注文住宅をお考えの方にとって、ハウスメーカー選びは人生の大きな決断です。
茨城で人気の棟匠(とうしょう)は、自然素材へのこだわりと熟練大工の高い技術力で、住むほどに心地よさが増す家を提供する地域密着型ビルダーです。しかし、検討している方の中には
「本当に信頼できる会社なのか」
「予算内で理想の家が建つのか」
「アフターサービスは充実しているのか」
など、不安や疑問は尽きない方も多いかもしれません。
そこで今回、宅建士の視点から棟匠を徹底的に調査しました。坪単価の実態から、他社にはない強み、そして契約前に知っておくべき注意点まで、忖度なしで解説します。
地域密着型の工務店ならではの魅力と、大手にはできないきめ細やかな対応の実態を、プロの目線でお伝えしていきまので、ぜひ最後までお読みください。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。
こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
そこで便利なのが、条件に合った住宅メーカーの資料をまとめて請求できる「一括カタログ請求サイト」です。中でもおすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサービスです。
これらの3サイトはいずれも大手企業が運営しているため、審査基準が厳しく、悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避けられるのが大きなメリットです。
さらに、カタログ請求をしたからといってしつこい営業がなく、気軽に利用できるため、非常に使い勝手の良いサービスです。
どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
低予算で家を建てたい方は・・・LIFULL HOME’S
工務店を中心に比較したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
この記事の監修者
井口 梓美いぐち あずみ
宅地建物取引士|ファイナンシャルプランナー|株式会社AZWAY 代表取締役
大手保険代理店にて資産運用とライフプランニングに従事した後、大手不動産ポータルサイト運営会社でのコンサルティング経験を経て株式会社AZWAYを創業。自社で宅建業免許(東京都知事 第104708号)を取得し、新築一戸建ての仲介から不動産売却、相続相談、空き家活用、リフォームまで住まいに関わる幅広い領域に対応している。保険・不動産・ITの3業界での実務経験をもとに、住宅の購入・売却・資産活用に必要な情報を中立的な立場から発信。全日本不動産協会会員。
評判悪いは嘘!棟匠72人の良い評判と悪い口コミ

棟匠で実際に家を建てた人の評判は気になりますよね?ネット上でも様々な意見が見られます。
ここでは棟匠の口コミを調査し、まとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
良い評判
それではまずは、良い口コミから見ていきましょう。

入居から15年経ちますが、今でも遊びに来る友人に「木の香りがするね」と言われます。年月を経ても変わらない快適さが持続しているのが最高です。


以前は外出が好きでしたが、高気密・高断熱と全館空調のおかげで、家が心地良すぎて外に出るより家にいたいと思うことが増えました。輻射熱を利用した冷暖房は風を感じず、じんわりと暖かい。おかげで光熱費も抑えられており、快適さと省エネを両立できています。


平屋を選びましたが、デッドスペースになりがちな小屋裏と床下を収納として活用できる独自工法のおかげで、収納力に全く困りません。念願だった半地下の空間をホームシアターとして実現!自由な間取りが趣味の時間を豊かにしてくれました。
これらの口コミからは、全館空調による一年中の快適さと、茨城県産の八溝材を含む無垢材を贅沢に使用した健康的な空気環境と木のぬくもりに対する高い満足度がうかがえます。
また、独自の外断熱工法を活用した高い省エネ性能や、小屋裏・半地下などを利用した自由な空間設計が、多様なライフスタイルの実現に貢献していることが分かります。
なお、全館空調を標準搭載しているハウスメーカーとしては、独自の「Z空調」で知られる桧家住宅も比較検討されることが多いです。棟匠との違いを把握しておくと、より納得のいく選択ができるでしょう。
悪い評判
それでは次に、悪い口コミについて見てみましょう。

15年目以降のメンテナンス費用が高額になることがちょっと引っかかっています。特殊な外断熱工法のため、エアコンや外部塗装など相見積もりも取れず、指定された子会社に高額な費用を払うしかない仕組みです。
特殊工法を採用している住宅では、将来のメンテナンス費用とその依頼先を契約前に確認することが重要です。この口コミからは、外断熱工法の特性上、一般的な業者では対応できない可能性が読み取れます。長期的な維持費用を含めたトータルコストを事前に試算し、複数社のメンテナンス体制を比較検討することで、後悔のない選択ができるでしょう。
特に15年後、20年後の大規模修繕時期における費用と対応可能な業者について、契約前に書面で確認しておくことをおすすめします。


楽しみにしていた完成見学会で、細部の仕上げの雑さが気になってしまいました。特に階段の手すりを握ったら、ささくれ立っていてトゲが刺さってしまったのはショックでした。無垢材の良さはわかりますが、高額な買い物なのでもう少し丁寧な仕事をしてほしかったです。
完成見学会は施工品質を確認できる貴重な機会です。無垢材は自然素材ゆえの特性もありますが、引き渡し前の仕上げ確認は重要な工程です。住宅を検討する際は、完成見学会だけでなく、実際に住まわれているお客様宅の訪問や、施工中の現場見学を依頼することで、より実態に近い品質を確認できます。また、引き渡し前の立ち会い検査では、細部まで丁寧にチェックし、気になる箇所は遠慮なく指摘して手直しを依頼する姿勢が大切です。
これらの口コミはあくまでも一例であり、すべての方が同じような経験をするとは限りません。実際に店舗へ足を運び、自分に合ったハウスメーカーを選ぶことが最も大切です。
参考:Googleマップ
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME'Sの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
FP宅建士不動産会社社長が教える失敗しない!棟匠で家を建てる方法
棟匠(とうしょう)で家づくりを検討している方へ、宅建士の視点から”失敗しない進め方”を解説します。
棟匠は、茨城県産の八溝材をはじめとした無垢材100%と、全棟標準の全館空調「AirE(エアーイー)」を組み合わせた「健康住宅」を得意とする地域密着型ビルダーです。
そのため「温度のバリアフリーな快適性」「自然素材にこだわった空気環境」に強みがある一方、独自工法ゆえのメンテナンス費用や、現場・アフター対応は”担当差・体制差”を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。
宅建士の筆者による棟匠の全体評価はこちら!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総合評価 | Aランク |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| コストパフォーマンス | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
全館空調×高気密高断熱×無垢材100%という、他社ではオプション扱いになりやすい仕様を「標準」で揃えているのが棟匠の大きな特徴です。
温度ムラの少ない快適性と、自然素材による心地よい空気感を両立しつつ、坪単価60万円台からのレンジで収まるケースが多く、スペックに対するコスパはかなり高い部類に入ります。
一方で、外張り断熱+全館空調という“特殊工法寄りの家”になるため、長期メンテナンス費用や対応可能な業者が限られる点、アフター対応のスピード感などは契約前にしっかり確認しておきたいところです。
その前提を踏まえれば、「自然素材の健康住宅」「一年中どこにいても快適な温度環境」を望む方にとって、棟匠は有力候補と言えるでしょう。

全棟「全館空調×高気密高断熱」で温度のバリアフリー
棟匠の一番の特徴は、オリジナル全館空調システム「AirE(エアーイー)」を全棟標準で採用している点です。換気・空気清浄・除湿・冷暖房を1台で担い、輻射暖冷房で「風を感じにくい」優しい温熱環境を実現します。
性能面では、断熱性能を示すUA値0.42、気密性能を示すC値0.56(いずれも目安値)と、北海道基準(国土交通省の省エネルギー基準で定められた地域区分による)を上回る水準の高気密高断熱仕様。
冬場の廊下や脱衣所も冷えにくく、ヒートショックリスクを抑えたいご家庭や、高齢の親世帯と同居する二世帯住宅との相性が良い仕様です。
八溝材×無垢材100%の「健康住宅」
棟匠はもともと製材会社がルーツのため、木材に対するこだわりは群を抜いています。構造材から床・天井に至るまで、茨城県産を中心とした無垢材100%を使用し、ビニールクロスを極力使わない塗装壁(ドライウォール)などで仕上げるスタイルです。
これにより、無垢材特有の調湿作用や、木の香りに包まれた心地よさが日常の当たり前になります。シックハウス症候群や化学物質に敏感な方、小さなお子さまのいるご家庭には大きな安心材料となるでしょう。
同じく自然素材と木の家にこだわるビルダーとしては、八溝杉を使った家づくりで知られるもりぞうも検討候補に挙がりやすい会社です。棟匠との設計思想の違いを比較してみるのもおすすめです。
森から施工まで一貫体制で実現する「高コスパ」
棟匠は、自社グループ内で森づくり・製材・加工・施工までを一貫して行う垂直統合型のビジネスモデルを採用しています。このため、中間マージンを抑えつつ、良質な八溝材を安定供給できるのが強みです。
他社ならオプション扱いになりがちな全館空調や、構造体まで無垢材を使った仕様を標準装備としながら、坪単価はおおむね60万円前後からのレンジに収まるケースが多く、「スペックの割に高くない」という口コミも見られます。
初期コストだけでなく、光熱費削減も含めたトータルのコストパフォーマンスは高評価です。
なお、木造住宅で高いブランド力と実績を持つ大手ハウスメーカーとしては住友林業があります。坪単価は住友林業の方が高めですが、全国規模のアフターサービス網など、大手ならではの強みもあるため、比較検討の材料にしてみてください。
4層構造も可能な自由設計と空間活用力
棟匠のプランは完全自由設計が基本。高性能な構造と全館空調を前提にしているため、大きな吹き抜け・勾配天井・大空間LDKなど、一般的には「寒そう」「光熱費が心配」と敬遠されがちなプランも採用しやすくなります。
さらに、小屋裏や半地下、床下収納を組み合わせた4層構造の提案も得意としており、ホームシアターや趣味部屋、たっぷりの収納など、縦方向の空間を活かしたプランニングがしやすい点も魅力。
平屋・1.5階建て・二世帯住宅・ペット共生住宅まで、ライフスタイルに合わせた柔軟な間取り提案が可能です。
独自工法だからこそ「メンテ計画と法的チェック」が重要
一方で、外張り断熱+全館空調+4層構造といった“棟匠ならではの仕様”は、長期メンテナンスや法的な取り扱いに注意が必要です。
例えば、築13~15年以降のエアコン入替えや外装リフレッシュなど、特殊工法ゆえに依頼先が限られ、相見積もりが取りにくいケースも想定されます。また、小屋裏や半地下の扱いは、建築基準法上の「天井高・面積・用途」の条件を外さない設計が必須です。
契約前には、10年・15年・20年で必要になるメンテ項目と概算費用、小屋裏・半地下利用時の法的な整理(確認申請の内容・構造計算の前提条件)などを書面で確認し、将来のランニングコストと法的リスクを見越した資金計画を立てておくと安心です。
予算内で「自然素材の健康住宅」と「一年中どこにいても快適な温度環境」を両立させたい方にとって、棟匠は有力候補のひとつです。
契約前は、断熱・気密・全館空調の性能値とメンテナンス条件、小屋裏・半地下の法的な扱い、現場管理や引き渡し検査の進め方を事前にすり合わせておくことで、満足度の高い家づくりにつながります。
棟匠は評判悪い?ネットの評判を徹底検証!
上記でも挙げたように、棟匠には、様々な口コミがあります。ここでは、それらをまとめて分析しながら、では実際棟匠の実態はどうなのかを検証していきます。
ポジティブな意見:強みと高評価のポイント
棟匠に対する肯定的な評判は、主に住宅の「性能」と「素材」に関する部分に集中しています。
まず注目すべきは圧倒的な性能と快適性です。他社では高額オプションとなることが多い全館空調システム「AirE」を標準装備しており、「家中どこも温度が一定で快適」「冬でも廊下に出る時に寒さを感じない」「ホテル住まいしている感覚」といった、温度差のない快適な住み心地が高く評価されています。
また、北海道の平成25年改正省エネ基準を超える断熱性能(UA値0.42)と、非常に高い気密性能(C値0.56)を実現しており、高い水準の高気密高断熱住宅として評価されています。
自然素材と健康へのこだわりも大きな特徴です。創業が製材会社であったため木材に関する知識が豊富で、茨城県産の高品質な八溝材を構造体や床、天井に至るまで100%使用しています。工業ノリを使用するビニールクロスを一切使用せず、塗装壁や無垢材の壁を採用することで、シックハウス症候群のリスクを低減しています。無垢材の持つ調湿作用や抗菌作用、木の香りが「森林浴をしているような」心地よさや健康面の改善に繋がっているとの声もあります。
さらに、自社グループ内で製材から加工、施工まで一貫体制をとっているため、高品質な無垢材をリーズナブルに供給できる独自の流通システムを構築している点も評価されています。高性能かつ天然素材を多用しているにもかかわらず、スペックの割には価格が抑えられているという意見も見られます。
ネガティブな意見:注意すべきポイント
肯定的な意見が住宅の「スペック」に集中する一方で、一部では「施工品質」「アフターフォロー」「長期的な維持管理」といった運営面に関する改善を求める声も見られます。
施工品質については、一部の口コミで「仕上げが気になる箇所があった」「塗装の施工が甘いと感じた」といった、細部の品質に関する指摘がありました。無垢材などの自然素材を扱う特性上、個体差が生じることはある程度避けられませんが、丁寧な仕上げを重視される方は、施工中の現場確認を積極的に行うと安心でしょう。
アフターサービスについても、対応のスピードや連絡体制について改善の余地があるという声があります。アフターサービスについての苦情は、他の多くの住宅メーカーでも見られるものなので、どの会社に依頼する場合でも、引き渡し後の不具合対応について事前に具体的な対応フローを確認しておくことで、より安心できます。住宅の瑕疵保険制度については住宅保証機構のまもりすまい保険のサイトも参考になります。
また、小屋裏空間の利用方法については、建築基準法上の取り扱いが複雑なケースもあるため、契約前に法的な確認を丁寧に行うことが大切です。構造計算の内容や、空間利用の条件について書面で確認することをおすすめします。
築後15年を目安とした外断熱工法の特殊性から、メンテナンス工事を特定の業者に依頼する必要がある場合があり、長期的なランニングコストについては事前に試算しておくことが望ましいでしょう。
評判から見た棟匠の総合評価
棟匠は、茨城県を拠点に「健康住宅」を追求する点で、他社との明確な差別化を実現している、極めてコンセプトが明確な高性能ビルダーとして評価できます。
性能面では、全館空調標準装備、C値0.56、UA値0.42という数値は地域工務店としてはトップクラスです。素材面でも、地元八溝材を構造体から使用し、ビニールクロスを排除した自然素材への徹底したこだわりは、健康志向のお客様にとって大きな魅力です。価格についても、高額な全館空調と無垢材使用を標準としつつ比較的リーズナブルであるため、費用対効果は高いと言えます。
一方で、無垢材などの自然素材を多用する工法の特性上、施工品質にはばらつきが生じる可能性があります。また、独自の工法を採用しているため、長期的なメンテナンス体制や費用について、事前にしっかりと確認しておく必要があります。
茨城県内で棟匠と比較されやすい会社としては、同じく茨城を拠点に展開し、幅広い商品ラインナップで知られるノーブルホームがあります。設計の自由度や価格帯が異なるため、両社のモデルハウスを訪問して比較してみるとよいでしょう。
棟匠は、「自然素材の空間で、一年中温度差のない快適な生活」を高いコストパフォーマンスで実現したいお客様にとって、魅力的な選択肢です。特に、全館空調や無垢材といった高性能・健康志向の「スペック」を重視する層からの支持は厚いです。
棟匠を検討する際には、完成見学会だけでなく建築中の現場を複数回視察し、施工の様子や仕上がりの状態を確認することをおすすめします。また、小屋裏空間など独自の設計を採用する場合は、構造計算書の内容や法的な位置づけを事前に書面で確認すること、定期点検の具体的な内容や不具合発生時の対応フローについて契約前に詳細を確認することも大切です。
さらに、全館空調システムなど特殊な設備を導入する場合は、メンテナンス契約の内容や将来的な修繕費用についても、具体的な見積もりを取得しておくと安心です。
棟匠は、優れた設計思想と高い住宅性能を持つメーカーです。その性能を最大限に活かすためには、施主自身が積極的に情報を収集し、施工過程やアフター体制について確認を重ねることで、より満足度の高い住まいづくりが実現できるでしょう。
失敗しない棟匠で家を建てる5つのポイント

棟匠で理想の住まいを手に入れるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
家づくりは一生に一度の大きなイベント。後悔のない選択をするために、以下の5つのポイントを参考に、家づくりを進めていきましょう。
- 現場の施工状況を積極的に確認する
- 独自の空間設計について法的な確認を徹底する
- 全館空調システムの特性を理解して備える
- 長期的なメンテナンス計画を明確にする
- 担当者とのコミュニケーションを大切にする
それぞれ見ていきましょう。
1. 現場の施工状況を積極的に確認する
棟匠は高気密高断熱や全館空調といったスペックの高さに定評がある一方で、無垢材を構造体や内装に多用しているため、木材の仕上げや取り付けの丁寧さが住み心地に直結します。
完成見学会だけでなく、建築中の現場にも複数回足を運び、大工さんの仕事ぶりや細部の仕上がり(建具や塗装など)を自分の目で確認することをおすすめします。気になる点があれば遠慮なく質問し、必要に応じて手直しを依頼しましょう。引き渡し前の最終チェックでは、隅々まで丁寧に確認し、納得のいく状態で引き渡しを受けることが大切です。
2. 独自の空間設計について法的な確認を徹底する
棟匠は、小屋裏や半地下、床下収納などを活用した自由度の高い設計を提案しています。こうした空間活用は魅力的ですが、建築基準法上の取り扱いが複雑なケースもあります。
小屋裏や半地下の利用について、建築確認申請の内容と実際の設計図(特に天井高や用途など)をしっかりと照合し、法令を遵守した設計であることを書面で確認することが重要です。構造計算書の内容についても、不明点があれば納得できるまで説明を求めましょう。
3. 全館空調システムの特性を理解して備える
棟匠の大きな魅力は、全館空調システム「AirE」が標準装備されている点です。一年中温度が一定で快適という高評価を得ていますが、システムに依存する住宅ならではの特性も理解しておく必要があります。
全館空調のメンテナンス体制や保証内容、故障時の対応フローについて契約前に詳しく確認しましょう。また、万が一のシステムトラブルに備えて、特に寝室などには予備として一般的なルームエアコンを別途設置することも検討に値します。快適性を保ちながら、リスク管理も行うことで安心して暮らせる住まいになります。
4. 長期的なメンテナンス計画を明確にする
特殊な外断熱工法や全館空調システムを採用している住宅では、将来的なメンテナンスについて事前に把握しておくことが重要です。
契約前に、築後10年、15年、20年といった節目でのメンテナンスプログラムの内容や費用概算について、具体的な説明を求めましょう。また、定期点検の頻度や内容、不具合が発生した際の連絡体制と対応フローについても書面で確認しておくことをおすすめします。長期的な維持費を含めた資金計画を立てることで、安心して住み続けられる住まいになります。全館空調を活用した省エネ住宅の基準については資源エネルギー庁の省エネ情報ページも参考にしてみてください。
5. 担当者とのコミュニケーションを大切にする
理想の家づくりには、担当者との信頼関係が不可欠です。棟匠は完全自由設計のもと、お客様の要望に丁寧に対応してくれるという声がある一方で、組織としての対応スピードや体制については改善の余地があるという意見も見られます。
複数の担当者と接する機会があれば、こちらの要望や懸念(特に施工品質や構造に関する疑問)に対して、誠実かつ専門的な対応をしてくれるかを見極めましょう。疑問点は契約前に解消し、納得できる説明を受けることで、建築中も安心して進められます。コミュニケーションの質が高い担当者との出会いが、満足度の高い家づくりにつながります。
棟匠の実際の坪単価を宅建士社長が解説!

茨城県産の無垢材と独自の高性能工法に特化した棟匠は、完全自由設計を採用しているため、一律の坪単価を提示することが難しい構造になっています。
ここでは、公開されている情報や過去の事例から推測される坪単価および価格帯について詳しく解説していきましょう。
棟匠の注文住宅の坪単価と価格帯
棟匠では、お客様の希望や要望に合わせてゼロから設計を行う完全自由設計を採用しているため、標準的な「商品」や「定価」という概念は存在しません。しかし、過去の事例や第三者による調査結果から、おおよその目安となる価格帯が示されています。
推定される具体的な坪単価の目安
公開されている情報に基づくと、棟匠の注文住宅として想定される価格の目安は以下の通りです。
過去の事例などから予想される坪単価の目安は60万円からとなっており、本体価格の目安は2,100万円からと推測されます。別の参照元からの情報では、坪単価の参考価格が53万円から78万円、価格帯が1,800万円から2,200万円と示されています。
ただし、これらの数字はあくまで目安であり、実際の価格は間取りの複雑さや設備のグレード、敷地条件によって大きく変動します。例えば、30坪の住宅であれば本体価格は1,800万円から2,340万円程度、40坪であれば2,400万円から3,120万円程度が目安となるでしょう。
同じ坪単価60万円台の価格帯で、全国展開の充実した保証が魅力のハウスメーカーとしてはアイフルホームやヤマト住建などがあります。標準仕様の内容が異なるため、同じ坪単価でも「何が含まれているか」を比較することが重要です。
なお、棟匠の公式ホームページには坪単価に関する情報は特に記載されていません。そのため、正確な費用は、お客様が希望する仕様や間取りに応じて個別に見積もりを依頼する必要があります。
価格帯を決定づける主な要因(標準仕様)
棟匠の価格帯は、一般的なハウスメーカーと単純に比較すると高めに感じられることもありますが、これは他社では高額なオプションとなる高性能な設備や仕様が標準装備されているためです。言い換えれば、表面的な坪単価だけでなく、標準仕様に含まれる内容を総合的に評価する必要があります。
棟匠の注文住宅の価格に織り込まれている主な標準仕様をご紹介します。
空調・快適性の面では、全館空調システム「AirE(エアーイー)」が全棟に標準装備されています。このシステムは換気、空気清浄、除湿、冷暖房の機能を1台で担い、輻射を利用した冷暖房でヒートショックのリスク軽減にも貢献します。一般的なハウスメーカーでは全館空調システムはオプションとなり、導入費用だけで150万円から300万円程度が追加されることも珍しくありません。この点を考慮すると、棟匠の坪単価には既にこの高額設備が含まれているため、実質的なコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
素材面では、茨城県産八溝材の無垢材を採用しています。床、壁、天井はもちろん、普段見えない構造体まで無垢材100%で徹底している点が大きな特徴です。一般的な住宅では、構造材に集成材を使用し、内装も一部のみ無垢材を使用するケースが多いですが、棟匠では妥協なく無垢材を使用しています。自社グループ内で製材から加工まで一貫体制をとる独自の流通システムにより、良質な無垢材を比較的リーズナブルに供給できるとされています。無垢材を全面的に使用した住宅は、一般的には坪単価が10万円から15万円程度上昇することを考えると、この標準仕様は大きな付加価値となっています。
断熱・性能面では、寒冷地仕様の外張り断熱工法を採用し、非常に高い断熱性能(UA値0.42)と高水準の気密性能(C値0.56)を実現しています。UA値0.42は北海道基準を超える性能であり、一般的な茨城県の住宅に求められる基準(UA値0.87)を大きく上回ります。この高性能により光熱費の大幅な削減が期待でき、ZEH住宅にも対応しています。長期的な光熱費削減効果を考慮すると、初期投資としての坪単価の高さは十分に回収できる可能性があります。
構造面では、無垢材を使用しながらも構造計算を全棟で実施し、建築基準法よりも太い部材(例:120mm角の柱・梁)を使用することで、長期優良住宅の構造計算をクリアしています。木造2階建ては本来構造計算が義務付けられていませんが、棟匠では全棟で実施することで安全性を担保しています。この姿勢は、長期的な住まいの安心につながる重要な要素です。
棟匠が提供する主な住宅ラインナップと価格の特徴
棟匠は完全自由設計を基本としていますが、お客様のライフスタイルに合わせて以下のような住宅ラインナップを提案しています。
平屋
棟匠の平屋は、ワンフロアで生活できる利便性と、独自の工法で小屋裏や床下を収納として活用できる高い収納力が特徴です。平屋は一般的に2階建てより坪単価が5万円から10万円程度高くなる傾向がありますが、棟匠の場合は小屋裏を有効活用することで実質的な居住面積を増やせるため、コストパフォーマンスを高められます。30坪の平屋であれば、坪単価65万円から80万円程度、総額1,950万円から2,400万円程度が目安となるでしょう。
1.5階建て
1.5階建ては、平屋と2階建てのメリットを併せ持ち、建築面積を抑えつつ開放感を確保したい方におすすめのラインナップです。2階部分を小さくすることで建築コストを抑えながら、平屋の快適性と2階建ての空間効率を両立できます。坪単価は60万円から75万円程度が目安となり、35坪であれば2,100万円から2,625万円程度となる見込みです。
二世帯住宅
二世帯住宅は、親世帯・子世帯それぞれの理想を叶える設計に対応しています。延床面積が大きくなるため総額は上がりますが、坪単価自体は規模のメリットで若干抑えられる傾向があります。50坪から60坪の二世帯住宅であれば、坪単価55万円から70万円程度、総額2,750万円から4,200万円程度が目安となるでしょう。全館空調が標準装備されているため、広い住宅でも温度差のない快適な住環境を実現できます。
ペットと暮らす家
ペットと暮らす家は、ペットとの生活に配慮した設計が可能です。傷に強い床材の選定や、ペット専用スペースの確保など、細かな配慮が求められますが、基本的な坪単価は標準的な住宅と大きく変わりません。ただし、ペット用設備の充実度によってはオプション費用が加算されます。
これらのラインナップや、半地下空間、小屋裏収納といった大空間設計の実現性も、棟匠の高性能な構造と全館空調システムによって支えられています。特に小屋裏や半地下を活用した4層構造の提案は、限られた建築面積で最大限の居住空間を確保したい方にとって魅力的な選択肢となっています。
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME'Sの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
棟匠の商品ラインナップ
棟匠の住宅の特徴と仕様について、見ていきましょう。
棟匠の注文住宅:高性能と自然素材が融合した「健康住宅」の全貌
茨城県水戸市に本社を構える棟匠は、創業以来、住む人の健康と快適さを追求した「健康住宅」を掲げ、地元茨城県産の良質な木材と独自の高性能技術を融合させた注文住宅を提供しています。住宅は、単なる住まいではなく、高性能な設備と自然素材に徹底的にこだわった仕様を「標準装備」としている点が最大の特徴です。
徹底した自然素材へのこだわりと独自の流通システム
棟匠の家づくりは、製材会社としてスタートした歴史を背景に、木材に対する深い専門性を持っています。
茨城県産の八溝山で育った高品質な木材(八溝材)を主要な構造材として使用しており、これは地産地消の取り組みの一環でもあります。普段は見えない構造体から、床、天井に至るまで無垢材100%で構成されている点が大きな特徴です。
健康的な空気環境にも配慮しており、工業ノリを使用するビニールクロスは一切使用せず、壁や天井は自然塗料で仕上げた塗装壁(ドライウォール工法)や無垢材のあらわし仕上げを標準採用しています。また、畳の芯材には自然素材である藁(ワラ)が使われています。
自社グループ内で森づくりから木の生成加工、製材まで一貫体制をとる独自の流通システムを構築しており、高品質な無垢材を中間コストを抑えて提供できる点を強みとしています。この垂直統合のビジネスモデルにより、品質管理と価格の両立を実現しています。
全棟標準の高性能システムと数値
棟匠の快適性を支えるのは、高気密・高断熱性能と、全棟に標準装備される全館空調システムです。
全棟に標準採用されている棟匠オリジナルの全館空調システム「AirE(エアーイー)」は、換気、空気清浄、除湿、冷房、暖房の5役を1台で担います。このシステムにより、家中どこにいても温度差のない快適な住環境が実現されます。
冷暖房方式には、風を直接身体に当てない輻射熱を利用した冷暖房を採用しており、身体全体にじんわりと熱が伝わるため、体への負担が少ない温熱環境を実現します。これにより、住宅内の死亡事故が多い「ヒートショック」のリスク軽減にも貢献します。特に高齢者のいるご家庭や、小さなお子様がいる家庭にとって、この温度のバリアフリーは大きな安心材料となります。
省エネ性能も優れており、捨てる空気の熱を再利用する全熱交換型換気システムにより、排気熱の約90%を再利用でき、高い省エネ効果を発揮します。また、高性能フィルターでPM2.5などの微粒子侵入をブロックし、常に新鮮で清潔な空気環境を維持します。花粉症やアレルギーをお持ちの方にとって、この空気清浄機能は大きなメリットとなるでしょう。
断熱・気密性能については、外張り断熱工法を採用することで、非常に高い性能を実現しています。公開されている性能値は、断熱性能を示すUA値が0.42、気密性能を示すC値が0.56であり、これは北海道の平成25年改正省エネ基準を上回る高い水準です。茨城県に求められる基準を大きく超える性能により、夏は涼しく冬は暖かい、一年中快適な住環境が保たれます。
窓には全て空気層16mmの複層Low-Eガラスや断熱サッシが用いられ、西側には特に遮熱ガラスが採用されています。窓は住宅の中で最も熱の出入りが大きい部分ですが、高性能な窓仕様により断熱性能を確保しています。
構造と空間設計のラインナップ
棟匠の住宅は完全自由設計であり、高性能な構造により、間取りやスタイルの制約が少ないのが特徴です。
構造体には、建築基準法で定められた105mm角よりも太い120mm角の柱や梁などを使用し、独自開発の無垢床下地材と併せて耐震無垢構造を構成しています。これにより、長期優良住宅の構造計画をクリアする高い耐震性能を確保しています。木造2階建ては本来構造計算が義務付けられていませんが、棟匠では全棟で構造計算を実施することで、より高い安全性を担保しています。
お客様のライフスタイルに合わせ、以下のようなラインナップが提案されています。
棟匠の平屋は、ワンフロアの快適性と、小屋裏や床下を収納として活用できる設計が特徴です。高齢になっても階段の昇り降りがなく安心して暮らせる点や、家族の気配を常に感じられる点が魅力です。独自の工法により、平屋でありながら豊富な収納空間を確保できるため、居住空間を犠牲にすることなく快適に暮らせます。
1.5階建ては、平屋と2階建てのメリットを兼ね備えた設計で、開放感のあるリビングダイニングなどが魅力です。1階部分を広く確保しながら、2階には寝室や子供部屋を配置することで、プライバシーと開放感を両立できます。建築面積を抑えながら十分な居住空間を確保したい方に適した選択肢です。
二世帯住宅は、親世帯・子世帯それぞれの理想を叶える設計に対応しています。全館空調が標準装備されているため、広い住宅でも温度差がなく、それぞれの世帯が快適に暮らせます。玄関を共有する完全同居型から、玄関を分ける完全分離型まで、家族の関係性に応じた柔軟な設計が可能です。
ペットと暮らす家は、ペットとの生活に配慮した設計が可能です。無垢材の床は傷に強く、また調湿効果があるため、ペットにとっても快適な環境を提供できます。ペット専用のスペースや動線を考慮した間取りにより、人もペットもストレスなく暮らせる住まいが実現します。
独自の設計により、小屋裏をロフトや趣味の部屋に、また半地下をホームシアターや収納部屋にできる「4層構造」を実現し、有効空間を最大限に増やす提案を可能にしています。限られた建築面積の中で、縦の空間を有効活用することで、想像以上の居住空間を確保できる点が棟匠の大きな特徴となっています。
高性能な構造と全館空調システムにより、大きな吹き抜けや勾配天井、大空間リビングといった開放的な空間設計も、冷暖房効率を気にすることなく実現できます。これは、一般的な住宅では冷暖房コストの増加を懸念して躊躇しがちな設計を、棟匠では自由に取り入れられることを意味しています。
棟匠で家を建てるメリットとデメリット

茨城県水戸市に本社を置く棟匠は、製材会社としてのルーツを持つ地域密着型のハウスメーカーです。地元茨城県産の八溝材をはじめとする自然素材と、高性能な空調・断熱システムを組み合わせた「健康住宅」を強みとしています。
ここでは、これまで解説してきた内容を整理しながら、棟匠の具体的なメリット・デメリット、そして相性の良い施主像を分析します。
棟匠で家を建てるメリット4つ
棟匠の最大の強みは、自然素材と高性能設備が標準仕様となっている点であり、特に快適性と健康面で高い評価を得ています。
1.高水準な住宅性能と全館空調の快適性
棟匠の住宅は、高気密・高断熱性能を確保するために、寒冷地仕様の外張り断熱工法を採用しています。断熱性能を示すUA値は0.42、気密性能を示すC値は0.56(平均)という高い数値を公表しており、これは北海道の平成25年改正省エネ基準を超える水準です。
この高性能を活かすため、全館空調システム「AirE(エアーイー)」を全棟に標準装備しています。このシステムは換気、空気清浄、除湿、冷房、暖房の5役を1台で担い、輻射熱を利用することで、風を感じさせず「じんわりと暖かい/涼しい」快適な環境を実現します。これにより、家中の温度差がなくなり、ヒートショックのリスク軽減にも貢献しています。
実際の口コミでも「冬でも廊下に出る時に寒さを感じない」「ホテル住まいしている感覚」といった声が多く、温度のバリアフリーが実現されていることが分かります。
2.自然素材への徹底したこだわりと高い健康性
創業が製材会社であった棟匠は、木材の質に強いこだわりを持ちます。床や壁、天井といった内装だけでなく、普段は見えない構造体まで地元茨城県産の八溝材を含む無垢材を100%使用しています。
シックハウスの原因となるVOC(揮発性有機化合物)を避けるため、工業ノリを使用するビニールクロスを一切使わず、塗装壁(ドライウォール工法)や無垢材で仕上げています。畳の芯材にも自然素材である藁(ワラ)を使用するなど、細部まで自然素材にこだわっています。
無垢材の持つ調湿作用や抗菌作用により、「森林浴をしているような心地よさ」を感じられるという声や、アレルギー体質の家族の症状が軽減したという報告もあります。化学物質に敏感な方や、小さなお子様がいる家庭にとって、この徹底した自然素材へのこだわりは大きな安心材料となるでしょう。
3.独自の流通システムによる優れた費用対効果
棟匠は、良質な八溝材を安定供給するため、自社グループ内で森づくりから製材・加工まで一貫体制を構築しています。この垂直統合により、中間マージンを削減し、高品質な無垢材を適正価格で提供することが可能になっています。
他社であれば150万円から300万円程度の追加費用となる全館空調システムが標準装備され、さらに構造体から内装まで無垢材100%という仕様でありながら、坪単価60万円からという価格設定は、スペックを考慮すると優れた費用対効果といえます。
高性能住宅を検討しているものの、予算に制約があるという方にとって、標準仕様で高い性能が得られる棟匠は魅力的な選択肢となるでしょう。
4.自由度の高い空間設計
高性能な構造と全館空調により、冷暖房効率を気にせず完全自由設計が可能です。平屋や1.5階建てといった主要ラインナップに加え、独自の工法により、デッドスペースになりがちな小屋裏や床下を収納として活用し、半地下をシアターや趣味の部屋にする「4層構造」の設計も実現できます。
大きな吹き抜けや勾配天井、大空間リビングといった開放的な空間設計も、高気密高断熱性能により光熱費を気にすることなく採用できます。限られた建築面積の中で、縦の空間を有効活用することで、想像以上の居住空間を確保できる点は、土地の制約がある方にとって大きなメリットとなります。
棟匠で家を建てるデメリット3つ
一方で、棟匠には現場の管理体制や長期的な維持コスト、組織的な信頼性に関して注意すべき点が存在します。
1.施工品質の個体差とアフターサービスの課題
口コミでは、高性能な仕様とは裏腹に、現場の品質管理に改善の余地があるという指摘が見られます。特に、細部における施工の丁寧さについて気になる点があったという声や、塗装の仕上がりが期待に沿わなかったという意見があります。
無垢材などの自然素材を扱う特性上、ある程度の個体差は避けられませんが、施工品質にばらつきが生じる可能性があることは認識しておく必要があります。引き渡し前の最終チェックでは、隅々まで丁寧に確認し、気になる箇所があれば遠慮なく指摘することが重要です。
また、アフターサービスについても、対応のスピードや連絡体制に関する改善を求める声があります。引き渡し後の不具合対応が期待よりも遅いと感じたケースや、連絡がスムーズに取れなかったという報告もあるため、契約前に具体的な対応フローを確認しておくことをおすすめします。
2.長期メンテナンスのコストと特殊性
棟匠の特殊な工法(外張り断熱工法)や設備(全館空調システム「AirE」)のため、長期的な維持管理について事前に理解しておく必要があります。特に築後13年から15年を目安とするエアコン交換や外部塗装などの高額な補修工事が、特定の業者を通すシステムになっている可能性があり、相見積もりが難しいという指摘があります。
独自の工法を採用している住宅では、一般的なリフォーム業者では対応できない場合もあるため、将来的なメンテナンス体制と費用について、契約前に詳しく確認し、長期的な資金計画に織り込んでおくことが大切です。
初期費用だけでなく、ライフサイクルコスト全体を考慮して判断することが、後悔のない住まいづくりにつながります。
3.独自設計における法的確認の必要性
棟匠の強みである小屋裏や半地下を活用した設計について、建築基準法上の取り扱いが複雑なケースがあります。小屋裏空間を有効活用する際には、天井高や用途などの法的な制約があるため、建築確認申請の内容と実際の設計図をしっかりと照合し、法令を遵守した設計であることを書面で確認することが重要です。
特に小屋裏を居室として利用する場合、検査後に変更を加えることは違法となる可能性があります。4層構造など独自の空間活用を検討する際には、構造計算書の内容や、法的な位置づけについて、契約前に専門家を交えて詳細に確認することをおすすめします。
棟匠が向いている人
棟匠の住宅は、その独自の特徴から、特定のニーズを持つ方に非常に適しています。
自然素材と健康的な住環境を最優先する方
ビニールクロスや集成材を避け、八溝材を中心とした無垢材100%の空間で暮らしたいとお考えの方には、棟匠は理想的な選択肢です。特に、化学物質に敏感な方、アレルギー体質のお子様がいるご家庭、シックハウス症候群を心配されている方にとって、徹底した自然素材へのこだわりは大きな魅力となります。
木の香りに包まれた空間で、森林浴のような心地よさを日常的に感じながら暮らしたいという方には、棟匠の住宅が提供する住環境は期待に応えるものとなるでしょう。
なお、同じく健康的な住まいをコンセプトに掲げるハウスメーカーとしては、福岡県を拠点とする健康住宅も注目されています。エリアは異なりますが、健康志向の家づくりという観点で参考になるでしょう。
温度のバリアフリーを重視する方
全館空調システム「AirE」が標準装備されていることによる、家中どこも温度差がない快適な生活を重視する方に適しています。特に、高齢のご両親との同居を考えている方、小さなお子様がいるご家庭、ヒートショックのリスクを軽減したい方にとって、この温度環境は大きな安心材料となります。
冬の朝、暖かいリビングから出て寒い廊下を歩く不快感や、夏の夜、寝室が暑くて眠れないといったストレスから解放されたい方には、棟匠の全館空調システムが理想的な解決策となります。
開放的な空間設計を実現したい方
UA値0.42、C値0.56という高スペックをベースに、大きな吹き抜けや勾配天井、大空間リビングを採用したい方に向いています。また、半地下や小屋裏を活用した4層構造など、遊び心のある自由設計を希望する方にも適しています。
限られた建築面積の中で、縦の空間を最大限に活用し、広々とした居住空間を実現したいとお考えの方、趣味の部屋やホームシアターなど特別な空間を持ちたい方には、棟匠の設計力が魅力的に映るでしょう。
高性能住宅を適正価格で手に入れたい方
他社であれば高額なオプションとなる全館空調と無垢材使用が標準搭載されているため、推定坪単価60万円からという価格帯でも、その性能や仕様に対して高い費用対効果を感じられる方に適しています。
性能と価格のバランスを重視し、標準仕様で充実した設備が含まれていることに価値を感じる方、追加オプションで予算が膨らむことを避けたい方には、棟匠のビジネスモデルが合致します。
棟匠をおすすめできない人
一方で、以下のような優先順位や期待を持つ方には、棟匠は最適な選択肢とならない可能性があります。
完璧な施工品質を最優先する方
細部の仕上がりまで完璧を求める方、職人の技術レベルに一切の妥協をしたくない方には、慎重な検討が必要です。無垢材などの自然素材を扱う特性上、ある程度の個体差は避けられませんが、施工品質に対して非常に高い基準をお持ちの方は、建築中の現場を頻繁に訪問し、細かくチェックする覚悟が必要となります。
大手ハウスメーカーのような均一化された施工品質を期待される方、完成後に細かい修正を依頼することにストレスを感じる方には、他の選択肢も検討されることをおすすめします。施工品質の安定性に定評がある大手としては、積水ハウスなども比較対象として検討してみてください。
将来の選択肢と柔軟性を重視する方
築後13年から15年以降のメンテナンス費用について、複数の業者から相見積もりを取って比較検討したいとお考えの方、将来的に自由に業者を選びたい方には、特殊な工法がデメリットとなる可能性があります。
独自の技術や設備を採用した住宅は、メンテナンスの選択肢が限られる場合があります。長期的なランニングコストについて明確な情報を求める方、維持管理の自由度を重視する方は、契約前に十分な確認が必要です。
迅速で手厚いアフターサポートを期待する方
引き渡し後の不具合に対して、すぐに対応してもらえることを重視する方、定期的な点検や細やかなフォローアップを期待する方には、事前に対応体制を詳しく確認することをおすすめします。
大手ハウスメーカーのような全国展開の充実したアフターサービス体制を期待される方、何かあった時にすぐに駆けつけてくれる安心感を最優先する方は、契約前にアフターサービスの具体的な内容と対応フローを書面で確認し、納得できるかどうか慎重に判断する必要があります。
法的な確認を特に重視される方
小屋裏利用や半地下空間など、建築基準法上の取り扱いが複雑な設計について、法的な側面を詳細に理解したうえで契約を進めたいとお考えの方は、契約前に専門家(建築士や建築確認機関など)を交えて十分な確認を行うことをおすすめします。
独自の空間活用は棟匠の大きな魅力ですが、その設計が建築基準法にどのように準拠しているか、構造計算がどのように行われているかを、納得できるまで説明を受けることが大切です。特に4層構造など特殊な設計を検討される場合は、建築確認申請の内容と実際の設計図を照合し、小屋裏の天井高や用途について書面で明確にしておくことで、安心して契約に進むことができます。
法的な適合性について慎重に確認したい方、専門家の意見を聞いてから判断したい方は、時間をかけて検討プロセスを進めることをおすすめします。
【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME'Sの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒
棟匠のよくある質問に宅建士社長がお答え!
ここからは棟匠に関するQ&Aを紹介していきましょう。
Q. 棟匠の全館空調システムについて詳しく教えてください。
A. 棟匠では全棟に「AirE(エアーイー)」という全館空調システムを標準装備しています。このシステムは換気、空気清浄、除湿、冷房、暖房の5役を1台で担い、輻射熱を利用することで風を感じさせず快適な環境を実現します。家中どこも温度差がなく、ヒートショックのリスク軽減にも貢献します。全熱交換型換気システムにより排気熱の約90%を再利用でき、高い省エネ効果も期待できます。
Q. 全館空調なしでも建てられますか?
A. 棟匠の住宅は高気密・高断熱性能と全館空調システムを組み合わせた設計思想で成り立っているため、全館空調は標準仕様となっています。全館空調なしでの建築を希望される場合は、個別に相談が必要です。ただし、全館空調が標準装備であることが棟匠の大きな特徴であり、他社では高額オプションとなる設備が含まれていることを考慮すると、費用対効果は高いといえます。
Q. 棟匠のモデルハウスはどこにありますか?
A. 棟匠は茨城県を中心に展開しており、水戸、つくば、ひたちなか、宇都宮などにモデルハウスや展示場があります。また、沖縄にも営業所とモデルハウスがあります。具体的な場所や見学可能な時間については、公式ホームページで確認するか、直接お問い合わせいただくことをおすすめします。モデルハウスでは、無垢材の心地よさや全館空調の快適さを実際に体感できます。
Q. 棟匠の電気代はどのくらいかかりますか?
A. 全館空調システムを使用するため、電気代が気になる方も多いですが、高気密・高断熱性能(UA値0.42、C値0.56)と全熱交換型換気システムにより、排気熱の約90%を再利用できるため、省エネ効果が高くなっています。実際の電気代は住宅の広さや使用状況によって異なりますが、高性能住宅であるため光熱費を抑えられる傾向にあります。具体的な電気代の目安については、同規模の建築事例を参考に営業担当者に確認することをおすすめします。
Q. 棟匠のリフォームも依頼できますか?
A. 棟匠で建てた住宅のメンテナンスやリフォームについては、独自の工法(外張り断熱工法)や設備(全館空調システム)を採用しているため、対応可能な業者が限られる場合があります。特に築後13年から15年以降の大規模修繕については、事前に対応体制と費用を確認しておくことが重要です。リフォームの可否や対応範囲については、直接棟匠にお問い合わせいただくことをおすすめします。
Q. 棟匠で紹介キャンペーンはありますか?
A. 棟匠では時期によって紹介キャンペーンを実施していることがあります。既に棟匠で家を建てた方からの紹介により、特典が受けられる場合がありますので、知人に棟匠で建てた方がいる場合は確認してみるとよいでしょう。キャンペーンの内容や実施状況については、公式ホームページで確認するか、営業担当者に直接お問い合わせください。
まとめ
この記事では、棟匠についてその口コミ、坪単価、商品、メリットデメリットなどを中心に解説してきました。
棟匠は、茨城県産の八溝材を100%使用した自然素材へのこだわりと、全館空調システム「AirE」による快適な住環境を標準装備で提供する、健康志向の高性能ハウスメーカーです。UA値0.42、C値0.56という高い断熱・気密性能により、一年中温度差のない快適な暮らしが実現できます。
施工品質やアフターサービスについては事前の確認が必要ですが、自然素材に包まれた健康的な住まいで、家族の笑顔と安心を守りたいとお考えの方にとって、棟匠は魅力的な選択肢となるでしょう。完全自由設計により、お客様一人ひとりの理想を形にできる点も大きな強みです。
理想の住まいづくりの第一歩として、まずは棟匠のモデルハウスを訪れ、無垢材の心地よさと全館空調の快適さを体感してみてはいかがでしょうか。
棟匠以外にも、自然素材や高性能住宅に強い会社は複数あります。例えば、もりぞうや桧家住宅、住友林業なども、あわせて比較検討することで、より自分に合った住まいのパートナーが見つかるはずです。





コメント