MBCハウス(鹿児島)の評判と口コミを調査|性能値と価格・保証の表示を確認

MBCハウスの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

MBCハウスは、鹿児島県で注文住宅を手がけるMBC開発株式会社の住宅部門です。公式サイトには55年以上、5,800家族以上という実績と、標準的な住まいのUA値は0.46という数字が掲げられています。ただ、口コミを開くと、築10年ほどの家で夏と冬の室温が気になるという書き込みも残っています。公式サイトに出ている数値と、住んでからの体感がどこまでつながるのかは、公開されている情報だけでは分かりません。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとに独自の口コミ調査を行い、投稿を話題ごとに分けています。価格や住宅性能、保証にかかわる記載は、公式サイトと公的な登録情報にあたって確かめています。

結論として、MBCハウスは、断熱や耐震の数値を先に見せてくれる会社を鹿児島県内で探している方には、候補に入れて調べる価値があります。法人としての実態も、県の建設業許可業者名簿と法人番号公表サイトで確かめられました。いっぽうで価格の出方は商品ごとに違い、同じ規格住宅でも公式ページによって坪単価が分かれています。シロアリ保証の年数も20年と15年に分かれていました。

この記事でわかること

  • 公開されていた口コミを話題ごとに分けると、何が多かったのか
  • 住み心地と施工について、良い評価と気になる評価に書かれていたこと
  • 規格住宅エム セレージュの価格が、公式ページによって違って見える理由
  • UA値0.46とC値0.5以下という表示が、どこまでを指しているのか
  • 点検と保証の年数と、年数の表示が分かれている項目
  • 契約する相手がどの法人になるのか、書面で何をもらっておくのか
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

資料を先に集めておくメリット

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。

複数社を並べて見られる
1社だけで決めずに済む
数百万円の差に気づける
工務店もメーカーも見られる

カタログ請求なら、この4つを一度にまとめて用意できます。

目的で選ぶ3サービス

予算を抑えて探したい

LIFULL HOME'S

LIFULL HOME'S ローコスト住宅カタログ一括請求無料で住宅カタログを取り寄せる

地域の工務店も見たい

SUUMO

SUUMO 注文住宅の工務店資料請求無料で工務店・メーカーの資料を見る

相談しながら決めたい

HOME4U 家づくりのとびら

HOME4U 家づくりのとびら 無料家づくりプラン無料で家づくりプランを相談する

どれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。

この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月9日)

  1. MBCハウスの口コミを調べてわかったこと
    1. 話題ごとの件数
    2. 投稿している人の立場と、書かれた時期
  2. いちばん多かったのは住宅性能と住み心地の話
    1. 良い評価に書かれていたこと
    2. 気になる評価に書かれていたこと
    3. 中立の書き込みは質問が中心
  3. 施工と仕上がりは、現場を見た人の記録が多い
    1. 評価されていたこと
    2. 気になるとされていたこと
    3. 中立の記録に書かれていたこと
  4. 価格は、同じ規格住宅でも公式ページで数字が違う
    1. 2つの金額をどう読むか
    2. 坪単価が出ていない商品の比べ方
    3. 口コミに出ていた価格の話
  5. 断熱と気密の数値は公表されている。適用範囲までは書かれていない
    1. 長期優良住宅とZEHは建てる人の判断
  6. 耐震等級3を標準とし、制震ダンパーも標準装備
  7. 商品は5つあり、自由設計と規格住宅が混ざっている
  8. 設計と間取り、打ち合わせについての声
  9. 点検は20年まで6回。保証は年数の表示が分かれる項目がある
  10. 会社としての実態と、契約する相手
    1. 法人と許認可
    2. 同じ名前で出てくる別の会社と、別の部門
    3. 契約する相手と、建てられる地域
  11. MBCハウスを選ぶ理由になりそうな点
  12. 契約の前に確かめておきたいこと
  13. よくある質問
    1. MBCハウスの坪単価はいくらですか
    2. 断熱と気密の数値は公表されていますか
    3. 保証は何年ですか
    4. 気になる口コミにはどんな内容がありましたか
    5. 建てられるエリアはどこですか
  14. まとめ

MBCハウスの口コミを調べてわかったこと

公開されていた口コミ43件を7つの話題に分けたところ、いちばん多かったのは住宅性能と住み心地で15件でした。次が施工と仕上がりの11件です。

43件は人数ではなく、投稿URLの件数です。無作為に選んだわけではなく、すべてを集めたわけでもありません。施主本人へのアンケートでもないので、この数から世の中の割合や多数派を読み取ることはできません。

集めたのは2026年8月です。探したのは口コミの総合サイト、住宅系の掲示板やQ&Aサイト、SNS、個人ブログの4種類でした。このうち数に入ったのは、個人ブログが31件、掲示板やQ&Aサイトが12件です。総合サイトとSNSでは、本文まで読めて対象の会社の話だと確かめられる投稿が見つかりませんでした。動画のコメントは、ログインしないと本文と投稿ごとのURLを確認できないため、数に入れていません。

数えたのは、本文が読めて、投稿ごとのURLをたどれて、鹿児島市に本店を置くMBC開発株式会社の話だと確かめられたものだけです。判定は、登記上の所在地、公式サイトのドメイン、法人番号7340001000660の一致で行いました。媒体の名前と投稿者は記事に出していません。同じ名前の別の会社についての投稿、求人や職場の書き込み、広告など、対象外にしたものが51件あります。

公開投稿43件の内訳。媒体別は口コミサイト0件、掲示板Q&A12件、SNS0件、個人ブログ31件、動画コメント0件。傾向別は良い24件、気になる3件、中立16件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

傾向で分けると、良いが24件、中立が16件、気になるが3件でした。中立には、標準仕様や価格を尋ねる質問のように、評価を書いていない書き込みが入ります。良い側に寄って見えるのは、家づくりの過程を公開している個人ブログが多かったためで、不満を持った人が少ないという意味ではありません。

話題ごとの件数

話題 件数 良い 気になる 中立
住宅性能・住み心地 15件 8件 1件 6件
施工・仕上がり 11件 7件 2件 2件
設計・間取り 5件 3件 0件 2件
営業・打ち合わせ 4件 4件 0件 0件
価格・費用 4件 0件 0件 4件
デザイン・商品 3件 1件 0件 2件
アフターサービス 1件 1件 0件 0件

その他に分類した投稿は0件です。1件につき主な話題を1つだけ付けて数えています。

公開投稿43件の話題別件数。住宅性能・住み心地15件、設計・間取り5件、デザイン・商品3件、営業・打ち合わせ4件、施工・仕上がり11件、価格・費用4件、アフターサービス1件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

投稿している人の立場と、書かれた時期

立場で分けると、契約を検討中か打ち合わせの途中の方が23件、実際に建てて住んでいる方が17件、展示場やモデル住宅を訪ねた方が3件でした。住み心地やアフターサービスの話は、この17件から出てきたものです。

取り上げた投稿は2015年から2020年ごろのもので、個人ブログは2015年から2016年、掲示板やQ&Aサイトは2017年から2019年が中心です。担当者も標準仕様も入れ替わりますから、いま同じ体験になるとは限りません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

いちばん多かったのは住宅性能と住み心地の話

住宅性能と住み心地についての投稿は15件で、内訳は良いが8件、気になるが1件、中立が6件です。

良い評価に書かれていたこと

目立ったのは冬の暖かさについての記録です。床暖房を入れた家で、冬に補助の暖房を使わずに過ごせたという投稿がありました。

完成したときの気密測定でC値0.1という数値が出て、施工にあたったチームを高く評価した投稿もありました。これは1棟の測定結果で、すべての家に当てはまる数字ではありません。給気口と排気口の位置、床下を通る空気の経路を実物で確かめたという投稿もありました。

気になる評価に書かれていたこと

気になる側は1件です。築10年ほどの家で、夏と冬の室温、床と玄関の冷えに不満があるという内容でした。1件だけですから、この投稿から会社全体の断熱性能は判断できません。とはいえ、住んで10年たった家の実感は、カタログからは読み取れない情報です。

10年前に建てた家の仕様は、いま公式サイトに出ている標準仕様とは違う可能性があります。床や玄関の冷えは、断熱材の入れ方だけでなく、間取りや暖房の位置でも変わります。契約するプランの断熱仕様と暖房の計画は、見積もりの段階で確かめておきましょう。

中立の書き込みは質問が中心

中立の6件は質問が中心です。断熱材と窓を含めた標準仕様の長所と短所を知りたいという書き込みや、熱交換型の換気が標準なのかを尋ねる書き込みがありました。質問だけではなく、高気密と高断熱の住み心地に満足したうえで、換気の運転モードを切り替えて室内の湿度まで確かめた記録も入っています。

公式サイトには、土地の緯度と経度から太陽の高さと方位を割り出し、風や屋根、窓、軒の出まで考えて設計するという方針が掲げられています。換気はオリジナルの「澄麗」と24時間全熱交換型換気システムです。

ただし、公式に出ているUA値がどの商品のどのプランを指すのかは、確認した公開資料には書かれていません。自分が建てるプランの外皮計算書をもらって、数値を確かめてください。

施工と仕上がりは、現場を見た人の記録が多い

施工と仕上がりについての投稿は11件で、良いが7件、気になるが2件、中立が2件です。工事中の現場に通って写真を撮り、気づいたことを書き残した記録が中心でした。

評価されていたこと

建て方の日に、使われている金物を図面と照らし合わせて確認したという投稿がありました。同じ方は、第三者の検査機関による躯体検査にも立ち会っています。標準の仕様に断熱材と換気を追加し、吹き付けの施工を現場で見届けたという記録もありました。

気になるとされていたこと

気になる側は2件です。1件は、外壁の通気層がふさがっているのを施主が見つけたという記録で、現場監督の判断で施工をやり直し、その場で解決したところまで書かれていました。もう1件は、基礎の精度は良かったものの、アンカーボルトの施工方法に納得がいかなかったという内容です。

どちらも、施主が現場に足を運んだから気づけたことです。現場が動いた記録も残っていますが、同じ対応が誰にでも行われるとは限りません。工事中に現場を見られる日を、契約の前に確かめておきましょう。

中立の記録に書かれていたこと

中立の2件も現場の記録です。防水材の破れを施主が自分で確認し、補修の対応と説明の姿勢まで書き残した投稿があります。土台の気密処理を点検し、断熱材を足してほしいという要望に現場が応じたという記録もありました。

いっぽうで、工事中にどんな検査を行い、どの機関が確認するのかは、確認した公開資料からは分かりませんでした。検査の記録を書面でもらえるかどうかは、契約の前に聞いておくと安心です。

価格は、同じ規格住宅でも公式ページで数字が違う

価格は、この会社を検討するときにいちばん整理が必要な部分です。確認した公式資料で金額を確認できたのは規格住宅のエム セレージュだけで、同じ商品の数字が公式ページによって違っていました。

商品 公式に確認できた金額
エム セレージュ(商品ページ) 坪単価54.6万円から、価格1,415万円から
エム セレージュ(同じ商品の別の公式ページ) 坪単価56万円から、建物本体価格1,430万円から
エム ブランシェ 確認できなかった
ザ リーウェイ 確認できなかった
ビーノ鹿児島 確認できなかった
アールシー ハウス 確認できなかった

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

2つの金額をどう読むか

どちらも公式の表示です。ただし、いつの時点の価格なのか、消費税を含むのか、付帯工事や諸費用、設備がどこまで入るのかは、そろえて表示されていません。どちらか一方を2026年8月時点の確定した価格として扱うことはできません。見積書をもらうときに、適用される価格と含まれる範囲を確かめてください。

坪単価が出ていない商品の比べ方

ほかの4つの商品については、確認した公開資料の中に価格や坪単価が見当たりませんでした。坪単価は延床面積の取り方や含まれる工事の範囲で動きますから、公表していないこと自体を責める話ではありません。

そこで、費目をそろえた見積書で比べます。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代。ここまでそろえば、坪単価がなくても他社と並べられます。

エム セレージュには、リビングのエアコン、カップボード、ガス衣類乾燥機が標準設備として掲載されています。標準に何が入るかで総額の見え方は変わりますから、設備の範囲もそろえてください。

口コミに出ていた価格の話

価格と費用についての投稿は4件で、いずれも中立でした。注文住宅と企画住宅の価格帯を知りたいという質問や、限られた予算の中で坪単価を基準に見学先を絞りたいという相談です。実際にいくらで建てたという記録は、今回の範囲では見つかりませんでした。

断熱と気密の数値は公表されている。適用範囲までは書かれていない

断熱と気密の数値は公表されています。ただし、その数値がどこまでを指すのかは書かれていませんでした。

公式に確認できた特徴の図。Mブランシェの標準断熱仕様=壁アクアフォーム95mm、屋根アクアフォーム215mm、基礎カネライトフォーム50mm/Mブランシェの標準外皮=樹脂サッシ、Low-E遮熱ペアガラス、熱交換型第一種換気、省令準耐火構造を掲載/Mセレージュ断熱仕様=屋根アクアフォームLITE170mm、壁高性能グラスウール16K・105mm、床フェノバボード45mm/Mセレージュ構造=木造軸組みパネル工法、YKK AP APW330樹脂サッシ、省令準耐火構造を掲載/耐震等級=公式安全性ページは耐震等級3を標準取得すると表示/制震装置=住友ゴム工業の制震ダンパーMAMORYを標準装備すると表示/換気設備=オリジナル換気システム「澄麗」と24時間全熱交換型換気を掲載。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。
項目 公式サイトの表示
UA値 標準的な住まいのUA値は0.46
C値 0.5以下に設定
耐震等級 耐震等級3を標準で取得
制震 制震ダンパーMAMORYを標準装備
換気 オリジナル換気システム「澄麗」、24時間全熱交換型換気システム
断熱・窓(エム ブランシェ) 壁アクアフォーム95mm、屋根215mm、基礎カネライトフォーム50mm。樹脂サッシとLow-E遮熱ペアガラス
断熱・窓(エム セレージュ) 屋根アクアフォームLITE170mm、壁高性能グラスウール16K105mm、床フェノバボード45mm。YKK AP APW330樹脂サッシ
断熱等性能等級 確認できなかった

UA値0.46は「標準的な住まい」の数値として掲載されています。すべての商品とプランで保証される数値だとは確認できませんでした。C値も0.5以下に設定すると書かれているだけで、全棟で測定するのか、目標に届かなかったときにどうするのか、契約で保証される数値なのかは分かりません。

口コミにあったC値0.1は1棟の実測値で、全棟の基準として読むことはできません。断熱等性能等級の番号も見当たりませんでした。契約するプランの等級は、設計住宅性能評価書などの書面で確かめてください。

長期優良住宅とZEHは建てる人の判断

長期優良住宅とZEHへの対応について、公式サイトは義務ではなく建てるお客様の判断だと説明しています。全棟で標準になっているかどうかは、確認した公開資料からは分かりませんでした。

2018年5月25日付の公式記事には、当時のZEHビルダーの評価で五つ星に認定されたという報告が残っています。ただし、2026年8月時点の登録状況や現在の評価、直近のZEH実績率は確認できませんでした。過去の認定を、いまの評価として読むことはできません。希望する場合は、申請費用や仕様の変更、補助金の要件を個別に確かめてください。

耐震等級3を標準とし、制震ダンパーも標準装備

公式の安全性ページには、耐震等級3を標準で取得すると書かれています。あわせて、住友ゴム工業の制震ダンパーMAMORYを標準装備すると掲載されていました。構造は商品によって説明が違い、エム セレージュは木造軸組みパネル工法とされています。エム ブランシェとエム セレージュには、省令準耐火構造の記載もありました。

いっぽうで、耐震等級3をどの商品のどのプランまで標準にしているのかは書かれていません。ビーノ鹿児島や鉄筋コンクリートの住宅を含めた適用条件も同じです。構造計算の方法も確認できませんでした。検討している商品名を伝えて、そのプランで耐震等級3を取得できるのかを聞いておきましょう。

商品は5つあり、自由設計と規格住宅が混ざっている

商品は5つ掲載されています。同じ会社の中に自由設計と規格住宅が並び、価格の出方も断熱の仕様も商品ごとに違います。

商品 公式サイトの説明
エム ブランシェ 高気密高断熱、高耐震の自由設計商品
エム セレージュ 規格住宅。26プラン、20坪から30坪、平屋と2階建て
ザ リーウェイ ラインアップの1つとして掲載
ビーノ鹿児島 別ブランド。会社概要の運営会社はMBC開発株式会社
アールシー ハウス 鉄筋コンクリートの住宅。土地活用と設計、建設の部門が扱う

気をつけたいのは、コンセプトのページにすべてオーダーメイドという説明がある一方、エム セレージュが26プランの規格住宅として掲載されていることです。どこまで自由に設計できるのか、変えたときに費用がいくら増えるのかは、商品ごとに確かめる必要があります。鉄筋コンクリートの住宅は別の部門が扱いますから、木造の商品と条件を混ぜないでください。

口コミにも商品を見た人の記録があります。ビーノのモデルで構造と価格のバランスを評価した投稿や、平屋のモデル住宅でロフトと車庫を含めた間取りを評価した投稿がありました。いっぽうで、標準の屋根材の選べる範囲と色の持ちに疑問を示した書き込みも残っています。

設計と間取り、打ち合わせについての声

設計と間取りについての投稿は5件、営業と打ち合わせは4件でした。どちらも数は多くありませんから、これで会社全体の対応は判断できません。

設計と間取りの良い側は3件です。中庭や家事の動線、防音室まで含めて、完成後の使い勝手を写真付きで紹介した投稿がありました。本社で3Dの間取りと日当たりを確認した記録もあります。中立の2件は、間取りやデザインをどこまで変えられるのかという質問と、パッシブな設計に高断熱と高気密の仕様を組み合わせたという記録です。

営業と打ち合わせの4件は、すべて良い側です。気密の目標値を担当者と話し合い、実現が難しい部分については代わりの案を出してもらったという記録があります。設計士の提案力と、営業担当が要望を聞き取って調べる姿勢を評価した書き込みもありました。

ただし、この4件は2015年ごろの個人ブログが中心で、担当者が替われば体験も変わります。打ち合わせを始める前に、予算の上限、譲れない条件、入居したい時期を自分の側で決めておくと、話が具体的になります。

点検は20年まで6回。保証は年数の表示が分かれる項目がある

点検と保証は、公式サイトに年数が具体的に書かれています。ただし、同じ項目で年数の表示が分かれているので、契約する商品でどうなるのかを確かめる必要があります。

項目 公式サイトの表示
定期点検 引き渡し後1年、2年、5年、10年、15年、20年の6回
構造 構造最大20年保証
地盤 ジャパンホームシールドの地盤サポートシステムで20年間
シロアリ(オーナー向けページ) 20年、保証限度額1,000万円
シロアリ(エム セレージュのページ) 15年
住宅設備 住宅設備機器10年延長保証。有料で加入する形
窓口 住宅履歴情報の一元管理、M-Family、メールとLINEでのメンテナンス依頼

年数は表のとおりですが、条件までは分かりません。点検で何を見るのか、無償の範囲はどこまでか、点検を受けなかったときに保証がどうなるのかは、確認した公開資料には書かれていませんでした。

構造の最大20年についても、最初の保証が何年で、どういう条件で延びるのか、雨水の侵入を防ぐ部分がどう扱われるのかまでは確認できませんでした。20年という数字を、無条件の保証として読まないでください。シロアリの保証は、オーナー向けのページに20年、エム セレージュのページに15年と書かれていて、商品によって条件が違うのかは分かりません。

地盤の20年についても限度額や免責、不同沈下の判定方法は確認できませんでした。住宅設備の10年は有料で加入する延長保証で、料金や対象になる機器は分かりません。本体価格に含まれているとは判断できないということです。

口コミの中で、アフターサービスに触れていたのは1件だけです。築5年で大きな問題はなく、年に一度の連絡による相談体制も評価するという内容でした。1件では会社全体の対応を判断できません。保証書と約款を契約の前に見せてもらい、対象部位と免責の範囲、延長の条件と費用を確かめておきましょう。

会社としての実態と、契約する相手

法人と許認可

MBCハウスは、MBC開発株式会社の住宅部門として公式サイトに掲載されています。法人番号は7340001000660、登記上の本店は鹿児島県鹿児島市樋之口町1番1号です。国税庁の法人番号公表サイトの最新情報に載っていて、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。設立は1969年10月7日です。

許認可は公式サイトに掲載されています。特定建設業の鹿児島県知事許可(特-7)第4948号、一級建築士事務所の鹿児島県知事登録第1-5-16号、宅地建物取引業の鹿児島県知事免許(13)第879号です。編集部が2026年8月に確認した鹿児島県の建設業許可業者名簿には、許可番号4948、MBC開発(株)、所在地は鹿児島市樋之口町1-1として載っていました。この名簿は定期的に差し替えられるため、当時のファイルは現在は取得できません。最新の名簿は鹿児島県の公開ページから確認できます。確認した時点では、公式サイトの表示と県の名簿が一致していました。

建設業許可の括弧の中にある数字は、許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。宅地建物取引業免許の括弧の中の数字は、免許を受けた回数です。新規の免許が(1)で、更新のたびに1つ増えます。

同じ名前で出てくる別の会社と、別の部門

MBC開発株式会社の中には、不動産、土地活用と設計、リフォームの部門があり、それぞれ別のブランドとサイトを持っています。ビーノ鹿児島も同じ会社の運営です。親会社は鹿児島市の放送局で、所在地も法人番号も事業内容も違います。放送局の情報や、ほかの部門の性能と保証の条件を、住宅部門の話として読まないでください。

契約する相手と、建てられる地域

公開されている資料からは、MBCハウスを運営する法人がMBC開発株式会社であることを確認できました。ただし、個別の工事を請け負う法人が契約書でどう書かれるのかまでは、確認した公開資料からは分かりません。注文書と契約書の受注者の欄に書かれた会社名を、契約の前に必ず読んでください。

施工エリアは鹿児島県全域で、離島は除くと掲載されています。商品ごとの受注条件や遠方の場合の追加費用は確認できませんでした。

公式サイトには55年以上、5,800家族以上という実績が掲載されています。ただし、MBCハウスというブランドの開始年は確認できませんでした。会社の設立年を、そのままブランドの年数として読み替えることはできません。

MBCハウスを選ぶ理由になりそうな点

公式に確認できたことと口コミを合わせると、この会社を選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

  • 断熱と気密の数値を、検討の早い段階で公式サイトに出している
  • 耐震等級3の標準取得と制震ダンパーの標準装備を掲載している
  • 規格住宅は、坪単価と本体価格の目安が公式に出ている
  • 運営する法人と許可の内容を、県の名簿と法人番号公表サイトで確かめられる

契約の前に確かめておきたいこと

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。
  • 総額でそろえた見積書。一式と書かれた部分の内訳と、諸費用がどこまで入るのか
  • 契約するプランの外皮計算書のUA値。気密測定を行うのか、いつ測るのか
  • 耐震等級3を取得できるかどうかと、構造計算の方法。検査の記録をもらえるか
  • 保証書と約款。対象部位、免責、シロアリ保証が20年と15年のどちらか
  • 工事請負契約書の受注者欄の会社名と、建てる予定の住所で施工できるかどうか

どれも、契約する前に書面で出してもらえるよう頼んでおきたい項目です。何にいくらかかるのかを説明するのは会社の側の仕事ですから、内訳は遠慮なく求めてください。

よくある質問

MBCハウスの坪単価はいくらですか

A. 確認した公式資料で金額を確認できたのは規格住宅のエム セレージュだけです。商品ページには坪単価54.6万円から、価格1,415万円からとあり、別の公式ページには坪単価56万円から、建物本体価格1,430万円からと書かれていました。適用される時点や消費税、付帯工事の範囲がそろっていないため、確定した価格としては扱えません。ほかの商品の坪単価は確認できませんでした。

断熱と気密の数値は公表されていますか

A. 公表されています。公式サイトには、標準的な住まいのUA値は0.46、C値は0.5以下に設定すると書かれています。断熱材は商品によって違い、エム ブランシェは壁にアクアフォーム95mm、屋根に215mmという仕様です。ただし、この数値が全部の商品とプランに当てはまるのか、気密測定を全棟で行うのかは確認できませんでした。自分のプランの計算書で確かめてください。

保証は何年ですか

A. 構造は最大20年、地盤は20年、シロアリはオーナー向けのページで20年と掲載されています。住宅設備には10年の延長保証が有料で用意されていました。定期点検は1年、2年、5年、10年、15年、20年の6回です。ただし、シロアリ保証はエム セレージュのページでは15年と書かれていて、表示が分かれていました。延長の条件や免責、点検の無償範囲は確認できていません。

気になる口コミにはどんな内容がありましたか

A. 43件のうち、気になるに分類したのは3件でした。築10年ほどの家で、夏と冬の室温、床と玄関の冷えが気になるという投稿が1件です。残りの2件は工事中の記録で、外壁の通気層がふさがっていたという指摘と、アンカーボルトの施工方法への不満でした。通気層のほうは現場監督の判断でやり直し、解決したところまで書かれています。

建てられるエリアはどこですか

A. 公式サイトには、鹿児島県全域で離島は除くと書かれています。ただし、ビーノ鹿児島や鉄筋コンクリートの住宅など、商品ごとの受注条件や、遠方の現場になったときの追加費用までは確認できませんでした。建てる予定の住所と、検討している商品名を伝えて、施工できるかどうかを個別に問い合わせてください。

まとめ

公開されている資料と口コミから確かめられたのは、次の6点です。

  • 口コミは43件。多かったのは住宅性能と住み心地の15件で、次が施工と仕上がりの11件
  • 気になるは3件。うち2件は工事中の指摘で、現場が対応した記録も残っている
  • UA値0.46とC値0.5以下という表示はあるが、対象になる商品とプランの範囲は不明
  • 金額を公式に確認できたのは規格住宅だけで、公式ページによって坪単価と本体価格が違う
  • 点検は20年まで6回。シロアリ保証は掲載ページによって20年と15年に分かれている
  • 運営する法人と許可の内容は、法人番号公表サイトと県の名簿で確かめられる。契約する相手は契約書の受注者欄で確かめる

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。エム セレージュ以外の商品の価格、断熱等性能等級、気密測定を行う範囲、構造計算の方法、保証の延長条件と免責、点検の無償範囲、そして現在のZEHの評価です。

これらは、書面でもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、契約するプランの外皮計算書、耐震等級を取得できるかどうかの回答、保証書と保証約款。この4つがそろえば、ほかの会社と同じ条件で並べられます。


コメント