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パスワード、8割超が使い回している。一番多い管理方法は「頭で記憶」
300人に、パスワードの使い回しの状況と管理方法を聞きました。何らかの形で使い回している人は84.3%。使い回しをやめられない理由の1位は「覚えきれない」48.0%でした。
注目データ
84.3%
何らかの形でパスワードを使い回している
調査の結果、パスワードについて「ほぼ全サービスで同じパスワード」「2〜3パターンを使い分けている」「重要なサービスだけ別にしている」と回答した人は、合計84.3%となりました。多くの人が、何らかの形でパスワードを使い回していることが分かります。
また、パスワードの管理方法では「頭で記憶している」が43.0%で最多となり、「スマホのメモアプリに保存」が39.0%で続きました。パスワードを必要とするサービスが増える中、記憶やメモに頼った管理を行っている人が多いことが分かります。
調査概要
| 調査名 | パスワード管理に関するアンケート |
|---|---|
| 調査対象 | 20〜60代の方 |
| 調査期間 | 2026年6月7日〜2026年6月13日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 回答者数 | 300人 |
複数回答の設問は、合計が100%になりません。
回答者の属性
年代
- 20代:60人(20.0%)
- 30代:103人(34.3%)
- 40代:85人(28.3%)
- 50代:39人(13.0%)
- 60代:13人(4.3%)
調査結果の要点
- パスワードを何らかの形で使い回している人は84.3%
- 使い回しの実態は「2〜3パターンを使い分けている」が54.3%で最多
- パスワードの管理方法は「頭で記憶している」が43.0%で最多
- 使い回しをやめられない理由は「覚えきれない」が48.0%で最多
- パスワード関連で困った経験は「パスワードを忘れてログインできなくなった」が79.0%で最多。不正アクセス・乗っ取り被害の経験も10.3%
パスワードを何らかの形で使い回している人は84.3%
パスワードの使い回し状況を聞いたところ(n=300・単一回答)、「2〜3パターンを使い分けている」が54.3%で最多となりました。次いで「重要なサービスだけ別にしている」が19.3%、「すべて異なるパスワードにしている」が15.7%でした。
「ほぼ全サービスで同じパスワード」「2〜3パターンを使い分けている」「重要なサービスだけ別にしている」を合わせると、84.3%が何らかの形でパスワードを使い回していることになります。
完全に同じパスワードを使っている人は少数派である一方、複数パターンの使い分けや、重要なサービスのみ別管理にする形で、使い回しを続けている人が多いことが分かります。
年代別に見ると、20代では「ほぼ全サービスで同じパスワード」が16.7%と、全体より高い結果となりました。また、40代では「2〜3パターンを使い分けている」が67.1%となり、複数パターンで管理する傾向が比較的強く見られました。
パスワードの管理方法は「頭で記憶している」が43.0%で最多
パスワードの管理方法を聞いたところ(n=300・複数回答)、「頭で記憶している」が43.0%で最多となりました。次いで「スマホのメモアプリに保存」が39.0%、「紙のメモ・手帳に書いている」が33.3%でした。
パスワード管理アプリを利用している人は17.7%にとどまり、記憶、スマホのメモ、紙のメモといった方法が上位を占めました。
また、パスワードが必要なサービス数については、「多すぎて数えきれない」が29.7%で最多となりました。次いで「6〜10個」が25.0%、「11〜20個」が20.7%、「5個以下」が11.3%、「21〜30個」が7.0%、「31個以上」が6.3%です。
利用サービスが多い中で、記憶やメモに頼る管理が一定程度行われていることが分かります。
使い回しをやめられない理由は「覚えきれない」が48.0%で最多
パスワードの使い回しが危険だと分かっていてもやめられない理由を聞いたところ(n=300・単一回答)、「覚えきれない」が48.0%で最多となりました。次いで「変えるのが面倒」が23.0%でした。
最も多かった「覚えきれない」は、2位の「変えるのが面倒」を大きく上回りました。パスワードの使い回しは、セキュリティ意識の低さだけでなく、サービス数の増加に伴う記憶・管理の負担によって続いている面があります。
一方で、「やめている(使い回ししていない)」は19.0%にとどまりました。使い回しを避ける必要性を理解していても、実際には管理負担との兼ね合いから十分に対応できていない人が多いことが分かります。
パスワード関連で困った経験は「ログインできなくなった」が79.0%で最多
パスワード関連で困った経験を聞いたところ(n=300・複数回答)、「パスワードを忘れてログインできなくなった」が79.0%で最多となりました。次いで「パスワードリセットを何度もしている」が29.0%でした。
最も多かったのは、パスワードを忘れてログインできなくなるという日常的なトラブルでした。パスワード管理の負担は、セキュリティ上の不安だけでなく、利用時の利便性にも影響しています。
また、「不正アクセス・乗っ取りの被害にあった」は10.3%、「使い回しが原因で複数サービスに被害が出た」は1.7%となりました。少数ではあるものの、実際に被害を経験した人も確認されています。
最大の不安は「情報漏洩」57.7%
パスワード管理で一番不安なことを聞いたところ(n=300・単一回答)、「情報漏洩」が57.7%で最多となりました。次いで「パスワードを忘れること」が23.0%でした。
情報漏洩への不安が最も多い一方、パスワードを忘れることや、管理メモの紛失など、日常的な管理に関する不安も一定数見られました。
また、二段階認証について聞いたところ、「一部のサービスだけ設定」が54.3%で最多となりました。「可能なサービスにはすべて設定している」は38.3%、「設定していない」は6.3%、「二段階認証を知らない」は1.0%です。
二段階認証を何らかの形で設定している人は多い一方で、すべての対応サービスに設定している人は4割弱にとどまりました。セキュリティ対策への意識はあるものの、対応状況には差があります。
万一のときに家族がパスワードへアクセスできる状態にしていない人は66.0%
自分が入院・死亡など万一の状況になった場合、家族がパスワードにアクセスできる状態にしているかを聞いたところ(n=300・単一回答)、「特に何もしていない」が66.0%で最多となりました。
パスワード管理では情報漏洩やログインできない不安が注目されやすい一方、万一のときに家族が必要な情報へアクセスできるかという観点では、まだ備えが進んでいない人が多いことが分かりました。
デジタルサービスの利用が日常化する中で、本人だけが把握しているパスワードが、将来的に家族の手続きやアカウント管理の障壁になる可能性もあります。セキュリティ面と、万一に備えた共有・保管のバランスをどう取るかが課題です。
回答者の声
自由記述では、パスワードの使い回しが危険だと分かっていても管理しきれないという声や、スマホ・紙・ブラウザ保存などを組み合わせて管理しているという声が見られました。また、不正アクセスや乗っ取りをきっかけに管理方法を見直したという回答も確認されています。
パスワードは正直管理し切れません。セキュリティ面が気になってたまに変えてみたりしますが、結局それも忘れてしまいログインできずに再設定の繰り返しです。
パスワードは2-3個を使い回していますが、どのサービスにどのパスワードを登録したかを確認する作業が正直面倒くさいです。
以前、全てのサイトで同じパスワードを使い回していたことがあり、一度の情報漏洩で複数が不正ログインされ、大変な思いをしました。
スマホに全部頼っているのでそのデーターを無くしたら大変なことになるだろうと感じています。
パスワードは何処にもメモしたり保存したりしておらず、ルールを知っている自分だけが分かる仕組みなので、自分に何かあった時に家族が困るかもしれません。
これらの回答から、パスワード管理では安全に管理したいという意識がある一方で、サービス数の多さや管理方法への不安、万一の備えに関する課題が同時に存在していることが分かります。
まとめ
今回の調査では、パスワードを何らかの形で使い回している人が8割を超え、最多の管理方法は「頭で記憶している」となりました。パスワードを必要とするサービスが増える中で、記憶やメモに頼った管理が広く行われています。
また、使い回しをやめられない理由では「覚えきれない」が最も多く、パスワードを忘れてログインできなくなった経験も多く見られました。セキュリティ上の不安だけでなく、日常的な利便性や管理負担が、パスワード管理の大きな課題になっています。
使い回しを避けることに加えて、二段階認証の設定、管理方法の見直し、万一の際の家族への共有方法など、複数の観点からパスワード管理を整えることが大切だと言えそうです。
調査データの利用について
この調査結果を引用する際は、出典として「幸せおうち体験談」とこのページのURLを記載してください。数値の一部だけを取り出して、調査の趣旨と異なる意味で使うことはご遠慮ください。