ケンコーホームの評判と口コミを調査|長崎の注文住宅の断熱等級と価格・保証

ケンコーホームの評判・口コミと価格・性能を紹介する住宅イラスト Uncategorized

ケンコーホームは、長崎県時津町に本社を置き、県内で注文住宅と分譲住宅を手がけている会社です。公式サイトの商品一覧には、断熱等性能等級6の商品と等級5の商品が並んでいます。公開されていた口コミのほうには、担当者からの返事が遅いと感じた、予告なく訪ねてこられて不満が残った、という投稿もありました。住んでいる方の投稿そのものが少なく、判断の材料を探しにくいと感じている方もいると思います。

幸せおうち体験談では、注文住宅を建てた施主1,132人へのアンケートを行っています。これとは別に、独自の口コミ調査も住宅会社ごとに進めてきました。今回は、見つかった投稿を1件ずつ読んで話題ごとに分け、性能や保証、価格、許認可にあたる部分を公式サイトと国や県の公開資料で確かめています。

ケンコーホームは、長崎市や時津町のあたりで、断熱の数値を見ながら建てたい方には話を聞いてみてよい会社です。「いつか」「博士の家」ではUA値0.46以下、C値0.5以下という数字が公式サイトに出ていて、建設業許可は長崎県の名簿でも同じ番号で確認できました。いっぽうで、坪単価も本体価格も、確認した商品ページには載っていませんでした。断熱の数値も、総合ページと個別ページで表記が分かれていて、どちらが契約時の標準なのかは分かりませんでした。いずれも、契約の前に書面で確かめておきたいところです。

この記事でわかること

  • 公開投稿10件の内訳と、話題ごとの件数
  • 気になる評価2件の、訪問と連絡についての内容
  • 商品ごとに分かれている断熱等性能等級と、UA値・C値の表記
  • 点検6回と、10年より先へ保証を続けるための条件
  • 坪単価がない状態で他社と比べるために、そろえておきたい費目
  • 建てられる範囲が「本社から車で約1時間」とされていること
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この記事の監修
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 井口梓美
宅地建物取引業者である株式会社AZWAYの代表。不動産の取引と住宅ローンの相談にあたってきた立場から、価格や保証に関する記載と法人の情報を、公開されている一次資料で確かめています。(監修日:2026年9月13日)

  1. ケンコーホームの口コミ10件は、性能・営業・価格とアフターサービスの4つの話題に分かれました
    1. 書き込んだ方の立場と、投稿の時期
  2. 気になる評価2件は、どちらも打ち合わせの進め方についてでした
  3. 良い評価3件は、夏の住み心地と説明の分かりやすさについてでした
  4. 中立の5件は、価格と引渡し後の体制についての質問でした
  5. 断熱等性能等級は商品ごとに違い、ページによって表記が分かれる商品もあります
    1. UA値0.36と0.46以下、どちらが契約の標準かは確認できませんでした
    2. CREAR-Freeは一覧ページと個別ページで等級の表記が違います
    3. 耐震は工法の説明で、等級の確約は確認できませんでした
  6. ZEHの実績は2024年度が25パーセント、2025年度の目標は100パーセントです
  7. 点検は引渡し後10年まで6回。10年より先の保証は有償の工事が条件になります
  8. 坪単価は確認できなかった。金額が分かるのは分譲物件の情報です
  9. 契約する相手と、建てられる範囲
    1. 対象の法人と許認可
    2. 同じ名前の会社が各地にあります
    3. 建てられるのは本社から車で約1時間の範囲
    4. PACOとSwitch Styleは、契約する相手をあらためて確かめる
  10. ケンコーホームを選ぶ理由になりそうな点
  11. 契約の前に確かめておきたいこと
  12. よくある質問
    1. ケンコーホームの坪単価はいくらですか
    2. UA値0.36と0.46以下は、どちらが標準ですか
    3. 見つかった口コミが10件と少ないのは、評判に問題があるからですか
    4. 保証は何年ありますか
    5. 長崎市内でも建てられますか
  13. まとめ

ケンコーホームの口コミ10件は、性能・営業・価格とアフターサービスの4つの話題に分かれました

公開されていた投稿のうち、2026年8月の時点で本文を確認できたのは10件でした。このうち8件は、投稿1件ごとのURLがあります。残る2件は複数の投稿が1ページにまとまっていて、投稿ごとのURLがないため、ページ単位で1件と数えました。話題別に見ると、住宅性能・住み心地が3件、営業・打ち合わせが3件、価格・費用が3件、アフターサービスが1件でした。

この10件は人数ではありません。公開されていたページを一つずつ確かめて数えた件数です。集めた投稿は、無作為に選んだものでも、公開されている分をすべて集めたものでもありません。施主本人へのアンケートでもないので、この10件から割合や多数派を示すことはできません。件数が少ないため、内訳の多い少ないをそのまま会社の評価として読むのは無理があります。

媒体は総称で書いています。口コミサイトが2件、掲示板やQ&Aサイトが8件でした。掲示板やQ&Aサイトの8件のうち7件は、同じ掲示板の1本のスレッドへの書き込みです。SNSと個人ブログ、動画コメントは0件でした。本人が書いた体験を個別ページで確認できたものがなかったためで、投稿が存在しないという意味ではありません。

公開投稿10件の内訳。媒体別は口コミサイト2件、掲示板Q&A8件、SNS0件、個人ブログ0件、動画コメント0件。傾向別は良い3件、気になる2件、中立5件。
媒体別と傾向別の集計です。評価の割合を示すものではありません。

傾向別は、良い評価が3件、気になる評価が2件、どちらとも言えない中立が5件でした。

話題別の件数と、投稿に書かれていた中身は次の表のとおりです。1件につき、主な話題を1つだけ当てはめました。

話題 件数 投稿に書かれていた内容
住宅性能・住み心地 3件 夏の過ごしやすさ、断熱性、不具合への対応の早さ。湿気の意味と諸費用についての質問
営業・打ち合わせ 3件 変えられる範囲や構造、概算の説明。予告のない訪問と後日の資料、返事の遅さ
価格・費用 3件 表示価格のほかにかかる費用、実際の建築費、県内の候補数社との比較についての質問
アフターサービス 1件 引渡し後の体制と価格についての質問
設計・間取り/デザイン・商品/施工・仕上がり/その他 0件 該当する投稿を確認できませんでした
公開投稿10件の話題別件数。住宅性能・住み心地3件、設計・間取り0件、デザイン・商品0件、営業・打ち合わせ3件、施工・仕上がり0件、価格・費用3件、アフターサービス1件、その他0件。
話題別の件数です。投稿ごとに主な話題を1つだけ付けています。

書き込んだ方の立場と、投稿の時期

内訳は、検討中の方や打ち合わせ中の方が8件、建てて住んでいる方が2件です。住んでからの実感が書かれた投稿は2件しかなく、住み心地や対応の善し悪しを会社全体の話へ広げられる件数ではありません。

時期は2014年から2024年まで幅があります。10年以上前の投稿は当時の担当者と当時の仕様についての話で、今の商品の性能として読むことはできません。

気になる点を確認したら、ほかの住宅会社とも比べておきましょう

口コミだけでは判断しにくい部分も、資料を並べると、価格・間取り・保証の違いを整理しやすくなります。

気になる評価2件は、どちらも打ち合わせの進め方についてでした

気になる評価は2件で、どちらも営業・打ち合わせの話題でした。住み心地や施工の仕上がりについて、気になる内容の投稿は確認できていません。ただし、これは投稿が2件しかないという意味で、ほかに困りごとが起きていないという意味ではありません。

1件は2014年の投稿で、営業担当が予告なく訪ねてきたこと、後日渡された資料の内容に納得できなかったことが書かれていました。もう1件は2021年の投稿で、検討中の方が担当者からの返事の遅さを感じたという内容です。どちらも打ち合わせの前後の話で、投稿の時期は6年以上離れています。

同じ営業・打ち合わせの話題では、規格住宅で変えられる範囲や構造、概算の考え方を丁寧に説明してもらえたという投稿もありました。担当者や時期によって受け止めが変わる部分ですから、この2件を会社全体の進め方として読むことはできません。

連絡の取り方は、最初の面談で決めておけます。訪問の前に連絡をもらえるか、返事はどのくらいで来るか、窓口は誰かを聞いておいてください。

良い評価3件は、夏の住み心地と説明の分かりやすさについてでした

良い評価は3件で、住宅性能・住み心地が2件、営業・打ち合わせが1件でした。

住んでいる方の投稿は2件あります。1件は2024年のもので、予算に合わせて断熱の仕様を一段下げて建てたけれど、入居後の夏も快適で不満はない、という内容でした。もう1件は2016年の投稿で、断熱性と住み心地を評価し、不具合が出たときの対応も早かったと書かれています。

投稿から読み取れるのは、書かれた時期が2024年と2016年で離れていることまでです。同じ家についての投稿なのか、建てた時期や仕様がどう違うのかは分かりませんでした。とくに2024年の投稿は仕様を一段下げたうえでの感想なので、標準仕様への評価としては読めません。

残る1件は、規格住宅について変えられる範囲と構造、概算の出し方を説明してもらい、現実的に検討できたという投稿です。変更できる範囲は会社ごとに違うので、最初の説明で線引きが分かると比べやすくなります。

中立の5件は、価格と引渡し後の体制についての質問でした

中立と数えた5件は、すべて検討中の方が投げかけた質問でした。

価格についての質問が3件ありました。1件は、規格住宅の23坪プランについて、表示価格のほかに何がかかるのかを比べた投稿です。残る2件は、実際にいくらで建っているのかを尋ねた投稿と、長崎県内の候補4社を挙げて予算の範囲で建てられるかを尋ねた投稿でした。このほかに、土地代と建物代を除いた諸費用を、湿気に関する質問とあわせて尋ねた投稿が1件あります。主な話題が湿気だったので、こちらは住宅性能・住み心地に数えました。

もう1件は、営業担当は親切だと感じているものの、引渡し後の対応を専任で担う部署が見当たらない、という趣旨の質問です。投稿した方が調べた範囲での受け止めで、社内の体制を確かめたものではありません。点検や保証の窓口がどの部署なのかは、公開されている範囲では確認できませんでした。

公式サイトに掲載されているのは、引渡し後10年までの点検6回と住宅設備機器の10年保証、盆と年末年始を除く24時間対応です。体制の呼び方より、点検の時期と保証の対象、連絡先を書面で確かめるほうが確実です。

断熱等性能等級は商品ごとに違い、ページによって表記が分かれる商品もあります

公式サイトの商品一覧では、商品ごとに断熱等性能等級が書き分けられています。「いつか」と「博士の家」が等級6、HEAT20のG2にあたる表記で、「With」「Re:CREAR」「CREAR-Free」は等級5、ZEHにあたる表記です。

個別ページには、もう少し細かい数字が出ています。「いつか」と「博士の家」はUA値0.46以下、C値0.5以下で、換気はダクトレス全熱交換型の第一種です。

商品 設計 公式サイトの断熱の表記 換気
いつか/博士の家 自由設計 断熱等性能等級6。個別ページはUA値0.46以下、C値0.5以下 ダクトレス全熱交換型の第一種
With 自由設計 断熱等性能等級5。HEAT20のG1、UA値0.52を標準仕様 全熱交換型第一種の24時間換気
Re:CREAR 規格住宅 断熱等性能等級5 確認できませんでした
CREAR-Free 商品一覧では自由設計 一覧は等級5、個別ページは等級4でUA値0.72 個別ページは第三種
PACO 工場生産・現地設置 確認できませんでした 確認できませんでした
公式に確認できた特徴の図。構造=2×4商品では床・壁・天井の六面体で建物を構成する。PACOを含む全商品共通とは確認できない/耐震説明=地震などの外力を床・壁・天井の面全体で受け、荷重を分散するという2×4工法上の説明。耐震等級の数値ではない/いつか=商品個別ページの公表値はUA値0.46以下、C値0.5以下。ダクトレス全熱交換型第一種換気を掲載/博士の家=商品個別ページの公表値はUA値0.46以下、C値0.5以下。ダクトレス全熱交換型第一種換気を掲載/With=HEAT20 G1、UA値0.52を標準仕様として掲載。全熱交換型第一種24時間換気を採用/ZEH実績=公式公表の2024年度ZEH実績は25%、2025年度目標は100%。2025年度実績はこの資料に未掲載/ZEH-M実績=2024年度ZEH-M実績25%。目標は2025年度25%、2026年度30%、2027年度35%、2028年度40%、2029年度45%。
公式サイトと公的資料で確認できた内容です。確認できなかった項目は載せていません。

UA値0.36と0.46以下、どちらが契約の標準かは確認できませんでした

性能をまとめた総合ページでは、「いつか」と「博士の家」についてUA値0.36を標準仕様として掲載しています。同じ商品の個別ページはUA値0.46以下です。どちらの数字がどの条件で当てはまるのかは書かれていませんでした。

UA値は間取りや窓の大きさで一棟ごとに変わります。契約するプランの設計UA値と外皮計算書をもらって確かめてください。

CREAR-Freeは一覧ページと個別ページで等級の表記が違います

「CREAR-Free」は、商品一覧では自由設計、断熱等性能等級5として掲載されています。いっぽう個別ページでは、次世代省エネ基準にあたるUA値0.72、等級4、第三種換気と書かれていました。どちらが現在の標準なのかは確認できませんでした。

商品名だけで等級5と考えず、契約前に仕様書と省エネ計算書で等級と数字を確かめてください。C値を公式ページで確認できたのは「いつか」と「博士の家」だけで、ほかの4商品のC値は確認できませんでした。

全棟で気密測定を行っているのか、引渡しのときに実測値の報告書を受け取れるのかも確認できませんでした。公表されているC値が設計上の目標か実測値かは、契約の前に聞いておきたいところです。

耐震は工法の説明で、等級の確約は確認できませんでした

公式サイトでは、2×4工法の商品について、床と壁と天井の六面体で建物を構成し、外力を面全体で受けて分散させると説明しています。これは工法のしくみの説明で、耐震等級の数値ではありません。PACOを含めた全商品が同じ工法かどうかも確認できませんでした。

商品ごとにどの耐震等級を確約するのかは確認できませんでした。構造計算の方式と、それを全棟で行っているかどうかも同じです。耐震等級3を希望するなら、住宅性能評価の取得とあわせて個別に確認してください。

ZEHの実績は2024年度が25パーセント、2025年度の目標は100パーセントです

公式サイトのZEH実績公表ページには、2024年度の実績が25パーセント、2025年度の目標が100パーセントと掲載されています。2025年度の実績は掲載されていません。目標の数字を実績として読むことはできません。

会社は2016年度からZEHビルダーとして登録していると掲載していますが、2026年8月時点の登録番号や評価は確認できませんでした。補助金を使う予定があるなら、申請する年度の登録状況を調べてください。

太陽光発電設備の工事を事業として扱っていることは会社概要で確認できますが、すべての商品に太陽光や蓄電池が標準で付くとは確認できませんでした。ZEHという表記だけで、太陽光の容量まで含まれていると考えないでください。全棟での長期優良住宅の認定やBELSの取得も同じです。

点検は引渡し後10年まで6回。10年より先の保証は有償の工事が条件になります

定期点検は、引渡し後1か月、6か月、1年、2年、5年、10年の6回です。最初の1年で3回入るので、暮らし始めて気づいた不具合を早めに見てもらえます。

構造躯体と防水の保証については、10年点検を実施し、会社が必要と認める有償のメンテナンス工事を行った場合に継続すると書かれています。継続したあと何年まで延びるのかは明記されていません。「最長何年保証」という形では読めません。

長期優良住宅は、15年点検を行い、20年目にも点検と必要な有償メンテナンス工事を行う条件が掲載されています。一般の住宅で10年より先の点検をどの周期で続けるのかは確認できませんでした。

内容 時期・年数 公式サイトに書かれていること
定期点検 1か月・6か月・1年・2年・5年・10年 引渡し後に6回
長期優良住宅の追加点検 15年・20年 20年目は点検と必要な有償メンテナンス工事
構造躯体・防水の保証 10年より先は条件付き 10年点検と、会社が必要と認める有償メンテナンス工事を行った場合に継続。上限年数は確認できませんでした
住宅設備機器の保証 10年 キッチン、浴室、洗面化粧台、トイレ、給湯器を例示
防蟻処理 5年ごと タムガードシステムで薬剤を再注入。5年は処理の周期で、保証の年数ではありません
緊急時の対応 24時間 盆と年末年始を除く

防蟻は、保証の年数、再施工の条件、損害を補償する限度額を確認できませんでした。地盤の保証も、分譲物件では売主が負担する例と買主が負担する例の両方があり、全商品に共通する期間や限度額、費用の負担者は確認できていません。

保証書と保証約款、免責の範囲、10年より先へ続けるときの工事の内容と費用の目安。この4つを契約前に書面でもらってください。年数の長さだけでは、どこまで直してもらえるかが分かりません。

坪単価は確認できなかった。金額が分かるのは分譲物件の情報です

この会社について、いちばん材料が少ないのが価格です。商品ページを確認した範囲では、全商品に共通する坪単価も本体価格も、総額の幅も掲載されていません。

金額が示されているのは分譲物件の情報です。時津町浦郷7号地は、土地の価格が2,210万円。参考プラン97.71平方メートルで、土地と建物、付帯工事、消費税を含めたセット価格が4,267万円と掲載されています。これは1区画についての金額であって、注文住宅の目安ではありません。

坪単価という数字は、延床面積の取り方や、どこまでの工事を含めるかで動きます。会社をまたいで比べにくい指標なので、出していないこと自体を問題だとは言えません。それでも、検討する側には比べる手がかりが要ります。

比べるときは、総額の費目をそろえて並べてください。建物の本体工事のほか、屋外の給排水と地盤改良、付帯工事、外構、カーテンと照明、火災保険、登記や住宅ローンの諸費用、それに土地代が入ります。見積書に「一式」とある行は、中身を出してほしいと頼んで構いません。費用の内訳を説明するのは、本来は会社側の役目です。

口コミでも、表示価格のほかに何がかかるのかを尋ねる投稿がありました。最初の概算の段階で費目の一覧をもらっておくと、あとで金額が動いた理由を追えます。

ここまで見てきた金額が高いのか安いのかは、1社の資料だけを眺めていても判断がつきません。同じくらいの広さの家を、ほかの会社ならいくらで建てられるのか。手元に何社かのカタログがあれば、その見当がつきます。

まだ候補を絞りきる時期でなければ、タイプの違う会社をいくつか取り寄せておくと、価格の幅が見えてきます。同じ条件で見積もってもらえば、金額の差もはっきりするはずです。

契約する相手と、建てられる範囲

対象の法人と許認可

この会社の商号は株式会社ケンコーホーム、法人番号は5310001002430です。登記上の本店は長崎県西彼杵郡時津町元村郷1212番地4、代表者は代表取締役の山下剛と会社概要に掲載されています。国税庁の法人番号公表サイトでは、確認した時点で登記の記録が閉鎖された表示はありませんでした。

土地の売主は、物件によって変わります。確認できた分譲地では、建築工事請負契約の相手はどちらも同社でしたが、PACOとSwitch Styleについては確認できていません。

建設業許可は長崎県知事(特-4)第8961号です。2026年6月30日現在の長崎県の名簿にも、同じ時津町元村郷1212-4の所在地で許可番号008961として掲載され、会社概要の表記と一致しました。このほか、宅地建物取引業免許が長崎県知事(5)3521号、一級建築士事務所の登録が長崎県知事第(19)-10569号です。住宅性能保証制度の登録は(3-4201)第00438-7号です。

建設業許可の(特-4)は、括弧の中が許可を受けた年度を指しています。更新した回数ではありません。宅地建物取引業免許の(5)は数え方が違い、こちらは免許を受けた回数です。

沿革によると、現在の法人の前身は1995年5月設立の株式会社ケンコービルドで、1999年11月に旧・株式会社ケンコーホームから事業権を譲り受けて商号を変えています。公式サイトは1993年を創業の起点としていますが、当時の株式会社ケンコーホームは現在の法人とは別です。

同じ名前の会社が各地にあります

「ケンコーホーム」という商号や住宅ブランドは、埼玉県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県にも存在します。長崎県内にも、1999年に別の商号へ変わった旧・株式会社ケンコーホームがあります。

口コミやまとめ記事を読むときは、書かれている会社が長崎県時津町の法人かを先に確かめてください。手がかりは、所在地、公式サイトのドメイン kenkohome.co.jp、法人番号5310001002430の3つです。この記事で扱うのも、3点が一致した法人だけです。

建てられるのは本社から車で約1時間の範囲

公式サイトには、本社から車で約1時間で駆け付けられるエリアに限定すると書かれています。市町村ごとの一覧ではないため、対応できるかどうかは住所によって変わります。

土地が決まっているなら住所を伝えて、これから探すなら対応できる範囲を先に聞いてください。

PACOとSwitch Styleは、契約する相手をあらためて確かめる

PACOは、工場で生産した建物を現地へ運んで設置する商品で、株式会社ケンコーホームは2022年5月に加盟店になったと告知しています。運営元は別の会社で、個別の建築請負や売買の契約をどちらと結ぶのかは確認できませんでした。PACO側の受賞歴や仕様を、そのまま同社の実績として読むことはできません。

Switch Styleは、新築の住宅に約3年から5年住んだあと、購入、賃貸の継続、別の場所での新築、退去から選ぶ仕組みです。賃貸人や建物の所有者、将来の売主がどの法人になるのかは、契約書ごとに確かめてください。

分譲地でも相手が分かれます。時津町浦郷7号地は売主が株式会社ケンコーホームで、土地の契約から3か月以内に同社と建築工事請負契約を結ぶことが条件でした。いっぽうドリームタウン飯盛は、事業主・売主が株式会社永尾開発、販売代理が株式会社ケンコーホームで、建築工事請負契約の相手は株式会社ケンコーホームです。土地の売買、販売の代理、建築の請負は別の契約です。

ケンコーホームを選ぶ理由になりそうな点

公式の情報と口コミから、検討の材料になりそうな点は6つありました。

  • 「いつか」「博士の家」では、UA値0.46以下、C値0.5以下という数字が商品ページに出ている
  • 建設業許可が、長崎県の名簿でも同じ所在地・同じ番号で確認できる
  • 引渡し後10年まで6回の定期点検と、住宅設備機器の10年保証が掲載されている
  • 盆と年末年始を除いて24時間の緊急対応があると書かれている
  • 自由設計、規格住宅、工場生産のPACO、賃貸から始めるSwitch Styleと、進め方を選べる
  • 長崎県のSDGs登録事業者として県の資料に掲載され、2024年9月には献血運動推進への協力で厚生労働大臣表彰を受けたと公式サイトで公表している

住んでいる方の投稿は2件だけです。2024年の投稿は入居後の夏の快適さを、2016年の投稿は断熱性と住み心地に加えて不具合対応の早さを評価していました。件数が少ないので、会社全体の評価としては扱えません。

契約の前に確かめておきたいこと

次の項目は、公開されている情報では確認できませんでした。契約前なら、書面で出してほしいと遠慮なく頼めます。

  • 契約するプランの設計UA値と外皮計算書、断熱仕様書。C値は保証値か実測値か、測定の方法と時期
  • 希望する耐震等級と、住宅性能評価の取得。構造計算の方式と、計算書をもらえるかどうか
  • 免責の範囲まで含めた保証書と保証約款。10年点検のあとに保証を続ける工事の内容と費用の目安
  • 防蟻と地盤の保証の年数、再施工の条件、補償の限度額、費用を負担するのは誰か
  • 費目をそろえた総額の見積書と、「一式」と書かれた部分の内訳
  • 土地の売主、販売の代理、建築の請負、賃貸人の商号。契約書ごとの相手
  • 建てたい土地の住所を伝えたうえでの、対応の可否
契約前に書面で確認する5項目の図。総額の見積書と一式部分の内訳/自分のプランの性能値と計算書/引き渡し前の検査と測定の結果/保証書と保証約款、免責の範囲/点検の計画書と契約する会社名。
契約前に書面でそろえておく項目の一覧です。

よくある質問

ケンコーホームの坪単価はいくらですか

A. 公式サイトでは確認できませんでした。商品ページを確認しましたが、坪単価も本体価格も、総額の幅も載っていませんでした。金額があるのは分譲物件で、時津町浦郷7号地は土地価格2,210万円、参考プラン97.71平方メートルのセット価格が4,267万円です。1区画についての金額ですから、注文住宅の目安には使えません。土地代や諸費用まで含めた総額の見積書をもらって、他社と並べてください。

UA値0.36と0.46以下は、どちらが標準ですか

A. 確認できませんでした。性能をまとめた総合ページは「いつか」「博士の家」についてUA値0.36を標準仕様と掲載し、商品の個別ページは同じ2商品をUA値0.46以下としています。どちらの条件で当てはまるのかは書かれていません。UA値は間取りや窓の大きさで一棟ごとに変わるので、契約するプランの外皮計算書をもらって確かめてください。

見つかった口コミが10件と少ないのは、評判に問題があるからですか

A. そうとは言えません。数が少ないのは、本文を確認できて、公開されているページをあとからたどれるものだけを数えたからです。投稿ごとのURLがない口コミサイトのページは、ページ単位で1件として数えました。SNSや個人ブログ、動画のコメントは、本人の体験を個別ページで確認できたものがなく0件です。伝聞やまとめ記事、同じ名前の別会社についての投稿も外しました。件数の多さと評価の高さは、切り離して見てください。

保証は何年ありますか

A. 年数を一つに言い切れる形では掲載されていません。公式サイトに書かれているのは、住宅設備機器の10年保証と、引渡し後10年までの点検6回です。構造躯体と防水の保証は、10年点検と会社が必要と認める有償メンテナンス工事を行った場合に継続するという条件で、継続後の上限年数は確認できませんでした。防蟻と地盤の保証の年数も同じです。保証書と保証約款、それに延長の費用が分かる資料を、契約前に取り寄せてください。

長崎市内でも建てられますか

A. 住所によります。公式サイトには、本社から車で約1時間で駆け付けられるエリアに限定すると書かれていて、市町村ごとの一覧は確認できませんでした。本社は時津町にあるため、同じ長崎市内でも敷地の場所によって移動時間は変わります。土地が決まっているなら住所を伝えて、決まっていないなら探している地域を伝えて、最初に聞いてください。

まとめ

公開されている資料で確かめられたのは、次の6点でした。

  • 公開投稿は10件。住宅性能・住み心地、営業・打ち合わせ、価格・費用が3件ずつ、アフターサービスが1件
  • 傾向は良い3件、気になる2件、中立5件。気になる2件はどちらも打ち合わせの進め方について
  • 「いつか」「博士の家」はUA値0.46以下、C値0.5以下。総合ページにはUA値0.36という表記もある
  • 点検は引渡し後10年まで6回。構造躯体と防水の保証は10年点検と有償の工事を条件に続く
  • 坪単価は商品ページで確認できなかった。金額が分かるのは分譲物件の情報で、時津町浦郷7号地はセット価格4,267万円
  • 会社は株式会社ケンコーホーム、法人番号は5310001002430。土地の売主は物件によって分かれ、PACOとSwitch Styleの契約相手は確認できていない。施工は本社から車で約1時間の範囲

いっぽう、公開されている資料からは確かめられなかった項目も残りました。全商品に共通する坪単価と本体価格。契約時の標準となるUA値と、CREAR-Freeの現在の等級。商品ごとの耐震等級と構造計算の方式。保証の上限年数と、防蟻や地盤の保証の条件。2025年度のZEH実績も確認できていません。

確かめられなかった項目も、書面で出してもらえれば比べられます。自分のプランの外皮計算書、希望する耐震等級についての回答、保証書と保証約款、費目をそろえた総額の見積書。この4つで、他社と同じ条件に並べられます。

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