イワクラホームの評判と口コミ91件を調査|北海道の2×6住宅の性能と保証

イワクラホームの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

イワクラホームは、札幌に本社を置き、2×6工法の住宅を手がける北海道の会社です。外周の耐力壁に厚さ140mmの2×6材を使い、壁は140mmのグラスウールと60mmの外張り断熱を重ねた200mmのダブル断熱だと公式サイトに書かれています。いっぽう公開されていた口コミには、洗面脱衣所の床の断熱が気になった、担当者が代わってから修理の連絡が進まなくなった、という投稿もありました。暖かさは期待できそうだけれど、引き渡したあとの対応はどうなのか。気になるのはそこだと思います。

幸せおうち体験談は、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートをもとにした住宅情報サイトです。これとあわせて、住宅会社ごとの独自の口コミ調査も続けています。今回は公開されていた投稿を1件ずつ読んで話題ごとに分け、性能と価格、保証と点検、許認可と契約の相手については、公式サイトと国や自治体が公開している資料で確かめました。

北海道の冬を前提に、構造と断熱の中身まで確かめて建てたい方には、話を聞いてみる価値のある会社です。耐震等級3を基本とすること、断熱等級6を2026年4月から標準仕様にすること、2025年度のZEHの受託率が88%だったことは、いずれも公式サイトで確認できました。設立は1970年で、建設業と宅地建物取引業の許可は国土交通省の公表資料にも載っています。いっぽう坪単価とC値は、公開資料では確認できませんでした。気になる評価36件のうち施工・仕上がりが11件、アフターサービスが10件で、手直しの範囲と引き渡し後の窓口は、契約の前に書面で確かめておきたいところです。

この記事でわかること

  • 公開されていた口コミ91件の内訳と、話題ごとの件数
  • 気になる評価36件に書かれていた、仕上がりの手直しと引き渡し後の連絡
  • 良い評価42件で多かった、冬の室温と間取りの提案
  • 2×6工法と断熱等級6の中身、UA値0.22がどの条件で出された数値なのか
  • 坪単価が確認できないなかで、総額をそろえて比べる方法
  • 20年の建物保証と無料点検の期間、延長にかかる条件
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

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詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月13日)

  1. イワクラホームの口コミ91件で多かったのは、打ち合わせと施工、引き渡し後の対応
    1. 投稿を書いた人の立場と、書かれた時期
  2. 気になる評価36件は、仕上がりの手直しと引き渡し後の連絡が中心でした
    1. 仕上がりと、手直しの範囲についての投稿
    2. 引き渡し後の連絡と、担当者の交代についての投稿
    3. 打ち合わせと見積もりの行き違いについての投稿
  3. 良い評価42件で多かったのは、冬の室温と間取りの提案
    1. 冬の室温と結露についての投稿
    2. 間取りの提案と、設計の修正についての投稿
  4. 公式に確認できる構造と断熱。C値は公開資料では確認できなかった
    1. 構造は2×6。耐震等級は3が基本で、例外もある
    2. 断熱等級6は2026年4月から標準。UA値0.22はモデルプランの数値
    3. 気密の数値は公開資料では確認できなかった
    4. ZEHの受託率は2025年度で88%
  5. 坪単価は公開資料では確認できなかった。総額でそろえて比べる
  6. 建物の保証は20年。対象になるのは2025年4月以降に着工した家
  7. 契約する相手と、建てられる地域を確かめる
    1. 土地の売主と、建築を請け負う会社が違う物件もある
    2. 建てられる地域は4つの区分で案内されている
  8. イワクラホームを選ぶ理由になりそうな点
  9. 契約の前に確かめておきたいこと
  10. イワクラホームについてよくある質問
    1. イワクラホームの坪単価はいくらですか
    2. 断熱性能のUA値やC値は公表されていますか
    3. 保証と定期点検は何年までですか
    4. 引き渡し後の対応は早いですか
    5. 北海道のどの地域で建てられますか
  11. まとめ

イワクラホームの口コミ91件で多かったのは、打ち合わせと施工、引き渡し後の対応

調査した91件を8つの話題に分けると、いちばん多かったのは営業・打ち合わせの19件でした。次が施工・仕上がりの18件で、住宅性能・住み心地とアフターサービスが17件ずつ続きます。家の出来そのものより、人と段取りについての投稿が多く集まりました。

91件は人数ではなく、投稿1件ごとのURLを数えた件数です。同じ方が別の場所に書いた投稿を、それぞれ1件として数えている可能性もあります。無作為に選んだものでも、公開されている投稿を全部集めたものでもなく、施主本人へのアンケートでもありません。ここから割合や多数派を示すことはできません。件数は話題の広がりを見る目印です。

媒体は個々のサイト名を出さず、種類までにとどめて書きます。内訳は掲示板やQ&Aサイトが87件、個人ブログが4件で、口コミサイトは0件でした。SNSと動画のコメントは、本人の体験だと分かる投稿ページを確認できず0件です。91件のうち87件は1本の掲示板スレッドへの書き込みなので、件数の多さがそのまま評価の強さを表すわけではありません。

公開投稿91件の内訳。媒体別は口コミサイト0件、掲示板Q&A87件、SNS0件、個人ブログ4件、動画コメント0件。傾向別は良い42件、気になる36件、中立13件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。
話題 件数 投稿に書かれていた内容
営業・打ち合わせ 19件 土地探しからの説明や予算の管理への評価と、建築中の連絡不足や担当者の交代
施工・仕上がり 18件 工程どおり進んだという報告と、建具の隙間や仕様の違い、手直しの範囲
住宅性能・住み心地 17件 冬の室温や温度差の小ささへの評価と、床の冷たさ、気密の施工への疑問
アフターサービス 17件 当日訪問や半年点検への評価と、担当者の交代後に修理の連絡が進まなかった話
価格・費用 9件 価格の分かりやすさと値引き、別料金が重なったという指摘、冬の光熱費
設計・間取り 7件 希望を反映した間取りと、何度も応じてもらった設計変更への評価
デザイン・商品 3件 モデルハウスを見た感想。価格と仕様の釣り合いは評価が分かれた
その他 1件 総合展示場を家族で見学したという記録
公開投稿91件の話題別件数。住宅性能・住み心地17件、設計・間取り7件、デザイン・商品3件、営業・打ち合わせ19件、施工・仕上がり18件、価格・費用9件、アフターサービス17件、その他1件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

投稿を書いた人の立場と、書かれた時期

施主や入居者の立場で書かれた投稿は53件でした。残りは契約や打ち合わせの段階が33件、モデルハウスや展示場を見た段階が5件です。53件には、新築した自宅ではなく実家の外装改修を依頼した人の投稿も入っています。それでも工事を実際に依頼した人の記録がいちばん多いので、暖かさや点検についての話は、体験にもとづく投稿として読めます。

話題ごとの代表的な投稿は、2008年から2022年までの日付に分かれていました。10年以上前の投稿も含まれるため、当時の仕様や体制がいまも同じとは限りません。いまの標準仕様は、公式サイトと見積もりで確かめてください。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

気になる評価36件は、仕上がりの手直しと引き渡し後の連絡が中心でした

気になる評価36件の中身は、施工・仕上がりが11件、アフターサービスが10件、営業・打ち合わせが9件です。この3つに集まっていて、残りは住宅性能・住み心地が3件、価格・費用が2件、デザイン・商品が1件でした。家の性能そのものへの不満より、工事の進め方と引き渡し後のやり取りについての投稿が目立ちます。

仕上がりと、手直しの範囲についての投稿

施工・仕上がりの11件では、完成後に仕様の違いが分かったのに費用を理由に直してもらえなかった、という投稿がありました。建具の取り付けの隙間や段差、見積もりと設計の修正の誤りや遅れを挙げた投稿もあります。どれも1件ずつの経験で、会社全体の施工品質を表すものではありません。

同じ施工・仕上がりでは、良い評価が6件あります。工事を急かさない進め方と現場の雰囲気を評価した投稿、着工前から現場の担当者が細かく連絡をくれたという投稿、無理のない工程で予定どおり進んだという投稿です。

どこまで直してもらえるかは、契約書と仕様書の書き方で決まります。仕様書と図面のどれが最終版なのかを着工前に確かめ、打ち合わせで変えた箇所は書面に残してもらってください。

引き渡し後の連絡と、担当者の交代についての投稿

アフターサービスの10件では、担当者が代わったあとに修理の連絡が長く進まなかったという投稿がありました。築7年で凍結の被害や外壁の目地の劣化が出て手入れを続けている、築10年ごろから対応に不信を持って他社へ頼んだ、という投稿もあります。

いっぽう、良い評価も6件ありました。結露の相談に当日訪問してもらい、換気の調整で解消したという投稿、半年の点検が丁寧だったという投稿、入居4年で修繕の対応と担当者の知識を評価した投稿です。

公式サイトでは、お客様サポートセンターの受付を9時から17時とし、引き渡しのときにメンテナンスファイルを渡すと説明されています。無料の定期点検は引き渡しから約6か月、2年、5年、10年。それより先の時期と費用は確認できませんでした。点検の計画表をもらい、連絡先が担当者個人ではなく窓口になっているかを引き渡し前に確かめておきましょう。

打ち合わせと見積もりの行き違いについての投稿

営業・打ち合わせの9件では、建築中に見積もりの誤りや提案の不足があったという投稿がありました。連絡と調整が足りず施主のほうから何度も確認が必要だった、上司の対応を理由に他社へ決めた、という投稿もあります。中立に分けた投稿にも、建物には満足しているが営業担当が代わってからの相性が不安、という声がありました。

良い評価も同じ9件です。土地探しから丁寧に説明してもらった、土地の交渉と間取りの確認を何度も重ねて予算も管理してもらった、営業と設計、現場の担当者の対応をまとめて評価する、といった投稿でした。評価が分かれる話題なので、相性は会って確かめるほかありません。打ち合わせの記録をだれが残すのか、担当者が代わったときの引き継ぎはどうなるのかは、契約の前に確認できます。

良い評価42件で多かったのは、冬の室温と間取りの提案

良い評価42件の中身は、住宅性能・住み心地が10件、営業・打ち合わせが9件、設計・間取りが7件です。残りは施工・仕上がりとアフターサービスが6件ずつ、価格・費用が3件、デザイン・商品が1件でした。北海道の会社らしく、冬の暖かさについての投稿が目立ちました。

冬の室温と結露についての投稿

住宅性能・住み心地の10件では、入居2年で住み心地や価格、施工への対応まで満足しているという投稿がありました。築5年で建具や床に問題がなく冬も快適という投稿、寒さの不満はなく壁紙のしわも後日直してもらったという投稿もあります。

中立の4件には、全室の温度差は小さく暖かいけれど一部の窓で結露が出た、蓄熱暖房で暖かいが不具合は多めで営業担当が対応した、という投稿があります。気になる評価は3件で、洗面脱衣所に床の断熱が見当たらず冷たさを心配した投稿と、気密の施工や測定に疑問を持った2008年から2010年ごろの投稿です。

間取りの提案と、設計の修正についての投稿

設計・間取りの7件は、すべて良い評価でした。希望どおりの間取りと価格を評価する投稿があります。何社も見て回ったうえで、価格と提案、そして設計の修正に何度も応じてもらった点を挙げた投稿もありました。要望に合わせて図面を直してもらい、デザインにも満足という声もありました。

7件すべてが良い評価という話題は、今回の91件ではここだけです。ただ件数自体は少ないので、設計が必ず希望どおりに進むという意味ではありません。打ち合わせの回数と、図面の修正が何回まで追加費用なしでできるのかは確かめておきましょう。

公式に確認できる構造と断熱。C値は公開資料では確認できなかった

性能は、数値と部材の厚みまで公式サイトに書かれています。確認できたのは2×6の構造、断熱材の構成、モデルプランのUA値、省令準耐火への適合、ZEHの受託率です。いっぽう気密のC値は確認できませんでした。

公式に確認できた特徴の図。構造=2×6住宅では外周耐力壁に厚さ140mmの2×6材を採用/耐震等級の基本=2×6住宅は耐震等級3に基づく構造設計を基本としている/プランによる例外=プランによって耐震等級2となる場合がある/認定を申請しない場合=審査機関への申請を行わない場合は、認定済み等級ではなく設計上の等級相当/断熱等性能等級=断熱等級6を2026年4月から標準仕様としているが、一部プランは除外/断熱部材仕様=壁は140mmグラスウールと60mm外張断熱材による200mmダブル断熱、天井350mm、床200mm/構造設計=構造設計工程として、構造計算、構造計画、構造チェック、躯体パネル構成確認を掲載。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

構造は2×6。耐震等級は3が基本で、例外もある

外周の耐力壁に厚さ140mmの2×6材を使い、耐震等級3に基づく構造設計を基本にすると説明されています。構造設計の工程に挙げられているのは、構造計算や躯体パネルの構成確認です。さらに2×6住宅は、省令準耐火構造に適合する住宅としても掲載されています。火災保険の区分に関わる部分です。

ただし同じページには、2つの注意書きが添えられています。プランによっては耐震等級2になる場合があること、審査機関へ申請しない場合は認定を受けた等級ではなく設計上の等級に相当する扱いになることです。等級3という言葉だけで決めず、自分のプランでいくつになるのか、申請して評価書を受け取るのかを確かめてください。構造計算の方式と計算書の受け取りは確認できませんでした。

断熱等級6は2026年4月から標準。UA値0.22はモデルプランの数値

断熱の構成は、壁が140mmのグラスウールと60mmの外張り断熱材を合わせた200mmのダブル断熱、天井が350mm、床が200mmです。窓はクリプトンガス入りのトリプルガラスと書かれています。断熱等級6は2026年4月から標準仕様になりますが、一部のプランは除かれ、どれが除かれるのかは確認できませんでした。

UA値は0.22という数値が出ています。ただしこれは3LDKで延床99.20平方メートルの自社モデルプランで算出した値で、すべての商品やすべての家に共通する数値ではありません。検討しているプランで計算してもらってください。

気密の数値は公開資料では確認できなかった

公式サイトには高い気密性という説明がありますが、C値、測定の条件、全棟で測定するのかどうかは確認できませんでした。公開していないだけの可能性もあります。古い投稿に気密の施工への疑問が残っている点も踏まえて、測定を行うのか、結果を書面でもらえるのかを聞いておきましょう。

ZEHの受託率は2025年度で88%

ZEHビルダーとしての普及実績は、2025年度が88%と掲載されています。ZEH、Nearly ZEH、ZEH Orientedを合わせた受託率で、2026年6月時点の数値です。2030年度の目標は100%、商品のひとつには8.3kWの太陽光パネルを載せると書かれていました。ただし会社全体の受託率と、自分の家がZEHになるかどうかは別の話です。補助金を考えているなら、検討中のプランで基準を満たすのかを確かめてください。

坪単価は公開資料では確認できなかった。総額でそろえて比べる

価格は、この会社を調べるうえでいちばん情報が少ない部分です。注文住宅の坪単価、建物本体の価格、総額の目安は、公式・公的な資料では確認できませんでした。商品ページには、価格は各営業担当まで問い合わせてほしいと書かれています。

坪単価は、延床面積の取り方や含める工事の範囲によって変わる数字です。会社ごとに条件がそろわないため、公表していないこと自体を責める話ではありません。とはいえ、検討する側には比べるための数字が必要になります。

そこで使えるのが、総額でそろえた見積書です。本体の工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤の改良、外構、暖房の設備、雪の処理にかかる設備、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代までを同じ条件で並べます。口コミには、別料金が重なって価格と間取りに納得できなかったという投稿がありました。見積もりに入っていない項目の一覧を先に出してもらうと、この行き違いは避けやすくなります。

光熱費の記録もあります。50坪の全電化で1月の暖房費が3.5万円だったという投稿、同じ50坪の全電化で1月の電気代が7万円を超えて融雪の費用もかかったという投稿です。どちらも2009年ごろの投稿で、電気料金の単価は当時とは変わっています。金額そのままではなく、広さと暖房で光熱費が動く例として読んでください。契約の最終段階で約200万円の追加値引きがあり、かえって不安になったという投稿もありました。大きな値引きが出たときは、何を減らして下げた金額なのかを見積書で確かめてください。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

建物の保証は20年。対象になるのは2025年4月以降に着工した家

保証は4つに分かれていて、2025年4月以降に着工した家が対象です。建物の品質保証は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について初期保証が20年。有料の点検で最長60年まで延ばせると書かれていますが、そのときの工事と費用は確認できませんでした。

項目 公式に確認できた内容 契約前に確かめること
建物品質保証 構造耐力上主要な部分と雨水浸入を防ぐ部分の初期保証が20年。有料点検により最長60年まで延長できると記載 延長に必要な点検と工事、その費用
地盤品質保証 20年。1事故あたり5,000万円まで、調査費用と仮住まいの費用は各200万円まで 対象になる沈下の判定と免責の範囲
設備保証 設備機器の自然故障に対して10年。経年による劣化と消耗品は対象外 対象機器の一覧と消耗品の線引き
しろあり保証 初期保証10年で累計1,000万円まで。地盤や土台の周辺から生じた蟻害に限定。10年後は5年ごとの有償更新で竣工後20年まで延長 更新1回あたりの費用と条件
無料の定期点検 引き渡しから約6か月、2年、5年、10年。案内や実施の時期は前後する場合があると記載 10年より先の点検の時期と費用
保証の対象時期 4つの保証は2025年4月以降に着工した家が対象 自分の家の着工時期と適用される保証

2025年3月以前に着工した家について、時期ごとの適用をまとめた表は確認できませんでした。同じページには、以前からの仕組みも載っています。10年の点検のあとに有償の工事を受けると、保証が20年まで延びるという内容です。着工の時期が境目に近い場合は、保証書を見せてもらってください。北海道では凍結や雪による傷みが保証に入るかどうかで後の出費が変わります。

契約する相手と、建てられる地域を確かめる

住宅の建築を請け負う相手として公式サイトで確認できたのは、イワクラホーム株式会社でした。法人番号は6430001001832です。国税庁の法人番号公表サイトのデータでは商号と本店の所在地が一致し、登記の閉鎖を示す記載はありませんでした。国土交通省が令和7年度に公表した資料でも、同じ法人番号で建設業と宅地建物取引業の許可がともに「有」と示されています。

項目 公式・公的資料で確認できた内容
会社名 イワクラホーム株式会社(ブランド表記はイワクラホーム)
法人番号 6430001001832
本店所在地 北海道札幌市豊平区水車町5丁目10番10号
設立 1970年4月1日
代表者 代表取締役社長 蓮井 美津夫
建設業許可 北海道知事許可(特-5)石第03677号
宅地建物取引業 北海道知事石狩(15)第906号
一級建築士事務所 北海道知事登録(石)第2026号
マンション管理業 国土交通大臣(5)第010676号
事業内容 新築住宅の生産・販売、一般建築の設計・施工、リフォーム、不動産の仲介、マンション事業、ホテル事業
新築住宅の情報区分 札幌・札幌近郊、旭川・旭川近郊、苫小牧・苫小牧近郊、室蘭・室蘭近郊

一級建築士事務所の登録は、北海道が公開する2026年6月30日現在の登録簿にも載っていました。許可番号と免許番号は会社概要に書かれたとおりで、かっこの中の数字が何を表すのかは、公式・公的な資料では確認できませんでした。番号が最新のものかどうかは、建設業と宅地建物取引業それぞれの検索画面に商号を入れて確かめられます。

土地の売主と、建築を請け負う会社が違う物件もある

公式サイトの物件概要には、建築条件付きの宅地が2つの形で出ていました。旭川の物件は、土地の売主も建築を請け負う相手もイワクラホーム株式会社。札幌の物件は、土地の売主が別の会社で、販売の代理と建築の請負がイワクラホーム株式会社という組み合わせでした。

相手が変わると、引き渡しの時期や解約の条件、問い合わせ先も変わります。全ての商品に共通する決まりは確認できなかったので、契約書ごとに会社名を読み合わせてください。なお不動産事業部とリフォーム事業部は、同じ法人の事業部です。社名の一部が似た会社も道内にあるため、会社名と法人番号の両方で照らし合わせるのが安全です。

建てられる地域は4つの区分で案内されている

新築住宅の情報は、札幌・札幌近郊、旭川・旭川近郊、苫小牧・苫小牧近郊、室蘭・室蘭近郊の4区分で掲載されています。これは情報の区分で、施工できる市町村を並べた一覧ではありません。市町村ごとの対応を示した資料は確認できませんでした。近郊のどこまでが入るのかは建築地の住所を伝えて聞き、遠方なら点検に来られる範囲も確かめておきましょう。

イワクラホームを選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と口コミから、検討する材料になりそうな点は4つありました。

  • 断熱の構成が厚みまで公開されている。壁200mmのダブル断熱、天井350mm、床200mm、クリプトンガス入りトリプルガラスまで確認できる
  • 断熱等級6を2026年4月から標準にすると明記し、ZEHの受託率も2025年度88%と数値で出している
  • 建物の品質保証が初期20年、地盤も20年で、しろあり保証は5年ごとの有償更新で竣工後20年まで延ばせる
  • 設計・間取りの口コミ7件がすべて良い評価で、何度も図面を直してもらったという投稿が複数ある

いっぽう、気になる評価は施工・仕上がりとアフターサービスに集まっていました。工事の手直しと引き渡し後の窓口は、契約の前に条件を決めておきたい部分です。

契約の前に確かめておきたいこと

書面でそろえておきたいのは、次の5つです。どれも打ち合わせの段階で頼めます。

  • 総額でそろえた見積書と、一式とまとめられた項目の内訳
  • 自分のプランの断熱等級とUA値、耐震等級がいくつになるか。その計算書と、審査機関へ申請して評価書を受け取るのかどうか
  • 引き渡し前に受ける検査の項目と、気密測定を行うかどうか。その結果を書面でもらえるか
  • 4つの保証の保証書と保証約款、免責の範囲、延長に必要な点検と費用
  • 点検の計画表と、土地の売買と建築の請負それぞれの契約相手の会社名
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

手直しの範囲や引き渡し後の窓口といった気になる点は、書面が手元にあると具体的に聞けます。

イワクラホームについてよくある質問

イワクラホームの坪単価はいくらですか

A. 公開資料では確認できませんでした。注文住宅の坪単価、建物本体の価格、総額の目安のいずれも、公式サイトと公的な資料には見当たりません。商品ページのひとつには、価格は各営業担当へ問い合わせてほしいと書かれています。比べるときは、付帯工事や地盤改良、外構、諸費用、土地代まで含めた総額の見積書をもらってください。

断熱性能のUA値やC値は公表されていますか

A. UA値だけ出ています。公式サイトのUA値0.22は、3LDKで延床99.20平方メートルの自社モデルプランで算出した数値で、全ての商品や全ての家に共通する値ではありません。断熱等級6は2026年4月から標準仕様で、一部のプランは除かれます。C値と気密測定の方針は確認できませんでした。自分のプランで計算してもらい、測定の有無を確かめてください。

保証と定期点検は何年までですか

A. 4つの保証は、2025年4月以降に着工した家が対象です。建物の品質保証は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について初期20年です。有料の点検を受けると最長60年まで延ばせると書かれています。地盤の保証は20年、設備は10年、しろありは10年で、5年ごとの有償更新により竣工後20年まで延ばせます。無料の定期点検は約6か月、2年、5年、10年。延長の条件と費用は確認できませんでした。

引き渡し後の対応は早いですか

A. 投稿では分かれています。結露の相談に当日訪問してもらい、換気の調整で解消したという記録があります。半年の点検が丁寧だったという記録もある一方、担当者が代わってから修理の連絡が長く進まなかったという記録もありました。アフターサービスの17件は、良い評価が6件、気になる評価が10件、中立が1件です。公式には受付が9時から17時のサポートセンターがあります。

北海道のどの地域で建てられますか

A. 公式サイトは4つの区分で案内しています。札幌・札幌近郊、旭川・旭川近郊、苫小牧・苫小牧近郊、室蘭・室蘭近郊です。ただしこれは情報の区分で、施工できる市町村の一覧ではありません。市町村ごとの対応を示した資料は確認できなかったので、建築地の住所を伝えて聞いてください。

まとめ

確かめられたのは、次の6点です。

  • 公開されていた口コミは91件。話題では営業・打ち合わせが19件で最多、傾向は良い42件、気になる36件、中立13件
  • 気になる36件は施工・仕上がり11件、アフターサービス10件、営業・打ち合わせ9件で、工事と引き渡し後のやり取りが中心
  • 良い42件では住宅性能・住み心地が10件で、設計・間取りの7件はすべて良い評価
  • 構造は2×6で耐震等級3が基本。プランにより等級2の場合があり、申請しなければ設計上の等級に相当する扱い
  • 断熱は壁200mmのダブル断熱、天井350mm、床200mm。等級6は2026年4月から標準で一部プランは除外。UA値0.22はモデルプランの値
  • 保証は2025年4月以降の着工が対象。建物と地盤が20年、設備としろありが10年。無料点検は約6か月、2年、5年、10年

公開資料から確かめられなかった項目もあります。坪単価と建物本体の価格、C値と気密測定の方針、断熱等級6から除かれるプランです。ほかに構造計算の方式と計算書の受け取り、60年まで延長する条件と費用、10年より先の点検、市町村ごとの対応も見当たりませんでした。公表していないだけの可能性もあるので、見積もりの段階で書面に出せるかを聞いてみてください。

総額でそろえた見積書、自分のプランの性能を示す計算書、保証書と保証約款、点検の計画表。この4つを受け取れば、坪単価がなくても他社と同じ条件で比べられます。口コミで見えた強みと気がかりも、書面があれば自分の条件に当てはめて判断できます。

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