数値が載っていますが、これは品川区の1棟について書かれたもので、標準の値ではありません。C値と、気密測定を全棟で行うかどうかも同じです。断熱のページには古い制度の表現が残っているため、現行制度での断熱等性能等級も読み取れませんでした。断熱材の商品名や厚さ、窓とサッシの標準仕様も確認できていません。口コミの気密測定の記録が全棟の運用なのかも判断できません。

ZEHビルダーとして登録していることも公式に確認できます。公表されている普及の実績は2025年度が0パーセント、2030年度の目標は50パーセントです。実績が0パーセントであることは、断熱性能が低いという意味ではありません。ZEHは太陽光発電などを組み合わせて収支を計算する制度で、採用するかは一棟ごとの計画で決まります。品質のチェックでは、注文住宅で必ず第三者機関を使い、図面のチェック、現場の検査、保証を行うと説明されています。どの機関がいつの工程を見るのかは確認できませんでした。

10年保証を最長30年まで延ばす条件と、無料点検の時期

新築の保証は、躯体と防水が引き渡しから10年です。条件を満たせば最長30年まで延長でき、無料の定期点検は25年目まで組まれています。

項目 公式に確認できた内容
新築の初期保証 躯体と防水について引き渡しから10年
保証の延長 10年目以降、5年ごとの点検時に規定の有償メンテナンスを実施すると5年ずつ延長。最長30年。任意
新築の無料定期点検 2年・5年・10年・15年・20年・25年目
アフターの体制 2015年に専門チーム「コンストラクション・サービス」を設置。点検と修繕の履歴を期限を定めず管理
リノベーションの保証 施工した箇所について最長5年。施工内容により期間が異なる
リノベーションの点検 引き渡しから1年後と5年後に無料
確認できなかったこと 現行の統一約款、免責の範囲、延長に必要な工事の内容と費用

口コミに出てくる無償の対応や5年点検は、この体制が動いている範囲の話です。社員数は公式の会社概要で30名です。担当者が替わったあとも点検と修繕の履歴が引き継がれるのかは、記録の残し方を聞いて確かめておきましょう。

気をつけたいのは、保証の記載が公式サイトの中で一致していない点です。専用ページは初期10年と最長30年で説明していますが、別の記載には20年保証や最長20年という古い表現が残っています。どちらが自分の契約に適用されるのかは、契約書と保証書、延長保証の規定で確かめてください。免責の範囲と、延長に必要な工事の内容と費用も確認できませんでした。

対応地域は東京と神奈川のどこまでか、1年に受ける棟数

公式に載っている通常の対応地域のうち、東京都は世田谷、目黒、渋谷、新宿、港、品川、大田、文京、豊島、千代田、中央、江東、杉並、中野、練馬、板橋、台東、北、墨田の19区です。市部は武蔵野、三鷹、狛江、調布、多摩、稲城、府中、小金井、国分寺、国立の10市。神奈川県は横浜、川崎、鎌倉、逗子、茅ヶ崎、藤沢の6市です。

この外側でも、計画の内容によっては対応できる場合があるとしています。挙がっているのは、東京都の荒川区、葛飾区、足立区、江戸川区と西東京市などの10市、神奈川県の大和市と相模原市、千葉県の船橋市、浦安市、市川市、埼玉県の掲載地域です。埼玉県の一覧には鳩ケ谷市という表記が残っていますが、現在の行政区分でどこを指すのかは確認できませんでした。さらに遠い場所は、信頼できる工務店に施工とメンテナンスを任せられる場合に限り、基本設計だけを受けることがあります。

もう一つ押さえておきたいのが、1年に受ける棟数の上限です。注文住宅は30棟、リノベーションは10棟までと公式に書かれています。上限がある以上、希望の時期に着工の枠が空いていないこともあります。土地の決済などで動かせない日程がある方は、早めに着工と引き渡しの見込みを聞いておきましょう。

契約する相手と、会社の記録で確かめられること

契約の相手は株式会社テラジマアーキテクツです。法人番号9010901017026で国税庁の法人番号公表サイトから引くと、登記上の本店は公式サイトの所在地と一致しました。2026年7月31日時点のデータに、登記記録の閉鎖を示す表示はありません。

項目 公式・公的な資料で確認できた内容
商号・法人番号 株式会社テラジマアーキテクツ/9010901017026
登記上の本店 東京都目黒区自由が丘2丁目10番4号 ミルシェ自由が丘6階
創業・設立 1958年10月に寺島工務店として創業、1993年3月に法人設立、2002年10月に現商号へ変更
資本金・社員数 3,000万円/30名
建設業許可 東京都知事許可 第92537号。特定建設業の建築工事業
一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第42646号
代表者・役員 代表取締役 寺島茂。2026年の役員は寺島茂、原正一、寺島潤

建設業の許可は、東京都が公表している建設業許可業者名簿の2026年6月末時点のデータでも確認でき、商号と所在地、許可番号、代表者名が公式サイトの記載と一致しました。公式の表記は特定建設業許可・東京都知事許可 特-4 第92537号です。特のうしろの数字は許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。

一つ確認できなかったのが、宅地建物取引業の免許番号です。宅地建物取引士の在籍と、不動産会社を紹介する仕組みがあることは公式に書かれていますが、この会社自身の免許番号は確認できませんでした。土地探しで不動産会社を紹介された場合は、売買や仲介の契約をどの会社と結ぶのかを別に確かめてください。通常の対応地域では事業者の表示が株式会社テラジマアーキテクツで統一されていますが、商品や地域によって契約の相手が変わる条件は公開資料では分かりませんでした。遠方で基本設計だけを頼む場合は、設計、工事請負、保証の主体をどの会社が担うのかを契約書で確認してください。

テラジマアーキテクツのメリットと、気をつけたい点

公式の情報と口コミから、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

  • 設計、施工、引き渡し後のメンテナンスを一つの会社で受ける。木造はSE構法を標準に一棟ごとの構造計算を行う
  • 長期優良住宅の取得が標準仕様。注文住宅では第三者機関の図面チェックと現場検査を入れるとしている
  • 保証は躯体と防水で10年、条件を満たせば最長30年まで。無料点検は25年目まで組まれ、専任チームが履歴を管理する
  • 設備のメーカーを限定しない。狭い敷地での提案力を評価した記録が口コミに複数あり、外部コンテストの受賞と住宅作品の認定も公式に確認できる

いっぽうで、契約の前に確かめておきたい点も4つあります。

  • 価格の手がかりは坪160万円ほどからという目安だけ。基準も施工床面積なので、他社の坪単価と並べても比較にならない
  • 全棟共通のUA値とC値、断熱材とサッシの仕様は公開資料で確認できなかった
  • 営業・打ち合わせで気になるに分けた記録が5件あり、担当者の対応をめぐって印象が分かれている
  • 1年に受ける注文住宅は30棟までで、希望の時期に着工できるとは限らない

テラジマアーキテクツが向いている人

東京23区の西側や神奈川県の一部で、限られた敷地に間取りと意匠を作り込みたい方には向いています。狭小地や二世帯、大きな窓と吹抜けを求めた記録が良い評価に集まっているので、設計に予算をかける前提で相談できる方には合いやすい会社です。

反対に、総額を先に決めて坪単価や断熱の数値で何社かを並べたい方には、見積りが出るまでの判断材料が少なく感じられます。建てたい場所が対応地域から外れる方は、契約の相手と保証の主体を先に確かめてください。

契約前に確認しておきたいこと

次の5つは、打ち合わせが進む前に書面でそろえたい項目です。

  • 総額でそろえた見積書と、一式と書かれた部分の内訳。坪単価は施工床面積と延床面積のどちらで割った数字なのか
  • 自分のプランのUA値の計算書。断熱材の種類と厚さ、窓とサッシの仕様。気密測定の有無と結果を受け取る時期
  • 耐震等級3の評価をどこで受けるのか、構造計算書を受け取れるか。第三者機関の名称と検査を入れる工程
  • 保証書と約款。対象になる部位と免責の範囲、5年ごとの延長に必要な工事の内容と費用
  • 契約書に書かれた相手方の商号と法人番号。対応地域の外で建てる場合は、設計、工事、保証を担う会社
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

テラジマアーキテクツのよくある質問

テラジマアーキテクツの坪単価はいくらですか?

A. 公式のよくある質問には、坪160万円ほどからが目安で、土地の条件やプラン、仕様によって変わると書かれています。本体価格も総額の価格帯も確認できませんでした。注意したいのは基準です。2021年の価格説明では延床面積ではなく施工床面積で計算し、150平方メートルを基準に、これを下回ると割増になるとしています。延床面積で坪単価を出す会社とはそのまま比べられません。土地代と諸費用まで入れた総額の見積書で比べてください。

口コミで気になるという投稿が多いのはどの話題ですか?

A. 価格・費用です。気になるに分けた23件のうち7件がこの話題で、契約時の想定より最終の費用が増えたという記録が含まれます。次が営業・打ち合わせの5件で、担当者の対応や説明についての記録でした。約束の行き違いを書いたものは1件です。設計・間取りと施工・仕上がりが各4件、住宅性能が2件、アフターサービスが1件です。件数は人数ではなく投稿の数なので、割合としては読めません。

断熱や耐震の性能は公表されていますか?

A. 一部は出ています。耐震は住宅性能表示制度の耐震等級3を標準とし、木造ではSE構法で一棟ごとに構造計算を行うと公式に書かれています。断熱の標準は外張り断熱工法です。防火地域内の新築など、条件によっては適用できない場合があるとも断っています。ただし全棟に共通するUA値とC値、断熱材やサッシの仕様は確認できませんでした。施工例にある0.34という数値は1棟についてのものです。自分のプランの計算書で確かめてください。

保証は何年ですか。延長する条件はありますか?

A. 新築は躯体と防水について引き渡しから10年です。10年目以降は、5年ごとの点検のときに規定の有償メンテナンスを受けると保証が5年ずつ延び、最長30年まで続きます。延長は任意で、無料の定期点検は25年目まで組まれています。ただし同じ公式サイトに20年保証という古い記載も残り、免責の範囲や延長にかかる費用は確認できませんでした。契約書と保証書で確かめてください。

東京都と神奈川県以外でも建てられますか?

A. 場合によります。通常の対応地域は東京都の19区10市と神奈川県の6市ですが、計画の内容によっては千葉県や埼玉県の掲載地域、東京都と神奈川県の追加地域にも対応できるとしています。さらに遠い場所は、信頼できる工務店に施工とメンテナンスを任せられる場合に限り、基本設計だけを受けることがあります。この形になるときは、設計、工事請負、保証の主体がどの会社になるのかを契約書で確認してください。

木造のSE構法以外の構造も選べますか?

A. 公式サイトのよくある質問には、建物の用途や規模、要望によってRC造や鉄骨造などを採用する場合があると書かれています。木造住宅では耐震構法SE構法を標準採用し、一棟ごとに構造計算を行うという説明です。ただし木造以外を選んだときの価格や保証、耐震等級の扱いは、公開資料からは特定できませんでした。構造を迷っているなら、初回の相談で希望を伝えて、それぞれの見積書と保証の条件を書面でもらってください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • 公開投稿は96件。多い話題は営業・打ち合わせの22件と価格・費用の20件。気になる23件のうち7件は価格だった
  • 公式の価格情報は、注文住宅の坪160万円ほどからという目安と、リノベーションの1平方メートルあたり25万円から30万円ほど
  • 木造はSE構法を標準に一棟ごとの構造計算。耐震等級3と長期優良住宅の取得が標準仕様で、外張り断熱は条件により適用外もある
  • 躯体と防水は10年。5年ごとの有償メンテナンスで最長30年まで延ばせ、無料点検は25年目まで
  • 法人番号9010901017026は現行の法人情報として確認でき、東京都の建設業許可業者名簿にも載っている

公開資料から確かめられなかった項目もあります。本体価格と総額の価格帯、坪単価に含まれる費目。全棟共通のUA値とC値、気密測定の実施条件、断熱材とサッシの仕様。保証の現行約款と免責の範囲、延長にかかる工事の内容と費用。宅地建物取引業の免許番号と、地域によって契約の相手が変わる条件。

これらは書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、自分のプランのUA値の計算書、保証書と延長保証の規定、契約書に書かれた相手方の商号と法人番号。この4つがそろえば、ほかの会社と同じ条件で並べられます。

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