花みずき工房の評判・口コミは?打ち合わせと施工の声、耐震等級3と断熱等級6の条件

花みずき工房の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

花みずき工房は、浜松市に本社を置き、静岡県の西部と中部、愛知県東部の一部で注文住宅を手がけている会社です。口コミには、設計の提案や自然素材の住み心地を評価する声がある一方で、営業担当の応対や、入居してから気づいた仕上がりを気にする投稿もあります。どちらを重く見ればよいのか迷う方もいるでしょう。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとに独自の口コミ調査を行っています。価格や性能、保証の条件については、公式サイトと公的な資料で照らし合わせて確認しました。

結論として、花みずき工房は、耐震等級3と全棟の構造計算、断熱等級6という基準を公式サイトで示している会社です。注文住宅の設計を自社で手がける体制を重く見る方には、検討する価値があります。ただし坪単価と、示された性能値がどの商品まで当てはまるのかは、公開資料では確認できませんでした。見積書と性能の計算書、保証書は、契約の前にそろえて確かめてください。

この記事でわかること

  • 口コミで多かった話題と、評価が分かれていた点
  • 営業の応対と施工の仕上がりについて、投稿に書かれていたこと
  • 耐震等級3と断熱等級6について、公式に示されている基準と条件
  • 公開されている価格の参考例12例と、坪単価が分からない理由
  • 最長60年という保証の中身と、引き渡し後の点検の時期
  • 契約の前に書面でそろえておきたいこと
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格と性能の記述、保証や制度の条件を一次情報で確認しています。(監修日:2026年9月16日)

花みずき工房の口コミで多かったのは、打ち合わせと施工の仕上がりの話題

公開されていた投稿を話題ごとに分けると、いちばん多かったのは営業・打ち合わせの17件で、次が施工・仕上がりの9件でした。評価の向きは話題で分かれ、設計とデザインは良い評価がほとんど、施工・仕上がりは9件のうち8件が気になる評価です。

今回調べたのは、2026年8月の時点でインターネット上に公開されていた、花みずき工房に関する口コミや体験談43件です。43件は人数ではなく投稿URLの件数です。施主本人へのアンケートではありません。集め方は無作為抽出でも全件収集でもないので、この数字から評価の割合や多数派を読み取ることはできません。媒体名は出さず、口コミサイト、掲示板、個人ブログという種類だけで示します。

公開投稿43件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A41件、SNS0件、個人ブログ1件、動画コメント0件、媒体不明0件。傾向別は良い19件、気になる17件、中立7件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

読むときに気をつけたいのは、出どころと時期の偏りです。43件のうち41件は掲示板への書き込みで、そのうち38件は同じ1つのスレッドに集まっていました。残りは口コミサイトの1件と、個人ブログの展示場見学記1件です。時期は2021年以前が35件、2022年以降が8件で、2008年から2010年ごろの書き込みがまとまって含まれます。

書き手の立場は、契約前の検討や打ち合わせが17件、施主や入居者が16件、見学だけの感想が7件、それ以外が3件でした。大半が同じ場所に書かれた古い投稿なので、この会社で家を建てた人全体の評価としては読めません。もっとも古い書き込みは2008年のもので、当時の担当者や仕様が今も同じとは限りません。

話題ごとの件数と主な内容は次のとおりです。

話題 件数 投稿に書かれていた主な内容
営業・打ち合わせ 17件
良い8・気になる6・中立3
営業と設計の助言や見学対応への評価、商品知識の高さ、来場時の応対への違和感、資金説明への不安
施工・仕上がり 9件
良い1・気になる8・中立0
職人の仕事と点検への満足、材料の仕上がりや見えない部分への不満、工事の騒音と相談後の対応
設計・間取り 5件
良い3・気になる0・中立2
プラン作成と親身な対応、狭い敷地の二世帯住宅への満足、部屋の区分への後悔
デザイン・商品 5件
良い5・気になる0・中立0
仕様を自由に選べたこと、自然素材と木材の組み合わせ、床材選び
住宅性能・住み心地 3件
良い2・気になる1・中立0
温度と音と湿気の快適さ、築5年での満足、隙間風と空調への不満
価格・費用 3件
良い0・気になる1・中立2
予算内に収まったという報告、価格への懸念、坪単価を尋ねる質問
その他 1件
良い0・気になる1・中立0
理由を示さない後悔
アフターサービス 0件 主題にした投稿は確認できなかった
公開投稿43件の話題別件数。住宅性能・住み心地3件、設計・間取り5件、デザイン・商品5件、営業・打ち合わせ17件、施工・仕上がり9件、価格・費用3件、アフターサービス0件、その他1件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

営業と打ち合わせの応対は、書き手によって印象が違う

営業・打ち合わせの17件は、良い評価が8件、気になる評価が6件、中立が3件でした。同じ時期の投稿でも、書き手によって受け取り方が分かれます。

良い評価では、検討の段階で営業と設計の担当者から助言をもらい、見学の対応も価格の感触も良かったという2009年から2010年ごろの記録がありました。複数の会社を比べた書き手が担当営業の商品知識をとくに高く評価した投稿もあります。

気になる評価には、来場したときの営業の態度に違和感があり、担当を替えてもらえないか考えたという書き込みがありました。2010年には、意匠や職人の仕事には好感を持ちながら、営業の態度と知識には信用を置けなかったという投稿もあります。資金面の説明に不安を覚えたという例もありました。

中立の3件は、良い悪いのどちらとも言い切れない内容でした。施工は評価しながら営業の説明に一貫性を欠く場面があったという投稿や、来場時に名刺を渡されただけで連絡がなかったという投稿です。

打ち合わせの進め方が気になる場合は、設計の担当者がどの段階から加わるのかを最初の面談で聞いておきましょう。相性が合わないときに担当を替えてもらえるかも、契約の前に確かめると安心です。

施工の仕上がりは、9件のうち8件が気になる評価

施工・仕上がりの9件は、良い評価が1件、気になる評価が8件でした。この話題はほかと比べて偏りがはっきりしています。

良い評価は2009年の投稿で、入居から3年半がたった施主が、設計の対応と職人の仕事、使われている素材、そして点検に満足していると書いていました。

気になる評価の中身はさまざまです。2023年には、築10年ほどの施主が隙間や目に入らない部分の質に不満を感じたと書いています。2021年には材料の仕上がりと問い合わせ後の対応に納得できなかったという投稿、2013年には工事の休日の騒音と相談後の進み方への不満がありました。

これらは1件ずつの体験で、会社全体の施工の質を示すものではありません。ただ、仕上がりの不満は引き渡しのあとで気づくことが多く、直すには手間も時間もかかります。公式サイトには、工事の途中で自社の施工管理者と設計者、それに第三者機関の検査員という3者が検査に入ると書かれています。

その検査を誰が何回行うのかは、契約の前に書面で確かめておきましょう。引き渡しの前に施主も立ち会えるかも、あわせて聞いておくと安心です。

設計とデザインの話題は、良い評価が中心

設計・間取りの5件とデザイン・商品の5件は、あわせて10件のうち8件が良い評価でした。デザイン・商品の5件は、すべて良い評価です。

2019年の口コミサイトの投稿では、狭い敷地に建てた二世帯住宅について、空間の使い方と自然素材による住み心地に満足していると書かれていました。2010年には、契約の前後を通してプランを作り込んでもらい、設計と営業の対応が親身だったという記録があります。

デザインの話題で挙がったのは、仕様を自由に選べたこと、自然素材が使われていること、担当者が親身だったことです。ショールームで床材を選んだ、木材の組み合わせと落ち着いた応対が良かった、という2008年から2013年ごろの投稿です。

中立の2件には、契約の前に知っておきたい内容があります。入居後の快適さと自然素材には満足しながら、建築確認の申請で部屋の用途をどう届け出たかに悔いが残ったという投稿がありました。見た目だけでなく快適さの提案まで求めたという書き込みもあります。

間取りの打ち合わせでは、図面の部屋の名前が確認申請でどの用途として扱われるのかまで聞いておきましょう。用途によっては、あとから使い方を変えにくくなります。

住み心地と価格、そのほかの投稿

住宅性能・住み心地は3件、価格・費用は3件でした。件数は少ないものの、入居後の体感と見積もりの感触が読み取れます。

2018年には、入居後の温度と音と湿気のいずれも快適で、担当者の対応と点検にも満足しているという投稿がありました。2023年には、築5年ほどの施主が快適に暮らせていて施工上の問題も起きていないと書いています。いっぽう2025年には、隙間風と空調の効きに不満があり、改修はほかの会社へ頼みたいという投稿も出ていました。

価格の3件は、見積もりが予算の範囲に収まったという報告、自然乾燥の木材を希望して価格と設計への関わり方に懸念を書いた投稿、平均の坪単価を尋ねる質問です。金額そのものを挙げた投稿はありません。

話題に分けきれなかった1件は、この会社で建てた施主が強い後悔を述べた2018年の投稿です。ただし、どこがどう不満だったのかは書かれていません。理由が分からない以上、この1件から良し悪しを判断することはできません。

なお、アフターサービスを主な話題にした投稿は、今回の43件では確認できませんでした。点検や引き渡し後の対応は、ほかの話題の中で触れられている程度です。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

運営会社の株式会社花みずき工房と、掲げている許可・登録

運営しているのは、浜松市中央区大平台に本社を置く株式会社花みずき工房です。公式の会社概要、国税庁の法人番号公表サイト、国土交通省の検索システムで、商号と所在地、許可番号が一致しました。登記記録の閉鎖を示す表示もありません。

項目 内容
正式な商号 株式会社花みずき工房
法人番号 5080401004331
本社・登記上の本店 〒432-8068 静岡県浜松市中央区大平台2丁目48番33号
代表者 代表取締役会長 都築倍弘/代表取締役社長 竹山朋彦
設立 1994年8月1日
建設業許可 静岡県知事許可(特-6)第29296号
一級建築士事務所 静岡県知事許可(6)第5871号(公式サイトの表記)
宅地建物取引業免許 静岡県知事(9)第7211号
主な事業 注文住宅の企画立案と施工、土地の開発と分譲、不動産の仲介と管理

許可番号の見方には注意が要ります。建設業許可の括弧の中の「6」は許可を受けた年度で、更新した回数ではありません。頭の「特」は特定建設業を指します。宅建業免許の「(9)」は、更新のたびに1つずつ増える数字です。

なお、茨城県にはよく似た商号の法人が、宮崎県にはよく似た名前の事業所があります。いずれも住宅の会社ではありません。調べるときは、浜松市大平台の本社と法人番号で見分けてください。

構造は耐震等級3と全棟の構造計算、柱は無垢のヒノキ

構造は、耐震等級3を基本仕様とし、全棟で構造計算を行うと公式サイトに書かれています。注文住宅の設計は100%自社と説明されており、基本仕様の欄には長期優良住宅仕様という表記もあります。

工法は、筋かいとパネルを組み合わせた木造軸組みパネル工法です。柱には無垢のヒノキを使い、ヤング係数E90以上のFSC認証材である「地産檜」を採用すると説明されています。基礎は、建物の下面全体を鉄筋コンクリートで固める高耐久ベタ基礎です。工事中は、基礎の配筋と躯体、外装の下地に自社の施工管理者と設計者、JIOの検査員による検査が入ります。

いっぽうで、確認できなかった点もあります。全棟の構造計算が許容応力度計算によるものか、第三者の性能評価書を取得するのかは分かりませんでした。長期優良住宅も、仕様として対応していることは確認できましたが、全棟が行政の認定を受けるという記載は見つかりません。仕様の対応と認定の取得は別の話です。

口コミでは、職人の仕事ぶりを評価した投稿がある一方、築10年ほどの施主が目に入らない部分の質に不満を書いた投稿もありました。

契約するプランの構造計算の方法と計算書を受け取れるか、長期優良住宅の認定を申請するのかを聞いておきましょう。

公式に確認できた特徴の図。設計体制=注文住宅は100%自社設計と説明されている/長期優良住宅=基本仕様欄に長期優良住宅仕様と記載される/耐震性能=基本仕様は耐震等級3で構造計算を行うとしている/構造計算の対象=全棟構造計算と明記されている/構造=筋かいとパネルを組み合わせた木造軸組みパネル工法を採用する/基礎=建物下面全体を鉄筋コンクリートとするベタ基礎を採用する/断熱等級=基本仕様欄の表記は断熱等級6。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

断熱等級6とUA値0.46以下、気密は全棟で測定

断熱と気密は、基準になる数値が公式サイトに示されています。断熱等級6を基本仕様とし、基準のUA値は0.46W/㎡・K以下でHEAT20のG2に相当すると書かれています。気密は全棟で測定を行い、基本的にC値0.5以下だという説明です。

材料も公開されています。壁と天井は現場で吹き付ける硬質ウレタンフォームの断熱層、床は旭化成のネオマフォームで、掲載の熱伝導率は0.02W/(mK)です。外装材と耐力面材の間には15mmの通気層を設けています。

さらに高い断熱を求める人向けの選択肢もあります。LIXILのスーパーウォール工法でUA値0.23W/㎡・Kを実現したと紹介され、太陽光発電と蓄電池もオプションに並びます。ZEHの実績は、2025年度の目標50%に対して61%だったと公式に発表されています。

ただし、数値の読み方には条件が付きます。公式の性能ページには、UA値0.46以下にプランと仕様のうえでの制約があると書かれていますが、その中身は確認できませんでした。C値0.5以下も、例外の範囲や測定の時期、結果の渡し方は分かりません。ZEHの登録番号や区分、BELSの取得状況も同じです。

住み心地の投稿では、温度と音と湿気のどれも快適だという記録がある一方、隙間風と空調の効きへの不満も出ています。同じ基準を掲げていても、間取りや窓の取り方、暖房の計画によって体感は変わります。

自分のプランのUA値が書かれた外皮の計算書をもらえるか、気密測定をいつ行い結果を書面で受け取れるかを確かめておきましょう。

価格の参考例は12例、坪単価は公開資料で確認できない

価格は、この会社を調べるうえでいちばん情報が限られる部分です。公式サイトには選ぶ仕様によって価格が変わるという説明があり、坪単価もその幅も載っていません。

金額として示されているのは、プランごとの参考例です。戸建てが7例、平屋が3例、2世帯が2例の合計12例で、延床は25坪から50坪までの幅があります。そのうちの3例は次の金額です。

参考例 延床面積 物件本体価格
戸建の参考例D 98.53㎡(約30坪) 2,450万円(税込2,695万円)
平屋の参考例A 86.53㎡(約26坪) 2,420万円(税込2,662万円)
2世帯の参考例B 164.78㎡(約50坪) 3,980万円(税込4,378万円)

これらは個別のプランの本体価格で、注文住宅全体の目安ではありません。参考例の最小と最大を、そのまま受注価格の幅と読むこともできません。全商品に共通する価格帯や、諸費用や地盤改良費をどこまで含めるかという基準も確認できませんでした。

坪単価は、延床面積の数え方や、どこまでの工事を含めるかで変わります。同じ家でも数え方が違えば別の数字になるため、目安として当てにしにくい面があります。公表していないこと自体を問題だとは言えません。とはいえ、検討する側には並べる材料が要ります。

そろえるなら総額です。本体工事に加えて、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、照明とカーテン、登記や住宅ローンの諸費用、火災保険、土地の代金までを足した金額になります。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の役目ですから、一式とだけ書かれた項目は内訳を求めて構いません。

口コミでは予算の範囲に収まったという報告がある一方、価格と設計への関わり方に懸念を書いた投稿もありました。金額を挙げた投稿はないので、実際の水準は自分の見積もりで確かめることになります。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

保証は構造・防水が10年、条件を満たせば最長60年まで

保証は、初期の期間と、条件を満たした場合の延長に分かれます。構造と防水は10年、設備や内装は2年です。構造の主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分は、JIOの10年の瑕疵担保保険に登録しています。

区分 公式に示されている内容
構造・防水 初期保証10年。JIOの瑕疵担保保険に登録
設備・内装 2年
建物保証の延長 JIOの点検と必要な有償メンテナンスで最長20年まで
さらに先の延長 20年目以降は10年ごとの自社有償点検とメンテナンスで最長60年まで
地盤 JHSの20年地盤保証。地盤沈下は1事故あたり最高5,000万円まで
シロアリ Jotoキソパッキング工法について竣工後10年以内の被害を累計1,000万円まで。最長30年へ延長可能
定期点検 引き渡し後3か月、1年、2年、5年、10年。業務はJIOへ委託

延長には条件が付きます。20年目まではJIOの点検を受け、必要な有償メンテナンスを行うことが前提です。そこから先は10年ごとに自社の有償点検を受け、必要なメンテナンスを続けることで最長60年まで延ばせるという案内です。

点検のあとの補修やメンテナンス、リフォームは自社の専門スタッフが対応すると書かれています。引き渡し後の相談先が分かりやすい体制です。

いっぽうで、保証書そのものは公開資料で見当たりませんでした。免責の範囲、対象になる部位、有償メンテナンスにどの項目がいくらかかるのかも確認できていません。20年目から先の点検は、10年ごとという間隔だけが示されていて、点検する項目と料金、案内が届く時期は分かりません。

口コミには、点検の対応に満足しているという投稿がある一方、問い合わせをしたあとの対応に納得できなかったという投稿もありました。

保証書と延長保証の約款は、契約の前に見せてもらいましょう。最長60年は将来の有償点検とメンテナンスを続けることが前提なので、その費用の見込みも聞いておいてください。

建てられる地域と、アトリエ花みずき・ラフェルム静岡との関係

施工できるのは、静岡県の西部と中部、それに愛知県東部の一部である東三河と新城です。建築を予定している場所が範囲に入るかは、最初の問い合わせではっきりします。

窓口の名前は1つではありません。リフォーム部門の「アトリエ花みずき」は別の会社ではなく、株式会社花みずき工房の部門です。新築住宅のブランド「ラフェルム静岡」も、公式の地域ページで運営会社が同社と表示されています。

受賞歴は、「温故知新の古民家」がLIXILメンバーズコンテスト2023のリフォーム部門で地域優秀賞を受けたと公式の沿革に書かれています。主催者側の個別ページでは確認できなかったので、会社の公式発表として受け取ってください。

商品や地域によって契約する会社が変わるという条件は確認できませんでした。契約の相手は、見積書と工事請負契約書の会社名で確かめてください。

花みずき工房が向いている人と、慎重に確かめたい人

合いやすいのは、次のような方です。

  • 注文住宅の設計を自社で手がける体制を重く見たい人
  • 耐震等級3と全棟の構造計算を基準として示す会社を探している人
  • 無垢のヒノキの柱や自然素材の質感を取り入れたい人
  • 断熱等級6を基本とし、全棟で気密測定を行う会社を候補にしたい人
  • 静岡県の西部・中部か、愛知県の東三河・新城で建てる予定の人

いっぽう、次にあてはまる方は、確認に時間をかけてください。

  • 早い段階で坪単価を知り、他社と数字で比べたい人
  • 契約するプランの性能値と計算書を、事前に書面で受け取りたい人
  • 担当者との相性を重く見て、合わないときの替え方も決めておきたい人
  • 引き渡し後の細かな仕上がりが気になりやすい人
  • 20年より先の保証を、費用まで含めて見通しておきたい人

契約前に確認しておきたいこと

口コミで不満が出ていた点と、確認できなかった点は、契約の前に書面でそろえると比べやすくなります。分かりにくい部分は遠慮なく質問してください。

  • 契約書の会社名と法人番号。株式会社花みずき工房、5080401004331になっているか
  • 総額の見積書。付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構、諸費用を含めた金額と、一式と書かれた項目の内訳
  • 契約するプランのUA値の計算書と、断熱材や窓の仕様
  • 気密測定を行う時期と、結果を書面で受け取れるかどうか
  • 構造計算の方法と計算書、長期優良住宅の認定を申請するかどうか
  • 工事中の検査を誰が何回行うかと、引き渡し前に施主が立ち会えるか
  • 保証書と延長保証の約款。免責の範囲と、20年目以降の有償点検・メンテナンスの費用
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

花みずき工房についてよくある質問

花みずき工房の評判は良いですか?

A. 話題によって分かれています。設計やデザイン、打ち合わせの提案を評価する投稿が多い一方、施工の仕上がりは9件のうち8件が気になる評価でした。今回の43件は投稿URLの件数で、うち35件は2021年以前の書き込みです。いまの応対は、見学や打ち合わせの場で確かめてください。

花みずき工房の坪単価はいくらですか?

A. 公開資料では確認できませんでした。公式サイトには、選ぶ仕様によって価格が変わるという説明があり、坪単価もその幅も載っていません。金額が分かるのはプランごとの参考例12例で、たとえば延床98.53㎡の戸建てが本体2,450万円、延床86.53㎡の平屋が2,420万円、延床164.78㎡の2世帯が3,980万円です。個別のプランの価格なので、総額の見積書で比べてください。

耐震性能や断熱性能はどのくらいですか?

A. 公式サイトの基本仕様では、耐震等級3で全棟の構造計算を行い、断熱等級6、基準のUA値は0.46W/㎡・K以下としています。気密は全棟で測定し、基本的にC値0.5以下という説明です。ただしUA値にはプランと仕様のうえでの制約があり、その中身は確認できませんでした。契約するプランの計算書と測定結果で確かめてください。

保証と点検はどうなっていますか?

A. 構造と防水が10年、設備と内装が2年です。JIOの点検と必要な有償メンテナンスを受けることで、建物保証を最長20年まで続けられます。そこから先は10年ごとの自社有償点検と必要なメンテナンスで、最長60年まで延ばせるという案内です。点検は引き渡し後3か月、1年、2年、5年、10年です。免責の範囲と費用は確認できなかったので、保証書と約款で確かめましょう。

アトリエ花みずきやラフェルム静岡は別の会社ですか?

A. どちらも同じ会社です。アトリエ花みずきは株式会社花みずき工房のリフォーム部門で、会社概要にも花みずき工房内と書かれています。ラフェルム静岡は新築住宅のブランドで、公式の地域ページに運営会社として株式会社花みずき工房が表示されています。ただし商品や地域で契約先が変わる条件は確認できなかったので、契約書の会社名は必ず見てください。

まとめ

花みずき工房について確かめられたのは、次の点です。

  • 公開されていた口コミ43件では営業・打ち合わせが17件で最多、次が施工・仕上がりの9件でした。41件は掲示板の書き込みで、35件は2021年以前の投稿です
  • 設計とデザインの話題は良い評価が中心で、施工・仕上がりは9件のうち8件が気になる評価でした
  • 運営は法人番号5080401004331の株式会社花みずき工房で、建設業許可と一級建築士事務所、宅建業免許を掲げています
  • 基本仕様は耐震等級3と全棟の構造計算、断熱等級6、基準UA値0.46W/㎡・K以下、気密は全棟測定です
  • 価格は延床25坪から50坪までのプラン別の参考例が12例あるだけで、坪単価は公開資料では確認できませんでした
  • 保証は構造・防水が10年、条件を満たせば建物保証を最長20年、さらに最長60年まで延ばせると案内されています

公開資料からは確かめられなかったこともあります。坪単価と全商品に共通する価格帯、価格に含まれる範囲。UA値0.46以下とC値0.5以下の例外条件と、どの商品まで当てはまるのか。構造計算の方法、性能評価書の取得、長期優良住宅の認定申請。保証の免責と対象部位、有償メンテナンスの費用、20年目から先の点検の項目と料金、案内が届く時期。ZEHの登録番号、建設業許可の有効期限と業種の全体も同じです。

こうした条件も、書面で出してもらえば他社と並べられます。総額の見積書、契約するプランのUA値と構造計算の計算書、気密測定の結果、保証書と延長保証の約款。この4つがそろえば、同じ条件で比べて判断できます。

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