グランハウス一級建築士事務所の評判は?打ち合わせと住み心地の口コミ、保証と価格も確認

グランハウス一級建築士事務所の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

グランハウス一級建築士事務所は、岐阜市に本社を置き、設計士と直接話しながら家づくりを進める会社です。口コミには、打ち合わせが楽しかった、引き渡し後の返信が早かったという声があります。その一方で、冬に室内が寒く感じた、工事中の対応に不満が残ったという投稿もあり、実際のところが気になっている方もいるでしょう。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとに独自の口コミ調査を行っています。構造や断熱の仕様、保証の年数、価格の掲載事例は公式サイトで、法人の登記と建設業の許可は国の公開情報で確かめました。

結論として、グランハウス一級建築士事務所は、設計士と相談しながら間取りや性能を決めたい方には、検討する価値のある会社です。全棟で許容応力度計算を行う方針や、地盤と建物の保証の年数は公式サイトで確認できました。ただし、坪単価やUA値、C値は公開資料では確認できず、住み心地と工事中の対応は口コミでも評価が分かれています。性能の数値と総額、工事の進め方は、契約前に書面で確かめておく必要があります。

この記事でわかること

  • 口コミで多かった話題と、評価が分かれた点
  • 冬の暖かさや結露について、住んでいる人が書いていたこと
  • 工事中の対応と、完成した家の仕上がりへの評価
  • 耐震と断熱の仕様、公開資料で確認できなかった数値
  • 施工事例の本体価格と、本体価格に含まれない費用
  • 保証の年数と、建てられる地域
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月15日)

グランハウス一級建築士事務所の口コミで多かったのは、打ち合わせと住み心地の話題

公開されていた口コミを7つの話題に分けたところ、いちばん多かったのは相談や打ち合わせでの対応についての投稿で、その次が冬の暖かさや結露を含む住み心地の投稿でした。

公開投稿94件の内訳。媒体別は口コミサイト2件、掲示板Q&A73件、SNS0件、個人ブログ19件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い41件、気になる22件、中立31件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

対象は、2026年8月時点で公開されていた投稿のうち、本文と個別のURLを確かめられた94件です。94件は人数ではなく、投稿URLの件数です。いずれも投稿した人の体験や感想で、施主本人へのアンケートではありません。無作為抽出でも全件収集でもないため、件数は割合や多数派を示すものではなく、傾向をつかむための参考です。媒体は掲示板や個人ブログといった総称で示し、価格や保証などの数値は公式サイトと公的な資料で確かめたものだけを載せています。

94件のうち73件は掲示板への書き込みで、そのうち70件は同じ掲示板の1つのスレッドに集まっていました。個人ブログとして数えた分にも、同じ書き手が続けて書いた記事が含まれています。同じ人による複数の投稿もそれぞれ1件として数えているので、件数はそのまま人数にはなりません。投稿が1つのスレッドの流れに偏っているため、会社全体の評価としては読めない点に注意してください。

書き手の内訳は、施主や入居者が46件、相談や打ち合わせの段階の人が36件、見学会などで家を見た人が12件です。投稿の時期は2021年以前が54件、2022年以降が39件、年が分からないものが1件でした。話題ごとの件数と主な内容は次のとおりです。

話題 件数と傾向 投稿に出ていた主な内容
営業・打ち合わせ 27件(良い15、気になる7、中立5) 相談のしやすさ、契約後の設計の打ち合わせ、担当者の受け答え
住宅性能・住み心地 17件(良い6、気になる5、中立6) 冬の暖かさと寒さ、梅雨の湿気、結露、床の冷たさ
施工・仕上がり 16件(良い6、気になる5、中立5) 見学会で見た仕上がり、引き渡し前の未完了、工事中の不具合への対応
価格・費用 15件(良い3、気になる1、中立11) 当初の見積もりと最終的な金額、仕様と価格の釣り合い、見積もりの内訳
設計・間取り 8件(良い3、気になる3、中立2) 中庭や収納の提案、初回のプランの動線や日当たり
デザイン・商品 7件(良い5、中立2) 装飾を抑えた意匠、家ごとに違う設計、太陽光発電の提案の仕方
アフターサービス 4件(良い3、気になる1) 担当者の訪問、返信の早さ、契約後の連絡
公開投稿94件の話題別件数。住宅性能・住み心地17件、設計・間取り8件、デザイン・商品7件、営業・打ち合わせ27件、施工・仕上がり16件、価格・費用15件、アフターサービス4件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

相談や打ち合わせでの担当者の対応

打ち合わせの話題では、相談のしやすさを評価する声と、担当者の受け答えに不安を感じた声の両方がありました。

良い評価では、押し売りをせずに相談に乗ってくれたという2026年の投稿や、仮契約後の設計の打ち合わせが楽しいという2025年の投稿がありました。無料相談の段階で、見積もりに含まれる範囲や得意ではないことまで説明してくれた、と書いた人もいます。

気になる評価では、相談しても確認待ちの回答が多く、話し方にも距離を感じたという投稿や、要望に否定的な返し方をされて知識の面でも不安が残ったという投稿がありました。これらは2017年と2018年の相談時の投稿で、ここで挙げた良い評価とは時期が違います。今の対応がどちらに近いかは、投稿からは分かりません。

担当者の丁寧さを評価しながら、会社の規模が急に大きくなったあとも設計と施工の質を保てるのかを心配する投稿もありました。相談の段階で、すぐに答えが出ない質問にはいつまでに回答をもらえるのかを確かめておくと、他社と比べやすくなります。

冬の暖かさと、湿気や結露の感じ方

住み心地は、良い評価と気になる評価が分かれた話題です。完成した家の暖かさと無垢の床に満足し、引き渡し後の返信も早かったという投稿がある一方、入居後の冬に期待していたほど暖かく感じなかったという投稿もありました。

室温は許容できる範囲だとしながら、梅雨の湿気と冬の結露が気になるという2024年の投稿もあります。住み心地全体には満足しつつ、冬の床の冷たさと、高い位置にある窓の開け閉めのしにくさを後悔している投稿もありました。

相談の段階で、気密測定や熱橋の対策は要望があれば対応すると説明された、という2022年の投稿もあります。熱橋とは、熱が逃げやすい部分のことです。寒さの感じ方は、断熱材や窓の仕様のほか、窓の位置や暖房の計画、気密の施工によっても変わります。

工事中の対応と、完成した家の仕上がり

施工の話題では、完成した家の仕上がりを評価する声と、工事中の進め方に不満を書いた声に分かれていました。

ここで挙げる良い評価は、完成見学会や内覧会で家を見た人の投稿です。細かな部分の納まりを見て品質と価格が釣り合っていると感じた、設計と施工の細部が丁寧だった、という内容でした。

気になる評価として挙げる投稿は、工事の途中や引き渡しの時期のことを書いたものでした。完成した家には満足しながら、引き渡しの直前まで工事が終わっていない箇所や施工の誤りを心配した投稿がありました。工事中の不具合への対応と責任の説明が足りなかったという投稿や、現場の管理や指摘したあとの対応に不満を書いた投稿もあります。

やり残しに不安を感じたものの、最終的には満足したという投稿もありました。職人によって仕上がりに差があるため、性能にかかわる部分は具体的に指定したほうがよいと書いた入居者もいます。工事中に気づいた点の伝え方と直す期限は、着工前に取り決めておくと安心です。

間取りとデザインの提案

間取りとデザインの話題では、提案の内容を評価する声がある一方、初回のプランに物足りなさを感じた声もありました。

狭い土地に中庭を設ける間取りを提案され、デザインを評価したという投稿がありました。2026年には、確認申請のあとの収納の相談で、限られた面積の中で代わりの案を一緒に詰めたというブログの記録もあります。見学会では、装飾を抑えたシンプルな意匠が評価されていました。

気になる評価では、作ってもらった設計案が期待より平凡だったという投稿や、プランを頼んだときの希望の聞き取りが少なく、契約を見送ったという投稿がありました。打ち合わせは子ども連れでも集中できたと評価しつつ、収納の配置は一部後悔していると書いた人もいます。初回のプランで要望がどこまで反映されたかを確かめ、合わない点は理由と一緒に伝えて修正案をもらいましょう。

引き渡し後の対応

アフターサービスの投稿は4件と少なく、傾向として読むには件数が足りません。担当者や専門のスタッフが訪問してくれ、返信も早いので安心しているという2025年の投稿や、住み始めてから不具合がなく、相談したときの対応も早かったという投稿がありました。

気になる評価は、契約後に連絡や調整の質が下がったと感じ、改善を求めた投稿でした。引き渡し後の問い合わせ先と点検の予定は、契約の段階で書面にしてもらっておきましょう。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

運営会社の登記と、建設業の許可

グランハウス一級建築士事務所を運営しているのは、岐阜市に本店を置く株式会社グランハウスです。公式サイトでは「株式会社グランハウス一級建築士事務所」と表示されていますが、登記上の商号は「株式会社グランハウス」です。国税庁の法人番号公表サイトにある本店と、国土交通省の検索システムにある営業所の所在地は、どちらも公式サイトの会社概要と一致していました。

項目 公式・公的な資料で確認できた内容
登記上の商号 株式会社グランハウス
法人番号 8200001034069
本店 岐阜県岐阜市茜部新所1丁目223番1階
設立 2017年5月
資本金 8,000万円
事業内容 住宅と店舗の設計、工事、メンテナンス
建設業許可 国土交通大臣許可(特-4)第28318号
一級建築士事務所登録 岐阜県知事登録第12596号、愛知県知事登録(い-3)第13998号、三重県知事登録第1-2493号

2026年8月18日の時点で、国税庁の法人番号公表サイトに登記記録が閉鎖されたという表示はありませんでした。

「グランハウス」という名前を含む会社は、ほかの地域にも複数あります。見積書や契約書では、商号と法人番号が表のとおりかを確かめておきましょう。なお、この法人名義の宅地建物取引業の免許番号は、確認した公開資料では見つかりませんでした。土地の売買や仲介も頼む場合は、その契約の相手と免許番号を確かめてください。

設計士と直接話し、3人以上のチームで設計する進め方

公式サイトでは、設計士と直接話しながら進める家づくりを特徴として打ち出しています。設計は必ず3人以上の設計士がチームを組んで行い、全棟を自社で設計して自社で施工すると説明されています。材料の仕入れから工事、引き渡し後のメンテナンスまで、自社で管理する体制です。

最初の相談では、契約後の打ち合わせをどの設計士が担当するのかと、チームのほかの設計士がどの段階で図面にかかわるのかを聞いておきましょう。

構造と耐震性は、全棟で許容応力度計算を行う方針

公式サイトでは、全棟で許容応力度計算を行い、耐震等級3の基準で設計すると説明しています。許容応力度計算は、柱や梁などの部材ごとにかかる力を計算し、耐えられる範囲に収まっているかを確かめる構造計算の方法です。

ただし、プランや要望に応じて基準を調整できるという注記もあります。耐震等級3の基準で設計することと、住宅性能評価で等級3の評価を受けることは同じではありません。すべての家が第三者の評価で等級3を取得するかどうかは、確認した公開資料では分かりませんでした。

工法は、耐力パネルと筋交いを組み合わせる木造軸組パネル工法で、壁倍率は2.7倍以上とされています。接合部には金物を使う金物ハイブリッド構法を採用し、通し柱の接合部は在来工法の3倍以上の強度だと説明されています。基礎は鉄筋コンクリートのベタ基礎です。基礎と土台の間にはすき間をつくり、床下の通気をとる基礎パッキン工法を使っています。

公式に確認できた特徴の図。設計方式=顧客と設計士が直接打ち合わせる方式/チーム設計=必ず3人以上の設計士でチームを組んで設計する/設計=全棟を自社設計・自社施工とし、材料仕入れ、工事、引渡し後のメンテナンスも自社管理/構造計算=全棟で許容応力度計算を行い、耐震等級3基準で設計。ただし、プランや要望に応じて基準を調整できるとの注記がある/構造=耐力パネルと筋交いを組み合わせる木造軸組パネル工法(モノコック工法)を説明し、壁倍率2.7倍以上としている/接合工法=接合部に金物を用いる金物ハイブリッド構法を説明し、通し柱接合部は在来工法の3倍以上の強度としている/基礎=鉄筋コンクリートのベタ基礎と基礎パッキン工法を採用。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

耐震等級3を重視する方は、住宅性能評価書を取得するかどうかと、そのための費用、間取りを変えたときに等級が保てるかを、設計の段階で確認しておきましょう。

断熱・気密・換気の仕様と、確認できなかった数値

断熱と換気の仕様は公式サイトで説明されていますが、UA値やC値といった数値は、確認した公開資料では見つかりませんでした。

窓は全樹脂サッシが標準で、換気は第一種の熱交換換気システムを標準装備としています。公式の説明では熱交換の効率が約80%で、フィルターはPM2.5に対応したものです。断熱材は現場で吹き付ける100倍発泡のウレタンで、全棟で高い気密性能を確保するとしています。自社の公表では、YKK APのハウス・オブ・ザ高断熱コンテストで、開催のなかった2021年を除き、2019年から2024年まで岐阜県1位を受賞したとしています。

標準の断熱等級は、資料によって書き方が違いました。2026年6月25日公開の公式記事では、標準仕様を断熱等級5相当としています。一方、日付のない性能のページには等級6を標準とする記載があり、どの時点からどちらが当てはまるのかは確認できませんでした。

ZEHは、2025年5月9日時点の自社の公表でZEHビルダーに登録済みとされ、太陽光パネルと家庭のエネルギーを管理するHEMSを加えれば、基本的にZEHになると説明されています。新築に占めるZEHの割合は2024年度が25%で、2025年度の目標は50%でした。2026年時点の登録状況と2025年度の実績は、確認した公開資料では見つかりませんでした。

数値で他社と比べたい方は、自分のプランのUA値の計算書と、気密測定を行うかどうか、行う場合の時期を確認しておきましょう。契約時の標準仕様書に書かれた断熱等級と、その改定日もあわせて見ておくと安心です。

施工中の検査と保証、引き渡し後の点検

公式サイトには、施工中の検査の項目数と、地盤や建物、白蟻の保証の年数が示されています。検査は、設計士による200項目以上の確認に加えて、現場の担当者と検査専門のスタッフが併せて500以上の項目を確認し、基礎や構造、防水などは第三者機関も検査すると説明されています。

保証・サービス 公式サイトの説明
地盤保証 基礎の着工日から始まり、引き渡し日から35年間
建物保証 第三者機関による保証で、完成後10年間
長期建物保証 完成後30年間の「30年保証システム」
白蟻駆除保証 完成後10年間。蟻害のときの賠償責任の補償額は最高1,000万円
住宅完成保証制度 制度に登録。利用するには別途費用が必要
責任設計保証 設計管理を任せた場合、工事を別の会社が行っても10年間。店舗やアパートなどは対象外
相談窓口 メンテナンスと点検の相談を24時間365日受け付け、専任のスタッフが対応

30年保証システムについては、最初の保証期間や延長の判定、有償の点検や補修が必要かどうか、免責の内容が、確認した公開資料では分かりませんでした。30年間無条件で保証されるとは読み取れません。定期点検の仕組みがあり、定期点検以外の不具合にも対応すると書かれていますが、点検の時期や、住宅設備の保証の年数と対象の機器も確認できませんでした。

契約の前に保証書と保証約款を見せてもらい、延長の条件と費用、免責の範囲、点検の予定を確かめておきましょう。

価格は施工事例の本体価格と、別にかかる費用で考える

グランハウス一級建築士事務所の標準的な坪単価や現在の価格帯は、確認した公開資料では見つかりませんでした。公式サイトに載っているのは、施工事例ごとの建築当時の本体価格です。6つの事例を施工面積の小さい順に並べると、次のとおりです。

施工面積 本体価格(税抜) 本体価格(税込)
36.71坪 2,295万円 2,525万円
37.07坪 2,131万円 2,345万円
40.70坪 2,898万円 3,188万円
41.83坪 2,233万円 2,457万円
52.5坪(ガレージ9.5坪を含む) 2,970万円 3,267万円
57.6坪(ガレージ13坪を含む) 3,390万円 3,729万円

面積が近い事例でも、本体価格には差があります。本体価格に含まれていないのは、エアコン、食器棚、床暖房、家具、カーテンとレール、外部のシャッター雨戸、照明、太陽光発電です。登記料、引っ越し、造成、庭、付帯工事、水道の引き込み、設計申請料、造作の費用も含まれていません。これらの費用は物件ごとに大きく変わるため、本体工事とは分けて予算を示すと説明されています。

2026年6月1日には、資材や設備の価格の上昇を理由に、一部の顧客へ建築費用の一部負担をお願いするという告知も出ています。金額は個別に説明するとされているため、掲載事例を今の価格表として見ることはできません。

口コミでは、最終的な金額が当初の見積もりに近かったという引き渡し済みの施主の投稿や、安くはないが仕様との釣り合いは取れているという投稿がありました。一方で、2つの案を比べて1つは気に入ったものの、価格が合わず見送ったという投稿もあります。相談の場で坪単価の目安を聞いたという投稿は2018年と2019年のもので、含まれる工事の範囲も分からないため、今の目安にはなりません。

他社と比べるときは、別にかかる費用まで含めた総額の見積もりをそろえ、一式とある部分は内訳を出してもらいましょう。2026年6月の告知による負担の対象になるかどうかも、契約の前に確認してください。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

建てられる地域は岐阜県・愛知県・三重県・大阪府の一部

公式の会社概要では、岐阜県、愛知県、三重県、大阪府の市区町村を施工エリアとして挙げています。岐阜県では岐阜市、大垣市、各務原市、多治見市、可児市など、愛知県では名古屋市内の区や一宮市、春日井市、岡崎市、豊田市などが含まれます。三重県は桑名市、四日市市、鈴鹿市など、大阪府は箕面市、池田市、豊中市、吹田市、茨木市、高槻市、島本町、摂津市、枚方市です。

恵那市、西尾市、津市、松阪市は、施工できる区域が限られています。施工エリアは今後変わる場合があるとも書かれているため、土地を決める前に、建築予定地が対象に入るかを問い合わせておきましょう。

検討しやすい人と、慎重に確かめたい人

公式に確認できた内容と口コミを合わせると、グランハウス一級建築士事務所を検討しやすいのは次のような方です。

  • 設計士と直接話しながら、間取りや仕様を決めていきたい方
  • 全棟での構造計算や、耐震等級3の基準での設計を重視する方
  • 全樹脂サッシと第一種熱交換換気を標準で取り入れたい方
  • 岐阜県、愛知県、三重県、大阪府の施工エリア内で建てる方

一方で、次のような方は、契約前の確認を丁寧に進めてください。

  • UA値やC値など、性能を数値で他社と比べたい方。自分のプランの計算書が必要です
  • 予算の上限が決まっている方。掲載事例は建築当時の本体価格で、2026年6月には費用負担の告知も出ています
  • 工事中のやりとりを重視する方。引き渡し前の未完了や、指摘したあとの対応に不満を書いた投稿がありました

契約前に確認しておきたいこと

契約の前に、次の点を書面でそろえておくと、他社と同じ条件で比べやすくなります。

  • 別にかかる費用まで含めた総額の見積書と、一式とある部分の内訳。2026年6月の告知による費用負担の対象になるかどうか
  • 自分のプランのUA値の計算書。気密測定を行うかどうかと、行う時期。契約時の標準仕様書に書かれた断熱等級と、その改定日
  • 住宅性能評価で耐震等級3を取得するかどうか。間取りを変えたときに等級が保てるか
  • 保証書と保証約款。30年保証の延長の条件と費用、免責の範囲、定期点検の時期、住宅設備の保証の年数と対象の機器
  • 工事中に気づいた点の伝え方と、直す期限の決め方。引き渡し前の検査の結果を書面でもらえるか
  • 見積書と契約書に書かれた商号と法人番号
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

グランハウス一級建築士事務所についてよくある質問

グランハウス一級建築士事務所の評判は良いですか?

A. 良い評価と気になる評価の両方がありました。打ち合わせや完成した家の仕上がり、引き渡し後の返信の早さを評価する投稿がある一方、冬の寒さや結露、工事中の対応に不満を書いた投稿もあります。口コミは会社全体の評価を表すものではなく、94件のうち70件は同じ掲示板の1つのスレッドへの書き込みでした。自分の条件に近い投稿を、打ち合わせで確かめる材料にしてください。

グランハウス一級建築士事務所の坪単価はいくらですか?

A. 標準や平均の坪単価は、確認した公開資料では見つかりませんでした。公式サイトにあるのは建築当時の本体価格の事例で、36.71坪で税抜2,295万円、ガレージ13坪を含む57.6坪で税抜3,390万円などです。付帯工事や設計申請料などは本体価格に含まれず、2026年6月には費用の一部負担をお願いする告知も出ています。総額の見積もりで比べてください。

冬は寒くありませんか?

A. 投稿では評価が分かれていました。完成した家の暖かさに満足した投稿がある一方、入居後の冬に期待したほど暖かく感じなかった、梅雨の湿気と冬の結露が気になるという投稿もあります。全樹脂サッシと第一種熱交換換気は標準ですが、UA値とC値は確認した公開資料では見つかりませんでした。自分のプランの計算書と、気密測定を行うかどうかを契約前に確認してください。

耐震等級3は取得できますか?

A. 公式サイトには、全棟で許容応力度計算を行い、耐震等級3の基準で設計すると書かれています。ただし、プランや要望に応じて基準を調整できるという注記があり、すべての家が住宅性能評価で等級3を取得するかどうかは、確認した公開資料では分かりませんでした。評価書を取るかどうかとその費用、間取りを変えたときの等級を、設計の段階で確認しておきましょう。

保証は何年ですか?

A. 地盤保証は引き渡し日から35年間、第三者機関による建物保証と白蟻駆除保証は完成後10年間と、公式サイトで説明されています。完成後30年間の長期建物保証の仕組みもありますが、延長の条件や免責、有償の点検が必要かどうかは、確認した公開資料では分かりませんでした。30年間無条件の保証とは読み取れないため、保証約款を契約前に確認してください。

まとめ

確かめられたのは、次の6点です。

  • 公開されていた口コミ94件は、良い評価41件、気になる評価22件、中立31件でした。住み心地と工事中の対応は評価が分かれています
  • 運営は岐阜市に本店を置く株式会社グランハウスで、2017年5月の設立です。建設業は国土交通大臣許可(特-4)第28318号を受けています
  • 設計は3人以上の設計士のチームが担当します。全棟で許容応力度計算を行い、耐震等級3の基準で設計する方針です
  • 全樹脂サッシと第一種熱交換換気が標準です。標準の断熱等級は、資料によって5相当と6で記載が違いました
  • 保証は地盤が引き渡しから35年間、第三者機関の建物保証と白蟻駆除保証が完成後10年間で、完成後30年間の長期建物保証の仕組みもあります
  • 価格は建築当時の施工事例が公式サイトに載っており、2026年6月には費用の一部負担の告知が出ています

一方で、標準や平均の坪単価と現在の価格帯、UA値とC値、全棟での気密測定、住宅性能評価での耐震等級3の取得は、確認した公開資料では分かりませんでした。30年保証の延長条件と免責、定期点検の時期、住宅設備の保証も同じです。

分からない部分も、書面でもらえば他社と同じ条件で比べられます。まずは総額の見積書、自分のプランの性能の計算書、保証約款の3つを依頼してみてください。数字と条件が書面でそろえば、口コミの印象だけに頼らずに判断できます。


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