ヤマト住建は「やばい」「後悔」と言われる?施主1,132人の独自調査で宅建士が検証

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冬に足元が冷えない家に住みたい。屋根から基礎までを断熱材で包むヤマト住建の外張り断熱は、その願いにまっすぐ応えてくれそうに見えます。だからこそ検索候補に「やばい」や「後悔」が並ぶ理由を、先に知っておきたくなります。

幸せおうち体験談では、住宅会社に関する独自の口コミ調査と、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとに記事をまとめ、耐震性能と断熱性能は公式情報と照らし合わせました。

結論を先にお伝えすると、ヤマト住建は、冬の寒さや光熱費を抑えたい人にとって、有力な選択肢といえます。すき間の少なさを示すC値は標準で0.5以下とされ、2025年度の実績報告では平均0.29と公表されています。今回は、宅建士の視点から、坪単価の幅と総額の目安を詳しく見ていきます。

この記事でわかること

  • 満足度が90%と70%に分かれた4人は、どんな本音を語ったのか
  • 検索候補に「やばい」「後悔」が並ぶ背景に何があるのか
  • 公表されない坪単価を、媒体の推計と実際の総額からどう読むのか
  • 保証が最長60年まで延びる条件と、点検はどこまで無償なのか
  • 外張り断熱と耐震を重んじる人に向く理由と、慎重に考えたい場合
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この記事の監修

宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美

宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年7月16日)

注文住宅を建てた施主1,132人への独自アンケートのうち、満足度を数値で答えたのは864人で平均は77.3%。ヤマト住建で建てた施主は4人だった。その4人の声と全体の実データから「後悔」の中身を検証する記事の扉。
ヤマト住建「後悔。

実際にヤマト住建で建てた4人の本音【独自アンケート】

個々の声に入る前に、まずは注文住宅を建てた施主全体の数字から確かめておきます。

この調査は当サイトの編集部が行いました。2019年から2026年にかけて、複数回に分けて実施したインターネット調査です。答えてくれたのは、注文住宅を建てた20代から60代以上の男女、あわせて1,132人にのぼります。

たずねた項目は、性別と年代、地域、満足度、総額、会社名、選んだ理由、それに後悔と良かった点です。掲載にあたっては、読みやすさを考えて文章を要約し、組み直しました。

ただし満足度や金額といった事実には、一切手を触れていません。高い評価だけを選んで載せることもしていません。気になる点をつづった回答も、回答者の同意を得たうえで同じ基準で紹介します。

この記事のベースとなるのは、ヤマト住建で建てた数人の声ではありません。注文住宅を建てた施主1,132人、その全体の数字のほうです。

満足度をパーセントで答えたのは864人で、その864人の平均は77.3%でした。70%以上をつけた人は741人で、全体の85.8%にあたります。90%以上をつけた人も423人いて、割合にすると49.0%です。

「注文住宅を建てた人の多くは、おおむね満足して暮らしている。」ということが分かる数字かと思います。

頭数の1,132人と、平均の分母である864人がなぜ人数が異なるのかというと、満足度を数値でたずねる設問が案件によってなかった人がいるためで、答えのない人を満足に数えるような水増しは行っていません。

満足度 回答数 割合
100% 77人 8.9%
90〜99% 346人 40.0%
70〜79% 318人 36.8%
50〜59% 98人 11.3%
50%未満 25人 2.9%

上の表は、満足度を数値で答えた864人の内訳です。後悔の一般的な傾向も、この層から読み解いていきます。

ここからは、いよいよヤマト住建で建てた施主の声です。今回の施主1,132人のうち、ヤマト住建で建てたのは4人でした。

4人という人数はけっして多くないので、この4人だけで全体の傾向を決めつけることはせず、個別に見ていきあます。満足度を数値で答えたのは4人全員で、内訳は、90%が2人、70%が2人でした。

ここからは、それぞれの背景と、後悔した点、良かった点を、一人ずつ紹介していきましょう。

1人目は、千葉県八千代市の40代男性です。満足度は90%で、総額はおよそ5,000万円と答えています。決め手は、断熱をはじめとするエネルギー効率の高さと、価格の手ごろさでした。

ZEHやLCCMの性能で建て、断熱がもたらす快適さと光熱費の軽さに満足しています。特に後悔している点はないとのこと。これから建てる人へは、駅などの交通の便と、コンセントを多めに付けることを勧めていました。

2人目は、大阪府羽曳野市の30代女性です。満足度は70%で、総額はおよそ2,800万円でした。ネットで資料を取り寄せ、営業担当者の連絡を受けて契約したそうです。

後悔として、まず挙げたのがリビング階段でした。夏は冷気が逃げ、冬は暖気が逃げ、声もよく響くと感じたとか。収納も、もっと考えて増やしておけばよかったと振り返ります。オール電化ではなく、電気とガスを併用できればよかった、とも書いています。

良かったのは、営業担当者がていねいで、安心して進められたこと。トリプルサッシの窓にしたら、湿気を感じず外の物音も気になりにくいと満足しています。

アフターフォローが短いと言われる点は難点に挙げつつ、気密が高くて安心して暮らせる、とも述べていました。営業担当者との相性は大切で、不安を感じる相手は避けたほうがいい。そんな助言も残しています。

3人目は、埼玉県の30代女性です。満足度は90%で、総額はおよそ2,500万円でした。選んだ決め手は、営業担当者との相性だったそうです。

良かったのは、家族が納得できる生活動線を実現できたこと。ふだんは一階だけで暮らしが完結し、子ども部屋や主寝室を二階に置いて、自分の時間も確保できたと話します。

後悔として挙げたのは、コンセントの数や位置、それにスイッチの位置でした。たくさん想像したつもりでも、住み始めてから「ここに欲しい」が次々と出てきたとか。これから建てる人へは、照明やスイッチの位置と高さを、下調べしてから決めるよう勧めています。

4人目は、30代の女性です。地域は未記入で、満足度は70%でした。総額も未記入のため、金額は載せていません。

良かったのは、担当者と担当の建築士が、とても親切だったこと。同じ質問を何度しても、いやな顔をせずていねいに答え、こちらの予算まで考えた提案をくれたと話します。

阪神淡路大震災を経験した会社として、耐震をよく考えてくれた点も評価していました。施工の途中に細かな説明があり、建築中の現場を見学できたことも安心につながったとか。

助言は、面倒でも複数の住宅メーカーを回り、耐震や予算、相性を最初に確かめること。この一言は、そのまま参考になります。

4人の声に共通していたのは、断熱や耐震という性能への評価と、設計の段階で生まれた後悔でした。後悔の中身は、間取りや収納、コンセントの位置など、契約前の準備で減らせるものが目立ちます。

宅地建物取引士の目で見ても、これは住む前に手を打てる種類の後悔です。

ここからは、この4人の声も手がかりにしながら、「後悔」と語られる中身を一つずつ検証していきます。

ヤマト住建が「やばい」「後悔」と言われる理由を検証

「やばい」「後悔」として語られる理由の多くは、設備の性能そのものより、設計段階の準備や担当者との相性に集まっています。前提として、ヤマト住建は外張り断熱と耐震等級3を土台に、最長60年の長期保証をそろえた会社です。

口コミに映るのは、あくまで声の一面です。不満ほど書き込まれやすい偏りを踏まえながら、言われている内容、公式で確かめた実態、判断材料と対策ついて順に整理していきます。

間取りの自由度や部屋数で後悔すると言われる

希望どおりの間取りにできなかった、部屋数で妥協した、という声はたしかに見られました。今回のアンケートでも、リビング階段や動線への後悔が挙がっていました。

ヤマト住建は外張り断熱と耐震を両立させるぶん、構造の制約が出やすい会社です。ベタ基礎と金物工法、パネル工法で、面として地震の力を受け止めるため、動かせない壁が生まれます。

これは強さと引き換えの制約で、高断熱・高耐震の家に共通する性質です。対策は、要望の優先順位を早めに伝え、耐力壁ではない間仕切りで配置を調整すること。完成した住まいを見学し、必要な広さを体で確かめておくと、住んでからのずれは小さくなります。

収納が足りずに後悔する

収納の量や位置が足りなかった、という後悔もよく耳にします。アンケートでも、収納を増やしておけばよかったという声がありました。

これはヤマト住建に限らず、注文住宅の全般で起きやすい後悔です。標準の提案にそのまま乗ると、いまの暮らしに合う収納量からずれてしまうことがあります。

対策は、図面だけで決めないことです。いまの住まいの収納量と、家電や家具の寸法を測って図面に重ね、階段下やデッドスペースの使い道まで早めに相談しておくと、あとで悩まずにすみます。

坪単価が高く予算オーバーしやすいと言われる

他社より坪単価が高い、予算を超えてしまった。そんな声もあり、アンケートからも価格への不安がうかがえました。

ヤマト住建は坪単価を公表していません。住宅情報メディアの推計では、本体ベースで坪45万円から80万円台という値が中心です。しかし平均値は媒体によって坪60万円台から80万円台まで幅があり、ひとつの数字では言い切れません。外張り断熱やトリプルガラスの樹脂サッシなど、標準の装備が価格に含まれる点も影響しているでしょう。

判断材料は、標準で足りる範囲を見極め、坪単価だけで他社と比べないことです。金額の中身は、次の坪単価の章であらためて解説します。

アフターフォローが短いと言われる

アフターの期間が短い、対応が不安だ。そいった声もありますし、アンケートでも、アフターフォローが短いと言われる点を難点に挙げた回答がありました。ただ、ヤマト住建の制度は2025年1月に大きく変わっています。

ヤマト住建では、2025年1月7日以降の契約を対象にして長期保証を最長60年に改定しました。構造躯体は初期30年、防水は初期20年の保証で、10年ごとの点検と必要な工事で延ばしていきます。定期点検は引き渡しから6か月目に始まり、20年目までは無償です。

アフターサービスで失敗しないための対策は、契約の前に、保証書と点検の範囲、延長の条件を書面で確かめること。短いという評判は改定の前の情報かもしれないので、条件がいつのものかまで見ておくと、より安心できます。

担当者の対応に差があると言われる

担当者によって対応に差がある、という声もよく見かけます。アンケートでは、営業がて丁寧で安心できたという評価と、相性への言及の両方がありました。

住宅の営業は、人によって提案力や連絡の速さに差が出やすい仕事です。これはヤマト住建に限らず、住宅業界の全体が抱える課題でもあります。

対策は、担当者との相性を早い段階で見極めることです。打ち合わせの記録を残して回答の速さや正確さを確かめ、合わないと感じたら、支店や担当の変更を相談する手もあります。

コンセントや窓の配置で後悔する

コンセントやスイッチの位置、窓の配置で失敗した。そんな後悔もめずらしくなく、アンケートでも、コンセントの数や位置を悔やむ声が目立ちました。

コンセントやスイッチは住んでからの生活動線に、そのまま直結します。図面の段階では、家電の置き場所や家族の動きまで、なかなか想像しきれないからです。

対策は、部屋ごとに使う家電を書き出し、置き場所とセットで位置を決めることです。照明やスイッチの高さも、実際の暮らしを思い浮かべながら、早めに詰めておくと良いでしょう。

「やめとけ」「やばい」の噂は本当か

検索候補に「やめとけ」「やばい」が出るため、不安になる人も多くいらっしゃるようです。まとめ記事のランキングに社名が並ぶことも、その印象を強めているのでしょう。

ただ、倒産を裏づけるような事実は見当たりません。ヤマト住建は1990年に神戸で設立され、資本金は3億1,900万円です。従業員は2025年6月末で865名を数え、2025年には保証を最長60年へ拡充しています。事業の継続を疑わせる材料は、どこにも見当たりません。

ネガティブな言葉の背景にあるのは、価格や標準仕様の好み、担当者との相性への不満です。会社が続くかどうかと、設計や担当への後悔は、別の話として切り分けて読む必要があるでしょう。

ここまでの内容を、性質ごとに四つに整理します。

  • 事前準備で避けられるもの:間取りや収納、コンセント、予算の後悔。図面段階の準備と見学で大きく減らせます。
  • 担当差によるもの:営業対応の体感差。相性を早めに見極め、記録を残せば対処できます。
  • 事実から離れた思い込み:倒産の噂や、アフターが短いという情報。公式の実績と保証改定で確かめられます。
  • 実際の弱点だが対策があるもの:構造由来の間取り制約と価格の高さ。標準仕様の理解と総額比較で付き合えます。

ヤマト住建に致命的な欠陥は見当たりません。性能を重視する人にとっては、後悔の多くが、準備でかわせる範囲に収まります。

ヤマト住建の坪数別の価格目安を示した表。建物本体と総額のおおよその金額を坪数ごとに併記し、推計に幅があること、総額が簡易計算であることを表している。
坪数別の価格目安。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

ヤマト住建の坪単価と総額の目安

ヤマト住建の価格は、本体だけの坪単価と、諸費用まで含んだ総額を、分けて見るのがコツです。この二つを混ぜてしまうと、高い安いの判断をそのまま誤ります。

実際にヤマト住建で建てた4人の総額【アンケート実データ】

ヤマト住建の施主が実際に払った総額を、回答額のまま横棒グラフで示した図。人数が少ないため平均や相場としては読まず、答えのままの実額として示している。
実際に払った総額。

まずは、実際にヤマト住建で建てた4人が答えた総額です。4人のうち3人が金額を答え、1人は未記入でした。金額は加工せず、答えのまま並べます。

2,500万円と2,800万円が2人、5,000万円が1人、残る1人は未記入です。2,500万円と2,800万円は近い水準で、5,000万円は土地の条件などで上ぶれした一例と読めます。

この金額はあくまで答えた当時の実績額です。資材や人件費が上がった今の相場とは、水準が違う点に気をつけてください。

現在の相場の目安【媒体推計】

これから建てるときの目安は、住宅情報メディアの推計で押さえます。公式は坪単価を公表していないので、推計はある程度の幅をもって読んでください。

本体ベースの坪単価は、坪45万円から80万円台という値が中心です。平均値は媒体によって坪60万円台から80万円台まで開きがあり、ひとつの数字で決めつけないほうが安全でしょう。

下の表は、坪数ごとの目安を整理したものです。本体は推計を、総額は本体に付帯工事と諸費用として2割から3割を上乗せした、簡易な計算になります。

延床の目安 建物本体の目安 総額の目安
30坪 1,600万〜2,100万円 2,100万〜2,700万円
35坪 1,900万〜2,500万円 2,500万〜3,200万円
40坪 2,200万〜2,800万円 2,800万〜3,600万円

実際には、外構や地盤改良、太陽光の容量で金額は大きく動きます。値引きは時期や条件で変わり、公式に一律の額は示されていません。総額を抑えたいなら、値引き交渉よりも、標準で足りる仕様かどうかの見極めが効きます。

また価格面で検討する際には、坪単価ではなく、総額と毎月の返済額で考えるほうが、家計の実感にずっと近くなります。借入3,000万円を35年、金利1.8%、元利均等で試算すると、返済は月におよそ9.6万円です。借入4,000万円なら、同じ条件で月におよそ12.8万円になります。

これは記事の独自の簡易な試算で、金利や頭金しだいで変わってます。太陽光による光熱費の軽減を、返済計画にどう織り込むかも、大事な判断材料です。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

ヤマト住建の住宅性能と保証

ヤマト住建の住宅性能は、外張り断熱と高い気密、そして耐震等級3を数値で示すところに強みがあります。以下は、構造、耐震、断熱、気密、保証の順に、公式で確かめた事実です。

構造は、ベタ基礎と金物工法、パネル工法を組み合わせています。壁や床を面として使い、地震の力を建物の全体で受け止める考え方です。

耐震は、最高の等級である耐震等級3に対応し、これは建築基準法が求める強さの、ちょうど1.5倍にあたる水準です。ヤマト住建は、阪神淡路大震災を経験し、乗り越えてきた会社であることも背景にあります。

制振の面では、制振ダンパーのevoltzを採用。自動車のショックアブソーバーの技術をもとにした装置で、ビルシュタイン社が手がけています。小さな揺れから働き、1棟ごとに配置を計算し、全棟で効果を検証しています。

断熱は、屋根から基礎までを断熱材で包む、外張り断熱工法が基本。窓には、Low-Eトリプルガラスの高断熱樹脂サッシを使います。

上位のエネージュG3+は、断熱等級7に対応する水準の性能です。国の省エネ基準はUa値0.87W/m²・K程度で、ヤマト住建の断熱はこれを大きく上回ります。

気密は、標準でC値0.5以下という高い水準。2025年度の実績報告では平均C値が0.29で、C値0.1以下の住宅も208棟ありました。

気密の実績値まで公表する姿勢は、断熱と気密を大切にする人には、たしかな判断材料になります。設備では、全館空調のYUCACOシステムや、ZEHとLCCM住宅への対応がそろっています。断熱と気密を土台に、少ないエネルギーで暮らせる設計が中心です。

保証は、最長60年の長期保証です。2025年1月7日以降の契約が対象で、2021年11月27日から2025年1月6日までは30年、それ以前は20年でした。

初期保証は、構造躯体が30年、防水が20年です。対象は、構造躯体と地盤、防水、防蟻。延長は自動ではなく、10年ごとの点検と、必要な有償メンテナンスが条件になります。

定期点検は6か月目のあと、2年目から20年目まで続き、20年目までは無償です。保証は年数の長さだけでなく、延長の条件まで契約前に確かめておくと安心できます。

ヤマト住建で後悔しないための3つのポイント

後悔をかわす具体策は、大きく三つです。標準仕様を総額で比べること、間取りと収納を実物で早めに決めること、そして担当者と保証を契約前に確かめることです。

ヤマト住建で後悔しないための3つの行動を順に示した図。契約前の確認と準備で対応できる実務的なポイントを3点にまとめている。
後悔しないための3つのポイント。

1.標準仕様の範囲を理解して総額で比較する

ヤマト住建の坪単価が高めに見えるのは、外張り断熱やトリプルガラスが標準に含まれているからです。そのため、他社と比べるときは、同じ装備をそろえた総額どうしで並べてください。

同じ性能を他社で足していくと、価格の差は思ったより小さいものです。アンケートでも価格への不安がうかがえたので、ここを最初に詰めておくほど、あとが楽になります。

2.間取りと収納は実物を測って早めに決める

面で支える構造のため、動かせない壁が設計の制約になります。動かせる間仕切りと動かせない壁を早めに見きわめ、収納はいまの量を測ってから計画してください。

アンケートで多かった後悔が、間取りと収納、そしてコンセントの位置でした。家具や家電の寸法を図面に重ね、置き場所とコンセントをセットで決めるのが近道です。

3.担当者との相性とアフター保証を契約前に確認する

営業対応の体感の差は、担当者との相性で大きく変わります。打ち合わせの記録を残し、回答の速さや正確さを見きわめてください。

アフターは、保証書と点検の範囲、延長の条件を書面で確かめること。2025年に最長60年へ改定されたので、その条件がいつのものかも、あわせて確認します。この三つは住んでからでは取り返しにくく、準備の段階でしか効きません。

ヤマト住建の商品ラインナップ

商品は、外張り断熱のエネージュシリーズに統一されています。目的と予算に合わせ、断熱の水準や仕様の幅で選び分けられます。

  • 断熱を最優先する:エネージュG3+。断熱等級7に対応する水準で、最上位の断熱性能を狙えます。
  • デザインと質感を重視する:エネージュAF LEGANTIA。意匠を高めた位置づけです。
  • 快適さと価格の両立を狙う:エネージュN Meias ZEROやエネージュN。標準の性能を確保しつつ選びやすい商品です。
  • 省エネで環境に配慮する:ZEHやLCCM住宅への対応。太陽光と組み合わせて光熱費を抑えます。

全館空調のYUCACOシステムや屋上庭園など、暮らし方に合わせた設備も選べます。どの商品でも、耐震等級3と外張り断熱という土台は変わりません。違いが出るのは、断熱の等級や仕様の質感のところです。

ヤマト住建が向いている人・慎重に検討したい人

ヤマト住建は、高気密高断熱と耐震を重んじる人に向いています。反対に、自由な設計や徹底した値引きを最優先する人には、慎重な検討が要ります。

向いているのは、まず、冬の寒さや光熱費を抑えたい人です。外張り断熱と高い気密が標準でそろう点を、前向きに受け止められる人に、よく合います。

地震への備えを重んじる人にも、耐震等級3と制振ダンパーは強みになります。小さな子どもや高齢の家族がいる世帯にも、家全体の温度差が小さい設計は向いています。

慎重に考えたいのは、間取りや外観の自由度を、何より優先したい人です。面で支える構造のため、規格や制約となじみにくい場合があります。

建築費をとにかく安く抑えたい人も、標準の装備が厚いぶん、予算が合いにくいことがあります。どちらの性質が自分に近いか。そこを見きわめるほど、後悔の芽は小さくなります。

まとめ

ここまで読んでくださったあなたは、ヤマト住建が「やばい」「後悔」と言われる中身の多くが、性能そのものより契約前の準備に集まっていることに気づいたはずです。要点を、もう一度だけ整理してみましょう。

  • 施主1,132人のうち満足度を数値で答えた864人の平均は77.3%で、注文住宅を建てた人の多くが満足しているようです。
  • ヤマト住建で建てた4人は満足度90%が2人、70%が2人で、平均80.0%は参考値です。
  • 後悔は間取りや収納、コンセントの位置など、設計段階の準備に集まりました。
  • 坪単価は本体ベースで坪45万〜80万円台が目安で、媒体により幅があります。
  • 外張り断熱と耐震等級3、制振ダンパー、最長60年保証が性能と安心の柱です。

4人という人数は限られますが、後悔の中身は準備でかわせるものが中心でした。最後に、宅地建物取引士としてひとつだけお伝えします。

ヤマト住建が自分に合うかどうかは、かならず数社と同じ条件で総額と性能を並べてから判断してください。比べたうえで断熱や耐震に納得できれば、その選択は後悔しにくいものになります。

よくある質問

ヤマト住建でよくある質問をまとめました。

ヤマト住建で35坪の家を建てると総額はいくらですか?

A. 目安は総額で2,500万円から3,200万円ほどになります。本体ベースの坪単価45万〜80万円台に、付帯工事と諸費用として2割から3割を加えた記事独自の簡易計算です。外構や地盤改良で変わります。

ヤマト住建をやめた理由にはどんなものがありますか?

A. 多いのは価格や標準仕様の好み、担当者との相性です。倒産のような経営上の理由ではありません。気になる場合は、標準仕様が希望に合うか、担当者と相性が良いかを早めに確かめると判断しやすくなります。

ヤマト住建で一番多い後悔は何ですか?

A. 独自アンケートで目立ったのは、間取りや収納、コンセントの位置に関する後悔でした。断熱や耐震など性能そのものへの不満は少なく、設計段階の準備で防げる内容が中心です。

ヤマト住建のアフターフォローは短いのですか?

A. 2025年1月に最長60年へ拡充されました。構造躯体は初期30年、防水は初期20年で、10年ごとの点検と必要な工事を受けることで延長できる仕組みです。短いという評判は改定前の情報の場合があります。

ヤマト住建の坪単価はいくらですか?

A. 公式は坪単価を公表していません。住宅情報メディアの推計では、本体ベースで坪45万円から80万円台が中心です。平均値は媒体によって坪60万円台から80万円台まで幅があります。

ヤマト住建は地震に強いですか?

A. 全商品が耐震等級3に対応し、これは建築基準法の1.5倍の強さです。ベタ基礎と金物工法、パネル工法に加え、制振ダンパーのevoltzで揺れを抑えます。阪神淡路大震災を経験した会社として耐震を重視しています。

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