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<記事の情報は、2023年8月28日時点のものです>
「1,000万円未満で念願のマイホームを建てられる!」
そんな噂を聞いて、「まさか!」と驚いてしまう人もいるでしょう。
しかし結論として、実際に1,000万円未満で家を建てることは可能といえば可能です。
それが最近よく耳にする「超ローコスト住宅」というもの。
タマホームやアイフルホーム、アイダ設計などのローコストハウスメーカーの名前は誰でも一度や二度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
1,000万円未満で家が建てられると聞くと、
「そんな値段で家が建てられるの?」
「欠陥住宅ではないの?」
「建ててからのことが心配だけど?」
といった不安を感じる人も多いはず。
そこで本記事では、超ローコスト住宅の特徴やメリット・デメリット、安さの理由、品質の問題まで、気になる超ローコスト住宅の秘密に迫っていきますよ!
ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでいる)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。
はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。
もっと安くてもっと条件にあった住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては何千万円という大きな損をしてしまうことになるのです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物であり、一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめましょう。
とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いはず。
そこでおすすめしたいのが、東証プライム上場企業のLIFULLが運営している「LIFULL HOME'S」のカタログ(資料)一括請求サービスです。
LIFULL HOME'Sカタログ一括請求サービスのすごいところは、家を建てる予定のエリアや希望の条件を入力するだけで、簡単に条件にあったハウスメーカーや工務店がピックアップされ、まとめて資料請求ができるところ。
メーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。
また、上場企業が厳しい審査をしているのも大きなメリットです。
審査に通った優良住宅メーカーのみ掲載が許されているので、悪質な会社に騙されたりしつこい悪質営業をされることもありません。
家を建てる前には1番最初にカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
また、より慎重に住宅メーカーを決めたい方には、同じく東証一部上場企業のリクルートが運営している「SUUMO」の一括資料請求サービスもおすすめです。
正直、LIFULL HOME'SとSUUMOで資料請求をすればハズレないでしょう。最初は検討もしていなかったハウスメーカーや工務店の中から、予算や理想にぴったりの会社が見つかったということも意外と多いもの。
マイホームは一生に一度の大きな買い物。大きな損をしないよう、面倒くさがらずに必ずHOME`SとSUUMOのカタログ請求をしてくださいね!
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それではここから、詳しく解説をしていきます。

【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
超ローコスト住宅とは?500万円で家が建つって本当?
超ローコスト住宅とはいったいどのような住宅のことをいうのでしょうか。
実は超ローコスト住宅というカテゴリーや定義が特にある訳ではありません。
1坪当たりの建築費が50万円以上かかっても、住宅会社が呼べば超ローコスト住宅になります。
しかし一般的には、坪単価(本体工事価格を延べ床面積で割った1坪当たりの価格)が30万円台までの住宅を指すことが多いようです。
したがって建坪が30坪の家であれば、1,200万円未満で建てられることが超ローコスト住宅のひとつの目安になるでしょう。
坪単価は、住宅メーカーはもちろん、住宅を建てる地域によっても変動します。
本記事の冒頭で「1,000万円以下で家を建てることも可能」と表現しましたが、日本全国すべての地域で可能というわけではないということに注意してくださいね。
また間取りやオプションによっても、初めの提示価格より大幅に値上がりすることもあり得ます。
ハウスメーカーの担当者と十分なコミュニケーションをとり、価格に変動がないか確かめることも忘れずに行ってください。
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超ローコスト住宅はいくらくらいで建てられる?
インターネットで検索してみると、中には500万円台で新築一戸建住宅を販売しているハウスメーカーも実際に複数存在しています。
ただ一点注意したいのは表示されている「価格」。
大抵の場合、表示されている価格は建物代金のみです。
そのため建物以外にかかる外構工事、給排水工事、オプション費用、諸費用は上乗せされます。
諸費用は建物価格の5%~8%が相場となっています。
もしも500万円で家が建つとするとします。
すると単純計算で、
500万円(建物費)+25万円〜40万円(諸費用)
=525~540万円
が総費用ということになるということです。
500万円で建てられる超ローコスト住宅ってどんな家?欠陥や問題点はないの?
では、超激安とも言える500万円の家とはどのような家なのでしょうか?
500万円の家なら平屋住宅
500万円の家は、そのほとんどが平屋の住宅で建坪は20坪未満になります。
部屋は1つか2つにバス、トイレ、キッチン、洗面といった必要最低限の設備が付いた非常にシンプルな住まいになるでしょう。
また建築対応可能地域が限定されている場合もあります。
ゆったりとした広さや部屋数の多さはあまり期待できないため、単身者や夫婦二人暮らしの方などにおすすめの住まいといえるでしょう。
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超ローコスト住宅のおすすめメーカーランキング8社
この章では、おすすめのローコスト住宅のハウスメーカー8社を簡単にご紹介します。
- タマホーム
- アイフルホーム
- アイダ設計
- アエラホーム
- ユニバーサルホーム
- レオハウス
- ヒラキハウジング
- 楽ちん住宅
それぞれの会社の特徴を把握して、住宅会社選びの参考にしてください。
1.タマホーム
タマホームの年間着工件数は約10,000棟以上で、平均坪単価は34~75 万円程度といわれています。
タマホームの住宅は、ローコストでありながらも標準仕様が比較的充実しています。
ベタ基礎が標準で、オール電化仕様、最長60年保証となっていて、耐震性能も最も高いレベルの耐震等級3が基本です。
ローコスト住宅の中では費用対効果に優れた住宅といえるでしょう。
タマホームのローコスト住宅間取り事例
出典:【SUUMO】 【1,000万円台/122.96平米/間取り図あり】日当たりや家事動線などを重視 光と風に包まれる心地よい家 – タマホーム の建築実例詳細 | 注文住宅
間取り | 3LDK |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
本体価格 | 1,500〜1,999万円 |
坪単価 | 40.4万円~53.8万円 |
タマホームの施工エリア
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、新潟県、長野県、富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
※離島及び一部地域を除きます
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2.アイフルホーム
アイフルホームは年間着工件数が約5,000棟の、大手住宅設備・建材メーカー株式会社LIXILが運営しているハウスメーカーです。
平均坪単価は40~69万円程度といわれているので、超ローコスト住宅にも対応が可能でしょう。
フランチャイズ制をとっていて、国内のフランチャイズ店は200を超え、国内最大規模のハウスメーカーのひとつです。
ただしフランチャイズ展開なので、会社によって施工品質やメンテナンス・アフターサービスの対応にバラツキが多くなる傾向があります。
近年ではインターネット限定販売の「i-Prime7」が注目されていて、価格は700万円台~となっています。
※2022年4月現在、i-Prime7の販売は一時休止されています。最新情報はHP等でご確認ください。
アイフルホームのローコスト住宅間取り事例
出典:【SUUMO】 【間取り図公開/収納充実】オシャレに見えて掃除もラクラク!「隠す収納」に徹したすっきりライフ – アイフルホーム の建築実例詳細 | 注文住宅
間取り | 4LDK |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
本体価格 | 1,500〜1,999万円 |
坪単価 | 42.3万円~56.3万円 |
アイフルホームi-Prime7の施工エリア
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、新潟県、長野県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
※一部地域を除きます。
3.アイダ設計
アイダ設計は、年間着工件数が約2,700棟、平均坪単価が32 ~65万円程度の超ローコスト住宅メーカーです。
坪単価22.9万円台の住宅から高気密・高断熱住宅、二世帯住宅、ZEH仕様の住宅に至るまで幅広く対応しています。
自社販売なので、他のフランチャイズ経営のハウスメーカーに不安がある場合にはお奨めの会社です。
アイダ設計の施工エリア
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、宮城県、福島県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、京都府、大阪府、福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
※隣接地域は要相談
4.アエラホーム
アエラホームの坪単価は47~64万円程度で1,000万円代から住宅を建てることが可能です。
最大の特徴は外張りW断熱工法と呼ばれる独自の断熱工法で、ワンランク上の高気密高断熱を実現していることです。
また低価格の割に標準装備のグレードが高いことが知られています。
アエラホームのローコスト住宅間取り事例
出典:【SUUMO】 【1000万円台/20坪台/間取り図/収納充実】古くなった家を建て替え 夏は涼しく冬は暖かいシンプルモダンな家 – アエラホーム の建築実例詳細 | 注文住宅
間取り | 2LDK |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
本体価格 | 1,600万円 |
坪単価 | 54.2万円 |
アエラホームの施工エリア
青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、福岡県、熊本県、大分県
※一部地域を除きます。
5.ユニバーサルホーム
ユニバーサルホームの年間着工件数は約1,900~2,000棟で、平均坪単価は平均51~60万円といわれています。
ほかのローコストハウスメーカーよりも平均坪単価が少し高めですが、地熱を利用した暖房システム「地熱床システム」を自社で独自開発。
光熱費を抑えると共に地震対策としても有効です。
ユニバーサルホームのローコスト住宅間取り事例
出典:【SUUMO】 【間取図/床暖房/吹き抜けリビング】モノトーンでスタイリッシュに!趣味の自転車を飾って遊び心もプラス – ユニバーサルホーム の建築実例詳細 | 注文住宅
間取り | 3LDK |
家族構成 | 夫婦 |
本体価格 | 1,500万円~1,999万円 |
坪単価 | 52.9万円~70.5万円 |
ユニバーサルホームの施工エリア
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、新潟県、長野県、富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
※離島及び一部地域を除きます
平屋を建てられるおすすめのローコスト住宅メーカー3選をご紹介!
1.レオハウス
レオハウスの年間着工件数は約1,700~1,800棟、平均坪単価は40~45万円程度といわれています。
元々はタマホームのフランチャイズで、その後独立して誕生したのが現在のレオハウスです。
人気商品は「大人気の家CoCo」で、基本装備からグレードアップしたい箇所だけを選ぶことができるため、無駄なコストをかけずに自分らしい家を建てることができます。
レオハウスのローコスト住宅間取り事例
出典:【SUUMO】 【1000~1500万円・89.02m2の平屋・間取図有】大工の棟梁が選んだ、妻が笑顔になるこだわり満載の家 – レオハウス(旧:ヤマダレオハウス) の建築実例詳細 | 注文住宅
間取り | 2LDK |
家族構成 | 夫婦 |
本体価格 | ~1,499万円 |
坪単価 | ~55.7万円 |
レオハウスの施工エリア
岩手県、宮城県、福島県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
※住宅展示場の情報を元にしています。
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2.ヒラキハウジング
ヒラキハウジングは熊本県で超ローコスト住宅を作るハウスメーカーとして知られる会社です。
なかでも「建つんです500」は2LDKの平屋住宅が550万円で建てられるというもの。
キッチンやリビングの場所を自由に選べるのが魅力です。
その他にもファミリー向けに4LDK2階建てが770万円で建てられる「ガンバレ700」など、ローコストな住宅を展開しています。
ヒラキハウジングの施工エリア
熊本県熊本市近郊
3.楽ちん住宅
楽ちん住宅は千葉県茂原市で平屋住宅を専門に扱っているハウスメーカーです。
ローコストの規格住宅を多く商品展開していて、最安値は8坪1Rの553万円(税抜)~。
その他、1LDKが709万円~、2LDKが854万円~、3LDKが1,081万円~と、家賃と同程度の返済額で購入できる価格展開を行っています。
楽ちん住宅の施工エリア
千葉県茂原市近郊
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超ローコストで格安住宅が建てられる4つの理由とは?
一般的な注文住宅を建てる場合、1棟ごとに建築主が間取りや仕様を決定し、住宅会社が図面を作成して個別に建築資材を発注する流れになります。
こうするとどうしても打ち合わせや図面作成、現場管理に手間がかかり、建築資材の仕入れ価格も割高になります。
一方、超ローコスト住宅ではこのような手間をできるだけ無くして省力化し、建築資材を大量に安くまとめて発注します。
一般的な注文住宅の建設
超ローコスト住宅の建設
これが超ローコスト住宅の安さの秘密です。
この章では超ローコスト住宅が安く建てられる理由をもう少し詳しくご紹介してみたいと思います。
- 理由① 材料費を抑えている
- 理由➁ 設備・仕様をグレードダウンしている
- 理由➂ シンプルな設計になっている
- 理由➃ 人件費・広告費を抑えている
1.材料費を抑えている
超ローコスト住宅を建てている住宅会社は、間取りを規格化して仕様を統一することに加え、建築資材を大量に一括して注文することで、材料費を通常よりも安く仕入れています。
また自社で工場を持つローコストハウスメーカーもあり、工場でプレカットした材料を建築現場に搬入することで、施工の省力化を図っているところも。
材料費を抑えているといっても、決して安くて粗悪な材料を使用している訳ではないという点に注目してくださいね。
2.設備・仕様をグレードダウンしている
住宅建築では、設備や仕様の違いで同じ間取りでも合計すると数百万円の差が生じてしまうことが少なくありません。
多機能で高品質な設備やハイグレードな仕様は当然コストがかかるので、超ローコスト住宅の設備や仕様にはごく一般的なスタンダードタイプのものが採用されます。
3.シンプルな設計になっている
超ローコスト住宅では、材料と人件費を省力化してコスト削減を図るため、シンプルな設計になることがほとんどです。
設計にも施工にも手間がかかる、複雑なデザインや余分な装飾を避ける傾向にあります。
総2階の箱型形状の外観や、シンプルな切妻屋根、片流れの屋根が採用されるケースが多くなる傾向にありますよ。
4.人件費・広告費を抑えている
超ローコスト住宅では、建築主はあらかじめ住宅会社が作成したいくつかの間取りや仕様の中から選んでいくだけなので、一般的な注文住宅のように間取りや仕様を決めるための打ち合わせに社員の手間や時間がかかりません。
したがって打ち合わせの効率化で大幅なコストカットを実現しています。
また超ローコスト住宅のメーカーや工務店は、大手ハウスメーカーのように全国の住宅展示場にモデルハウスを建てたり、全国放送のテレビCMなどを行ったりしていません。
モデルハウスの維持管理やテレビCMによる広告宣伝には莫大な費用がかかります。
その分の費用は建築費に上乗せされますが、こうしたことを行っていない超ローコスト住宅の建築会社では、低価格でマイホームを提供することが可能になります。
このように超ローコスト住宅のメーカーや工務店では、少しでも他社より安い価格で住宅を提供するために、人件費や広告宣伝費を抑える経営努力を行っています。
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超ローコスト住宅の3つのメリット3選!
超ローコスト住宅の最大のメリットは建築費が安いことですが、このことから派生するメリットが他にもたくさんあります。
この章では、超ローコスト住宅の具体的なメリットを3つご紹介します。
- ローンを組みやすい
- 建築費以外に予算を回せる
- 若い世代でもマイホームを持ちやすい
順に見ていきましょう。
1.ローンを組みやすい
住宅ローンを組む際には、年収や借入額などに応じて金融機関の審査に合格しなければなりません。
超ローコスト住宅なら住宅ローンの借入額が安く抑えられるので、金融機関の融資審査に通りやすくなります。
また月々の返済額も安く抑えることができるので、状況によっては賃貸物件の家賃並みの返済額でマイホームを取得することができるでしょう。
さらに毎月の返済に余裕があれば、返済期間を短くして金利負担を安く抑えることもできます。
以下の記事では、住宅ローンについて詳しく解説しています。是非一緒にご覧ください!

2.建築費以外に予算を回せる
超ローコスト住宅では建物が安い分、建物以外にお金を掛けることができます。
3,000万円の予算で土地を購入してマイホームを建てるのであれば、建物を1,000万円で建てて、2,000万円の土地を購入することができます。
駅近で利便性の高いエリアの土地や、日当たりが良い一等地などは地価が高額になります。
建築費を抑えることができれば、土地の選択肢が大きく広がります。
土地は建物のように経年による価格の低下がないので、資産として考えた場合のメリットは大きくなるでしょう。
またマイホームの建築には、建物本体の建築費以外にもいろいろとお金がかかります。
門や塀、植栽、駐車場などの外構工事や、家具・家電・カーテン・照明器具・エアコンの購入、税金や手数料などの諸費用などです。
建築費を安く抑えることで、これらの費用も全て予算の中から捻出することができるようになるでしょう。
3.若い世代でもマイホームを持ちやすい
超ローコスト住宅なら、20代でマイホームを持つことも夢ではありません。
通常であれば、若い世代では年収の割に月々の住宅ローンの返済額の負担が大きくなるので、毎月の生活が苦しくなってしまいがちです。
しかし超ローコスト住宅であれば毎月の返済額が安く抑えられるので、マイホームを購入するチャンスが一気に広がることでしょう。
そして若いうちに家を購入することができれば、早く住宅ローンを完済することができます。
したがって老後も安心して暮らせる様になるメリットがあります。
また資金的に余裕があれば、将来ライフスタイルの変化に合わせて建て替えることも視野に入れることができるでしょう。
超ローコスト住宅は後悔する?4つのデメリット![]()
では反対に超ローコスト住宅のデメリットは何でしょうか?
超ローコスト住宅のデメリットを4つご紹介します。
- 仕様や間取りの自由度が低い
- 土地付きの物件が多い
- 素材や設備のグレードが低い
- 耐用年数が短い
一つずつ説明していきましょう。
1.仕様や間取りの自由度が低い
超ローコスト住宅は、そのほとんどが規格プランを採用していて、この間取りでこの仕様の住宅であれば○○円というのが基本です。
したがって、一般的な注文住宅が建築主のライフスタイルや好みに合わせて自由に間取りや仕様を選ぶことができるのに対して、超ローコスト住宅では選択の自由はほとんどありません。
これは、前述した超ローコスト住宅の安さの理由を考えれば仕方がないことです。
超ローコスト住宅では、住まいに自分達の暮らし方を合わせるようになることを念頭におく必要があります。
また都市部では防火規定や斜線規制があって規格プランでは対応できないため、超ローコスト住宅が建築できないケースが多くなります。
2.土地付きの物件が多い
規格プランの超ローコスト住宅は、変形地や傾斜地などの特殊な土地には対応できないことが多いため、土地付きで販売される物件が多くなります。
また住宅会社は低価格の建物を建てるだけでは利益が出にくいため、土地とセットで販売することにより利益を確保しているという事情があります。
この場合には、住宅会社が土地を購入して利益を乗せ、建築条件付きの土地として販売します。
3.素材や設備のグレードが低い
超ローコスト住宅はたとえ低価格であっても、建築基準法で定められた住宅性能はきちんとクリアできるように設計されています。
そのため基礎や構造躯体などでは大幅なコストダウンを行うことができません。
超ローコスト住宅のコストは、主に仕上げ材や住宅設備などで削減することになります。
住宅建築では、素材や住宅設備機器にハイグレードな商品を採用すると数十万円単位で価格が跳ね上がってしまいます。
したがって超ローコスト住宅では、ごく一般的なスタンダードな商品が標準採用されています。
最新機能付きの設備や質感の高い素材は全てオプション仕様となり、高額な追加工事費用が発生します。
素材や住宅設備機器にこだわりがある方にとっては、大きなデメリットといえます。
4.耐用年数が短い
住宅の耐久性は、使用される屋根材や外壁材、建材などの建築資材の耐用年数に大きく左右されます。
そして耐用年数が高いものは価格も高くなりがちです。
超ローコスト住宅に使用される外装材や建材は決して耐用年数が高いとはいえないので、それに伴い建物本体の耐久性も一般的な住宅と比べれば低くなる傾向があります。
またそれぞれのメンテナンスサイクルが短いため、建築した後のメンテナンスコストが多くかかります。
必要なメンテナンスを行わないでいると、建て替えが必要になる時期が早まってしまうので注意が必要です。
超ローコスト住宅のメリットとデメリット、両側面をよく理解し納得した上で購入することが大切です。
超ローコスト住宅を建てる際に知っておきたい3つの問題点
超ローコスト住宅を建てる際には、事前に知っておくべき注意点があります。
建築した後で後悔することがないように、以下の3つの注意点を建築する前に良く理解して対策を立てておきましょう。
- オプション価格が発生するケースがある
- アフターサービス・保証が不十分
- 施工期間が短すぎる
価格が安いというだけで安易に飛びつかないことも大切です。
1.オプション価格が発生するケースがある
超ローコスト住宅であっても、標準仕様をグレードアップしたり一部規格プランの間取りを変更したりすることは可能です。
しかし、そもそも超ローコスト住宅は選択可能範囲内の基本仕様や規格プランで建築することを前提に価格を安く設定しているものです。
したがって、仕様のグレードアップやプラン変更を行うと、追加のオプション費用が割高になる傾向があります。
オプションを追加した結果、一般的な注文住宅と変わらない価格になったというのはよくある失敗事例です。
2.アフターサービス・保証が不十分
超ローコスト住宅は大手ハウスメーカーが建てる注文住宅などと比較すると、建築した後の保証やアフターサービスの面で劣ることは否めません。
充実した保証内容やアフターサービスは望めないことがほとんどでしょう。
一般的な注文住宅では、10年程度の無料定期点検制度や長期の保証・アフターサービス期間があるのに対し、超ローコスト住宅では住宅会社の保証期間が短かったり、定期点検が有料だったりすることもあります。
またアフターサービス体制が整っていないため対応が遅いというケースも稀にあるようなので、注意が必要です。
3.施工期間が短すぎる
超ローコスト住宅は、施工の省力化を図って工期を短縮し、建築コストを削減しています。
建坪25~30坪程度の一般的な木造2階建て注文住宅の工期が約4か月~6か月程度なのに対し、超ローコスト住宅の工期はや3か月~4か月程度と短くなることが多いです。
工期が短いことは必ずしも悪いことではありませんが、あまりにも短い工期の場合には監理が不十分となり欠陥住宅や手抜き工事のリスクにもつながるので注意が必要です。
着工から完成までの予定工期が3か月未満になるようでしたら十分に注意した方が良いでしょう。
引き渡し前にホームインスペクション(住宅診断)などを利用して、性能を確認するのもおすすめです。
なお、家を買う際は、どの不動産会社を選ぶのか、どのタイミングで住宅を購入するのかなど、住宅購入に失敗しないためには気をつけるべきことが沢山あります。
住宅の購入を決断する前に、あらかじめ入念な計画を立てるようにしましょう。
以下の記事では、家を購入する際の注意点やポイントなどを解説しています。併せてご覧ください!
家を買うなら2022年の「今」が狙い目!家を買うのにかかるお金とメリットなどの特徴まとめ
まとめ
ローコスト住宅は、比較的少ない資金でも新築のマイホームを取得できるのが最大のメリット。
しかしデメリットや注意点もあるので、購入する前には十分にデメリットを把握して納得した上で検討することが大切です。
特に一般の住宅よりも建築した後のメンテナンス費用が高くなる傾向があるので注意が必要です。
またローコスト住宅を建てる際には、竣工後の保証やアフターサービスについての内容を良く確認しておくことも忘れないようにしましょう。
ローコスト住宅のメーカーの中にも、保証制度が充実しているメーカーもあります。
住宅は建築した後が重要なので、あまり建築費だけにとらわれ過ぎないようにしましょう。
また、ローコストハウスメーカー以外にも地域で評判の高い工務店がローコスト住宅を数多く手掛けていることもあります。
地域の工務店の方がローコストを実現しやすい面もあるので、複数の住宅会社を比較してみることが大切です。
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