トータテハウジングの評判・口コミは?点検・メンテナンスで延長する構造・防水の最長60年保証

トータテハウジングの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

トータテハウジングは、広島市に本社を置き、1975年の創業から広島県と山口県の一部で注文住宅と分譲住宅を建ててきた会社です。公開されている投稿には、営業担当者の対応を評価する記録があります。その一方で、契約を急がれたと感じたという記録や、施工の会社と販売の会社で話が通りにくかったという記録も残っています。同じ会社で評価が分かれていると、どこまでが自分の場合に当てはまるのか判断しづらくなります。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、公開されている口コミや体験談を編集部が1件ずつ読む独自の口コミ調査を行っています。価格や性能、保証、法人の情報については、公式サイトと公的な資料に当たって確認しました。

広島県か山口県の一部で、耐震や断熱の仕様があらかじめ決まっている家を探しているなら、トータテハウジングは候補に入れてよい会社です。制震ダンパーとダブル断熱は注文住宅の標準仕様として公式に掲げられ、構造と防水の保証には初期20年、更新を重ねて最長60年という枠があります。ただし坪単価も本体価格も公表されておらず、UA値やC値の数値も確認した公開資料には見当たりません。金額と性能は、見積もりの段階で書面にしてもらう必要があります。

この記事でわかること

  • 公開されている投稿を話題ごとに分けると、どこに集まっていたのか
  • 営業と打ち合わせについて、良い記録と気になる記録の両方に何が書かれているか
  • 制震ダンパーとダブル断熱が、どこまでの範囲で標準なのか
  • 最長60年という保証の枠と、確認できなかった更新の条件
  • 坪単価が出ていないとき、何をそろえれば他社と比べられるのか
  • 契約の相手がグループのどの会社になるのかを、どこで確かめるか
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をもとに、価格・保証・法人情報を公開資料と照らして確認しています。監修日:2026年8月22日

トータテハウジングの評判・口コミを公開投稿から確認

2026年8月に調べた範囲で、この会社についての投稿だと確認できたのは16件でした。話題ごとに分けると、いちばん多かったのは営業・打ち合わせで8件です。住み心地や間取りより、契約までのやり取りを書いた投稿が集まりました。

16件は人数ではなく投稿の件数です。同じ投稿が別々のURLで見つかったものは、1件にまとめました。同じ方が別の場所へ書いている可能性は取り除けませんし、施主本人へのアンケートでもありません。無作為に抽出したものでも、公開されている投稿を全件集めたものでもないので、良いと気になるという分類の数から、世の中の割合や多数派を読み取ることはできません。媒体名と投稿者名は出さず、口コミサイト、掲示板やQ&Aサイト、個人ブログという総称で書いています。

公開投稿16件の内訳。媒体別は口コミサイト2件、掲示板Q&A12件、SNS0件、個人ブログ2件、動画コメント0件。傾向別は良い7件、気になる5件、中立4件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
話題 件数 良い 気になる 中立
住宅性能・住み心地 2 1 0 1
設計・間取り 3 3 0 0
デザイン・商品 0 0 0 0
営業・打ち合わせ 8 3 4 1
施工・仕上がり 1 0 1 0
価格・費用 2 0 0 2
アフターサービス 0 0 0 0
その他 0 0 0 0
合計 16 7 5 4
公開投稿16件の話題別件数。住宅性能・住み心地2件、設計・間取り3件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ8件、施工・仕上がり1件、価格・費用2件、アフターサービス0件、その他0件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。

営業と打ち合わせの投稿がいちばん多い

営業・打ち合わせの8件は、良いが3件、気になるが4件、中立が1件でした。評価は分かれています。

良い側には、親切に対応してもらい、完成した注文住宅にも夫婦で満足しているという投稿がありました。実家の建て替えで4社に見積もりを取り、そのなかでこの会社の営業を高く評価した投稿もあります。建設中に期待との差を感じたものの、担当者のフォローで解消したという記録も残っていました。

気になる側には、日程の調整、金額の入っていないプランを出されたこと、契約を急がれたと感じた進め方を書いた投稿がありました。施工を担当する会社と販売を担当する会社の連携が取れておらず、契約後の対応に納得できなかったという投稿もあります。

同じ営業の場面が良い側にも気になる側にも出てくるので、担当者や時期で受け止め方が変わる部分だと読めます。ただ、金額をいつ出してもらうかは、こちらから先に決められます。最初の面談で、打ち合わせの回数と、概算を出してもらう時期を聞いておきましょう。

住み心地について書かれた投稿は2件

住宅性能・住み心地は2件で、良いが1件、中立が1件でした。件数が少なく、住み心地の全体像をここから決めることはできません。

良い評価の1件は、断熱と気密の性能、営業の対応、他社と比べて抑えられた金額の3つに満足したという投稿です。同じ投稿には、冬に室温がどう保たれるか、太陽光発電を入れたあとの光熱費がどうなったかも、具体的に書かれていました。中立の1件は、注文住宅の制震の方式と、地震のあとに躯体へどんな影響が残るのかを尋ねた投稿でした。

間取りと設計の3件はいずれも良い評価

設計・間取りは3件で、いずれも良い評価でした。希望した間取りをほぼ実現でき、工期が延びたときの補償と引き渡しの対応にも納得したという投稿があります。仕様がある程度決まっているセミオーダーの商品でも、色や間取りを選べる幅があると評価した投稿もありました。

自由設計の施工例を見て、鉄筋コンクリート造も選べるのかを尋ねた投稿も、この話題に含めています。工期の補償や引き渡しの対応は、投稿を書いた方の個別の経験です。

施工と価格について書かれた投稿は合わせて3件

施工・仕上がりは1件だけでした。隣で進んでいた工事について、作業時間の長さ、工程の遅れ、道路の汚れ、連絡の取り方を書いた記録です。1件しかないので、この会社の施工全体を表すものとしては読めません。

価格・費用の2件は、どちらも中立の質問でした。広島市内の分譲地にある建売の価格と設備を検討していると書いた投稿と、希望する設備と予算を示して候補4社の選び方を相談した投稿です。実際にいくらで建てたのかを書いた投稿は、今回の範囲では確認できませんでした。

投稿が0件だった話題もある

デザイン・商品、アフターサービス、その他の3つは0件でした。これは問題がなかったという意味でも、評価が低いという意味でもありません。条件に合う投稿を確認できなかった、というだけです。

点検や修理の対応は、住み始めてから何年もたたないと分からない部分です。引き渡しから5年から10年ほどたった施主の家を見学させてもらえないか、営業担当者に相談するほうが早く確かめられます。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

確認できた投稿が16件にとどまった理由

年間500棟以上を建てている会社ですが、対象の法人だと確認できた投稿は16件でした。理由は会社の書かれ方にあります。

グループには「トータテ」を冠した会社が複数あり、投稿の多くは社名を「トータテ」とだけ書いています。その表記だけでは、注文住宅を請け負う会社の話なのか、グループの別会社の話なのかを決められません。所在地、公式サイトのドメイン、法人番号のいずれかで対象の法人だと確かめられた投稿だけを、実数のまま数えました。個別の投稿URLがあり、ログインなしで本文を読めるものに限っています。社員の書き込み、広告やPR、転載やまとめ、削除済みの投稿は数えていません。こうして外したものが36件あります。別々のURLで同じ投稿にたどり着いたものが5組あり、それぞれ1件に数え直しました。

媒体の内訳は、掲示板やQ&Aサイトが12件、口コミサイトが2件、個人ブログが2件でした。SNSと動画コメントは0件です。SNSは投稿単位のURLから本文を確認できず、動画はこの会社の施主や入居者の体験を扱うものを確認できませんでした。

16件のうち、内容の裏づけまで取れた採用が6件、集計にだけ使った参考が10件です。投稿の時期は2010年のものから2025年のものまで幅があり、古い投稿は当時の体制の記録として読む必要があります。

書き手の立場も分かれています。契約を検討中や打ち合わせ中の方が6件、実際に建てた施主や入居者が6件、見学しただけの方が3件、その他が1件でした。住んでからの実感を書いた投稿は半分に満たないという前提で読んでください。

契約の相手はグループのどの会社になるのか

性能や価格より先に確かめておきたいのが、契約書に出てくる会社名です。

注文住宅を請け負うのは株式会社トータテハウジングです。国税庁の法人番号公表サイトで確認した時点で、登記記録の閉鎖を示す記載はありませんでした。2025年9月1日には、グループ内の1社を吸収合併しています。

項目 公式サイト・公的資料で確認できた内容
商号 株式会社トータテハウジング
法人番号 5240001007536
本社・登記上の本店 広島県広島市中区千田町2丁目5番44号
設立 昭和50年4月26日
資本金 1億円
事業内容 注文住宅・分譲住宅の設計、監理、施工
建設業許可 国土交通大臣(特-5)第20228号
宅地建物取引業免許 広島県知事免許(12)第4978号
一級建築士事務所登録 広島県知事21(1)0276号
住宅性能保証制度 第10003013号
施工エリア 主に広島県、山口県の一部。島しょ部と県北も建築の相談が可能

建設業の許可は、広島県が公表している2026年7月31日現在の建設業者一覧にも載っています。国土交通大臣許可の第20228号、商号、所在地、電話番号が、公式の会社概要と一致していました。

いっぽう、広島市内の分譲地では、街区によって土地の売主がグループの別法人になる例が公式サイトに載っています。九州の注文住宅事業を担当するのも、グループの別会社です。商品やエリアごとに契約の相手をどう決めるのかというルールは、確認した公開資料では分かりませんでした。施工の会社と販売の会社の連携に不満が書かれていた投稿も、この構造と関わります。工事請負契約書と重要事項説明書の会社名と法人番号を、案件ごとに確かめてください。

公開資料の間で表記が食い違っている部分もあります。代表者が、公式の会社概要では執行役員社長の川西亮平、同じ建設業者一覧では川西祐二と記載されていました。どちらが新しいのかは確認できていません。商号や所在地、許可番号は複数の資料で一致しているので、同じ会社の情報だと判断できます。ただ、契約の場では最新の代表者の表示を見ておくと安心です。

トータテハウジングの坪単価と価格の確かめ方

価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。坪単価も、注文住宅の本体価格も、商品全体の価格帯も、確認した公開資料には出ていませんでした。

金額として確認できたのは、分譲地の個別物件に付いた参考プランだけです。セントラルシティこころのI10-21とI10-22の区画で、建物の参考価格は21,800,000円(税抜)と示されていました。これは特定の区画に付いた参考プランの金額であり、注文住宅の目安として使える数字ではありません。

坪単価が出ていないこと自体を、不誠実だと言うつもりはありません。坪単価は延床面積の数え方や、どこまでの工事を含めるかで動きます。会社ごとに計算のしかたが違うので、比べる指標としては当てにしにくい面もあります。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。

坪単価の代わりになるのは、総額でそろえた見積書です。本体工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。これらをすべて含めた総額で比べれば、坪単価がなくても他社と並べられます。見積書に「一式」とある部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかの説明は、会社側の役割です。

実際の契約金額を書いた投稿は確認できなかったので、口コミから相場を読み取ることはできません。参考プランには、長期優良住宅、耐震等級3、断熱等級6、樹脂サッシとトリプルガラスといった仕様が並んでいます。同じ仕様で注文住宅を建てるといくらになるかを聞けば、参考価格との差が見えます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

断熱と耐震で公式に確認できたこと

断熱、窓、換気、耐震、制震と、標準仕様として掲げられている項目は公式サイトに並んでいます。ただし、性能を表す数値はほとんど公表されていません。

公式サイトによると、注文住宅の断熱は充填断熱と外断熱を併用するダブル断熱が標準です。窓は高断熱窓、換気は熱交換型換気が標準装備と書かれています。耐震は等級3を基準とし、構造計算で安全性を確かめると説明されています。制震ダンパーも標準装備に含まれます。省令準耐火構造のほうは標準ではなく、選べる仕様として案内されています。

公式に確認できた特徴の図。公式掲載の構造=ツーバイフォー工法、木造軸組工法、SE構法等/耐震基準=公式FAQでは耐震等級3を基準と説明/構造計算=公式FAQは構造計算によって建物の安全性を説明/制震仕様=注文住宅に住宅用制震ダンパーを標準装備/断熱仕様=注文住宅は充填断熱と外断熱を併用するダブル断熱を標準採用/窓仕様の確認可能範囲=高断熱窓を標準採用。ただし複層ガラスとトリプルガラスの適用区分は同ページで判別できない/換気仕様=熱交換型換気を標準装備。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

ZEHの普及実績は、新築戸建住宅で2025年度が49%、2030年度の目標は90%とされています。補助制度を使う予定があるなら、住宅向けの登録番号と対象地域を個別に確認してください。公式サイトから確認できたのは非住宅向けのZEBプランナー登録で、住宅向けとは別の制度です。

数値のほうは確認できませんでした。現行の注文住宅に共通して当てはまるUA値も、C値の目標値も、確認した公開資料には見当たりません。完成した家で気密測定を行うのか、結果を書面でもらえるのかも分かりませんでした。断熱等級6が示されているのは分譲地の参考プランで、その区画に付いた仕様です。全商品に共通する等級として扱うことはできません。

窓の仕様も、同じ公式ページにLOW-E複層ガラスとトリプルガラスの両方の記述があり、どの商品やどの地域でどちらになるのかは判別できませんでした。耐震等級3も、基準にするという説明はありますが、全商品で住宅性能評価書まで取得するのかは書かれていません。構造計算の方法と、どの工法まで対象なのかも確認できませんでした。

断熱と気密に満足し、冬の室温と光熱費まで書いていた投稿は、書いた方のプランでの実感です。自分の家がどうなるかは、検討中のプランの計算書を出してもらって確かめてください。

保証と点検で確認できたことと、できなかったこと

保証の枠は、構造と防水で最長60年まで用意されています。ただし、その枠を最後まで使うための条件は、確認した公開資料では分かりませんでした。

項目 公式サイトで確認できた内容 確認できなかったこと
構造・防水の保証 初期20年。以後10年ごとの更新で最長60年 更新に必要な有償工事、費用、免責、次の持ち主への承継
住宅設備の保証 引き渡し日から10年間、対象機器を保証 対象機器の一覧、消耗品や故障原因ごとの扱い
地盤の保証 一棟ごとに調査・解析し、地盤品質保証書を発行 保証年数、限度額、免責の条件
定期点検 点検とメンテナンスで保証期間を延長できると記載 引き渡し後の実施時期と、無償・有償の区分
相談窓口 コールセンターは24時間365日受付 対応の範囲と、有償になる場合の条件

最長60年という数字だけを見て、60年間なにもせずに保証が続くと考えると行き違いが起きます。公式サイトには、更新には定期的な点検とメンテナンスが必要だと書かれています。かかる費用は公開されていないので、更新を続けるかどうかは金額を見てからの判断になります。契約の前に保証書と保証約款を見せてもらい、更新のたびにかかる費用の目安を書面で聞いておいてください。

工事中の管理体制と、投稿に残っていた記録

工事中の管理については、公式サイトに具体的な仕組みが書かれています。第三者機関による品質監査と社内の専門部署による検査を組み合わせ、300項目以上のチェックリストで全棟を検査するという内容です。現場写真は1棟あたり約200枚を施主に公開するとも書かれています。

外部の評価としては、Japan Housing Quality Award 2024で会社部門の優秀賞を受賞し、建物部門でも2棟が優秀賞を受けています。

投稿のほうでは、隣で進んでいた工事の作業時間や工程の遅れ、道路の汚れ、連絡の取り方を書いた記録が1件ありました。建物の品質ではなく、周辺への配慮についての記録です。反対に、工期が延びたときの補償と引き渡しの対応に納得したという投稿もあります。

写真の公開や全棟検査は建物の品質を確かめる仕組みで、近隣への配慮とは別の話です。工事の時間帯や道路の使い方、近隣へのあいさつを誰が行うのかは、着工前に確認しておきましょう。

商品の種類と、建てられるエリア

注文住宅の商品は、IDEA、CREA、EXe、SOLAla、GRANDE、HIRAYA、ガレージハウスの7つが公式サイトに並んでいます。工法はツーバイフォー工法、木造軸組工法、SE構法などから選ぶ形です。1975年の創業から12,000棟以上を建てているとあります。

建てられるエリアは、公式のよくある質問によると主に広島県と山口県の一部です。建築とアフターフォローができる範囲に限られるものの、島しょ部や県北でも相談はできると案内されています。九州で建てる場合は、注文住宅事業を担当するのがグループの別会社になります。

商品が分かれているぶん、選べる範囲も変わります。展示場や完成見学会では、自分の候補がどの商品なのかを最初に確かめてください。制震ダンパーやダブル断熱がどこまで標準なのかも、商品名を挙げて聞けばはっきりします。

トータテハウジングのメリットと注意点

公式の情報と投稿から、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

  • 耐震等級3を基準とし、制震ダンパーとダブル断熱、熱交換型換気を注文住宅の標準仕様に掲げていること
  • 構造と防水に初期20年、更新すれば最長60年という保証の枠があり、相談窓口が24時間受け付けていること
  • 第三者機関の品質監査と全棟検査があり、工事中の現場写真も施主に公開されること
  • 1975年の創業から広島で家を建て続けてきた、地元での実績があること

いっぽう、検討の前に知っておきたい点も4つあります。

  • 坪単価も本体価格も価格帯も公表されておらず、総額の見積書が出るまで金額を比べられないこと
  • UA値やC値、全商品共通の断熱等級が確認できず、性能の数値では他社と比べられないこと
  • グループに似た名前の法人が複数あり、案件によって契約の相手が変わる場合があること
  • 営業と打ち合わせについて、契約を急がれたと感じた、金額の入らないプランで話が進んだという投稿があること

最後の点は、担当者や時期で受け止め方が変わる部分です。同じ話題には良い評価も3件あり、評価は割れています。ただ、件数の多い少ないで、書かれた一件ずつの重さが変わるわけではありません。打ち合わせの進め方は、こちらから条件を決めておけば変えられます。

トータテハウジングが向いている人

  • 広島県か山口県の一部で建てる予定があり、地元で長く営業している会社に頼みたい方
  • 耐震等級3や制震ダンパー、ダブル断熱が標準で入っている家を、仕様を一から決めずに建てたい方
  • 引き渡し後の点検や修理の窓口が、地元にあることを重視する方
  • 展示場や完成見学会を回って、商品ごとの違いを自分で比べられる方

反対に、UA値やC値で会社を比べたい方、坪単価の目安を知ってから相談に行きたい方には、公開されている情報だけでは足りません。最初の問い合わせで計算書と概算見積もりを求めてください。出してもらえるかどうかも判断の材料になります。

契約前に確認しておきたいこと

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 総額でそろえた見積書。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、諸費用、火災保険、土地代まで含め、「一式」の部分は内訳を出してもらう
  • 検討中のプランのUA値の計算書。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様、気密測定を行うかどうかと、結果を書面でもらえるかどうか
  • 工事請負契約書と重要事項説明書に書かれた会社名と法人番号。土地の売主が別の法人になっていないか
  • 保証書と保証約款。構造と防水の対象部位、免責の範囲、更新に必要な工事と費用、家を売ったときに引き継げるかどうか
  • 定期点検の計画書。引き渡し後のどの時期に行うのか、無償の点検と有償の工事の境目はどこか

耐震等級3で契約する場合は、住宅性能評価書を取得するのかどうかも聞いてください。基準にするという説明と、第三者の評価書を取ることは別です。取得するなら費用が別途かかるのかも確かめておきましょう。

トータテハウジングのよくある質問

トータテハウジングの坪単価はいくらですか?

A. 公表されていません。確認した公開資料の範囲では、坪単価も注文住宅の本体価格も、価格帯も見つかりませんでした。金額が出ているのは分譲地の個別物件に付いた参考プランで、セントラルシティこころのI10-21とI10-22の区画が21,800,000円(税抜)です。特定の区画のプランの金額なので、注文住宅の目安にはなりません。比べるときは、付帯工事や外構、諸費用まで含めた総額を出してもらってください。

営業の対応は実際のところどうですか?

A. 記録は分かれています。話題別では営業・打ち合わせの投稿がいちばん多く8件で、良いが3件、気になるが4件、中立が1件でした。親切に対応してもらったという投稿と、日程の調整や金額の入っていないプラン、契約を急がれたと感じた進め方に不満を書いた投稿の両方があります。建設中に感じた差を担当者のフォローで解消したという記録もありました。初回の面談で、打ち合わせの回数と概算を出す時期を先に聞いておきましょう。

断熱や気密の数値は公表されていますか?

A. 数値は確認できませんでした。公式サイトには、充填断熱と外断熱を併用するダブル断熱を標準採用し、高断熱窓と熱交換型換気を標準装備すると書かれています。ただしUA値やC値、完成後に気密測定を行うかどうかは、確認した公開資料に見当たりません。個別物件の参考プランには断熱等級6と樹脂サッシ、トリプルガラスが示されていますが、これは特定の区画の仕様です。検討中のプランの計算書を出してもらってください。

最長60年の保証は無条件で受けられますか?

A. 条件までは確認できませんでした。公式サイトには、構造と防水は初期20年の保証で、以後10年ごとの更新により最長60年まで延ばせると書かれています。更新には定期的な点検とメンテナンスが必要だとありますが、そのときに求められる有償工事の内容、費用、免責の範囲、家を売ったときに引き継げるかどうかは公開資料に出ていません。契約前に保証書と約款、維持保全の計画書を見せてもらってください。

どのエリアで建てられますか。契約する会社はトータテハウジングになりますか?

A. 公式のよくある質問では、主に広島県と山口県の一部で、島しょ部や県北も建築の相談ができると案内されています。契約の相手は案件によって変わります。広島市内の分譲地では株式会社トータテハウジングが建築請負契約の相手になる街区がある一方、土地の売主が別法人になる街区もあり、九州の注文住宅事業はグループの別会社が担当しています。契約書と重要事項説明書の会社名と法人番号を、その都度確かめてください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • 対象の法人だと確認できた投稿は16件。話題は営業・打ち合わせに8件と集まり、良いが3件、気になるが4件、中立が1件で評価は分かれていた
  • 注文住宅の標準仕様として、耐震等級3を基準とした設計、制震ダンパー、ダブル断熱、熱交換型換気が公式に掲げられている
  • 構造と防水の保証は初期20年で、10年ごとの更新により最長60年まで延ばせる
  • 1975年の創業から12,000棟以上を施工し、300項目以上のチェックリストで全棟を検査している
  • 契約の相手は案件で変わることがあり、土地の売主や九州の事業には別の法人が関わる

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格、UA値とC値、全商品に共通する断熱等級、窓ガラスの適用区分。耐震等級3で住宅性能評価書まで取るのかと、構造計算の方法。60年保証の更新に必要な工事と費用、免責と承継の条件。定期点検の時期、地盤保証の年数と限度額、設備保証の対象機器。代表者の表記が違う理由も分かりませんでした。

公表されていない数字は、書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、検討中のプランのUA値の計算書、保証書と保証約款、定期点検の計画書。この4つで、他社と同じ条件で並べられます。


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