フォレストコーポレーションの評判・口コミ79件|工房信州の冬は暖かい?寒い?

フォレストコーポレーションの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

フォレストコーポレーションは、長野県伊那市に本社を置き、注文住宅ブランド「工房信州」で県内に家を建てている会社です。柱や梁といった主要な構造部には、長野県産の木材を100%使うと公式に説明しています。公開されている投稿には、薪ストーブ一台で家中が暖まったという記録があります。いっぽうで、薪の火が弱まると急に冷えると感じた記録や、展示場で寒さを体感したという記録も残っています。

幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートを土台にしているサイトです。それとは別に、公開されている口コミや体験談を編集部が1件ずつ読んで分類する独自の口コミ調査も行っています。価格や性能、保証、法人の登記や許認可は、公式サイトと公的な資料で裏を取りました。

長野県内で建てる予定があり、県産材や自然素材の家に魅力を感じる方にとって、フォレストコーポレーションは検討する価値のある会社です。全棟で耐震等級3と断熱等性能等級5、構造と雨水の初期保証は20年と公式に示されています。ただし坪単価も本体価格も、UA値やC値も公表されていません。宅地建物取引業の免許は現行のものですが、建設業は2022年に旧許可が取り消された記録が長野県の公表資料にあり、現在の許可番号は確認できていません。

この記事でわかること

  • 投稿79件を話題ごとに分けると、どこに集まっていたのか
  • 冬の暖かさと寒さで記録が分かれた理由と、公式に確認できる断熱の中身
  • 長野県産材100%という説明が、建物のどこを指しているのか
  • 坪単価が出ていないとき、何をそろえれば他社と比べられるのか
  • 初期20年から最長35年へ延びる保証の条件と、確認できなかった費用
  • 建設業と宅地建物取引業の許可について確認できたこと
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月22日

フォレストコーポレーションの評判・口コミを公開投稿79件から確認

2026年8月に調べた範囲で、この会社についての投稿だと確認できたのは79件でした。話題ごとに分けると、いちばん多いのは住宅性能・住み心地の36件です。冬の暖かさや寒さ、薪ストーブの使い勝手を書いた投稿が集まりました。次が価格・費用の11件、デザイン・商品の10件です。

79件は人数ではなく投稿URLの件数です。傾向で分けると、良いが25件、気になるが34件、中立が20件でした。気になる側のほうが多いものの、無作為に抽出したものでも全件集めたものでもないので、この数から世の中の割合や多数派は読み取れません。この調査は施主本人へのアンケートではありません。媒体名と投稿者名は出さず、口コミサイト、掲示板やQ&Aサイト、SNS、個人ブログという総称で書いています。

公開投稿79件の内訳。媒体別は口コミサイト5件、掲示板Q&A47件、SNS3件、個人ブログ24件、動画コメント0件。傾向別は良い25件、気になる34件、中立20件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
話題 件数 良い 気になる 中立
住宅性能・住み心地 36 8 17 11
設計・間取り 7 4 3 0
デザイン・商品 10 8 0 2
営業・打ち合わせ 8 2 6 0
施工・仕上がり 5 2 3 0
価格・費用 11 1 5 5
アフターサービス 2 0 0 2
その他 0 0 0 0
合計 79 25 34 20
公開投稿79件の話題別件数。住宅性能・住み心地36件、設計・間取り7件、デザイン・商品10件、営業・打ち合わせ8件、施工・仕上がり5件、価格・費用11件、アフターサービス2件、その他0件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。

住み心地の36件は、暖かさと寒さで記録が分かれている

住宅性能・住み心地の36件は、良いが8件、気になるが17件、中立が11件でした。話の中心は、冬の室温と暖房です。

良い側には、薪ストーブ一台で家中が暖まり、ほかの暖房は使っていないという投稿がありました。薪の確保や灰の処理に手間はかかるが暖かさに満足しているという記録や、朝でも室温が10度を下回らないと書いた投稿もあります。

気になる側で目立つのは、薪の火が弱まったときの冷え込みです。モデルハウスと完成した家を見て、急に冷えると感じて候補から外したという投稿がありました。展示場で寒さを体感して断熱性能を心配した投稿や、薪と一緒に虫が入る頻度を尋ねた投稿もあります。

中立の記録では、夏は冷房を使わず冬は薪ストーブで暖まるが薪集めと虫が負担だという投稿や、共働きで薪を使わない場合の冷暖房費を尋ねた質問がありました。

体感は薪ストーブを使うかどうかで変わります。確認した公式の公開資料には、薪ストーブを標準仕様とする記載は見当たりませんでした。展示場で寒さを感じたときは、その建物の暖房をどう使っていたのかを、その場で聞いておきましょう。

デザインと素材の10件には、気になる評価が入っていない

デザイン・商品の10件は、良いが8件、中立が2件で、気になる評価はありませんでした。ただし10件は少ない数なので、ここだけで評価が固まっているとは考えないほうがよいです。中立の2件は、費用や住み心地についての質問と、他社との比較でした。

良い側には、無垢の床が縮んだり傷が付いたりすると承知のうえで、素材の質感を決め手にしたという投稿がありました。外壁や大屋根を好みで選び、調和を取りながら費用も抑えられたという記録や、展示場と完成した家4棟を見て素材感を比べた記録もあります。

営業と打ち合わせは、8件のうち6件が気になる評価

営業・打ち合わせの8件は、良いが2件、気になるが6件でした。件数は少なく、どれも特定の担当者とのやり取りを書いたものです。

気になる側には、複数の展示場で接客を受けたあと、設計士の発言をきっかけに候補から外したという投稿がありました。見学のあとすぐ金融機関の事前審査へ同行すると提案され、候補から外れたという記録もあります。資金の相談と担当者の対応に不安を覚え、断るときの応対にも納得できなかったという投稿もあります。

良い側の2件は、どちらも見学に行ったときの記録でした。無垢の床と薪暖房を体感しながら、大工の工期や予算まで確認できたという投稿があります。伊那の本社と製材所をまわる見学ツアーで、説明と現場の環境を評価した記録もありました。

資金の話をいつ始めるかは、こちらから決められます。初回の面談で事前審査の時期と概算を出す時期を先に伝えておくと、話の順番がずれにくくなります。

施工とアフターサービスの記録は数が少ない

施工・仕上がりは5件、アフターサービスは2件で、判断の材料としては足りません。良い側には、築10年でも造作が堅牢で、薪暖房と夏の通気の効果に満足しているという投稿がありました。冬の室温差と小さなトラブルへの対応を確かめ、もう一度選んでも同じ会社にすると書いた記録もあります。

気になる側には、水回りの不具合と建具の施工違いがあり、対応も遅かったという投稿がありました。入居後に凍結と漏水が起きて補修が遅れたという記録や、現場見学会で無垢床の傷の補修方法を尋ねた投稿もあります。

アフターサービスの2件は、煙突の掃除を業者へ頼むときに紹介してもらえるのか、入居後の不具合対応や定期メンテナンスはどうなっているのか、という質問でした。実際に受けた対応を書いた投稿は確認できませんでした。

投稿の出どころと、書いた方の立場

79件の出どころは、掲示板やQ&Aサイトが47件でいちばん多く、個人ブログが24件、口コミサイトが5件、SNSが3件でした。動画コメントは0件です。公式サイトの施主宅紹介動画は2本ありましたが、コメント本文と恒久的なURLを取得できませんでした。

書いた方の立場は、契約を検討中か打ち合わせ中が35件、実際に建てて住んでいる方が22件、見学しただけの方が22件でした。住み心地の投稿にも、見学時の体感や検討中の心配ごとが混ざっています。

時期にも幅があり、取り上げたものだけでも2007年から2026年まで並んでいます。ブランド名もこの間に「工房信州の家」から「工房信州」へ変わりました。古い投稿が、いまの仕様や体制にそのまま当てはまるとは限りません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

冬の寒さについて、公式に確認できる断熱の内容

断熱は、等級と使っている材料が公式サイトに出ています。ただし性能を表す数値は公表されていません。

公式サイトによると、断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6を取得し、どちらもZEH基準に相当すると表示されています。断熱材は屋根、基礎、床下にミラフォームラムダ、壁にポリスチレンフォームです。窓はLIXILのハイブリッド窓TWと複層ガラスが標準で、省エネルギー基準の地域区分が3の地域ではトリプルガラス仕様になります。

壁の中の通気は、エアフロー工法という名前で説明されています。壁体内に2層の通気層を設け、屋根の上部と床下の換気口を季節に合わせて開け閉めする仕組みです。長期優良住宅に標準で適合する設計施工を行うとも書かれています。

公式に確認できた特徴の図。設計方式=自由設計。1邸ごとに専属プロジェクトチームを編成すると説明/構造=木造軸組構造に耐力面材を組み合わせる構造/基礎=全面をコンクリートで覆うスラブ基礎工法を採用/耐震性能=全棟で耐震等級3。公式説明では建築基準法所定強度の1.5倍/構造計算体制=構造計算は外注せず、自社の専門スタッフが実施/断熱=断熱等性能等級5および一次エネルギー消費量等級6を取得し、いずれもZEH基準相当と表示/断熱材=屋根・基礎・床下にミラフォームラムダ、壁にポリスチレンフォームを使用。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

確認できなかった項目もあります。UA値もC値も公開資料には見当たらず、全棟で気密測定を行うのかも分かりませんでした。断熱等性能等級6と7は制度の説明が公式ページにありますが、この会社の商品として対応できるのかは確認できていません。ZEHビルダーの登録番号も同じです。

等級5は基準を満たしているという意味で、数値そのものではありません。建築地の地域区分と検討中のプランのUA値は、計算書を出してもらえば分かります。

耐震と基礎について公式に書かれていること

耐震は全棟で等級3です。公式サイトには、建築基準法が定める強度の1.5倍にあたると説明されています。

構造は木造軸組に耐力面材を組み合わせる形で、基礎は建物の下を全面コンクリートで覆うスラブ基礎工法です。構造計算は外注せず、自社の専門スタッフが行うと書かれています。設計性能評価も全棟で実施するとされているので、設計の段階で第三者の評価を受ける枠組みはあります。

いっぽうで、許容応力度計算のような具体的な計算方法は確認できませんでした。計算書を施主に渡してもらえるのかも分かりません。耐震等級3で契約する場合は、評価の方法と計算書や評価書を受け取れるかどうかを聞いておきましょう。

長野県産材100%という説明が指している範囲

100%という数字が付いているのは、建物全体ではなく主要な構造部です。

公式サイトによると、柱、梁、桁、土台などの主要な構造部には長野県産材を100%使い、建物全体で見た県産材の使用率は85%です。内装には無垢材のほか、珪藻土、漆喰、和紙、天然由来の塗料を使うと説明されています。設計は自由設計で、1邸ごとに専属のプロジェクトチームを組む体制も公式に書かれています。

口コミでも、素材が決め手になったという記録が複数ありました。いっぽうで無垢の床は傷が付きやすく、乾燥や湿気で反りや隙間が出ることもあります。引き渡し後にどこまで補修してもらえるのかを、契約前に保証書の記載で確かめておきましょう。

坪単価が公表されていないとき、何で比べるか

金額について、公開されている情報はほとんどありません。公式の公開資料には、坪単価も建物本体の価格も、価格帯の目安も出ていませんでした。一般的な住宅価格を解説する公式コラムに数値はありますが、この会社の商品の価格ではありません。

口コミには金額の記録があります。価格・費用の11件は、良いが1件、気になるが5件、中立が5件でした。2016年の個人ブログには、32坪の提案が約2,700万円で割高だと判断した記録と、3回目の打ち合わせで総額が約3,400万円になり予算を超えそうだと書いた記録があります。展示場をまわって土間や意匠を評価しながら、価格を理由に断念したという投稿もありました。

これらは特定の方の、当時のプランの金額です。10年前の記録なので、いまの目安には使えません。大手より高かったと書いたうえで、住み心地には納得したという投稿もあり、受け止め方は一つではありません。

坪単価は、何を延床面積に含めるか、どこまでの工事を本体価格に入れるかで変わります。数え方が会社ごとに違うので、公表されていても比較の決め手にはなりにくい数字です。とはいえ、何も数字がないままでは判断できません。

代わりになるのは、総額でそろえた見積書です。本体工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、土地代まで含めてもらいます。ここまでそろえば、坪単価がなくても他社と同じ条件で比べられます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証は初期20年、条件を満たせば最長35年

構造と雨水の初期保証は20年です。そこから15年延ばせますが、無条件ではありません。

項目 公式サイトで確認できた内容 確認できなかったこと
初期保証 構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防ぐ部分について20年 免責と除外事項の全容
保証の延長 20年目の建物検査で必要と認められた工事を同社が実施すると15年延長。仕様により15年目の検査の場合がある 検査費と延長工事の費用
定期訪問 引き渡し後1か月、2か月、6か月 無償と有償の区分
定期点検 1年、2年、5年、10年 10年より後の点検の扱い
地盤保証 引き渡しから20年間、不同沈下による損害を最高5,000万円まで 免責の条件と対象の範囲
相談窓口 アフターメンテナンス室と専門部隊を設置 受付時間と対応の範囲

最長35年という数字だけを見ると、35年間なにもせずに保証が続くように読めます。実際には、20年目の建物検査で必要だと認められた工事を、この会社に依頼して実施することが延長の条件です。

その工事にいくらかかるのか、検査が有償なのか、どこまでが対象外になるのかは、確認した公開資料では分かりませんでした。契約の前に保証書と延長の基準を見せてもらい、20年目にどのくらいの費用がかかりうるのかまで聞いておきましょう。

契約する会社と、許認可について確認できたこと

注文住宅ブランド「工房信州」を手がけるのは株式会社フォレストコーポレーションで、法人番号は9100001020813です。国税庁の法人番号公表サイトに最新情報として掲載され、2026年8月18日の時点で登記記録の閉鎖などの表示はありませんでした。登記上の本店は伊那市小沢7352番地1、公式サイトの本社は伊那市ますみケ丘7352-1で、地番は同じです。

種類 番号 確認できた状態
宅地建物取引業 長野県知事(1)第5812号 現行のものとして確認
賃貸住宅管理業 国土交通大臣(02)第005582号 有効期間は2022年5月31日から2027年5月30日
建設業(旧許可) 長野県知事(特-29)第2990号 2022年10月31日に建設業法第29条第1項により許可取消し
建設業(現行) 番号を特定できず 公的な一次資料では確認できなかった

建設業の許可については、長野県が公表している建設業者監督処分簿に記録があります。長野県知事(特-29)第2990号が2022年10月31日に建設業法第29条第1項によって取り消され、処分の原因として公表されている区分は欠格要件への該当です。取消しに至った事情や、その後に許可を取り直しているかは分かりませんでした。第三者のサイトには別の許可番号もありますが、公的な原簿で確かめられないため採用していません。

いっぽうで、いま確認できることもあります。宅地建物取引業の免許は現行のもので、長野県が公表する信州の屋根ソーラー認定事業者の一覧にも認定番号06-012として載っています。公式サイトの物件情報には2026年7月に登録された内容も出ています。

公式に掲載されている建築条件付き土地では、売買契約から3か月以内に売主である同社と建築工事請負契約が成立することが条件です。成立しなければ土地の売買契約は無効になり、手付金などは返還すると書かれています。ただし、すべての商品と地域で契約の相手が同じ法人になるのかを示す資料は確認できませんでした。

同じ商号や似た商号の法人は、大阪、愛知、宮城、埼玉、群馬など全国にあります。埼玉県川越市の同名法人は2026年3月9日に登記が閉鎖されましたが、伊那市の対象法人とは法人番号も所在地も別です。会社名だけで検索すると別の法人の情報が混ざります。

建築請負契約の前に、現行の建設業許可証を見せてもらい、許可番号、業種、有効期間を確認しておきましょう。契約書と重要事項説明書の会社名と法人番号も、その場で確かめられます。

会社のなりたちと、建てられるエリア

創業は1960年5月で、当時の社名は南信ブロック工業株式会社でした。公式の沿革では、その後の南建株式会社を経て2005年に現在の商号へ変わっています。資本金は3,600万円、代表者は代表取締役社長の小澤仁で、事業は建築と土木工事の請負、不動産の取引、設計監理などです。

施工エリアは長野県内で、公式サイトには一部の地域を除くと書かれています。どの市町村が対象外かは確認できなかったので、建築予定地の住所を伝えて対応の可否を聞く必要があります。

外部の評価では、日本サービス大賞で「家づくりを物語に『工房信州の家』」が地方創生大臣賞を受けています。グッドデザイン賞は2013年から2019年まで7年連続、計8部門の受賞歴が公式に載っています。屋根ソーラーの認定事業者ですが、注文住宅へ太陽光発電を標準で載せるのかは確認できませんでした。

フォレストコーポレーションのメリットと注意点

公式の情報と投稿から、選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

  • 主要な構造部に長野県産材を100%使い、建物全体でも85%という数字を公式に示していること
  • 全棟で耐震等級3と断熱等性能等級5を掲げ、設計性能評価も全棟で行うとしていること
  • 構造と雨水の初期保証が20年あり、地盤にも20年で最高5,000万円までの保証があること
  • 素材の質感を評価した投稿が多く、デザイン・商品の10件に気になる評価が入っていなかったこと

いっぽう、検討の前に知っておきたい点も4つあります。

  • 坪単価も本体価格も公表されておらず、総額の見積書が出るまで金額を比べられないこと
  • UA値とC値が確認できず、等級5より上の断熱に対応できるかどうかも分からないこと
  • 建設業の旧許可が2022年に取り消された記録があり、現行の許可番号を確認できなかったこと
  • 住み心地の36件のうち17件が気になる評価で、冬の冷え込みについての記録が目立つこと

最後の点は、薪ストーブを使うかどうかで体感が変わる部分です。同じ話題の良い側にも、薪ストーブ一台で家中が暖まったという記録がありました。ただし、気になる側が17件あることを割合の話にして軽く見てよいわけではありません。暖房の計画と断熱の仕様は、間取りが固まる前に決めておきたいところです。

フォレストコーポレーションが向いている人

  • 長野県内で建てる予定があり、県産の木を使った家にしたい方
  • 無垢材や珪藻土、漆喰の質感を重視し、傷や反りも受け入れられる方
  • 薪ストーブのある暮らしを考え、薪の確保と灰の処理も引き受けられる方
  • 耐震等級3や断熱等性能等級5が標準の家を、仕様を一から決めずに建てたい方

反対に、UA値やC値で会社を比べたい方や、坪単価を知ってから相談に行きたい方には、公開されている情報だけでは足りません。最初の問い合わせで計算書と概算見積もりを求め、出してもらえるかどうかも判断の材料になります。

契約前に確認しておきたいこと

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 総額でそろえた見積書。本体工事から付帯工事、外構、諸費用、土地代まで含め、「一式」の部分は内訳を出してもらう
  • 検討中のプランのUA値の計算書。建築地の地域区分、窓のガラスの仕様、気密測定の有無と結果を書面でもらえるかどうか
  • 現行の建設業許可証。許可番号、業種、有効期間。宅地建物取引業の免許番号もあわせて見ておく
  • 保証書と延長の基準。20年目の検査で必要になる工事の範囲と費用、免責と除外の条件、売却時に引き継げるかどうか
  • 工事請負契約書と重要事項説明書の会社名と法人番号。土地の売主が別の法人になっていないか

耐震等級3で契約する場合は、住宅性能評価書を取得するのかも聞いておきましょう。設計性能評価は全棟で実施するとされていますが、建設の段階の評価まで受けるのかは分かりません。

フォレストコーポレーションのよくある質問

フォレストコーポレーションの坪単価はいくらですか?

A. 公表されていません。公式の公開資料には、坪単価も建物本体の価格も、価格帯の目安も出ていませんでした。一般的な住宅価格を解説する公式コラムに数値はありますが、この会社の商品の価格ではありません。口コミには2016年の記録として、32坪の提案が約2,700万円、3回目の打ち合わせで総額が約3,400万円という金額があります。いずれも特定の方の当時のプランなので、外構や諸費用まで含めた総額の見積書を出してもらってください。

工房信州の家は冬に寒いという口コミは本当ですか?

A. 記録は分かれています。住宅性能・住み心地の36件は、良いが8件、気になるが17件、中立が11件でした。薪ストーブ一台で家中が暖まるという投稿があり、朝でも室温が10度を下回らなかったという投稿もありました。その一方で、薪の火が弱まると急に冷えると感じた投稿や、展示場で寒さを体感したという投稿もあります。体感は薪ストーブを使うかどうかで変わりますし、無作為に抽出した調査でもないので、この件数から寒い家だと決めることはできません。

断熱や耐震の性能はどこまで公表されていますか?

A. 等級までは公表されていますが、数値は出ていません。公式サイトには断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6、全棟で耐震等級3という記載があり、断熱材や標準の窓、壁体内に2層の通気層を設けるエアフロー工法の説明もあります。ただしUA値もC値も見当たらず、気密測定を全棟で行うのかも分かりませんでした。等級6や7への対応も確認できていないので、検討中のプランの計算書を出してもらってください。

保証は最長35年と聞きましたが、無条件で受けられますか?

A. 条件があります。公式サイトによると、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防ぐ部分の初期保証は20年です。20年目の建物検査で必要と認められた工事をこの会社が実施することで15年延び、最長35年になります。仕様によっては15年目の検査になる場合もあります。工事の費用や検査費、免責と除外の範囲は確認できなかったので、契約の前に保証書と延長の基準を見せてもらってください。

建てられるエリアと、契約する会社はどこになりますか?

A. 施工エリアは長野県内で、公式サイトには一部の地域を除くと書かれています。対象外になる市町村の一覧は確認できませんでした。建築条件付き土地では売主である株式会社フォレストコーポレーションが契約の相手だと明記されていますが、すべての商品と地域で同じ法人になるのかは確認できていません。同じ商号の法人が全国に複数あるので、契約書と重要事項説明書の会社名と法人番号9100001020813を照らし合わせてください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • 対象の法人についての投稿だと確認できたのは79件。住宅性能・住み心地に36件が集まり、良いが25件、気になるが34件、中立が20件だった
  • 主要な構造部に長野県産材を100%使い、建物全体では85%と公式に示されている
  • 全棟で耐震等級3、断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6を取得し、設計性能評価も全棟で行うとされている
  • 構造と雨水の初期保証は20年。20年目の検査で必要と認められた工事をこの会社が実施すれば15年延び、最長35年になる。仕様により15年目の検査になる場合もある
  • 宅地建物取引業の免許は現行のものだが、建設業の旧許可は2022年10月31日に取り消された記録があった

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格は公表されておらず、UA値とC値、気密測定の有無、断熱等性能等級6や7への対応も分かりませんでした。構造計算の方法と、計算書をどこまで渡してもらえるのかも確認できていません。保証を延長するときの工事費と検査費、免責の条件、施工の対象外になる市町村も同じです。すべての商品で契約の相手が同じ法人になるのか、現行の建設業許可番号も確かめられませんでした。

公開されていない項目でも、打ち合わせの場で書面を求めることはできます。総額でそろえた見積書、UA値の計算書、保証書と延長の基準、現行の建設業許可証。この4点がそろってから、他社と並べて考えてみてください。


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