日本住宅ツーバイの評判と口コミを調査|注文住宅と戸建分譲で違う条件を確認

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日本住宅ツーバイは、神奈川県大和市に本社を置き、ツーバイフォー工法を主力にした注文住宅と戸建分譲を手がけている会社です。公開されていた口コミには、点検や補修の連絡がなかなか来ない、担当者からの返事が遅いという声もあり、建てたあとの対応が気になる方もいるでしょう。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートに加えて、住宅会社ごとの独自の口コミ調査を行っています。価格や性能、保証の内容は、公式サイトと公的な資料で確認しました。

結論として、神奈川県内で自由設計の家を建てたい方や、この会社が手がけた分譲住宅を検討している方には、確かめる価値のある会社です。ただし確認した公式ページに坪単価は見当たらず、断熱と気密の数値も一部の建物の公表値しか確認できませんでした。注文住宅と戸建分譲では契約の窓口も長期優良住宅の扱いも変わるので、自分がどちらの立場で買うのかをはっきりさせてから見積もりを取ってください。

この記事でわかること

  • 口コミでいちばん多かった話題
  • 定期点検と補修の対応について書かれていたこと
  • 打ち合わせと連絡のとり方で挙がっていた声
  • 坪単価が見当たらない中で、総額をどう確かめるか
  • 断熱と気密の数値が、どこまで公表されているか
  • 注文住宅と戸建分譲で変わる、契約の窓口と長期優良住宅の扱い
  • 建てられる地域と、確認できた許認可
家づくりのポイントを案内する建築士風のイラスト

まずはここに注目

住宅展示場へ行く前に、資料を集めて比較しておきましょう

詳しい内容を見ていく前に、ひとつだけ。建てる土地に対応した住宅会社の資料は、展示場へ行く前に集めておいてください。

住宅展示場へ行く前に、複数社のカタログを比較する理由を示した図解

一社ずつ調べるのは手間がかかります。条件に合う会社の資料をまとめて請求できるサービスを使うのが早いです。

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どれも無料で使えます。迷うなら、地域の工務店とハウスメーカーのようにタイプの違う2つを組み合わせておくと、価格や得意分野の違いが見えて候補を広げやすくなります。まずは気になったものから資料を集めてみてください。

この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産取引と住宅ローンの相談実務をふまえ、価格や保証にかかわる記載と法人の情報を、公式に公開されている資料で確認しています。(監修日:2026年9月10日)

日本住宅ツーバイの口コミで多かったのは、点検とアフターサービスの話題

調査した口コミを8つの話題に分けたところ、いちばん多かったのはアフターサービスで12件でした。引き渡しのあとの定期点検と、不具合を伝えてからの補修の進み方についての投稿です。次に多いのが営業・打ち合わせの5件で、住宅性能・住み心地と施工・仕上がりが4件ずつ続きます。関心は、家そのものより建てたあとのやりとりに集まっていました。

公開投稿31件の内訳。媒体別は口コミサイト1件、掲示板Q&A30件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い9件、気になる12件、中立10件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

調べたのは、2026年8月の時点で公開されていた、この会社に関する口コミや体験談です。内訳は口コミサイトが1件、住宅系の掲示板やQ&Aサイトが30件でした。掲示板の30件は、すべて同じ掲示板の1本のスレッドへの書き込みです。SNS、個人ブログ、動画のコメントには、本文と投稿ごとのURLを確認できるものが見つかりませんでした。

31件は人数ではなく、投稿URLの件数です。同じ人が複数の投稿をしている可能性もあります。無作為に選んだわけでも、公開されている投稿をすべて集めたわけでもありません。施主本人へのアンケートでもないので、この数字から世の中の割合や多数派を読み取ることはできません。別の会社の話と区別できなかった投稿、同じ内容の重複、本文を確認できなかったものは数から外しています。投稿がどこにあったかは口コミサイトや掲示板といった種類の範囲で示し、個々のサイト名と投稿者は本文に出していません。

傾向別では、良い評価が9件、気になる評価が12件、中立が10件でした。中立の多くは掲示板の質問です。工法を選べるのか、気密測定は全棟で行うのか、公表されている定期点検は実際に行われるのか。これから頼むかどうかを考えている人の疑問が並んでいました。

話題ごとの件数と主な内容は次のとおりです。1件につき主な話題を1つに絞って数えています。

話題 件数 良い 気になる 中立 主な内容
アフターサービス 12 3 6 3 定期点検の対応、不具合を伝えたあとの連絡
営業・打ち合わせ 5 1 4 0 連絡の抜けや返事の遅さ、打ち合わせの評価
住宅性能・住み心地 4 2 0 2 入居8年から12年の住み心地、工法と気密測定
施工・仕上がり 4 0 1 3 現場の仕事の丁寧さ、取り付けの不具合
デザイン・商品 3 1 1 1 施工例のデザインの幅、外観の選択肢
価格・費用 2 1 0 1 限られた予算での対応、建売の値引き
設計・間取り 1 1 0 0 設計担当者の提案力への評価
その他 0 0 0 0 該当なし
公開投稿31件の話題別件数。住宅性能・住み心地4件、設計・間取り1件、デザイン・商品3件、営業・打ち合わせ5件、施工・仕上がり4件、価格・費用2件、アフターサービス12件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

投稿の時期と、書いている人の立場

立場の内訳は、施主・入居者が16件、契約や打ち合わせを検討している段階が13件、それ以外が1件、書きぶりからは判断できなかったものが1件でした。住んでいる人の声と、これから頼むかどうかを考えている人の質問が混ざっています。

時期は2008年から2026年までと幅があります。古い投稿は当時の担当者と当時の仕様についての話なので、いまの対応と同じものとしては読めません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

アフターサービスの評価は、連絡と補修の進み方で分かれていた

アフターサービスは、良い評価と気になる評価が分かれた話題です。12件のうち、良い評価が3件、気になる評価が6件、中立が3件でした。分かれ目は点検そのものではなく、不具合を伝えたあとに話がどう進んだかです。

良い評価が集まっていたのは、引き渡しから数年のあいだの対応です。この会社が施工した建売に入居し、半年点検で建具を直してもらった対応を高く評価する投稿がありました。半年、1年、2年と定期の対応が続いたことに感謝する投稿や、電話の窓口と担当者の2年間の対応を評価する投稿もあります。

気になる評価に多かったのは、連絡が返ってこない、頼んだ補修が進まないという内容です。入居後に補修を頼んだのに、およそ2か月連絡が来なかったという投稿があります。再点検までは進んだものの、そのあと補修に消極的になり、やりとりを重ねるうちに信頼できなくなったという投稿もありました。10年以上住んでいる方が、不具合が出たときの姿勢に納得できなかったと書いています。

良い評価は定期点検の時期にあたる入居2年目までの話が中心でした。一方、気になる評価のほうは、10年以上住んでいると書いている投稿が1件あるだけで、ほかは入居からどれくらい経った時点の話なのかが分かりません。担当者も、どの窓口へ連絡したのかも投稿からは読み取れず、どれも個人の体験です。会社全体の対応を示すものではありません。

公式サイトのよくある質問では、定期点検は引き渡し後6か月、1年、2年、5年、10年の計5回と書かれています。点検は点検専門業者の株式会社バーンリペアへ委託し、別に専門スタッフのカスタマーセンターを常設していると説明されています。保証と点検について確認できたのは、次の内容です。

項目 公式サイトに書かれている内容
建物の保証 会社独自の保証が10年。長期保証は構造躯体と防水の部分が対象
瑕疵保険 構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防ぐ部分について10年間
地盤 着工前に登録地盤業者が調査し、物件ごとの第三者解析判定と必要な対策を行い、一邸ごとに保証書を発行
定期点検 引き渡し後6か月、1年、2年、5年、10年の計5回
点検の実施 点検専門業者の株式会社バーンリペアへ委託
相談の窓口 専門スタッフによるカスタマーセンターを常設

確認できなかったのは、10年より先のことです。保証を延ばす条件、更新のための検査、有償のメンテナンスの内容は確かめられませんでした。10年の点検を終えたあとの点検の間隔と、費用を誰が負担するのかも同じです。地盤も、保証書を発行することは公表されていますが、年数と免責の範囲は確認できませんでした。10年目まで点検が続くことと、そのあと保証が自動で延びることは別の話です。

相談の窓口が会社なのか委託先の点検業者なのかは、契約の前に確かめておきましょう。定期点検で見てもらえる項目、対象から外れる不具合を頼んだときの費用、10年を過ぎたあとの保証。この3つは書面でもらっておくと、あとから読み返せます。

打ち合わせと連絡のとり方には、気になる声が集まっていた

営業と打ち合わせについての投稿は5件で、そのうち4件が気になる評価でした。件数そのものは多くありませんが、内容は連絡の速さと正確さに集まっています。

注文住宅の完成度は悪くなかったけれど、連絡の抜けや漏れが多く負担だったという投稿があります。問い合わせへの返事が遅いという投稿や、アフターの窓口と建売の営業の接客態度に納得できなかったという投稿もありました。

一方で、注文住宅に3年ほど住んでいる方が、要望をよく聞いてくれる打ち合わせと提案、そのあとの点検の対応まで含めて満足だと書いています。設計の担当者の提案力を評価して、次の打ち合わせを楽しみにしている投稿もありました。担当者や窓口によって、受け取り方が違っていたことになります。

公式サイトでは、注文住宅にシリーズ化した商品をあえて設定せず、お客さまごとに提案する方針だと説明されています。設計は基本的に自由設計です。決めることが多いぶん打ち合わせの回数は増え、何をいつ決めたのかという記録の有無で後半の手間が変わります。

打ち合わせを始める前に、窓口になる担当者と連絡の手段を決めておきましょう。決めた内容と変更した点を書面で残してもらえば、抜けたときに早く気づけます。

価格は、施工事例の価格帯しか確認できなかった

価格は、この会社を検討するうえで情報が少ない部分です。坪単価は、公式ページにも公的な資料にも見当たりませんでした。

金額が出ているのは公式の施工事例の一覧です。事例ごとに価格帯のタグが付いていて、延べ床面積104.74平方メートルの事例が2,000万円台、92.38平方メートルの事例が3,000万円台となっています。ただし本体工事費なのか、付帯工事や諸費用まで含んだ総額なのかは書かれていません。算入の範囲が分からないので、この2つから全体の価格帯は割り出せません。

標準仕様についても同じです。公式のよくある質問には、標準仕様は更新されていくため、問い合わせの時点で詳細を個別に案内すると書かれています。何が標準で、どこから追加の費用になるのかを固定した一覧は確認できませんでした。

坪単価という数字は、延べ床面積の取り方や含まれる工事の範囲によって変わります。比べる指標として当てにしにくいので、見当たらないこと自体を問題だとは言えません。とはいえ、検討する側は何かの数字で他社と並べる必要があります。そろえるのは総額です。

総額とは、建物の本体工事費に、屋外の給排水や地盤改良といった付帯の工事費、外構、照明とカーテン、登記と住宅ローンの手数料、火災保険料、土地の代金を足した金額です。見積書に一式とだけ書かれた項目があれば、内訳を出してもらってください。何にいくらかかるのかを説明するのは会社側の役目です。

価格や費用に触れた投稿は2件ありました。予算が限られていたけれど親身に対応してもらい、できあがった注文住宅にも満足しているという投稿と、建売を買うときに値引きの余地があるかを尋ねる投稿です。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

断熱と気密の数値は、一部の建物についてだけ公表されている

断熱と気密の数値は、公表されている範囲がはっきり限られています。公式のニュースに出ているC値0.49、UA値0.59、BEI値0.58は、南林間のモデルハウス1棟についての数値です。

同じモデルハウスの仕様も公式ページに出ています。挙げられているのは、YKK AP APW330とLIXILのTW、発泡ウレタンフォームのフォームライトSL100、気密パッキン、全熱交換の換気システムです。

気をつけたいのは、この数値が全棟の標準値でも保証値でもないことです。気密については、吹付断熱のT仕様の住宅で測った実測値の一覧も公式の記事で公開されていて、過去の実測値の平均はC値0.36、2025年の平均は0.34、測定した棟数は50棟以上とされています。ただし対象はT仕様の住宅で、B仕様には気密測定の基準を設けていないと同じ記事に書かれています。注文住宅と戸建分譲に一律で当てはまるUA値、C値、断熱等級は確認できませんでした。

公式に確認できた特徴の図。主力工法=ツーバイフォー工法を主力事業としている/その他の対応工法=木造軸組構法(在来工法)とSE構法(木造ラーメン工法)にも注力すると表示/設計方式=基本は自由設計/耐震に関する公式表示=ツーバイフォー工法を耐震面で安心・安全な工法と説明しているが、同ページに耐震等級の数値はない/南林間モデルハウスの気密・断熱仕様例=同モデルではYKK APW330、LIXIL TW、フォームライトSL100、気密パッキン、全熱交換換気システムを展示・使用/ZEHに関する公式記述=公式SDGs記事は、標準仕様を見直し、高断熱化と設備高効率化の組み合わせでZEH登録を行っていると記載/アフターサービス窓口=専門スタッフによるカスタマーセンターを常設し、定期点検以外の緊急相談等にも対応。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

気密測定については、公的な一覧でも確かめられます。日本住宅ツーバイ株式会社は、登録気密測定事業所の一覧に登録番号2438で掲載されています。自社で測れる体制があるという意味であって、すべての家で測っているという意味ではありません。掲示板にも、全棟で行うのかオプション扱いなのかを尋ねる投稿がありました。

省エネの表示については、公式の特徴ページにBELSへ全棟標準で対応していると書かれ、建売住宅で5つ星を取得した実績が挙げられています。ただし同じページに、評価や表示を保証するものではないという注記もあります。ZEH登録を行っているという記載も公式の記事にありますが、登録番号と年度ごとの実績は確認できませんでした。

見積もりの段階で、自分のプランの外皮計算書をもらっておきましょう。UA値、断熱材の種類と厚さ、サッシの仕様、気密測定の有無が分かれば、モデルハウスの数値との差が見えます。

耐震は工法の説明が中心で、等級の表記は確認できなかった

耐震については、工法の説明はありますが、等級の数値は確認できませんでした。公式の特徴ページはツーバイフォー工法を地震に対して安心・安全な工法だと説明していて、同じページに耐震等級の記載はありません。

工法そのものは選べる形になっています。公式ページは、ツーバイフォー工法を主力事業としながら、木造軸組構法、いわゆる在来工法とSE構法にも力を入れていると説明しています。掲示板にも、工法を選べるのかとツーバイフォーの工期を尋ねる投稿や、在来工法に対応するのかを尋ねる投稿がありました。

確認できなかったのは、耐震等級が1、2、3のどれにあたるのか、それが全棟の標準なのか、どうやって取得するのかです。構造計算についても、許容応力度計算なのか壁量計算なのか、全棟で実施しているのかは確認できませんでした。選んだ工法によって条件が変わる可能性もあります。

施工の中身については、見えない部分まで含めて現場の仕事が丁寧かどうかを尋ねる投稿や、取り付けの不具合をメーカー任せにされたと感じたという投稿がありました。

耐震等級は書面で確かめられます。設計住宅性能評価書を取得できるかどうか、そのときの費用、構造計算の方法と計算書を渡してもらえるかどうかを、契約の前に聞いておきましょう。工法を変えて見積もりを取り直すときは、同じことをもう一度確かめてください。

注文住宅と戸建分譲で、契約の窓口と長期優良住宅の扱いが変わる

いちばん大事なのは、注文住宅を建てるのか、この会社が手がけた分譲住宅を買うのかという入り口の違いです。公式サイトの説明でも、この2つは扱いが分かれています。

注文住宅は、プランが決まったあとに契約してから費用が発生すると、公式のよくある質問に書かれています。契約する相手は日本住宅ツーバイ株式会社です。長期優良住宅にも対応できると書かれています。

戸建分譲は、J style gardenという自社の分譲住宅ブランドです。分譲事業を始めたのは2010年で、400棟あまりの実績があると公式に表示されています。ただし、購入を希望する人がこの会社から直接買う形ではありません。公式サイトには、仲介業者を紹介すると書かれています。長期優良住宅には対応していないという記載もあります。

同じ会社が建てた家でも、契約書に記載される相手が変わる可能性があります。個別の物件の売主が誰か、仲介に入る会社がどこかは、公開されている情報では一律に確認できませんでした。口コミにも、注文住宅と分譲住宅でアフターの窓口が違うのかを尋ねる投稿があります。

分譲住宅を検討する場合は、重要事項説明書と売買契約書で、日本住宅ツーバイ株式会社が売主なのか、施工だけを担当しているのかを確かめておきましょう。売主が別の会社なら、保証もアフターの窓口もその契約に沿って決まります。

デザインと設計への評価は、提案力と外観の見え方で分かれた

デザインと商品についての投稿は3件、設計と間取りについての投稿は1件で、数は多くありません。良い評価は2件です。設計担当者の提案力を高く評価する投稿があります。公式の施工例のデザインの幅を評価したうえで、要望にどこまで応えてもらえるのかを尋ねる投稿もありました。

気になる評価は、施工例の外観が似て見えるとしてデザインの選択肢を尋ねる投稿でした。外装で個性を出せるのかを尋ねる質問もありました。公式サイトは、基本は自由設計でプランもデザインも自由自在だと説明しています。分譲住宅のほうはJ style gardenというブランドにまとまっているので、注文と分譲では決められる範囲が違います。

外部の評価としては、LIXILが主催するコンペ デ ラシッサ2025のトータルコーディネート部門で、日本住宅ツーバイ株式会社が優秀賞を受けています。室内のコーディネートの賞で、住宅の性能を示すものではありません。見学のときは、その建物が注文住宅なのか分譲住宅なのかを先に聞いておきましょう。

会社の成り立ちと、公的な資料で確認できたこと

日本住宅ツーバイ株式会社は、国税庁の法人番号公表サイトに、法人番号7021001025696、本店所在地は神奈川県大和市深見西3丁目2番30号として登録されています。2026年8月に確認した時点で、登記記録の閉鎖を示す表示はありませんでした。代表者は代表取締役社長の丸山宗宜です。

設立の時期は、公式サイトの中で書き方が分かれています。会社概要は設立を昭和46年8月28日としていますが、沿革では昭和62年12月に日本住宅ツーバイ株式会社を設立したと書かれ、その差の説明は見当たりませんでした。1971年を現在の法人の設立日と断定はできません。気になる場合は履歴事項全部証明書で確かめられます。

項目 公式・公的な資料で確認できた内容
商号 日本住宅ツーバイ株式会社
法人番号 7021001025696
本店所在地 神奈川県大和市深見西3丁目2番30号
代表者 代表取締役社長 丸山 宗宜
建設業許可 神奈川県知事許可(特-3)第71598号。許可年月日は令和3年11月29日
宅地建物取引業免許 神奈川県知事(5)第24822号
一級建築士事務所 神奈川県知事第8310号
住宅保証機構の業者登録 第21003731号
登録気密測定事業所 登録番号2438

建設業許可の括弧の中の数字は、許可を受けた年度を表すもので、更新した回数ではありません。特-3は令和3年度に特定建設業の許可を受けたという意味です。一方、宅地建物取引業の免許は5年ごとの更新で、括弧の数字は更新のたびに1つ増えます。同じ括弧でも意味が違います。

グループの別法人については、公式の会社概要や事業のページで公表されているものを確認できませんでした。注文住宅も戸建分譲もリフォームも、同じ公式サイトの中でこの会社の事業として書かれています。ほかの法人が契約の相手になるという公表は見当たりませんでした。ただし、資本関係のある法人が存在しないことまでは確かめられていません。契約するときは書面の商号と法人番号を確かめてください。

建てられる地域

住宅を建てられるのは、神奈川県と、東京都では町田市、世田谷区、大田区に限られると公式のよくある質問に書かれています。リフォームはこれに練馬区が加わり、神奈川県と東京都の町田市、練馬区、世田谷区、大田区が対象です。

新築とリフォームで対象の地域が違うので、両方を考えている場合は、どちらの相談として受けてもらえるのかを先に確かめておきましょう。

日本住宅ツーバイを選ぶ理由になりそうな点

公式に確認できた内容と口コミから、選ぶ理由になりそうな点は4つあります。

  • 施工エリアを神奈川県と東京都の一部に絞り、ツーバイフォー工法のほか在来工法とSE構法にも対応している
  • 注文住宅にシリーズ化した商品を置かず、基本を自由設計としている
  • 定期点検が引き渡し後6か月から10年まで計5回あり、会社独自の建物保証10年と、構造と雨水についての10年間の瑕疵保険がある
  • 一部の建物に限られるものの、C値とUA値を具体的な数値で公表している

ただし、この4つは公式サイトと公的な資料に書かれている内容です。自分の建てる家に同じ条件が付くかどうかは、見積書と契約書で確かめてください。

契約の前に確かめておきたいこと

公式サイトと公的な資料で確認できなかった項目は、そのまま質問の一覧になります。書面でもらえれば、他社と同じ条件で並べて考えられます。

  • 総額の見積書と、一式と書かれた項目の内訳
  • 自分のプランの外皮計算書と、断熱材とサッシの仕様書、気密測定の有無
  • 耐震等級と構造計算の方法、設計住宅性能評価書を取得できるかどうか
  • 保証書と保証約款、10年より先に保証を延ばす条件と費用
  • 契約する相手の商号と法人番号、分譲住宅なら売主と仲介の会社
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

よくある質問

日本住宅ツーバイの坪単価はいくらですか

A. 確認した公式ページと公的な資料には、坪単価の数値も計算の条件も見当たりませんでした。金額が出ているのは公式の施工事例の一覧で、延べ床面積104.74平方メートルの事例が2,000万円台、92.38平方メートルの事例が3,000万円台です。ただし本体工事費なのか総額なのかは書かれていないため、全体の価格帯は読み取れません。土地代まで含めた総額の見積書をもらって比べてください。

断熱と気密の数値は公表されていますか

A. 一部だけ公表されています。南林間のモデルハウスについて、C値0.49、UA値0.59、BEI値0.58という数値が公式のニュースに出ています。気密については、T仕様の住宅で測った実測値の一覧も公開されていて、過去の実測値の平均はC値0.36、2025年の平均は0.34、測定した棟数は50棟以上とされています。ただし対象はT仕様の住宅で、UA値はモデルハウス1棟の数値しか確認できず、全棟の標準値や保証値、断熱等級も確認できませんでした。自分のプランの外皮計算書と、気密測定を行うかどうかを見積もりの段階で確かめてください。

保証と定期点検はどのくらいありますか

A. どちらも10年までが公表されています。会社独自の建物保証が10年で、長期保証は構造躯体と防水の部分が対象です。これとは別に、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について10年間の瑕疵保険が付きます。定期点検は引き渡し後6か月、1年、2年、5年、10年の計5回で、点検は専門の業者へ委託されています。10年より先に保証を延ばす条件と費用は確認できませんでした。

注文住宅と分譲住宅で違いはありますか

A. 契約の窓口と長期優良住宅の扱いが変わります。注文住宅はプランが決まったあとに会社と契約する形で、長期優良住宅にも対応できると書かれています。戸建分譲はJ style gardenというブランドで、購入希望者へ直接販売はせず仲介業者を紹介する、長期優良住宅には対応しない、と公式に説明されています。個別の物件の売主は一律に確認できないので、重要事項説明書で確かめてください。

口コミにはどんなことが書かれていましたか

A. アフターサービスについての投稿がいちばん多く、12件ありました。定期点検の対応を評価する投稿がある一方、不具合を伝えたあとの連絡や補修の進み方に納得できなかったという投稿もあります。営業と打ち合わせでは、連絡の抜けや返事の遅さを挙げる投稿が目立ちました。31件は人数ではなく投稿URLの件数で、無作為に選んだものでも全件でもないため、割合は読み取れません。

まとめ

確かめられたのは、次の6点です。

  • 口コミ31件のうち最多の話題はアフターサービスの12件で、良い評価3件、気になる評価6件、中立3件に分かれていた
  • 定期点検は引き渡し後6か月から10年まで計5回で、専門の業者へ委託していると公式に書かれている
  • 建物の保証は会社独自の10年と、構造と雨水についての10年間の瑕疵保険
  • 確認した公式ページに坪単価は見当たらず、金額が出ていたのは施工事例の価格帯だけ
  • 断熱と気密の数値は一部の建物についての公表値で、全棟の標準値ではない
  • 注文住宅は会社と契約して長期優良住宅に対応し、戸建分譲は仲介業者を通すうえ長期優良住宅には対応しない

確かめられなかった項目もあります。坪単価と価格の算入範囲、いまの標準仕様の一覧、全棟に共通するUA値とC値と断熱等級、耐震等級と構造計算の方法、10年より先の保証の延長条件、分譲住宅それぞれの売主です。どれも今回確認した公式サイトと公的な資料には見当たらなかった項目です。見積もりを取る前に、書面で出してもらえるかどうかを聞いておいてください。

神奈川県内で自由設計の家を建てたい方、この会社が手がけた分譲住宅を検討している方には、確かめる価値のある会社です。入り口が2つあるので、自分がどちらの契約をするのかをはっきりさせるところから始めてください。


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