電気式床暖房メーカーランキング9選-おすすめ床暖房メーカーをプロが比較

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床暖房を設置する際に気になるのは、暖める方法と費用の2つが主に挙げられます。床暖房は足元から室内をゆっくり暖める暖房器具で、最近は寒い時期を快適に乗り越えられるように新築で導入する方も多いです。

床暖房は足元が冷えやすい方におすすめですが、エアコンよりも設置費用が高くなる場合があります。

業者によっても設置費用は異なるので、どこに依頼するかも慎重に調べなければいけません。

本記事では床暖房の設置を考えている方に向け、床暖房の種類や施工費用を詳しくご紹介します。

工事期間やおすすめのメーカーなども解説するので、検討している方は気を付けるべき部分を事前に調べておきましょう。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。

それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。

家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。

「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでしまった)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。



はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。

もっと安くてもっと条件良く高品質の住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては1,000万円以上の大きな損をしてしまうことになるのです。

マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい

「情報収集しすぎ」と家族や友人に言われるくらいで丁度良いのです。

とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いでしょう。

そんな背景もあり、昨今では、条件にあった住宅メーカーにまとめて資料請求を依頼できる「一括カタログサイト」が増えていますが、中でもおすすめなのが大手が運営する下記の3サイトです。

①SUUMO

不動産最大手ポータルサイトSUUMOが運営。独自のネットワークを活かし全国の地域に特化した工務店の資料を取り寄せることが出来る。坪単価も安く高品質な工務店が多いのが特徴。

②HOME4U家づくりのとびら

信頼の「NTTデータグループ」が運営。全国で厳選されたハウスメーカーを中心にカタログ請求できる。自分たちだけの家づくりプランも完全無料で作ってくれるのは非常に大きなメリット。1度は必ず利用したい。

③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業「LIFULL」が運営。SUUMOと2強の大手不動産ポータルサイトだけあり、厳しい審査を通過した住宅メーカーのみが加盟。特にローコスト住宅に強く、ローコスト住宅も検討したい方におすすめ。

この3サイトはどれも、日本を代表する大手企業が運営しているため審査が非常に厳しく悪質な住宅メーカーに当たるリスクを避ける事ができます。

また、カタログを取り寄せたからといって無理な営業もなく気軽に利用でき非常にメリットが大きいサービスです。

3サイトの中でどれか1つ使うなら、

MEMO
工務店をメインに探したい方は・・・SUUMO

ハウスメーカーにこだわりたい方は・・・家づくりのとびら

ローコスト住宅をメインで考えている方は・・・LIFULL HOME’S
を使っておけば間違いないでしょう。

また、より慎重に絶対に失敗したくない方は絶対に工務店、絶対にハウスメーカーと決めつけずに1社でも多くの会社から資料を取り寄せてしまいうのがおすすめです。

「ハウスメーカーで考えていたけど、工務店の方が理想な家づくりが出来るし高品質だった」

「工務店で考えていたけど、意外と安く建てられる思いもよらないハウスメーカーと出会えた」

このような事は非常に多くあります。

また、なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。

後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。

MEMO
SUUMO・・・工務店のカタログ中心
家づくりのとびら・・・ハウスメーカーのカタログ中心
LIFULL HOME’S・・・ローコスト住宅のカタログ中心

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それでは解説をしていきます。

もくじ

【タイプ別】床暖房を設置する際にかかる費用の相場はいくら?

参照元:ShutterStock

床暖房は床下に熱源を設置して室内を暖める暖房器具で、戸建てだけでなくマンションにも設置することができます。床暖房は温まるまで時間がかかりますが、電源を切った後はゆっくりと冷めるので、温かさが長く保たれるのがメリットです。

床暖房はストーブやエアコンなどでの温め方とは異なり、温風でダニやホコリが舞わないので健康への心配も軽減できます。ただし床暖房はエアコンよりも設置費用が高額の場合がほとんどで、メーカー選びは慎重に行うことが大切です。

床暖房には基本的に温水式と電気ヒーター式の2種類があるので、後述する内容からどちらを選ぶか参考にしてください。

温水式を設置する場合

温水式床暖房は床下に温水配管を設置し、ボイラーで温めた湯を循環させることで床を暖める仕組みです。家全体や広い部屋を均一に暖められる点がメリットで、フリーランスや個人事業主などの屋内で仕事をすることが多い人にも向いています。

接地面は40℃ほどであまり熱くなることはありませんが、工事が大変なので電気ヒーター式より導入費用が高いです。また設置する場合はリフォームより、新築を建てる時に付けるほうが安く済みます。

相場としては新築の場合は1畳5万〜10万円ほどで、リフォーム時は1畳8万〜15万円ほどです。ただし安い企業だと1畳4万円で対応してくれる場合があるので、条件を確認しながらどこがおすすめかをよく検討しましょう。

温水式タイプで熱源機も設置する場合

温水式の床暖房はお湯を沸かす熱源機が必要で、設置の際にガスと電気のどちらで温めるかを選べます。熱源機を設置する場合がほとんどなので、上述の設備費用+25〜100万円ほどが相場だと考えておきましょう。

熱源機の設置費用は床暖房用のヒートポンプだと約50万円、多機能エコキュートを使用する場合は50〜100万円ほどとなります。エコジョーズの設置費用は25〜50万円ほどで、エコキュートの半額で導入できる場合がほとんどです。

電気ヒーター式を設置する場合

電気ヒーター式の床暖房は電熱線式やPTC式などのさまざまな種類があり、発熱パネルを床に敷くだけで設置できる仕組みです。上述した温水式の床暖房とは異なり、大がかりな工事は必要ありません。

熱源機やポンプの導入工事が必要なく、初期費用や維持費用などにおけるコストパフォーマンスが優れています。1畳5〜10万円ほどで施工できるだけでなく、耐久性が良いところや小さい部屋の施工にも対応しているのがメリットです。

しかしスイッチを入れてから温まるまでが長く、温水式床暖房よりもランニングコストがかかってしまいます。

【ケース別】床暖房をリフォームで設置する費用の相場はいくら?

参照元:Canva

床に直貼りする場合の相場約5~8万円/畳
床を全面貼り替える場合の相場約8~11万円/畳
熱源機の設置費

(※温水式床暖房で、給湯器などの増設が必要な場合)

(床暖房設置費とは別に必要)

約25~100万円

自分の家をリフォームする際の、1畳ごとの価格相場は上述した記事の通りです。1畳あたり約5〜11万円はかかりますが、安価な企業だと1畳4万円で引き受けてくれる場合があります。

ここからは床暖房をリフォームで設置する際の費用をご紹介するので、床暖房の設置を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

床に直貼りする場合の費用の相場

ヒーターシートを床に直貼りする場合は、1畳5〜8万円ほどかかる場合がほとんどです。直接貼る場合は工事する必要がないので、該当箇所を全部貼り返るまで1〜2日で完了します。

床に直接ヒーターシートを貼る形になってしまい、施工後は床の高さが普段より1〜2cmは高くなっている見込みです。室内に段差ができると高齢者や小さい子供がつまづく恐れがあるので、必要に応じて段差をなくす工事を検討してください。

床を全面に貼り替える場合の費用の相場

床を1回剥がして床暖房を設置する場合は、1畳8〜11万円と上述の直接貼り替えの時より高いです。ただし費用が高くなる代わりに室内に段差ができず、つまづくことなく安全に床を歩けます。

貼り替えには床の解体や補修で費用がかかるので、総額がいくらになるかを業者と相談しておきましょう。工事は3〜4日かかるのが一般的ですが、貼り替える規模が広い場合は1週間はかかってしまいます。

どちらの設置方法においても、温水式床暖房を選択した場合は熱源機の設置費用も必要です。

熱源機を設置する場合の費用の相場

エネルギーの種類本体費用
電気30~100万円程度
ガス10~50万円程度

温水式床暖房を選択した場合は熱源機が必要で、取り付けるのに約25〜100万円が発生します。熱源機は電気とガスのどちらで湯を沸かすかで、費用がそれぞれ異なるのも事前にチェックしておきましょう。

【部屋の広さ別】床暖房設置にかかる費用

参照元:Canva

部屋の面積温水式の設置価格電気式の設置価格
6畳33〜65万円30〜55万円
8畳40〜93.5万円32〜71.5万円
10畳49.5〜100万円37〜80万円
12畳65〜110万円50〜84万円
20畳76〜160万円70〜110万円

床暖房を取り付ける部屋の広さごとに、それぞれいくらかかるかを上の表にまとめました。なお温水式床暖房の費用には、熱源機の費用も込みで計算しています。

メーカーごとで費用やサービスがそれぞれ異なるので、サービス内容をよく確認して自分に合ったメーカーを見つけましょう。

電気ヒーター式と温水式の違いとは?

参照元:Canva

電気ヒーター式温水式
設置費用安い高い
光熱費高い安い
立ち上がりの速度遅い早い
メンテナンス簡単熱源機や温水配管などのメンテナンスが必要
設置に適した場所浴室やキッチンなどの小さい場所家全体やリビングなどの広い場所
低温やけどの危険性低温やけどの恐れがあるので温度の調節や長時間の使用に注意あまり熱くならないので子供や老人が住んでいる住宅にも安心して使える

床暖房には温水式と電気ヒーター式の2種類があり、仕組みだけでなくコストや安全性が全く異なります。まず温水式は主に設置とメンテナンスにお金がかかりますが、普段から使う場合は光熱費が高くなる心配がありません。

一方で電気ヒーター式は設置とメンテナンスが簡単である代わりに、電気を使用するので使い方によっては光熱費が多くかかります。電気ヒーター式を使う場合は特に冷えやすい場所にだけ設置し、使用する際は低温やけどに気を付けるようにしてください。

【ケース別】床暖房を設置するのにかかる工事期間は?

参照元:Canva

床暖房の設置にかかる工事期間は規模によっても異なりますが、1日から1週間は見積もっておきましょう。電気ヒーター式の場合は工事期間はかかりませんが、温水式の場合は熱源機や温水配管の設置に時間がかかります。

工事期間に関しても、直貼りか全面貼り替えかでどれだけかかるかが異なります。ここからは床暖房を直貼りした場合と全面貼り替えをした場合で、どれだけ時間がかかるかを参考にしてください。

床に直貼りする場合の工事期間

床暖房の直貼りを採用した場合、長くても数日で完了します。電気ヒーター式の場合は1日あれば終了しますが、温水式は熱源機を設置する必要があるので2~3日は必要です。

直貼りの場合は床を壊す必要がなく、全面貼り替えよりも工事期間と費用は抑えられています。ただし元々あった床と暖房パネルの間に段差ができるので、別途で段差をなくす対策が必要です。

床の高さが気にならない方や、短期間で導入したい方はぜひ直貼りを採用しましょう。直貼りに使用する床材は畳やフローリングにも対応するので、基本的にはどんな部屋にも合わせられます。

床を全面貼り替える場合の工事期間

床暖房を設置する際に床を全面貼り替えする場合は、部屋の規模で異なりますが長くて1週間はかかる見込みです。床を一旦剥がしてから温水配管もしくはパネルを埋め込み、その後に新しい床材を上から貼り付けます。

床を全面貼り替えることで室内に段差ができず、小さい子供や高齢者の方がつまづくのを防げるところもメリットです。直貼りよりも費用は高くなりますが、部屋全体を一新リフォームする場合は思い切って全面貼り替えを検討してみましょう。

【タイプ別】床暖房の特徴

参照元:Canva

床暖房には温水式と電気ヒーター式の2種類があり、工事費用や期間などでどちらが合っているかは人それぞれです。基本的に温水式は床下に熱源を敷くので、1度建てた家に付ける場合はリフォームしなければいけません。

電気ヒーター式は床にヒーターシートを敷くだけで完了し、大がかりな工事をしなくても簡単に施工することができます。他にも2つの床暖房にはそれぞれ異なる特徴があるので、どちらが良いかはぜひ後述する内容から検討してみましょう。

「温水式」の床暖房の特徴

温水式の床暖房は温めた湯を専用のパネルに循環させる仕組みで、帰宅時に家全体や広い部屋をすぐに暖められます。設置費用は後述する電気ヒーター式よりもかかりますが、一方で光熱費を抑えられることがメリットです。

設置するには温水パネル・熱源機・温水配管の3つが必要で、お湯を沸かす際にガスと電気のどちらを使うかを選べます。エコジョーズやエコキュートなどの熱源機を、屋外に設置できるスペースを確保できることが条件です。

メンテナンスとして温水配管は30年に1度、熱源機は10年に1度に点検および交換をしなければいけません。また寒冷地に住む人は、定期的に不凍液の交換が必要です。

「温水式電気床暖房」の特徴

温水式の床暖房はお湯を沸かす熱源機が必要で、設置の際にガスと電気のどちらで温めるかを選べます。熱源機を電気にした場合は主にエコキュートで加温することになり、特にオール電化の住宅と相性が良いです。

エコキュートとは空気熱を暖房として有効活用するヒートポンプで、エネルギーを効率的に作り出すので光熱費を抑えられます。熱源機の設置費用は床暖房用のヒートポンプだと約50万円、多機能エコキュートを使用する場合は50〜100万円ほどが相場です。

すでに多機能型エコキュートを設置している家庭は、そのまま床暖房として使用できます。ただし一般的なエコキュートを設置している家庭は、床暖房を導入したければ暖房用のヒートポンプを増設しましょう。

「温水式ガス床暖房」の特徴

一方で熱源機をガスにした際の温水式床暖房は、とても強力で電気式よりも早く暖まりやすいことがメリットです。ガス式の温水床暖房にはホットダッシュという機能があり、エコジョーズで作った湯を素早く温水配管に循環させます。

エコジョーズとは少量のガスで湯を沸かせる熱源機で、ガス代が節約できるところと環境に優しいところがメリットです。エコジョーズは通常の給湯器とほぼ同じサイズなので、アパートやマンションなどでも気軽に設置できます。

エコジョーズの設置費用は25〜50万円ほどで、エコキュートの半額で導入できる場合がほとんどです。

「電気ヒーター式」の床暖房の特徴

電気ヒーター式の床暖房は電気で暖める床暖房で、電熱線式やPTC式などのさまざまな種類があります。温まるまでに時間がかかってしまいますが、温水式より設置が簡単でリフォームの際に採用するのがおすすめです。

電熱線式は床下に電熱線を埋め込んで暖める方式で、施工は簡単ですが毎月の電気代が高いところが難点となります。

PTC式は床下の温度を自由に調節することができ、電気代を抑えられることとシートに厚みがないことがメリットです。センサーが付いていて日光に当たった部分は発熱せず、また家電や家具を置いている部分は温度の上昇を抑えてくれます。

注意点としては接地面が45℃近くになることが多く、アンペアの大きさによっては低温やけどを引き起こす場合があります。電気を使用した床暖房なので、設置の際はアンペアだけでなく電気料金も同時に見直してください。

床全体でなくソファーの足元やキッチンのシンク前など、ピンポイントで暖めるのに向いています。設置後はメンテナンスがほとんど必要なく、朝晩しか床暖房を利用しない方にもおすすめです。

床暖房のランニングコストはどれくらいかかるの?

参照元:Canva

床暖房の使用を1日10時間使用した場合の電気代は、温水式は約10,000円/月で電気ヒーター式は約12,000円/月ほどだと言われています。温水式は設置工事の時が最もお金がかかりますが、毎月の光熱費は高くなる心配はありません。

電気ヒーター式の場合はメンテナンスが特に必要ありませんが、温水式の場合は定期的に点検が必要です。熱源機は10年に1度、温水配管は30年に1度は点検しなければいけません。

部品の交換は10年単位で問題ありませんが、1度に50〜100万円はかかる見込みです。ランニングコストは光熱費だけではないので、設備のほうも不具合がないか見直すようにしてください。

床暖房を設置するのにおすすめのメーカー・商品ランキング9選

参照元:Canva

商品名温水式か電気ヒーター式か
パナソニック「電気床暖房 Youほっと」電気ヒーター式
LIXIL(リクシル)「HOTひといき」電気ヒーター式
パナソニック「温水床暖房 フリーほっと温すいW」温水式電気
パナソニック「温水床暖房 You温すい」温水式電気
ダイキン「ホッとエコフロア」温水式電気
ダイキン「「ホッとく~る」シリーズ」温水式電気
東京ガス「はやわざ」温水式電気
リンナイ「畳用 ITMシリーズ」温水式ガス
リンナイ「床ほっとE」温水式ガス

 

床暖房を温水式にした場合、効率的な熱源機を設置すると光熱費を抑えられます。温水式は施工の際に費用をかけるほど、施工後の光熱費が安くなる場合がほとんどです。

オール電化のご家庭の場合は電気ヒーター式が望ましいですが、光熱費が高くならないように温度に気を付けなければいけません。また地域ごとに電気やガスの契約料金が異なるので、床暖房にいくらまでかけられるかをよく検討しましょう。

上述で開設したことをもとに、ここからは以下の3タイプに合ったおすすめの床暖房について解説します。

  • 電気ヒーター式
  • 温水式電気
  • 温水式ガス

自分のライフスタイルに合った商品はどれかを検討し、気に入った商品があれば設置工事の予算や電気代を詳しく見積もりましょう。

【電気ヒーター式】おすすめメーカー・商品

まず最初に電気ヒーター式の床暖房を採用したい人に向け、おすすめのメーカーと商品をご紹介します。電気ヒーター式は設置が簡単な場合がほとんどなので、工事までは特に考えていない方はぜひ参考にしてください。

パナソニック「電気床暖房 Youほっと」

参照元:Panasonic公式HP

パナソニックの電気床暖房 YouほっとはPTC式の床暖房で、床材と発熱パネルが一体化になっているのが特徴です。施工もシンプルでリフォームの際にも気軽に導入でき、自宅の雰囲気に合わせて取り付けることができます。

床材は全部で3種類で、色柄は全部で29色あるのも人気のポイントです。綺麗な木目調の商品ばかりを扱っているので、木目調の床が好きな人はぜひ設置を検討してみてくださいね。

LIXIL(リクシル)「HOTひといき」

参照元:LIXIL公式HP

LIXILのHOTひといきはPTC式の電気ヒーター床暖房で、仕上げ材は重い家具を乗せても壊れないほど耐久性に優れています。パネル自体が部屋の気温に合わせて温度を自動調整する仕組みで、設置すれば以前よりも快適に過ごせる場合がほとんどです。

温度調整の機能があれば低温やけどの防止にもなり、またLIXILの床材はデザインが豊富で自分の部屋に合わせてオーダーできます。自分が過ごしやすい環境に囲まれながら、床暖房の上でのんびりと過ごせるのがHOTひといきのメリットです。

【温水式電気】おすすめメーカー・商品

続いて温水式電気床暖房を検討している方に向け、おすすめのメーカーと商品をそれぞれご紹介します。温水式電気床暖房は湯を沸かす際に火を起こさないので、温水式でも安全性を重視する方はぜひ参考にしてください。

パナソニック「温水床暖房 フリーほっと温すいW」

参照元:Panasonic公式HP

パナソニックのフリーほっと温すいWは、省スペースの場所や2階以上にある部屋にも設置しやすい温水式床暖房です。仕上げ材はカーペットや専用畳、磁器タイルなどのさまざまな種類があります。

温水パネルは90種類のデザインやサイズが用意されており、自分の部屋に合った雰囲気のものを気軽に合わせられるのがメリットです。該当箇所に合わせてL字や他の複雑な形に施工できるので、自宅の中に暖めたい部分がある方はぜひ検討してみてください。

パナソニック「温水床暖房 You温すい」

参照元:Panasonic公式HP

パナソニック社のYou温すいは床材に温水配管を内蔵しており、床材を作る際には好みの色の仕上げ材に内蔵した状態で納品します。完全受注生産で段差ができないように施工してくれるので、リフォームのついでに組み込みたい方におすすめです。

上述したYouほっとと同じく、床材は全部で3種類で29色の綺麗な木目調となっています。木目調のデザインが好きで、温水式床暖房を検討している方はぜひ候補に入れておきましょう。

ダイキン「ホッとエコフロア」

参照元:DAIKIN公式HP

ダイキンのホッとエコフロアはリモコン操作が可能な床暖房で、少ない電力で広範囲の場所を素早く加温してくれます。室内や外の気温に合わせ、温度を自動詳説してくれるのも人気のポイントです。

熱源機はエアコンと同じ構造のヒートポンプとなっており、熱源機で湯を沸かして床下に素早く巡回してくれます。子供部屋への設置や節電稼働にも対応しているので、安全性やコスパを重視している方はぜひ検討してみましょう。

ダイキン「「ホッとく~る」シリーズ」

参照元:DAIKIN公式HP

ダイキンのホッとく~るシリーズはエアコンと連携できる床暖房で、床暖房とエアコンを使い分けることもできます。主な種類はスタンダードとシステムマルチの2つで、エアコンも一緒に設置したい人はシステムマルチがおすすめです。

床暖房とエアコンはカラーリングとデザインが多彩で、設置したい部屋に合ったものを自由に選べます。冬はエアコンと床暖房のダブル使いで室内を温かくできるので、寒い地域に住んでいる方はぜひ検討してみてください。

【温水式ガス】おすすめメーカー・商品

続いて温水式ガス床暖房を検討している方に向け、おすすめのメーカーと商品をそれぞれご紹介します。ガスで沸かした湯を床下の配管に流して暖める仕組みなので、検討している人はガスの契約料金も同時に見直してください。

東京ガス「はやわざ」

参照元:東京ガス公式HP

東京ガスのはやわざは戸建てだけでなく、マンションやアパートなどの集合住宅にも設置できる床暖房です。現在の床から直貼りできる簡単後貼り仕様で、工事をしなくてもすぐに設置することができます。

床材は畳とカーペットの2種類から選ぶことができ、設置しても室内に違和感が出ることはありません。電気ヒーター式と同じように手軽に設置できるので、温水式ガス床暖房を使うのが初めての人にもおすすめです。

リンナイ「畳用 ITMシリーズ」

参照元:RINNAI公式HP

リンナイの畳用ITMシリーズは畳に使用できる床暖房で、和室をリフォームするついでに導入することができます。畳の厚みを変えずにそのままの高さで導入でき、導入後は床暖房が設置しているかどうかが分からない自然な仕上がりです。

日焼けや湿気だけでなくカビやダニの発生も防げるので、安全性と衛生面を考慮する人はぜひ検討してみてください。

リンナイ「床ほっとE」

参照元:RINNAI公式HP

リンナイの床ほっとEは独自開発の熱源機や断熱材などを使用しており、効率良く省エネで使用できる床暖房です。通常の温水式ガス床暖房は部屋を暖めるのに1時間はかかりますが、床ほっとEは約45分で部屋全体を暖めてくれます。

新築やリフォームなどで導入する方が多いので、寒い地域に住んでいて省エネを重視する人はぜひ検討してみてください。さらに効率とコスト削減を目指す人は床ほっとEハイブリッドがおすすめで、給湯と床暖房にかかるエネルギーを両方削減できます。

床暖房設置で失敗しないコツ

参照元:Canva

床暖房を設置する際には3つの注目ポイントがあり、各ポイントに注意して施工すれば導入に失敗しません。

  • 設置する面積・敷設率の工夫でコスト削減
  • 床暖房のフローリング材・床材
  • 複数の企業で比較検討をおこなう

それぞれ順を追ってご紹介するので、床暖房の設置を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

設置する面積の工夫でコスト削減する

床暖房を設置する場合は、設置費用で決めるよりも、施工する面積を優先的に考えると光熱費や設置費用を抑えられます。家の中を暖めたい場合は全体に施工するより、全体の60〜70%に施工するのが望ましいです。

ベッドやタンスを置くスペースには施工する必要がなく、住宅によっては60%より狭くしても十分に暖まる可能性があります。悩んだ場合は専門業者と話し合いながら、無理のない範囲で設置することを心がけましょう。

フローリング材に配慮する

床暖房に用いる床材で定番なのは木製のフローリング材ですが、木製のものは単板と複合板の2種類があります。一般的に単板のほうが高価で、木材の温かみが感じられる場合がほとんどです。

木製のフローリング材は基本的に温度や湿度に弱く、劣化が早いので床暖房の設置で用いるのはおすすめしません。しかし近年は熱に耐えられるフローリング材も開発されており、木製だけでなくコルク製のフローリング材が多く使われます。

床に寝転んでくつろぎたい人は、畳やカーペットなどの柔らかい素材の床暖房がおすすめです。

複数社で比較検討する

床暖房を設置する場合は家のリフォームの際に、断熱リフォームをおこなうと快適に生活できるようになります。床暖房は床を暖めることしかできず、家の断熱性が低いと室温が思うように高くなりません。

特に窓の付近は寒くなると冷え込みやすくなるので、窓を二重構造にして温かさが室内から逃げない工夫をすることが大切です。隣の部屋から冷気が流れ込む場合は、仕切りを設置することで寒さ対策をおこなえます。

床暖房を設置する場合はリフォーム業者への相談が先ですが、1つの業者だけでなく複数の業者で比較検討するのが大切です。

特に以下の業者はお客様のニーズに合わせ、コスパの良いプランを提供してくれます。どの業者に依頼するか迷った方は、ぜひ以下から資料請求して相談してみましょう。

床暖房の設置が初めての方でも説明が分かりやすく、自分におすすめの床暖房がどれかを見つけることができます。特に寒い地域に住んでいる方は、寒さ対策の一環としても気軽に頼ってみてください。

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まとめ

参照元:Canva

床暖房には温水式と電気ヒーター式の2種類があり、施工方法は直貼りと全面貼り替えから自分に合った方法を選べます。床暖房はパネルのデザインや強度がそれぞれ異なり、また省エネ性や断熱性などでも選べるのがポイントです。

施工範囲の広さやどんな種類の床暖房を選ぶかで、施工費用や施工後の光熱費が大きく変わります。エアコンの設置より施工費用はかかりますが、室内の寒暖差がなくなって快適に生活できるようになる場合がほとんどです。

床暖房の設置に必要な知識を得るには、専門業者に依頼して自分の家に合うスタイルを検討する必要があります。以下から資料請求して、自分のニーズとコスパに合う方法を探しましょう!

床暖房にあまり馴染みがなかった方でも、施工費用や電気代などから自分に合ったものを提案してくれます。寒い地域に住んでいる方はほとんどが利用しているので、厳しい季節を乗り越えるための手段として頼ってみましょう。

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