自然素材の家に憧れて無添加住宅を調べはじめると、関連ワードに「後悔」「やめとけ」「寒い」といった不安をあおる言葉が並び、思わず手が止まってしまった方も多いはずです。
たしかに、ネット上には無添加住宅に関する厳しい口コミも存在します。ただ、その多くは自然素材ならではの特性を知らないまま建てたことで生じた、事前に避けられる注意点や、思い込みによる誤解だというのが、数多くの住宅会社を見てきた立場からの見方です。
この記事では、一級建築士と宅建士が、無添加住宅で「後悔」「やめとけ」と言われる理由を一つずつ忖度なしで検証したうえで、坪単価・住宅性能・素材の質・評判まで、プロの視点から掘り下げます。
- なぜ「後悔」「やめとけ」と検索されるのか
- 坪単価は?価格が高めなのはなぜ?
- 漆喰・無垢材・炭化コルクの住宅性能は?
- 自然素材ならではのメリットと注意点は?
- 本当の評判・口コミは?
読み終えるころには、無添加住宅が自分に合った選択肢かどうかを、自信を持って判断できるはずです。それでは、家づくりの第一歩を踏み出しましょう。
また、解説に入る前に家づくりで絶対に失敗しないために最も重要なことをお伝えします。
それは、まず最初に建築予定エリアに対応した住宅メーカーのカタログを取り寄せることです。
マイホームは、これから何十年も暮らす大切な場所。絶対に後悔したくないですよね。
しかし、家を建てようとする人がやりがちな大きな失敗は、情報収集を十分にせずにいきなり住宅展示場やイベントへ足を運んでしまうことです。
「とりあえず見に行こう!」という軽い気持ちで訪れた展示場で、理想に近い(と錯覚した)家を見つけ、そのまま営業マンの話に流されて契約してしまうケースが非常に多いのです。

こうなってしまうと、高い確率で理想とは異なる家になってしまいます。
本当はもっと安く、もっと条件の良い住宅メーカーがあったかもしれないのに、目の前のモデルハウスだけを見て決めてしまうと、数百万円、場合によっては1,000万円以上の大損をする可能性があるのです。
マイホームは人生最大の買い物。一生を共にする住まいだからこそ、情報収集をせずに決めるのは絶対に避けるべきです。
「情報収集しすぎでは?」と周囲に言われるくらいが丁度いいのです。
とはいえ、ゼロから住宅メーカーの情報を集めるのは大変ですし、そもそもどのように調べればいいのか分からない人も多いでしょう。
そこで便利なのが、条件に合った住宅メーカーの資料をまとめて請求できる「一括カタログ請求サイト」です。中でもおすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサービスです。
これらの3サイトはいずれも大手企業が運営しているため、審査基準が厳しく、悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避けられるのが大きなメリットです。
さらに、カタログ請求をしたからといってしつこい営業がなく、気軽に利用できるため、非常に使い勝手の良いサービスです。
どれか1つ選ぶなら、以下の基準で決めると良いでしょう。
低予算で家を建てたい方は・・・LIFULL HOME’S
工務店を中心に比較したい方は・・・SUUMO
ハウスメーカーの資料を集めたい方は・・・家づくりのとびら
また、住宅メーカー選びに絶対に失敗したくない方は、1社だけに絞らず、できるだけ多くのカタログを取り寄せるのがおすすめです。複数社を比較することで価格競争が生まれ、同じ品質の家でも数百万円安くなることがあります。
後悔しない家づくりのために、まずは情報収集を徹底しましょう!
それでは、詳しく解説していきます。
この記事の監修者
井口 梓美いぐち あずみ
宅地建物取引士|ファイナンシャルプランナー|株式会社AZWAY 代表取締役
大手保険代理店にて資産運用とライフプランニングに従事した後、大手不動産ポータルサイト運営会社でのコンサルティング経験を経て株式会社AZWAYを創業。自社で宅建業免許(東京都知事 第104708号)を取得し、新築一戸建ての仲介から不動産売却、相続相談、空き家活用、リフォームまで住まいに関わる幅広い領域に対応している。保険・不動産・ITの3業界での実務経験をもとに、住宅の購入・売却・資産活用に必要な情報を中立的な立場から発信。全日本不動産協会会員。
無添加住宅で「後悔」「やめとけ」と言われる理由を一級建築士&宅建士が検証
無添加住宅を検索すると、関連キーワードに「後悔」「やめとけ」「寒い」「高い」といった穏やかでない言葉が並びます。これだけを見ると身構えてしまいますが、まず前提として知っておいてほしいことがあります。
それは、無添加住宅が「化学物質をできるだけ使わない自然素材の家」という専門性の高いジャンルであり、しかも全国の正規代理店が一邸ずつ自由設計で手がける仕組みだということです。価格も仕様も一律ではなく、強い思い入れを持って建てるジャンルだからこそ、「思っていたのと少し違った」という声がそのまま口コミに残りやすいのです。
加えて、無添加住宅で使う漆喰や無垢材といった素材は、工業製品のように均質ではなく、手入れや経年変化を前提とした生きた素材です。その前提を知らないまま、新建材の家と同じ感覚で住み始めると、自然素材ならではの個性が「欠点」に見えてしまいます。これが、ネガティブなワードが独り歩きする大きな背景です。
ただ、はじめにお伝えしておきたいのは、無添加住宅が「化学物質を極力使わない健康的な住環境」と「漆喰や無垢材ならではの心地よさ・デザイン」を、完全自由設計で形にできる、はっきりした強みを持った住宅だということです。そのうえで、なぜ「後悔」「やめとけ」と検索されるのか、その理由を一つずつ見ていきましょう。検索される理由は、大きく次の6つに整理できます。
- 自然素材を使うぶん価格が高く、予算をオーバーしやすい
- 「冬は寒い」と断熱・気密の数値が気になる
- 漆喰のひび割れや粉落ち、無垢材の反りが気になる
- 「カビが生えやすい」という声がある
- 正規代理店ごとに施工品質や対応に差が出る
- アフターサービスが分かりにくいと感じる
理由1. 自然素材を使うぶん価格が高く、予算をオーバーしやすい
無添加住宅でいちばん多いのが、「天然素材を使うぶん費用が高く、最終的に予算を大幅にオーバーしてしまった」という声です。坪単価の目安はおおむね80万円から120万円以上とされ、一般的な注文住宅よりやや高めの価格帯になります。
価格が上がる理由ははっきりしています。原木から切り出す無垢材、自社開発のオリジナル漆喰、天然石の屋根「クールーフ」、炭化コルクの断熱材など、調達コストの高い自然素材をふんだんに使っているからです。接着剤の米のりや塗料の柿渋まで自然由来でそろえ、熟練の職人が手をかけて仕上げます。つまり高さの中身は、健康と素材の質にそのまま使われています。
対策はシンプルで、契約前にオプションを含めた「総額」で見積もりを取り、優先順位を決めることです。無添加住宅には、水回りに大手メーカーの設備を採用して価格を抑えた「イーズタイプ」もあります。こだわる部分と標準仕様で十分な部分を整理すれば、自然素材の価値を保ったまま費用を現実的な範囲に収められます。
理由2. 「冬は寒い」と断熱・気密の数値が気になる
「自然素材に惹かれて建てたが、冬の寒さが思ったより厳しい」「炭化コルクの断熱材だけで足りるのか不安」という声もあります。UA値やC値といった数値を前面に出す高気密高断熱メーカーと比べると、見劣りするのではという心配です。
たしかに、無添加住宅は数値競争を売りにするタイプの家ではありません。ただし断熱材の炭化コルクは熱伝導率0.038W/m・k前後と、断熱材として十分な性能を持ち、無垢材や漆喰の調湿効果と合わさって、体感では「夏はひんやり、冬は穏やか」と感じる住み手も少なくありません。寒さの感じ方は地域の気候やプラン、暮らし方によって変わります。
備えはできます。断熱仕様を強化し、引き渡し前に光熱費や室温のシミュレーションで確認しておくことです。炭化コルクの厚みを増やす、サッシのグレードを上げる、間取りで日射を取り込むといった調整で、寒さの不安は十分にカバーできます。寒冷地で建てるなら、地域の気候に詳しい代理店に断熱仕様を相談しておくと安心です。
理由3. 漆喰のひび割れや粉落ち、無垢材の反りが気になる
「漆喰の風合いは気に入っているが、ぶつかると粉が落ちる」「無垢の床に隙間や反りが出た」という声もあります。手入れの手間を負担に感じ、後悔につながるケースです。
これらは不具合ではなく、自然素材が生きている証拠です。漆喰は硬化するまでの間わずかに粉が出ることがあり、無垢材は湿度に合わせて膨張と収縮をくり返すため、季節によって隙間や反りが生じます。いずれも家の強度には影響せず、浅い傷はサンドペーパーで、ひびは塗り直しで補修できます。新建材にはない調湿性や足ざわりの良さは、この素材だからこそ得られるものです。
大切なのは、契約前に自然素材の手入れ方法と経年変化の特性を理解しておくことです。日常の掃除や数年ごとのメンテナンスを前提として受け入れられるなら、傷やシミも住むほどに味わいへと変わります。手をかけるほど愛着がわく家だと考えれば、むしろ自然素材ならではの楽しみになります。
理由4. 「カビが生えやすい」という声がある
「自然素材は湿気を吸うぶん、カビが生えやすいのでは」「北側の壁にカビが出た」という口コミもあり、不安に感じる方がいます。
実態は逆で、無添加住宅のオリジナル漆喰は強アルカリ性で抗菌・抗カビの性質を持ち、調湿によって室内の湿度を穏やかに保つ、本来はカビに強い素材です。カビが出るケースの多くは、素材そのものではなく、換気不足や日当たり、間取りなど住まい方や設計に原因があります。
対策は、24時間換気を正しく使い、湿気がこもりやすい場所は間取りや窓の配置で風の通り道をつくっておくことです。漆喰の調湿力を活かす設計を代理店と相談しておけば、結露やカビの心配はぐっと減ります。素材の力と適切な換気を組み合わせれば、空気のきれいな住環境を保ちやすくなります。
理由5. 正規代理店ごとに施工品質や対応に差が出る
「加盟店によって当たり外れがある」「施工や接客、アフターの対応に差を感じた」という声もあります。これは無添加住宅が、全国の正規代理店が施工する代理店(フランチャイズ)方式をとっていることに関係します。
株式会社無添加住宅は、自社で漆喰やクールーフ、炭化コルクといった建材を開発・製造し、全国およそ170社の正規代理店を通じて供給する仕組みです。建材そのものの品質は本部が一括して管理する一方、実際に設計・施工するのは地域の代理店のため、経験やスキルに差が出やすい面があります。これは代理店展開する住宅ブランドに共通する課題です。
対策は十分に可能です。気になる代理店の施工事例や完成見学会で実物を確かめ、複数の代理店を比較して、信頼できる担当者を見極めることです。自然素材の扱いに慣れた代理店を選べば、施工品質の不安は大きく減らせます。地域の気候風土に精通した代理店ほど、土地に合った提案をしてくれます。
理由6. アフターサービスが分かりにくいと感じる
「アフターサービスの窓口が分かりにくい」「修理の依頼から対応まで時間がかかった」という声もあります。情報が見えにくいこと自体が、不安につながっているケースです。
無添加住宅では、引き渡し後の住宅について、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分を対象に、住宅品質確保促進法(品確法)に基づく10年間の保証が用意されています。地盤調査や、基礎・上棟・完成時の検査も行われます。ただし、定期点検やその後の対応の体制は代理店ごとに異なるため、全体像が見えにくく感じられます。
分からない部分は、契約前に保証の範囲・定期点検の時期・トラブル時の連絡先を書面で確認しておくことで解消できます。引き渡し時に窓口の一覧を受け取り、メンテナンスのスケジュールを共有しておけば、長く安心して住み続けられます。自然素材の家は手入れの相談先が近いほど心強いものです。
【プロの総評】ネットの評判に振り回されず、総合的に判断を
ここまで、無添加住宅で「後悔」「やめとけ」と言われる6つの理由を検証してきました。あらためて整理すると、その内訳は次のように分けられます。
- 事前の準備・対策で避けられるもの……予算オーバー、断熱の体感、代理店選び、アフター内容の確認
- 自然素材ならではの特性として理解しておくもの……漆喰のひびや粉、無垢材の反りや隙間、手入れの手間、カビを防ぐための換気
- 根拠の薄い思い込み・誤解……「自然素材=性能が低くて住みにくい」「カビだらけになる」という決めつけ
つまり、「後悔」という言葉の中身を一つずつ開けてみると、家づくりそのものを揺るがすような致命的な問題は見当たりません。むしろ注目したいのは、無添加住宅には大手で時折見られるような訴訟や経営不安といった重大なトラブルが調べた限り見当たらず、ネガティブワードの正体が「自然素材ならではの特性や手入れを、事前に知らなかったこと」に集約される点です。化学物質を抑えた健康的な住環境という確かな価値は、特性を理解して住むほどに実感できます。
一級建築士・宅建士の立場から総合的に評価すると、無添加住宅は、健康と素材の質という他にない価値を、完全自由設計で形にできる、明確な個性を持った住宅です。「自然素材と付き合う」というスタイルさえ理解して受け入れられるなら、これほど住む人の体と感性に寄り添う家はなかなかありません。ネット上の断片的な悪評だけで判断せず、この後で解説する坪単価・住宅性能・実際の評判までを総合的に見たうえで、自分の希望に合うかどうかを冷静に見極めていきましょう。
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無添加住宅の良い評判と悪い口コミ

無添加住宅で実際に家を建てた人の評判は気になりますよね。ここでは、ネット上の口コミや評判を幅広く調査し、良い評判と悪い口コミの両方をまとめましたので、参考にしてみてください。
良い評判
では、まずは無添加住宅の良い評判から見てみましょう。

新居に引っ越してきてから、毎日が本当に気持ちいいです。無垢材の床は素足で歩くと本当に心地よくて、子どもたちも大喜びで走り回っています。漆喰の壁は、見た目も優しくて、部屋全体を明るくしてくれるだけでなく、空気が澄んでいる感じがします。以前住んでいた家と比べると、まるで森の中にいるみたいで深呼吸したくなります。無添加住宅にして本当に良かったと心から感じています


無添加住宅のデザインは本当に素敵で、毎日家に帰るのが楽しみです。特に、天然石の屋根と漆喰の壁の組み合わせは他にない独特の雰囲気があり、とても気に入っています。まるで絵本の中にいるみたいで毎日がワクワクします。家に来る友人たちからも「おしゃれだね」と褒められて、とても嬉しいです。


以前住んでいた家は、夏は蒸し暑く冬は寒くて、エアコンが手放せなかったのですが、無添加住宅は漆喰の壁のおかげか、夏はひんやり涼しく冬は暖かく過ごせます。特に、炭化コルクの断熱材の効果は素晴らしいですね。以前よりも光熱費も抑えられているので、本当に助かっています。
無垢材や漆喰がもたらす心地よさ、そして健康面の変化を実感する声が多く見られました。一級建築士・宅建士の立場から見ても、空気の質や肌ざわりといった、数値に表れにくい価値をここまで体感できる家は貴重です。健康面を重視した家づくりでは、健康住宅の口コミや評判もあわせて参考になります。
悪い評判
では次に、気になる評判も見てみましょう。これらは前章で検証した「後悔・やめとけと言われる理由」と重なる部分が多く、いずれも事前の準備や対策で十分に避けられるものです。

無添加住宅の自然素材に惹かれて家を建てましたが、冬の寒さが本当に厳しいです。特に、炭化コルクの断熱材だけでは、寒さをしのぎきれません。以前住んでいた家よりも寒く感じることさえあります。光熱費も以前よりかかっている気がします。
断熱の効き方は、地域の気候や住環境、暮らし方によって感じ方が変わります。炭化コルクの厚みやサッシのグレードを調整できるため、寒さが気になる地域では、引き渡し前に室温や光熱費のシミュレーションで満足できる水準かを確認しておくと安心です。

自然素材は手入れとセットで魅力を発揮します。漆喰の粉やわずかなひびは補修でき、無垢材の傷も住むほどに味わいへ変わります。手をかける前提を受け入れられるかを基準に、素材の特性を事前に確認しておくとミスマッチを防げます。

無添加住宅は天然素材を使っているためか、思ったよりも費用が高く、最終的に予算を大幅にオーバーしてしまいました。
無添加住宅は高品質な天然素材を使うぶん、価格は高めになりがちです。総額で見積もりを取り、こだわる部分と標準仕様で十分な部分を整理して、自分たちにとっての納得できる着地点を見つけることが、満足度の高い家づくりにつながります。
これらの口コミはあくまでも一例であり、すべての施主が同じような経験をするとは限りません。実際にショールームや完成見学会へ足を運び、自分に合った住宅会社かどうかを自分の目で確かめることが最も重要です。
デザイン性と自然素材の両立を重視する方は、nattoku住宅もあわせて検討してみてください。
一級建築士&宅建士が解説する無添加住宅の住宅性能と設計力

無添加住宅は、株式会社無添加住宅(兵庫県西宮市)が自然素材の建材を開発・製造し、全国の正規代理店を通じて家づくりを手がけるブランドです。2002年に代理店制度を始めて以来、累計の建築実績は3,000棟を超えています(2019年4月時点)。化学物質を抑えた健康的な住まいという理念のもと、漆喰や無垢材、天然石の屋根といった本物の素材を、価格からは想像しにくいほど贅沢に使っています。
そんな無添加住宅を、一級建築士の視点で評価した総合結果がこちらです。
| 項目 | 詳細 |
| 総合評価 | 85点 |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| コストパフォーマンス | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
健康と素材の質という、他社が簡単にはまねできない価値を、自由設計で形にできる点が無添加住宅の持ち味です。前章で見たネガティブな評判の多くが「対策できる注意点」や「自然素材への誤解」だったことを踏まえると、この評価にも納得していただけるはずです。数値競争とは別の軸で、住む人の体と感性に寄り添う家を求める方に向いています。

無添加住宅で家を建てる魅力は、大きく分けて以下の3点に集約されます。
1. 化学物質を抑えた、体にやさしい自然素材
無添加住宅の根幹は、「身体に良くないものは使わない」という考え方です。壁と天井にはオリジナルの漆喰を採用しています。調湿・消臭・抗菌の性質を持ち、自社の試験では5分でウイルスを99%以上不活化したという結果も出ている、機能性の高い壁材です。
床や建具には無垢材を、接着剤には米のり、塗料には防腐・防カビ効果のある柿渋を使うなど、目に見えない部分まで自然由来でそろえています。ホルムアルデヒドなどの化学物質を抑えているため、シックハウス症候群のリスクが低く、アレルギーやアトピー、化学物質過敏症が心配な方でも暮らしやすい住環境を実現しやすいのが強みです。
2. 自然素材が支える耐震性と断熱性
無添加住宅は、日本伝統の在来工法(木造軸組工法)を基本とし、全棟で構造計算を実施したうえで耐震等級2相当を標準としています。屋根の天然石「クールーフ」や炭化コルクなど、素材そのものが比較的軽いため建物の重量を抑えやすく、地震の力を受けにくいという利点もあります。プランや代理店によっては、さらに上の耐震性を相談できる場合もあります。
断熱は、断熱材の炭化コルク(熱伝導率0.038W/m・k前後)に、無垢材と漆喰の調湿効果を組み合わせる考え方です。夏は天然石屋根の通気で熱を逃がし、冬は素材の蓄熱と調湿で穏やかな室温を保ちます。数値で断熱を競う住宅とは設計思想が異なりますが、仕様を強化すれば寒冷地にも対応できます。省エネ住宅の基準や考え方は、資源エネルギー庁の省エネ住宅に関するページでも詳しく確認できます。
※断熱材の厚みやサッシの仕様、対応できる耐震等級は、プランや建築地、代理店によって異なります。現在の標準仕様は、契約前に必ず確認することをおすすめします。
3. 完全自由設計と南欧風のデザイン力
無添加住宅は完全自由設計を採用しており、間取りやデザイン、使う素材の組み合わせまで、暮らし方に合わせて自由に決められます。漆喰の塗り壁と天然石屋根を組み合わせた南欧風の外観を得意とし、おしゃれで可愛らしい佇まいに仕上げられるのも人気の理由です。
住宅性能の高さは、住宅金融支援機構のフラット35の金利優遇など、住宅ローンの面で有利に働く場合もあります。経験豊富な代理店の設計者が、土地の形状や周辺環境、ライフスタイルを踏まえて、自然素材の良さを最大限に引き出すプランを提案してくれます。
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無添加住宅は後悔する?ネットの評判を注文住宅のプロが検証
前章では「後悔・やめとけ」と言われる理由を一つずつ検証しました。ここでは、実際にネット上へ投稿されている評判そのものを、一級建築士・宅建士の視点で読み解きます。良い評判も気になる評判も、どう受け止めればよいのかを整理します。
評判を読み解くときの注意点
ネット上の口コミは参考になりますが、そのまま鵜呑みにするのは禁物です。読み解くときは、次の3点を意識すると実態に近づけます。
- 情報源の信頼性:匿名の掲示板やSNSは、投稿者の状況や建てた代理店が分からないことも多いものです。
- 主観であること:口コミは個人の感じ方であり、すべての人に当てはまるとは限りません。
- 情報の新しさ:数年前の口コミは、現在の仕様や素材、対応と異なる場合があります。自然素材の特性に関する誤解が、古い情報のまま残っていることもあります。
良い評判から見える無添加住宅の魅力
良い評判で目立つのは、自然素材の心地よさと健康面の変化です。「無垢の床は素足で歩くと心地よく、まるで森の中にいるよう」「子どものアトピーや鼻づまりが落ち着いた」「漆喰の壁が光をやわらかく反射して部屋が明るい」といった声が多く見られます。空気の質や肌ざわりといった、住んでみて初めて分かる快適さへの満足が中心です。南欧風のデザインや経年変化を楽しむ声も少なくありません。
気になる評判から見えてくる課題
一方で気になる評判は、前章の検証とほぼ重なります。価格が高め、冬の寒さ、漆喰の粉や無垢の反り、カビ、代理店ごとの対応差といった内容です。いずれも、総額で見積もりを取る、断熱仕様を確認する、自然素材の手入れを理解する、換気を正しく使う、実績ある代理店を選ぶといった準備で、十分に避けたり和らげたりできるものです。素材の特性を「欠点」ではなく「個性」として受け止められるかが分かれ目になります。
プロの視点で見た無添加住宅の実態
こうした評判を総合すると、無添加住宅は「自然素材の特性を理解し、手入れも含めて楽しめる人ほど満足度が高い」住宅だと整理できます。健康と素材の質という価値は確かで、価格と手入れの前提さえ押さえれば、他では得られない住み心地を実現できます。ここで紹介した評判はあくまで一般的な傾向です。実際の仕上がりや対応は代理店によって変わるため、完成見学会で実物を確かめ、複数の代理店を比較し、契約内容を細かく確認することが欠かせません。
失敗しない無添加住宅で家を建てる7つのポイント
無添加住宅で理想の住まいを実現し、末永く快適に暮らすには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。前章までで見た「後悔・やめとけと言われる理由」を踏まえれば、注意すべき点は自然と見えてきます。ここでは、一級建築士・宅建士の視点から7つのポイントを解説します。
- 理想の暮らしと自然素材への希望を具体化する
- 情報収集と完成見学会で実物を確かめる
- 総額で資金計画を立てる
- 信頼できる正規代理店を見つける
- 断熱・耐震などの性能を確認する
- 保証とアフターサービスの内容を確認する
- 自然素材の手入れ方法を理解しておく
1. 理想の暮らしと自然素材への希望を具体化する
まずは、どんな暮らしを送りたいのかを具体的に思い描きましょう。家族構成や趣味、家事動線に加えて、漆喰や無垢材をどこまで取り入れたいか、南欧風など好みのデザインも整理しておくと、代理店の設計者と理想を共有しやすくなります。優先順位を決めておくと、予算配分の判断もスムーズです。
2. 情報収集と完成見学会で実物を確かめる
無添加住宅の良さは、写真や数値だけでは伝わりにくい質感にあります。nattoku住宅など自然素材を扱う他社とも比べつつ、ショールームや完成見学会へ足を運び、漆喰の壁や無垢の床の手ざわり、空気の感じを実際に確かめましょう。実際に住んでいる人の声も参考になります。
3. 総額で資金計画を立てる
家づくりには、本体価格のほかに土地取得費や付帯工事費、諸費用がかかります。坪単価の数字だけで判断せず、オプションを含めた総額を把握して、無理のない返済計画を立てましょう。住宅ローンは金利や返済期間を比較し、利用できる補助金や助成金がないかも事前に確認しておくと安心です。
4. 信頼できる正規代理店を見つける
無添加住宅は全国の正規代理店が施工します。施工品質や対応の差を防ぐ最大のコツが、信頼できる代理店選びです。複数の代理店の施工事例や実績を比べ、自然素材の扱いに慣れているか、担当者の人柄や対応はどうかを見極めましょう。地域密着の代理店は、その土地の気候風土にも精通しています。
5. 断熱・耐震などの性能を確認する
住宅の性能は、快適性や安全性に直結します。耐震等級や断熱仕様、気密性能について、具体的な内容を確認しておきましょう。寒さが気になる地域では、断熱仕様の強化や室温シミュレーションを依頼するのも有効です。国土交通省の長期優良住宅制度の認定基準も、性能を考えるうえで参考になります。
6. 保証とアフターサービスの内容を確認する
家は完成してからの付き合いも長く続きます。構造や雨水の浸入を防ぐ部分の初期保証10年(品確法に基づく内容)の範囲に加え、定期点検の時期、トラブル時の連絡先、自然素材のメンテナンス相談先を、契約前に書面で確認しておきましょう。情報が見えにくい部分こそ、直接聞いておくことが長い安心につながります。
7. 自然素材の手入れ方法を理解しておく
無添加住宅で後悔を防ぐ鍵は、自然素材の特性をあらかじめ理解しておくことです。無垢材のワックスがけや漆喰の補修など、必要な手入れと頻度を確認し、経年変化を楽しむ心構えを持っておけば、傷やシミも味わいに変わります。手をかけるほど愛着がわく家だと考えると、暮らしがより豊かになります。
無添加住宅の実際の坪単価を宅建士社長が解説

無添加住宅で家を建てるとき、最も気になるのはやはり坪単価ですよね。「自然素材の家は高そう」という不安の正体を、宅地建物取引士の視点で分かりやすく解説します。
無添加住宅の坪単価の目安
無添加住宅は、公式に坪単価を公表していません。これは、全国の正規代理店が地域や要望に合わせて素材や工法を選ぶ代理店方式であることと、施主の希望を反映する完全自由設計のため、価格が一律にならないからです。各種の情報を総合すると、坪単価の目安はおおむね80万円から120万円以上で、一般的な注文住宅よりやや高めの価格帯になります。
同じく天然素材と伝統工法を重視するメーカーと比べたい方は、菊池建設の檜造りの注文住宅も坪単価を比較するうえで参考になります。
なぜ無添加住宅は価格が高めになるのか
価格が高めになるのには、明確な理由があります。
- 厳選された自然素材:天然石屋根「クールーフ」、調湿性の高いオリジナル漆喰、無垢材の床、炭化コルクの断熱材など、調達コストの高い本物の素材を使っています。
- 化学物質を徹底して避ける:接着剤に米のり、塗料に柿渋を用いるなど、健康に配慮した素材選びがそのまま製造コストに反映されます。
- 完全自由設計と熟練の手仕事:間取りから素材まで一邸ずつ設計し、自然素材を扱える熟練の職人が丁寧に仕上げるため、設計・施工に手間がかかります。
坪数別にみた本体価格・総額の目安
坪単価だけでは、実際にかかる費用の全体像はつかめません。坪単価の中間あたり(坪90万円前後)を基準にすると、本体価格と総額(引き渡し価格)の目安は次のようになります。
- 30坪:本体価格 約2,400万〜3,000万円/総額 約3,000万〜3,600万円前後
- 35坪:本体価格 約2,800万〜3,500万円/総額 約3,400万〜4,200万円前後
総額には、本体価格に加えて付帯工事費(地盤改良・外構・給排水の引き込みなど)や諸費用(登記・印紙税など)が含まれ、一般的に本体価格の1.2〜1.3倍程度が目安です。さらに土地を購入する場合は別途必要になります。素材のグレードや設計によって金額は変わるため、正確な金額は希望する仕様で見積もりを取るのが確実です。
無添加住宅でコストを抑えるコツ
- イーズタイプを検討する:水回りに大手設備を採用して価格を抑えたタイプもあります。
- 標準仕様を活かす:標準でも十分に魅力的な素材がそろうため、オプションを厳選すると費用を抑えられます。
- デザインをシンプルにする:複雑な形状は費用がかさみます。1階と2階の面積をそろえ、屋根や外壁の形をすっきりさせると抑えやすくなります。
- 複数の代理店から見積もりを取る:代理店ごとに価格やサービスが異なるため、比較検討すると納得感が高まります。
坪単価と品質のバランスで比較したい方は、地元の木材を活かした家づくりに定評のある【総合評価93点】フォレストコーポレーションは高い?後悔する?FP宅建士不動産会社社長が本音レビューもあわせて参考になります。
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無添加住宅の商品ラインナップ

無添加住宅は、「身体に良くないものは使わない」というコンセプトのもと、天然素材をふんだんに使った家づくりを提供しています。さまざまなニーズに対応できるよう、化学物質の排除レベルや価格帯の異なる複数の商品ラインナップが用意されているのも特徴です。
商品ラインナップ
- Cタイプ:化学物質過敏症の方でも安心して暮らせるよう、徹底的に化学物質を排除した最高級グレードです。内装壁の下地にプラスターボードを使わず、天然の竹で編んだネットを用いるなど、見えない部分までこだわっています。
- Sタイプ:Cタイプをベースに、暮らしやすさを高めたモデルです。接着剤にニカワを使うなど、健康に配慮した素材選びを保ちながら、壁の中や天井裏といった見えない部分にも天然素材を使っています。
- Nタイプ(RSタイプ):目に見える部分には漆喰壁・無垢材の床・天然石の屋根など自然素材を使い、見えない部分では化学物質を最小限に抑えたモデルです。防火地域や都心部での建築にも対応できます。
- イーズタイプ:無添加素材を活かしつつ、屋根材やキッチンなど水回りに大手住宅設備メーカーの製品を採用し、価格を抑えたモデルです。
どのタイプにも共通するこだわり
- 屋根:天然石「クールーフ」を使用。耐久性が高く、美しい経年変化を楽しめます。
- 壁・天井:オリジナルの漆喰を使用。調湿・消臭・抗菌のほか、ウイルスの不活化効果も期待できます。
- 床・建具:無垢材を使用。温かみがあり、使うほどに味わいが増します。
- 塗料・接着剤:防腐・防カビ効果のある柿渋と、古くから使われてきた米のりを採用しています。
特徴的な設備とデザイン・工法
キッチンは天然石の天板や無垢材のキャビネットを使ったオリジナル仕様、洗面台は鋳物ホーローのボウルや無垢材のキャビネット、浴室は御影石やコーラルストーン、磁器タイルなど、設備にも自然素材を取り入れています。デザインは漆喰壁と天然石屋根を組み合わせた南欧風を得意とし、完全自由設計で要望に応えます。
工法は日本伝統の在来工法(木造軸組工法)を基本とし、一部で鉄筋コンクリート造や鉄骨造にも対応しています。断熱材は炭化コルクを主体に、ポリエステル100%のパーフェクトバリアやウッドファイバーも用い、全棟で構造計算を行ったうえで耐震等級2相当を標準としています。同じく自然素材の木にこだわるひのき住宅も、比較対象として参考になります。
無添加住宅で家を建てるメリットとデメリット
ここまで、いろいろな角度から無添加住宅の特徴を見てきました。これらを踏まえて、メリットとデメリット、そして向いている人・そうでない人を整理してみましょう。
無添加住宅で家を建てるメリット5つ
無添加住宅は、健康と素材の質という価値を、自由設計で形にできる住宅です。次のような多くのメリットがあります。
1. 健康に優しい暮らし
「身体に良くないものは使わない」を徹底し、ホルムアルデヒドなどの化学物質を抑えています。調湿効果の高い漆喰がダニやカビの発生を抑え、シックハウス症候群やアレルギーのリスク軽減につながります。オリジナル漆喰には、ウイルスを短時間で不活化したという試験結果もあります。
2. 自然素材がもたらす快適な居住性
無垢材と漆喰の調湿効果により、夏はべたつかず冬は穏やかな、心地よい室内環境を保ちやすいのが持ち味です。天然素材の消臭効果で生活臭を抑え、無垢の床の足ざわりや木の香りが、森林浴のようなリラックス感をもたらします。
3. 高いデザイン性
漆喰壁と天然石屋根「クールーフ」を組み合わせた南欧風の外観を得意とし、おしゃれで可愛らしい佇まいを実現できます。完全自由設計のため、間取りも内装も外観も、自分らしくカスタマイズできます。素材そのものの美しさを活かした、洗練された住まいになります。
4. 経年変化を楽しめる
無垢材や漆喰は、年月とともに色合いや風合いが深まっていきます。新築の美しさだけでなく、住むほどに味わいを増し、家族の歴史を刻む住まいになります。手をかけるほど愛着がわくのも、自然素材の家ならではの楽しみです。
5. 環境への配慮
再生可能な自然素材を積極的に使うことで、環境負荷を抑えています。長く住み続けられる家づくりは、持続可能な社会にもつながります。省エネ性能の考え方は、資源エネルギー庁の省エネ住宅に関するページも参考になります。
無添加住宅で家を建てるデメリット4つ
魅力的な住宅ですが、検討するうえで知っておきたい注意点もあります。いずれも前章までの検証と重なりますが、事前の対策で十分に備えられるものです。
1. 建築費用が高めになる
天然素材をふんだんに使うため、坪単価はおおむね80万円から120万円以上と、一般的な住宅より高めです。素材やグレード、設計によって価格は変わります。総額で見積もりを取り、イーズタイプの活用やオプションの厳選で、予算に合わせて調整しましょう。
2. メンテナンスの手間がかかる
無垢の床はワックスがけや塗り直し、漆喰壁はひびや汚れの補修が必要になることがあります。手間と費用が一定かかる点は理解しておきましょう。適切な手入れの方法を事前に確認し、経年変化を楽しむ心構えがあれば、負担はぐっと軽くなります。
3. 代理店によって品質や対応に差が出ることがある
全国の正規代理店が施工する方式のため、代理店によって施工品質やサービスに差が出る可能性があります。複数の代理店から見積もりを取り、施工事例や評判を確認して、自然素材の扱いに慣れた信頼できる代理店を選びましょう。
4. 数値で見る断熱・気密は控えめ
高気密高断熱を数値で売る住宅と比べると、UA値やC値では控えめに見える場合があります。寒さが気になる地域では、断熱仕様の強化やシミュレーションでの確認が有効です。具体的な数値と対応範囲を、契約前に代理店へ確認しておきましょう。
無添加住宅が向いている人
これらの特徴を踏まえると、無添加住宅は次のような人に向いています。
1. 自然素材の家に住みたい人
無垢の床や漆喰壁、天然石の屋根など、自然素材の美しさと心地よさを暮らしの中で味わいたい方に最適です。木の温もりを活かした家に興味がある方は、【総合評価86点】サイエンスホームはやばい?後悔する?FP宅建士不動産会社社長が本音レビューもチェックしてみてください。
2. 健康志向が強い人
化学物質過敏症やアレルギーが心配な方、小さなお子さんのいるご家庭など、室内の空気環境を重視する方におすすめです。化学物質を抑えた健康的な住まいを実現しやすいのが、無添加住宅の強みです。
3. デザインにこだわりたい人
南欧風の可愛らしいデザインや、個性的な住まいを求める方にも向いています。完全自由設計なので、自分だけのオリジナルな家を形にできます。
4. 経年変化を楽しみたい人
自然素材は時とともに風合いが変化します。その移ろいを楽しみながら、長く愛着を持てる住まいを求める方に向いています。
5. 環境への配慮を大切にしたい人
再生可能な自然素材を使い、長く住み継げる家づくりをしたい方にもおすすめです。環境負荷の少ない暮らしを実現できます。
無添加住宅をおすすめできない人
一方で、次のような人は、他の住宅会社もあわせて検討するとよいでしょう。
1. とにかく低価格で家を建てたい人
無添加住宅は一般的な住宅より建築費用が高めです。価格を最優先する場合は、コストを抑えつつ環境に配慮したエコモ(ecomo)のエコ住宅など、他の選択肢も検討するとよいでしょう。
2. メンテナンスに手間をかけたくない人
自然素材は定期的な手入れが前提です。手間を極力かけたくない方は、メンテナンス負担の少ない素材を使う住宅のほうが合う場合があります。
3. 最新設備やIoTを重視する人
無添加住宅は自然素材を主役にする住まいで、最新設備の充実を売りにしているわけではありません。最先端の設備を求める方は、選択肢が限られることがあります。
4. 数値の高気密高断熱を最優先する人
UA値やC値といった数値での高気密高断熱を最重視する方は、その性能を前面に出す住宅と比較するとよいでしょう。仕様強化で対応できる範囲を、事前に確認しておくことをおすすめします。
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まとめ
この記事では、無添加住宅の評判、メリット・デメリット、家を建てるポイント、坪単価までを詳しく解説しました。無添加住宅は、化学物質を抑えた健康的な住環境と、漆喰や無垢材ならではの心地よさ・デザインを、完全自由設計で形にできる、明確な個性を持った住宅です。一方で、建築費用が高めになる、自然素材の手入れが必要、代理店によって対応に差が出ることがあるなど、知っておくべき注意点も存在します。
記事の冒頭で見たように、無添加住宅は「後悔」「やめとけ」「寒い」といったネガティブなワードで検索されることがあります。しかし一つずつ検証してみると、その中身は「事前の準備・対策で避けられる注意点」「自然素材ならではの特性として理解しておくこと」「根拠の薄い思い込み・誤解」に分けられ、家づくりそのものを揺るがすような致命的な問題は見当たりませんでした。
むしろ、健康や素材の質という強い思い入れで選ぶジャンルであり、自然素材の特性を事前に知らないまま住み始めたケースが、ネガティブな声として目立っていた、というのが実態です。
家づくりを成功させるには、ネット上の断片的な評判に振り回されるのではなく、メリットとデメリット、そして自分自身の暮らし方や価値観を踏まえて会社を選ぶことが欠かせません。一級建築士・宅建士の立場から総合的に見て、「自然素材と付き合う」というスタイルを理解して受け入れられるなら、無添加住宅は自信を持っておすすめできる選択肢の一つです。
この記事が、無添加住宅で家を建てるか迷っている方の参考になれば幸いです。より詳しく知りたい方は、公式サイトやカタログ、ショールーム・完成見学会を活用して情報を集め、疑問や不安は正規代理店の担当者に直接確認しながら、後悔のない家づくりを進めてください。
無添加住宅のよくある質問に宅建士社長がお答え
ここからは、無添加住宅に関するよくある質問を紹介していきましょう。
Q1. 無添加住宅で「後悔した」と言われるのはなぜですか?
A. 自然素材・健康住宅という専門性の高いジャンルで、全国の正規代理店が自由設計で手がけるため価格も仕様も一律でなく、強い思い入れで建てる分「思っていたのと違った」という声が口コミに残りやすいことが背景にあります。実際に「後悔・やめとけ」と言われる理由を検証すると、価格が高め・断熱の体感・代理店選び・アフター確認といった事前対策で避けられる注意点、漆喰のひびや粉・無垢材の反り・手入れの手間・カビ対策のための換気といった自然素材の特性、そして「自然素材=性能が低くて住みにくい」という根拠の薄い誤解に整理できます。化学物質を抑えた健康的な住環境という確かな価値を踏まえれば、家づくりを揺るがす致命的な問題ではありません。
Q2. 無添加住宅の坪単価はどのくらいですか?
A. 公式には坪単価を公表していません。全国の正規代理店が地域や要望に合わせて施工する代理店方式で、完全自由設計のため価格が一律にならないからです。各種の情報を総合すると、坪単価の目安はおおむね80万円から120万円以上で、一般的な注文住宅よりやや高めです。坪単価には土地代・外構・諸費用は含まれないため、総額は本体価格の1.2〜1.3倍程度を見込んでおくと安心です。水回りに大手設備を採用した「イーズタイプ」で価格を抑える方法もあります。
Q3. 無添加住宅はどこで建てられますか?
A. 無添加住宅は、株式会社無添加住宅(兵庫県西宮市)が建材を開発・製造し、全国の正規代理店を通じて家づくりを行うブランドです。代理店はおよそ170社あり、沖縄から北海道まで多くの地域に対応しています。建築を検討する際は、建築予定地の近くにある正規代理店を確認し、施工事例や対応を比べたうえで選ぶとよいでしょう。
Q4. 無添加住宅の漆喰にカビは生えませんか?
A. オリジナルの漆喰は強アルカリ性で抗菌・抗カビの性質を持ち、調湿によって室内の湿度を穏やかに保つため、本来はカビに強い素材です。ただし、換気不足や日当たり、間取りによっては、どんな素材でもカビが出ることがあります。24時間換気を正しく使い、湿気がこもりやすい場所は窓や間取りで風の通り道をつくっておくと、カビの心配は大きく減ります。無垢材や漆喰は適切に手入れすれば、経年変化でさらに味わいが深まります。
Q5. 無添加住宅の保証やアフターサービスはどうなっていますか?
A. 構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について、住宅品質確保促進法(品確法)に基づく10年間の初期保証が用意されています。地盤調査や、基礎・上棟・完成時の検査も行われます。定期点検やその後の対応の体制は正規代理店ごとに異なるため、保証の範囲・定期点検の時期・トラブル時の連絡先や、自然素材のメンテナンス相談先を、契約前に書面で確認しておくと安心です。





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