斉藤工務店の評判・口コミは?多摩市の工務店の断熱と保証、価格の公表状況

斉藤工務店の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

斉藤工務店は、東京都多摩市で木造注文住宅の設計・施工やリフォームを手がける会社です。無垢材や珪藻土を利用する家づくりを提案し、施工を担当する大工は全員が専属だと説明しています。一方、対象法人に結び付けて本文と個別URLを確認できた投稿は2件でした。また、今回確認した公式の価格・モデルプラン・断熱関連ページでは、坪単価や本体価格、UA値、C値を確認できませんでした。ただし、口コミや公開数値の少なさだけで、会社全体の評価や個別の住宅性能を決めることはできません。

幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートを土台に、家づくりの情報を届けているサイトです。あわせて、住宅会社ごとの独自の口コミ調査も行っています。この記事では、公開されていた投稿を編集部が1件ずつ読んで話題ごとに分け、価格や性能、保証にかかわる数字は公式サイトと国や都の公開資料で確かめました。

今回調べた範囲では、公式サイトから自然素材の提案、木造軸組工法、セルローズファイバーを標準的に使うという方針を確認できました。国税庁の法人番号公表情報では、株式会社斉藤工務店の法人番号と多摩市の本店所在地も一致しています。価格と断熱性能は公開情報だけで判断せず、検討するプランの総額やUA値、気密測定の扱いを見積もりの段階で確かめることが大切です。

この記事でわかること

  • 公開されていた口コミの中身と、投稿が2件にとどまった理由
  • 法人番号と登記で確認できた会社の情報、代表者の表記が公式資料で分かれていること
  • 断熱材にセルローズファイバーを標準的に使うという説明と、そこに添えられた注記
  • 耐震等級2以上への対応が「希望に応じて」と書かれていること
  • 今回確認した公式ページで分かった価格情報の範囲
  • 保証で確認できた期間と、今回の資料では確認できなかった条件
  • 契約前に書面でもらっておきたい5項目
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年8月24日)

公開されていた斉藤工務店の口コミは2件。判断の中心は公式資料になる

公開されていた投稿のうち、本文と個別のURLの両方を確認できたのは2件でした。話題で分けると施工・仕上がりが1件、どの話題にも当てはまらないものが1件です。内容の向きは、気になるが1件、どちらとも決めかねるものが1件で、良い評価の投稿は確認できませんでした。

2件は人数ではなく、投稿URLの件数です。編集部が公開されていた投稿を1件ずつ読んで分類したもので、施主本人へのアンケートではありません。無作為抽出でも全件調査でもないため、良い評判と気になる評判の割合や、どちらが多数派かを示すことはできません。

媒体名や投稿者名は伏せ、口コミサイト、掲示板や質問サイトという総称で書きます。母数が2件では、良い評価が見つからなかったことを会社の評価として読むこともできません。価格や性能、保証の数値は口コミではなく、公式サイトと国や都の公開資料から取っています。

公開投稿2件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A1件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い0件、気になる1件、中立1件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
公開投稿2件の話題別件数。住宅性能・住み心地0件、設計・間取り0件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ0件、施工・仕上がり1件、価格・費用0件、アフターサービス0件、その他1件。
話題別の件数です。1件につき主な話題を1つだけ付けています。
話題 件数 良い 気になる 中立
施工・仕上がり 1件 0件 1件 0件
その他 1件 0件 0件 1件
住宅性能・住み心地 0件 0件 0件 0件
設計・間取り 0件 0件 0件 0件
デザイン・商品 0件 0件 0件 0件
営業・打ち合わせ 0件 0件 0件 0件
価格・費用 0件 0件 0件 0件
アフターサービス 0件 0件 0件 0件
合計 2件 0件 1件 1件

施工・仕上がりの1件は、玄関の改修工事についての投稿

気になる内容の1件は、2016年5月に書かれた玄関の改修工事についての投稿です。工事の仕上がり自体には問題がなかったとしたうえで、職人の態度や現場の汚れ方、料金の説明に納得できなかった、という内容でした。

新築ではなくリフォームの現場の話で、投稿は1件です。この1件から会社全体の進め方を決めつけることはできません。公式サイトは、施工を担当する大工は全員が自社の専属大工だと説明しています。

気になる場合は、現場に入るのが自社の大工か協力業者か、作業の時間帯と養生や清掃の扱い、追加費用が出たときの知らせ方を、見積もりの段階で聞いておきましょう。工事の中身だけでなく、進め方も約束の対象にできます。

その他の1件は、多摩で建てた人の話を聞きたいという投稿

もう1件は、2020年3月に掲示板へ書き込まれたものです。注文住宅の依頼先を選んでいる方が、多摩でこの会社に建ててもらった人の体験を聞かせてほしい、と呼びかけた内容でした。

評価には触れていないので、良いにも気になるにも数えていません。検討している人が体験談を探していた、という記録として残ります。

確認できた投稿が2件にとどまった理由

数が少なかったのは、対象法人に結び付けられる投稿をほかに確認できなかったためです。対象外とした投稿は30件ありました。同じ社名の別の会社に関する投稿、公式サイトが載せている施主インタビュー、第三者がまとめた紹介記事、本文のない一覧ページなどです。

「斉藤工務店」という社名の会社は各地にあり、検索結果はどうしても混ざります。この記事では、所在地と公式ドメイン、法人番号1013401005128の3つが一致した投稿だけを数えました。SNSはログインなしで個別の投稿本文とURLを確認できず、動画は対象の会社を扱ったものを特定できませんでした。

投稿の数と工事の質は別の話です。件数の少なさから、この会社で家を建てた人がどれだけいるのかを読み取ることはできません。公式サイトと公的な名簿からは、確かめられることが残っています。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

登記と公式情報で確認できた会社の姿

公式会社概要に記載された正式商号は株式会社斉藤工務店で、本社所在地は東京都多摩市東寺方1-20-1です。国税庁の法人番号公表情報でも、法人番号1013401005128、本店所在地は東京都多摩市東寺方1丁目20番地1と確認でき、2026年8月29日の取得時点で閉鎖の記録はありませんでした。創業は昭和42年9月、設立は昭和55年3月と公式サイトに記載されています。

ただし、公式会社概要の商号表示だけでは、商品や施工地域を問わず個別契約の相手方が常に同じ法人だとまでは確定できません。契約時には、契約書に記載された商号、法人番号、本店所在地を登記情報と照合してください。

建設業許可と一級建築士事務所登録は、公式会社概要にそれぞれ「東京都知事許可 般-1 第80992」「東京都知事登録 第44420号」と掲載されています。2026年8月30日に取得した東京都の木造住宅耐震診断事務所の登録名簿には、登録番号894として「株式会社斉藤工務店 一級建築士事務所」が多摩市東寺方1-20-1の住所とともに掲載され、同じ行に一級建築士事務所の登録番号44420、耐震診断技術者として齊藤幸治、その一級建築士登録番号261171も記載されていました。東京都の名簿は「齊藤」、公式サイトのスタッフ紹介は「斉藤」と、同じ読みでも字形が分かれています。建設業許可の番号については、今回は公式会社概要の掲載を確認したところまでです。名簿で分かるのは登録されている事実までなので、契約前に最新の許可通知書や登録通知書を提示してもらい、有効期間と登録内容を確認しましょう。

代表者については公式資料内に表記差があります。2026年8月18日に確認した公式会社概要は斉藤昭典を代表取締役としていますが、2026年8月24日に閲覧した公式スタッフ紹介には斉藤幸治が代表取締役として掲載されていました。公開資料だけでは現在の代表者を一意に確定できないため、契約書の代表者名を最新の登記事項証明書と見比べる必要があります。

項目 公開資料で確認できた内容
ブランド名 斉藤工務店
公式会社概要の正式商号 株式会社斉藤工務店。個別契約の相手方は契約書で確認
法人番号 1013401005128
登記上の本店 東京都多摩市東寺方1丁目20番地1
創業・設立 創業 昭和42年9月/設立 昭和55年3月
代表者 2026年8月18日確認の会社概要は斉藤昭典、2026年8月24日閲覧のスタッフ紹介は斉藤幸治
建設業許可 公式会社概要は東京都知事許可 般-1 第80992。有効期間は許可通知書で確認
一級建築士事務所 東京都知事登録 第44420号。東京都の登録名簿にも同番号を掲載
耐震診断事務所 東京都木造住宅耐震診断事務所 登録番号894。2026年8月30日取得の名簿で確認
業務内容 木造注文住宅の設計・施工、鉄骨造の設計・施工、リフォーム全般、耐震工事

木造軸組工法と専属大工。公式が説明している家づくりの体制

公式サイトでは、木造軸組工法を最も得意とする工法として挙げています。無垢材や珪藻土を利用する自然素材の家づくりを提案し、構造材と仕上げ材は適材適所と予算を踏まえて選ぶという考え方です。

施工を担当する大工は全員が専属大工だと説明されています。また、設計から施工、アフターメンテナンスまでを自社で行う方針も掲げています。一方、別の公式ページには、左官工事や水道工事、電気工事などを外部の職人が担当するとの説明があります。このため、自社対応の方針から、すべての工程を自社従業員だけで行うことや、担当する事業者が途中で変わらないことまでは判断できません。

家づくりの流れでは、初回打ち合わせ後の設計プランと概算見積りの提出までは無料で、設計と見積りに十分納得した後に契約すると説明しています。施工から完成までの期間は通常5か月前後です。

今回確認した自然素材、仕上げ材、モデルプランのページでは、標準仕様と選択仕様の全体を区分した一覧表は確認できませんでした。大工と外部職人の担当範囲を含め、プランごとの標準仕様と追加仕様を見積書や仕様書へ書き出してもらいましょう。

断熱はセルローズファイバーが標準。基準の説明には注記がある

断熱材については、公式サイトがセルローズファイバーを標準的に使うと説明しています。古紙を原料にした断熱材を乾式吹込み工法で施工するという内容です。床下用のコーンスターチと古紙を使った断熱材や、グラスウールも選べると案内されています。

省エネの水準については、平成11年の「次世代省エネルギー基準」をクリアすると説明しています。同じページには、ガラスや開口部の種類によっては基準から外れる場合があるとの注記もあり、採用する窓の仕様によって条件が変わります。

この説明を、現在の断熱等性能等級へそのまま読み替えることはできません。ただし2026年5月21日付の公式記事には、自己評価として標準仕様でZEH水準の断熱性能を有する住宅を設計している、との説明があります。これは会社自身の評価で、第三者の認証や保証ではありません。今回確認した公式の断熱・モデルプラン関連ページでは、UA値、標準値や保証値としてのC値、個別プランの計算書、全棟で気密測定を行う方針かどうかを確認できませんでした。太陽光発電とオール電化住宅の施工実績は案内されていますが、同じ断熱ページでは標準仕様か選択仕様かを判断できません。

公式に確認できた特徴の図。耐震診断事務所登録=東京都木造住宅耐震診断事務所登録番号894。耐震診断技術者は齊藤幸治、一級建築士登録261171/設計=設計から施工、アフターメンテナンスまで自社で行う方針/構造=木造軸組工法を最も得意とする/耐震金物=N値計算に基づくホールダウン金物等を使用すると説明している/標準的な断熱材=セルローズファイバーを標準的に使用し、セルロースファイバー乾式吹込み工法を採用/断熱材の選択肢=床下用のコーンスターチ・古紙再利用断熱材やグラスウールも選択可能と説明している/省エネ基準に関する公式説明=平成11年の「次世代省エネルギー基準」をクリアすると説明し、ガラス・開口部の種類により基準外となる場合があるとの注記がある。2026年5月21日付の公式記事は、自己評価として標準仕様でZEH水準の断熱性能を有する住宅を設計していると説明。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

断熱を重視する場合は、検討中のプランのUA値を計算書で示してもらいましょう。断熱材の厚さ、サッシとガラスの仕様、気密測定を行うかどうかも書面で確認すると比較しやすくなります。

耐震は壁量計算とN値計算。等級2以上は希望に応じて対応

耐震について公式サイトが挙げているのは、壁量計算、N値計算、偏心率の3つです。この3つを軸に建物全体のバランスを取ると説明しています。柱の引き抜きを防ぐホールダウン金物も、N値計算に基づいて使うと書かれていました。

耐震等級は、希望に応じて2以上にも対応できると案内されています。裏を返すと、何も指定しなかったときの等級は書かれていません。標準が等級1なのか2なのかは公開資料では確認できませんでした。等級3を望む方は、最初の打ち合わせで希望として伝えておく必要があります。

工事中の検査については、第三者機関であるJIOの検査を受けると説明されています。一方で、許容応力度計算のような構造計算を全棟で行うか、計算書を施主へ渡すかは確認できませんでした。

希望する等級と、その根拠になる計算の種類はセットで確認しておきましょう。等級2以上にした場合に費用がどれだけ変わるかも、早い段階で聞いておくと迷いが減ります。

価格はどこまで公表されているか

今回確認した公式のモデルプラン一覧・詳細ページと家づくりの流れでは、坪単価、本体価格、商品ごとの価格帯、モデルプラン価格を確認できませんでした。モデルプラン一覧は価格の目安を参考にするよう案内していますが、確認できた各プランの詳細ページには金額が記載されていません。

金額の代わりに確認できるのは、間取り、面積、仕様です。モデルプラン01は「人も空気も自由に行き来する、開放感が気持ちいい家」で、4人家族を想定した延床面積114.7平方メートル、34.7坪です。屋根と外壁はガルバリウム鋼板、天井と壁は土佐和紙、床は唐松とパイン、断熱はセルローズファイバーと記載されています。

モデルプラン02は「ゆるりと暮らす、自分らしい家」で、夫婦2人を想定した延床面積111.8平方メートル、33.9坪です。外壁はスイス漆喰、屋根はルーガという軽量瓦、天井は土佐和紙、壁は土佐和紙と珪藻土、床は国産唐松が挙げられています。仕上げ材まで分かるため、個別見積もりを依頼する際の出発点にはできます。

坪単価は、延床面積の数え方や含める工事の範囲によって変わります。前提がそろわない数字だけを比べても、総額の差は判断できません。見積書では同じ費目と条件を並べることが大切です。

公式の家づくりの流れでは、初回打ち合わせ後の設計プランと概算見積りの提出までは無料と説明しています。受け取ったら、本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記やローンの諸費用、火災保険、土地代まで並べてください。一式表記の内訳も出してもらえば、公開された坪単価がなくても条件をそろえて比較できます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証と点検で確認できたこと、確認できなかったこと

公式サイトで確認できる保証は、住宅の瑕疵に対するものと地盤に対するものの2つで、案内されている期間はいずれも10年です。住宅についてはJIOのわが家の保険に加入し、保険対象となる床の傾斜や雨漏りなどの瑕疵を10年間保証すると説明しています。地盤については建築前に調査し、品質基準を満たす地盤を引き渡し後10年間保証する仕組みです。必要と判断した物件では地盤補強工事を行うとされています。

引き渡し後は、地域密着の利点を生かし、不具合があれば駆け付ける体制を案内しています。ただし、今回確認した公式の保証関連ページでは、到着までの目安や受付時間を確認できませんでした。

保証の延長と点検についても、確認できた範囲を分けて考える必要があります。今回確認した保証、家づくりの流れ、メンテナンス関連ページでは、10年を超える保証延長制度の有無や延長条件、定期点検の具体的な時期、修理費の負担区分を確認できませんでした。これは制度や点検がないという意味ではないため、契約前に保証書と点検計画で確かめてください。

項目 公開資料で確認できた内容 今回確認した資料では分からなかったこと
住宅の瑕疵 JIOのわが家の保険に加入。保険対象の不具合を10年間保証 10年を超える延長の有無と条件、免責の範囲
地盤 建築前に地盤調査。基準を満たす地盤は引き渡し後10年間保証 延長制度の有無、補強工事の費用負担
定期点検 メンテナンスまで自社で行う方針を掲示 点検の時期と回数、点検の費用
引き渡し後の対応 不具合があれば駆け付ける体制を案内 無償で対応する範囲、料金、受付時間と対応期限

保証は年数だけでなく、対象部位、免責、延長条件、費用も確認する必要があります。保証書と保証約款、点検予定表を一緒に受け取り、契約前に内容を照合しましょう。

ZEHへの取り組みと、公表されている実績

公式サイトは、2017年度にZEHビルダーとして登録し、ZEH住宅への取り組みを始めたと報告しています。ZEHは、断熱と省エネ設備、太陽光発電などで、1年間に使うエネルギーをおおむねまかなえる住宅を指します。

実績の表も公開されていました。2024年度は目標が50パーセント、実績が0パーセントで、括弧の中に戸建住宅総建築数1件と書かれています。母数が1件なので、報告対象となった1棟がZEHではなかった、という意味です。2025年度は目標50パーセント、実績0パーセントで、戸建住宅総建築数5件と公表されています。

2026年度に登録が続いているのか、その後の実績がどうなったのかも確認できませんでした。ZEHを標準仕様とするかどうかも書かれていません。太陽光発電やオール電化の施工実績はあるので、希望する場合は個別に相談する形になります。

ZEHや補助金を前提に考えているなら、検討している時期に登録があるか、申請をどちらが行うかを最初に確かめておきましょう。制度は年度で変わります。

建てられる地域と、リフォームの扱い

公式サイトが主な営業エリアとして挙げているのは、東京都の28市区町と神奈川県の5市です。東京都側は多摩市、八王子市、立川市、三鷹市、世田谷区、府中市、調布市、町田市、日野市、稲城市などが並びます。神奈川県側は横浜市、川崎市、相模原市、厚木市、大和市です。

業務内容には、木造注文住宅の設計と施工のほか、鉄骨造の設計と施工、リフォーム全般、耐震工事が挙げられています。新築もリフォームも株式会社斉藤工務店の事業として案内されており、別の契約法人は表示されていませんでした。親会社や別のリフォーム専業会社も確認できませんでした。ただし契約書のひな形は公開されていないため、商品や施工エリアで契約する会社が変わらないとまでは言えません。契約の場で、書面の商号と法人番号を確かめてください。

市や町のどこまでが範囲か、エリアの端で追加費用が出るかまでは公表されていません。土地の候補が決まっているなら、住所を伝えて施工できるか先に聞いておきましょう。

斉藤工務店を選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と公的な記録から、検討材料になりそうな点は5つあります。

  • 設計から施工、引き渡し後のアフターメンテナンスまでを自社で行う方針を掲げている
  • 施工を担当する大工が全員自社の専属だと明記されている
  • 断熱材にセルローズファイバーを標準的に使うと、材料名まで書かれている
  • 耐震等級2以上への対応が「希望に応じて」と公式サイトに記載されている
  • 創業は昭和42年9月まで遡り、法人としても昭和55年3月から続いている

標準の断熱材が材料名で示されているのは、検討を進めるうえで使いやすい情報です。断熱材の種類と厚さ、窓など各部位の仕様・面積を反映したUA値計算書で性能を確認する必要があります。

斉藤工務店で気をつけておきたい点

気になる点は、どれも「確認できなかった」という話で、悪い評価が見つかったという意味ではありません。

  • 公開されている口コミが2件しかなく、第三者の評価を集めて比べることが難しい
  • 坪単価も本体価格もモデルプランの金額も公表されていない
  • UA値と、標準値や保証値としてのC値の記載がなく、省エネの説明が平成11年の基準に基づいている
  • 耐震等級2以上への対応は書かれているが、指定しないときの標準の等級が分からない
  • 代表取締役の表記が、会社概要や東京都の名簿と公式のスタッフ紹介とで分かれている
  • ZEHの実績表では2024年度の目標50パーセントに対して実績0パーセント、母数は1件

数値が公表されていないこと自体は、この会社を選ばない理由に直結するものではありません。問題になるのは、非公表のまま契約まで進んでしまうことです。断熱の数値も保証の条件も、契約前に書面で示してもらえるかどうかを含めて確かめておきたい項目です。代表者の表記だけは、契約書の記載と登記の内容を見比べておいてください。

向いている方と、慎重に進めたい方

向いているのは、多摩市とその周辺で、地元に根を張った会社に木造住宅を頼みたい方です。無垢の木や珪藻土といった自然素材を使いたい方、専属の大工が施工を担当する体制を重く見る方にも合います。

慎重に進めたいのは、数値で比べてから決めたい方です。UA値やC値、耐震等級、坪単価を並べて絞り込みたい場合、公開情報だけでは候補に残すかを決められません。検討するなら、書面を集める前提で時間を見ておくほうが確実です。

口コミの数を重く見る方も同じです。2件では、他社と並べて評価を比べられません。その分、完成見学会や打ち合わせで自分の目で確かめる時間を長めに取ってください。

契約前に確認しておきたいこと

公開されていない情報は、打ち合わせの場で確かめることになります。早い段階で、次の5つを書面で出してもらえるよう頼んでおきましょう。

  • 総額の見積書と、一式と書かれた部分の内訳
  • 検討しているプランのUA値の計算書、断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様
  • 設計する耐震等級と、その根拠になる計算の種類。気密測定を行うかどうかと、その結果の渡し方
  • 保証書と保証約款。対象になる部位、免責の範囲、10年を超える延長の可否と費用
  • 定期点検の時期と回数を書いた計画書、契約書に記される会社名と代表者名

何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事ですから、内訳の請求は遠慮しなくて大丈夫です。

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

よくある質問

斉藤工務店の坪単価はいくらですか

A. 今回確認した公式のモデルプラン一覧・詳細ページと家づくりの流れでは、坪単価、本体価格、商品ごとの価格帯、モデルプラン価格を確認できませんでした。モデルプランの詳細ページで確認できるのは、間取り、延床面積、仕上げ材などです。初回打ち合わせ後の設計プランと概算見積りの提出までは無料と説明されているため、金額は個別の見積もりで確かめることになります。土地代と諸費用まで含めた総額で比較してください。

断熱性能のUA値やC値は公表されていますか

A. 今回確認した公式の断熱・モデルプラン関連ページでは、UA値と、標準値や保証値としてのC値を確認できませんでした。ただし公式の現場レポートには、2023年11月21日付で1棟の工事途中に気密測定を行い、測定値は0.3だったとの記載があります。同じ記事には高気密をうたっているわけではないとの断りもあり、完成時の値、全棟で測るかどうか、保証値までは確認できません。公式サイトでは、セルローズファイバーを標準的に使い、乾式吹込み工法で施工すると説明しています。平成11年の次世代省エネルギー基準をクリアするとの記載には、ガラスや開口部の種類によって基準から外れる場合があるという注記もあります。検討中のプランのUA値と気密測定の扱いは、計算書や仕様書で確認しましょう。

耐震等級はいくつですか

A. 標準の等級は確認できませんでした。公式サイトには、希望に応じて耐震等級2以上にも対応できると書かれていますが、指定しなかった場合にどの等級で設計するかの記載はありません。設計で使う計算として挙げられているのは壁量計算、N値計算、偏心率の3つで、許容応力度計算を全棟で行うかどうかは分かりませんでした。希望する等級は最初の打ち合わせで伝えておくほうが確実です。

保証は何年ですか

A. 公式サイトで確認できる住宅瑕疵保険と地盤品質保証の案内はいずれも10年です。JIOのわが家の保険では、保険対象となる床の傾斜や雨漏りなどの瑕疵を10年間保証すると説明しています。地盤も、品質基準を満たした場合は引き渡し後10年間の保証です。今回確認した公式の保証・メンテナンス関連ページでは、10年を超える延長制度の有無や条件、定期点検の具体的な時期を確認できませんでした。保証書と点検計画で確かめてください。

口コミが2件しかないのはなぜですか

A. 対象の会社に結び付けられる投稿が、それだけしか見つからなかったためです。同じ社名の会社が各地にあるので、所在地と公式ドメイン、法人番号が一致した投稿だけを数えました。公式サイトの施主インタビューや第三者のまとめ記事は、本人の投稿ではないので数えていません。SNSはログインなしで個別の投稿を確認できず、動画も対象の会社を扱ったものを特定できませんでした。件数の少なさは、工事の質や評判の良し悪しを示すものではありません。

まとめ

今回の資料で確かめられたのは、次の6点です。

  • 公開されていた投稿は2件で、気になるが1件、どちらとも決めかねるものが1件。良い評価の投稿は確認できず、母数が小さいため割合は示せない
  • 公式会社概要の正式商号は株式会社斉藤工務店で、法人番号は1013401005128。2026年8月29日に取得した登記情報に閉鎖の記録はない。個別契約の相手方は契約書での確認が必要
  • 木造軸組工法を最も得意とし、施工担当の大工は全員専属。設計からアフターメンテナンスまで自社で行う方針がある一方、工種によって外部職人も担当する
  • 断熱材はセルローズファイバーを標準的に使用。省エネの説明は平成11年の基準で、開口部の仕様に関する注記がある
  • 住宅瑕疵保険と地盤品質保証の案内はいずれも10年。施工期間は通常5か月前後で、プラン提出までは無料
  • ZEHは2017年度に登録したとの報告があり、2024年度は目標50パーセントに対して実績0パーセント、母数は1件

一方、今回確認した公式の価格、断熱、耐震、保証関連ページでは、坪単価、本体価格、総額の目安、UA値、標準値や保証値としてのC値、断熱等級、全棟で気密測定を行う方針かどうかを確認できませんでした。標準の耐震等級、許容応力度計算を全棟で行うかどうか、10年を超える保証延長制度と条件、定期点検の具体的な時期も同様です。代表者については、2026年8月18日確認の公式会社概要と2026年8月24日閲覧の公式スタッフ紹介で表記が分かれており、公開資料だけでは現在の代表者を一意に確定できません。

これらは、打ち合わせの場で書面を求めて確かめる項目です。総額の見積書、UA値の計算書、設計する耐震等級とその計算の種類、保証書と点検の計画書、契約書に記される会社名と代表者名を早めに依頼してください。書面で確認できる範囲が分かれば、同じ条件で他社と比較しやすくなります。


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