新潟県内で、商品ごとの断熱・気密性能や構造計算の方法を確認しながら注文住宅を選びたい人にとって、ディテールホームは候補になり得ます。運営は坂井建設株式会社で、公式サイトの施工エリアは新潟県全域(離島以外)です。公開されている投稿には、暮らしやすい動線を提案してもらえた、押しの強くない打ち合わせだったという記録があります。その一方で、予約したモデルハウスの見学で担当者が不在だった、間取りの提案が届くまでに時間がかかった、見積もりの概算を示してもらえなかったという記録も残っています。性能だけで決めず、見積条件や担当者との連絡方法まで確認したうえで検討してください。
幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとに、住宅会社の情報をまとめているサイトです。今回はそれとは別に、公開されている投稿49件を1件ずつ読み込む独自の口コミ調査を行いました。価格や性能、保証、許認可、法人の状態については、公式サイトと、国税庁や新潟県が公開している資料、金融庁の開示書類で照らし合わせています。
公式サイトで公開されているcattleya SEとlotus SEはいずれもSE構法で、耐震性能は「耐震等級3[許容応力度計算]同等以上」と表示されています。断熱性能の表示はcattleya SEがUA値0.45、lotus SEがUA値0.3です。ただし、UA値は地域・仕様・間取りによって異なる場合があり、保証値ではありません。気密は両商品ともC値0.5以下を基準とし、構造体と開口部の工事が完了した段階で全棟を測定して顧客へ報告すると案内されています。今回確認した公開資料では、注文住宅に適用できる坪単価や本体価格などの数値価格を確認できなかったため、比較するときは希望条件をそろえた見積書が必要です。打ち合わせや入居後の連絡について気になる投稿もあったので、担当者との連絡の取り方と点検の予定も契約前に確かめてください。
この記事でわかること
- 公開されている投稿で評価された内容と気になるとされた内容、それを書いた人の立場
- 契約する相手はどの会社で、許認可がどこまで確認できるのか
- 坪単価を今回確認した公開資料で確認できない会社を比べるには、何をそろえればよいのか
- cattleya SEとlotus SEで、公表されている性能がどう変わるのか
- 建物を30年まで保証する制度が、どんな条件で成り立っているのか
- 契約前に書面でそろえておく項目

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月20日
ディテールホームの評判・口コミを公開投稿49件から確認
話題別でいちばん多いのは営業・打ち合わせと価格・費用で、どちらも15件でした。傾向は、良い11件、気になる26件、良いとも気になるとも言い切れない中立が12件です。
49件は人数ではなく、投稿URLの件数です。編集部が2026年8月に、公開されている投稿を1件ずつ読み、話題と傾向に振り分けました。施主本人へのアンケートではありません。無作為抽出でも全件調査でもないため、割合や多数派は示しません。媒体名と投稿者名は挙げず、口コミサイト、掲示板・Q&Aサイト、SNS、個人ブログという総称で扱います。性能や保証、法人の情報は投稿からではなく、公式サイトと公的な資料から取りました。今回確認した公開資料では注文住宅に適用できる数値価格を確認できなかったため、記事に出てくる金額は投稿に書かれた個別の記録です。
投稿の残り方には偏りがあります。思いどおりに進まなかったことは文章として残りやすく、満足して暮らしている人が改めて書き込む機会は多くありません。今回の49件には2013年から2026年までの投稿が含まれ、古いものは当時の体制についての話です。ただし、こうした偏りがあっても、一件ごとの困りごとが軽くなるわけではありません。


| 話題 | 件数 | 投稿に書かれていた主な内容 |
|---|---|---|
| 営業・打ち合わせ | 15件 | 見学の予約と担当者の対応、提案の進め方、連絡の速さ |
| 価格・費用 | 15件 | 建てた坪数と金額の報告、見積もりの出し方、坪単価の案内 |
| 設計・間取り | 8件 | 生活動線の提案、間取りが届くまでの期間、着工後の変更 |
| アフターサービス | 4件 | 入居後の対応、書類や返信の連絡、点検後のやり取り |
| 住宅性能・住み心地 | 3件 | 耐震装置の説明、断熱材の選び方、設備と費用の分かりやすさ |
| デザイン・商品 | 2件 | 仕様変更の自由度、モデルハウスや提案の印象 |
| 施工・仕上がり | 2件 | モデルハウスの内装の仕上げ、引き渡し後の手直し |
| その他 | 0件 | 該当なし |
営業・打ち合わせに関する投稿
15件のうち、良いが4件、気になるが10件、中立が1件でした。良い内容と気になる内容が、どちらもいちばん多く集まった話題です。
良い内容では、押しが強くない接客で、希望を聞き取ったうえで設計に反映してもらえたという2024年の投稿がありました。営業と設計、コーディネーターの3者から提案を受けられた点を評価する記録も残っています。
気になる内容で目立ったのは、見学の場での行き違いです。予約したモデルハウスの見学に行ったところ担当者が不在だった、という投稿が2017年に2件ありました。見学会に何度か足を運んだものの、営業の姿勢が理由で検討をやめたという投稿もあります。標準仕様の説明は分かりやすかったが、アフターの説明には距離を感じたという中立の投稿も1件ありました。
担当者との相性は投稿からは判断できません。初回の相談で、打ち合わせに出てくるのは誰か、決めたことをどう記録に残すのか、返事はいつもらえるのかを確認しておきましょう。
価格・費用に関する投稿
15件のうち、良いが1件、気になるが6件、中立が8件でした。中立が多いのは、評価ではなく建てた坪数と金額だけを書いた投稿が含まれるためです。
金額を書いた投稿では、2013年に土地約1千万円と建物約2千万円で40坪を建てたという記録が残っています。2021年に39.8坪の建物が税込2,900万円だったという記録もあります。年も坪数も仕様も違うので、目安としては使えません。
気になる内容では、見学のあとに見積もりを頼んだのに概算も示されなかったという2022年の投稿、見学会で坪60万円以上と案内されたという2017年の投稿がありました。いっぽう2025年には、標準仕様の中身と総額の抑えやすさ、予算に合わせた代わりの提案を評価する投稿もあります。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
設計・間取りに関する投稿
8件のうち、良いが3件、気になるが5件でした。同じ「提案」について、評価が正反対に分かれています。
良い内容では、生活動線の提案と担当者の専門性を挙げて、入居したあとも選んでよかったとする2026年の投稿がありました。自由設計で何度も間取りを出してもらい、ホテルのような雰囲気にしたかったという希望を形にできたという2025年の投稿もあります。
気になる内容では、2週間で出ると言われた間取りの提案が3か月届かず、他社に決めたという2017年の投稿があります。着工したあとに変更が重なり、土地の条件や新潟の気候への配慮に納得できなかったという投稿も残っていました。
提案の速さも中身も、担当者と時期によって結果が違います。相談を始めるときに、初回のプランがいつ出るのかを決めておきましょう。
アフターサービスに関する投稿
4件のうち、良いが1件、気になるが3件でした。4件では会社全体を判断できません。
良い内容は、展示場をいくつか比べたうえで担当者を評価し、入居後の対応も早かったという2018年の投稿です。気になる内容は連絡の速さが中心でした。営業もアフターも返信が遅く催促と記録が必要だった、建具やクロスの仕上げと点検後の連絡が遅れた、という記録が2015年から2022年にかけて残っています。
引き渡しのあとの連絡先と、修理を頼んだときの返答の目安は、契約の前に聞いておきましょう。
住宅性能・施工・デザインに関する投稿
この3つの話題を合わせても7件です。住宅性能・住み心地が3件、デザイン・商品と施工・仕上がりが2件ずつでした。
住宅性能では、設備や追加費用の分かりやすさと性能、入居後の対応まで含めて評価する2024年の投稿がありました。いっぽうで、初回の打ち合わせで耐震装置の説明は丁寧だったものの、質問への回答が足りなかったという投稿もあります。
施工では、モデルハウスで壁紙の浮きを見つけて仕上げが不安になったという投稿と、手直しは多かったがデザインと担当者の人柄は評価できたという投稿がありました。デザインでは、仕様変更の自由度と追加費用に納得しているという記録が残っています。
住宅性能・住み心地に入る3件も、内訳は入居後の評価が1件、打ち合わせ段階の話が2件です。冬の寒さや結露をどう感じたかを書いた投稿は、今回の49件では見つかりませんでした。体感については、この記事の投稿からは判断できないと考えてください。
投稿を書いた人の立場と、集まっている媒体
49件を書いた人の立場は、契約を検討中か打ち合わせの途中の人が22件、施主と入居者が16件、見学に行った人が11件でした。検討段階の書き込みが多いぶん、内容は打ち合わせや見学の話に寄ります。住んでからの評価は少ないという前提で読んでください。
媒体は掲示板・Q&Aサイトが41件、口コミサイトが6件、SNSと個人ブログが1件ずつで、動画コメントは0件でした。公式チャンネルと検索で確認できた動画は入居前の住まいを紹介するものが中心で、住んでからの体験を扱う動画がなかったため、動画コメントの収集そのものを行っていません。
49件のうち、内容がはっきりしていて代表例に使えるものが16件、件数として数えたものが33件です。数えたのは、公開されている本文を読めたものだけです。ただし口コミサイトの6件は投稿ごとのURLが振られていないため、実在するページのURLごとに1件として数えています。削除されたものや伝聞、公式の発信、まとめ記事は含めていません。
ディテールホームで契約する相手はどの会社か
ディテールホームはブランド名で、運営法人は坂井建設株式会社です。公式サイトにも運営法人として記載されています。
2026年8月29日に国税庁の法人番号公表サイトで確認したところ、坂井建設株式会社の法人番号は1110001024399、登記上の本店所在地は新潟県長岡市上塩1400番地3です。登記記録は閉鎖されていません。公式の会社概要にある本社所在地も同じ住所で、代表者は代表取締役社長の坂井義栄氏です。公式資料では創業を1948年4月、設立を1964年8月、住宅事業部「ディテールホーム」の開設を2006年としています。
建設業許可の番号、宅地建物取引業免許の番号と有効期限、一級建築士事務所登録の番号と有効期限は、今回採用できる資料から逐語確認できませんでした。資料を取得できなかった項目や、確認時に記載を見つけられなかった項目があるという意味であり、許可・免許・登録がないと断定するものではありません。契約前に最新の番号と有効期限を提示してもらい、書面で確かめてください。
公式の会社概要に記載された施工エリアは、新潟県全域(離島以外)です。
公開ページでは運営法人が一貫して坂井建設株式会社とされていますが、商品やエリアによって契約主体が変わる例外条件は、今回確認した公開資料では確認できませんでした。見積書と請負契約書を受け取ったら、商号と法人番号に加え、提示された許可・免許・登録番号が契約時点で有効かを確認してください。
ディテールホームの坪単価と価格の見方
この会社を検討するとき、いちばん材料が足りないのが価格です。注文住宅の坪単価、本体価格、総額、価格帯のいずれも、公開資料では確認できませんでした。
公式サイトには、購入予算が明確なラインナップを用意しているという説明がありますが、金額そのものは載っていません。建売住宅のページには個別の物件価格が出ていますが、土地と建物、その物件ごとの条件を含んだ販売価格です。ここから注文住宅の坪単価を逆算することはできません。
坪単価という数字は、延床面積の数え方や、どこまでの工事を含めるかで簡単に変わります。会社どうしを並べる基準としては不安定なので、出していないこと自体を責めるつもりはありません。ただ、選ぶ側には比べる数字が要ります。
そこで使えるのが総額の見積書です。希望する延床面積と敷地の条件を伝えて、本体の工事のほかに付帯工事や屋外の給排水、地盤の改良、外構、諸費用まで入った書面を出してもらってください。一式とまとめられた項目は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。
あわせて見たいのが、標準仕様に何が含まれているかです。価格に含まれる工事、含まれない工事、仕様を変えたときの単価は確認できませんでした。標準仕様表と見積書の内訳を並べて、どこまでが標準でどこからが追加になるのかを確かめてください。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
cattleya SEとlotus SEで、公表されている性能が変わる
公式サイトで公開されている商品は2つで、どちらもSE構法を使っています。違いは断熱の作りと、公表されている数値です。
| 項目 | cattleya SE | lotus SE |
|---|---|---|
| 構法 | SE構法 | SE構法・付加断熱工法 |
| 耐震の表示 | 耐震等級3(許容応力度計算)同等以上 | 耐震等級3(許容応力度計算)同等以上 |
| 断熱の表示 | UA値0.45/HEAT20 G1グレード | UA値0.3/HEAT20 G2グレード |
| 気密の表示 | C値0.5 | C値0.5 |
| 壁の断熱 | アクリアウールα | アクリアウールα105mmとネオマフォーム60mmで165mm厚 |
| 防火 | 省令準耐火構造 | 省令準耐火構造 |

断熱を重視するならlotus SEという選び方になります。見積もりを取るときは、どちらの商品を前提にした金額なのかを最初に確かめてください。商品名のない見積書では、この差が比べられません。
耐震と構造で公式に確認できたこと
構造については、公表されている内容が具体的です。SE構法を採用した棟では、大規模な建築と同じ許容応力度等計算を全棟で行うと公式サイトに書かれています。いわゆるルート2と呼ばれる計算です。基礎は2商品ともベタ基礎で立ち上がりの幅は180mmが標準、どちらも省令準耐火構造です。
気をつけたいのは耐震等級の書き方です。公式の表示は「耐震等級3(許容応力度計算)同等以上」であり、住宅性能表示制度の評価書を全棟で取得しているという意味ではありません。評価書を取っているかどうかは確認できませんでした。同等以上という表示と、正式な等級の認定は分けて考えてください。特注の契約や今後の商品で、SE構法とルート2の計算に例外があるのかは確認できていません。
構造の説明を受けたら、自分のプランの構造計算書を見せてもらえるか、耐震等級の認定が必要な場合に申請できるかを聞いてみてください。
断熱と気密で確認できたこと
断熱と気密は、公式サイトが数値を出している数少ない項目です。壁の中には高性能断熱材のアクリアウールαを使い、窓はアルミと樹脂を組み合わせたハイブリッド窓のTWを全棟で標準採用しています。気密はC値0.5以下を基準とし、構造体と開口部の工事が終わった段階で全棟を測定して、その数値を顧客に報告すると書かれています。
ただし、公表された数値をそのまま自分の家の性能として受け取ることはできません。UA値は地域や仕様、間取りによって異なる場合があり、保証する数値ではないと公式サイトが明記しています。C値も、基準と全棟測定は確認できましたが、契約上の保証値になるのか、基準に届かなかったときにどう扱うのかは確認できませんでした。断熱等性能等級の明示も確認できていません。HEAT20の水準と法律の断熱等性能等級は、別のものです。
省エネでは、登録ZEHビルダーとして2030年度までに普及率100%を目標に掲げ、2025年度の実績合計は99%と公表されています。新潟県の雪国型ZEHビルダー・プランナーにも登録されています。ただし、全棟がZEHになるという記載や、個別の住宅の認証を保証する記載は確認できませんでした。自分の家がどの区分にあたるかは、プランごとの確認が必要です。
対象プランの外皮計算書と気密測定の報告書をいつ受け取れるのか、基準に届かなかったときはどうなるのかを、打ち合わせの場で聞いておきましょう。
保証と点検で確認できたこと
建物を30年まで保証する「プレミアムアフター30」という制度があります。ただし無条件ではありません。耐久診断と耐久工事を行うことが延長の条件で、工事の対象は主に外壁や屋根、防水部分だと公式サイトに書かれています。対象はディテールホームで契約した全ての人です。
| 保証の種類 | 公式サイトで確認できた年数 |
|---|---|
| 構造体・防水 | 完成後10年、最長30年 |
| しろあり | 完成後10年(最高1,000万円)。別途申込みにより5年ごとに更新し、500万円を上限とする保証を20年間延長でき、通算最長30年 |
| 住宅設備 | 完成後5年、最長10年 |
| 地盤 | 完成後20年 |
施工中の検査は、基礎配筋、躯体、防水の3回を行うとしています。点検の時期は、2023年公開のアフターメンテナンスの記事に、半年、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年と並びます。15年から30年の訪問点検は無料で、修理や補修は有料になると案内されています。
しろあり保証は当初10年で、竣工後10年以内の蟻害は最高1,000万円、別途申込みにより5年ごとに更新し、500万円を上限とする保証を20年間延長できるため、通算最長30年です。いっぽうで、構造体・防水の延長保証の正確な工事範囲と費用、免責の内容は、公開資料だけでは特定できませんでした。点検の時期も、2023年の記事と、現在の家づくりの流れや保証のページとで載っている範囲が違います。全ての契約に共通する最新のスケジュールは確定できませんでした。
最長の年数だけで判断せず、延長の約款と有償工事の条件まで見てください。契約のときに渡されるアフターサービスの表で、点検の時期と費用、依頼の窓口もあわせて確認できます。
ディテールホームを検討する理由になりそうな点
この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。
まず、断熱と気密の数値が商品ごとに公表され、気密は全棟で測定して数値を報告するとしています。次に、SE構法を採用した棟では許容応力度等計算を全棟で行うと説明し、基礎の幅や省令準耐火構造といった仕様も公開されています。
3つめは保証です。建物の30年保証に加えて、地盤は完成後20年、住宅設備は完成後5年で最長10年と年数が出ています。4つめは県内での実績で、施工エリアは新潟県全域、2025年の引渡棟数は253棟と公表されています。
契約前に知っておきたい点
気になる点もあります。ひとつめは価格です。坪単価も本体価格も公表されておらず、標準仕様に含まれる工事の範囲や変更したときの単価も確認できませんでした。総額の見積書が出るまで、他社と並べる材料がありません。
ふたつめは打ち合わせと連絡です。営業・打ち合わせの15件のうち10件、アフターサービスの4件のうち3件が気になる内容で、見学のときの担当者の不在、提案が届くまでの期間、返信の速さが挙がっていました。ただし特定の年と担当者についての記録で、今の体制は投稿からは分かりません。
みっつめは表示と保証の違いです。耐震等級は「同等以上」という表示で、UA値は保証する数値ではないと公式が書いています。数値が出ていても、契約上どこまで約束されるのかは書面で確認するしかありません。よっつめは、確認できた投稿が49件にとどまり、話題によっては2件しかないことです。
ディテールホームが向いている人
向いているのは、新潟県内で建てる予定があり、断熱と気密の数値を見ながら会社を選びたい人です。気密測定の結果を受け取れることや、構造計算の方法が公開されていることを重視する人にも合います。
いっぽうで、最初に総額の目安を知ってから会社を絞りたい人は、進め方に注意が必要です。金額が出てくるのは見積もりの段階なので、初回の相談で概算を出してもらえるかを確かめてから進めてください。
契約前に確認しておきたいこと
契約前に書面でそろえたいのは、次の5つです。

- 希望する延床面積と敷地の条件を伝えた総額の見積書。一式となっている部分の内訳
- 標準仕様表と見積書の突き合わせ。価格に含まれない工事と、仕様を変えたときの単価
- 対象プランの外皮計算書のUA値と、気密測定の報告書を受け取る時期。基準に届かなかったときの扱い
- 保証書と約款。30年まで延ばすための耐久診断と耐久工事の時期、費用、免責の範囲
- 見積書と請負契約書に書かれた商号、法人番号、許可番号が坂井建設株式会社のものかどうか
ディテールホームのよくある質問
ディテールホームの評判は良いですか?
A. 投稿には良い内容と気になる内容の両方がありました。公開投稿49件の傾向は、良い11件、気になる26件、中立12件です。設計・間取りは8件のうち3件が良い内容で、営業・打ち合わせは15件のうち10件が気になる内容でした。49件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為抽出でも全件調査でもありません。件数が2件しかない話題もあるため、割合や多数派は示していません。
ディテールホームの坪単価はいくらですか?
A. 確認した公開資料では確認できませんでした。公式サイトには購入予算が明確なラインナップという説明はありますが、坪単価も本体価格も金額は出ていません。投稿には、2021年に39.8坪の建物が税込2,900万円だった、2013年に土地約1千万円と建物約2千万円で40坪を建てたという記録がありますが、年も条件も違う個別の例です。他社と比べるときは、付帯の工事と諸費用まで入った総額の見積書でそろえてください。
断熱性能と耐震性能はどのくらいですか?
A. 商品によって公表値が変わります。cattleya SEはUA値0.45でHEAT20のG1グレード、lotus SEはUA値0.3でG2グレードと公式サイトに書かれています。気密はどちらもC値0.5を基準として全棟で測定し、数値を報告するとしています。耐震はSE構法で許容応力度等計算を行い、耐震等級3(許容応力度計算)同等以上という表示です。ただしUA値は地域や仕様、間取りで変わり、保証する数値ではないと公式に明記されています。
保証と点検はどうなっていますか?
A. 耐久診断と耐久工事を行うことを条件に、構造体と防水を30年まで保証する制度が公開されています。構造体と防水は完成後10年で最長30年です。しろあり保証は当初10年で、別途申込みにより5年ごとに更新し、500万円を上限とする保証を20年間延長できるため、通算最長30年です。住宅設備は完成後5年で最長10年、地盤は完成後20年です。点検の時期は2023年の公式記事に半年から30年まで並び、15年から30年の訪問点検は無料と案内されています。構造体・防水の延長に必要な工事の費用と免責は確認できませんでした。
新潟県以外でも建てられますか?
A. 公式の会社概要には、施工エリアは新潟県全域で離島は除くと書かれています。県外で建てられるかどうかについての記載は、確認した公開資料では確認できませんでした。運営する坂井建設株式会社の本社は長岡市にあり、建設業の許可も宅地建物取引業の免許も新潟県知事によるものです。建築を予定している住所を伝えて、施工できる範囲かどうかを最初に確認してください。
まとめ
確かめられたのは、次の5点です。
- 公開投稿49件の傾向は、良い11件、気になる26件、中立12件。話題別では営業・打ち合わせと価格・費用が15件ずつで最多
- ブランドを運営するのは坂井建設株式会社。法人番号は1110001024399で、登記上の本店所在地は新潟県長岡市上塩1400番地3
- 公開されている2商品はどちらもSE構法。断熱はUA値0.45と0.3、気密はC値0.5以下を基準に全棟で測定して報告するとしている
- 耐久診断と耐久工事を条件に建物を30年まで保証する制度があり、地盤は完成後20年、住宅設備は完成後5年で最長10年
- 公式の会社概要に記載された施工エリアは、新潟県全域で離島は除く
いっぽうで、今回確認した公開資料では確かめられなかった項目も残りました。注文住宅の坪単価と本体価格、価格に含まれる工事と変更したときの単価。個別の住宅で保証されるUA値とC値、断熱等性能等級の表示。耐震等級3の評価書を全棟で取得しているかどうか。延長保証の工事範囲と費用と免責、全ての契約に共通する現在の点検スケジュール。商品やエリアによって契約主体が変わる条件も確認できませんでした。建設業許可、宅地建物取引業免許、一級建築士事務所登録についても、番号や有効期限を今回採用できる資料から逐語確認できていません。
今回確認した公開資料だけでは確かめられなかった部分は、契約前に書面で確認しましょう。総額の見積書、標準仕様表、外皮計算書と気密測定の報告書、保証書と約款をそろえると、条件を合わせて他社と比較しやすくなります。許可・免許・登録については、最新の番号と有効期限が分かる資料も提示してもらってください。


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