よく聞く木造住宅のデメリットは本当?知らないと損する木造住宅のメリット・デメリット

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<記事の情報は、2023年9月7日時点のものです>

住宅を選ぶ時に、木造にするかそれとも鉄骨や鉄筋コンクリートにするか悩む方も多くいます。

「木の家で育ったから、子供も木造住宅で育てたい!」

「でも耐久性や耐震性とかがよくないって聞いたけど、本当なのかな?」

木造住宅と聞くと、鉄骨や鉄筋コンクリート造に比べて強度が弱く、建物を不安に思う方もいますよね。

しかし日本では昔から木造住宅が多く、お寺や有名な建築物では100年以上建物を維持しているものもあります。

そんな木造住宅でよく聞くデメリットについて、それが本当なのかどうか、そして木造住宅は長く安心して住み続けることができる住宅なのかを解説していきます。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。

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それではここから、詳しく解説をしていきます。

もくじ

木造住宅ってどんな構造?

そもそも木造住宅はどのような構造なのでしょうか。

木造住宅といっても様々な工法があり、使われている資材もバラバラです。

そしてそれぞれに特徴があるので、全ての木造住宅をひとくくりにしてしまうのはナンセンスです。

そんな木造住宅も工法や資材、そして他の造りとの違いをこちらでお伝えしていきます。

木造・鉄骨・鉄筋コンクリート造の違い

木造住宅と鉄骨造、鉄筋コンクリート造の住宅にはそれぞれ特徴と違いがあるので、それぞれのライフスタイルに合わせた住宅を選ぶ必要があります。

【木造住宅】

主要な部分で木材を使用しており、日本の住宅で最も普及している住宅です。

他の構造に比べて比較的安価であることや、間取りの自由度が高いこと等が人気の理由で、吸水性や吸湿性などが高いのが特徴です。

【鉄骨造】

主要な部分に鉄骨を用いた住宅で、高い強度を持つことや、柱のない大きな空間を作り上げることも可能な住宅です。

使う部材は違いますが、構造自体は木造住宅と似ています。

そのため耐震性が木造に比べて高いわけではないのと、火災に弱いという一面もあります。

【鉄筋コンクリート造】

RC造とも呼ばれ、コンクリートと鉄筋を合わせた部材で造られた住宅です。

建物強度が高く耐震性にも優れており、火災に強いのも特徴です。

また、気密性の高さや遮音性能の高さも特徴となっています。

しかしその分工期が長く費用も高いため、普及率は低めです。

それぞれの構造に特徴があるので、ライフスタイルや予算とよく比較検討して選ぶ必要があります。

なぜ日本の戸建ては木造住宅が多いのか

日本の住宅は昔からその多くが木造住宅でした。

それには風土や文化、歴史的な面が強く関係しています。

  • 木造建築技術が高かった
  • 木造住宅の特徴と日本の気候がマッチしていた

日本は昔から木材が豊富だったこと、お寺や神社等の建立が盛んであったこと等から木造建築技術が高度に発展しました。

また、木造住宅は通気性に優れているため、高温多湿の日本の気候に適していたのも理由の一つとなっています。

木造住宅の工法

同じ木造住宅といっても、その中には様々な工法があり、それぞれ特徴が違います。

大きくわけて木造住宅の工法には3つの工法があります。

  • 木造枠組み工法(在来工法)
  • ツーバイフォー工法
  • 木造ラーメン工法

【木造枠組み工法】

日本の伝統的な工法で、日本の家屋の大部分がこの在来工法でできています。

基礎の上に柱やはり、筋交いなどを組み立てていく日本古来の工法です。

リフォームや間取りの自由度が高いのがメリットですが、他の工法に比べて耐震性などの強度が弱いのがデメリットとなります。

【ツーバイフォー工法】

2×4インチの角材を組み合わせて、箱のような空間を作り、それを組み合わせる工法です。

面で支えられているので耐震性があり、風等にも強いことや、施工が簡単で仕上がりにムラができないことがメリットです。

反対に間取りや設計の自由度が低いので、リフォームや増築にはあまり向かないことがデメリットです。

【木造ラーメン工法】

長方形に組まれた骨組みに対し、柱や梁等の接合部を溶接などにより一体化させることで額縁のような構造から造りあげる工法です。

壁や柱が少なくなるため、大きな空間を作ったり、設計の自由度が高いのがメリットです。

しかしその分建築期間や費用が多くかかるのがデメリットとなります。

このように同じ木造住宅でも構造によって価格や強度、特徴が変わってきます。

木造住宅で使われる資材

木造住宅で使われている木も、どれも同じというわけではありません。

古くから使われているのはヒノキやスギですが、それぞれ特徴があります。

【ヒノキ】

  • 高い強度や耐久性をもつ
  • ヒノキ特有の香りや見た目の美しさがある

土台や柱などの構造用部材としてとても優れており、寺社等でも多く使用されてきました。

強度や耐久性、香りなどの良さがある反面コストが高いため、全部をヒノキではなく一部に使用されることが多くなっています。

【スギ】

  • 価格が安い
  • 湿気やシロアリにも強い

ヒノキ程の強度はありませんが、その分価格の安さと、通気性の良さがあるのが特徴です。

木目がきれいなので、室内の見える場所につかうと和風の素敵な空間を演出してくれます。

使う資材によってもその住宅の強度や雰囲気は大きく変わってくるので、予算や重視したいことが何なのかをよく決めてから選ぶようにしましょう。

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よく言われる木造住宅のデメリットは本当?不安ポイントの実態と対策を解説

木造住宅と聞くと耐久性や寿命など、不安な面についてよく話を聞きます。

「木造住宅は寿命が短そうだから、長くは住めなそう。」

「耐震性とかも心配だわ。」

このように木造住宅に対して不安や心配を抱いている方は多くいます。

しかし木造住宅の耐震性は過去に比べて大幅に改善されており、住宅寿命もとても長くなっているのが現状です。

こちらでは木造住宅についてよく聞くデメリットについて、実際はどうなっているのか解説していきます。

マンションと比較して耐久性・寿命が短い

たしかに鉄筋コンクリートに比べると木材の強度は弱くなりますが、木造住宅でも長く住むことは十分可能です。

  • 木造住宅でも30年~80年程は住むことができる
  • 定期的なメンテナンスで、事前に維持管理

日本の100年以上続くお寺が木造建築であるように、現在の品質であれば木造住宅でも長期間住むことは十分可能です。

定期的なメンテナンスをして建物の維持管理をすれば、建物の主要な部分に影響が出る前に、未然に対処することができます。

品質にばらつきがある

木造住宅を建てる場合は、現場で職人が加工し、組み立てていくため職人の腕や施工会社によってばらつきがある場合があります。

施工する建築会社を選ぶときは慎重に、信頼ができる実績のある建築会社を探しましょう。

建設中にも現場に足を運んで監理者と信頼関係を結ぶことも、建物の施工品質を向上させるのにプラスに働きます。

また、ツーバイフォー工法であれば施工があまり難しくないため、仕上がりのばらつきは大幅に減ることになります。

シロアリなど害虫被害に遭いやすい

鉄筋コンクリートや鉄骨に比べると、天然の木材を使用するためシロアリの被害にあう可能性があります。

しかし定期的な防蟻点検や薬剤散布など、定期的にメンテナンスをしておくことで防ぐことは十分に可能です。

建物価格で浮いた分を、こういったメンテナンスや維持費用に向けて使うようにしましょう。

経年劣化しやすい

構造上木部が多いため、経年劣化がしやすいともいわれています。

木材は鉄骨や鉄筋と比べると劣化は早いのですが、必要な時期に必要なメンテナンスを施しておけば劣化を防ぐことは十分にできます。

手入れや点検、修復等のメンテナンスがしやすいのも特徴なので、管理や維持がしやすいことも特徴です。

気密性が低い

木造住宅は通気性がいい造りになっているため、反対に気密性は低くなっています。

建築時に高い気密性のある断熱材を利用することや、防湿材を切れ間なく施工するなどの打ち合わせをすることで気密性を高めることができます。

火災に弱い

木材を使用しているため、鉄骨や鉄筋に比べると燃えやすいのはデメリットです。

しかし木造住宅だからといって、火災が発生したらすぐに燃えてなくなってしまうわけではありません。

もし火災が起きたとしても、火災の進行が遅くなるよう、時間を稼げるような造りになっています。

また、火災発生時にすぐ逃げることが可能な設計もされています。

耐震性が低い

木造住宅のデメリットとして耐震性を心配する人も多いですが、昔にくらべて現在の耐震基準は大幅に改善されており、地震に強い木造住宅も多くあります。

1981年6月より耐震基準が大きく見直され、現在の新耐震基準と呼ばれる基準にかわりました。

これにより昔の木造住宅とは耐震性が大きく変わりました。

また、その後新築住宅に対しては住宅性能表示制度という、住宅の品質を多項目に渡って数値化して消費者に公表する制度が施行されました。

これにより耐震性も等級で示されることになり、数百年に一度発生する大地震の際にも倒壊しないレベルでの基準で新築が建てられるようになっています。

そのため木造住宅だからといって耐震性が低いというわけではありません。

台風に弱い

鉄骨や鉄筋コンクリートよりも台風や地震などの自然災害から受ける影響が多く、劣化が早いというデメリットはあります。

しかし被害を受けた時の修理のしやすさは木造住宅のメリットでもあります。

新築当初から基礎や外壁等の部分で、災害対策を事前に盛り込んでおくのも一つの方法です。

防音性が低い

木造住宅は防音性が低いといわれますが、木造だからではなく、断熱材や窓ガラス、外壁材によって変わるのが事実です。

内部での音は鉄骨に比べて振動や音が伝わりやすいですが、住宅内部間での音ならカーペットを敷いたりちょっとした工夫で改善することは十分に可能です。

木造住宅のメリットとは

日本は木造住宅が多く、多くの人が木造住宅で育ってきたのではないでしょうか。

木のぬくもりや、日本の気候に適した造りは、今もなお木造住宅の人気の理由となっています。

では木造住宅に住むことでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

木材ならではのやさしい空間

木造住宅ならではの魅力といえば、自然素材に囲まれたやさしい空間を作り上げることです。

木造住宅には素材の香りや、視覚から得られる癒し効果があるともいわれており、自然の魅力を感じることができる空間が出来上がります。

調湿効果がある

木造住宅のメリットとして、木材による調湿効果を得ることができます。

木材は空気が乾燥すると、木材に蓄えていた水分を放出して乾燥をやわらげてくれる働きがあります。

また、湿気の多い状況では木材が水分を吸収してくれるため、湿気を緩和させてくれるのです。

湿度の高い日本の気候では、快適に暮らすために調湿効果はとても重要で、そのため多くの建造物が木造でできています。

また、湿気を調整してくれるので結露やカビの発生を抑え、住宅を長持ちさせてくれる効果もあります。

建築費用が安い

鉄筋コンクリート造や鉄骨造では構築材に耐火処理や防錆処理等をする必要がありますが、木造住宅ではそのような処理をする必要がありません。

そのため鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比べると、費用で大きな差がでます。

鉄筋コンクリート造 1坪あたり約70万円~100万円

鉄骨造       1坪あたり約50万円~80万円

木造        1坪あたり約40万円~60万円

物件価格が安くすむため、その分住宅ローンの負担も減ります。

また、浮いた分をメンテナンス費用にまわすことで、木造住宅に長く住み続けることができます。

リフォームがしやすい

鉄骨系の住宅とは違い、設計や間取りの自由度が高いため、将来的なリフォームがしやすいというメリットがあります。

鉄骨系の住宅の場合はハウスメーカーごとに工法が大きく異なり、プランニングも複雑になるため、新築時や増築時・リフォーム時に制限が多く、場合によってはリフォームを断る業者もいます。

その点木造住宅は基礎となる部分は大きな違いがなく、壁を抜いて間取りを変える等大幅なリフォームも容易にできるのがメリットです。

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鉄筋、鉄骨住宅のメリット・デメリットとは

鉄筋や鉄骨を使用しているため、頑丈で耐久性のあるのが鉄筋・鉄骨住宅の魅力です。

木造に比べて少し価格の違いがあるものの、その分性能や優れている部分が多くあります。

こちらでは鉄筋・鉄骨住宅のメリット、デメリットについてお伝えしていきます。

鉄筋・鉄骨住宅のメリット

鉄筋・鉄骨住宅のメリットとなるのがこちらです。

  • 地震に強い
  • 耐久性が高い
  • 大きな空間を創り上げることができる
  • 気密性が高い

建築時に構造計算がされており、地震に強い設計で建てられています。

そのため木造住宅よりも地震に対しての耐震性は高いです。

また、木材と比べると素材の耐久性が高いため、錆びなければ100年以上は容易に使用できる素材を利用しています。

鉄筋・鉄骨住宅の場合は柱と柱の間隔を広くとることができるので、広くて開放的な窓や柱の少ないリビングといった大きな空間を創り上げることができるのも魅力です。

木造と比べて隙間がない分気密性が高く、断熱性が高いのもメリットの一つです。

鉄筋・鉄骨住宅のデメリット

メリットがある一方で、注意しなければならない点もあります。

鉄筋・鉄骨住宅のデメリットとなるのがこちらです。

  • コストが高い
  • 地盤強化が必要になる可能性がある
  • 通気性が悪い

そもそもの建築資材の価格が高いことや、重量が重い資材に耐えられる基礎や地盤を作る必要があるため、全体のコストが高くなってしまいます。

地盤強化の費用は元々の地盤にもよりますが、高い場合は数百万円必要となるケースもあります。

また、通気性がよくないため結露やカビ等が発生しやすい環境になるので、日々のメンテナンスが重要です。

木造住宅と鉄筋・鉄骨住宅、理想の住宅はどっち?

「木の香りと雰囲気が好きだから木造がいいけど、鉄筋造の耐久性も大事。」

「価格で考えると木造だけど、広々とした空間を作りたいから鉄骨造がいいかな。」

このように木造住宅と鉄筋・鉄骨住宅はそれぞれメリットとデメリットがあるため、どちらにすればいいのか迷うポイントです。

こちらでは迷った時に判断基準となる、考えるべきポイントをお伝えしていきます。

住宅に求める優先順位を明確にする

住宅選びで迷う人の大部分は「希望する条件が多いため、決められない」というケースです。

住宅選びの際にあれもほしい、これもほしいと様々な希望がでてくるのは自然なことです。

しかしそうすると結局どの住宅にすればいいのかわからなくなってしまいます。

  • 住宅に求める優先順位を決める
  • 優先順位を一番満たす住宅を選ぶ
  • 全ての希望を叶える住宅はほとんどない

まず一番初めに住宅の条件として何を一番希望するかを決めましょう。

子育て環境が一番なのか、無理のない資金計画と返済なのか、建物の安全性なのか、希望する優先順位を決めることで、あなたが一番大事にしたいことを叶えられるようにしておくことが大切です。

そして決まった優先順位にそって住宅選びをしていきましょう。

希望する事項が10個あったとしても、それを全て完璧に叶える住宅を見つけられる可能性は非常に低いです。

優先順位の上位を満たすものを見つけたら、決断することが大切になってきます。

希望する住宅のメリット・デメリットを押さえたうえで購入する

木造住宅、鉄骨・鉄筋住宅ともにメリットとデメリットがそれぞれあります。

そのためどのメリットを一番優先したいのか、そしてどのデメリットであれば許容できる範囲なのかを見極めることが大事です。

木のぬくもりと通気性がほしいのか、強固で耐久性を求めるのか、少し値段が高くても許容できるのか、等様々な判断ポイントがあります。

メリットだけを見てしまうと、後々後悔することになってしまうので、あらかじめ自分の優先するポイントと、許容できる範囲が該当する住宅を選ぶように注意しましょう。

イメージに近い住宅建築実績が多い施工会社を選ぶ

実際に自分が希望するような住宅の実績が豊富な施工会社を選ぶことも大事です。

例えば木造で木のぬくもりが存分に味わえる住宅を希望していても、その施工会社に豊富な経験や実績がないと、完成度や実現度は低い可能性があるからです。

大手で有名な施工会社だからといって、全てが完璧ではなく、得意な分野や住宅があります。

ブランドや有名だからといって選ぶのではなく、自分の希望するタイプの住宅の建築実績があるかどうかを見極めて選ぶようにしましょう。

アフターサービスの期間・内容を確認する

入居後の不具合やトラブルがあった時のアフターサービスは、住んだ後の満足度に大きくつながります。

アフターサービスの保証期間が短い業者や、軽微な補修費用しかでないようなサービスもあります。

事前にアフターサービス期間がどれくらいなのか、保証内容はどうなっているのかを確認しておくようにしましょう。

長く住みたいなら定期的なメンテナンスを怠らない

住宅を長く住むうえで一番大事なのが定期的なメンテナンスです。

定期的にメンテナンスをしていれば、木造住宅でも長期に渡って住み続けることは十分可能です。

反対に住宅の清掃や管理を全くせず、メンテナンスもしていなければ、鉄骨や鉄筋住宅であっても不具合が生じ、長く住めないこともあります。

日々の清掃から定期的なメンテナンスまでしっかりと行い、長く住める住宅にしていきましょう。

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1人暮らしを始めるなら木造賃貸アパートか鉄筋アパートか?

子供が一人暮らしを始める時、転勤や転職で一人暮らしを始めることもあると思います。

そういった時、木造か鉄筋のアパートかどちらにすればいいのか迷うポイントですよね。

「木造の方が安いけど、遮音性が低いってきいた」

「鉄筋は静かだし防音がしっかりしてるけど、高い」

このように価格や遮音性など様々な部分でメリットやデメリットがそれぞれあるのが木造と鉄筋アパートです。

こちらでは木造賃貸アパートと鉄筋アパートの違いやポイントを中心にお伝えしていきます。

木造の賃貸アパートと鉄筋アパートの住み心地の違い

木造アパートと鉄筋アパートでは住み心地はどのように違うのでしょうか。

木造と鉄筋それぞれのメリット・デメリットを中心にするとこうなります。

木造アパートのメリット

  • 通気性が高いので、湿気がたまりにくい
  • 角に梁がない分部屋が広い

木造アパートのデメリット

  • 遮音性が低く、音漏れがしてしまう
  • 耐震性が不安な物件もある

通気性がよく湿気がたまりにくいので、特に夏場は涼しく過ごすことができます。

また、角に梁がないので部屋の角を使えることで、広々と利用できるのもメリットです。

一方で遮音性が低く、音が周囲に漏れやすいのがデメリットです。

また、古い物件も多く、耐震性が不安な物件もあります。

鉄筋アパートのメリット

  • 気密性が高い
  • 耐震性、耐火性が高い
  • 遮音性が高い

鉄筋アパートのデメリット

  • 熱伝導率が高い
  • 床が硬い

鉄筋アパートは気密性が高いため遮音性に優れており、断熱性も高いのが特徴です。

また、耐震性や耐火性が高く、丈夫な建物であることもメリットです。

一方コンクリートでできているため熱伝導率が高く、夏は暑く冬は寒い特徴があります。

また、木造に比べると床が硬く、歩行時の負担や転んだ時のケガの度合いなどが変わってきます。

木造の賃貸アパートで快適に住むためのポイント

木造の賃貸アパートに快適に暮らすためには、以下のことに気を付ける必要があります。

  • 防音対策をする
  • 築年数をよく確認する

木造アパートの音漏れは全ての物件で発生するわけではありませんが、防音シート等を取り付けることで軽減することはできます。

また、厚手のカーテンやカーペットを敷くのも一つの方法です。

耐震性については築年数をチェックして、新耐震基準の建物かを確認しておきましょう。

1981年6月以降の建物であれば、全て新耐震基準となっていますので、事前に築年数をチェックして新耐震基準のものを選ぶようにしましょう。

【番外】台風の多い沖縄で木造住宅を建てても大丈夫?

鉄筋・鉄骨造に比べて耐久性が低いと言われる木造住宅ですが、台風の多い沖縄で木造住宅を建てることはできるのか、そして安全性は確保できるのでしょうか。

結論からいうと、沖縄のような台風の多い地域でも木造住宅は十分に耐えられます。

ただし沖縄のような地域では台風被害を防ぐための構造が計算されて作られています。

例えば窓ガラス等を強風にも耐えられるような部材使っていますし、柱と梁をつなぐ金具の強度も高くなっているのです。

そもそも戦後の木造住宅と比べて強度がはるかに高くなっているので、台風で屋根が飛んでいくようなことはまずありません。

沖縄で木造住宅を建てる場合は台風などにも強い住宅実績がある施工業者を選ぶことが一番大切です。

まとめ

木造住宅はたくさんのメリットがある中で、もちろんデメリットとなる部分もあります。

しかしちょっとした工夫や、施工会社の選び方で改善できることがほとんどです。

あなたにあった住宅がどういった住宅かをしっかりと見極めて、快適な暮らしを実現してみてください。

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