SANKEN ARCHITECTS(三建)の評判と口コミ87件を調査|価格と保証を確認

SANKEN ARCHITECTS(三建)の評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

SANKEN ARCHITECTSは、兵庫県加古川市に本社を置き、外断熱の家づくりを中心に据えている住宅会社です。運営しているのは1978年設立の株式会社三建です。口コミには「営業と現場の担当者が親身だった」という声がある一方、「引き渡しのあとの補修や点検の連絡が進まなかった」という声もあります。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとに独自の口コミ調査を行っています。価格や住宅性能、保証にかかわる記載は、公式サイトと公的な登録情報の両方にあたって、一つずつ確かめました。

SANKEN ARCHITECTSは、外断熱の作りと断熱・気密の数値を商品ごとに公表していて、性能を数字で確かめながら選びたい方には検討する価値のある会社です。構造躯体と雨水の侵入を防ぐ部分を最長100年まで保証する制度があり、対象は2026年8月以降の契約分だと公式ページに書かれています。ただし全商品に共通する坪単価は、今回確認した範囲では公表されていません。保証も契約した日で中身が変わります。総額でそろえた見積書と保証書を、契約の前に確かめてください。

この記事でわかること

  • 口コミ87件を話題ごとに分けたとき、声がどこに集まっていたか
  • 営業と打ち合わせについて、良い評価と気になる評価の両方
  • 公式に金額が出ている2つの商品と、坪単価がないときの比べ方
  • 外断熱の厚さ、UA値とC値が商品によってどう違うのか
  • 2026年8月以降の契約が対象になる100年保証の条件と、それ以前の契約との違い
  • アフターサービスについて、気になる声が何を指していたか
  • 見積もりと契約の前に、書面でもらっておきたいもの
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月9日)

  1. SANKEN ARCHITECTSの口コミ87件を調べてわかったこと
    1. 話題ごとの件数
    2. 投稿している人の立場
  2. いちばん多かったのは営業と打ち合わせについての声
    1. 評価されていた点
    2. 気になるとされていた点
    3. 打ち合わせを始める前に決めておくこと
  3. 価格は商品ごとの目安しか確認できなかった
    1. 2つの金額の読み方
    2. 坪単価が見当たらないときの比べ方
    3. 口コミに出ていた価格の話
  4. 外断熱と気密の数値は商品によって違う
    1. 外断熱の作りと、住み心地についての声
    2. 数字は商品ごとの基準である
    3. 省エネの取り組み
  5. 耐震と構造は、採用する工法によって説明が違う
  6. 2026年8月以降の契約が対象の100年保証。契約した日で中身が変わる
    1. 100年という数字の読み方
    2. 住宅設備と、2026年8月より前の契約
  7. アフターサービスには気になる声が集まっていた
  8. 施工と仕上がり、設計とデザインについての声
    1. 施工・仕上がりの3件
    2. 設計と間取り、デザインの14件
  9. 会社としての実態と、契約する相手
    1. 建てられる地域
    2. 契約する相手がどの法人になるか
  10. 契約の前に確かめておきたいこと
  11. 向いている人と、慎重に考えたい人
  12. よくある質問
    1. SANKEN ARCHITECTSの坪単価はいくらですか
    2. 断熱性能の数値は公表されていますか
    3. 100年保証は誰でも受けられますか
    4. アフターサービスの口コミはどうでしたか
    5. 建てられるエリアはどこですか
  13. まとめ

SANKEN ARCHITECTSの口コミ87件を調べてわかったこと

公開されていた口コミ87件を7つの話題に分けたところ、いちばん多かったのは営業と打ち合わせについての声で21件でした。

87件は人数ではなく、投稿URLの件数です。無作為に選んだわけでも、公開されている投稿をすべて集めたわけでもありません。施主本人へのアンケートでもありません。ですから、この件数から世の中の割合や多数派を読み取ることはできません。

集めたのは2026年8月です。探したのは口コミ総合サイト、住宅系の掲示板やQ&Aサイト、SNS、個人ブログです。数に入ったのは掲示板やQ&Aサイトが83件、口コミ総合サイトが1件、個人ブログが3件で、SNSでは条件を満たす投稿を確認できませんでした。87件のうち74件は、同じ掲示板の1つのスレッドへの書き込みです。動画のコメントは取得の制限があり、確認できていません。

数えたのは、本文が読めて、出どころのURLをたどれ、加古川市に本社を置く株式会社三建の話だと確かめられたものだけです。URLは基本的に投稿ごとのもので、1件だけブランドのページ単位のものが含まれます。媒体の名前と投稿者は記事に出しません。公式アカウントの投稿、広告、社員としての書き込み、重複は数に入れていません。

公開投稿87件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A83件、SNS0件、個人ブログ3件、動画コメント0件。傾向別は良い24件、気になる25件、中立38件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

傾向で分けると中立がいちばん多くなりました。外断熱の仕組みをたずねる質問や、相見積もりを取ったという報告のように、評価そのものを書いていない書き込みが含まれるためです。掲示板やQ&Aサイトの書き込みには、2005年ごろのものから2020年代のものまでが含まれています。

話題ごとの件数

話題 件数 良い 気になる 中立
営業・打ち合わせ 21件 12件 6件 3件
価格・費用 19件 1件 3件 15件
住宅性能・住み心地 15件 5件 2件 8件
アフターサービス 15件 1件 9件 5件
デザイン・商品 10件 3件 1件 6件
設計・間取り 4件 2件 1件 1件
施工・仕上がり 3件 0件 3件 0件

その他に分類した投稿は0件でした。

公開投稿87件の話題別件数。住宅性能・住み心地15件、設計・間取り4件、デザイン・商品10件、営業・打ち合わせ21件、施工・仕上がり3件、価格・費用19件、アフターサービス15件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

投稿している人の立場

契約や打ち合わせの途中の方が46件、実際に建てて住んでいる方が24件、展示場や見学会を訪ねた方が17件でした。住み心地やアフターの話は建てたあとの24件から出てくるので、件数としては多くありません。

もうひとつ、「三建」という商号や、それに似た商号の法人は各地にあります。今回は所在地と公式ドメイン、法人番号1140001042951が一致するものだけを対象にしました。検索で出てきた投稿が加古川市の会社の話かどうかは、読む前に確かめてください。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

いちばん多かったのは営業と打ち合わせについての声

営業と打ち合わせの21件は、良い評価がほかの話題より多く集まりました。一方で、担当者によって印象が割れている様子も読み取れます。

評価されていた点

予算を超えてしまったものの、営業担当が落ち着いて対応してくれて、その後のアフターも親切だったという投稿がありました。建築中の対応について、営業と現場の担当者が親身だったので感謝しているという投稿もあります。契約する前に、納得できるまで仕様を詰められたという記録も残っていました。

気になるとされていた点

気になる側では、説明の内容が途中で変わった、設計に間違いがあった、完成したあとの返信が遅れた、といった不満が書かれていました。複数回にわたって見学したうえで、設備の質感と担当者の応対に不安を感じたという投稿もあります。建物そのものは良いと思ったけれど、管理職の応対が合わずに契約を見送った、という記録も残っていました。

これらは一人ひとりの体験で、会社全体の対応を決めつけられるものではありません。同じ話題で良い評価が12件出ていることも、あわせて見ておく必要があります。中立に入れた3件は、知識は豊富だが説明が学術的に感じられた、展示場ごとに提案の姿勢に差があった、設計を兼ねた担当者は親身だが提案の個性はやや弱く感じた、という内容でした。

打ち合わせを始める前に決めておくこと

口コミでは担当者ごとに印象が分かれていたので、誰が何を担当するのかは先に確かめておきたいところです。営業、設計、現場監督がそれぞれ誰なのかを初回の打ち合わせで聞き、仕様の変更と金額の増減は口頭ではなく書面で残るようにしてください。

価格は商品ごとの目安しか確認できなかった

価格は、公式サイトで分かる範囲が限られています。全商品に共通する坪単価も、注文住宅の総額の目安も、今回確認した範囲では公表されていませんでした。公式サイトで金額を確認できたのは、次の2つの商品だけです。

商品 公式に出ている金額 注記
D-Style 建物予算2,000万円台 規格をカスタマイズして建てるセミオーダー住宅。税の区分、想定する延床面積、付帯工事の範囲は確認できなかった
ONE’S CUBO 1,800万円(税別) 外構、照明、カーテン、諸費用は別途と明記されている

standard ZEROやGranDesignなど、ほかの商品に価格帯の記載は見当たりませんでした。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

2つの金額の読み方

D-Styleの2,000万円台は建物予算の目安であって、土地代も外構も含めた完成総額ではありません。ONE’S CUBOの金額も税別です。坪単価は延床面積の数え方や含める工事の範囲で変わるため、公式サイトで見当たらないこと自体を不誠実だとは言えません。住宅の情報サイトに載っている坪単価も、公式に確認できた数字ではありません。

坪単価が見当たらないときの比べ方

坪単価がなくても、費目をそろえれば他社と並べられます。本体工事、付帯工事、屋外の給排水、地盤改良、外構工事、照明とカーテン、登記と住宅ローンの諸費用、火災保険、そして土地代です。この区分で見積書を出してもらえば、金額の差がどこから来ているのかが見えます。一式と書かれた部分の内訳も求めてください。

口コミに出ていた価格の話

価格・費用の19件のうち、15件は中立に分類しました。他社と相見積もりを取った、坪単価の見当を質問した、といった検討途中の書き込みだったためです。同じ工法で相見積もりを取ったところ競合の方が建物の価格は低かった、値引きの幅は2〜3%程度だと説明を受けた、といった報告が残っていました。

気になる側では、請求書の内訳が粗く、費用の説明も尋ねないと得にくかったという投稿がありました。一方で、自己資金に合わせて手付金の額を調整してもらえたという投稿もあります。金額そのものより、説明の細かさで印象が分かれています。

外断熱と気密の数値は商品によって違う

断熱と気密は、商品ごとの数値が公式サイトに出ています。

公式に確認できた特徴の図。Fores=Fores・zero+はUA値0.26基準の商品として掲載/G3断熱=G3商品はUA値0.20W/㎡K、C値0.5cm²/㎡以下を保証すると表示/外断熱工法=板状断熱材を壁と屋根で連続施工し、気密テープやコーキングを使用/外断熱材厚さ=外断熱ページの表示は壁40mm、基礎40mm、屋根60mm/全棟気密測定=公式ページは全棟で気密測定を実施すると記載/SE構法の構造計算=SE構法採用住宅は全棟で構造計算を行い、耐震性を確認。全商品共通という記載ではない/SK-50工法=工場生産の構造用真壁パネルを使うモノコック構造で、公式説明は耐震等級3以上の強度としている。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。
項目 公式の記載
外断熱材の厚さ 壁40mm、基礎40mm、屋根60mm
Fores・zero+の断熱性能 UA値0.26W/㎡基準の家
G3の断熱・気密 UA値0.20W/㎡K、C値0.5cm²/㎡以下を保証
気密測定 全棟で実施
引き渡し時のC値 0.5未満での引き渡しを約束すると公式の技術記事に記載
ZEHシリーズの受託率 2025年度の実績79%、2030年度の目標90%。ZEH、Nearly ZEH、ZEH Orientedの合計

外断熱の作りと、住み心地についての声

公式サイトの説明では、板状の断熱材を壁と屋根で連続させて施工し、継ぎ目には気密テープやコーキングを使うとされています。柱の外側で断熱材を連続させるので、構造材のところで断熱が途切れにくいという考え方です。

口コミでも、外断熱は評価が集まっていた部分です。夏と冬の快適さを実感し、建てたあとの支援にも満足しているという投稿がありました。近所の築15年の住宅との違いとして効果を感じた、という投稿も残っています。

気になる側では、モデルハウスを見学して換気ダクトと集成材の耐久性が心配になったという投稿と、商談で耐震性能の説明がなかったので自分から質問したという投稿がありました。ダクトを使う換気は、掃除の頻度と担当で手間が変わります。設備の型番と点検や交換の費用を、打ち合わせの段階で確認しておいてください。

数字は商品ごとの基準である

表にUA値が2つ出てくるのは、商品ごとに基準が違うためです。すべての商品と地域に共通する断熱等級は確認できませんでした。気密も、全棟で測定しC値0.5未満で引き渡すという記載はありますが、どの商品が対象で、いつ測り、基準に届かないときにどう扱うのかは分かりません。自分が選ぶ商品と測定の条件を、仕様書で確かめてください。

省エネの取り組み

外断熱の住宅は、標準の仕様でZEHに対応する断熱性能と熱交換型の換気システムを備え、太陽光発電はオプションだと説明されています。2024年5月30日の告知では、BELSを全棟で標準取得すると公表しました。2026年1月の記事では、標準の仕様でGX志向型住宅に対応するとしています。ただし増改築や規格商品を含めた例外条件までは確認できていません。

耐震と構造は、採用する工法によって説明が違う

耐震についての公式の説明は、工法ごとに分かれています。SE構法を採用した住宅については、全棟で構造計算を行うという記載があります。SK-50工法は、工場で生産した構造用の真壁パネルを使うモノコック構造で、耐震等級3以上の強度を実現すると説明されています。

気をつけたいのは、この2つが全商品に共通する条件として書かれているわけではない点です。すべての商品で耐震等級3を取得するという記載は確認できませんでした。強度が等級3以上という説明と、住宅性能評価で等級3を取得することは別の話です。自分の計画がどちらの説明にあたるのかを、工法の名前とあわせて確認してください。

施工体制については、公式サイトに「三建の家は100%自社施工」と書かれています。一方、工事の説明では現場監督が協力業者とチームを組むとされ、社員の大工だけで建てるのか元請として一貫して管理するのか、定義は確認できませんでした。実際に現場へ入る会社と現場監督の責任の範囲は、契約の前に聞いておく部分です。

2026年8月以降の契約が対象の100年保証。契約した日で中身が変わる

保証の内容は、契約した日によって変わります。構造躯体と雨水の侵入を防ぐ部分を最長100年まで保証する制度があり、その対象は2026年8月以降の契約分だと公式ページに明記されています。月内のどの日から適用されるのかは記載がありませんでした。

項目 公式の記載
100年保証の対象 構造躯体と、雨水の侵入を防ぐ部分。2026年8月以降の契約分
保証を更新する条件 5年ごとの点検の実施と、必要な場合のメンテナンス工事の実施
定期点検の時期 引き渡し後1か月、6か月、1年、2年、5年、10年、以降は5年に1回で最長100年
住宅設備の保証 メーカー保証1〜2年を最大10年まで無償で延長。10年目以降は有償で、対象外の機器と修理の限度額がある
認定 長寿命住宅普及協会のベストバリューホーム認定住宅として説明

100年という数字の読み方

最長100年という表示は、何もしなくても100年もつという意味ではありません。5年ごとの点検と、必要になったメンテナンス工事の実施が更新の条件として書かれています。点検と工事を続けた場合に保証が延びていく仕組みです。

点検の料金、工事の費用、保証の対象から外れる事象、請求の限度額までは確認できませんでした。100年という数字だけで判断せず、保証の約款と維持保全の計画を書面でもらってください。

住宅設備と、2026年8月より前の契約

キッチンや給湯器などの住宅設備は、メーカーの保証を最大10年まで無償で延長すると書かれています。10年目からは有償に変わり、対象にならない機器と修理の限度額があることも明記されています。どの機器が対象外かは、設備を決める打ち合わせで確認しておきましょう。

既存のアフターサービスのページには、有償で最長30年という保証が掲載されています。ただし、これが2026年8月より前の各契約にそのまま適用されるのか、以前の契約が100年保証へ移れるのかは確認できませんでした。すでに建てている方は、手元の保証書の名称と、適用される約款を確かめるのが確実です。

アフターサービスには気になる声が集まっていた

アフターサービスの15件は、気になるが9件でした。7つの話題のなかでいちばん多い数です。良い側の1件は、グループのLINEを通じて連絡したところ、その日のうちから1週間ほどで補修の対応を受けられたという投稿でした。工事中の現場監督と大工の仕事には満足しているという投稿も中立のなかにあります。

気になる側で繰り返し出ていたのは、時間が経ってからの対応です。担当者が退職したあと、誰に相談すればよいのか分からず不安だという投稿がありました。築10年を過ぎたころから、初年度に比べて点検や相談への対応が弱まったと感じたという投稿もあります。10年点検のあとに必要だと分かった補修の連絡が、2か月以上進まなかったという記録も残っていました。

これらは個々の体験であって、いま同じ対応になるとは限りません。投稿の時期も2017年から2021年ごろのものが目立ちます。2026年8月以降の契約が対象となる100年保証では、5年ごとの点検と、必要な場合のメンテナンス工事の実施が更新の条件だと書かれています。

確かめておきたいのは、連絡の道すじです。点検の案内が誰から届くのか、担当者が替わったときの窓口はどこか、補修を頼むときの受付方法はどれか。この3つを引き渡しの前に書面か案内で残しておきましょう。

施工と仕上がり、設計とデザインについての声

施工・仕上がりの3件

施工・仕上がりに分類した投稿は3件で、いずれも気になる側でした。1件は引き渡しのあとも傷や仕上げの直しが残ったという投稿、もう1件は発注の間違いや施主検査の遅れ、引き渡し時の清掃が足りなかったという投稿でした。残る1件は、性能は評価しつつ仕様と違う施工に不満が残ったという内容です。

件数としては少ないので、会社全体の施工品質を示すものではありません。ただ、3件のうち2件は、引き渡しの前後で気づいた内容でした。施主検査にどれだけ時間を取れるのか、指摘した箇所をどう記録するのか、直したあとに誰が確認するのか。この3点を決めておきましょう。

設計と間取り、デザインの14件

設計では、契約したあとも半年以上にわたって間取りの描き直しに対応してもらったという投稿がありました。自由に設計できることを選んだ理由に挙げた投稿もあります。反対に、設計とインテリアの提案が受け身に感じられ、施主が考える割合が大きかったという投稿もありました。

デザインでは、展示場の印象について書かれた投稿が目立ちます。豪華すぎないモデルハウスだったので実際の暮らしを想像しやすかった、という投稿がありました。一方で、内装や木の質感は良い印象だったけれど外観の意匠は好みに合わなかった、という投稿も複数あります。外観の好みは口コミで決められる部分ではないので、気になる商品の完成見学会で実物を見て判断してください。

会社としての実態と、契約する相手

ブランドを運営しているのは株式会社三建で、法人番号は1140001042951、登記上の本店は兵庫県加古川市加古川町溝之口584番地です。設立は1978年12月2日、創業の地は兵庫県高砂市でした。代表取締役会長は川口雅己氏、代表取締役社長は中澤博明氏で、2026年3月21日就任の体制です。国税庁の法人番号公表サイトで確認した時点では、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。

許認可は、建設業が国土交通大臣許可(特-7)第29520号、宅地建物取引業が国土交通大臣(2)第9671号、建築士事務所が兵庫県知事登録第01A00409号です。建設業許可の括弧の中は、特定建設業であることと許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。宅建免許の括弧の数字が、免許を更新した回数を示します。

表彰では、高断熱の樹脂窓についての2024年の企画で、加古川市エリアの販売実績の前年伸長率が最も高い企業として選出されたと告知されています。沿革のページには全国1位という記載もありますが、その対象範囲は確認できませんでした。兵庫県の第9回人間サイズのまちづくり賞では、東加古川子育てプラザの事業主および施工者として掲載されています。

建てられる地域

公式サイトには、加古川、姫路、明石、神戸、大阪、米子を中心としたエリアと書かれています。大阪店の案内では大阪市を中心とする大阪府全域、米子店の案内では鳥取県全域と島根県の安来市、松江市、雲南市、出雲市の周辺とされ、名古屋支社と名古屋店も設けられています。ただし住所単位でどこまで対応できるのか、遠方の場合に追加の費用がかかるのかまでは確認できませんでした。

契約する相手がどの法人になるか

神戸支社と名古屋支社は「住マイルプラスSANKEN」という名前で案内されていますが、会社概要には商号が株式会社三建、本社が加古川、許可番号も同じものが記載されています。大阪府高石市の大阪南支店も同じ法人の拠点で、SANKEN不動産も会社名と所在地、宅建免許が一致する屋号です。名前が違っても別会社ではありません。

いっぽうで、dwell、GranDesign、jigsaw、Pal&Parkといった商品では、契約の相手までは確認できませんでした。設計を委託している先や加盟元と、施主が工事の請負契約を結ぶ相手との関係を明記した共通のページが見当たらないためです。見積書と工事請負契約書の法人名と法人番号が1140001042951と一致するかどうかを、商品ごとに確かめてください。

契約の前に確かめておきたいこと

契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

公表されていない数値も、書面でもらえば比べられます。次の項目を打ち合わせのなかで請求してください。

  • 自分のプランのUA値と、その計算書。断熱材の種類と厚さ、窓とガラスの仕様
  • 気密測定をいつ誰が行うのか。C値がいくつなら合格で、届かなかったときにどうするのか
  • 採用する工法の名前と、構造計算の方式。耐震等級を取得するのかどうか
  • 保証書の名称と、適用される約款。契約日がいつなら100年保証の対象になるのか
  • 5年ごとの点検の費用と、更新の条件になるメンテナンス工事の範囲
  • 住宅設備の保証で対象外になる機器と、修理の限度額
  • 見積書の費目。一式と書かれた部分の内訳と、土地代を含めた総額
  • 工事請負契約書に記載される法人名と法人番号。建てたい住所で対応できるかどうか

向いている人と、慎重に考えたい人

検討しやすい方 時間をかけて確認したい方
加古川、姫路、明石、神戸、大阪、米子の周辺で建てたい方 対応できるかどうかが分かりにくい地域で建てたい方
外断熱の作りと、断熱・気密の数値を見ながら選びたい方 全商品に共通する断熱等級や耐震等級を先に知りたい方
2026年8月以降に契約し、長い保証と定期点検を重視する方 2026年8月より前の契約で、保証の扱いを先に確かめたい方

よくある質問

SANKEN ARCHITECTSの坪単価はいくらですか

A. 全商品に共通する坪単価は、今回確認した範囲では公表されていませんでした。公式に金額が出ているのは、D-Styleの建物予算2,000万円台と、ONE’S CUBOの1,800万円(税別)の2つだけです。住宅の情報サイトの坪単価は公式に確認できた数字ではありません。本体工事から土地代までの費目をそろえた見積書をもらい、他社と並べるのが確実です。

断熱性能の数値は公表されていますか

A. 商品ごとに公表されています。Fores・zero+はUA値0.26を基準とする家、G3はUA値0.20W/㎡KとC値0.5cm²/㎡以下を保証する商品として掲載されています。外断熱材の厚さは壁と基礎が40mm、屋根が60mmです。気密測定は全棟で実施し、C値0.5未満で引き渡すという記載もあります。ただし全商品に共通する断熱等級は確認できませんでした。自分が選ぶ商品での設計値を計算書で確かめてください。

100年保証は誰でも受けられますか

A. 対象は2026年8月以降の契約分だと公式ページに書かれています。保証されるのは構造躯体と、雨水の侵入を防ぐ部分です。5年ごとの点検と、必要な場合のメンテナンス工事の実施が更新の条件になっています。点検の料金や対象外になる事象は確認できませんでした。それより前に契約した場合の扱いも分からないため、手元の保証書の名称と約款を確かめてください。

アフターサービスの口コミはどうでしたか

A. 今回調べた口コミのうちアフターサービスの15件は、気になるが9件、中立が5件、良いが1件でした。無作為に集めた件数ではないので、会社全体の傾向を示すものではありません。担当者が退職したあとの窓口が分からない、10年点検のあとの補修の連絡が2か月以上進まなかった、といった内容でした。良い側には、LINEで連絡してその日から1週間ほどで補修を受けたという投稿もあります。2017年から2021年ごろの投稿が目立ち、いま同じ対応になるとは限りません。

建てられるエリアはどこですか

A. 公式サイトでは、加古川、姫路、明石、神戸、大阪、米子を中心としたエリアと説明されています。大阪店は大阪府全域、米子店は鳥取県全域と島根県の安来市、松江市、雲南市、出雲市の周辺が対象です。ただし住所単位で施工できるかどうかや、遠方の場合の追加費用は確認できませんでした。建てたい土地の郵便番号と商品名を伝えて、個別に問い合わせてください。

まとめ

確かめられたのは、次の5点です。

  • 口コミ87件のうち、いちばん多い話題は営業と打ち合わせの21件で、そのうち12件が良い評価だった
  • アフターサービスの15件は気になるが9件で、時間が経ってからの対応についての投稿が中心だった
  • 公式に金額が出ているのはD-Styleの建物予算2,000万円台と、ONE’S CUBOの1,800万円(税別)の2つ
  • 2026年8月以降の契約から、構造躯体と雨水の侵入を防ぐ部分が最長100年の保証対象。5年ごとの点検と、必要な場合のメンテナンス工事の実施が更新の条件
  • 運営会社は株式会社三建で、登記記録の閉鎖を示す表示はなかった

公開資料からは確かめられなかった項目もあります。全商品に共通する坪単価と総額、断熱等級と耐震等級、C値0.5未満という基準の適用範囲と測定の条件。100年保証にかかる費用と免責、2026年8月より前の契約への扱い。100%自社施工という表記が何を指すのか、そして商品ごとの契約の相手です。

これらは書面でもらえばそろいます。自分のプランのUA値の計算書、気密測定の条件、保証の約款と点検の費用表、費目を分けた総額の見積書、工事請負契約書の法人名。この5つがそろえば、同じ条件で他社と並べて比べられます。


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