大成建設ハウジングは、鉄筋コンクリートの家「パルコン」を手がけている会社です。地震や台風、外の音に強い家を探していて名前を知った方が多いと思います。いっぽう公開されていた口コミには、価格が高いと感じた話や、冬の寒さと電気代の負担、引き渡したあとの連絡や見積もりの遅さを書いた投稿もありました。丈夫さは期待できそうだけれど、住んでからの費用や対応はどうなのか。気になるのはそのあたりだと思います。
幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとにした住宅情報サイトです。住宅会社ごとの独自の口コミ調査も、あわせて続けています。今回は公開されていた投稿を1件ずつ読んで話題別に分け、構造と断熱、価格、保証と点検、許認可と契約の相手については、公式サイトと国が公開している資料で確かめました。
鉄筋コンクリートの家を予算に収められる方で、地震や台風、周囲の音への強さを優先したいなら、話を聞いてみる価値のある会社です。床と壁、屋根を大型のコンクリートパネルで構成する壁式構造で、一邸ごとに構造計算を行うと公式サイトに書かれています。法人番号2011101039156と国土交通大臣許可(特-5)第21305号は、公的な資料でも確認できました。いっぽう坪単価、標準仕様のUA値、C値、初期保証の年数は、公開資料では確認できませんでした。気になる評価18件は、アフターサービスと施工・仕上がりが5件ずつでした。点検の無償と有償の区分や、引き渡し後の連絡先は、書面で確かめておきたいところです。
この記事でわかること
- 公開されていた口コミ69件の内訳と、話題別の件数
- 気になる評価18件に書かれていた、引き渡し後の相談と施工の手直し
- 良い評価27件で多かった、静けさと災害のときの安心
- 壁式鉄筋コンクリート造の中身と、耐震等級が一律ではない理由
- 坪単価が確認できないなかで、総額をそろえて比べる方法
- 60年サポートの対象になる家と、5年ごとの点検の区分
- 富山県と石川県、中国4県、四国で、見積書と契約書の名義になる法人を確かめる必要があること

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月13日)
大成建設ハウジングの口コミ69件で多かったのは、住宅性能と価格の話題
調査した69件を8つの話題に分けると、いちばん多かったのは住宅性能・住み心地の18件でした。次が価格・費用の14件、施工・仕上がりの11件です。営業・打ち合わせとアフターサービスが9件ずつ、設計・間取りが7件、デザイン・商品が1件で、どれにも当てはまらない投稿は0件でした。
69件は人数ではなく、投稿1件ごとのURLを数えた件数です。同じ方が時期を変えて何度も書いた投稿を、それぞれ1件として数えている場合もあります。無作為に選んだものでも、公開されている投稿を全部集めたものでもなく、施主本人へのアンケートでもありません。ここから割合や多数派を言うことはできないので、件数は話題の広がりを見る目印として読んでください。
媒体は個々のサイト名を出さず、種類までにとどめます。内訳は掲示板やQ&Aサイトが40件、個人ブログが26件、口コミサイトが2件、SNSが1件で、動画のコメントは本文と個別のURLを同時に確認できず0件です。69件のうち37件は、1本の掲示板スレッドへの書き込みでした。個人ブログも書き手が限られていて、26件のうち12件は1つのサイト、7件はまた別のサイトからの投稿でした。
構造や断熱、保証、許認可の数値は投稿からは取らず、公式サイトと国の資料で確認できたものです。金額は公式の資料では確認できませんでした。このあと出てくる金額は、投稿に書かれていた記録で、公式の価格ではありません。

| 話題 | 件数 | 投稿に書かれていた内容 |
|---|---|---|
| 住宅性能・住み心地 | 18件 | 静けさと台風のときの安心への評価と、建てた年による寒さや隙間風 |
| 価格・費用 | 14件 | 総額や修繕費の記録と、費用の高さ、水回りの割引の条件 |
| 施工・仕上がり | 11件 | 現場監督の対応への評価と、目地の未施工や設計の修正の戻り |
| 営業・打ち合わせ | 9件 | 耐震の説明や値引きの履行への評価と、展示場での対応への不満 |
| アフターサービス | 9件 | 点検と補修への評価と、漏水の見積もりの遅さへの不満 |
| 設計・間取り | 7件 | 自由設計やガレージへの評価と、入居後に気づいた窓や段差 |
| デザイン・商品 | 1件 | 打放しの外観は広さによって高額になると感じたという記録 |
| その他 | 0件 | 該当する投稿はありませんでした |

投稿を書いた人の立場と、書かれた時期
施主や入居者の立場で書かれた投稿は53件でした。契約や打ち合わせの段階が11件、展示場やモデルハウスを見た段階が5件です。53件には、実家や中古で買ったパルコンに住んでいる方の投稿も入っています。
投稿の年は2011年から2025年まで広がっていました。年を確認できなかった1件を除くと、2021年以前に書かれたものが24件で、残りは2022年以降です。1989年に建った家や築40年を超えた家の話も含まれます。当時の仕様や体制がいまも同じとは限らないので、いまの標準仕様は見積もりで確かめられます。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
気になる評価18件は、引き渡し後の相談と施工の手直しが中心でした
気になる評価18件の内訳は、アフターサービスと施工・仕上がりが5件ずつ、営業・打ち合わせが3件、住宅性能・住み心地と価格・費用が2件ずつ、設計・間取りが1件です。家の構造への不満より、建てている途中のやり取りと、住み始めたあとの相談についての投稿が目立ちました。
引き渡し後の相談と、雨漏りについての投稿
アフターサービスの5件では、築30年の実家で漏水の調査を頼んだところ、見積もりの回答が遅く金額にも納得できなかったという投稿がありました。築40年を超えた家で雨漏りが起き、建てたあとの訪問の対応にも不満が残ったという投稿もありました。1984年に建った中古のパルコンを買った方は、雨漏りを経験したあとに相見積もりを取り、改修は別の会社へ頼んでいます。
同じアフターサービスでも、良い評価が3件あります。1999年に建った家で補修に約300万円かかったものの、耐久性と安心感は高く評価するという投稿です。築20年で施工の不具合が見つかったときの代替の対応と、保証の期間が終わったあとの補修を評価する投稿もあります。入居2年の点検では屋根や防水、浴室まわりまで見てもらい、大きな問題はなかったという記録も残っています。
どれも1件ずつの経験であり、会社全体の対応を表すものではありません。20年、30年たった家の相談が多いのは、コンクリートの家を長く使う前提の話でもあります。とはいえ、一件ごとの不満の重さが軽くなるわけではないので、相談の窓口と費用の出方は先に確かめておきたいところです。
公式サイトでは、60年サポートプログラムとして5年ごとの定期点検と、15年ごとの有償の計画メンテナンスを案内しています。点検には無料と有料の区分があり、初期保証の年数や免責の範囲は確認できませんでした。
点検の時期の一覧と無償・有償の区分、対象になる部位を契約の前に書面でもらってください。連絡先が担当者個人ではなく窓口になっているかも確かめておきましょう。
施工と仕上がりについての投稿
施工・仕上がりの気になる評価は5件です。設計の修正が何度も差し戻しになり、目地が施工されていない箇所も見つかったので、現場で自分で確かめる大切さを書いた投稿がありました。築24年の家で改修の制約を感じ、水回りの不具合も経験したという投稿、築38年のベランダに水がたまって下の天井に亀裂が出たという投稿もあります。
良い評価は4件でした。契約から引き渡しの直前まで、設計担当と現場監督の対応を高く評価する投稿がありました。配筋やアンカーを自分の目で確かめ、社内検査の指摘内容まで書き残した方もいます。隣に住んでいて工事を見守り、現場監督が確認に来る回数を安心材料に挙げた投稿もありました。
中立の2件のうち1件は、自分の敷地でクレーンの進入や電線の移設、搬入の条件を確かめた記録です。大型のコンクリートパネルを運び込む家なので、敷地に入る経路や電線の位置が工事に関わります。
仕様書と図面のどれが最終版なのかを着工の前に確かめ、打ち合わせで変えた箇所は書面に残してもらってください。搬入の経路とクレーンの位置も、契約の前に現地で相談できます。
営業と打ち合わせについての投稿
営業・打ち合わせの気になる評価は3件です。展示場で大きな建物の相談をしたときの営業の対応に不満が残ったという投稿、親が建てた実績を伝えたあとに対応が変わったと感じたという投稿がありました。実家の古いパルコンで夏の暑さと冬の寒さを経験し、展示場に何度も足を運んだうえで他社を選んだという投稿もあります。
良い評価も4件あります。展示場で耐震や耐火の説明は丁寧だったが価格は高いと感じたという投稿、契約のときに約束された追加工事の値引きが実際に適用されたという投稿です。建物を分けて解体する提案の的確さと、打ち合わせの丁寧さを選んだ理由に挙げた投稿もありました。
評価が分かれる話題なので、相性は会って確かめるほかありません。打ち合わせの記録を誰が残すのか、担当者が代わったときの引き継ぎは、契約の前に聞いておけます。
良い評価27件で多かったのは、静けさと災害のときの安心
良い評価27件のうち11件は、住宅性能・住み心地でした。営業・打ち合わせと施工・仕上がり、設計・間取りが4件ずつ、アフターサービスが3件、価格・費用が1件です。
静けさと、台風や地震のときの安心についての投稿
2016年に建てた家で気密の高さと静けさを感じ、前に住んでいた木造より温度の面でも良いという投稿がありました。築8年の家に住む方からは、防音と台風のときの安心に満足し、換気の設備は自分で調整しているという声が出ています。災害への強さを軸に30坪の家を選び、価格は高いけれど全体としては満足しているという投稿もあります。
いっぽう、住宅性能・住み心地には気になる評価も2件ありました。築20年弱の家で、ルーバー窓からの隙間風と夏の暑さ冬の寒さを課題に挙げた投稿。1989年に建った家で結露とカビのにおい、寒さ、間取りを変えにくいことを指摘した投稿です。中立の投稿にも、新築の3階建ては静かで安定感があるけれど、寒さと電気代が負担だという声がありました。
寒さの感じ方は、建てた年の断熱の仕様と窓の種類で変わります。築40年の家を改修し、内窓とドアの交換で隙間風と寒さが改善したという投稿も残っています。自分のプランの断熱の仕様と暖房の計画は、見積もりの段階で確かめておきましょう。
間取りと設計についての投稿
設計・間取りの7件のうち、4件が良い評価でした。4年かけて検討し、32坪の自由設計を営業担当と詰めて、申し込みの直前まで進んだという投稿がありました。11畳のリスニング室と防音の仕様に予算を配分した記録や、6mの開口で車2台分のビルトインガレージを作り、完成後の使い勝手まで書いた投稿もあります。
気になる評価は1件で、入居から1年後に建具や浴室の色、玄関の段差、窓の位置を後悔として整理した投稿でした。中立の2件は、モデルハウスで3回目の間取りの提案を比べた記録と、契約のあとに建具やタイル、浴室、トイレ、キッチンの仕様を打ち合わせた記録です。
壁で建物を支える構造なので、壁の位置には条件が付きます。希望の間取りが構造として成り立つのか、将来間仕切りを変えられるのかは、設計の段階で確かめておきましょう。
公式に確認できる構造と断熱。C値と標準仕様のUA値は確認できなかった
構造と耐久は、公式サイトに数値まで出ています。いっぽう断熱はZEH仕様の条件だけで、標準仕様の値は確認できませんでした。

構造は壁式の鉄筋コンクリート。パネルは工場で作る
公式サイトでは、大型のコンクリートパネルと大断面の基礎を使い、床と壁、屋根をパネルで構成して一体化する壁式構造だと説明されています。主要なコンクリートパネルは、管理された工場で作られます。壁のパネルの標準の厚さは14cm、床と屋根のパネルは15cmです。
耐久については、コンクリートパネルの水セメント比を45%とし、促進中性化試験の結果を100年相当で約13mmと載せています。公式の注記では、これは耐用年数を保証する値ではありません。
耐震は型式認定に等級3と等級2の両方がある
公式サイトでは、PACSという独自のシステムで一邸ごとに構造設計と構造計算を行い、引き渡しのときに構造計算書と構造図を含む確認申請書の写しを渡すとしています。計算ルートを一律に示した記載は確認できませんでした。
耐震のページには、自社の実大実験で大地震のときの層間変形角を1/575としたと書かれています。これは実験で出た値で、個別の住宅の等級ではありません。
国土交通省の住宅型式性能認定の公表資料には、耐震等級3の型式と耐震等級2の型式の両方が載っていました。耐風等級は、掲載されている3つの型式がいずれも等級2です。商品や棟にかかわらず一律に耐震等級3だとは確認できなかったので、自分のプランの型式認定の番号と住宅性能評価書で確かめてください。
断熱はZEH仕様で0.6以下。標準仕様の数値は確認できなかった
断熱の仕様は、屋根が内外の断熱、外壁が全面の内断熱、開口部がLow-E複層ガラスです。壁と天井に使うフェノールフォームの熱伝導率は0.02W/(m・K)、屋根の外側の押出法ポリスチレンフォームは0.024W/(m・K)と書かれています。換気は24時間連続の「タルカス-M」です。
ZEHは仕様の選択として案内されていて、4地域から7地域のUA値の条件は0.6以下でした。蓄電池とエネファームはオプションの表記です。標準仕様のUA値、C値と気密測定の有無、断熱等性能等級は確認できませんでした。
集合住宅のZEH-Mについては、2025年度の実績が低層26棟と中層3棟の合計29棟、棟数でみた割合は76%と公表されています。これは集合住宅の実績で、戸建の実績としては読めません。戸建の2025年度の実績と2026年度の目標は確認できませんでした。
断熱を他社と比べるなら、建設地と自分のプランで計算したUA値の計算書をもらい、気密を測定するのかどうかと結果を受け取れるのかも契約の前に聞いておきましょう。
坪単価は公開資料では確認できなかった。投稿に出ていた金額と、総額のそろえ方
価格は、この会社を検討するうえでいちばん情報が少ない部分です。坪単価、商品別の本体価格、標準的な総額のいずれも、公式サイトと公的な資料では確認できませんでした。工場で作るという説明は販売価格の根拠にはならないので、金額は見積もりで確かめることになります。
投稿に出ていた金額の例は次のとおりです。どれも1棟ごとの条件による金額で、目安ではありません。
| 投稿に書かれていた条件 | 金額 | 投稿の年 |
|---|---|---|
| 約200平方メートルの3階建て | 坪あたり約75万円 | 2013年 |
| 58坪の完全分離の二世帯住宅。外構と諸費用を含む | 4400万円 | 2022年 |
| 15坪の平屋を初回の相談で試算 | 最低4000万円から | 2023年 |
| 60坪の住戸で外壁と屋根の長期の保全 | 約850万円 | 2021年 |
| 1999年に建った家の補修 | 約300万円 | 2019年 |
価格・費用の14件は、坪あたり約75万円で設計の制約はあっても満足という良い評価が1件、費用の高さを挙げた気になる評価が2件、残る11件が金額や条件の記録でした。契約のときに水回りの標準メーカーと割引の条件を確認したという投稿もあります。
比べるときは、本体工事のほかに付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、土地代までそろえてください。見積書に一式と書かれた部分は、内訳を出してほしいと伝えて構いません。何にいくらかかるのかを説明するのは、会社側の仕事です。
鉄筋コンクリートの家は木造と前提が違うので、同じ構造の会社と総額をそろえたほうが比べやすくなります。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
60年サポートは条件付き。点検の区分を書面で確かめる
60年という数字は、無条件で60年保証されるという意味ではありません。公式サイトで確認できた内容と、契約の前に確かめたい点は次のとおりです。
| 項目 | 公式に確認できた内容 | 契約前に確かめること |
|---|---|---|
| 定期点検 | 5年ごとに実施。無料と有料の区分がある | 点検の時期の一覧と、無償になる時期と部位 |
| 計画メンテナンス | 15年ごとに有償で案内 | 1回あたりの費用の目安と、対象になる工事 |
| 対象になる家 | 2010年4月以降に新規契約した物件 | 自分の契約が対象に入るかどうか |
| 保証期間が終わった家 | 有償の点検などの条件付きで築60年まで対象とする枠がある | 条件と費用、所有者が変わるときの手続き |
| 初期保証と免責 | 年数と免責の範囲は確認できなかった | 保証書と維持保全の計画書の記載 |
保証書と維持保全の計画書を見せてもらい、どの部位が何年まで保証されるのかを見ておきましょう。
契約する相手と、建てられる地域を確かめる
新築とリフォームの相談ができる地域として、公式サイトには29都府県が挙げられています。関東の1都6県と山梨県、長野県、新潟県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、近畿の2府4県、福井県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県です。沖縄県は新築の相談のみ、北海道と東北はリフォームの相談のみという表記でした。北海道と東北で新築を受けられるかどうかは、確認できませんでした。
公式サイトには、大成ハウジング加越株式会社、大成ハウジング中国株式会社、大成ハウジング四国株式会社の3社が、フランチャイズ会社として別に掲げられています。3社はいずれも別法人で、法人番号も登記上の本店も一致しません。
富山県と石川県、中国4県、四国で建てた方の体験は、大成建設ハウジング株式会社との直接の契約ではない可能性があります。商品ごと、新築とリフォームごとに契約の名義になる法人を一律に示した記載は、公式サイトでは確認できませんでした。申し込みの前に、見積書と請負契約書に書かれた正式な商号、法人番号、許可番号を確かめてください。
資本金1億円は、親会社である大成建設株式会社が全額を出資しています。ただし別の法人であり、親会社の許認可や実績がそのまま当てはまるわけではありません。大成建設ハウジング株式会社の法人番号は2011101039156、登記上の本店は東京都新宿区西新宿3丁目7番1号で、国税庁の法人番号公表サイトに登記の閉鎖を示す表示はありませんでした。
建設業の許可は国土交通大臣許可(特-5)第21305号です。国土交通省の検索システムでも、商号と主たる営業所、代表者が公式の会社概要と一致していました。括弧の中の数字は許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。創業は1969年1月、事業を承継したのは2008年10月1日で、設立の年月日は公式の会社概要では確認できませんでした。
宅地建物取引業の免許番号は確認できませんでした。土地の売買や仲介が入る取引では、売主と仲介する会社、その免許を契約書で確認しておいてください。
大成建設ハウジングを選ぶ理由になりそうな点
公式の情報と投稿から、検討する理由になりそうな点は4つあります。
- 床と壁、屋根を大型のコンクリートパネルで構成する壁式構造で、主要なパネルを管理された工場で生産している
- 一邸ごとに構造計算を行い、引き渡しのときに構造計算書と構造図を含む確認申請書の写しを渡すと公式サイトに書かれている
- 住宅性能・住み心地の18件のうち11件が良い評価で、静けさや台風のときの安心を挙げた投稿が並んでいる
- コンクリートパネルの水セメント比を45%とし、促進中性化試験の結果まで公開している
契約の前に確かめておきたいこと
気になった点は、書面がそろっていれば具体的に聞けます。
- 総額でそろえた見積書と、一式と書かれた部分の内訳
- 自分のプランのUA値の計算書と、気密測定を行うかどうか
- 型式認定の番号と住宅性能評価書で確かめる耐震等級
- 保証書と維持保全の計画書に書かれた対象部位と免責の範囲
- 点検の時期の一覧と、契約の名義になる法人の商号と許可番号

この5つを契約の前に書面で受け取れるかどうかは、公開資料では確認できませんでした。公式サイトに交付の時期が書かれていたのは、引き渡しのときに渡す構造計算書と構造図を含む確認申請書の写しです。いつ、どの書類を出してもらえるのかも含めて、同じ項目を比べたい会社にも聞いてみてください。
大成建設ハウジングについてよくある質問
大成建設ハウジングの坪単価はいくらですか
A. 公開資料では確認できませんでした。坪単価も商品別の本体価格も、公式サイトと公的な資料には見当たりません。投稿には、約200平方メートルの3階建てで坪あたり約75万円という記録や、58坪の完全分離の二世帯住宅を外構と諸費用を含めて4400万円で建てたという記録がありました。どちらも1棟ごとの条件による金額です。付帯工事や外構、諸費用、土地代まで含めた総額の見積書をもらって比べてください。
パルコンは冬に寒いのですか
A. 投稿では分かれています。2016年に建てた家で気密の高さと静けさを感じ、前の木造より温度の面でも良いという記録がある一方、新築の3階建てで寒さと電気代が負担だという記録もありました。1989年に建った家の結露や寒さを挙げた投稿もあります。建てた年で断熱の仕様が違うので、自分のプランのUA値の計算書と暖房の計画を、見積もりの段階で見せてもらってください。
耐震等級は3ですか
A. 一律ではありません。国土交通省の住宅型式性能認定の公表資料には、耐震等級3の型式と耐震等級2の型式の両方が載っています。耐風等級は、掲載されている3つの型式がいずれも等級2でした。公式サイトの層間変形角1/575は自社の実大実験で出た値で、個別の住宅の等級ではありません。自分のプランの型式認定の番号と住宅性能評価書で確かめてください。
60年サポートは60年の無料保証ですか
A. 無料の保証ではありません。公式サイトで確認できたのは、5年ごとの定期点検と15年ごとの有償の計画メンテナンス、点検に無料と有料の区分があることです。対象は2010年4月以降に新規契約した物件で、保証期間が終わった家や所有者が変わった家には、有償の点検などの条件付きで築60年まで対象とする枠が用意されています。初期保証の年数と免責の範囲は確認できませんでした。
どの地域で建てられますか
A. 公式サイトには、東京都や大阪府、福岡県などを含む29都府県で新築とリフォームの相談ができると案内されています。沖縄県は新築の相談のみ、北海道と東北はリフォームの相談のみという表記でした。富山県と石川県、中国4県、四国については、別法人のフランチャイズ会社が掲げられています。建築地の住所を伝えて、見積書と契約書の名義になる法人を確認してください。
まとめ
確かめられたのは、次の6点です。
- 公開されていた口コミは69件。話題別では住宅性能・住み心地が18件で最多、傾向別は良い27件、気になる18件、中立24件
- 69件のうち37件は1本の掲示板スレッドへの書き込みで、件数は人数ではない
- 気になる18件はアフターサービスと施工・仕上がりが5件ずつで、引き渡し後の相談と手直しが中心
- 構造は壁式の鉄筋コンクリート。壁のパネルは標準14cm、床と屋根は15cm
- 耐震は型式認定に等級3と等級2の両方があり、一律ではない
- 60年サポートは2010年4月以降の新規契約が対象で、5年ごとの点検に無料と有料の区分がある
公開資料から確かめられなかった項目もあります。坪単価と本体価格、標準仕様のUA値、C値と気密測定の有無、断熱等性能等級、初期保証の年数と免責の範囲、点検の具体的な時期、宅地建物取引業の免許番号です。公表していないだけの場合もあるので、見積もりの段階で書面に出せるかを聞いてみてください。
総額でそろえた見積書、自分のプランのUA値の計算書、型式認定の番号と住宅性能評価書、保証書と点検の時期の一覧。この4つを受け取れば、坪単価が分からなくても他社と同じ条件で並べられます。


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