BESSの家の評判は?「後悔」「失敗」の理由を独自アンケートと公式情報で検証

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木の質感を素のまま味わえる家で、デッキに出ればキャンプのような時間が過ごせる。BESSに心が動いた理由は、たいていそのあたりにあります。ところが調べ始めると「後悔」や「寒い」という言葉がついて回り、憧れの部分だけで決めていいのかと気になってきます。検索の候補にどんな語が出ても、それだけでBESSの評価や問題の存在が裏づけられたことにはなりません。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行いました。断熱性能や保証の条件は、公式情報と照らし合わせています。

結論を先にお伝えすると、BESSは、木の質感や手入れの時間まで楽しめる人にとっては、十分に選ぶ価値のある住宅会社といえるでしょう。点検を続けていけば、構造と防水の保証を最長60年まで延ばせます。今回は、宅建士の視点から、価格の目安と断熱の中身を詳しく見ていきます。

この記事でわかること

  • 木の家で暮らす2人が、満足度90%をつけた理由
  • 「後悔」や「寒い」という言葉が検索候補に出てくる背景
  • 坪単価が公表されないなかで、本体価格と総額をどう見分けるのか
  • 構造躯体と防水の保証が最長60年まで続く条件
  • 木の家が向く人と、慎重に検討したほうがいい人の分かれ目
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この記事の監修

宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美

宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年7月16日)

注文住宅を建てた施主のうち満足度を数値で答えた864人の分布を示した横棒グラフ。90%が346人で最も多く、70%が318人、100%が77人、50%が98人、30%以下が25人。全体平均は77.3%であることを表している。
全体では満足度70%以上が85.8%を占める。

実際にBESSで建てた2人の本音と施主1,132人の満足度【独自アンケート】

まずは、調査そのものの成り立ちから説明します。回答を寄せてくれたのは、注文住宅を建てた施主1,132人でした。

実施したのは当サイトの編集部で、2019年から2026年にかけて複数回に分けたインターネット調査です。答えてくれたのは、20代から60代以上の男女でした。

たずねた項目は、性別と年代、住んでいる地域、満足度や総額、建てた会社名。そこに、選んだ理由や後悔した点・良かった点が加わります。

掲載にあたっては、読みやすさのために文章を要約して組み直しました。ただし、満足度や金額といった事実には手を加えていません。

高評価の回答だけを抜き出すことはせず、気になる点を書いた回答も同じ基準で扱っています。掲載は回答者の同意を得たうえで、事業者である当サイトが編集しました。

まず全体の満足度から見ていきましょう。今回の調査に答えてくれた施主は、全部で1,132人でした。

このうち満足度をパーセントで答えたのは864人で、その864人の平均は77.3%でした。70%以上をつけた人は741人で全体の85.8%、90%以上の人も423人で、割合にすると49.0%にのぼります。

頭数の1,132人と、平均の分母である864人。この二つが違うのは、満足度を数値でたずねる設問がなかった人がいるからで、答えのない人を満足に数えるような水増しは行っていません。

満足度 回答数 割合
100% 77人 8.9%
90% 346人 40.0%
70% 318人 36.8%
50% 98人 11.3%
30%以下 25人 2.9%

注文住宅を建てた人の多くは、7割から9割の満足度に収まっています。おおむね満足して暮らしている、というのが実際のところのようです。

今回の調査で、BESSの回答はわずか2人でした。ですからこの2人の声は個別に紹介し、全体的な判断基準は全体アンケートの傾向と公式情報の確認で見ていくこととしています。

2人とも満足度は90%と答えていますが、なにしろ2人ですから、この数字を全体の傾向として読むことはできません。あくまで、一人ひとりの個別の声として受け取ってください。

1人目は、長野県に住む50代の男性です。総額は約2,450万円と答えています。選んだ理由はログハウスを建てたかったからで、キャンプ好きの家族にとって、家にいながら毎日キャンプの気分を味わえる点に惹かれたそうです。

この方は木の家の手入れについても率直でした。ログ材は塗料で守るのが前提だから、少なくとも10年ごとの再塗装が要ると書いています。ウッドデッキの塗り直しは2年ごとに続けているそうで、それでも手間まで含めてログハウスの暮らしは最高だと結んでいました。

2人目は40代の男性で、地域と総額は答えていません。この方が挙げたのは、営業担当との信頼関係でした。

受注のあとも進捗をこまめに知らせ、予定していた工期を前倒しで進めてくれたそうです。追加の注文にも柔軟に応じてもらえた点に満足していました。

2人の声に共通するのは、木の家そのものへの愛着と、担当者や暮らし方への深い納得です。一方で1人目が率直に触れたとおり、木の家には定期的な手入れが、どうしてもついて回ります。

ここからは、この2人の声と公式の情報をふまえ、「後悔」「失敗」と言われる中身を一つずつ確かめていきましょう。

BESSのログハウスの構造と手入れの周期を示した概念図。丸太組の構法、在来の木造軸組、耐久性の要は、やはり手入れなどを整理し、記事の該当セクションの内容を一目で捉えられるようにしたもの。
ログハウスの構造と手入れの周期。

BESSが「後悔」「失敗」と言われる理由を検証

BESSで「後悔」と言われる理由の多くは、木の家ならではの手入れと、暮らし方の相性に集まっています。会社の信用や施工の欠陥とは、そもそも別の話です。

前提を一つ挙げておくと、BESS本部を運営する株式会社アールシーコアは、1985年の創業から約22,000棟を引き渡してきた、木の家づくりの実績が厚い会社です。ただし、BESS事業は本部と地区販社が連携する仕組みで、公式の地区販社制度では地域での設計監理・施工・メンテナンスを地区販社の役割に挙げています。実際の契約相手と施工・保証の窓口は、検討するLOGWAYの運営会社と契約書・保証書で確認してください。

それでも、なぜ「後悔」や「失敗」という言葉が出てくるのでしょうか。暮らしの記録をつづるブログには、塗り替えの苦労がそのまま書き残されているものもあります。そしてネットでは、強い言葉ほど目に残りやすく、実態より大きく見えてしまうという特性も関係していると思われます。

ではここからは言われている内容、公式情報で確かめた実態、判断材料と対策という順に、一つずつ整理していきます。

メンテナンスの手間と費用が思ったよりかかる

木の外壁やウッドデッキの塗り直しに手間と費用がかかる、という声が見られました。アンケートでも、1人目の方が再塗装の周期に触れていました。

木の家は塗料で表面を守るのが前提の住まいです。屋外にさらされる木部も、定期的に塗り替えれば長く保てます。塗り替えの周期は外壁で数年から10年、ウッドデッキはさらに短い間隔が目安です。手をかける前提と知らずに建てると、その周期のたびに負担を感じやすくなります。

対策は、費用と手間を先に見込んでおくことに尽きます。BESSには10年単位で点検と保証をまとめたメンテナンスパッケージがあり、将来の費用に備える積立の仕組みも用意されています。

塗装をどこまで自分でやり、どこから業者に頼むかを決めておけば、負担はぐっと読みやすくなります。手をかけること自体を楽しめる人にとっては、これはもう弱点になりません。

坪単価や総額が高くつくことがある

思ったより坪単価が高い、総額がふくらんだ、という価格まわりの後悔もあります。この手の声は、口コミでもよく見かけます。

公式サイトは、坪単価を公表していません。住宅情報メディアの推計では、本体価格ベースでおおむね坪50万円から80万円台が中心とされています。仕様や商品によっては、坪90万円前後まで幅が出ます。薪ストーブや大きなウッドデッキなど、暮らしを彩る設備を足すほど、総額は上がっていくのです。

判断する際は、本体価格と総額をきちんと分けて見ることが大切です。坪単価だけで他社と比べず、付帯工事や外構まで入れた総額でそろえるのが、比較の基本になります。

次の章で坪単価の目安と考え方をもう少し細かく確かめますが、憧れの設備に優先順位をつけておけば、限られた予算の中でも満足度は高く保てます。

夏に暑い、熱がこもると言われる

吹き抜けや大きな空間のせいで、夏は2階や天井付近に熱がこもりやすい、という声もあるようです。

開放的な間取りの裏返しと言えますね。天井が高く空間がつながる家では、暖かい空気が上へたまりやすくなります。

木は熱を蓄える性質があるため、日中の熱を持ち越すこともあります。開放感と引き換えに生まれる、この家ならではの特性です。

対策としては、まず2階を先に冷やし、冷えた空気を吹き抜けから下ろす使い方が効果的です。シーリングファンで空気をかき混ぜるのも、よい方法でしょう。

エアコンの位置と能力を設計の段階で決めておけば、夏の暑さはずいぶん抑えられます。断熱の仕様も、契約前に確かめておきたい点です。

冬は寒い、断熱や気密が心配

ログハウスは冬に寒いのではないか、木の継ぎ目から隙間風が入るのではないか。そんなふうに不安に感じている方もいるでしょう。

実態は木の特性と工法によって変わります。太いログ材は熱を蓄えるので、暖めた熱を長く保つのが持ち味です。

一方で木は乾燥して縮むため、継ぎ目の気密は鉄骨やコンクリートより気を配る必要があります。薪ストーブと相性がよいのも、この蓄熱の性質があるからです。

対策としては、暖房の計画と商品選びにあります。薪ストーブや床の断熱を前提に組み立てれば、冬の寒さはかなり和らぎます。

在来木造のワンダーデバイスなら、断熱材を入れた壁で性能を確保しやすくなります。寒冷地で建てるなら、断熱の等級と窓の仕様を早めに詰めておくと安心です。

木の家は虫やシロアリが不安

木の家だから虫が出るのではないか、シロアリが心配だ、という心配ポイントもあります。

木材を使う以上、害虫への備えは欠かせません。ただしこれはBESSに限らず、木造住宅に共通する課題です。塗装や防蟻の処理を続けていればリスクは下げられますし、放っておけば木が傷むのは、どの木造でも変わりません。

対策は、定期的な点検と手入れです。BESSには引き渡しから10年までに計5回の無償の定期診断があり、木を知る担当者が状態を確かめ、必要な処置を助言してくれます。

ログ壁の腐りに対する保証もあり、備えの仕組みそのものは、しっかり整っています。

間取りや設計の自由度が限られる

希望どおりの間取りにできなかった、規格の制約が多い、という後悔の声もありました。

BESSは、暮らし方そのものを提案する規格型の商品が軸です。型が決まっている分、価格や品質は読みやすくなります。間取りを一から自由に描く家づくりとは、根っこの考え方が違うのです。

対策は、求める自由度に合った商品を選ぶことです。本格的なログハウスや程々の家なら、間取りの幅はぐっと広がります。

規格型でも、内装や設備の選び方しだいで個性は出せます。展示場で実物を見て、必要な広さと自由度を具体化しておけば、住んでからのずれは減っていきます。

「やめとけ」「木が腐る」「倒産」の噂は本当か

検索候補に「やめとけ」「木が腐る」「倒産」と出てくるため、不安になる人もいるでしょう。ただ、検索候補が表示されること自体は、その会社の評価や問題の存在が確定したことを意味しません。この三つを、一つずつ事実で確かめていきます。

「木が腐る」というのは、手入れを怠った場合の話です。塗装と点検を続けている家なら、木は長く保ちます。ログ壁の腐りに対しては、専用の保証も用意されています。

倒産の噂も、事実で確かめられます。BESS本部を運営する株式会社アールシーコアは、東京証券取引所スタンダード市場に上場する会社です。2025年3月期の売上高は約110億円で、創業からこれまでに約22,000棟を引き渡してきました。一方、BESS事業は本部と地区販社が連携する仕組みなので、検討先の契約主体がアールシーコアとは限りません。本部の業績と、契約書に記載される会社の情報は分けて確認する必要があります。

2025年3月期の決算は営業赤字で、2024年からは新しい体制のもとで、事業の立て直しに取り組んでいます。ただし、法的整理や民事再生といった事実は確認できません。

BESS本部の運営会社は上場企業ですから、その業績は公開されていて、数字は誰でも確かめられます。地区販社が契約相手になる場合は、その会社の情報も別に確認してください。ネガティブな言葉が並ぶのは、価格や手入れの手間への不満が広がりやすいからでしょう。契約相手の継続性と、住み心地への後悔は、切り離して読む必要があります。

ここまでの論点を、性質ごとに4パターンに整理しました。

  • 事前準備で避けられるもの:メンテナンス費用や夏の暑さ、間取りの後悔。費用の見込みと商品選び、実物の見学で減らせます。
  • 暮らし方との相性によるもの:手入れの手間や自由度への不満。木の家を楽しめるかどうかを先に見極めれば防げます。
  • 事実から離れた思い込み:倒産の噂や、木がすぐ腐るという不安。公式情報と公開された業績で確かめられます。
  • 実際の弱点だが対策があるもの:冬の寒さや虫への備え。断熱の仕様と定期点検、保証で付き合えます。

致命的な欠陥は、どこにも見当たりません。木の暮らしを楽しめる人にとっては、後悔の多くが準備で避けられる範囲に収まります。

BESSの坪数別の価格目安を示した表。建物本体と総額のおおよその金額を坪数ごとに併記し、推計に幅があること、総額が簡易計算であることを表している。
坪数別の価格目安。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

BESSの坪単価と総額の目安

BESSの価格には、建物本体だけの数字と、付帯工事や諸費用まで含む総額の数字が混じっています。この二つをきちんと分けて見ないと、高い安いの判断を誤ってしまいます。

実際に建てた2人の費用【アンケート実データ】

まず、今回のアンケートでBESSを選んだ2人の費用です。総額を答えたのは1人で約2,450万円、もう1人は総額を書いていませんでした。

回答が1人分ですから、これを相場として一般化はできません。土地を含むかどうかでも、金額は変わります。

あくまで、この方が建てた当時の実額として、参考にとどめてください。人数が少ないので、帯域ごとの集計表は作りません。

これから建てる人の相場目安【媒体推計】

これから建てる人の目安は、住宅情報メディアの推計で押さえます。公式サイトは坪単価を公表していません。ですから複数の推計を並べて、整理していきます。

本体価格ベースでは、おおむね坪50万円から80万円台が中心です。人気のワンダーデバイスは坪50万円から60万円台と、価格帯の下限寄りに位置します。

仕様を上げていくと、坪90万円前後まで幅が出ます。同じBESSでも、選ぶ商品によって価格帯は動く。そう考えておくと安全です。

下の表は、坪数ごとの目安をまとめたものです。本体価格には、住宅情報メディアの推計を用いました。

総額は本体に付帯工事と諸費用として3割を上乗せした、記事独自の簡易計算です。外構や地盤改良、薪ストーブの有無で、実際の金額は大きく動きます。

延床の目安 建物本体の目安 総額の目安
25坪 1,300万〜2,000万円 1,700万〜2,600万円
30坪 1,500万〜2,400万円 2,000万〜3,100万円
35坪 1,800万〜2,800万円 2,300万〜3,600万円

本体価格には、土地代や外構、地盤改良は含みません。ログハウスは薪ストーブや大きなデッキを選ぶ人が多く、その分だけ総額はじわじわと上がっていきます。

値引きについては、あまり期待をしないほうが現実的かもしれません。木材や設備の価格が上がるなかで、大幅な本体値引きは望みにくいでしょう。値引き交渉よりも、商品と仕様の選び方で総額を調整するほうが近道になります。

家づくりの相談では、坪単価ではなく総額と月々の返済で考えるよう案内しています。ためしに借入2,500万円を35年、金利1.8%、元利均等、頭金なしと仮定して簡易試算してみると、返済は月々およそ8万円となります。

木の家は建てて終わりではありませんから、将来の再塗装や点検の費用も、家計の計画に織り込んでおくと安心です。目先の本体価格だけでなく、住み続けるあいだにかかる費用まで見て判断する視点が、欠かせません。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

BESSの住宅性能と保証

BESSの家は、木の素材を生かした構造と、木の家に合わせた長期保証に特徴があります。ここでは工法、断熱と気密、耐久性、保証の順に、確認できた事実をまとめていきます。

工法は商品によって分かれます。本格的なログハウスは、太い木材を積み上げて壁をつくる丸太組の構法です。

人気のワンダーデバイスは、柱と梁で組む在来の木造軸組を採用しています。目的や敷地に合わせて工法から選べるのが、BESSのおもしろいところです。

木の家の強みは素材の質感と調湿の働きにあります。木は湿気を吸ったり吐いたりしながら、室内の湿度をやわらげてくれます。

太いログ材は熱を蓄えるため、暖房の熱を長く保ちます。薪ストーブと相性がよいのも、この蓄熱の性質があるからです。

気密については、木の家ならではの注意点があります。木は乾燥して縮むので、継ぎ目の隙間への配慮が欠かせません。

在来木造のワンダーデバイスなら、壁に断熱材を入れて性能を確保しやすくなります。寒冷地では、断熱の等級と窓の仕様を、早めに決めておくと安心です。

耐久性の要は、やはり日々の手入れです。木部を塗料で守り、定期的に塗り替えることで家は長く保ちます。BESSは木を知る会社として、点検と保証の仕組みをていねいに整えています。

保証は、木の家に合わせた内容になっています。BESSで責任施工した建物には、構造躯体と防水に関わる保証があります。

定期メンテナンスを続けることで10年ごとの保証を繰り返し延長でき、最長60年まで継続できます。ただし、一部の地域は対象外です。

木の家で気になるログ壁の腐りにも、専用の保証が用意されています。公式サイトは、住宅業界で初めて引き渡し後5年間のログ壁腐朽保証を実現したと説明しています。5年目以降も、所定の施工を5年ごとに続けることで、保証を継続できます。

点検の仕組みも、しっかり整っています。引き渡し後10年までに計5回の無償の定期診断を受けられ、10年目以降も、必要なメンテナンスを行えば5年ごとに2回の定期診断が可能です。設備については、5年の保証をオプションで10年まで延ばせます。

宅地建物取引士の視点で、一つ付け加えます。保証は、年数の長さだけで見ないことが大事です。続けるための条件と、対象になる範囲。ここを契約前に確かめておけば、あとで困ることは、まずありません。

BESSで後悔しないための3つのポイント

後悔を避ける具体策は、大きく3つに絞れます。手入れの費用をあらかじめ見込むこと、坪単価ではなく総額と暮らし方で選ぶこと、そして商品と断熱を体感してから決めること。

どれも、契約前の準備で十分にできることばかりです。

BESSで後悔しないための3つの行動を順に示した図。契約前の確認と準備で対応できる実務的なポイントを3点にまとめている。
後悔しないための3つのポイント。

1.メンテナンスの費用と手間を先に見込む

木の家は、塗り替えや点検が前提の住まいです。外壁やウッドデッキの塗り直しには、周期ごとにまとまった費用と手間がかかります。

アンケートでも、1人目の方が再塗装の周期に触れていました。10年単位のメンテナンスパッケージや積立の仕組みを早めに確認し、手入れそのものを楽しめるかどうかを、家族でよく話しておきましょう。

2.坪単価ではなく総額と暮らし方で選ぶ

本体の坪単価だけを見ると、判断を誤ります。薪ストーブやデッキ、外構まで含めた総額。それでそろえて、はじめてほかの会社と正しく比べられます。

月々の返済に将来の手入れ費用まで足して考えると、より現実的な計画になります。木の暮らしにいくらまでかけられるかを先に決め、その予算の枠を決めてから設備を選ぶ。この順番を守れば、総額は最後までぶれません。

3.商品と断熱の仕様を体感してから決める

BESSは、選ぶ商品によって工法も断熱も変わります。ログハウスと在来木造では住み心地の傾向もずいぶん違うので、そこは早めに押さえておきたい点です。

展示場のLOGWAYで、実際の空間と温度をぜひ体感しておきましょう。暮らしのブログや写真は雰囲気をつかむのに役立ちますが、温度や木の匂いまでは伝わりません。

夏の暑さや冬の寒さが気になるなら、断熱の等級と窓の仕様を必ず確かめてください。宿泊できる体験施設を使えば、朝晩の温度の変化まで自分の肌で分かります。

家づくりの相談では、この3点を契約前のチェックリストとしてお渡しすることが多いです。木の家を楽しめる人ほど手入れを前向きにとらえ、総額で無理のない計画を立てています。

BESSの商品ラインナップ

BESSの商品は、暮らし方と敷地の条件で選び分けられます。工法も価格の幅も広いので、まずは目的から絞っていくのが近道です。

  • 個性と価格のバランス:ワンダーデバイス。大きな片流れ屋根の在来木造で、価格帯は下限寄りの人気商品です。
  • 本格的なログハウス:ジーログやカントリーログ。太い木材を積み上げた、ログハウスらしい住まいです。
  • 木造の落ち着いた家:程々の家。建築家が手がけた、木の質感を生かす軸組の住まいです。
  • 個性的な形を楽しむ:ベスドーム。ドーム型の空間そのものを楽しむ商品です。
  • 小さく建てる、平屋で建てる:ログ小屋や栖ログ。平屋や小屋タイプで、身軽な暮らしに向きます。

近ごろは、平屋の小屋タイプが手頃さから人気を集めています。子育てを終えた世代が、身の丈に合った住まいとして選ぶ例も、増えてきました。

手放すときの不安にも、きちんとした備えがあります。木の家が経年した価値を自社で査定し、中古として仲介する事業を全国で進めています。

長く住んだあとの出口まで見据えられるのは、木の家を選ぶうえで心強い材料です。

BESSが向いている人・慎重に検討したい人

BESSは、木の質感と手入れを楽しめる人には、とてもよく向いた住まいです。反対に、便利さや手間のなさを最優先したい人には、慎重な検討が必要になります。

向いているのは、キャンプやアウトドアのような時間を、家に居ながら味わいたい人です。塗り替えやデッキの手入れそのものを、趣味として楽しめる人にもよく合います。

今回のアンケートで満足度90%だった2人も、木の家そのものへの愛着を語っていました。個性のある家で、自分らしい時間をゆっくり過ごしたい人に向く住まいです。

慎重に検討したいのは、手入れの手間をできるだけ避けたい人です。塗り替えや点検を負担に感じる人に、木の家は向きません。間取りを一から自由に描きたい人も、規格型との相性を早めに確かめたほうが安全です。

冬の寒さや夏の暑さが心配な人は、断熱の仕様を必ず確認しておきましょう。価格をとにかく抑えたい人は、設備を足すほど総額が上がる点に注意してください。どちらの性質が自分に近いかを見極めるほど、後悔の芽は小さくなっていきます。

まとめ

BESSが「後悔」「失敗」と言われる中身を、独自アンケートと公式情報の両面から確かめてきました。ここで、要点を整理しておきます。

  • 今回の調査でBESSを選んだのは2人。2人とも満足度は90%でした。人数が少ないので、傾向ではなく個別の声として紹介しました。
  • 後悔の中心は、木の家の手入れと暮らし方の相性で、施工の欠陥ではありませんでした。
  • 坪単価は本体ベースで、おおむね坪50万〜80万円台が目安です。総額と暮らし方で選ぶのが基本になります。
  • 構造躯体と防水は最長60年、ログ壁の腐りは5年間の保証(以後5年ごとに更新可)で、点検の仕組みも整っています。
  • BESS本部の運営会社は上場企業で、直近は赤字ながら、事業の立て直しに取り組んでいます。契約・施工・保証の主体は、検討するLOGWAYの契約書と保証書で別に確認が必要です。

木の暮らしを楽しめる人にとって、後悔のほとんどは準備で対処できる範囲にありました。最後に、宅地建物取引士として一つだけお伝えしておきます。

BESSが合うかどうかは、必ず展示場で実物に触れ、手入れの前提まで納得したうえで判断してください。木の家の時間を心から楽しめると思えたなら、その選択は、きっと後悔しにくいものになります。

よくある質問

BESSのよくある質問をまとめました。

BESSの家で一番多い後悔は何ですか?

A. 目立つのは、木の家のメンテナンスに関する後悔です。外壁やウッドデッキの塗り替えには、周期ごとに費用と手間がかかります。手入れを前提と知って建てれば、負担の感じ方は変わります。

BESSは「やめとけ」と言われますが倒産の心配はありますか?

A. BESS本部を運営する株式会社アールシーコアについて、法的整理などの事実は確認できません。同社は東証スタンダード市場の上場企業で、創業から約22,000棟を引き渡してきました。直近は赤字ですが、新体制で立て直しに取り組んでいます。ただし、BESSは本部と地区販社が連携する仕組みです。実際の契約・施工・保証の主体は、検討するLOGWAYの運営会社と契約書・保証書で確認してください。

BESSの家は寒い、暑いという声は本当ですか?

A. 木の家ならではの特性はあります。太い木は熱を蓄え、開放的な間取りは熱がこもりやすいのも確かです。断熱の仕様と暖冷房の計画を整えれば、快適さは十分に保てます。

BESSの坪単価はいくらですか?

A. 公式は公表していません。住宅情報メディアの推計では、本体価格ベースでおおむね坪50万〜80万円台が中心です。ワンダーデバイスは坪50万〜60万円台と、下限寄りに位置します。

ログハウスのメンテナンス費用はどのくらいですか?

A. 外壁やウッドデッキの再塗装が定期的に必要です。周期は外壁で数年から10年、デッキはさらに短い間隔が目安です。10年単位のメンテナンスパッケージや積立の仕組みで備えられます。

BESSの保証は何年ですか?

A. 構造躯体と防水は、定期メンテナンスを続けることで最長60年まで継続できます。木の家で気になるログ壁の腐りには、引き渡し後5年間の専用の保証(以後5年ごとに更新可)も用意されています。設備は5年で、10年まで延長できます。

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