クレバリーホームは潰れる?後悔・最悪と言われる理由を口コミ351件で調査【2026年】

Uncategorized

塗り替えの費用まで考えると、外壁が標準でタイルというクレバリーホームの仕様は心強く映ります。けれど社名を調べた先で「潰れる」という語に出くわすと、この先何十年も付き合う相手として大丈夫なのかと、急に心配になります。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行いました。決算の記録と保証の条件は、公式情報と突き合わせています。

結論を先にお伝えすると、クレバリーホームは、倒産を不安に思う声もありますが、契約先の加盟店を自分の目で確かめられる人には、検討する価値のある住宅会社といえるでしょう。国が運営する法人情報や公式サイトの決算記録を確かめたかぎり、事業が止まりそうな兆しは見つかりませんでした。今回は、宅建士の視点から、保証の中身と加盟店の見きわめ方を詳しく見ていきます。

この記事でわかること

  • なぜ「潰れる」という言葉が検索候補に並ぶのか
  • 本部の経営はいまどうなっているのか。公告された決算が示す数字
  • 契約する相手は本部なのか、それとも地域の加盟法人なのか
  • 契約先の会社が工事を続けられなくなったとき、家と保証はどうなるのか
  • 坪単価や総額、タイル外壁や保証の中身は、どこまで公式に確かめられるのか
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

資料を先に集めておくメリット

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。

複数社を並べて見られる
1社だけで決めずに済む
数百万円の差に気づける
工務店もメーカーも見られる

カタログ請求なら、この4つを一度にまとめて用意できます。

目的で選ぶ3サービス

予算を抑えて探したい

LIFULL HOME'S

LIFULL HOME'S ローコスト住宅カタログ一括請求無料で住宅カタログを取り寄せる

地域の工務店も見たい

SUUMO

SUUMO 注文住宅の工務店資料請求無料で工務店・メーカーの資料を見る

相談しながら決めたい

HOME4U 家づくりのとびら

HOME4U 家づくりのとびら 無料家づくりプラン無料で家づくりプランを相談する

どれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。

この記事の監修

宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美

宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証の記述と会社の決算・法人情報の裏づけを、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年7月20日)

クレバリーホームが潰れるのかを口コミ351件で検証する調査手順を示した図。公開されている口コミ・体験談351件を収集し、6つの論点に分類したうえで公式情報と照合・分析する流れを表す。
公開されている口コミ・体験談351件を6つの論点に分類し、公式情報と照合しました。施主本人へのアンケートではありません。
  1. 口コミ351件を分類してわかった、後悔につながりやすい6つのこと
    1. 価格と総額の受け止め(言及61件)
    2. 断熱と体感の実際(言及49件)
    3. 設計と商品選びで語られたこと(言及112件)
    4. 施工と工期で語られたこと(言及44件)
    5. 保証とアフターの運用(言及34件)
    6. 加盟店と担当者による差(言及51件)
  2. クレバリーホームは潰れるのか、決算公告と法人情報で確かめる
    1. 直近の決算公告が示す経営の状態
    2. 社名の変遷と、加盟店の話
    3. 契約する相手は本部ではなく、地域の加盟法人
  3. 契約した加盟店が事業を続けられなくなったら、家と保証はどうなるのか
    1. 工事の途中で止まったとき
    2. 引き渡し後に点検が受けられなくなったとき
    3. 契約前に書面で確かめておく4つのこと
  4. それでもクレバリーホームが選ばれている理由
    1. 外壁タイルが標準で、塗り替えの負担が小さい
    2. 断熱等級6と耐震構法が標準
    3. 20年から最長60年まで伸ばせる保証
  5. クレバリーホームの坪単価と総額はいくらか
    1. 公式が公表している数字
    2. 公表されていない数字と、見積もりで確かめること
  6. クレバリーホームが向いている人・慎重に検討したい人
  7. よくある質問
    1. クレバリーホームは潰れるのですか?
    2. クレバリーホームの坪単価はいくらですか?
    3. クレバリーホームが「最悪」と言われるのはなぜですか?
    4. 契約した加盟店が事業を続けられなくなったら保証はどうなりますか?
    5. クレバリーホームの家は寒いですか?
    6. 外壁タイルは本当にメンテナンス費用が下がりますか?
    7. クレバリーホームで平屋は建てられますか?
  8. まとめ 契約前に確かめる7つのこと

口コミ351件を分類してわかった、後悔につながりやすい6つのこと

まずは投稿そのものを見てみましょう。読み終えた351件を整理すると、話は6つのパターンに分かれました。価格、住宅性能、設計、施工、保証、そして契約相手の会社です。

先に、この調査の前提をはっきりさせておきましょう。351件というのは、2026年7月の時点で公開されていた投稿のうち、中身まで確認できたものの数です。施主の人数ではありません。

施主本人にアンケートを取ったわけでも、無作為に抽出したわけでも、全件を集めたわけでもありません。ですから、割合や多数派を示せるような調べ方ではありません。この記事で扱うのは、良い評判と気になる評判の両面と、その背景にある理由、そして契約前にできる確認になります。

口コミの整理の仕方については、公式情報で確かめられることは、あえて分けて並べました。特定の口コミサイト名やアカウント名は記事に出さず、載せるのは媒体の種類だけにとどめています。数値や仕様、保証の内容に使ったのは、公式サイトと国が運営する法人情報の公表サイト、そして運営会社が公開する決算の記録で確認できたものだけとしています。

投稿の読み方にも、押さえておきたい前提があります。クレバリーホームの公式が公表する累計受注実績は、2024年度時点で46,000棟以上。拠点は2025年10月時点で全国150店舗以上にのぼります。

顧客の母数が大きければ、投稿の総数もそのぶん増えていくはずです。当然、不満の口コミも相対的に増えます。とはいえ、それが一件ごとの不満の重さを軽くする理由にはなりません。住まいそのものには納得していても、打ち合わせでの一言が忘れられず、評価を下げてしまう。読んでいると、そのような書き込みが度々あります。

その一方で、気持ちよく暮らしている人が、わざわざ投稿するケースというのはそう多くありません。声の大きさは、住んでいる人全体の実感とそのまま重なるわけではないのです。今回の調査も投稿者の層に偏りがあり、不満がどのくらいの頻度で起きているのかまでは読み取れません。

このあたりを頭の隅に置きながら、読み進めてもらえればと思います。

調査した口コミ351件の内訳図。媒体の種類別に掲示板・Q&Aサイト124件、個人ブログ119件、口コミ総合サイト62件、SNS46件。内容の傾向別に肯定的140件、中立112件、懸念99件。
調査対象351件の媒体別・傾向別の内訳。無作為抽出ではないため、割合は母集団全体を代表するものではありません。

内訳を見ると、設計・商品選択が112件、価格・費用が61件、経営・FC構造・契約相手が51件、住宅性能・断熱が49件、施工品質・工期が44件、保証・アフターが34件でした。

この件数が表しているのは、どの話題が語られやすいかということで合って、良し悪しの多数決ではありませんし無作為に選んだ標本でもありません。ですから、割合として読むのは賢明ではないでしょう。

このうち経営・FC構造・契約相手の51件には、会社が続くのかという不安がまじっていますが、その不安は、公開されている決算の記録でそのまま確かめることができます。次の章が、いわばその答え合わせです。

口コミパターンごとの全体像は、下記の表にまとめました。

口コミパターン 確認した口コミ媒体 公式で確認できた事実 公開情報では確認できない範囲 契約前の確認点
価格・費用 大手口コミサイト/住宅系の掲示板・Q&Aサイト/個人ブログ/SNS 2024年度の建物本体価格の平均は約2,640万円(税別)、平均建物坪数は約35.6坪 全国一律の坪単価、商品別の標準総額、付帯工事や諸費用を含む共通価格 本体・付帯・外構・諸費用を含む総額見積もりと、標準に含まれる範囲
住宅性能・断熱 住宅系の掲示板・Q&Aサイト/個人ブログ/大手口コミサイト/SNS 標準でUA値0.46W/(㎡・K)以下、断熱等級6相当。気密の公表実測値は断熱材の種類別に目安を提示 契約する棟ごとの設計UA値と実測C値、気密測定を全棟で行うかどうかの全国共通運用 契約商品の断熱材・窓・換気方式と、気密測定の実施有無および測定費用
設計・商品選択 個人ブログ/大手口コミサイト/SNS/住宅系の掲示板・Q&Aサイト 自由設計のVシリーズ・CXシリーズからセミオーダーのクレバコ+まで14の商品ラインを公開 加盟店ごとの取り扱い商品の範囲と、標準仕様に含まれる設備のグレード差 希望のプランが選べる商品かどうか、変更や追加にかかる増減額のルール
施工品質・工期 個人ブログ/住宅系の掲示板・Q&Aサイト/SNS/大手口コミサイト 第三者機関が2度の現場検査を実施し、構造耐力上主要な部分と雨水浸入防止部分を10年保証 現場の施工体制、検査の頻度、是正対応の速さといった店舗ごとの運用 誰が施工と検査を行うのか、施主検査の機会と写真記録の受け取り方
保証・アフター 大手口コミサイト/住宅系の掲示板・Q&Aサイト/個人ブログ/SNS 建物20年一括保証と最長60年保証システム、防蟻20年、設備15年、地盤35年(オプション) 設備・防蟻・地盤保証を引き受ける保証法人の商号、点検の実施年次と有償メンテナンス費用 保証書に記載された保証の主体と免責、点検の時期、有償工事の条件
経営・FC構造・契約相手 住宅系の掲示板・Q&Aサイト/個人ブログ/SNS/大手口コミサイト 本部は株式会社クレバリーホーム。加盟は法人契約で、アフターと長期保証は各加盟店が提供 加盟法人の数、各加盟法人の財務状況、離脱時の引き継ぎの取り決め 契約相手の会社情報と実績、担当交代時の引き継ぎ、事業継続できない場合の窓口
論点別に見たクレバリーホームの口コミ件数の横棒グラフ。設計・商品選択112件、価格・費用61件、経営・FC構造・契約相手51件、住宅性能・断熱49件、施工品質・工期44件、保証・アフター34件、合計351件。
論点別の言及件数(合計351件)。件数は話題に上がった多さであり、良し悪しの評価ではありません。

価格と総額の受け止め(言及61件)

「安いと思って行ったのに、出てきた金額が想像より高かった」。価格の口コミでいちばん多かったのは、この落差についての声でした。もっとも、納得したという声も同じくらいありました。こうした期待の差が生まれる場所は、だいたい決まっているのです。そこを取り違えてしまうと、価格の話はいつまでも読みにくいままになります。

大手口コミサイトや掲示板をたどると、概算見積もりが想定より高かった、希望を保ったまま予算に寄せるのが難しかった、という声が確認できます。なかには、提携先のカーテンが40万円超だったのに対し外部の店では約20万円だった、という具体的な金額差の報告もありました。その一方で、「大手より予算に合った」「総タイルと陶器瓦を含めてこの価格なら納得」「20社を比較して維持費とのバランスで選んだ」という肯定的な声も、同じくらいの数だけ確認できています。

評価が割れるのは、比べている対象がそろっていないからです。注文住宅の見積もりには、本体工事のほかに付帯工事、外構、地盤改良、諸費用が乗ってきます。どこまでを「価格」と呼ぶかが人によって違えば、同じ会社でも高いとも安いとも言えてしまう。加えてクレバリーホームはフランチャイズなので、加盟店ごとに標準仕様や増減額のルールまで変わってきます。

対策としては2つ挙げられます。

総額でそろえた見積もりを、同じ条件で2〜3社から取ること。
そして、標準に何が含まれ、何がオプションなのかを一覧で出してもらうこと。

これだけで、価格面に関してはかなり整理して比較するができます。「初回から予算を確認して、その範囲で提案してくれた」と評価する声もあるので、伝え方しだいで進め方は変わってくるようです。

断熱と体感の実際(言及49件)

断熱については、快適だという声と寒いという声が、どちらもありました。

個人ブログや掲示板をたどると、3年暮らして断熱・気密・防音に満足しているという報告が見られます。床下冷暖房で雪国でも快適だった、吹き抜けのあるLDKでも選んだエアコン容量で夏は問題なかった、という声もありました。

反対に、1階が寒い、断熱材を厚くした床でも寒く感じた、気密測定が標準化されていない体制が気になる、といった懸念も確認しています。6年住んで外観には満足しているが夏の蓄熱は感じる、という長期の観察も見られました。

振れ幅が生まれる理由は、契約した商品と建てた時期の違いにあります。クレバリーホームは商品ラインが14種類あり、断熱性能もそれぞれ異なるからです。

公式のブランド共通仕様は、標準でUA値0.46W/(㎡・K)以下、断熱等級6・HEAT20 G2相当(6・7地域)。上位の商品を見ると、cleversがHEAT20 G3の断熱と耐震等級3を標準とし、ENELITE THERMOはUA値0.26W/(㎡・K)以下、断熱等級7相当を掲げています。

気密については、公式が発泡系断熱材でC値0.50〜0.70c㎡/㎡、繊維系断熱材で0.67〜1.20c㎡/㎡という数値を公表しました。ただし公式自身が「表示の値は目安値であり、数値を保証するものではありません」と注記しています。

何年前に、どの商品で、どの断熱材で建てたか。この前提が違えば、性能の体感も変わってくるわけです。

これらを踏まえて事前に確かめたいことは下記です。

契約する商品の断熱材の種類と厚み、窓の仕様、換気方式、そして設計上のUA値を書面でもらうこと。あわせて、気密測定を行うのか、行う場合の費用と報告方法を聞いておくこと。

クレバリーホームは全熱交換型の24時間換気システムと高性能給気フィルターを標準搭載としているので、フィルターの清掃頻度と交換費用まで確認しておくと、入居後の暮らしにより近づけるでしょう。吹付断熱材の施工を自分の目で確かめた、という施主の投稿もありました。自分の目で見た人ほど、あとから納得できたと書き残しています。

設計と商品選びで語られたこと(言及112件)

112件。今回の6つのパターンのなかで、投稿がいちばん多かったのが、この設計と商品選びでした。

満足の声も、このパターンに一番多く集まっています。二世帯住宅の間取りで専門的な助言を受けられた、家事動線や方角や予算への助言が的確だった、子どもを見守りながら家事が進む動線になった。そんな具体的な内容が並びます。

反対に後悔として語られていたのは、多くが打ち合わせの詰め段階に関するものでした。商品シリーズの説明がないまま決まってしまい、別の仕様ならもっと安かったかもしれない。ニッチを作りすぎて掃除が負担になった。洗面室の照明が暗く、図面だけでは明るさを判断しきれなかった。おおむね、こうした内容でした。

この種の後悔は、注文住宅そのものが抱える難しさから来ています。図面と実物の差は、経験のない人にはなかなか想像しにくいもの。しかもクレバリーホームは商品ラインが多く、選択肢に幅があります。

自由設計のVシリーズ・CXシリーズから、100種類以上の「ハコ」を組み合わせるセミオーダーのクレバコ+まで。平屋のGranshare、多層階のSkyshare、多世帯のHarmonieも揃っています。どの商品を土台にするかで、選べる範囲も価格も変わってくるのです。加盟店によって取り扱う商品の範囲が違うことも、説明を受けないまま進むと、後から後悔しやすいポイントとなってしまいます。

対策として効果が高いのは、最初の段階で「どの商品をベースにしているのか」「他の商品だと何が変わるのか」を必ず聞いておくことです。そのうえで、照明の明るさや収納の奥行きのように図面では判断しにくい部分を、宿泊体験や完成見学会で確かめてください。

宿泊体験が浴室寸法の確認に役立った、という投稿もありました。1年で30回を超える打ち合わせを重ねたという報告もあり、完成までには時間はかかることも多い注文住宅。とはいえ、その積み重ねが満足の差になっていたのです。

施工と工期で語られたこと(言及44件)

上棟を終えたあと、自分の足で現場に通った施主が気づいたこと。このパターンに集まるのは、そうした口コミです。

個人ブログには、施主検査や現場確認での指摘が具体的に残っています。照明の開口位置が5か所違っていた、破風の釘や隙間に不備があって再施工になった、こだわった連窓が図面と違う間隔で施工された。工期についても、構造計算の対応で3か月遅れ、追加費用と説明不足を感じたという報告がありました。

直すべきものを直す責任は、施工した会社と、その体制を用意する本部の側にあります。そのうえで背景を言えば、注文住宅は一棟ごとに条件の違う現場仕事であり、フランチャイズでは施工体制も加盟店ごとに変わります。

これは住宅業界全体に共通する課題でもあるでしょう。同じブランドでも、現場監督と職人が変われば、仕上がりの精度も対応の速さも変わってきます。

今回の調査で見えたのは、指摘の多さよりも「見つけたあとどうなったか」の差でした。現場確認で相違を発見したら監督が迅速に是正した、ダクト穴の位置ミスを監督が自分から開示して原因と是正策を説明した、施主検査で指摘がほぼなく丁寧な仕上がりに満足した。こうした報告も確認できました。

また、上棟時の木材のきれいさや現場の清潔さを評価する声も、複数ありました。クレバリーホームでは、第三者機関が2度の現場検査を行い、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分を10年間保証する仕組みがあります。

施主側にできるのは、施主検査の機会を契約前に確認し、各工程の写真記録を受け取れるようにしておくこと。基礎配筋と上棟の2回だけでも現場に足を運べば、気づける範囲は大きく変わってくるでしょう。

保証とアフターの運用(言及34件)

「連絡が来ない」。保証について書かれた不満は、制度の中身よりも、その運用の仕方に向かっているものが多く見られました。裏を返せば、制度が同じでも、窓口となる店舗と噛み合えば、受け取る印象は変わるということです。

投稿で確認できた懸念は、引き渡し後の点検や修理依頼に加盟店が応じない、不具合を連絡したあと現場からの折り返しがない、という内容でした。半年点検の連絡が来ない、傷んだ天井の補修連絡が半年なかった、という声もあります。

反対に、引き渡し直後の不具合を半年点検で細部まで直してもらえた、5年点検で劣化箇所も補修された、台風のあとに確認の連絡があった、という声も、同じ媒体のなかで確認できています。

口コミにこうした差が生まれるのは、公式のサポート制度が、最長60年までのアフターサービスとメンテナンス保証を「各加盟店が提供」する設計になっているためです。つまり、制度の枠組みは本部が用意し、実際に動くのは契約した加盟法人ということ。人員体制や担当者の力量が店舗ごとに違えば、同じ制度でも施主側が受ける印象は変わってくるかもしれません。

制度の中身そのものは、以下のようになっています。

構造躯体と防水機能の20年一括保証があり、20年目以降の定期点検と指定の有償メンテナンスを条件に、最長60年まで延長可能。防蟻は防蟻シートによる20年保証で、条件付き30年保証も用意されています。

設備は引き渡しから15年、地盤はオプションで35年・1事故につき最大5,000万円までの保証です。ただし20年一括保証と防蟻20年保証は2025年4月以降の引き渡し物件が対象で、それ以前の契約とは条件が異なります。

契約前に保証書と約款で、保証の主体、免責の範囲、定期点検の時期と担当、延長条件となる有償メンテナンスの費用を確かめておいてください。外壁タイルについては、築8年半で塗装は不要だった、築12年で汚れや劣化の問題はないという長期の報告もあり、維持費の面では評価が安定していました。

加盟店と担当者による差(言及51件)

看板が同じでも、契約する会社と担当者しだいで印象は変わる。それは投稿の中身からも、クレバリーホームの制度の組み立て方からも読み取ることができます。

掲示板やQ&Aサイトには、経験者からのアドバイスが並んでいます。同じブランドでも加盟工務店で得意分野が異なるので比較が必要、加盟法人ごとに標準仕様や施工品質が異なる、一括で評価せず加盟法人と担当者の単位で見るべき、といった内容です。担当者の退職を1年点検の連絡時に初めて知った、担当変更ができなかった、という具体的な不満も見られました。

背景にあるのは、フランチャイズという業態そのものです。本部は商品開発と資材の共同調達、研修、保証制度の枠組みを担い、営業・設計・施工・アフターは加盟法人が担当します。本部の一括仕入れによって加盟店のタイル費用が下がる、という説明を受けたという投稿もあり、共同調達は利点として働いていました。

その一方で、現場の運用は各社に委ねられるため、品質に幅が出ます。利点と弱点は、じつは同じ構造から生まれているのです。

見極め方は、それほど難しくありません。まず契約候補の加盟法人の商号を確認し、設立年や施工実績、地域での稼働年数を自分で調べる。次に、担当者が交代したときの引き継ぎ方法を、契約前に聞いておく。そして標準仕様書を紙で受け取り、他店との違いがある部分に印をつけておく。ということです。

建築時に気になる点はあったが地元加盟店の小回りのきく補修を評価した、という声もあり、地域密着であること自体は強みにもなります。ブランド名ではなく、目の前の会社を見る。それが、後悔を減らす近道です。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

クレバリーホームは潰れるのか、決算公告と法人情報で確かめる

では、クレバリーホームの会社そのものはどうなのでしょうか。公開されている一次情報をあたるかぎり、クレバリーホームの事業は安定して続いており、決算の記録にも国の登録にも止まった形跡はなく、公式サイトの更新は2026年7月まで確認できました。

前章で分類した51件の不安を、ここからは記録で照らして見てみましょう。

不安の多くは、「ブランドの本部が倒れるのではないか」というものと、「契約する店の会社が倒れるのではないか」という心配です。この2つは別のもので、確かめ方も、備え方も変わってきます。

直近の決算公告が示す経営の状態

運営会社の経営状態は、誰でも見られる記録で確かめられます。

フランチャイズ本部は、株式会社クレバリーホームです。公式の会社概要によれば、本社は千葉県君津市東坂田4丁目3番3号、設立は2016年11月1日、資本金は1億100万円。2026年3月30日付の公式リリースには「親会社・株式会社新昭和」と明記されており、株式会社新昭和のグループ会社一覧にも、住宅フランチャイズ事業の本部として掲載されています。

数字も見ておきましょう。株式会社クレバリーホームは2026年6月26日に、第10期(2026年3月期)の決算公告を掲載しました。貸借対照表には、2026年3月31日現在の資産合計4,456百万円、負債合計3,742百万円、純資産合計714百万円という数字が並んでいます。資本金は101百万円、利益剰余金は613百万円。純資産と利益剰余金がどちらもプラスである以上、少なくとも公告された時点で債務超過ではありません。

会社が動いている形跡も、あちこちに残っています。経済産業省が運営する法人情報サイトには、法人番号2040001097617として商号と本店所在地が掲載されています。厚生年金保険・健康保険の適用事業所としても登録されており、被保険者数は51人。

事業所が消滅した際に記載される全喪年月日は、確認時点で見当たりません。公式サイトのニュースは2026年7月7日付で家具の同時購入サービスの開始を伝え、2026年5月25日付のリリースでは国際宇宙ビジネス展への出展を案内しています。

ただし、これらは公表された時点の事実であり、将来の経営を保証するものではありません。公式の決算公告は貸借対照表のみの掲載で、売上高や利益までは読み取れないつくりになっています。

上場区分も公式には確認できず、親会社の具体的な持株比率も公表されていません。ここで言えるのは「現時点で公表されている記録に、これまでに事業が止まった形跡はない」というところまでです。

社名の変遷と、加盟店の話

クレバリーホームに関する不安が生まれる背景の一つには、社名の履歴と加盟店の話という、2つの事情があります。

社名は、実際に何度か変わってきました。フランチャイズ事業は2017年4月1日、株式会社新昭和のホールディング体制移行にともなって、株式会社新昭和FCパートナーズへ承継されています。その後、2022年4月1日に現在の株式会社クレバリーホームへ商号変更されました。

国税庁の法人番号公表サイトの変更履歴では、2025年4月1日に株式会社トーエンを吸収合併した旨も公表されています。会社が消えたのではなく、グループの中で事業の受け皿と名前が変わってきたようです。

もうひとつが、加盟店の話です。住宅系の掲示板やQ&Aサイトには、契約した会社が破綻したという投稿が実際にありました。ただしそれは地域の運営法人であって、ブランドの本部ではありません。

調査した投稿のなかには、施工した会社がフランチャイズを離脱したあとも、運営法人自体は存続していたという報告もあります。この2つが混同されれば、「クレバリーホームが潰れる」という一続きの話に見えやすくなるはずです。逆にいえば、契約先の会社をひとつ確かめるだけで、この不安はかなりの部分が解けます。次の項で、その確かめ方を整理しておきましょう。

契約する相手は本部ではなく、地域の加盟法人

建築請負契約の相手は、多くの場合、本部ではありません。

公式の加盟店募集ページは「法人様での契約が加盟条件となっています」と案内し、店舗情報には運営する加盟法人の商号が併記されています。保証についても、公式のサポートページは最長60年までのアフターサービスとメンテナンス保証を「各加盟店が提供」すると明記しました。

打ち合わせも、工事も、引き渡し後の点検も、担うのは契約した加盟法人です。本部が受け持つのは、商品開発、資材の共同調達、研修、保証制度の枠組みづくりになります。

だからこそ、ブランド名だけで評価しても、あまり意味がありません。見るべきは、目の前の会社です。契約する加盟法人の商号、設立年、地域での稼働年数、施工実績。この4つを自分で調べるだけで、口コミの読み方が変わってきます。

契約した加盟店が事業を続けられなくなったら、家と保証はどうなるのか

では、契約先に何かあったとき、家と保証はどうなるのでしょうか。答えは、工事中か引き渡し後かで大きく分かれます。

前章で見たとおり、心配の実体は本部ではなく、契約先の加盟法人にあります。制度上どうなっているかと、現実に何が起きるのか見ていきます。

工事の途中で止まったとき

工事中に、契約した加盟店が続けられなくなった場合。これを受け止めるのは、制度の側です。

クレバリーホームには住宅完成引渡保証制度があり、クレバリーメゾンを除く全シリーズに無料で適用されます。公式は「ご契約いただいた加盟店が工事を継続できなくなった場合でも」、全国の加盟店で構成するクレバリー共済会が完成と引き渡しに対応すると案内しています。実際、住宅系の掲示板には、加盟店の破綻時に完成保証が機能したという投稿もありました。

先に払った工事代金がどう扱われるのか、引き継ぎ先をだれが決めるのか。どちらも、契約書と保証の約款しだいで変わります。判子を押す前に、目を通しておきたいポイントです。

引き渡し後に点検が受けられなくなったとき

引き渡しのあとは、守られるものと、そのままでは引き継がれないものに分かれます。

まず、守られる部分から見ていきます。構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分については、第三者機関の検査を経た10年間の瑕疵保証があります。一部の加盟店は供託で資力を確保しており、これは住宅事業者に資力確保を義務づける法律のしくみに沿ったものです。施工した会社がなくなっても機能するように設計されています。

一方で、20年一括保証や60年保証システムに含まれる定期点検と有償メンテナンスは、各加盟店が提供する枠組みです。運営会社がなくなれば、その会社が担っていた無償点検は、そのままでは引き継がれません。

住宅系の掲示板やQ&Aサイトには、加盟法人の破綻後に点検保証の引き継ぎができないと案内された、地域の加盟店が倒産して無償点検を受けられなくなった、という内容の投稿が見られましたが、公式・公的な資料でこの個別事案を確認することはできませんでした。一方で「破綻した施工会社の代わりに別の加盟店が有償で点検を引き受けた」という報告もありました。

これはフランチャイズ全般に共通する構造上の課題であって、クレバリーホームに限った話ではありません。アフターを地域の会社が担うからこそ小回りが利く、ということの裏返しでもあります。

契約前に書面で確かめておく4つのこと

これらの不安には事前の対策が必要です。契約前に、保証書と請負契約書で、次の4つを確かめてください。

  1. 誰が保証の主体になるのか。
  2. 定期点検を実施するのはどの会社か。
  3. その会社が事業を継続できない場合の相談窓口はどこか。
  4. 瑕疵保証の資力確保は保険と供託のどちらか。

ここまで書面で押さえておけば、「潰れる」という心配に対して、自分の契約でどこまでが守られるのかを確認できるようになります。これは、決して営業担当者に聞きにくい話ではなく、むしろこの4つに即答できる会社かどうかが、そのまま加盟店を見極める材料になります。

それでもクレバリーホームが選ばれている理由

では、選ばれている理由はどこにあるのでしょうか。

クレバリーホームの一番の強みは、外壁・性能・保証の3つです。いずれも、HPなどをたどれば自分でも確かめられます。

外壁タイルが標準で、塗り替えの負担が小さい

外装仕様の標準として、タイル外壁を採用している。これが最大の特徴です。

「クレバリーホームでは、外装仕様の標準としてタイル外壁を採用しており」と明記されているとおりで、口コミでも、外壁タイルの重厚感と将来の塗り替え負担を評価する声、タイルの維持費を重視して選んだという声が、繰り返し出てきました。築8年半で外壁塗装は不要だった、築12年でタイルの汚れや劣化の問題はない、という長期の報告も確認しています。

ただし、タイル自体が劣化しにくくても、目地やシーリング、屋根、防水部分の点検と補修は必要です。将来のタイル再施工の費用を聞いて判断が変わったという声も見られるので、初期費用と長期の維持費を並べ、点検の内容と費用まで含めて比べると良いでしょう。

断熱等級6と耐震構法が標準

性能は、公式のブランド共通仕様として、数字で公開されています。

標準の断熱はUA値0.46W/(㎡・K)以下、断熱等級6・HEAT20 G2水準(6・7地域)。外壁には無機質繊維系断熱材マット100mmを充填し、室内側にベーパーバリアシートを施工する仕様が、公式の一般仕様として示されています。構造は、SPG構造とモノコック構造を組み合わせた「プレミアム・ハイブリッド構法」が標準です。基礎は高剛性のベタ基礎が標準で、改正省エネ基準の地域区分1・2地域のみ布基礎になります。

設備では、全熱交換型の24時間換気システムに、PM2.5などへ対応する高性能給気フィルターを標準搭載。NOxフィルターはオプションです。空気と水の健康機能として、シアスミン・エアとシアスミン・ウォーターも標準搭載とされています。シアスミン・エアの標準設定は、10帖1室程度です。

注意点も、ひとつあります。耐震等級3が全商品共通で標準とまでは、公式には確認できませんでした。公式に耐震等級3を確認できるのはcleversなど一部で、ブランド共通ページはプレミアム・ハイブリッド構法の標準採用までを明記しています。耐震等級を重視するなら、契約する商品での取得等級を個別に確認するのが良いでしょう。

20年から最長60年まで伸ばせる保証

クレバリーホームの公式サイトで公表されている保証制度の一覧表。住宅完成引渡保証、瑕疵保証10年、建物一括保証20年で最長60年、防蟻20年、設備15年、地盤35年・1事故最大5,000万円。
公式サイトで公表されている保証制度(2026年7月20日時点で確認)。20年一括保証と防蟻20年保証は2025年4月以降の引き渡し物件が対象で、加盟店により条件が異なる場合があります。

保証は、いくつかの制度が重なる構成になっており、条件を満たせば最長60年まで延ばせます。

内容と条件は、次のとおりです。

制度 内容 条件・注意点
住宅完成引渡保証 契約した加盟店が工事を継続できない場合、全国の加盟店で構成するクレバリー共済会が完成・引き渡しに対応 クレバリーメゾンを除く全シリーズに無料適用
瑕疵保証 第三者機関が2度の現場検査を実施し、構造耐力上主要な部分と雨水浸入防止部分を10年間保証 一部加盟店は供託により資力を確保
建物20年一括保証・60年保証システム 構造躯体と防水機能を引き渡しから20年保証。20年目以降の定期点検と指定有償メンテナンスを条件に最長60年 2025年4月以降の引き渡し物件が対象。アフターとメンテナンス保証は各加盟店が提供
防蟻20年一括保証 防蟻シートによる20年保証。20年目以降の有償メンテナンスで最長60年 対象はヤマトシロアリ・イエシロアリ。条件付き30年保証も用意。2025年4月以降の引き渡し物件が対象
設備15年保証 対象住宅設備について、引き渡しから15年間メーカー保証とほぼ同等の修理保証 対象設備・内容・開始時期は店舗により異なる場合がある
地盤35年一括保証 不同沈下に起因する建物損害を35年間、1事故につき最大5,000万円まで保証 オプション

全体として見れば、制度は厚いほうでしょう。

ただし公式の概要ページからは、設備・防蟻・地盤保証や第三者瑕疵保証を引き受ける保証法人の商号までは追確認できませんでした。また、60年保証システムの定期点検についても、各回の実施年次や点検項目、有償メンテナンスの費用が一律には示されていません。この部分は、保証書と店舗で直接確かめておくと安心です。

クレバリーホームの坪単価と総額はいくらか

気になるのは、結局いくらかかるのか、というところだと思います。

ここには公式が数字を出している範囲と、見積もりでしか分からない範囲があります。まず、全国一律の坪単価は公表されていません。

まず、クレバリーホームは14の商品ラインを展開しています。どれを土台にするかで、そもそも価格の出発点そのものが変わってきます。

トップグレードの自由設計モデルがVシリーズ、レギュラーモデルがCXシリーズ。効率よく進めたい人向けには、60タイプのプランを用意したcleversがあります。100種類以上の「ハコ」を組み合わせるセミオーダーのクレバコ+も選べる構成です。

暮らし方に合わせた商品も揃っています。平屋の快適さに余白を足した1.5階建てのSHIFUKU no TOKI、共働き・子育て家族向けのhapies、ペットとの共生をテーマにしたinumo。平屋のGranshare、都市部や狭小地向けの多層階住宅Skyshare、多世帯のHarmonieも用意されました。断熱と省エネを重視するならENELITEとENELITE ZERO、設計性を重視するならCleverly D’eesという選択肢もあります。賃貸住宅商品のCLEVERLY MAISONを含めて、全部で14ラインです。

公式が公表している数字

公式が実績値として公開しているのは、2つの平均値です。

2024年度の建物本体価格の平均が約2,640万円(税別)、平均建物坪数が約35.6坪。あわせて、累計受注実績棟数は2024年度で46,000棟以上、拠点数は2025年10月時点で全国150店舗以上と公表されています。

この2,640万円と35.6坪を割り算すれば、坪単価らしき数字は出ます。ただしそれは平均どうしの計算にすぎず、実際の見積もりの根拠にはなり得ないものです。ですから、この記事では行いません。

公表されていない数字と、見積もりで確かめること

商品別の標準総額と、付帯工事や諸費用まで含めた共通価格は、公式では確認できません。

期間限定の企画では、価格が好評されていることもあります。2026年4月25日から5月31日までのフェアでは、各店棟数限定の平屋住宅を969万円(税込1,066万円)からと公表しました。しかしこの企画はすでに終了しています。

結局のところ、具体的な金額は自分の土地と間取りで見積もりを出してもらうほかありません。依頼するときの条件は、2つあります。本体・付帯・外構・地盤改良・諸費用まで入れた総額でそろえること、そして標準に入る範囲を一覧にしてもらうこと。同じ条件で複数社に投げれば、はじめて比べられる数字が並びます。

外構の相見積もりで、ほぼ同条件でも最大120万円の差が出た、という報告もありました。項目を分けて見るほど、差の理由が見えてきます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

クレバリーホームが向いている人・慎重に検討したい人

では、どんな人に向く会社なのでしょうか。ここまで並べてきた照合の結果からは、相性の良し悪しがかなりはっきり出ています。

相性がよいのは、こんな考え方の人です。

  • 外壁の塗り替え費用を抑えたい人:タイル外壁が標準仕様で、築8年半で塗装が不要だった、築12年で劣化の問題がないといった長期の報告も確認できています
  • 商品を選びながら進めたい人:自由設計から定額に近いセミオーダーまで14の商品があり、平屋・多層階・多世帯など目的別の選択肢が揃っています
  • 地元の会社と顔の見える距離で進めたい人:加盟店の小回りのきく対応を評価する声が複数ありました
  • 保証の中身を自分で読み込める人:20年一括保証や最長60年の延長制度は、条件を理解して使えば長期の安心につながります

反対に、いったん立ち止まった方がよいのは、こんな場合です。

  • どの地域でも価格と仕様が同じであってほしい人:フランチャイズなので、標準仕様も増減額の決まりも加盟店ごとに違います
  • 断熱性能を最優先し、契約前に数値の確約がほしい人:ブランド標準は断熱等級6相当で、公表されている気密の数値も目安値です
  • 入居後の点検を、何十年も同じ相手に任せたい人:アフターは各加盟店が担うため、その加盟法人が続くかどうかを自分で見極める必要があります
  • 打ち合わせの回数を最小限にしたい人:設計の自由度が高いぶん、決めることは多くなります

どちらに寄るかは、建てたい地域の加盟店がどんな会社かによっても動きます。看板の評判だけで決めず、契約する相手の会社そのものを見にいってください。

よくある質問

クレバリーホームのよくある質問をまとめました。

クレバリーホームは潰れるのですか?

A. 公開されている一次情報の範囲では、そう判断できる根拠は確認できません。運営会社の株式会社クレバリーホームは、2026年6月26日に第10期(2026年3月期)の決算公告を掲載しました。2026年3月31日現在の純資産は714百万円、利益剰余金は613百万円と公表されています。公式サイトのニュースも2026年7月7日付で更新されており、国が運営する法人情報サイトでも、事業所の全喪年月日は記載されていません。ただしこれは公表時点の事実であって、将来を保証するものではありません。検索で見かける「潰れた」という話は、本部ではなく地域の加盟法人を指している場合があります。契約先の会社情報を個別に確認すれば、この不安は具体的に確かめられます。

クレバリーホームの坪単価はいくらですか?

A. 全国一律の坪単価は、公式に公表されていません。公式が公開しているのは、2024年度の建物本体価格の平均が約2,640万円(税別)、平均建物坪数が約35.6坪という実績値です(2026年7月時点)。これは平均であって商品ごとの標準価格ではなく、付帯工事や外構、諸費用は含まれていません。加盟店ごとに標準仕様と増減額のルールが異なるため、総額は自分の土地と間取りで見積もりを取り、含まれる範囲を書面で確認するのが確実です。

クレバリーホームが「最悪」と言われるのはなぜですか?

A. 建物そのものより、担当者の対応や店舗ごとの運用への不満が、強い言葉になっている例が目立ちます。今回調査した公開投稿では、連絡の遅さ、担当交代の説明不足、施主検査で見つかった施工の不備といった内容が確認できました。その一方で同じ論点に、迅速な是正対応や丁寧な仕上がりを評価する声も確認しています。フランチャイズでは営業・施工・アフターを加盟法人が担うため、体験の幅が出やすい構造です。ブランド全体の評価としてではなく、契約する会社の話として読むのが、実態に近い読み方になるでしょう。

契約した加盟店が事業を続けられなくなったら保証はどうなりますか?

A. 工事中と引き渡し後で、扱いが変わります。工事中に備えるのが、住宅完成引渡保証制度です。公式は、契約した加盟店が工事を継続できない場合に、全国の加盟店で構成するクレバリー共済会が完成と引き渡しに対応すると案内しています。引き渡し後の構造耐力上主要な部分と雨水浸入防止部分は、第三者機関の検査を経た10年間の瑕疵保証で守られ、一部の加盟店は供託で資力を確保しています。一方、20年一括保証や60年保証システムに含まれる定期点検は各加盟店が提供するため、その会社がなくなれば、そのままでは引き継がれません。契約前に、保証の主体と窓口を書面で確認してください。

クレバリーホームの家は寒いですか?

A. 一律には言えません。公式のブランド標準はUA値0.46W/(㎡・K)以下、断熱等級6・HEAT20 G2水準(6・7地域)です。上位商品のENELITE THERMOは、UA値0.26W/(㎡・K)以下、断熱等級7相当を掲げています(2026年7月時点)。公表されている気密の数値は、発泡系断熱材でC値0.50〜0.70c㎡/㎡、繊維系断熱材で0.67〜1.20c㎡/㎡ですが、公式自身が目安値であり保証値ではないと注記しました。暑さ寒さの感じ方は地域・窓・換気方式・間取り・暖房の使い方でも動くので、契約する商品の断熱仕様をその都度たしかめておくのが確実です。

外壁タイルは本当にメンテナンス費用が下がりますか?

A. 塗り替えの費用については、抑えられたという長期の報告が確認できています。公開投稿には、築8年半で外壁塗装は不要だった、築12年でタイルの汚れや劣化の問題はないという内容がありました。ただしタイル自体が劣化しにくくても、目地やシーリング、屋根、防水部分の点検と補修は必要です。将来のタイル再施工の費用を聞いて判断が変わったという声も確認しているため、初期費用と長期の維持費を並べて比較し、点検の内容と費用まで含めて検討してください。

クレバリーホームで平屋は建てられますか?

A. 建てられます。公式は平屋・フラットハウスの商品としてGranshareを、平屋の快適性に余白を加えた1.5階建てとしてSHIFUKU no TOKIを公開しています(2026年7月時点)。自由設計のVシリーズやCXシリーズで平屋を計画することもできます。ただし敷地条件や法規、予算による制約があり、加盟店ごとに取り扱う商品の範囲も異なります。平屋を考えているなら、思い描いたプランが成り立つかどうかを、設計の早いうちに聞いておくと安心です。

まとめ 契約前に確かめる7つのこと

「潰れる」「後悔」「最悪」という強い言葉が入り口になっていても、しっかりとその内容を見ていけば不安は和らぎます。

今回分かったことは、2つです。

運営会社が事業を続けていることは、公的・公式の記録でたどれること。
そして投稿に出てくる不安の多くが、契約相手である加盟法人をめぐる話だということ。

建物や制度そのものよりも、どの会社と契約するかが印象を左右するということが、このブランドを見るときの要となります。

最後に、契約前に確認しておきたい点を並べておきます。

  • 契約する加盟法人の商号・設立年・施工実績を自分で調べ、請負と保証とアフターの窓口が誰になるのかをはっきりさせる
  • 本体・付帯・外構・地盤改良・諸費用を全部入れた総額で見積もりをもらい、標準に入る範囲は一覧で受け取る
  • 契約する商品の断熱材・窓・換気方式と設計UA値を書面で確認し、気密測定の有無と費用も聞いておく
  • 耐震等級を重視するなら、その商品で取得できる等級を個別に確認する
  • 施主検査の機会と各工程の写真記録の受け取り方を、契約前に取り決めておく
  • 保証書と約款で、保証の主体と免責、点検の時期、有償メンテナンスの費用、そして契約先が事業を続けられなくなったときの窓口まで読む
  • 担当者が交代したときの引き継ぎ方法を、契約前に聞いておく

公開されている投稿は、家づくりを始める人にとって役に立つ手がかりになります。ただし、そこから割合やブランド全体の評価を読み取ることはできません。条件は契約した法人と店舗、そして時期によって変わるからです。

まずはクレバリーホームが気になったら、近くの加盟店の展示場や完成見学会へ足を運ぶことです。このリストを片手に、総額と仕様、保証、そして契約する相手を、同じ物差しで並べてみてください。

口コミの強い言葉は、あくまで入り口にすぎません。公式の資料と自分の見積もりで裏を取ったところに、納得のいく判断が残ります。

コメント