さくら建設は、川崎市宮前区に本社を置く住宅会社です。公式サイトでは横浜・川崎の注文住宅を掲げ、分譲住宅ではLAGRASというブランドを展開しています。一方、ネット上で見つかる口コミはごくわずかです。評判を調べても手がかりが少なく、実際の家づくりや建てたあとの対応が気になっている方もいるでしょう。
幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加え、住宅会社に関する独自の口コミ調査を行っています。会社の登記や許認可、価格、保証については、公式サイトと、国や自治体が公開している資料で確認しています。
結論として、さくら建設は1995年に設立された会社で、建設業許可などの登録内容が公的な記録とも一致していました。造成から設計、建築までを一貫して手がける体制があり、横浜・川崎で家づくりを考える方には検討する価値があります。ただし、坪単価や耐震・断熱の数値、保証の年数は、公開資料では確認できませんでした。見積もりの内訳と、引き渡し後の点検や補修の進め方は、契約前に書面で確かめる必要があります。
この記事でわかること
- 公開の場で確認できた口コミの件数と、読むときの注意点
- 登記と許認可で確かめられた会社の情報
- グループ会社のさくら地所との関係と、同じ名前の会社との見分け方
- 坪単価が見当たらないときの、総額での比べ方
- 耐震・断熱と保証について、契約前に書面で確認したいこと
- 建てられる地域の確かめ方

まずはここに注目
住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう
詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月15日)
さくら建設の口コミは、公開の場ではごくわずかしか確認できなかった
ネット上の投稿のうち、さくら建設の家に住む方の体験だと確かめられたものは2件でした。どちらも2020年に住宅系の掲示板の同じスレッドへ書き込まれたもので、話題は住宅性能・住み心地と施工・仕上がりが1件ずつです。傾向としては、いずれも気になる点を挙げた内容で、良い評価の投稿は今回確認した範囲では見つかりませんでした。

2件は人数ではなく投稿URLの件数です。同じスレッドへの書き込みなので、別々の方の体験かどうかも分かりません。今回の調査は無作為抽出でも全件調査でもなく、施主本人へのアンケートではありません。
どちらも個別の住まいについての体験で、さくら建設の家づくり全体や現在の対応を表すものではなく、割合や多数派を示すものでもありません。媒体は種類だけを示し、会社についての数値は公式サイトと公的な資料で確かめたものに限っています。
この記事で扱うのは、公式情報からわかる強みと気になる点の両面、その背景、契約前にできる確認です。住まいや土地の取引が多い会社ほど気になる声はネットに残りやすく、家には満足していても、担当者とのやりとりの一場面が心に残って厳しい書き方になることも珍しくありません。反対に、満足している人ほどわざわざ書き込まないので、良い評価の投稿が見つからなかったことを、満足している施主がいないという意味には受け取れません。口コミはこうした偏りを踏まえて読む必要があります。ただ、偏りがあるからといって、一件ごとの不満の重さが軽くなるわけではありません。
話題ごとの件数と傾向は次のとおりです。
| 話題 | 件数 | 傾向 | 契約前に確かめたいこと |
|---|---|---|---|
| 住宅性能・住み心地 | 1件 | 気になる | 自分のプランの耐震等級や断熱の数値、入居後の点検の内容 |
| 施工・仕上がり | 1件 | 気になる | 引き渡し前に行う検査の項目と、仕上がりを確認する方法 |
| 設計・間取り、デザイン・商品、営業・打ち合わせ、価格・費用、アフターサービス、その他 | 0件 | 該当なし | 本社のショールームの見学や打ち合わせで、直接確かめる |

口コミが少ないときに、契約前に確かめておきたいこと
住まいの性能や施工の仕上がりは、図面や見積書だけでは確かめにくく、住み始めてから実感する部分です。口コミから判断しにくいぶん、会社の説明を書面で残しておくことが大切になります。
さくら建設で建てる場合は、引き渡し前の検査で何を確かめるのか、入居後に気になる点が出てきたらどこへ連絡するのかを、契約前に尋ねておきましょう。補修をしたときに内容を記録として残してもらえるのかも、その際に聞いておきたいところです。答えを担当者から書面でもらっておけば、住み始めてからのやりとりもスムーズになります。
口コミを読むときは、どの会社の話かと書かれた時期を確かめる
ネットで「さくら建設」の評判を調べると、同じ名前の別の会社や、グループ会社のさくら地所株式会社に関する話が混ざって見つかることがあります。どの会社の家の話かを本文から判断できない投稿は、件数に含めていません。
投稿を読むときは、書かれている地域や物件名、会社の所在地が、川崎市宮前区に本社のあるさくら建設株式会社と合っているかを見てください。書かれた時期も大切です。家づくりの進め方やアフターサービスの体制は数年前と変わっている可能性もあるため、最近建てた方の話を聞ける機会があるかを、会社に尋ねてみるのも一つの方法です。
気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう
口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。
会社の登記と許認可は、国や県の記録でも確かめられた
さくら建設の会社情報は、公式サイトの会社概要と公的な記録で内容が一致していました。法人番号は6020001091139で、国税庁の法人番号公表サイトに載っている商号と本店の所在地は、会社概要の記載と同じです。登記記録が閉鎖されたことを示す表示も、確認した時点ではありませんでした。
会社概要によると、設立は1995年3月です。事業内容には開発設計、土木工事、建築設計、建築工事、リフォーム、不動産事業が並び、家を建てる工事だけでなく、土地の開発や不動産の取引も手がけています。
許認可は3つ掲げられています。建設業許可は神奈川県知事許可(特-5)第77377号で、神奈川県が公開している令和8年8月末現在の許可業者名簿にも、同じ番号、商号、代表者、所在地で載っていました。名簿に記された許可年月日は令和5年11月5日です。
許可番号の「特」は特定建設業の許可を表し、元請けとして一定額以上の工事を下請けに出す場合に必要な区分です。「特-5」の5は許可を受けた年度を示す数字で、名簿の許可年月日にある令和5年と一致します。一級建築士事務所の登録は、鎌倉市が公開している開発事業の資料にも、同じ商号と住所で記載されていました。
東京都でも、事業の記録を確かめられます。2025年6月16日には稲城市大字坂浜の開発行為について工事の完了が公告され、許可を受けた者としてさくら建設株式会社の名前と所在地、代表者が載っていました。
| 項目 | 確認できた内容 | 確認した資料 |
|---|---|---|
| 商号 | さくら建設株式会社 | 会社概要、国税庁の法人番号公表サイト |
| 法人番号 | 6020001091139 | 国税庁の法人番号公表サイト |
| 本店 | 神奈川県川崎市宮前区犬蔵2丁目2番12号 | 会社概要、国税庁の法人番号公表サイト |
| 代表者 | 代表取締役 白井 重雄 | 会社概要、神奈川県の許可業者名簿 |
| 設立 | 1995年3月17日 | 会社概要 |
| 建設業許可 | 神奈川県知事許可(特-5)第77377号 | 会社概要、神奈川県の許可業者名簿 |
| 一級建築士事務所 | 神奈川県知事登録第16115号 | 会社概要、鎌倉市の開発事業の資料 |
| 宅地建物取引業 | 神奈川県知事免許(3)第27962号 | 会社概要 |
| 加盟団体 | 全日本不動産協会、日本木造住宅産業協会、日本住宅保証検査機構 | 会社概要 |
| グループ会社 | さくら地所株式会社 | 会社概要 |
グループ会社のさくら地所との関係と、同じ名前の会社との見分け方
さくら建設株式会社とさくら地所株式会社は、同じグループの別の法人です。さくら建設の会社概要にはグループ会社としてさくら地所株式会社が載っていますが、法人番号も本店の所在地も、公式サイトのドメインも異なります。
注文住宅や家づくりの流れを載せている公式サイトは、さくら建設株式会社が運営しています。分譲住宅のLAGRASも、この公式サイトでさくら建設の分譲住宅ブランドとして紹介されています。一方で、LAGRASの物件情報には両社の共通ページとして案内されているものがあり、確認した物件ページの本文からは、物件ごとの売主や工事を請け負う会社を特定できませんでした。
そのため、注文住宅、分譲住宅、土地のどれを選ぶかによって、契約書に書かれる会社名が変わる可能性があります。契約の前には、契約書や重要事項説明書にある会社名と法人番号、許可や免許の番号を見て、どの会社と契約するのかを確かめておきましょう。
名前が同じ会社や似た会社にも気をつけたいところです。神奈川県内には、横浜市や逗子市、同じ川崎市内などにも「さくら建設」を名前に含む別の法人があります。資料請求や問い合わせの前に、本社が川崎市宮前区犬蔵にあることと、公式サイトのドメインがsakura-k.co.jpであることを確かめておくと、取り違えを防げます。
構造や耐震、断熱の数値は、公開資料では確かめられなかった
家の性能について、公開資料で確かめられた情報は限られています。注文住宅の耐震等級や構造計算の方法、UA値、C値、断熱等級は、確認した公式サイトのページでは見当たりませんでした。ZEHや長期優良住宅に標準で対応しているか、気密測定を行っているかも、確認できませんでした。
工法が公式に書かれていたのは、採用情報のページです。東京・神奈川エリアで行う建売分譲住宅の施工管理について、木造軸組工法と記されていました。建売分譲住宅についての記載なので、注文住宅もすべて同じ工法だとは言い切れません。
分譲住宅のLAGRASについては、立地や周りの環境に合わせて、外観や間取り、設備、色合い、素材の質感まで決めていくという設計の考え方が紹介されています。リフォームの事業では耐震診断と耐震補強を扱っていますが、これは今ある住宅に対する工事の記載で、新築の耐震等級を示すものではありません。

性能を他社と比べるには、自分のプランの数値を書面でもらうのが確実です。耐震等級をいくつで設計するのか、構造計算をどの方法で行うのか、UA値の計算書を出してもらえるか、気密測定を行う予定があるかを、見積もりの段階で尋ねておきましょう。
坪単価は公開資料で見当たらず、総額の見積もりで比べる
注文住宅の坪単価や本体価格、価格帯は、確認した公式サイトのページでは見当たりませんでした。まとめサイトなどで坪単価の目安を見かけることがあっても、会社が公式に出した数字ではない点に気をつけてください。
公式の家づくりの流れで説明されているのは、価格の出し方です。間取りについて合意したあとに詳細な見積もりを出し、そこに各仕様の仕上表と、税金などの建築費以外の諸経費も含めるとしています。あらかじめ決まった価格を示すのではなく、プランが固まってから総額を見積もる進め方です。
他社と比べるときは、見積もりに含まれる範囲をそろえることが欠かせません。さくら建設は諸経費まで含めて見積もる方針なので、ほかの会社にも建物以外の費用を含めた総額で出してもらうと、同じ条件で比べられます。地盤の補強や外構、給排水の引き込みが入っているかどうかも、項目ごとに確かめておくと安心です。
標準仕様とオプションの境目も、確認した公開資料では分かりませんでした。打ち合わせでは、床材や壁紙、キッチンや浴室などの設備、玄関まわりまで具体的な仕様を決めていきます。仕上表の項目ごとに、標準かどうかと差額を書き添えてもらうと、打ち合わせの途中で金額が膨らむのを防ぎやすくなります。
ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。
まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。
保証の年数と点検の時期は、契約前に書面で確かめる
保証と点検について公式サイトで確認できたのは、家づくりの流れのページにある引き渡し後の定期点検と、個人情報の利用目的に書かれたアフターメンテナンスの提供です。構造や防水の保証が何年か、保証を延ばせるか、点検がいつ何回あるか、補修が有償か無償かは、確認した公開資料では見当たりませんでした。
地盤については、注文住宅の工程で地盤調査を必須としています。ただ、調査の結果に応じて地盤保証が付くのか、付く場合の年数や範囲がどうなるのかは、公開資料では確認できませんでした。調査を行うことと保証が付くことは別の話なので、調査の報告書と保証書は分けて確かめておくと安心です。
会社概要の加盟団体には、日本住宅保証検査機構、通称JIOの名前も並んでいます。ただ、加盟の事実だけでは、さくら建設の家にどんな保証がどれだけの期間付くのかまでは分かりません。
新築住宅の構造の主要な部分と、雨水の浸入を防ぐ部分については、施工会社や売主が一定の期間責任を負うことが法律で決められています。それ以外の部分をどこまで保証するのか、無償で直してもらえる範囲はどこまでかは、会社ごとの保証の内容で変わります。
契約の前に保証書と約款を見せてもらい、対象になる部分と期間、保証が使えない条件を確かめておきましょう。点検の時期と内容、不具合に気づいたときの連絡先、補修の記録を書面で残してもらえるかどうかもあわせて尋ねておくと、住み始めてから困りにくくなります。
建てられる地域は、土地の住所を伝えて確かめる
公式サイトは横浜・川崎の注文住宅を掲げており、本社とショールームは川崎市宮前区にあります。採用情報のページでは、建売分譲住宅の施工管理を行う地域を東京・神奈川エリアとしています。
注文住宅を受け付けている市区町村の一覧は、確認した公開資料では見つかりませんでした。東京・神奈川という記載は建売分譲住宅の施工管理についてのものなので、注文住宅の対応地域と同じとは限りません。建てたい土地が決まっているなら、最初の問い合わせで住所を伝え、対応できるかを確かめるのが早道です。
さくら建設が公式に掲げている強み
さくら建設は、注文住宅のコンセプトに「世代を超えて愛される『永住の家』」を掲げています。公式の情報と公的な記録を合わせて見ると、事業の幅、分譲の実績、本社のショールームの3つが、検討するときの判断材料になります。
造成から建築、リフォームまでを一貫して手がける
公式サイトでは、開発設計、土木造成、建築設計、建築、リフォームとリノベーションの5つの分野を一貫して手がける体制を強みとして挙げています。東京都の公告にも開発行為の許可を受けた会社として名前が載っており、土地の開発に関わる事業を実際に行っていることが公的な記録からも分かります。造成や将来のリフォームまで相談したい場合は、自分の計画でどこまで対応してもらえるかを、最初の打ち合わせで尋ねてみてください。
住宅と売地を合わせて約5,000棟の分譲実績を掲げている
分譲住宅事業のページでは、これまでに供給してきた住宅と売地の累計分譲数を約5,000棟としています。住宅だけでなく売地も含めた数で、いつ時点の数字なのかは書かれていません。注文住宅を建てた棟数とは別の数字として受け取っておくと、ほかの会社の実績と比べるときに誤解が生じにくくなります。
本社のショールームで設備や建材を実物で確かめられる
本社のショールームでは、実際に使っているキッチンや浴室、洗面台のほか、資材や建材も案内しています。色や手ざわり、使い勝手はカタログや図面だけでは分かりにくいため、仕様を決める前に実物を見ておくと打ち合わせを進めやすくなります。見学のときは、気になった設備が標準仕様に含まれるのかもあわせて尋ねておくと、見積もりとのずれを減らせます。
さくら建設が向いている方と、慎重に進めたい方
さくら建設が合いそうなのは、横浜・川崎で家を建てたいと考えていて、地元に本社のある会社に設計から建築まで任せたい方です。造成からリフォームまで事業の幅が広いので、建てたあとも同じ会社に相談したい方にとっては、話を聞いてみる価値があります。見積もりに諸経費まで含める方針のため、建物以外の費用も含めた総額で資金計画を考えたい方にも合う進め方です。
慎重に進めたいのは、耐震等級やUA値、保証の期間を比べて会社を選びたい方です。これらは公開資料では確かめられなかったため、比べるには書面で数値を出してもらう手間がかかります。
口コミを判断材料にしたい方も、時間をかけて確かめる必要があります。公開の場で確認できた投稿はわずかで、しかも数年前の書き込みでした。引き渡し前の検査や補修の進め方は担当者に直接尋ね、答えを書面で残しておくと安心です。分譲住宅や土地もあわせて検討している場合は、商品によって契約する会社が変わる可能性があるので、契約書の会社名も必ず確かめてください。
さくら建設と契約する前に確認しておきたいこと
公開資料で確かめられなかった項目は、書面でもらえばほかの会社と同じ条件で比べられます。確認しておきたいのは次の点です。
- 見積もり:総額の見積書と仕上表。標準仕様とオプションの区別、一式と書かれた部分の内訳
- 性能:自分のプランの耐震等級と構造計算の方法、UA値の計算書、気密測定を行うかどうか
- 検査:引き渡し前に行う検査の項目と、結果を書面で受け取れるか
- 保証:保証書と約款にある対象部分と期間、保証が使えない条件、地盤保証の有無
- 点検と補修:点検の時期と内容、不具合に気づいたときの連絡先、補修の記録の残し方
- 契約する会社:契約書に書かれる会社名と法人番号、建設業許可や宅地建物取引業の免許番号
- 地域:建てたい土地が、注文住宅の対応地域に入っているか

さくら建設についてよくある質問
さくら建設の坪単価はいくらですか
A. 確認した公式サイトのページでは、坪単価も本体価格も見当たりませんでした。家づくりの流れのページでは、間取りについて合意したあとに詳細な見積もりを出し、仕上表と建築費以外の諸経費まで含めると説明されています。まとめサイトなどに載っている坪単価は公式の数字ではないので、ほかの会社とは、同じ範囲の費用を含めた総額の見積もりで比べてください。
さくら建設の口コミや評判はどうですか
A. 公開の場で確認できた口コミは少なく、さくら建設の家に住む方の投稿だと確かめられたのは2件でした。どちらも2020年に同じ掲示板のスレッドへ書き込まれたもので、住宅性能・住み心地と施工・仕上がりについて、気になる点を挙げた内容でした。件数が少なく時期も古いため、会社全体の評価とは言えません。引き渡し前の検査や、入居後の点検と補修の進め方は、担当者に直接尋ねてみてください。
さくら建設とさくら地所は同じ会社ですか
A. 同じグループの別の法人です。さくら建設の会社概要にはグループ会社としてさくら地所株式会社が載っていますが、法人番号や本店の所在地、公式サイトのドメインは異なります。分譲住宅のLAGRASの物件情報には両社の共通ページとして案内されているものがあり、物件ごとの売主や請負の相手は、確認した本文からは特定できませんでした。契約書の会社名と法人番号を確かめておきましょう。
保証やアフターサービスの内容を教えてください
A. 公式サイトで確認できたのは、引き渡し後に定期的な点検を行うことと、アフターメンテナンスの提供までです。構造や防水の保証の年数、保証の延長、点検の時期と回数、有償か無償かの区別は、確認した公開資料では見当たりませんでした。加盟団体にJIOの名前はありますが、それだけでは保証の中身は分かりません。保証書と約款、点検の予定を契約前に見せてもらいましょう。
耐震等級や断熱性能の数値は分かりますか
A. 注文住宅の耐震等級、UA値、C値、断熱等級は、確認した公開資料では見当たりませんでした。工法が公式に書かれていたのは建売分譲住宅の施工管理についてで、木造軸組工法とされています。注文住宅のすべてに当てはまるとは限らないため、自分のプランの耐震等級とUA値の計算書、気密測定を行うかどうかを、見積もりの段階で尋ねてください。
まとめ
公開資料と公的な記録で確かめられたのは、次の5点です。
- 1995年設立で、本店は川崎市宮前区犬蔵。登記記録の閉鎖などを示す表示はなし
- 建設業許可は神奈川県知事許可(特-5)第77377号。令和8年8月末現在の県の名簿でも同じ内容を確認
- 開発設計から建築、リフォームまで5つの分野を一貫して手がける体制と、住宅と売地を合わせた約5,000棟の分譲実績を公式に掲載
- グループ会社のさくら地所株式会社とは別の法人。LAGRASの物件ごとの契約の相手は、公開資料からは特定できず
- 公開の場で確認できた口コミは2件。どちらも2020年の書き込みで、気になる点を挙げた内容
反対に、坪単価と本体価格、標準仕様とオプションの区別、耐震等級や構造計算の方法、UA値やC値などの性能値は、確認した公開資料では見当たりませんでした。保証の年数と延長の条件、地盤保証、点検の時期、注文住宅を受け付けている地域の一覧も分かりませんでした。
次の一歩としては、見学や最初の打ち合わせの場で、総額の見積書と仕上表、自分のプランの性能値、保証書と約款、点検の予定を書面で出してもらえるかを尋ねてみてください。契約書に書かれる会社名もあわせて確かめ、同じ資料をほかの会社にも頼めば、条件をそろえて比べられます。


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