住宅情報館について調べていると、検索候補に「ひどい」や「評判 悪い」が出てくることがあります。土地から建物まで一つの窓口で任せられる手軽さに惹かれていたなら、この並びには手が止まりますよね。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行いました。坪単価の考え方や保証の条件は、公式情報と照らし合わせています。
結論を先にお伝えすると、住宅情報館は、店舗ごとの対応の差を気にする口コミはあるものの、検討する価値のある住宅会社といえるでしょう。土地さがしから注文住宅、住宅ローンの相談まで、一つの窓口にまとめて任せられることは公式情報でも確認できました。今回は、宅建士の視点から、坪単価の固め方と保証の中身を詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- 投稿にあった「ひどい」が、どんな場面を指す言葉だったのか
- 言及が127件と最も多かった営業と接客で、何が語られていたのか
- 「潰れるのでは」という心配を、法人番号と沿革でどこまで確かめられるのか
- 坪単価と仲介手数料について、公式が示している範囲と示していない範囲
- 似た名前の会社やサービスと取り違えないための確かめ方

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
資料を先に集めておくメリット
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
カタログ請求なら、この4つを一度にまとめて用意できます。
目的で選ぶ3サービス
予算を抑えて探したい
LIFULL HOME'S
無料で住宅カタログを取り寄せる地域の工務店も見たい
SUUMO
無料で工務店・メーカーの資料を見る相談しながら決めたい
HOME4U 家づくりのとびら
無料で家づくりプランを相談するどれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。
この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証の記述と会社の法人情報の裏づけを、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年7月22日)
公開口コミ300件を分類してわかった、住宅情報館で語られていること
「ひどい」が何を指しているのか、公開されている書き込みを読むと形が見えてきます。読み終えた300件は、営業と接客、商品と間取り、価格と費用、住宅性能と品質、保証とアフター、会社の現況と仲介という6つの論点に分かれました。

まず、この調査の成り立ちから。300件は、2026年7月の時点で公開されていた投稿のうち、内容を確認した数です。施主の人数ではありません。
施主本人へのアンケートではなく、無作為抽出でも全件収集でもない調査です。ですから割合や多数派を示せる調べ方ではありません。この記事で見ていくのは、良い評判と気になる評判の両面です。あわせて、その背景にある事情と、契約の前にできる確認も取り上げます。
投稿で語られている話と、公式の情報で裏が取れる話は、混同しないよう切り分けています。特定の口コミサイト名やアカウント名は記事に出さず、載せるのは媒体の種類だけにとどめました。法人としての情報は、国が運営する法人情報の公表サイトで確認しています。価格や保証、免許は、会社の公式サイトに出ている内容として確かめたものです。第三者が検証した数値ではありませんし、すべての店舗や物件に当てはまると確認したわけでもありません。
もうひとつ、読む前に置いておきたい前提があります。住宅情報館の前身は1993年に設立された会社で、2012年に飯田グループの一員になりました。首都圏で数多くの住まいを引き渡し、仲介も手がけてきた会社です。届けた家や取引が増えれば、投稿の総数も増えるでしょう。ただしそれは、一件ごとの不満の重さを軽くする理由にはなりません。
建てた家そのものに不満はなくても、打ち合わせでの一言がずっと引っかかって評価が下がる。そんな書き込みにも、読みながら何度か行き当たりました。そもそもネット上の投稿では、書き手、つまり投稿者の層に偏りがあります。満足した人と不満を抱えた人の、どちらが書き込みやすいかも、今回の調べでは分かっていません。わざわざ投稿する機会は多くありませんから、投稿の数だけを見て、利用した人みんなの評価だと決めることはできないのです。
この前提を頭の片隅に置きながら、先へ進んでください。
件数の内訳は、こうなりました。最も多かったのが営業・接客対応で127件。続いて商品・設計・間取り40件、会社の現況・仲介・契約相手38件、そのあとに住宅性能・品質36件、価格・費用34件、保証・アフター25件と並びました。
ここに出ている数字が示すのは、どの話題が文章にされやすかったかという傾向だけです。多く書かれた論点が良いとか悪いという話ではありませんし、統計として抜き出した数字でもありません。
6つを一覧にまとめました。上から順に重要というわけではなく、どれも横並びで扱っています。
| 6つの論点 | 読んだ媒体の種類 | 公式・公的情報で確認できた事実 | 公開情報では確認できない範囲 | 契約前の確認点 |
|---|---|---|---|---|
| 営業・接客対応 | 大手の口コミ投稿サイト、住まい系の掲示板やQ&A、SNS | 首都圏の各店舗に営業担当が在籍し、土地・建物・仲介をひとつの窓口で相談できる体制 | 店舗や担当ごとの対応の差、連絡の速さ、引き継ぎの取り決め | 担当者の名前と連絡の順路、しつこい営業を断ったあとの扱い |
| 商品・設計・間取り | SNSと住まい系の掲示板・Q&A、個人のブログ | 注文住宅の商品や規格プランがあり、建売の分譲も扱う | プランごとに標準で含まれる範囲や、変更・追加でかかる費用の出し方 | どこまで自由に選べるのか、範囲を超えたときの追加額の決め方 |
| 価格・費用 | 住まい系の掲示板やSNS、大手の口コミ投稿サイト | 仲介手数料は宅地建物取引業法で上限が決まっている | 坪単価や本体価格の目安。公式サイトには載っていない | 本体に付帯工事・外構・諸費用、仲介なら手数料も足した総支払額 |
| 住宅性能・品質 | 住まい系の掲示板・Q&Aや個人のブログ | 建設業と一級建築士事務所の登録があり、自社で設計・施工・監理を行う体制 | 断熱等性能等級や一棟ごとの数値、建売の個別の仕様 | わが家の断熱の等級、点検や検査の記録を渡してもらえるか |
| 保証・アフター | 住まい系の掲示板やQ&Aのサイト | 新築は法律で10年の瑕疵担保責任。注文住宅は定期点検を条件に最長60年の長期保証システムを公表 | 延長にかかる点検の費用、免責の詳細、建売・仲介物件での保証の主体 | 保証書に載る主体と免責、点検の間隔、窓口と返答までの日数 |
| 会社の現況・仲介 | 個人のブログと住まい系の掲示板 | 法人番号3021001014538、本店は相模原市、2012年から飯田グループの一員 | 店舗ごとの人員配置、仲介取引での相手方の事情 | 契約書に載る会社と法人番号、仲介か売主かというあなたの立場 |

営業と接客について語られたこと(言及127件)
いちばん多く書かれていたのが、この営業と接客の論点でした。大手の口コミ投稿サイトや住まい系の掲示板、SNSに散らばった声で、内容はいずれも裏づけが取れていません。
満足側では、対応の丁寧さと速さを挙げる投稿が目立ちました。一人での住まい探しでも希望や日程に合わせてもらえた、質問への返事が早く説明も詳しかった、という声。契約を無理に急かされず、自分のペースで進められたという書き込みもあります。難しい条件にも寄り添ってもらえた、という報告も見かけました。
気になる側では、担当者が途中で替わって戸惑ったという投稿、希望を十分に聞いてもらえなかったという声がありました。メールでのやり取りを望んだのに電話や訪問が続いた、という書き込みも複数あります。中古の仲介を相談したら自社の物件を強く勧められた、という受け止めも出ていました。
対応の受け止めは、店舗や担当者によって割れていました。ただし、それが会社全体の傾向なのかまでは、今回の未検証の投稿からは読み取れません。連絡の手段や引き継ぎの方針を先に示すのは、施主の準備というより売る側の役目でもあります。最初の面談で、希望する連絡の取り方と、担当が替わるときの引き継ぎを確かめておくと、そのまま比較の材料になります。
商品と間取りをめぐる声(言及40件)
住まいの形や設備をめぐる声も、満足と気になる点の両方がありました。SNSや住まい系の掲示板、個人のブログで見かけた投稿で、事実かどうかは確かめられていません。
満足側では、設備の展示を見て完成後を想像しやすかったという投稿がありました。床材や壁材、設備を並べて比べられた、要望を聞いて暮らしの例まで示してもらえた、という声。国産の木を使った住まいで、間取りや家具の調整を手伝ってもらえたという報告も出ています。
気になる側では、注文住宅の商品で希望が通りにくかったという投稿がありました。入居してから、コンセントの位置や折れ階段の踏み板の狭さを悔やんだ、という具体的な書き込みもあります。室内の物干しが使いにくかった、という声も見かけました。
住宅情報館の注文住宅にはQUADなどの商品があり、選べる幅と、その外に出たときの費用は、契約の前に確かめられます。標準でどこまで入るのか、変更するといくら動くのかを図面と見積もりで押さえておくと、入居してからの後悔を減らせます。
価格と費用の受け止め(言及34件)
お金まわりの受け止めは、人によってはっきり分かれていました。住まい系の掲示板やSNS、大手の口コミサイトで見つけた、裏の取れない投稿です。
納得している側では、大手より価格を抑えて建てられたという声がありました。費用を抑える提案が役立った、見積もりや購入の提案が分かりやすかった、という報告。紹介の特典で仲介手数料が安くなった、という書き込みもあります。
気になる側では、話を進めた後に費用が膨らんだという投稿が目立ちました。土地の値引きを前提に進めたら、期限のあとで金額が大きく増えたという声、着工の遅れとともに想定外の工事費が出たという書き込みがあります。注文住宅の商品の仕様に割高感を抱いた、という受け止めもありました。
金額の開きは、仕様も土地も時期も投稿ごとに違うので、理由まではたどれません。坪単価という言葉が、本体だけを指すのか総額まで含むのかによっても、印象は変わります。詰め方は、このあとの価格の章で改めて触れます。
住宅の性能と建物の品質(言及36件)
暮らしはじめてからの体感は、この論点によく表れていました。住まい系の掲示板やQ&A、個人のブログで見た投稿で、書き手が誰かも、その出来事が本当かも確かめられていません。
満足側では、床が暖かい、樹脂サッシで快適という声、断熱の施工のあとに気密の数値を確かめたという報告がありました。旧商号のころに建てて、十年ほど大きな不具合がないという長めの振り返りも出ています。
気になる側の声も、この論点では満足側と同じくらい目につきました。冬に隙間風で寒いと感じた、収納の中のにおいが気になった、という投稿。入居して間もなく壁紙や外構、排水の不具合を経験したという声、耐震の等級が契約時の想定と完成時とで違ったという書き込みもありました。
暖かさや造りを評価する声がある一方で、寒さやにおい、初期の不具合のように、住んでから気づく部分に不安が集まっています。建物ごとに条件は違うので、わが家の断熱の等級や、点検と検査の記録を書面で受け取れるかを、契約の前に確かめておくと安心です。次の章では、公式に公表されている体制を確かめます。
保証とアフターに向けられた声(言及25件)
引き渡したあとの対応をめぐる声です。こちらも住まい系の掲示板やQ&Aで見た、事実の裏づけが取れない投稿です。
満足側では、引き渡しのあとの支援に安心できたという投稿がありました。点検で見つかった細かな点をきちんと直してもらえた、施主による検査での指摘に応じてもらえた、という報告も出ています。
気になる側では、連絡や対応の遅さを挙げる声がありました。屋根の傷みが点検で見つからなかった、外構の不具合や入居後の故障への連絡が遅かった、という投稿。二年の点検で直らず、時間が経ってから補修になったという書き込みもあります。
紙に書かれた保証の年数と、実際に誰がいつ動くのかは、別々に見ておく必要があります。住宅情報館は定期点検を条件にした長期の保証を公表していますから、その中身と、連絡してから返事までの流れを書面でもらっておく値打ちは大きい。細かくは保証の章で並べます。
会社の現況と仲介取引の話(言及38件)
最後は、契約する相手そのものと、仲介での取引についての声です。こちらも個人のブログや住まい系の掲示板の、裏づけの取れない投稿です。
満足側では、売却や購入の仲介で動きが早かったという投稿が目立ちました。売却が数か月で決まって査定にも納得した、希望に合う候補を複数出してもらえた、内見の準備から契約まで早かった、という声が並びます。
気になる側では、中古の仲介での説明に物足りなさを感じたという投稿がありました。物件の状態や査定の説明が足りないと感じた、中古を望んだのに自社の物件を強く勧められた、周辺の環境が聞いた話と違った、という書き込みもあります。
住宅情報館は、土地や中古の仲介と、自社の分譲や注文住宅の両方を扱います。だからこそ、自分がどの立場で契約するのか、仲介なのか売主から直接買うのかを、はっきりさせておくことが大切です。会社そのもののいまは、次の章で公的な記録から確かめます。

「ひどい」と検索される中身を、公的な記録と公式情報で確かめる
前の章で6つに分けた300件の受け止めは、どこまでが本当なのか。ここからは公開されている記録に照らします。強い言葉の裏にある事情は、感情ではなく数字と登記で見たほうが早いからです。
「潰れるのでは」という不安は、法人番号と沿革から確かめられる
会社が続くのかどうかは、気持ちではなく記録で確かめられます。住宅情報館の法人番号は3021001014538で、本店は神奈川県相模原市。国の法人番号の公表サイトにも、同じ番号で載っています。前身の会社は1993年に設立され、2012年に一建設の連結子会社になりました。一建設は、分譲住宅で全国トップクラスの飯田グループホールディングスの中核会社です。2015年に住宅情報館へ商号を変え、いまも同じ会社が事業を続けています。倒産や廃業を示す記録は、公開情報のなかには見あたりませんでした。これは公表された時点の事実であり、将来を保証するものではありません。それでも、いま契約する相手が実在して事業を続けている点は、記録から読み取れるはずです。
注文住宅と建売と仲介では、評判の質が変わる
ひとくちに住宅情報館の評判といっても、どの入り口で関わったかで中身は変わります。注文住宅なら、打ち合わせの回数や間取りの自由度、工期が話題になります。建売の分譲なら、できあがった建物の品質と価格の見合いが中心です。仲介では、手数料と対応の速さ、紹介された物件の情報の確かさが問われます。同じ会社の口コミでも、この3つはまるで別の体験。「ひどい」と書かれた投稿が、どの入り口の話なのかを見分けるだけで、自分に関係するかどうかがはっきりします。
公式に公表されている免許と体制
住宅情報館が公式サイトで示している資格は、いくつもあります。宅地建物取引業の免許は国土交通大臣(5)第6183号。建設業は一般建設業として国土交通大臣許可(般-4)第22227号を受け、一級建築士事務所の登録もあります。監査は大手監査法人が担い、社員は2026年3月時点で684名です。全国住宅産業協会や不動産流通経営協会にも加盟しています。これらは会社の規模や体制を示す事実で、一つひとつの家の出来を保証する数字ではありません。ただ、契約相手がどんな資格で動いているのかを知る手がかりにはなります。
公表されていない数字もある
反対に、公式に出ていない数字もあります。坪単価や本体価格の目安は公表されていません。店舗ごとの人員の厚さや、担当が受け持つ棟数も、外からは見えないままです。建売なら物件ごとに仕様が違い、仲介なら相手方の事情までは公開情報で追えません。分からないことは、分からないと書いておきます。ここを推測で埋めると、かえって判断を誤らせるからです。埋め方は、このあとの価格と保証の章にまとめました。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
同じ「住宅情報館」でも、会社は一つではない
検索して出てくる「住宅情報館」が、いつも相模原の同じ会社を指すとは限りません。ここを取り違えると、別の会社の話を自分の契約相手の話だと思い込んでしまいます。
相模原の住宅情報館と、別の会社・別のサービスの見分け方
名前が似ていても、法人番号が違えば別の会社です。国の記録には、住宅情報館という語を含む別法人がいくつかあります。同じグループの関連会社として、保険や金融を扱う会社も別の法人として存在します。どれも今回の対象とは別で、その経営や評判をこの記事では扱いません。加えて、「住宅情報」や「住まいの情報館」といった一般的な言葉や、他社の物件情報サイトと混ざることもあります。見分ける目印は3つです。法人番号3021001014538、本店が相模原市であること、飯田グループの一員で首都圏に店舗を構えていること。契約書や名刺に載る会社名と番号を照らせば、目の前の相手がどの会社かはすぐに分かります。
数字で見える強みと、口コミが気にしていた弱点
公式情報と口コミを重ねると、住宅情報館の得意な場面と、気をつけたい場面が見えてきます。どちらか一方だけを取り上げても、実像はつかめません。
公式情報から読み取れる強み
強みは、土地から住まいまでを一つの窓口で扱えるところにあります。住宅情報館は、土地さがし、注文住宅、建売、仲介、住宅ローンの相談までを同じ会社でまとめられます。首都圏に店舗が並び、あちこちの窓口を回らずに済むのは、初めて家を買う人にとって心強い点です。飯田グループの一員ではありますが、公開資料だけでは、集まる土地や建売の情報量が他社より多いかどうかまでは確認できません。会社としての資格や体制は公表されていて、契約相手の輪郭はつかみやすい会社だといえます。
気をつけたいところと、その備え方
一方で、今回読んだ未検証の投稿で目についたのは、店舗や担当者ごとの対応の差を訴える声でした。ただ、実際に差が出やすいのか、それが会社全体の傾向なのか、原因が窓口の広さにあるのかまでは確認できません。契約前の確認だけで防げるとも限らないので、会社側にも書面でたずねておきたいことがあります。担当が替わるときの引き継ぎの方針、苦情やアフターの窓口、連絡してから返事までの目安です。あわせて、担当者の名前と連絡の順路を最初に確かめ、打ち合わせの記録を残してもらう。建売なら、完成した建物を自分の目で見て、気になる点は引き渡し前に書面で確認する。仲介なら、自分が売主と直接契約するのか、あいだに入ってもらうのかをはっきりさせておきます。
坪単価や仲介手数料は、契約の前にどう固めるか
お金の話は、あいまいなまま進めると後で効いてきます。値段の目安が表に出ていないなかで、支払う総額をどう見極めるのか。住宅情報館の価格は、こちらから固めにいく姿勢が要ります。
公式が示していることと、示していないこと
公式に出ているのは、会社の資格や体制までです。坪単価や本体価格は載っていません。ただし仲介手数料には、法律にもとづく上限があります。物件価格が400万円を超える売買の仲介では、依頼した側の一方から受け取れる報酬の上限が、原則として「価格の3%に6万円を足し、消費税を加えた額」です。ただし価格800万円以下の物件には、あらかじめの説明と合意を前提に、税込33万円までとする特例もあります。これは住宅情報館にかぎらず共通の物差しですが、実際の額は媒介契約書で確かめてください。
総額を一枚にまとめて比べる
注文住宅なら、本体価格だけでは総額になりません。付帯工事、外構、地盤改良、登記や火災保険などの諸費用を足して、はじめて支払う金額が見えます。建売なら物件価格に諸費用と、仲介が入るなら手数料を足します。坪単価という言葉は、本体だけを指すこともあれば総額を指すこともあり、そのままでは比べられません。同じ条件で総額を一枚の紙にそろえてもらうと、他社との比較がまっすぐになります。値引きの有無より、何が含まれているかを先にそろえるのが近道です。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
保証は何を約束していて、引き渡しのあとは誰が動くのか
紙に書かれた保証の年数と、実際に誰がいつ動くのかは、別々に確かめる必要があります。この2つがそろって、はじめて安心につながるのです。
法律で決まっている保証と、会社ごとの保証
新築住宅には、法律で決まった保証があります。住宅の品質確保の促進等に関する法律により、構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分については、引き渡しから10年間の瑕疵担保の責任が定められています。責任を負うのは、売買契約なら売主、注文住宅の請負契約なら請負人です。どちらが相手かは契約の形で決まります。そのうえに、住宅情報館は注文住宅で独自の長期保証システムを公式に示しています。初期保証は構造躯体が30年、防水と白蟻が10年です。ここからさらに延ばして最長60年にするには、所定の定期点検を受け続けることに加え、点検で必要と判断されたときに有償のメンテナンス工事や防蟻の再施工を行うことが条件になります。地盤の不同沈下には最長20年の保証がありますが、こちらにも対象と免責が定められています。困ったときのための24時間365日のサポート窓口も、あわせて公表。いずれも注文住宅で建てた場合の自社の仕組みで、建売や仲介では枠組みが変わります。費用の有無や対象、免責は契約前に保証書で確かめてください。
決まりと実際の動きは分けて確かめる
保証の紙があることと、いざというとき素早く動いてもらえることは、同じではありません。点検はいつ、何を見るのか。窓口はどこで、連絡してから返事まで何日かかるのか。対象にならないのはどんな場合か。仲介で買った中古なら、保証の主体が売主なのか会社なのかも変わります。こうした運用の部分を、契約の前にひとつずつたずねておくと、引き渡しのあとの落差は小さくなるはずです。
住宅情報館が向いている人と、慎重に考えたい人
ここまでの内容を、人物像に置き換えてみます。会社の良し悪しではなく、あなたの条件との相性の話です。
向いているのは、土地さがしから建物、仲介までを一つの窓口でまとめたい人です。首都圏で店舗に足を運んで相談したい人、飯田グループの分譲や建売もあわせて検討したい人、予算の見通しを早めに立てたい人にも合います。
慎重に確かめたいのは、細部までの自由設計を最優先したい人です。担当者との相性を重視する人は、初回の面談で連絡の順路まで確かめておくと安心です。店舗のない地域で建てたい人も、対応できるエリアかどうかを先に問い合わせておくのがよいでしょう。初回の打ち合わせは、担当者との相性や初めの対応を見る材料になります。ただし担当が替わったあとや引き渡し後の対応までは読み切れないので、引き継ぎの方針とアフターの窓口も書面で確かめておくと安心です。
よくある質問
住宅情報館がひどいと検索されるのは、なぜですか?
A. 検索候補に「ひどい」が出るのは事実ですが、それは会社への判定ではありません。公開されている口コミ300件の内訳は、気になる声が74件、良い声が177件、どちらとも言えない声が49件でした。気になる声で目立ったのは、店舗や担当者ごとの対応をめぐるものです。ただし無作為抽出ではないので、この件数が利用者全体の割合や、不満がどの取引に多いかを示すわけではありません。自分の関わりがどの入り口かを見分けて読むのが確実です。
住宅情報館は飯田グループですか?
A. はい。住宅情報館は2012年に一建設の連結子会社となり、いまは分譲住宅で全国大手の飯田グループホールディングスの一員です。法人番号は3021001014538で、本店は相模原市にあります。会社としての資格や体制は公式サイトと国の法人情報で確認できます。
住宅情報館の坪単価はどれくらいですか?
A. 坪単価は公式に公表されていません。注文住宅の商品やプランによって幅があり、土地や仲介が絡むと総額の内訳も変わります。本体だけでなく付帯工事や外構、諸費用を足した総額を、同じ条件で見積もりに出してもらうのが確実です。
住宅情報館の対応エリアはどこですか?
A. 公式サイトの店舗案内では、東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木を中心に店舗が置かれています。相模原の本店を軸に首都圏で展開する会社です。店舗のない地域で建てたい場合は、対応できるかどうかを先に問い合わせてください。
仲介手数料はどのくらいかかりますか?
A. 仲介手数料には法律にもとづく上限があります。物件価格が400万円を超える売買の仲介では、依頼した側の一方から受け取れる上限が、原則として価格の3%に6万円を足し、消費税を加えた額です。ただし800万円以下の物件には、説明と合意を前提に税込33万円までとする特例もあります。実際の額は媒介契約書で確かめてください。
保証やアフターはどうなっていますか?
A. 新築住宅には、法律で家の骨組みや雨漏りにかかわる部分について10年の保証が定められています。そのうえに住宅情報館は、注文住宅で定期点検を条件に構造躯体を最長60年まで延長できる長期保証システムや、地盤の不同沈下の20年保証、24時間365日のサポートを公式に示しています。ただし点検を前提とした条件つきの延長で、建売や仲介では枠組みが変わる点にご注意ください。対象と年数、窓口と返答までの日数は契約前に書面で確かめてください。
似た名前の会社と取り違えないコツはありますか?
A. 名前が似ていても法人番号が違えば別の会社です。目印は3つで、法人番号3021001014538、本店が相模原市であること、飯田グループの一員で首都圏に店舗があることです。契約書や名刺の会社名と番号を照らせば、目の前の相手がどの会社かがすぐ分かります。
まとめ 契約の前に確かめたい6つのこと
最後に、契約の前に動けるよう、要点を6つに絞りました。強い言葉に引きずられず、自分の条件で判断するための項目です。
- 目の前の相手が法人番号3021001014538の住宅情報館か、契約書と名刺で確かめる
- 自分の関わりが注文住宅か建売か仲介かを整理し、どの入り口の口コミが関係するかを見分ける
- 担当者の名前と連絡の順路を最初に決め、打ち合わせの記録を残してもらう
- 本体・付帯・外構・諸費用と、仲介なら手数料を足した総額を、同じ条件でそろえる
- 法律で決まった10年の保証に加え、会社独自の保証と点検の中身を書面で受け取る
- 店舗や担当ごとの対応は初回の打ち合わせで確かめ、引き継ぎ方針とアフター窓口も書面で残す
口コミ300件は、住んでいる人ぜんたいの評価ではなく、公開されていた投稿を読んで数えたものです。数の多さや割合ではなく、語られていた論点と、公式情報で確かめられることを手がかりにしてください。会社の情報は公表された時点のもので、将来を保証するものではありません。最後は、あなたの条件に合うかどうかで決めるのが、いちばん確かな道です。

