住まい・家計

住宅購入者300人に聞いた、中古か新築か結局どちらを選んだ?決め手1位は「立地・エリア」64.7%

住宅を購入した300人に、中古と新築のどちらを選び、何を決め手にしたのかを聞きました。決め手の1位は「立地・エリアのこだわり」64.7%、2位は「予算・価格」62.7%。満足度や、選ばなかった側への未練についてもまとめています。

注目データ

68.3%

実際に選んだのは新築

中古 31.7%

マイホームを探し始めて、多くの人が最初にぶつかるのが「中古にするか、新築にするか」という分かれ道です。新しさや設計の自由度をとるか、価格や立地の選択肢の広さをとるか。実際に住宅を購入した人たちは、最後に何を決め手として、どちらを選んだのでしょうか。

調査の結果、実際に選んだのは新築が68.3%、中古が31.7%となりました。そして中古・新築を通じた最終的な決め手として最も多く挙がったのは「立地・エリアのこだわり」で64.7%、僅差で「予算・価格」が62.7%と続き、この2つが決め手の二強となりました。

調査概要

調査名中古か新築か、住まい選びの決め手に関するアンケート
調査対象20〜60代の住宅購入者
調査期間2026年6月10日〜2026年8月5日
調査方法インターネット調査
回答者数300人

割合は小数第2位を四捨五入しているため、内訳の合計が100%にならない場合があります。

複数回答の設問は、合計が100%を超えます。

クロス集計のうち回答者数が30人未満の区分は参考値として扱います。

回答者の属性

年代

  • 20代:21人(7.0%)
  • 30代:126人(42.0%)
  • 40代:86人(28.7%)
  • 50代:46人(15.3%)
  • 60代:21人(7.0%)

取得した住宅

  • 新築(注文住宅):114人(38.0%)
  • 新築(建売戸建て):59人(19.7%)
  • 新築(マンション):32人(10.7%)
  • 中古戸建て(リノベなし):28人(9.3%)
  • 中古マンション(リノベなし):24人(8.0%)
  • 中古マンション(リノベあり):22人(7.3%)
  • 中古戸建て(リノベあり):21人(7.0%)

新築・中古の別

  • 新築:205人(68.3%)
  • 中古:95人(31.7%)

調査結果の要点

  • 中古・新築を通じた決め手1位は「立地・エリアのこだわり」64.7%、2位は「予算・価格」62.7%
  • 「選ばなかった方も本格的に比較した」人は18.0%にとどまり、44.7%は「最初から今の選択しか考えていなかった」
  • 本格的に迷った人ほど満足度が高いわけではなく、未練を感じる割合はむしろ40.7%と高い

結局、中古と新築どちらを選んだ?

取得した住宅を聞いたところ(n=300・単一回答)、新築が205人(68.3%)、中古が95人(31.7%)となり、新築を選んだ人が約7割を占めました。

取得した住宅(%) n=300・単一回答
  • 1 新築(注文住宅) 38.0%(114人)
  • 2 新築(建売戸建て) 19.7%(59人)
  • 3 新築(マンション) 10.7%(32人)
  • 4 中古戸建て(リノベなし) 9.3%(28人)
  • 5 中古マンション(リノベなし) 8.0%(24人)
  • 6 中古マンション(リノベあり) 7.3%(22人)
  • 7 中古戸建て(リノベあり) 7.0%(21人)

最も多かったのは「新築(注文住宅)」で38.0%となり、自由に設計できる注文住宅が単独で最多の選択肢となりました。

中古については、戸建て・マンションともにリノベありとリノベなしがほぼ同数で、リフォームの有無で二分される結果となりました。

中古か新築か、最終的な決め手は?

中古と新築のどちらにするか、最終的な決め手を聞いたところ(n=300・複数回答)、最も多かったのは「立地・エリアのこだわり」で64.7%でした。次いで「予算・価格」62.7%、「広さ・間取りが希望に合っていた」41.0%となりました。

中古か新築かの最終的な決め手(%) n=300・複数回答
  • 1 立地・エリアのこだわり 64.7%(194人)
  • 2 予算・価格 62.7%(188人)
  • 3 広さ・間取りが希望に合っていた 41.0%(123人)
  • 4 新しさ・清潔感 28.7%(86人)
  • 5 性能・断熱・耐震性 22.7%(68人)
  • 6 自由な設計ができる 20.7%(62人)
  • 7 売却時の資産価値を考えた 10.3%(31人)
  • 7 即入居できる 10.3%(31人)
  • 9 リノベーションで好きなようにできる 4.7%(14人)
  • 10 ローコストで理想に近づけられた 4.0%(12人)
  • 11 その他 1.7%(5人)

「立地・エリア」と「予算・価格」が6割を超えて二強となり、住まい選びの土台が「どこに」「いくらで」という2点にあることが分かります。3位の「広さ・間取り」までが4割を超え、暮らしの基本条件が上位を占めました。

一方で、新築ならではの「自由な設計ができる」20.7%、中古で挙がりやすい「リノベーションで好きなようにできる」4.7%、「即入居できる」10.3%といった項目は、上位の条件に比べると限定的でした。新築・中古それぞれの特徴そのものよりも、立地と価格という共通の物差しで最終判断が下されている様子がうかがえます。

新築を選んだ人と中古を選んだ人で、決め手はどう違う?

同じ決め手でも、新築を選んだ人と中古を選んだ人とでは、重視した点に違いが見られました。新築・中古それぞれで挙げられた決め手の上位は次のとおりです。

新築・中古別に見た決め手の上位(%) 新築 n=205/中古 n=95・複数回答

新築を選んだ人(n=205)

  • 立地・エリアのこだわり 60.5%
  • 予算・価格 50.7%
  • 新しさ・清潔感 34.1%
  • 広さ・間取りが希望に合っていた 33.2%
  • 自由な設計ができる 30.2%

中古を選んだ人(n=95)

  • 予算・価格 88.4%
  • 立地・エリアのこだわり 73.7%
  • 広さ・間取りが希望に合っていた 57.9%
  • 即入居できる 17.9%
  • 新しさ・清潔感 16.8%

中古を選んだ人では「予算・価格」が88.4%に達し、新築を選んだ人の50.7%を大きく上回りました。中古を選んだ人にとっては、価格が最大の決め手になっていることが分かります。

また「立地・エリア」73.7%、「広さ・間取り」57.9%も新築より高く、限られた予算のなかで立地や広さを確保する手段として中古が選ばれている様子がうかがえます。

選ばなかった方も、本格的に検討した?

選ばなかった方(新築を選んだ人にとっての中古、中古を選んだ人にとっての新築)も真剣に検討したかを聞いたところ(n=300・単一回答)、「最初から今の選択しか考えていなかった」が44.7%で最多となりました。

選ばなかった方をどこまで検討したか(%) n=300・単一回答
  • 1 最初から今の選択しか考えていなかった 44.7%(134人)
  • 2 一応見てみたが早い段階で絞った 37.3%(112人)
  • 3 かなり迷って両方を本格的に比較した 18.0%(54人)

「最初から今の選択しか考えていなかった」と「一応見てみたが早い段階で絞った」を合わせると82.0%となり、8割以上の人が早い段階で中古か新築かを絞り込んでいたことが分かりました。両方を本格的に比較した人は18.0%にとどまっています。

検討の深さと未練の関係も見てみました。「選ばなかった方にしておけばよかった」と感じることが「たまにある」「よくある」と答えた割合を検討度別に見ると、「最初から今の選択しか考えていなかった」人が14.2%、「一応見てみたが早い段階で絞った」人が12.5%だったのに対し、「かなり迷って両方を本格的に比較した」人では40.7%と、際立って高くなりました。

じっくり両方を比較した人ほど、選ばなかった側の良さも具体的に見えてしまい、後から未練が残りやすいという結果になっています。迷いの少なさが、購入後の納得感につながっている可能性があります。

選ばなかった方を「やめた理由」は?

選ばなかった方を最終的にやめた理由を聞いたところ(n=300・複数回答)、最も多かったのは「希望の立地に物件がなかった」で36.3%でした。次いで「価格が合わなかった」32.0%、「設備・仕上がりの状態が不安だった」24.3%となりました。

選ばなかった方をやめた理由(%) n=300・複数回答
  • 1 希望の立地に物件がなかった 36.3%(109人)
  • 2 価格が合わなかった 32.0%(96人)
  • 3 設備・仕上がりの状態が不安だった 24.3%(73人)
  • 4 維持コスト・リフォーム費用が不安だった 22.7%(68人)
  • 5 自由に設計できないのが嫌だった 18.3%(55人)
  • 6 その他 8.7%(26人)
  • 7 工期・入居までの時間が長かった 4.3%(13人)

やめた理由でも、上位2つは「立地」と「価格」でした。決め手のランキングと表裏の関係にあり、立地と価格が合うかどうかが、中古・新築のどちらを残しどちらを見送るかの分かれ目になっていることが分かります。

3位以下には「設備・仕上がりの状態が不安」24.3%、「維持コスト・リフォーム費用が不安」22.7%と、中古を見送る理由になりやすい項目が並びました。中古を検討したものの、状態や将来費用の見通しにくさが最後のハードルになったケースが一定数あることがうかがえます。

住んでみて、満足している?

選んだ住宅に住んでみて満足しているかを聞いたところ(n=300・単一回答)、「おおむね満足」が59.7%で最多となりました。

選んだ住宅への満足度(%) n=300・単一回答
  • 1 おおむね満足 59.7%(179人)
  • 2 非常に満足 30.7%(92人)
  • 3 普通 6.7%(20人)
  • 4 やや不満 2.7%(8人)
  • 5 かなり不満 0.3%(1人)

「非常に満足」と「おおむね満足」を合わせると90.4%(271人)となり、9割以上が選んだ住宅に満足していることが分かりました。「やや不満」「かなり不満」は合わせて3.0%にとどまっています。

新築・中古別に見ると、満足している割合(「非常に満足」+「おおむね満足」)は新築で92.2%(n=205)、中古で86.3%(n=95)となりました。どちらも高い水準ですが、「非常に満足」に限ると新築35.1%、中古21.1%と差があり、満足の度合いという点では新築がやや上回っています。

また、「選ばなかった方にしておけばよかった」と思うことがあるかという設問(n=300・単一回答)では、「まったくない」56.0%、「ほとんどない」25.7%を合わせて81.7%が、ほとんど未練を感じていないと回答しました。「たまにある」は16.7%、「よくある」は1.7%でした。新築・中古別では、未練を感じることがある(「たまにある」+「よくある」)割合は新築15.1%に対し中古25.3%と、中古を選んだ人でやや高くなっています。

中古か新築かの選択で、最も不安だったことは?

中古か新築かを選ぶうえで最も不安だったことを聞いたところ(n=300・単一回答)、最も多かったのは「中古の場合:目に見えない傷み・老朽化の不安」で31.7%でした。

中古か新築かの選択で最も不安だったこと(%) n=300・単一回答
  • 1 中古の場合:目に見えない傷み・老朽化の不安 31.7%(95人)
  • 2 新築の場合:価格の高さ・予算オーバーへの不安 22.7%(68人)
  • 3 中古 vs 新築で最初からほぼ迷わなかった(一択だった) 20.7%(62人)
  • 4 中古の場合:耐震性・構造の安全性への不安 8.3%(25人)
  • 5 中古の場合:リフォーム・リノベ費用が読めない 7.3%(22人)
  • 6 新築の場合:完成形がわかりにくい(注文住宅) 4.7%(14人)
  • 7 新築の場合:間取り・仕様の自由度がない(建売・マンション) 3.7%(11人)
  • 8 新築の場合:工期が長い・入居までの待ち時間への不安(注文住宅) 1.0%(3人)

最も多かった不安は、中古の「目に見えない傷み・老朽化」でした。1位・4位・5位はいずれも中古に関する不安で、これらを合わせると47.3%にのぼります。状態が見えにくいこと、費用が読みにくいことが、中古をめぐる不安の中心にあることが分かります。

一方、新築については「価格の高さ・予算オーバー」22.7%が突出しており、新築の不安はほぼ価格に集約されていました。中古は品質、新築は価格という、対照的な不安の形になっています。なお「最初からほぼ迷わなかった(一択だった)」も20.7%あり、そもそも比較の段階で不安を感じなかった層も一定数見られました。

住宅選びで、一番参考になった情報源は?

住宅選択の際に一番参考になった情報源を聞いたところ(n=300・単一回答)、最も多かったのは「不動産会社・ハウスメーカーの担当者」で40.3%でした。

一番参考になった情報源(%) n=300・単一回答
  • 1 不動産会社・ハウスメーカーの担当者 40.3%(121人)
  • 2 住宅情報サイト 19.3%(58人)
  • 3 家族・友人の経験 12.3%(37人)
  • 4 特になし 10.0%(30人)
  • 5 SNS 9.7%(29人)
  • 6 実際に住んでいる人の口コミ 6.0%(18人)
  • 7 書籍・雑誌 2.3%(7人)

専門家である「不動産会社・ハウスメーカーの担当者」が4割で最多となり、住宅情報サイトの19.3%を大きく上回りました。人生で最も大きな買い物のひとつだけに、対面での専門的なアドバイスが重視されていることがうかがえます。

情報源別に満足度(「非常に満足」+「おおむね満足」)を見ると、「家族・友人の経験」を挙げた人が94.6%(n=37)、「不動産会社・ハウスメーカーの担当者」を挙げた人が90.9%(n=121)と高い水準でした。身近な経験者の声や、専門家のアドバイスを軸に選んだ人ほど、購入後の満足度が高い結果になっています。

これから住宅を選ぶ人へのアドバイスは?

これから住宅を選ぶ人に向けて、中古か新築かを選ぶときに最も重要なことを聞いたところ(n=300・単一回答)、最も多かったのは「自分たちの優先順位を先に整理する」で50.3%でした。

中古か新築かを選ぶときに最も重要なこと(%) n=300・単一回答
  • 1 自分たちの優先順位を先に整理する 50.3%(151人)
  • 2 「価格差+維持費・リフォーム費」をトータルで比較する 22.0%(66人)
  • 3 実際に両方を内見・比較してから決める 17.3%(52人)
  • 4 資産価値の観点からも情報収集する 5.7%(17人)
  • 5 中古でも性能向上リノベが可能と知っておく 4.7%(14人)

半数が「自分たちの優先順位を先に整理する」を選び、他を大きく引き離しました。立地・価格・広さ・新しさなど、譲れない条件を先に決めておくことが、中古か新築かの判断をスムーズにするという、経験者ならではの回答です。

2位の「価格差+維持費・リフォーム費をトータルで比較する」22.0%も、目先の価格だけでなく、住み続けるうえでの総額で判断すべきという助言です。やめた理由や不安の設問で見えた「維持コストやリフォーム費用への不安」と表裏の関係にあり、購入後に費用面で迷わないための現実的なアドバイスと言えそうです。

回答者の声

自由記述では、中古か新築かを最終的に分けた理由や、選んだことへの納得、選ばなかった方への未練が数多く寄せられました。原文の趣旨を保ち、一部を要約しています。

新築を選んだ人の声

古いということで長く住むにあたって不安がありました。服やその他のアイテムなら中古でもよいですが、住む家の中古は受け入れられませんでした。迷うことなく新築にして、それでよかったと思っています

30代・新築マンション

新築の一番の利点は、将来的に住宅にかかる金額が読めることでした。中古だと見えない傷みの修繕費が読めませんし、住み替えの際に老朽化が進んだ物件は買い手がつかないとも思いました

30代・新築注文住宅

中古を選んだ人の声

価格の問題で最初から中古しか選択肢にありませんでした。新築を選んでいたらもっと綺麗なところに住めたとは思いますが、まず値段が倍くらい変わってきますし、ずっと住み続けるかも分からないので、この選択でよかったと思っています

30代・中古戸建て

新築は購入するまで実際の部屋を見ることができず、モデルルームも一番よい部屋しか見られないので、決め手に欠けました。中古は実際に見られる点が安心です。ただ人気物件は即決しないと取られてしまうので注意も必要です

40代・中古マンション

迷い・未練についての声

若く見栄もあり、中古より新築という選択でほぼ決まっていました。ただ今の新築は妥協した部分もあるので、中古で探してみてもよかったかと今なら思えます

20代・新築建売戸建て

価格優先で考えましたが、住んでみて改装せざるを得ない点がたくさん出てきて、もっと時間をかけて検討すべきだったと思いました。それでも月々の負担額を考えると負担が少ないので、そこはよかったです

30代・中古戸建て

これらの回答からは、中古か新築かの判断が、価格や立地といった数字で表せる条件だけでなく、「新しい家に住みたい」「実物を見て決めたい」「気兼ねなく暮らしたい」といった価値観にも左右されていることが分かります。同時に、じっくり比較した人ほど選ばなかった側の良さも見えてしまい、納得と未練が入り混じる様子も読み取れます。

まとめ

今回の調査では、実際に選んだのは新築68.3%、中古31.7%で、決め手は「立地・エリア」64.7%と「予算・価格」62.7%の二強でした。満足度は新築・中古ともに9割前後と高い一方、「かなり迷って両方を本格的に比較した」人ほど未練を感じる割合が40.7%と高い結果になっています。

これから選ぶ人へのアドバイス1位は「自分たちの優先順位を先に整理する」50.3%。何を最も大切にするかを先に固めておくことが、納得のいく住まい選びの近道になりそうです。

調査データの利用について

この調査結果を引用する際は、出典として「幸せおうち体験談」とこのページのURLを記載してください。数値の一部だけを取り出して、調査の趣旨と異なる意味で使うことはご遠慮ください。

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