長崎の谷川建設について調べていると、社名を検索窓に入れた時点で「後悔」や「やばい」といった候補が下に並びます。檜の柱と、玄関を開けた瞬間に感じる木の香りに惹かれて調べ始めた人ほど、この候補は落ち着かないと思います。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートと、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行っています。坪単価の公開状況と保証の適用条件は、公式情報で一つずつ確かめました。
結論を先にお伝えすると、谷川建設は、坪単価を見積もりで確かめる手間をいとわない人なら、檜の家づくりで有力な選択肢になります。会社概要によると、檜や無垢材を扱う山林部と製材工場を自社で持っています。今回は、宅建士の視点から、坪単価の調べ方と保証の適用条件を詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- 「後悔」「やばい」という検索候補は、どの場面に関するものだったのか
- 「寒い」という声は何件あって、暖かいという声はどれだけあったのか
- 坪単価が公式に出ていないなかで、総額をどうやって確かめればよいのか
- 初期30年という保証には、どんな条件が付いているのか
- 同じ商号の会社が各地にあるなかで、この記事が指すのはどこの谷川建設なのか

まずはここに注目
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年7月27日)

118件の書き込みは、7つの話題に分かれていた
画面に残っていた谷川建設への言及を、2026年7月に一件ずつ開いています。118という数字が指すのは、そのうち本文まで読み取れた投稿の数です。つまり内容を確認した数です。数えた単位は投稿の本数になります。施主の人数ではありません。同じ人が二つの場所に書いていれば、数のうえでは2本として扱っています。
この調べ方でできることには、はっきりした限りがあります。施主本人へのアンケートではなく、無作為抽出でも全件収集でもない調査です。ですから割合や多数派を示せる調べ方ではありません。特定の口コミサイト名やアカウント名は記事に出さず、載せるのは媒体の種類だけにとどめました。会社の側の事実については、公式サイトと、国が運営する法人情報の公表サイトを突き合わせています。
対象も一社に絞りました。数に入れたのは、法人番号3310001001095の会社、つまり長崎市岡町に本店を置く株式会社谷川建設への投稿です。支店や展示場の名前、HINOCAやCAORIEという商品名、檜と自社の職人にまつわる記述。これらの手がかりで長崎の一社だと確認できた投稿だけを残しました。どこの会社の話なのか判別できないものは、数に入れていません。
拾い方を片側へ寄せてもいません。良い評判と気になる評判の両面へ、順に目を通しました。ただ、口コミという材料そのものに、先に知っておきたいくせが2つあります。
ひとつは母数の問題です。建てた棟数が積み上がるほど、投稿の総数も増える道理になります。とはいえ、この会社と関わりを持った人が全部で何人いるのかは公表されていません。ですから118件を、その人数に対する比率として読むのは無理があります。
ただしそれは、一件ごとの不満の重さを軽くする理由にはなりません。数千万円をかけた買い物について書かれた内容です。打ち合わせでの一言を、十年たっても忘れられないという施主もいます。会社の側には説明する責任があり、施主の側にはできる備えがあります。備えをしたからといって、会社の責任が軽くなるわけではありません。
もうひとつは、書き手の偏りです。住まいに満足しているときほど、日々の暮らしをわざわざ書き残そうとは思わないものです。不満がなければ書き込む理由も生まれません。その分わざわざ投稿する機会は多くありません。困りごとを抱えた人の声のほうが、どうしても表へ出てきます。年代によって書き込む先も変わります。そのため投稿者の層に偏りがあり、ここに並ぶ声を世間の縮図として読むことはできません。
件数の多い少ないは、順位ではありません。どの話題に声が集まりやすいかを見るための目盛り。この数字の役目はそこまでです。
118件を7つの話題へ割り振った結果が、次の表になります。
| 話題 | 言及 | 書き込みの中身 |
|---|---|---|
| 間取り・デザイン・物件選び | 25件 | 自由設計の進め方、檜の格子や無垢床の見え方、収納と家事動線、規格プランと注文の違い |
| 住宅性能・設備 | 22件 | 冬の室温と足元の冷え、断熱材と換気の方式、耐震等級と構法の違い、標準の水回り |
| 価格・費用 | 18件 | 本体価格と坪あたりの受け止め、他社との見積もり比較、地盤改良や仕様変更の追加分 |
| 打ち合わせ・担当者・契約 | 17件 | 営業と設計の提案力、打ち合わせの回数と記録、書面での取り決め、連絡の頻度 |
| 施工品質・引き渡し | 15件 | 現場の整い方と職人の印象、基礎や電気工事の確認、引き渡し前の指摘と手直し |
| エリア・店舗とモデルハウス | 11件 | 展示場での香りと応対、複数社を見比べた印象、宿泊できる体験棟 |
| 保証・アフター・点検 | 10件 | 定期点検の中身と時期、入居後の連絡への返答、有償になる補修の範囲 |
7項目を足すと118件になります。並んでいるのは話題が何度あらわれたかという数であって、良し悪しを点数にしたものではありません。


間取りと見た目に集まった声(言及25件)
自由設計をどこまで動かせるのか。いちばん多くの書き込みが集まったのは、この話題でした。玄関脇の収納や室内物干しを足して暮らしやすくなったという入居後の報告があり、檜の格子や無垢の床、天井に細い材を並べた仕上げを気に入ったという声も続きます。家事動線を通り抜けられる形にした人、16畳のリビングと無垢床の組み合わせを写真で残した人。手を入れた場所の具体名が出てくる投稿が目立ちました。
一方で、2件は気がかりの側に振り分けています。設計変更の反映やエアコン用コンセントの位置に納得がいかなかったという建てたあとの記録と、分譲地の価格が予算に合わなかったという検討段階の記録でした。前者は、間取りが固まったあとの細かい取り決めがどこまで共有されていたか、という話に見えます。図面が確定したあとで動かせる範囲は、工程によって狭まっていくものです。会社の側が期限と反映の状況を示し、施主の側も書面で確かめておくと、食い違いは減らせます。
規格化されたCAORIEと、一から起こすHINOCA。どちらを選ぶかで自由度が変わるため、両方を並べて比べた検討記録もいくつかありました。宅地建物取引士として言えば、ここは価格の差より先に「変えたい場所が規格の中に入っているか」で判断したほうが後戻りが少なくなります。
冬の室温と設備をめぐる書き込み(言及22件)
冬をどう過ごせたかという報告が、この話題の中心にありました。建てて1年ほどの人が室温と小型エアコンの効きに満足したと書き、5年住んだ人は室温と檜の香りの両方を挙げています。無垢の床は足の裏が冷たくなりにくいという実感も複数ありました。断熱の施工中に壁や天井の様子を写真で確かめた記録、窓の仕様を場所ごとに変えて費用を調整した記録も残っています。
気がかりの側は3件でした。底冷えすると書いた入居者、広くとった浴室の寒さを感じた入居者、それに乳児の声が外へ届くようだと遮音を心配した人です。どれも住んでからの実感として書かれた内容です。軽く扱うことはできません。ただし体感の温度は、建てた年と地域、窓の取り方、間取り、暖房の使い方で変わります。同じ会社の家でも条件がそろわなければ結果は並びません。会社が公表している仕様と、この8件をどう読めばよいのかは、あとの章で公式の記載と突き合わせます。
換気の方式や在来工法の気密、断熱材の防湿層の確認方法など、契約前に仕組みを尋ねた投稿も残っていました。数字が公表されていない項目ほど、質問が集まりやすいということでもあります。
予算と見積もりで語られたこと(言及18件)
坪あたりいくらかかるのか。ここは検討中の人からの問いかけが多い話題でした。約30坪でオプション込み2,200万円だったという体験、坪85万円で建物のみという入居者の報告、坪65万円から80万円という目安を確かめようとした質問。数字の出どころが投稿者ごとに違うため、そのまま平均として並べられるものではありません。
気がかりを書いたものは7件で、7つの話題の中では最多になります。同じ条件で複数社に出した見積もりで谷川建設のほうが高かったという記録、地盤改良の費用が増えたことへの不安、檜の香りは気に入ったものの予算を超えて仮契約前に見送った記録などです。ただし、投稿ごとに比べた条件がそろっていたかどうかまでは確かめられません。だからこそ自分で比べるときは、付帯工事や外構、それに諸費用まで足した総額でそろえてください。本体価格の差だけを並べると、金額の意味が変わってしまいます。
費用対仕様は評価しつつ提案の中身では他社を選んだ、という書き込みもありました。予算の話は仕様の話と切り離せません。宅地建物取引士としては、標準に含まれる範囲を一覧にしてもらったうえで、変更したい箇所の差額を先に出してもらう進め方をおすすめします。
担当者と打ち合わせをめぐる声(言及17件)
営業と設計、それに現場をつなぐ人の動き方が、ここでの主題でした。前向きな側には、10回を超える打ち合わせで対等に話せたという施主がいました。代わりの設計案をすぐ出してくれたという建築中の人、趣味のためのガレージ案を真剣に検討してもらえたという人も並びます。土地探しまで一緒に動いた担当者が決め手になったという記録もありました。
気がかりは6件です。口頭で聞いた値引きの説明が後になって通らなかった、契約後の地鎮祭が当日の朝に中止になった、打ち合わせで決めた変更が図面に反映されにくかった、電話連絡が多く感じられた。どれも建物の出来ではなく、伝達の経路に関わる内容でした。ただし、この6件と谷川建設の社内体制との因果関係までは確かめられていません。一般論として、接客から設計、着工後の現場管理まで担当が替わっていく家づくりでは、引き継ぎのたびに情報が落ちる余地があります。決めたことをその場で書面にして双方で持つのは、施主の側にできる備えです。ただし、合意した内容を記録して引き継ぐ責任は会社の側にあります。
完成度は担当者に左右されると書いた入居者もいました。会社の側には引き継ぎの仕組みを整える責任があり、施主の側には記録を残すという備えがあります。どちらか一方に寄せる話ではありません。
現場の仕事と引き渡し前後の指摘(言及15件)
上棟や基礎の様子を自分の目で確かめた記録が、この話題には多く残っていました。建築中の3社の現場を回って谷川建設の現場がいちばん整っていたと書いた人、棟梁の仕事ぶりと仕上がりに満足したという入居者、雨のなかの上棟で職人の動きを見守った人。現場を見に行った人ほど評価が具体的になる傾向がありました。
気がかりは6件です。基礎の配筋で鉄筋の重なり長さを心配した知人からの投稿、工事の抜けと電気工事への対応に不満が残った入居者。外壁を直したあとの説明、内装材が指定と違っていたという指摘、電気の立ち会いで工程が遅れた記録も含まれます。このうちいくつかは、引き渡し前に見つかって直ったと書かれていました。ただし、あとで直ったことは、最初の不具合を軽くする理由にはなりません。
完成宅で施主検査を行い、修正を依頼してから引き渡しを受けたという記録も複数ありました。検査の日程と、写真をどう受け取るか。この2つを契約前に確かめておくと、指摘から手直しまでの道筋がはっきりします。
展示場で受けた印象(言及11件)
玄関を入った瞬間の香り。展示場についての書き込みは、ほとんどがここから始まっていました。無垢材を扱う各社を見比べたうえで檜の構造材とデザインを高く評価した人、九州の展示場をいくつも回って印象がいちばん良かったと書いた人、香りが決め手になって建築を決めたという人。泊まって確かめられる体験棟を勧める投稿もありました。将来のことまで相談に乗ってもらえたという記録も残っています。
気がかりは1件で、展示場と実際に建つ家との差、それに現場を担当する人のばらつきを心配する内容でした。展示場の仕上げが標準なのかオプションなのかは、公式サイトからは分かりません。だからこそ見学のときに、目に入った仕上げがどちらなのかを一つずつ確かめておきたいところです。差額の見当がつけば、香りに惹かれた気持ちと予算を両立させやすくなります。
点検とアフターに寄せられた声(言及10件)
引き渡しのあとに何が起きたのか。件数としてはいちばん少ない話題で、そのうち6件を気がかりに分類しました。無作為に選んだ集まりではないので、ここから割合を示すことはできません。入居後の対応が遅いと感じた人、16年前に建てて補修の対応と再塗装の見積もりに納得できなかった人、点検の時期や建具の調整をめぐる記録、設備と外構の再工事が続いた記録が並びます。
もっとも、逆の記録も同じ場所に残っていました。入居1年の点検で建具の気になる点がその場で解消した人、複数の箇所をまとめて調整してもらった人、5年住んで毎回の対応が丁寧だと書いた人です。対応の速さが支店や担当者、依頼した時期によって変わるのかどうかまでは、今回の投稿から確かめられません。公式サイトが掲げる点検の回数と、実際に連絡してから訪問までにかかる日数は別の話だと考えておくほうが安全です。
もうひとつ、無償で直る範囲と有償になる範囲の境目を、契約前に文書で確かめておくこと。修理費の相談が投稿として残っているのは、その境目が入居後に初めて意識される場面が多いからです。宅地建物取引士としては、保証書と点検の予定表を契約時に受け取り、どの部位が何年で切れるのかを表にしておくと安心です。
「後悔」「やばい」の検索候補と、気がかり31件はどう重なるのか
前の章で7つに振り分けた118件を、ここからは検索候補の言葉と重ねてみます。気がかりを書いた31件の行き先は、前の章ですでに見えていました。お金まわりが7件でいちばん多く、打ち合わせと担当者、点検とアフター、現場と引き渡しがそれぞれ6件ずつ続きます。この4つを足すと25件です。
残る6件は、冬の体感や遮音が3件、間取りと分譲地の価格が2件、展示場と現場の差が1件でした。このうち分譲地の価格と展示場の話は、建てた家そのものへの指摘ではありません。気がかりとして書かれていたのは、檜の柱や構造の出来よりも、契約に至るまでの進め方と、引き渡したあとの連絡のほうでした。
そもそも検索候補は、多くの人の検索の傾向をもとに自動で作られるものです。ひとりの検索者の意図や、会社への評価をそのまま映したものではありません。加えて「やばい」という語には、もともと二つの向きがあります。困った状況を指すときにも使われますし、想像を超えたときの感嘆としても使われます。どちらの意味で打ち込まれたのかまでは、検索候補からは判別できません。「後悔」のほうも同じで、建てた人が書いた語なのか、これから建てる人が先回りして打った語なのかは、候補の並びだけでは分かりません。分かるのは、その組み合わせで調べた人がいたという事実だけです。
31件のなかには、あとから振り返って書かれたと読める内容もありました。予算を超えて見送った記録、口頭の説明が後で通らなかった記録、入居後の連絡が届きにくかった記録です。契約前に確かめられることもあります。ただし、口頭の説明が食い違った件や入居後の対応は、会社の側の説明と履行の責任にかかわる話で、施主の準備だけで防げるものではありません。無作為抽出ではないので世の中の割合を示すものではありませんが、強い言葉が全体像ではないことは確かめられます。ここで言えるのは、読んだ118件のなかでの話にとどまります。
もうひとつ押さえておきたいのは、起きた場所の条件です。谷川建設は7県に拠点を持ち、支店や営業所ごとに担当する人が変わります。建てた年によって標準の仕様も違い、16年前の建物と昨年の建物では点検の制度そのものが同じではありません。ひとつの投稿を会社全体の話として広げると、実像から離れます。ここから先は、公式サイトに書かれていることと、国の記録から確かめられることを一つずつ並べていきます。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
商号が同じ会社は、各地にある
この記事が扱っているのは、法人番号3310001001095の株式会社谷川建設です。本店は長崎県長崎市岡町9番1号。公式サイトはtanigawa-group.comで運営されています。ここを最初に確かめておく理由があります。2026年7月に国税庁の法人番号公表サイトで、商号に「谷川建設」または「タニガワ建設」を含む法人を調べると、対象の会社を除いて18の法人が表示されるからです。株式会社谷川建設、有限会社谷川建設、谷川建設株式会社、谷川建設工業株式会社、株式会社タニガワ建設。字面はほとんど変わりません。
このうち17法人には閉鎖の表示がなく、1法人には2026年1月に登記記録が閉鎖された旨の表示がありました。これは登記の表示であって、いま営業しているかどうかを示すものではありません。法人番号のうえでは、いずれも対象の会社とは別の法人です。資本や事業のつながりがあるかどうかは、このサイトだけでは確かめられません。所在地はそれぞれ違う県にありますが、どの会社のことなのか混同を招くため、この記事では相手方の地名を出さないことにしました。他社の評判や経営の状態に触れることもしません。
検索して出てきた口コミが、必ずしも長崎の会社を指しているとは限らないということです。実際、今回の118件を選ぶときも、支店や展示場の名前、HINOCAやCAORIEという商品名、檜と自社の職人にまつわる記述を目印にしました。どの会社を指すのか読み取れないものは、数から外しています。
長崎で50年。谷川建設という会社の輪郭
始まりは昭和46年4月、谷川商事の住宅部としての業務開始でした。同じ年の12月10日に株式会社谷川建設として独立し、本社は長崎市内で三度動いて、平成14年8月から現在の岡町にあります。公式サイトは50年の歴史と20,000棟の実績を掲げていました。代表取締役は谷川喜一。資本金は1億円で、社員は528名(令和8年4月1日現在)、売上高は226億円(令和7年11月期)と会社概要に記載があります。

事業は注文住宅だけではありません。中高層ビルと土木工事を含む土木建築請負業に加えて、製材業と木材業の登録を持ち、損害保険の代理店業務も行っています。事業所の一覧には山林部と製材工場、それにプレカット工場が並びます。木を扱う工程を自社の中に抱えている会社ということです。関連企業として谷川商事、マルキ開発、ティーズデザインの3社が挙げられています。
住宅の商品は2つです。一から起こすオーダーメイドのHINOCAと、暮らし方から選ぶセミオーダーのCAORIE。どちらも平成24年12月に発売されました。公式は自社の住まいを「檜の家」と呼び、檜の柱1本にコップ10杯分の調湿効果があると説明しています。設計では、周辺の景観に調和する住まいを天然素材と提案するという方針を掲げ、グッドデザイン賞を2013年、2014年、2016年、2018年、2022年に受けています。
なお、投稿の中には「木曽檜」という産地を伴う語で語られたものがありました。ただし今回取得した公式サイトのページには、産地を特定した表記は見あたりません。公式の言い方は「檜の家」「檜を扱う企業」です。産地まで気になる場合は、契約前に使用する材の産地を書面で確かめてください。
「寒い」という声は何件あり、断熱はどこまで公表されているか
検索候補に「寒い」が並ぶ以上、ここは正面から扱います。118件のうち、冬の体感や室温、暖房にふれた投稿は8件ありました。内わけは、暖かさを評価したものが5件、寒さを実感したものが2件、どちらとも決めかねるものが1件です。数としては暖かい側の報告のほうが多く残っていました。ただし118件は無作為に選んだ集まりではないので、これを世の中の割合と重ねて読むことはできません。会社が公表している仕様と並べて読む必要があります。
断熱等性能等級5に対応。断熱材はロックウール
公式サイトは、住宅性能表示制度の断熱等性能等級について「最高ランクの等級5に対応」と記載しています。ただし現行の制度には等級6と等級7があり、等級5は最高等級ではありません。等級5はZEHの水準にあたる位置づけです。断熱材はロックウールで、家全体を包む形で使うという説明です。吸水性が低く、耐久性と耐火性に優れ、ホルムアルデヒドの発生も少ない素材だと紹介されています。屋根の下地には遮熱材が入り、外側にはアルミコーティングを両面に施した透湿防水シート「アウトールAC」が使われます。
窓まわりは、外がアルミで室内側が樹脂の複合サッシが標準です。ガラスはLow-Eのペアガラス。サッシ単体の等級として、断熱性能H-3等級と気密性能A-4等級が示されています。ここは読み違えやすいところです。この気密A-4等級はサッシという部材についた等級であって、家一棟を測って出す相当隙間面積、いわゆるC値とは別のものになります。
UA値とC値は、公開情報では確認できなかった
住まいの断熱を数字で比べようとすると、外皮平均熱貫流率のUA値と、隙間の量を表すC値の2つに行き当たります。この2つについて、公式サイトの該当ページを2026年7月27日に取得して探しましたが、公表された数値は見あたりませんでした。等級5に対応という書き方はあっても、実際の数値としてはたどり着けません。全棟で気密測定を行っているかどうかも、公式の記載からは確認できませんでした。
ここは事実として書いておくべき空欄です。等級5は基準を満たす範囲を示すもので、同じ等級の中にも幅があります。冬の体感を左右するのは、その幅のどこにいるか、そして窓の大きさと配置、間取り、暖房の使い方です。数字が公表されていないぶん、検討している人は自分の敷地とプランで見積もりを取り、UA値の計算結果を出してもらうのが確実です。C値は現場で測らなければ出ませんから、測定してもらえるかどうかも一緒に尋ねてください。
ZEHは2025年度で237棟。目標は2030年度に86%
省エネの取り組みは数字が公開されています。新築のZEH実績は2025年度で237棟、割合にして56%。2030年度の目標としてZEH86%、BELS表示100%を掲げています。国の省エネ評価であるBELSの認定を受けているという記載もありました。BELSは建物ごとに評価する制度なので、自分の家が対象になるかどうかは個別に確かめてください。ZEHの標準装備として、エネルギーの使用量を見えるようにするHEMS、創エネ3kWから5kWの太陽光システム、高効率の換気システム、LED照明が挙げられています。
無垢の床材は全商品で標準です。公式は、無垢の床は足元が冷えにくいので暖房の使用電力を抑えられると説明しています。底冷えを書いた投稿と、足の裏が冷たくなりにくいと書いた投稿が、同じ会社について残っています。理由までは確かめられません。建てた年や地域、窓の取り方、間取り、暖房の使い方、それに施工まで、いくつもの要因が重なるからです。ひとつの体感を会社全体の性能として広げると、実像から離れます。
地震と火に対する備え。格子組剛床構法とベタ基礎
構造は日本の風土に根ざした在来工法をもとにしています。そこに「格子組剛床構法」を組み合わせた家は、数百年に一度の地震力でも倒壊や崩壊をしない耐震3等級を上回り、耐風2等級を取得していると公式が記載しています。HINOCAについては耐震3等級を備え、新耐震基準にも対応との説明です。基礎は地盤調査を工程に組み込んだうえで、高耐久性のベタ基礎が標準になります。平成24年4月からは制震ダンパーのMIRAIEも採用されました。
火に対しては、省令準耐火構造が標準です。これは建築基準法でいう準耐火構造に準ずる防火性能を持つ仕様で、火災保険の料率で有利に扱われることがあります。厚みのある木材は燃えても表面が炭になって内部への延焼を抑えるため、主要な部分に太い材を使うことで強度が落ちるまでの時間を稼げる、というのが公式の説明です。長期優良住宅の要件にも標準仕様で対応しているとされています。
構造の評価については、第三者機関が品質や性能を評価しており、長期優良住宅の基準を上回る耐震等級3をクリアしているという記載もありました。ここまでは公式サイトが掲げている内容です。実際の一軒ごとにどの等級を取得するかは、プランと申請の有無で変わります。契約前に、自分の家で取得する等級と、その評価書が発行されるかどうかを確かめておくと確実です。
坪単価は、公開情報でどこまで追えるのか
結果から書くと、公式サイトにHINOCAとCAORIEの坪単価も本体価格も載っていません。2026年7月に該当ページを開いて確かめた範囲では、価格の記載そのものが見あたりませんでした。ここは検討する人がいちばん知りたい数字であるだけに、空欄になっている影響は小さくありません。
投稿の側には金額が残っていました。約30坪でオプション込み2,200万円だったという体験、坪85万円で建物のみという報告、坪65万円から80万円という目安を確かめようとした質問。ただし、これらは建てた年も地域も仕様も違う人の数字です。含まれている範囲も投稿ごとに違います。並べて平均を出しても、自分の家の予算にはなりません。
同じ条件で複数社に見積もりを出したところ、谷川建設のほうが数百万円高かったという記録もありました。いっぽうで、条件付きの土地で他社と比べたら見積額はほとんど変わらなかったという記録も残っています。差が出た側と出なかった側が両方あるということは、比較の条件しだいで結果が動くということです。本体価格だけを並べるのではなく、付帯工事や地盤改良、外構、それに諸費用まで足した総額でそろえてください。
宅地建物取引業者として付け加えると、注文住宅の見積もりは標準仕様の範囲が会社ごとに違うため、坪単価という一つの数字では比べきれません。標準に何が入っているかの一覧をもらい、変えたい箇所の差額を先に出してもらう。この2つをやるだけで、比較の精度はかなり上がります。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
初期30年の保証と、7回の無償点検
保証の枠組みは公式サイトに詳しく出ています。初期30年保証を提供し、無償の点検は引き渡しから3か月、1年、2年、5年、10年、20年、30年の7回。40年、50年と過ぎたあとも、建物が存在するかぎり定期点検を行うという記載があります。ただし同じページには、30年以降は希望に応じてメンテナンスの相談に応じるという書き方もありました。建物によっては10年もしくは20年保証になる場合があるとの断り書きも付いています。24時間365日対応のコールサービスも用意されています。
30年保証には適用の条件が付いている
年数だけを見て安心する前に、条件を読んでおいてください。この保証の対象になるのは、2011年9月1日以降に契約した人で、かつ全ての工事を谷川建設が設計と施工を行った新築の建物です。一部だけを依頼した場合や、それ以前の契約は同じ扱いになりません。16年前に建てたという投稿が残っていましたが、時期によって制度そのものが違うということは、読むときに切り分けが要ります。
シロアリへの備えにも条件があります。5年目に指定の防蟻会社による無料点検を受けることで、10年保証になるという書き方です。点検を受けないと保証が続かない形なので、5年目の案内を見落とさないようにしてください。免責の条件も2つ書かれています。地盤調査の結果として必要な補強工事をしていない場合、地盤が原因の補修や被害は免責。谷川建設以外で外壁や屋根のメンテナンス工事をした場合、外壁や屋根が原因の補修や被害も免責になります。
設備と地震について、別枠の取り決めがある
キッチンや給湯器などの住宅設備は、メーカー保証が終わったあとも10年まで同等の修理サービスを受けられるとされています。対象は2021年4月以降の見積もりと契約の物件です。地震については、発生時の補修や建て替えを保証する仕組みがあり、上限は新築時の建物販売価格。こちらにも条件があり、新築時の加入に限られ、対象は2022年11月以降の見積もりと契約の物件になります。土地や外構ではなく建物についた保証だという点も、押さえておく価値があります。
点検の回数と、連絡してから来るまでの日数は別の話
投稿で気がかりの側に入った6件のうち、多くは点検の回数ではなく、連絡してから対応が届くまでの時間についてでした。公式サイトは専任の担当員が点検すると説明しています。ただ、依頼が立て込む時期や支店の体制によって、訪問までにかかる日数は変わります。制度として何回あるかと、実際にどのくらいで来てもらえるかは、別々に確かめるほうが確実です。
契約前に聞いておくとよいのは3つ。無償で直る範囲と有償になる範囲の境目、点検の予定表、それに緊急時の一次受付がどこになるか。この3つを文書でもらっておけば、入居後に迷う場面がかなり減ります。
施工エリアは7県。拠点と展示場の使い方
住宅を建てられるのは福岡県、長崎県、大分県、佐賀県、熊本県、鹿児島県、広島県の7県です。公式サイトの事業所一覧は、本社や工場、部門を含めて24拠点です。長崎県には本社のほか支店や営業所、工務本部、不動産部門、プレカット工場、配送センター、山林部、製材工場が集まり、福岡県には支店と営業所が置かれています。佐賀、熊本、大分、鹿児島、広島、それに東京にもそれぞれ拠点があります。令和8年6月には八幡支店が北九州支店へ統合されました。
展示場は7県で合わせて20か所。福岡県が7か所ともっとも多く、長崎県が6か所、熊本県と大分県が2か所ずつ、佐賀県、鹿児島県、広島県が1か所ずつです。展示場での香りが決め手になったという投稿が複数残っていたとおり、ここは体感で確かめられる場所になります。
ただし展示場は、仕様の上限に近い形で建てられているのが普通です。見学のときには、目に入った仕上げが標準なのかオプションなのかを一つずつ確かめてください。差額の見当がつけば、気に入った要素を予算の中に収めやすくなります。宿泊して確かめられる体験棟を勧める投稿もありました。冬の体感が気になるなら、寒い時期に泊まってみるのがいちばん早い確かめ方です。
いまの会社の姿を、公的な記録から確かめる
公式サイトの記載だけでなく、国の記録からも確かめられることがあります。法人番号3310001001095は国税庁の法人番号公表サイトに登録があり、本店の所在地も一致していました。厚生年金保険の適用事業所情報では、被保険者数が513人と記録され、全喪年月日の欄は空欄でした。全喪は適用事業所でなくなったときに入る欄なので、空欄のままということは、その時点で適用事業所として続いているという意味になります。公式サイトが示す社員528名という数字とも、大きくは離れていません。
反対に、公開情報からは確かめられなかったこともありました。決算公告や有価証券報告書にあたる財務の数値は、公開されている情報からは見つかりませんでした。公式サイトが会社概要で示す売上高226億円(令和7年11月期)が、たどれる範囲での数字になります。ここは会社の規模を測る手がかりとしては使えますが、第三者が検証した数字ではないという前提で読んでください。なお、これらはいずれも公表された時点の事実であり、将来を保証するものではありません。
免許と許可、カッコの数字が指しているもの
会社概要には資格の番号が並びます。まず宅地建物取引業の免許。番号は国土交通大臣(12)第002861号です。このカッコの中は、免許を受けた回数を表します。最初の免許が(1)で、更新のたびに1つ増える仕組みです。(12)なら12回目の免許、つまり更新は11回ということになります。数字が大きいほど、免許を持ち続けた期間が長いという読み方ができます。
建設業の許可は国土交通大臣許可(特4)第8964号です。同じようにカッコが付いていますが、こちらの中身は許可を受けた年度を指しており、更新の回数ではありません。頭に付く「特」は、下請けに出す金額が大きい工事を請け負える特定建設業だという意味になります。形が似ているので混同されやすい部分です。一級建築士事務所の登録も、長崎県、福岡県、熊本県、大分県、広島県の知事登録として9件掲げられていました。
118件と公式情報から見えた、谷川建設の強み
ここまでを踏まえると、この会社の強みは5つに絞られます。ひとつめは、木を扱う工程を自社の中に持っていることです。山林部と製材工場、プレカット工場が事業所の一覧に並び、製材業と木材業の登録も会社概要に載っています。檜と無垢材にふれた投稿は33件あり、そのうち21件が前向きな内容でした。香りと質感は写真では伝わりにくい要素です。今回読んだ範囲では、そこに触れた投稿がいちばん多く集まっていました。
ふたつめは、設計の自由度です。一から起こすHINOCAでは、家事動線や収納の位置まで踏み込んだ設計をしたという記録が複数残っていました。代わりの案をその場で出してもらえたという投稿もあります。規格化されたCAORIEを選べば、費用と自由度のつり合いを取ることもできます。
3つめは、保証の枠組みが長いことです。初期30年保証と7回の無償点検、そして建物が存在するかぎり続く定期点検。24時間365日のコールサービスと、設備のメーカー保証終了後10年までの修理サービスも用意されています。地震時の補修と建て替えの保証も別枠です。適用条件は付きますが、枠組みとしては長い部類に入ります。
4つめは、現場の仕事ぶりに具体的な評価があったことです。施工品質・引き渡しへの言及15件のなかに、複数社の建築現場を回ったうえでいちばん整っていたと書いた投稿と、棟梁の丁寧さを挙げた投稿がありました。会社全体の水準を示すものではありませんが、現場を見に行った人の言葉として具体的です。
5つめは、公的な制度への対応です。省令準耐火構造が標準で、長期優良住宅の要件にも標準仕様で対応。BELSの認定を受け、ZEHは2025年度に237棟で56%の実績があります。等級の数字が公表されているぶん、検討する側は比べやすいはずです。
谷川建設が向く条件と、引っかかる条件
ここまで見てきた内容から、相性のよしあしは、はっきり分かれます。
向いているのは、まず檜と無垢材の質感に価値を感じる人です。香りや足触りは数字にならない要素なので、そこを重く見る人ほど満足度が高くなります。次に、間取りを一から考えたい人。自由設計の幅が広く、代替案が出てくるという記録も残っています。3つめに、引き渡したあとの年数を重く見る人。保証と点検の枠組みが長いので、住み続けることを前提に選ぶなら合います。4つめに、7県のいずれかに建てる人。施工エリアが限られているため、ここは前提条件になります。
逆に、引っかかりやすい条件もあります。ひとつは、初期費用をできるだけ抑えたい場合です。投稿者が同じ条件としている見積もりで他社より高かったという記録と、予算を理由に見送ったという記録がありました。条件が本当にそろっていたかどうかまでは確かめられません。ふたつめは、UA値やC値といった数字で断熱性能を比べたい場合。公表がないため、自分の見積もりで計算してもらうという手間が要ります。みっつめは、対応の速さを最優先する場合です。入居後の連絡についての気がかりが6件ありました。支店や時期との関係までは確かめられていません。
それぞれの重さを編集部が判定することはできません。ただ、どれも契約前に確かめられる項目ではあります。先に確かめておけば、あとから「聞いていなかった」となる場面は減らせます。
公表されていない数字を、自分の見積もりで埋める
公式サイトで空欄になっていた項目は3つありました。坪単価、UA値とC値、そして財務の詳細です。このうち前の2つは、自分の敷地とプランで確かめられます。
お金の空欄を埋める
本体価格だけの見積もりは受け取らないでください。付帯工事、地盤改良、外構、登記や火災保険を含む諸費用まで入った総額で出してもらいます。そのうえで、標準に含まれる範囲の一覧をもらい、変えたい箇所の差額を並べます。他社と比べるときは、同じ坪数と同じ標準範囲でそろえること。ここがずれていると、比べたことになりません。
性能の空欄を埋める
自分のプランでUA値を計算してもらい、書面で受け取ります。次に、気密測定を実施してもらえるか、実施する場合はどの工程で測り、結果をどう共有するかを確認します。窓の仕様は場所ごとに変えられるので、寒さが気になる部屋の窓をどうするかも同時に相談してください。冬に体験棟へ泊まれるなら、数字と体感の両方を確かめられます。
約束の空欄を埋める
打ち合わせで決めたことは、その場で書面にして双方で持ちます。値引きや仕様の変更を口頭で聞いた場合も、次の打ち合わせまでに文書化してもらってください。契約時には、保証書、点検の予定表、無償と有償の境目、緊急時の一次受付を受け取ります。担当が変わる会社ほど、記録が引き継ぎの足場になります。
よくある質問
谷川建設の坪単価はいくらですか。
A. 公式サイトには坪単価も本体価格も掲載されていません。2026年7月に商品ページを開いて確かめた範囲でも、価格の記載は見あたりませんでした。投稿の側には約30坪でオプション込み2,200万円、建物のみで坪85万円といった金額が残っていますが、建てた年も地域も仕様も違う人の数字なので、そのまま自分の予算にはなりません。付帯工事や外構、諸費用まで含めた総額で見積もりを出してもらってください。
谷川建設の家は寒いのですか。
A. 今回読んだ118件のうち、冬の体感や室温にふれたものは8件でした。内わけは暖かさを評価したものが5件、寒さを実感したものが2件、どちらとも決めかねるものが1件です。無作為に選んだ集まりではないので割合は示せませんが、寒いという声だけが並んでいる状況ではありません。体感は建てた年と地域、窓の取り方、暖房の使い方で変わるため、自分のプランでUA値を計算してもらうのが確実です。
断熱材には何が使われていますか。
A. 公式サイトによると、断熱材はロックウールで、家全体を包む形で使われます。吸水性が低く耐久性と耐火性に優れ、ホルムアルデヒドの発生も少ない素材だと説明されています。窓は外側がアルミで室内側が樹脂の複合サッシが標準で、ガラスはLow-Eのペアガラスです。屋根の下地には遮熱材が入ります。断熱等性能等級は「最高ランクの等級5に対応」と公式が記載していますが、現行の制度には等級6と等級7があり、等級5は最高等級ではありません。
UA値やC値は公表されていますか。
A. 2026年7月27日に公式サイトの該当ページを取得して探しましたが、UA値もC値も数値としての記載は見つかりませんでした。全棟で気密測定を行っているかどうかも、公式の記載からは確認できていません。断熱等性能等級5に対応という書き方はありますが、等級は基準を満たす範囲を示すもので、同じ等級の中にも幅があります。現行の制度では等級7まであり、等級5が上限ではありません。数字で比べたい場合は、自分のプランで計算書を出してもらい、気密測定の可否も合わせて尋ねてください。
保証は何年ありますか。
A. 初期30年保証で、無償の点検は引き渡しから3か月、1年、2年、5年、10年、20年、30年の7回です。その後も建物が存在するかぎり定期点検を続けるとされています。ただし対象は2011年9月1日以降の契約で、全ての工事を谷川建設が設計と施工を行った新築の建物だけです。建物によっては10年もしくは20年保証になる場合があるとの断り書きもあり、地盤や外壁・屋根については免責の条件が付きます。シロアリの保証は5年目に指定の防蟻会社の無料点検を受けることで10年になるため、案内を見落とさないようにしてください。
建ててもらえるのはどの県ですか。
A. 住宅の施工エリアは福岡県、長崎県、大分県、佐賀県、熊本県、鹿児島県、広島県の7県です。展示場は7県で合わせて20か所あり、福岡県が7か所ともっとも多く、長崎県が6か所続きます。事業所は本社や工場を含めて24拠点が公式サイトに掲載されています。エリアの外に土地がある場合は前提が変わるので、最初に確かめておくのが早道です。
この記事が扱っているのは、どの谷川建設ですか。
A. 法人番号3310001001095、本店が長崎県長崎市岡町9番1号の株式会社谷川建設です。国の法人番号公表サイトで同じ商号や近い商号を引くと、この会社を除いて18の法人が出てきます。資本や事業のつながりはなく、名前が重なっているだけです。この記事では相手方の地名や評判には触れず、対象の一社だと判断できた投稿だけを118件に数えました。
まとめ
ここまでお読みいただいた方には、検索候補の強い言葉が何を指していたのかが見えてきたはずです。要点は5つあります。
- 公開されていた口コミと体験談118件を7つの話題に振り分けた結果、前向きが46件、気がかりが31件、どちらとも決めかねるものが41件だった。無作為抽出ではないため、この多い少ないは世の中の割合ではない
- 気がかりの31件のうち、お金まわりと打ち合わせ、点検とアフター、現場と引き渡しの4つで25件。残る6件は冬の体感や遮音が3件、間取りと分譲地の価格が2件、展示場と現場の差が1件で、すべてが建物そのものへの指摘ではない
- 冬の体感にふれた8件では、暖かさを評価したものが5件、寒さを実感したものが2件、どちらとも決めかねるものが1件。公式は断熱等性能等級5に対応と記載しているが、現行の制度には等級6と等級7がある。断熱材はロックウール、標準サッシはLow-Eペアガラスの複合サッシ
- 坪単価とUA値、C値は公式サイトに記載がなく、財務の詳細も公開情報からは確認できなかった。この空欄は自分の見積もりと計算書で埋めるしかない
- 初期30年保証と7回の無償点検には、2011年9月1日以降の契約であることと、全工事を自社で設計施工したことという条件が付く。建物によっては10年もしくは20年保証になる場合があり、地盤と外壁・屋根には免責もある
次にやることは3つです。まず、7県の中に土地があるかどうか。次に、展示場で標準とオプションの境目を一つずつ聞くこと。そのうえで総額の見積もりとUA値の計算書、保証書と点検予定表を書面で受け取ります。強い言葉に引っ張られる前にこの3つを済ませておけば、判断の材料はそろいます。
檜の香りに惹かれて調べ始めた気持ちは、そのまま大事にしてかまいません。確かめる順番さえ間違えなければ、迷う時間はずっと短くなります。

