不二建設は、茨城県龍ケ崎市に本社を置き、茨城県南部と千葉県北西部で注文住宅を手がけている会社です。枠組壁工法と木造軸組工法の両方を扱い、公式サイトには全棟で断熱等級5以上、発泡ウレタン断熱の仕様ならC値1.0以下を保証すると書かれています。いっぽう口コミには、定期点検の案内が来なかった、補修を相談したら現場を見てもらえなかった、見積もりが地元の他社より高かった、といった声もあります。どこまでを判断の材料にしてよいのか、迷うところだと思います。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとに、住宅会社ごとに独自の口コミ調査を行っています。今回も、公開されていた投稿を1件ずつ読んで話題ごとに分け、価格や性能、保証、許認可は公式サイトと国や県が公開している資料で確かめました。
不二建設は、この地域で注文住宅を考えているなら、候補に入れて調べる価値のある会社です。構造計算をしたうえでの耐震等級3への標準対応、全棟で断熱等級5以上、構造と防水の初期20年保証は公式サイトで確認できます。いっぽうで、全商品に共通する坪単価、自分のプランで出るUA値、最長60年まで延ばすための有料メンテナンスの費用は、公開資料からは確かめられません。どれも契約の前に書面で確認できます。
この記事でわかること
- 公開されていた口コミ107件が、どの話題に集まっていたのか
- いちばん件数の多い施工・仕上がり31件に書かれていたこと
- アフターサービスの22件に「気になる」が16件付いた理由と、良い評価の中身
- 公開されている価格が平屋ページの平均額だけである事情と、代わりに比べる方法
- 断熱と気密の数値が、どの仕様までを指しているのか
- 初期20年保証に付いている条件と、同じ商号の会社との見分け方

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月13日)
不二建設の口コミ107件を調べてわかったこと
公開されていた口コミは107件で、いちばん多かった話題は施工・仕上がりの31件、次がアフターサービスの22件でした。工事の進み方と、引き渡したあとの対応。この2つに投稿が集まっている会社です。
107件は人数ではなく投稿URLの件数です。公開されている投稿から無作為に選んだものでも、公開されている分を全部集めたものでもありません。施主本人へのアンケートではありませんから、この数字で世の中の割合や多数派を示すことはできません。
媒体名は総称で書き、個々のサイト名と投稿者は記事に出していません。価格や性能の数値は、公式サイトと公的な資料から取っています。
数に入れたのは、本文が読めて投稿ごとのURLをたどれるもののうち、龍ケ崎市の不二建設株式会社の話だと確かめられたものだけです。同じ商号の別会社を指した投稿、求人や職場の書き込み、広告や転載は外し、収集の段階で49件を除いています。
探した先は、口コミの総合サイト、住宅系の掲示板やQ&Aサイト、SNS、個人ブログ、動画のコメントの5種類です。数に入ったのは掲示板やQ&Aサイトが63件、個人ブログが41件、口コミの総合サイトが3件でした。掲示板やQ&Aサイトの63件はすべて同じ掲示板の1本のスレッドへの書き込みで、個人ブログ41件のうち39件は3つのブログに書かれたものです。
SNSと動画のコメントは0件です。ログインなしで本文と個別のURLをたどれる投稿が見つからなかったためで、0件は不満がないという意味ではありません。

受け止め方で分けると、良い評価が50件、気になる評価が42件、中立が15件でした。良い評価のほうが8件多いものの、どちらか一方に偏ってはいません。ただし、この内訳を満足度として読まないでください。強い満足や不満を持った人ほど書き込みやすく、何事もなく暮らしている人の投稿は残りにくいからです。
話題ごとの件数
投稿1件につき主な話題を1つだけ付けているので、合計は107件になります。
| 話題 | 件数 | 良い | 気になる | 中立 |
|---|---|---|---|---|
| 施工・仕上がり | 31 | 14 | 11 | 6 |
| アフターサービス | 22 | 4 | 16 | 2 |
| 住宅性能・住み心地 | 17 | 12 | 3 | 2 |
| 価格・費用 | 13 | 5 | 6 | 2 |
| 営業・打ち合わせ | 12 | 6 | 3 | 3 |
| 設計・間取り | 9 | 7 | 2 | 0 |
| デザイン・商品 | 2 | 1 | 1 | 0 |
| その他 | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 合計 | 107 | 50 | 42 | 15 |

件数がいちばん多い施工・仕上がりでは、良い14件と気になる11件が近い数でした。はっきり偏ったのはアフターサービスです。
投稿の時期と、書いている人の立場
投稿の時期には幅があり、日付が分かるものは2008年8月から2026年3月まで確認できました。古い投稿は当時の担当者や当時の仕様について書かれたもので、今の内容と同じとは限りません。
書いている人の立場は、実際に建てた施主や入居者が82件、契約前の検討や打ち合わせの段階が18件、見学しただけの人が7件でした。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
施工・仕上がりの31件に書かれていたこと
施工・仕上がりは31件で、良いが14件、気になるが11件、中立が6件でした。現場の職人の仕事ぶりを評価する投稿がある一方、気になる11件のうち7件は、2つの個人ブログに残された工事中や竣工検査のときの確認記録でした。引き渡し後の是正に納得できなかったという投稿は2件です。
良いほうでは、毎週のように現場へ通ったが職人の仕事は丁寧だった、指摘した点はすぐ直してもらえた、という投稿がありました。費用の説明が分かりやすかったと合わせて書いている人もいます。水回りの改修でも、職人が確認しながら進めてくれたという記録が残っていました。
気になるほうでは、追加費用の出方、敷地に残った資材、補修を相談したときに現場を見てもらえなかったことへの不満が書かれていました。仕上がりに納得できず、指摘した不具合がそのままになったという投稿もあります。いずれも投稿した人の個別の体験で、会社全体がそうだと確かめられたわけではありません。
中立の投稿には、ベタ基礎の防湿や捨てコンクリートの工程を自分で見に行った記録や、構造見学を一度断られたあとに別の担当者から現場を案内されたという記録があります。
公式サイトでは、基礎は圧力を面で受ける耐圧ベタ基礎だと説明されています。工事中の検査の回数と担当、不具合を見つけたときの連絡先は、契約の前に確かめておきましょう。
アフターサービスは22件のうち16件が「気になる」だった
今回の107件で、評価がいちばんはっきり偏ったのがアフターサービスです。22件のうち良いが4件、気になるが16件、中立が2件でした。
気になる投稿の中身は、定期点検の案内が来ないので自分から催促した、年次の訪問がなかった、点検で傷を見落とされた、補修の見積もりと工事の連携がうまくいかなかった、といった内容です。ただし、いま挙げた内容が書かれていたのは2009年から2013年ごろの3件です。アフターサービスの投稿は2020年代のものまで確認できたので、古い話に限った内容ではありません。なお、この3件の中には、現場の職人の仕事は良かったと書いている人もいます。
良い評価も4件あります。入居して5年後にサッシの錠が不具合を起こしたとき、すぐ対応してもらえたという投稿がありました。アフター部門の動きが早かったという投稿や、自分から連絡すれば対応してもらえたという投稿もあります。
公式サイトでは、専任のスタッフを置き、設計から施工、点検、補修までの履歴を住宅履歴として保存すると説明されています。点検については、公式Q&Aに3か月、1年、2年の定期点検と、5年、10年時の案内があると書かれています。ただし、5年と10年が無償なのか、有償なのか、案内だけなのかは確認できませんでした。
点検の時期と費用の負担、依頼してから訪問までの目安は、契約の前に書面で確かめておきましょう。
保証は構造と防水が初期20年、条件を満たせば最長60年
保証の枠組みは公式サイトに一覧で出ています。構造と防水は初期20年で、所定の定期点検と有料のメンテナンスを行えば最長60年まで延ばせるという説明です。対象は2025年以降に受注した物件で、店舗や事務所、共同住宅は条件が違うと注記されています。
| 対象 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 構造・防水 | 初期20年。定期点検と有料メンテナンスで最長60年。2025年以降の受注物件が対象 |
| 住宅瑕疵担保責任保険 | JIOの保険。期間10年、保険金額2,000万円から5,000万円 |
| 住宅設備 | 10年。1回の修理上限100万円、期間内の修理回数に制限なし |
| 地盤 | 10年、最大5,000万円 |
| シロアリ | 初期10年・限度額1,000万円。10年目以降は5年ごとの検査で延長し、最長30年。保証制度の提供元の案内では、延長は有償で、延長期間の補償は5年間で累計500万円まで |
| 定期点検 | 3か月、1年、2年。5年、10年時は案内と記載 |
気をつけたいのは、最長60年という数字が有料メンテナンスを前提にしている点です。いつ、どの工事を、いくらで行うのかは確認できませんでした。2025年より前に契約した人へ適用される条件も分かりません。すでに建てている場合は、手元の保証書の記載が優先されます。
住み心地の17件は、良い評価が12件だった
住宅性能・住み心地は17件で、良いが12件、気になるが3件、中立が2件です。地震のときの様子を書いた投稿が複数ありました。築3年で震度6弱を経験したが建物の被害はほとんどなかった、という内容です。被害が軽く、設計の打ち合わせから入居後の対応まで良かったと書いている人もいます。
床の養生が丁寧で、入居後の不具合も少なかったという投稿もあります。中立の投稿には、気密測定を実際に行い、現場監督がC値1.0未満を目標にしていると確認した記録が残っていました。
気になるほうでは、樹脂サッシでも寝室の引違い窓に結露が出た、という投稿がありました。同じ家でも1階は結露が少なく、窓の仕様や位置によって差があると書かれています。和紙の畳が思ったより硬く、子どもの遊び場にはマットを足したという投稿もありました。
断熱と気密は数値が出ている。ただし標準の基準は公開ページで一致しない
断熱と気密は、検討の段階から数値で比べられます。公式サイトには、全棟で断熱等級5以上とし、断熱等級6とUA値0.46を推奨すると書かれています。掲載モデルの数値は、基本仕様がUA値0.52、標準仕様が0.46、高断熱仕様が0.26です。
気密は、発泡ウレタン断熱の仕様についてC値1.0以下を保証し、平均値0.5と掲載されています。ただし、全棟で測っているのか、いつ、どの方法で測るのか、ほかの断熱仕様にも同じ数値が当てはまるのかは確認できませんでした。設備の選択によっては一次エネルギー消費量等級8にも対応できるとありますが、すべての設備構成で等級8になるとはしていません。
もう1つ、公開ページの間で表現がそろっていない点があります。施工のページが全棟で等級5以上、等級6推奨としているのに対し、公式Q&AはUA値0.6以下を標準と書いています。どちらが契約時点の標準仕様で、その仕様にすると費用がいくら変わるのかは、見積もりの段階で確認が必要です。

個別の住宅で出るUA値は、公開資料からは分かりません。自分のプランの外皮計算書をもらえば、他社と同じ土俵で比べられます。
ZEHの実績は2025年度が45%だった
公式サイトには、2025年度のZEH実績が45%、Nearly ZEHが0%と掲載されています。2030年度に向けては、新築住宅に占めるZEHの割合を75%にする目標を掲げています。BELSについては、BELS工務店として全体の50%以上のお客様にBELSを発行していると書かれています。
表彰では、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2024でF・CONFIDENCE 5が優秀賞を受けました。会社としては省エネ住宅特別優良企業賞を受け、公式発表はこれを9年連続の受賞としています。沿革には2018年に5つ星ZEHビルダーへ認定されたとありますが、2026年の時点で同じ評価が続いているかは確認できませんでした。
耐震等級3は標準対応。ただしプランによって取れない場合がある
公式サイトには、構造計算を行ったうえで耐震等級3へ標準対応すると書かれています。同じページに、プランによっては取得できない場合があること、認定書の取得は別料金であることも書かれています。標準で対応する設計と、公的な認定書を取ることは別の話だと考えてください。
枠組壁工法は2×6または2×4、軸組工法は金物とパネルを組み合わせる方法だと説明されています。ただし、構造計算をどの方法で行うのかは公開資料では確認できませんでした。
等級3を優先するなら、最初の打ち合わせでその希望を伝えて、認定書まで取るのかどうかも一緒に決めておきましょう。
価格は、平屋ページの平均額だけが公開されている
価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。全商品に共通する坪単価も、本体価格の表も、会社全体の価格帯も、公開資料では確認できませんでした。
金額が出ているのは平屋のページです。セミオーダー住宅F.Confidenceの標準仕様で30坪を算出条件とし、建物金額の平均を2,099万円、建物金額2,000万円以下が約5割と掲載しています。条件の付いた平均値であって、全商品に共通する価格ではありません。
この平均額には、母数も集計期間も書かれていません。税込かどうか、付帯工事が入っているのかも確認できませんでした。自分の総予算にそのまま当てはめる数字ではない、と考えてください。
いっぽう公式サイトは、建物だけでなく付帯工事なども含めた総額を詳細見積りで示す方針を書いています。坪単価は延床面積の取り方や工事の範囲で動くので、出していないこと自体が不誠実だとは言えません。とはいえ、検討する側は何かの数字で比べる必要があります。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
口コミでは金額の受け止めが分かれた
価格・費用の口コミは13件で、良いが5件、気になるが6件、中立が2件でした。良いほうでは、小さな設計変更や設備の変更でも差額と資金計画をすぐ更新してくれた、規格のプランでも変更に応じてくれて追加費用が少なかった、という投稿があります。
気になるほうでは、同じ条件で出した見積もりが地元の他社より3割以上高かった、という投稿がありました。予算の上限を先に伝えたら、その額に近い見積もりが出てきたという投稿もあります。外部の建築士が設計した図面での相見積もりを断られた、という記録も残っていました。どれも個別の事例です。
坪単価がなくても比べる方法
比べるときは、建物本体だけでなく総額でそろえます。付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、諸費用、火災保険、それに土地代。ここまで入れた見積書を各社から出してもらえば、坪単価がなくても比べられます。
「一式」と書かれた項目があれば、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の仕事です。
営業・打ち合わせと設計・間取りの口コミ
営業・打ち合わせは12件で、良いが6件、気になるが3件、中立が3件でした。担当者の熱意や返答の早さを評価する投稿や、他社の図面を持ち込んで見積もりを出してもらい、第三者の検査にも応じてもらえたという投稿があります。最後まで比較して他社を選んだ人も、対応は親切だったと書いていました。
気になるほうでは、図面の修正と現場見学を頼んだあとに連絡が途絶えた、他社も検討していると伝えたときの説明に不快感が残った、という投稿がありました。費用の説明や引き渡し後の対応に不満を書いた投稿もあります。担当者による差が出やすい部分なので、打ち合わせの内容は日付と一緒に残しておきましょう。
設計・間取りは9件で、良いが7件、気になるが2件です。和モダンにしたいという要望に設計士が早く応えてくれた、細かいところまで配慮してもらえた、展示場で会った建築士の提案が良かった、といった投稿がありました。公式サイトは、規格のプラン集を前提としない完全自由設計だと説明しています。
気になるほうは、設計担当の進行が遅かった、完成見学会で間取りと意匠のちぐはぐさが気になった、という投稿でした。デザイン・商品の2件は、キッチンのタイルの配色を設計士のイメージ図で決めたという投稿と、複合サッシの差額に不安が残ったという投稿です。
契約する相手と、建てられる地域
法人と許認可
契約の相手は不二建設株式会社です。法人番号は2050001025782、登記上の本店は茨城県龍ケ崎市若柴町2240番地797、代表取締役は櫻庭義海氏。設立は1993年1月、資本金は4,000万円です。国税庁の法人番号公表サイトを見た時点で、登記記録の閉鎖を示す記載はありませんでした。
許認可は3つ確認できました。建設業許可は茨城県知事(特-04)第24748号で、茨城県が公開している許可業者名簿にも同じ番号が載り、許可期限は2027年4月17日です。一級建築士事務所の登録は茨城県知事第A2759号(0402)、宅地建物取引業の免許は茨城県知事(6)第5690号でした。
公式サイトは、リフォームと不動産の部門も自社の部署として書いています。商品や地域によって契約する会社が変わる条件は確認できませんでした。見積書と請負契約書の商号と法人番号が、上の番号と一致しているかを確かめてください。
同じ商号の会社が各地にある
「不二建設株式会社」という商号の会社は、北海道から九州まで各地にあります。語順の違う「株式会社不二建設」や、会社の種類が違う「不二建設有限会社」もあり、住宅を扱う会社も含まれます。検索で出てきた口コミが、今回の会社のものとは限りません。
見分ける手がかりは、法人番号2050001025782、本店の所在地、公式ドメインfuji-solar.co.jpの3つです。今回の107件も、この3つで確かめています。
建てられる地域
公式の施工エリアのページには、本社から概ね60分圏内という基準と、対象の市町村名が並んでいます。茨城県は、石岡市、稲敷市、牛久市、小美玉市、かすみがうら市、常総市、下妻市、筑西市、境町、土浦市など20市町村が対象です。残りはつくば市、つくばみらい市、取手市、坂東市、守谷市、龍ケ崎市、利根町、河内町、阿見町、美浦村です。千葉県は我孫子市、印西市、柏市、白井市、流山市、成田市、野田市、松戸市、栄町の9市町が挙がっています。
ただし、公式Q&Aには本社から約90分圏内という別の記載もあり、2つの基準は一致しません。掲載のない地域でも、道路事情などを踏まえて相談に応じると書かれています。境目にあたる場所なら、土地の住所を伝えて施工できるかどうかを先に確かめてください。
不二建設を選ぶ理由になりそうな点
公式の情報と口コミから、候補に入れる理由になりそうな点は4つあります。
1つめは、枠組壁工法と木造軸組工法の両方を扱っていることです。工法を先に決めずに相談できます。2つめは、断熱と気密の数値が公開されていること。特に発泡ウレタン断熱の仕様ではC値が保証という形で書かれているので、契約前に何を根拠として確認すればよいかがはっきりします。
3つめは、保証と点検の枠組みが、修理上限や限度額といった条件まで公開されていることです。4つめは、施工する範囲を市町村名で区切っていることです。加えて、判断の材料になる口コミが107件見つかりました。
契約の前に確かめておきたいこと
見積もりと契約の前に、次の5つを書面でもらっておいてください。

- 総額でそろえた見積書。本体工事のほかに、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、諸費用、火災保険、土地代まで入れる
- 自分のプランのUA値の計算書。断熱材の種類と厚さ、サッシとガラスの仕様。気密測定をいつ、どの仕様で行うのか
- 耐震等級3を取れるプランかどうかの回答。認定書まで取る場合の費用と、構造計算の方法
- 保証書と約款の現物。最長60年まで延ばす場合の点検時期、有料メンテナンスの工事内容と費用の目安、免責の範囲
- 契約書に書かれた商号と法人番号2050001025782。工事中の検査の回数と担当者、入居後の連絡先と訪問までの目安
どれも会社側が説明する立場にある項目です。聞きにくいと感じる必要はありません。
よくある質問
不二建設の坪単価はいくらですか
A. 全商品に共通する坪単価は確認できませんでした。金額が出ているのは平屋のページで、セミオーダー住宅F.Confidenceの標準仕様30坪を算出条件とした建物金額の平均2,099万円、2,000万円以下が約5割という掲載です。母数や集計期間、税込かどうか、付帯工事を含むかは書かれていません。付帯工事や諸費用、土地代まで入れた総額の見積書で比べてください。
断熱と気密の数値は公表されていますか
A. 公表されています。公式サイトには、全棟で断熱等級5以上、断熱等級6とUA値0.46を推奨とあり、モデルの数値は基本仕様0.52、標準仕様0.46、高断熱仕様0.26です。気密は発泡ウレタン断熱の仕様についてC値1.0以下を保証し、平均値0.5と掲載されています。ただし公式Q&AはUA値0.6以下を標準としていて、ページの間で表現が一致しません。外皮計算書をもらって確認してください。
耐震等級3はすべての家で取れますか
A. すべてで取れるとは書かれていません。公式サイトは構造計算を行ったうえで耐震等級3へ標準対応するとしたうえで、プランによっては取得できない場合があること、認定書の取得は別料金であることを添えています。構造計算をどの方法で行うのかも公開資料では確認できませんでした。等級3を優先するなら、最初の打ち合わせで伝えて、認定書まで取るかどうかも決めておいてください。
保証と点検はどうなっていますか
A. 構造と防水は初期20年で、定期点検と有料メンテナンスを行えば最長60年まで延ばせるとあります。対象は2025年以降に受注した物件です。ほかに住宅瑕疵担保責任保険が10年、住宅設備が10年で1回の修理上限100万円、地盤が10年で最大5,000万円、シロアリは初期10年で、10年目以降は5年ごとの検査で延長して最長30年です。点検は3か月、1年、2年と、5年、10年時の案内。5年と10年が無償の点検なのか、有償なのか、案内だけなのかは確認できませんでした。
口コミにはどんなことが書かれていましたか
A. 確認できた投稿は107件で、良いが50件、気になるが42件、中立が15件でした。いちばん多い話題は施工・仕上がりの31件で、現場の職人の仕事を評価する投稿と、引き渡し後の是正に納得できなかった投稿の両方があります。評価が偏ったのはアフターサービスで、22件のうち16件が気になるという内訳でした。ただし107件は人数ではなく投稿URLの件数で、古い投稿も含まれます。
まとめ
確かめられたのは、次の点です。
- 公開されていた口コミは107件。良い50件、気になる42件、中立15件で、いちばん多い話題は施工・仕上がりの31件だった
- 107件は人数ではなく投稿URLの件数。82件は実際に建てた施主や入居者によるもの
- 評価がいちばん偏ったのはアフターサービスで、22件のうち16件が気になるという内訳。投稿は2009年ごろから2020年代まで確認できた
- 価格は平屋ページの平均2,099万円だけが公開。条件の付いた平均値で、全商品共通の坪単価は確認できなかった
- 断熱は全棟で等級5以上、気密は発泡ウレタン断熱の仕様でC値1.0以下を保証。構造と防水の保証は初期20年で、所定の定期点検と有料メンテナンスの両方を行えば最長60年。対象は2025年以降に受注した注文住宅で、店舗や事務所、共同住宅は条件が違う
- 契約の相手は不二建設株式会社、法人番号2050001025782。同じ商号の会社が各地にある
公開資料から確かめられなかった項目もあります。価格の面では、全商品共通の坪単価と本体価格が分かりませんでした。性能の面では、自分のプランのUA値、全棟の実測C値と測定の条件、構造計算の方法。保証の面では、最長60年まで延ばすための有料メンテナンスの費用と、5年と10年の扱いです。公式サイトに書かれているのは5年、10年時の案内までで、無償の点検なのか、有償なのか、案内だけなのかは確認できませんでした。
これらは書面にしてもらえば比べられます。総額でそろえた見積書、UA値の計算書、耐震等級3の可否と費用の回答、保証書と点検の予定表。この4つがそろえば、ほかの会社と同じ条件で並べられます。口コミは出発点で、決め手になるのは書面で確かめた事実です。


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