【年中快適】高断熱・高気密住宅のメリット・デメリットを徹底解説!住んでみた人の口コミと注意点も

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「高断熱・高気密住宅ってどんな特徴があるの?」
「実際の評判ってどうなの?」
「どこのハウスメーカーに頼めばいいの?」

エコ住宅としても近年注目を浴びている「高断熱・高気密住宅」。名前を聞く機会は増えてきたものの、実際にどんなメリット・デメリットを持つか知らない人も多いです。

高断熱・高気密住宅は一言でお伝えすると「年中快適な家」です。温度管理がしやすく、屋内で過ごしやすい上に冷暖房代の節約が可能な、魅力的な住宅なのです。

この記事では、高い住宅性を持つ高断熱・高気密住宅について以下の内容を紹介します。

  • 高断熱・高気密住宅の解説
  • メリット・デメリット
  • おすすめのハウスメーカー・工務店ランキング
  • 実際に住んでみた人の口コミ
  • 後悔しない住宅を建てるための注意点

実際に家を建てるか検討している方はもちろん、将来的に考えている方も参考になるよう詳しく解説しています。ぜひ最後まで読んでみてください。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。

それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。

家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。

「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでしまった)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。

はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。

もっと安くてもっと条件にあった住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては1,000万円以上の大きな損をしてしまうことになるのです。

マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい

「情報収集しすぎ」と家族や友人に言われるくらいで丁度良いのです。

とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのがリクルートが運営する、SUUMOの無料カタログ一括取り寄せ」(工務店中心) そしてNTTデータグループが運営している、家づくりのとびら」(ハウスメーカー中心)

家を建てる予定のエリアや希望条件を入力するだけで、条件にあったハウスメーカーや工務店がピックアップされ、まとめて簡単に無料でカタログを取り寄せられます

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メーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。 また、どちらの会社も共に日本を代表するプライム上場企業グループが厳しい審査をしているのも大きなメリット。

厳しい審査に通った優良住宅メーカーのみ掲載が許されているので、悪質な会社に騙されたりしつこい悪質営業をされることもありません。

後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。

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それでは、本文の解説をしていきます。

高断熱・高気密住宅はどんな家?

省エネ基準法が変わり、高断熱・高気密住宅が増えてきました。そこで、それぞれの特徴について簡単に解説していきます。

高断熱住宅とは、外壁や天井、床下などに断熱材を施し、断熱効果を高めた住宅のことです。外気温の影響を減らすために、断熱性の高い窓サッシを設置する工夫も必要とされます。一般的に鉄筋コンクリート住宅は断熱性が高いため、木造住宅で工事が実施されます。

高気密住宅は防湿シートや気密テープなどを貼って隙間を埋め、気密性を高めた住宅です。隙間を防ぐことで、断熱効果も期待できるため、高断熱住宅のほとんどは高気密住宅でもあります。高気密を実現するためには、建築部材もより良いものを使用しないといけません。

2つの相乗効果により、エネルギー使用量を減らした快適でエコな住宅が実現されるのです。

高断熱・高気密住宅の5つのメリット

高断熱・高気密住宅には以下のようなさまざまなメリットがあります。

  1. 1年中快適な温度で生活できる
  2. ヒートショックのリスクが少ない
  3. 光熱費が抑えられる
  4. 防音効果が高い
  5. 部屋に結露がおきにくい

季節を問わず快適な生活を送れる点が最大の特徴です。1つずつ解説していきます。

1.1年中快適な温度で生活できる

高断熱・高気密住宅は、外気の影響を受けづらく、快適な温度で生活可能です。夏はエアコンが効きやすく、設定温度を下げずとも、涼しさをキープできます。冬は暖かい温度が外に漏れないため、暖房器具がなくとも暖かい生活が送れます。

年間を通して、外の気温に左右されず、快適な気温で生活できる点が最大のメリットです。

2.ヒートショックのリスクが少ない

家の中の急激な温度差によって、血圧や脈拍が変動し、心筋梗塞に繋がってしまう事象をヒートショックと言います。2011年には、交通事故死者数よりもヒートショック死者数の方が多いと発表されました。

暖かいリビングからお風呂場やトイレに行った際、寒くて震えたという経験は誰もがありますよね。

高断熱・高気密住宅では、熱伝導性が低いために室内の温度差分が少なく、ヒートショックリスクを回避しながら生活できます。

3.光熱費が抑えられる

高断熱・高気密住宅は、冷暖房の効率が高く光熱費が抑えられます。外気の影響を受けづらく、室内の空気も漏れにくいためです。

冷暖房を使う機会が減れば、光熱費支出だけでなく、二酸化炭素の排出量も減り、環境にやさしい住宅が実現可能です。

4.防音効果が高い

断熱性・気密性の高さは、防音性能も高めてくれます。隙間がないため、外からの音が聞こえづらく、室内から外へ音が漏れる心配もありません。

周囲に大きな道路や公園、繁華街など騒音が発生しやすい環境にあっても、影響を感じず生活を送れます。また、同様に小さな子供が激しく動いたり、楽器演奏をしたりして大きな音が発生しても、音漏れしづらいので安心です。

5.部屋に結露がおきにくい

建物内の熱損失が少なく湿気が滞留しにくいため、結露を防げます。

結露は、カビが生えて木材が腐ってしまったり、ダニの温床になってアレルギーやアトピーになってしまったりするリスクが存在します。高断熱・高気密住宅では、構造や特徴を理解して生活を送ることで結露のない生活が実現可能です。

高断熱・高気密住宅の3つのデメリット

年中快適に、エコな生活が送れる高断熱・高気密住宅ですがデメリットも存在しています。

  1. コストが高い
  2. 壁内の結露に注意が必要
  3. シックハウス症候群のリスクがある

機能性が高い分コストがかかってしまう点は防げませんが、他のデメリットは注意次第で回避可能です。

1.コストが高い

住宅性能が高い分、従来の住宅よりも建設コストがかかります。断熱材や気密テープに加え、断熱性の高い窓サッシを導入すると、坪単価3〜5万円ほど上がっていると言われています。

しかし、住み始めてからの光熱費やメンテナンスのコストは抑えられるため、トータルで見た時は高断熱・高気密住宅が必ずしも高いとは言えません。初期費用だけにとらわれず、長い目線で見た上で判断してみましょう。

2.壁内の結露に注意が必要

室内に結露が起きづらい点がメリットですが、一方で室内の暖かい空気が壁の内部に侵入し、結露が発生してしまう可能性があります。内部結露が起きると、住宅の柱や土台を腐らせてしまいます。

断熱材が隙間なく充填できていれば防げるため、気密シートを使うなど適切な施工ができるハウスメーカーに依頼しましょう。

3.シックハウス症候群のリスクがある

気密性が高いため、自然換気量が少なく有害物質が溜まりやすい構造です。特に、建材の塗料や接着剤から出る化学物質によって引き起こされる、シックハウス症候群には注意が必要です。

シロアリ被害を防ぐために化学物質を使った処理は必要なため、建材での対処は難しいでしょう。そのため、自然由来の建材を使ったり、適切な換気を行ったりすることでリスクを下げる必要があります。

ただし、現在は換気システムの設置が義務付けられており、性能も良くなっています。今から家を建てる際には、換気について大きな心配はいりません。

高断熱・高気密住宅建設におすすめのハウスメーカー・工務店ランキング5選

高断熱・高気密住宅を建てるには適切な工事が必要なため、ハウスメーカー選びが大切です。今回は「Q値」「UA値」の2つの指標をもとにおすすめのハウスメーカー・工務店を紹介していきます。

  1. 一条工務店
  2. アイフルホーム
  3. 三井ホーム
  4. セキスイハイム
  5. 住友林業

Q値は「熱損失係数」、UA値は「外皮平均熱貫流率」のことであり、一言でいうとどれだけ外に熱が逃げていくかを表した指標です。そのため、数値が小さい方が断熱性が高いと言えます。

ハウスメーカーごとに公表している指標が異なる場合がある点と、あくまで理論値であり実際の断熱性には職人の腕も関わってくる点にはご注意ください。

1.一条工務店

Q値0.51
UA値0.28
公式HPhttps://www.ichijo.co.jp/

Q値、UA値ともにトップの数値となる、高い住宅性能を持つ家を建てるハウスメーカーが一条工務店です。

高断熱構造である「外内ダブル断熱工法」と、クリプトンガスを入れた「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」を用いた窓で、高い断熱性を実現しています。外壁だけでなく、天井や床にも高品質のウレタンフォームを敷き詰めています。寒冷地でも暖かい家が実現するため、特に人気のハウスメーカーです。

さらに、デメリットである空気循環には「ロスガード」という換気システムを採用。省エネ大賞である経済産業大臣賞をハウスメーカーの中で初めて受賞しています。

2.アイフルホーム

Q値0.7
UA値0.3
公式HPhttps://www.eyefulhome.jp/

ローコスト住宅ながら、一条工務店に近い数値の住宅メーカーがアイフルホームです。

「HQP」と呼ばれる高性能パネルを採用しており、断熱性と気密性をぐっと高めています。このパネルは、最高断熱性能を持つ「フェノールフォーム」を使用しており、通常の断熱材の半分の厚みで同等の断熱効果を発揮します。

グループ会社であるLIXILの内装設備を選べるため、ローコスト住宅とは思えないクオリティの家づくりが実現可能です。

3.三井ホーム

Q値1.9
UA値0.43
公式HPhttps://www.mitsuihome.co.jp/

三井ホームが高断熱・高気密を叶える理由は、木造2×6のプレミアムモノコック工法を採用していることです。従来のモノコック工法に加え、三井ホーム独自の技術をかけわせた工法により、高い住宅性能を実現しています。

三井ホームの住宅は天井の高さを売りにしていることから、少しQ値が劣ってしまいます。しかし、従来の天井断熱と異なり、屋根形状に沿ったオリジナルのパネル断熱材を設置することで天井に熱が溜まらず、快適な温度を保てるような工夫が施されている点にも注目です。

壁面にも断熱性能の高いロックウールを採用。断熱性だけでなく700度まで耐えうる耐熱性も持ち合わせています。

4.セキスイハイム

Q値1.6
UA値0.46
公式HPhttps://www.sekisuiheim.com/

鉄骨ユニット工法が有名なセキスイハイムですが、2×6工法の木造住宅も高い断熱・気密性を持ちます。セキスイハイム独自のユニット工法で、多くの作業が工場で行われるため、安定の品質が実現可能。天候にも左右されないため、全ての家で現場状況に左右されない家づくりができます。

特に気密性については完成後に測った数値も発表しており、1位の一条工務店とほぼ変わらない数値という安心の実績です。

5.住友林業

Q値1.9
UA値0.46
公式HPhttps://sfc.jp/ie/

住友林業は在来工法とツーバイフォー工法により、従来の家と変わらない工法を採用しています。しかし、充填断熱や外断熱フルセーブ工法と呼ばれる独自工法で、より高い断熱性を実現しました。

屋根断熱材の厚みが他ハウスメーカーより厚い点も特徴的で、寒い地域では高性能窓サッシと合わせて熱損失を大幅にカットしています。

高断熱・高気密住宅に住んでみた人の口コミ

メリットやデメリットだけでなく、実際に住んでみた方達の素直な感想についても紹介していきます。

  • 室温
  • エアコン
  • 結露・カビ
  • 防音

リアルな声だからこそわかる良し悪しがあると思います。気になる点をチェックしてみてください。

室温に関する口コミ

高断熱・高気密住宅の最大のメリットである「一定の室温を保てる」という特徴によって夏も冬も快適に過ごせると声が多く目立ちました。部屋が広くても、エアコン1台で済むので電気代も節約できますね。

廊下やエアコンのない部屋でも温度が一定のため、ヒートショック現象が防げる点も安心です。

一方で、高断熱のために部屋内に一度熱を溜め込んでしまうと、暑さを逃すまで少し時間がかかってしまうデメリットもあるようです。快適に過ごすためには、冷暖房器具を上手に使うことが大切です。

エアコンに関する口コミ


少しのエアコンで快適な気温が維持できる高断熱・高気密住宅では、一般的な住居と比較しても3分の1の光熱費になることも。初期費用は高くとも、ランニングコストが抑えらればトータルで見て安く済むため、日々の生活に余裕が生まれます。

高断熱・高気密住宅では、有害物質や湿気の対策として換気システムを利用しないといけません。そのため、換気システム代が毎月かかってくる分は計算しておくべきでしょう。

結露・カビに関する口コミ

正しいエアコン利用により、外と室内の温度差が発生せず、結露が発生しずらい家が実現されます。カビは、結露を餌にするため、同時にカビ予防も期待できます。

正しく換気しないと、室内の空気がこもってしまい結露を生むこともあるそうです。結露を防ぐためには以下のような対策も有効です。

  • 壁・床断熱に加え、窓サッシなども断熱対策を実施する
  • 24時間換気システムを導入する
  • 高断熱・高気密の性能は建てる前に確認する

特に、高断熱・高気密は難しい工事でもあるため、ハウスメーカーや職人の腕によっても性能が左右されます。安易に決めず、吟味した上で依頼しましょう。

防音に関する口コミ

気密性から、防音効果が高い特徴も持ち合わせています。土地のそばに大きな道路があるといったにぎやかな立地でも落ち着いて生活できるでしょう。隣室に部屋内の音を漏らさす、プライバシーのある空間で自由に過ごせる点も魅力です。

一方で、室内の音は響きやすいこともあるそうです。また、気密性の高さから窓の開け閉めが重くなり大変という声も見られました。

後悔しない高断熱・高気密住宅を建てるための3つの注意点

高断熱・高気密住宅は従来と比較し、高い技術が必要な分、コストも上がります。快適に暮らしやすい家ですが、もちろんデメリットや注意点もあります。

  1. 換気システム選びは慎重に
  2. 信頼のおけるハウスメーカー/工務店を選ぶ
  3. 窓サッシの性能に気を付ける

ここで解説することに気をつけながら、後悔のない家づくりにしてくださいね。

1.換気システム選びは慎重に

高断熱・高気密住宅の高い住宅性能を維持して快適に生活するためには、換気システム選びが重要です。有害物質の排出や部屋に空気がこもり、結露を発生させるのを防ぐためです。

換気システムは、給気と排気の方法別で3種類存在します。

  • 第1種換気:給気・換気ともに換気扇
  • 第2種換気:給気のみ換気扇、排気は自然
  • 第3種換気:排気のみ換気扇、給気は自然

空気をしっかり入れ替えるためには、どちらも換気扇を利用する第1種換気を採用しているシステムがおすすめです。健康に暮らすためにも、換気システムは慎重に検討してください。

2.信頼のおけるハウスメーカー/工務店を選ぶ

高い住宅性能を持つ高断熱・高気密住宅は、ハウスメーカーや職人の腕により出来上がりが左右されます

断熱材や窓サッシの性能はもちろんのこと、実際の数値測定の結果などを公式サイトで公表していたり、問い合わせで丁寧に教えてもらえるメーカーを選ぶと良いでしょう。

3.窓サッシの性能に気を付ける

壁・床・天井の断熱材は事前に調べ、こだわりを持っている方も多いですが、実は窓サッシの性能も住宅性能に大きく影響します。どんなに壁や床から断熱したとしても、窓サッシの性能が低いとそこから空気が入り込み、断熱性や気密性が落ちてしまうからです。

最近は、2重3重の窓サッシなど高性能なものも多く発売されているため、メーカーの人に話を聞いてみてください。

まとめ

高断熱・高気密住宅は、高い住宅性能と環境にやさしいエコ住宅であることから、長く暮らすのに適している家です。初期費用は少し高いものの、ランニングコストの安さからトータルの金額が抑えられる点も魅力です。

ぜひ、家選びの際は本記事の内容も参考にしながら、後悔のない家づくりをしてくださいね。

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